JPH05774A - 原稿給送装置 - Google Patents

原稿給送装置

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JPH05774A
JPH05774A JP11927191A JP11927191A JPH05774A JP H05774 A JPH05774 A JP H05774A JP 11927191 A JP11927191 A JP 11927191A JP 11927191 A JP11927191 A JP 11927191A JP H05774 A JPH05774 A JP H05774A
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Application number
JP11927191A
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English (en)
Inventor
Kenji Baba
馬場健次
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Nisca Corp
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Publication date
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Publication of JPH05774A publication Critical patent/JPH05774A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の本体上方に原稿トレーを設け、その下
方の、本体との間に排紙トレーを設けた、いわゆる省ス
ペース型の原稿給送装置において、排出されてくる原稿
が原稿トレーに衝突して整頓性を乱したり、原稿を折っ
たりなどしないようにする。 【構成】 排出原稿の先端が原稿トレーの下に入り込む
直前に、原稿の排出速度を減速または一時停止させて、
原稿先端部を下方に垂下させるように制御する制御手段
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】略水平に置かれた原稿トレーの下
方に排紙トレーを設置し、排出される原稿を前記原稿ト
レーの下方に潜らせるようにして、装置全体の平面占有
面積が最小になるようにした、所謂省スペース形の原稿
給送装置に関し、例えば複写機等の画像形成装置のプラ
テン上に載置されるものに係る。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置は近年益々小型
化し、占有床面積等に対する要求が一層厳しくなる傾向
にある。しかして、このような画像形成装置(以後、本
明細書においては本体装置Cと称する。)のプラテン上
に載置され、原稿を給送する原稿給送装置についても、
その平面占有面積が前記画像形成装置の平面枠内に収ま
るよう、いわゆる省スペース形が求められるようになっ
てきている。このような要請に応えるために、従来装置
枠体の外方にはみ出るように設けられていた原稿トレー
および排紙トレーを、枠体上方に重なるようにして、先
ず原稿トレーを枠体上方に設け、排紙トレーをその下方
の枠体との間に設けることが一般化しつつある。
【0003】このような省スペース形とすることによ
り、画像形成装置をオフィスの壁面に近接して設置する
ことができ、省スペースに寄与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿ト
レーと排紙トレーとを上記のような省スペース形に配設
したものでは、排出されてくる原稿の先端が、原稿トレ
ーの下面に衝合して整列が乱れたり、折れ曲がったり、
カール原稿などのように、甚だしい場合には排紙トレー
ではなしに原稿トレーの方に飛来するといった問題点が
あった。特に、画像形成装置の高速化に伴い排出速度を
大きくしたもの、長大な原稿を処理する所謂ラージスケ
ール型の装置、腰が弱く薄い原稿、あるいは上記のよう
なカールした原稿の場合などに問題が発生し易いという
傾向があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目して成
されたもので、原稿トレーの下方に排紙トレーを配設し
た、所謂省スペース形に構成しながら、排出される原稿
が原稿トレーに衝合せず、従って整列が乱れたり、折れ
曲がって排紙トレー状に積層されたり、あるいは原稿ト
レー側に飛散するようなことのない原稿給送装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、原稿トレーか
ら送り出された原稿を搬送する第1の搬送手段と、この
第1の搬送手段によって搬送された原稿を所定位置にセ
ットする第2の搬送手段と、この第2の搬送手段によっ
て所定位置から送り出される原稿を搬送する第3の搬送
手段と、原稿トレーと第2の搬送手段との間に設けられ
る排紙トレーとを備え、原稿排出方向の仮想延長線近傍
に原稿トレーの先端部が設置される原稿給送装置におい
て、少なくとも前記第3の搬送手段より排出される原稿
先端が、略垂直方向から見て前記原稿トレーの下側に入
り込む以前に、排出原稿の排出速度を減速若しくは停止
する制御手段を備えたものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。
【0008】初めに構成を説明する。
【0009】原稿給送装置10は図1に示すように、原
稿を載置する原稿トレー11、この原稿トレー11から
の原稿を1枚に分離して給紙する第1の搬送手段として
の給紙部20、この給紙部20からの原稿を受けて搬送
し、本体装置CのプラテンP上に定位して露光処理を受
けさせる第2の搬送手段としての搬送部50、露光ずみ
原稿を排出する第3の搬送手段、例えば排出部60、排
出された原稿を集積する排紙トレー12、および図示し
ない制御手段である制御装置などから成っている。
【0010】本原稿給送装置10は図1のように、前記
原稿トレー11上の原稿が図において左方向に供給さ
れ、一循環して原稿トレー11の下方に設けられた排紙
トレー12上に排出されてくるように構成されたもの
で、大きなスペースをとる前記原稿トレー11や、排紙
トレー12が、装置10の外方に突出せず、本体装置C
の設置スペースの節約に貢献する、いわゆる省スペース
型に成されている。
【0011】しかして、上記給紙部20、搬送部50お
よび排出部60は第1駆動手段としての第1駆動モータ
M1によって、また排出部60は別に第2駆動手段とし
ての第2駆動モータM2によってもそれぞれ駆動される
よう構成されているが、構成の詳細については後述す
る。
【0012】ここで、図2および図3を援用して給紙部
20の構成詳細を説明する。
【0013】給紙部20には、原稿トレー11の下流側
端部に続き、搬送部50の入り口まで延びて原稿を案内
するガイド板21が設けられている。
【0014】前記ガイド板21の最上流側下方には軸2
2によって回転する繰出し手段、例えば半月ローラ23
が設けられている。この半月ローラ23は原稿トレー1
1上の原稿の最下位のものに接してこれを繰り出そうと
するもので、そのホームポジッション(HPS)では切
欠側23aが上方に向いていてガイド板21の下に隠れ
ている。
【0015】半月ローラ23の間からはアーム部25b
において軸24に軸支され、前記ガイド板21を貫通し
て出没自在に成されたストッパ手段、例えばストッパ2
5が設けられている。このストッパ25は前記ガイド板
21を貫通して、原稿の先端部を規制する爪部25aを
有している。また、アーム部25bはレバー28と一体
結合されている。
【0016】そして、前記レバー28はピン27によっ
て第2ソレノイド(SOL2)26のプランジャ26a
と結合している。さらに、このレバー28はばね29に
よって上方に付勢されており、この付勢力によってSO
L2の消勢時にはレバー28は図2において時計方向に
回動付勢され、連れてストッパー25も時計方向に回動
し、爪部25aはガイド板21から突出しており、原稿
先端部の規制態勢にある。
【0017】ガイド板21に沿って下流側には軸30a
とともに回転し、原稿を送る送りローラ30が設けられ
ている。
【0018】さらに、この送りローラ30の上方には、
一対のローラ32、33と、このローラ対32、33に
張架された分離ベルト34とで構成された分離手段31
が設けられている。ローラ32、33はそれぞれ軸32
a、33aに固定されており、この内軸32aが駆動軸
であって、図2において反時計方向に回転し、最下位の
原稿以外を上流側に押し戻すように作用する。
【0019】上記軸32aには最上位の原稿に接し、上
方から原稿を押圧する原稿押圧手段35が揺動自在に枢
支されている。この原稿押圧手段35は、原稿に接する
押圧板部35aと、自重によって原稿に押圧力を与える
重錘部35bとで構成されている。原稿押圧手段35に
は、その自重以上の力を加える第1ソレノイド(SOL
1)36が添えられている。重錘部35bとSOL1の
プランジャ36aとは連結レバー37を介してそれぞれ
ピン36b及びピン38によって結合されている。
【0020】しかして図2および図3に示すように、S
OL1、SOL2が共に非励磁のとき、ストッパ25は
レバー28に掛けられたばね29によってその爪部25
aが上方に突出しており、爪部25aの先端が原稿押圧
手段35の押圧板部35aに係合してこれを上方に押し
上げている。そこで、図2に示すように、ガイド板21
の上面と前記爪部25aの背面と原稿押圧手段35の押
圧板部35aの下面とで原稿を逃がさない原稿セット空
間Hを形成している。この原稿セット空間Hにセットさ
れた原稿は、前記爪部25aの先端部が前記押圧板部3
5aの下面と当接部hで強く当接しているから、この部
分から原稿が漏れ出ることはない。なお、原稿セット空
間には、原稿の有無を検知するエンプティセンサETS
が設けられている。
【0021】SOL2が動作してプランジャ26aが吸
引されると、ストッパ25は図において反時計方向に回
動して、爪部25aがガイド板21の面から引き下が
り、原稿押圧手段35は自重によって時計方向に回動し
て、図4のように押圧板部35aが原稿の上面を押え
る。なお、この動作については後に作用のところで詳述
する。
【0022】ガイド板21はさらに延在しやがて湾曲し
て外ガイド板21aとともに原稿を反転させて搬送部5
0入り口に導いている。そして前記湾曲部付近に原稿の
先端を捕え、姿勢を整えて給紙タイミングを図るレジス
トローラ40、同じくレジストピンチローラ41、およ
び給紙される原稿の給紙タイミングなどを検知するレジ
ストセンサ42などが配設されている。
【0023】搬送部50は図1、図4のように原稿給送
装置10の側板13に、一対のベルトローラ51、52
を軸支し、これらベルトローラ51、52に搬送ベルト
53を張架し、さらに複数個のプレスローラ54を配備
して構成されている。
【0024】ここで図4および図5に基づき、第1駆動
モータM1の駆動系について説明する。
【0025】第1駆動モータM1の出力軸の駆動プーリ
101はタイミングベルト102を介して従動プーリ1
03を駆動している。この従動プーリ軸103aには電
磁ブレーキ104が設けられており、適時に軸103a
に制動が掛かるようになっている。従動プーリ軸103
aにはギャ105が並列に固定されており、中間ギャ1
06を介してギャ107に伝達されている。ギャ105
にはワンウエークラッチ(ow)105aが嵌装されて
おり、M1正転時に搬送部側への駆動伝達を遮断してい
る。
【0026】ギャ107は同軸にギャ108を有し、こ
のギャ108はギャ109、110を介して分離手段3
1のローラ軸32aのギャ111と噛合しており、ギャ
109はow109aを内蔵していて、M1逆転時に分
離手段31および半月ローラ23、送りローラ30への
動力伝達を遮断している。さらに、ギャ109は送りロ
ーラ30の軸30aと同軸のプーリ112と同軸に成さ
れ、このプーリ112はタイミングベルト113を介し
て半月ローラ23の軸22と同軸のプーリ114と結合
している。プーリ114にはow114aが嵌装されて
いる。
【0027】一方従動プーリ軸103aと同軸にプーリ
120が固結されており、タイミングベルト121を介
してプーリ122に動力伝達されている。このプーリ1
22はベルトローラ軸51aに設けられており、搬送部
50への動力伝達がなされるとともに、同軸のギャ12
3と、中間ギャ124を経てレジストローラ40の軸4
0a上のギャ125と結合されている。なお軸40aに
は前記ギャ125を適時に係脱させるクラッチ126が
設けられている。
【0028】なお、この第1駆動モータM1はベルトロ
ーラ51から搬送ベルト53を経てベルトローラ52に
伝えられ、ベルトローラ軸52から排出部60の引抜き
ローラ62および排紙ローラ65まで駆動力が伝達され
ている。つまり、この第1駆動モータM1は給紙部2
0、搬送部50および排出部60を駆動可能に結合され
ているが、このことについては後段においてさらに詳し
く説明する。
【0029】次に図1および図4乃至図8を参照して排
出部60の構成を説明する。
【0030】排出部60は搬送部50の出口から大きく
湾曲して原稿をほぼ180度反転させる排出ガイド61
が設けられている。そして、排出ガイド61に沿って搬
送部50に近いところから、軸62aに固結された引抜
きローラ62、ピンチローラ63、および排紙センサ6
3が設けられ、排出口64近くには軸65aに固結され
た排紙ローラ65が設けられている。
【0031】第2駆動モータM2の駆動系は図8などに
示すように、第2駆動モータM2の出力軸の駆動プーリ
201にタイミングベルト202を介して従動プーリ2
03が結合され、従動プーリ203と同軸にプーリ20
4が設けられ、タイミングベルト205を介してプーリ
206が結合されている。プーリ206は引抜きローラ
62の軸62aにワンウエークラッチ(ow)206a
を介して結合されている。このow206aの作用につ
いては後述する。さらに前記軸62aには同じくワンウ
エークラッチ(ow)207aを介してギャ207が結
合されている。このow207aは搬送部50側の駆動
力を排出部50に伝えるとともに、排出部50側からの
駆動力を遮断する結合手段を構成するものであるが、そ
の機能については後に詳細に説明する。
【0032】ギャ207にはギャ208が噛合し、この
ギャ208は同軸にギャ209を固結し、このギャ20
9は搬送部50の軸52aに固結されているギャ210
と噛合している。
【0033】一方前記引抜きローラ62の軸62aには
前記ギャ207とともに、プーリ211が固結されてお
り、タイミングベルト212を介して排紙ローラ65の
軸65aに固結されたプーリ213に動力を伝達してい
る。
【0034】しかして、既に述べたように第1駆動モー
タM1の駆動力は搬送部50からこの排出部60にも伝
達されており、ベルトローラ軸52aからギャ210→
209→208→207を経てプーリ211および21
3へ伝達される。この際は前記ow207aは結合状態
となり、前記第1駆動モータM1の動力を伝達する一
方、ow206aは自由状態となって、前記動力が第2
駆動モータM2に伝達されるのを防止している。
【0035】そして、逆に第2駆動モータM2が動作す
るときにはow206aが結合して軸62aに動力を伝
え、引抜きローラ62および排紙ローラ65を駆動する
とともに、一方の結合手段であるow207aは自由状
態となって前記第2駆動モータM2の駆動力が搬送部5
0側に伝達するのを防止している。
【0036】次に図示しない制御装置にはエンプティセ
ンサETS、レジストセンサ42や排紙センサ63など
からの入力信号をうけて所定の演算を実施し、この演算
結果や本体装置Cからの各種指令信号に基づき、前記各
駆動モータM1、M2、SOL1、2およびクラッチ1
26などを適時に駆動制御したり、制御結果などを本体
装置Cに発信するCPUを備えている。その作用につい
ては後にフローチャートによって詳述する。
【0037】次に上記各図および図9以下のフローチャ
ートおよび図14以下の動作図を参照して装置10の動
作を説明する。
【0038】先ず電源が投入されると、第1駆動モータ
M1が正転して、半月ローラ23が図2のように切欠部
23を上方に向けたホームポジッションHPSに回動し
て停止する。この際図示外のHPSセンサがそのHPS
の位置検出を行う(ステップS00)。そこで、原稿ト
レー11上に原稿をセットすることにより、エンプティ
センサETSがONとなり、給紙準備が完了する(S0
1)。
【0039】ここで本体装置C側からの給紙信号を受け
ると、給紙動作開始となり、M1正転。約100ms後
にSOL2励磁。これにより、レバー28、従ってスト
ッパ25が反時計方向に回動し、爪部25aによって上
方に押し上げられていた原稿押圧手段35は自重で下方
に落下し、原稿の最上紙に軽く接する。そして、50m
s後に今度は25ms間だけSOL1を吸引し前記押圧
手段35の原稿に対する押圧力を加勢する(S1〜S
5)。かくして、原稿は確実に繰り出され、送りローラ
30と分離ベルト34とによって一枚に分離されて送ら
れて行く。
【0040】そして、レジストセンサ42(REGS)
ON10ms後にM1停止、クラッチ126ONしてレ
ジスト動作が完了する(S6〜S8)。
【0041】レジスト完了50ms後に今度はM1逆転
して搬送動作開始(線速度v=800mm/s、この送
り線速度は後にも説明するが第1の速度である。)、同
時にサイズカウンタがセットされる(S9、S10)。
サイズカウントupで図示外の幅センサ情報と併せて原
稿のサイズ情報が検出される。そして、この情報に基づ
いて原稿停止までのパルスがセットされる(S11〜S
13)。M1逆転時には図5で判るようにベルトローラ
51は搬送動作を行い、この運動は図8のようにベルト
ローラ52に伝達される、そして引抜きローラ62へも
伝達される。しかし、ow109aの作用によってこの
駆動力は半月ローラ23、分離ローラ32、送りローラ
30などへは伝達されない。
【0042】上記パルスupでM1停止、クラッチ12
6OFF、ブレーキ104ONとなり、この第1原稿は
図 のようにプラテンPの基準位置P1に定位され、本
体装置Cとしては、ここで複写動作(露光)を実行する
(S14、S15)。
【0043】原稿給送装置10としては、上記S15の
50ms後に、給紙原稿サイズによって、原稿がA4、
レター以上の場合にはB(ステップS50)以降の制御
がなされ、以下の場合にのみ次のS18以降の制御がな
される(S16、S17)。そこで、原稿サイズがA
4、レター以下の場合には、2枚目の原稿(第2原稿)
の先だし動作のため、M1正転(S18)。50ms後
にSOL1=ONにより押圧手段35にソレノイド36
の吸引力が25ms間だけ加重される(S19〜S2
1)。この間に第2原稿が繰り出され、そしてSOL1
=OFFにより、押圧力は自重のみとなって分離作用を
受けてながら送られる(S22)。
【0044】ついでREGS=ONとなった10ms後
にM1停止、クラッチONでレジスト完了(第2原稿先
出し)となる。(図 参照)。そして、50ms後に次
の給紙スタート待ちの状態となる(S23〜S27)。
【0045】次の給紙(第2原稿)スタート信号によっ
て(S28)、ブレーキOFF、M1逆転、第1原稿排
出開始(線速度v=800mm/s、第2の速度)、同
時に原稿間隔をレジストローラ41回転開始のタイミン
グでセットするためのクラッチ126接続タイミングの
パルスカウントをセット(S29)。そして、100m
s後M2がv=400mm/s、即ち第2の速度で動作
開始する(S30、S31)。一方、S29でセットさ
れたパルスupでクラッチ126が接続し、これまでフ
リーであったレジストローラ41がM1と結合し、第2
原稿の搬送を開始する。これまでに、先行の第1の原稿
は排出部60の引抜きローラ62にニップされ、第1原
稿の後端と第2原稿の先端とは所定の間隔、例えば15
8mmだけ開くこととなる(S32、S33)。
【0046】そして、第2原稿の停止位置が確認(パル
スup)されたら、M1停止、クラッチOFF、ブレー
キ104ONで、第2原稿は所定位置P1に定位し、本
体装置Cは露光を開始する(S34、S35)。この間
に第2駆動モータM2は引抜き動作を続行し、一方給紙
側ではM1の正転によって第3原稿の先出し動作が行わ
れる(S36)。
【0047】搬送部50から引き抜かれた第1原稿によ
って排紙センサONとなった時点でサイズ対応のパルス
カウンタがセットされ、このパルスupでM2の送り線
速度はv=200のmm/sに減速される。この減速に
よって、原稿の先端が排出速度の勢いに乗って浮揚し
て、その先端が原稿トレー11の背面に衝突し、整頓性
を失ったり、折れ曲がって原稿自体を損傷したりするの
を防止する(S37〜S40)。
【0048】そして排紙センサ63によって原稿の後端
が検知されるとM2停止カウントがセットされ、カウン
トupによってM2は停止し、第1原稿の排紙動作が完
了する(S41〜S44)。そして、ETS=ONであ
ればステップS18から以降の動作が繰り返される(S
45)。
【0049】S45でETS=OFFであれば、さらに
排紙センサ63が2回動作完了までステップS37以降
を繰り返し、経路中の原稿の完全排出を確認することに
よって給送動作が終わる(S46)。
【0050】一方、ステップS17において、原稿サイ
ズがA4、レター以上、すなわちラージサイズと判定さ
れたときはステップS50以降の動作を行う。
【0051】すなわち、次の給紙スタート信号を待機
し、スタート信号によってブレーキ104がOFFとな
り、M1の逆転によりv=800mm/s(第1の速
度)で排紙運動が100ms間実行される(S50〜S
52)、そしてこの区間では結合手段ow207aは結
合状態であり、搬送部50と排出部60とは同速で駆動
され、原稿に無理な力が掛からない。そして100ms
後にM2はv=200mm/s(第2の速度)で操作さ
せる(S53)。
【0052】排紙センサ63ONで原稿サイズに応じた
減速タイミングのパルスp1と、原稿の先端を下に向け
るための大サイズの一時的な減速のタイミングのパルス
p2のカウントを開始する(S54、S55)。
【0053】前記p2カウントupでM1停止、排紙速
度はM2の200mm/sに減速される。そして、50
ms後に今度はM2を400mm/sに増速する。さら
にp1カウントupでM2を再度v=200mm/sに
減速する(S56〜S61)。このように適時に排出速
度を加減することによって、原稿が浮揚して原稿トレー
11の方に乗り上げたり、トレー11に衝突して整頓を
乱したりするのを防止している。
【0054】排紙センサ63が原稿の後端を検出したな
らば、M2停止のためのカウントがセットされ、カウン
トupでM2は停止し、ここで排紙動作完了となる(S
62〜S65)。
【0055】そして50ms後にETS=ONならばS
50に、またETS=OFFならば、これ以後の排紙セ
ンサ63による原稿後端検知の回数を1回数え、未完な
らばS51へ。1回完了ならば経路中の原稿の排出が確
認されたので給送動作は完了となる(S66〜S6
8)。
【0056】次に図15、図16により一変形例を説明
する。
【0057】この原稿給送装置70は、図示のように第
1搬送手段側及び(または第3搬送手段側)にスイッチ
バック機構71、72を設けたものである。
【0058】既述の装置10では原稿は2回の反転を経
て排紙トレー12上に帰還するのであるが、例えば裏面
の露光を行いたい場合や、背面積みなどとしたい場合に
は経路途中でスイッチバックをする必要がある。本例は
このような構成でも、本発明が適用できるものである。
【0059】図16にスイッチバック機構71の構成を
示している。
【0060】スイッチバック機構71は切換え三叉路を
構成する経路73a、73b、73c、73d内に揺動
自在に配設され、図示外の駆動手段で反転給送と、スイ
ッチバック給送を切り換える切換えゲート部材74と、
この切換えゲート部材74の尾部から突設されたマイラ
ーなどの弾性材料に成るスイッチバック用舌部材75
と、適時に原稿を機外に出入させるスイッチバックロー
ラ76などから構成されている。
【0061】しかして、通常の反転給送時には、切換え
ゲート部材74は図の破線に示す位置に回動し、経路7
3bを開く。そしてスイッチバック給送時には実線の位
置に回動して経路73cを開く。この際舌部材75は経
路73cを塞いでいるようであるが、基部をゲート部材
74に埋設し、端部は原稿の進行方向に伸びているの
で、原稿は自在に進行することができ、反対に再進入時
には経路73dへ導くように作用するものである。
【0062】スイッチバック機構72の方も同様の構成
であり、説明を省略する。
【0063】
【発明の効果】請求項1の原稿給送装置では、少なくと
も第3の搬送手段より排出される原稿先端が、略垂直方
向から見て少なくとも原稿トレーの下側に入り込む以前
に、排出原稿の排出速度を減速若しくは停止する制御手
段を備え、また請求項2の原稿給送装置では第3の搬送
手段から排出中の原稿先端が少なくとも原稿トレーに接
触する以前に、該排出原稿の排出速度を減速若しくは一
時停止する制御手段を備えたから、原稿トレーの下方近
傍に排紙トレーを配設しながら、排出される原稿を確実
に排紙トレー内に収納することができる。また、排出原
稿が原稿トレーに接触して整列が乱れたり、先端部が損
傷を受けることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿給送装置の縦断側面図
【図2】給紙部の縦断側面図
【図3】同じく給紙部の動作説明図
【図4】原稿給送装置の一部を省除して示した平面図
【図5】第1駆動手段の駆動系を示す系統図
【図6】第2駆動手段の駆動系を示す系統図
【図7】排紙部近傍の駆動系の側面図
【図8】同じく排紙部近傍の駆動系の平面図
【図9】動作のフローチャート(部分)
【図10】動作のフローチャート(部分)
【図11】動作のフローチャート(部分)
【図12】動作のフローチャート(部分)
【図13】動作のフローチャート(部分)
【図14】動作説明図
【図15】動作説明図
【図16】原稿給送装置のその他の実施例の構成図
【図17】スイッチバック機構の構成説明図
【符号の説明】
10 原稿給送装置 11 原稿トレー 12 排紙トレー 20 給紙部(第1の搬送手段) 21 ガイド板 23 半月ローラ(繰出し手段) 25 ストッパ(ストッパ手段) 25a 爪部 26 SOL2 30 送りローラ 31 分離手段 35 原稿押圧手段 36 SOL1 40 レジストローラ 42 レジストセンサ 50 搬送部(第2の搬送手段) 60 排出部(第3の搬送手段) 62 引抜きローラ 63 排紙センサ 64 排出口 65 排紙ローラ 207a ワンウエークラッチ(ow)(結合手段) M1 第1駆動モータ(第1駆動手段) M2 第2駆動モータ(第2駆動手段) H 原稿セット空間(シートセット空間) P1 停止所定位置(基準位置) 70 原稿給送装置(その他の実施例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/60 C 9147−3F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に設けられた原稿トレーと、この
    原稿トレーから送り出された原稿を搬送する第1の搬送
    手段と、この第1の搬送手段によって搬送された原稿を
    所定位置にセットする第2の搬送手段と、この第2の搬
    送手段によってこの所定位置から送り出される原稿を搬
    送する第3の搬送手段と、前記原稿トレーと前記第2の
    搬送手段との間に設けられ、前記第3の搬送手段によっ
    て搬送される原稿を収納する排紙トレーとを備え、前記
    第3の搬送手段による原稿排出方向の仮想延長線近傍
    に、前記原稿トレーの先端部が設置される原稿給送装置
    において、少なくとも前記第3の搬送手段より排出され
    る原稿先端が、略垂直方向から見て前記原稿トレーの下
    側に入り込む以前に、該排出原稿の排出速度を減速若し
    くは停止する制御手段を備えたことを特徴とする原稿給
    送装置。
  2. 【請求項2】 略水平に設けられた原稿トレーと、この
    原稿トレーから送り出された原稿を搬送する第1の搬送
    手段と、この第1の搬送手段によって搬送された原稿を
    所定位置にセットする第2の搬送手段と、この第2の搬
    送手段によってこの所定位置から送り出される原稿を搬
    送する第3の搬送手段と、前記原稿トレーと前記第2の
    搬送手段との間に設けられ、前記第3の搬送手段によっ
    て搬送される原稿を収納する排紙トレーとを備え、前記
    第3の搬送手段による原稿排出方向の仮想延長線近傍
    に、前記原稿トレーの先端部が設置される原稿給送装置
    において、前記第3の搬送手段から排出中の原稿先端
    が、前記原稿トレーに接触する以前に、該排出原稿の排
    出速度を減速若しくは一時停止する制御手段を備えたこ
    とを特徴とする原稿給送装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、減速された排出原稿の
    搬送速度を増速若しくは一時停止した該原稿を再度で搬
    送するよう制御する第2の制御手段を含んでいることを
    特徴とする請求項1または同2記載の原稿給送装置。
JP11927191A 1991-04-23 1991-04-23 原稿給送装置 Pending JPH05774A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998019648A3 (en) * 1996-11-01 1999-03-04 Warner Lambert Co N-oxy-naphthalimides as antibacterial agents
US6837488B2 (en) * 2001-06-12 2005-01-04 Nisca Corporation Document feeding apparatus and document reading apparatus
JP2012510076A (ja) * 2008-11-24 2012-04-26 イーストマン コダック カンパニー 原稿輸送装置
CN107792712A (zh) * 2016-08-31 2018-03-13 京瓷办公信息系统株式会社 排纸装置及图像形成装置

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