JP3208841B2 - 自動原稿送り装置 - Google Patents
自動原稿送り装置Info
- Publication number
- JP3208841B2 JP3208841B2 JP14022192A JP14022192A JP3208841B2 JP 3208841 B2 JP3208841 B2 JP 3208841B2 JP 14022192 A JP14022192 A JP 14022192A JP 14022192 A JP14022192 A JP 14022192A JP 3208841 B2 JP3208841 B2 JP 3208841B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- roller
- feed
- nudge
- home position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の記録装置における自動原稿送り装置に係
り、特に原稿を一枚づつ送り込むためのナジャーローラ
のホーム位置停止制御を行う自動原稿送り装置に関す
る。
ァクシミリ等の記録装置における自動原稿送り装置に係
り、特に原稿を一枚づつ送り込むためのナジャーローラ
のホーム位置停止制御を行う自動原稿送り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、記録装置は高精度化、高速化、小
型化等の開発が進められる中で、多種のジョブ機能を効
率良く行わせるための一つの手段として、自動原稿送り
装置の機能および性能の向上が図られている。自動原稿
送り装置は各種の方式が実用化されているが、基本的に
は原稿を自動的に給紙してプラテンガラス上にセット
し、読み取り終了後に排出するもので、通常ユーザがベ
ースマシンに選択的に装備できるようにオプションとし
て用意されている。この装置はシート載置台にセットさ
れた原稿を画像処理のタイミングに合わせて一枚つづ原
稿入口からシート搬送路を通して送り込み、無端ベルト
によりプラテンガラス上に搬送し、原稿画像の読み取り
後に排出搬送路を介して原稿排出トレイに排出させるも
のである。
型化等の開発が進められる中で、多種のジョブ機能を効
率良く行わせるための一つの手段として、自動原稿送り
装置の機能および性能の向上が図られている。自動原稿
送り装置は各種の方式が実用化されているが、基本的に
は原稿を自動的に給紙してプラテンガラス上にセット
し、読み取り終了後に排出するもので、通常ユーザがベ
ースマシンに選択的に装備できるようにオプションとし
て用意されている。この装置はシート載置台にセットさ
れた原稿を画像処理のタイミングに合わせて一枚つづ原
稿入口からシート搬送路を通して送り込み、無端ベルト
によりプラテンガラス上に搬送し、原稿画像の読み取り
後に排出搬送路を介して原稿排出トレイに排出させるも
のである。
【0003】ところで、自動原稿送り装置は大きく分け
て処理前および処理後の原稿を載せるトレイ部、原稿を
送り込む給紙部、プラテンガラス上の所定位置に原稿を
停止させるレジストレーション部および処理後の原稿を
プラテンガラス上から除去する原稿排出部により構成さ
れている。
て処理前および処理後の原稿を載せるトレイ部、原稿を
送り込む給紙部、プラテンガラス上の所定位置に原稿を
停止させるレジストレーション部および処理後の原稿を
プラテンガラス上から除去する原稿排出部により構成さ
れている。
【0004】ここでは原稿を一枚づつ送り込むための装
置構成について述べる。原稿入口は原稿を送り込む搬入
部にあって、セット原稿を一枚づつ送り込むためのナジ
ャー機構が設けられている。従来のナジャー機構は、下
ローラを固定軸に回転自在に支持し、この下ローラに対
峙した上ローラの軸を上下方向に移動自在に設けたも
の、また下側の回転ベルトを設け、このベルトに対峙し
て上ローラを配置したもの、あるいは特開昭60−26
551号に提案されているように、曲面を中断させた部
分を有するシート送り出しローラ(ナジャーローラ)を
設けたものなどが知られている。
置構成について述べる。原稿入口は原稿を送り込む搬入
部にあって、セット原稿を一枚づつ送り込むためのナジ
ャー機構が設けられている。従来のナジャー機構は、下
ローラを固定軸に回転自在に支持し、この下ローラに対
峙した上ローラの軸を上下方向に移動自在に設けたも
の、また下側の回転ベルトを設け、このベルトに対峙し
て上ローラを配置したもの、あるいは特開昭60−26
551号に提案されているように、曲面を中断させた部
分を有するシート送り出しローラ(ナジャーローラ)を
設けたものなどが知られている。
【0005】このようなナジャー機構を有する自動原稿
送り装置において、原稿が装置内に詰まると、装置が停
止され、原稿詰まり表示によってユーザに知らされる。
その後、搬入部の上部を覆う給紙部カバーまたはレジス
トレーション部(ベルト部分)を覆ったシート載置台が
設けられたトップカバーあるいは原稿排出部を覆う原稿
排出部カバーを開けて詰まった原稿を取り除き、カバー
を閉じてジョブを再開させている。
送り装置において、原稿が装置内に詰まると、装置が停
止され、原稿詰まり表示によってユーザに知らされる。
その後、搬入部の上部を覆う給紙部カバーまたはレジス
トレーション部(ベルト部分)を覆ったシート載置台が
設けられたトップカバーあるいは原稿排出部を覆う原稿
排出部カバーを開けて詰まった原稿を取り除き、カバー
を閉じてジョブを再開させている。
【0006】ところで、曲面を中断させた部分を有する
ナジャーローラをもつナジャー機構の場合、ナジャーロ
ーラの正規の停止位置、すなわちホーム位置は曲面を中
断させた部分がシュートと平行になって、ナジャーロー
ラがシュートから突出しない状態である。したがって、
原稿詰まりが発生すると直ちに装置が停止されるため、
ナジャーローラはホーム位置でない位置で止まった状態
となる。その後に原稿詰まりをリカバリーするためにカ
バーを開けると、インターロックセンサからの信号で装
置の駆動系を動作させないように安全側に管理される。
そして、詰まった原稿の取り除き作業が行われる。この
リカバリーが終了し、カバーを閉じるとインタロックセ
ンサからの入力信号を条件にナジャーローラのホーム位
置動作が行われている。
ナジャーローラをもつナジャー機構の場合、ナジャーロ
ーラの正規の停止位置、すなわちホーム位置は曲面を中
断させた部分がシュートと平行になって、ナジャーロー
ラがシュートから突出しない状態である。したがって、
原稿詰まりが発生すると直ちに装置が停止されるため、
ナジャーローラはホーム位置でない位置で止まった状態
となる。その後に原稿詰まりをリカバリーするためにカ
バーを開けると、インターロックセンサからの信号で装
置の駆動系を動作させないように安全側に管理される。
そして、詰まった原稿の取り除き作業が行われる。この
リカバリーが終了し、カバーを閉じるとインタロックセ
ンサからの入力信号を条件にナジャーローラのホーム位
置動作が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ナジャーロー
ラが配置された側に手の指をかけて開閉する給紙部カバ
ーを備えたものでは、その給紙部カバーの裏側まで指を
伸ばして給紙部カバーの閉じ操作を行う恐れがある。こ
のような閉じ操作をした場合、上記ナジャーローラのホ
ーム位置合わせ動作では給紙部カバーから指を離す前に
ナジャーローラの駆動が開始され、指がナジャーローラ
に挟まれるという不具合が生ずる。またフィードローラ
とリタードローラ(さばきローラ)のニップに原稿が挟
まれている場合は原稿が除去しずらいなどの問題があ
る。本発明の目的は、原稿詰まり発生初期にナジャーロ
ーラのホーム位置合わせを行って原稿詰まりのリカバリ
ーを安全に行うことができるようにした自動原稿送り装
置を提供することである。
ラが配置された側に手の指をかけて開閉する給紙部カバ
ーを備えたものでは、その給紙部カバーの裏側まで指を
伸ばして給紙部カバーの閉じ操作を行う恐れがある。こ
のような閉じ操作をした場合、上記ナジャーローラのホ
ーム位置合わせ動作では給紙部カバーから指を離す前に
ナジャーローラの駆動が開始され、指がナジャーローラ
に挟まれるという不具合が生ずる。またフィードローラ
とリタードローラ(さばきローラ)のニップに原稿が挟
まれている場合は原稿が除去しずらいなどの問題があ
る。本発明の目的は、原稿詰まり発生初期にナジャーロ
ーラのホーム位置合わせを行って原稿詰まりのリカバリ
ーを安全に行うことができるようにした自動原稿送り装
置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿をプラテンガラスに送り込
むためのフィードローラと、シート載置部から原稿をフ
ィードローラに送り込むための曲面の不連続部分を有す
るナジャーローラと、フィードローラとナジャーローラ
を駆動する1つの駆動手段と、該ナジャーローラの位置
を検出するホーム位置センサと、シート搬送路内の原稿
詰まりを検出すると原稿詰まり検知信号を発生する手段
と、原稿詰まり検知信号によりナジャーローラをホーム
位置に合わせるための逆回転駆動指令を、駆動手段に出
力するコントローラとを具備する。
め、請求項1の発明は、原稿をプラテンガラスに送り込
むためのフィードローラと、シート載置部から原稿をフ
ィードローラに送り込むための曲面の不連続部分を有す
るナジャーローラと、フィードローラとナジャーローラ
を駆動する1つの駆動手段と、該ナジャーローラの位置
を検出するホーム位置センサと、シート搬送路内の原稿
詰まりを検出すると原稿詰まり検知信号を発生する手段
と、原稿詰まり検知信号によりナジャーローラをホーム
位置に合わせるための逆回転駆動指令を、駆動手段に出
力するコントローラとを具備する。
【0009】請求項2の発明、請求項1の記載におい
て、フィードローラは給紙方向のみ回転せしめるための
一方向クラッチを介して駆動されることを特徴とする。
て、フィードローラは給紙方向のみ回転せしめるための
一方向クラッチを介して駆動されることを特徴とする。
【0010】
【作用】原稿詰まりが検出されると、コントローラから
ナジャーローラのみを正回転または逆回転させるための
回転駆動指令がフィードモータ駆動手段に出され、ナジ
ャーローラを駆動してホーム位置に停止制御する。その
後に給紙部カバーを開けて詰まった原稿を取り除き、給
紙部カバーを閉じてジョブを再開させる。すなわち、ナ
ジャーローラのホーム位置合わせが終了した後に、原稿
詰まりをリカバリーする作業が行われるため、給紙部カ
バーの開閉操作時にナジャーローラとシュートの間に手
の指が挟まれることが無くなる。特にナジャーローラの
ホーム位置合わせを逆回転で行う場合、フィードローラ
とリタードローラのニップに挟まれている原稿が戻され
るため、詰まった原稿の取り除き作業がし易くなる。ま
た、原稿詰まり発生時のナジャーローラのホーム位置の
停止制御は自動原稿送り装置の機能を実現させるため、
制御上の必要なレジセンサや原稿排出センサなどのセン
サ出力を用いて原稿詰まりを検出し、この原稿詰まり検
知信号によりフィードモータの回転駆動指令を出力する
ように処理しているため、コントローラのソフトウエア
の変更によって対応することができる。
ナジャーローラのみを正回転または逆回転させるための
回転駆動指令がフィードモータ駆動手段に出され、ナジ
ャーローラを駆動してホーム位置に停止制御する。その
後に給紙部カバーを開けて詰まった原稿を取り除き、給
紙部カバーを閉じてジョブを再開させる。すなわち、ナ
ジャーローラのホーム位置合わせが終了した後に、原稿
詰まりをリカバリーする作業が行われるため、給紙部カ
バーの開閉操作時にナジャーローラとシュートの間に手
の指が挟まれることが無くなる。特にナジャーローラの
ホーム位置合わせを逆回転で行う場合、フィードローラ
とリタードローラのニップに挟まれている原稿が戻され
るため、詰まった原稿の取り除き作業がし易くなる。ま
た、原稿詰まり発生時のナジャーローラのホーム位置の
停止制御は自動原稿送り装置の機能を実現させるため、
制御上の必要なレジセンサや原稿排出センサなどのセン
サ出力を用いて原稿詰まりを検出し、この原稿詰まり検
知信号によりフィードモータの回転駆動指令を出力する
ように処理しているため、コントローラのソフトウエア
の変更によって対応することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。尚、本実施例は複写機に適用したもので、ベ
ースマシンに両面自動原稿送り装置,ソータなどの付加
装置が組み合わされて構成されるものである。図1は本
発明の自動原稿送り装置の断面構成を示している。複写
機は、図6に示すように、ベースマシン1に両面自動原
稿送り装置(ADF)2が搭載されており、このベース
マシン1はコンソールパネル(図示せず)によって設定
されたジョブに応じて付属装置を含む機構部を制御し、
ADF2で送られた原稿から読み取った画像情報を基に
用紙トレイ3から供給される指定サイズの用紙に対して
画像処理を施した後、排紙処理を実行するように構成さ
れている。
説明する。尚、本実施例は複写機に適用したもので、ベ
ースマシンに両面自動原稿送り装置,ソータなどの付加
装置が組み合わされて構成されるものである。図1は本
発明の自動原稿送り装置の断面構成を示している。複写
機は、図6に示すように、ベースマシン1に両面自動原
稿送り装置(ADF)2が搭載されており、このベース
マシン1はコンソールパネル(図示せず)によって設定
されたジョブに応じて付属装置を含む機構部を制御し、
ADF2で送られた原稿から読み取った画像情報を基に
用紙トレイ3から供給される指定サイズの用紙に対して
画像処理を施した後、排紙処理を実行するように構成さ
れている。
【0012】画像処理部を説明すると、感光ドラム4の
外周にはチャージコロトロン5、現像器6、転写コロト
ロン7およびクリーニング装置8が配置されている。こ
の複写機においては、感光ドラム4が矢印方向に回転す
るにつれて、感光ドラム4がチャージコロトロン5によ
って一様に帯電された後、露光箇所9で光の照射を受け
静電潜像が形成される。露光箇所9には、ベースマシン
1の上面に配置されたプラテンガラス10上に載置され
た原稿の光像が入射されるようになっている。このため
に、例えばライトレンズ系の光学読取り装置11が配備
されている。
外周にはチャージコロトロン5、現像器6、転写コロト
ロン7およびクリーニング装置8が配置されている。こ
の複写機においては、感光ドラム4が矢印方向に回転す
るにつれて、感光ドラム4がチャージコロトロン5によ
って一様に帯電された後、露光箇所9で光の照射を受け
静電潜像が形成される。露光箇所9には、ベースマシン
1の上面に配置されたプラテンガラス10上に載置され
た原稿の光像が入射されるようになっている。このため
に、例えばライトレンズ系の光学読取り装置11が配備
されている。
【0013】静電潜像が形成された感光ドラム4は、そ
の後、現像器5で現像される。ここで感光ドラム上に形
成されたトナー像は、転写コロトロン7により用紙上に
転写され、定着装置にて熱定着されて排出される。一
方、感光ドラム4はクリーニング装置8によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
の後、現像器5で現像される。ここで感光ドラム上に形
成されたトナー像は、転写コロトロン7により用紙上に
転写され、定着装置にて熱定着されて排出される。一
方、感光ドラム4はクリーニング装置8によりクリーニ
ングされ再使用に供される。
【0014】図1において、ADF2は、ヒンジ21に
より開閉自在に支持されたトップカバー20aの上面に
設けられたシート載置台20、原稿を各種のジョブモー
ドに応じて自動的に搬送処理する給紙部30、ベースマ
シン1の光学的読取り装置により原稿画像を読み取るた
めにプラテンガラス10(以下「プラテン」と記す)上
に原稿を位置させる原稿レジストレーション部40(以
下「原稿レジ部」と記す)および画像処理後の原稿を排
出トレイ51に排出する原稿排出部50により構成され
ている。
より開閉自在に支持されたトップカバー20aの上面に
設けられたシート載置台20、原稿を各種のジョブモー
ドに応じて自動的に搬送処理する給紙部30、ベースマ
シン1の光学的読取り装置により原稿画像を読み取るた
めにプラテンガラス10(以下「プラテン」と記す)上
に原稿を位置させる原稿レジストレーション部40(以
下「原稿レジ部」と記す)および画像処理後の原稿を排
出トレイ51に排出する原稿排出部50により構成され
ている。
【0015】給紙部30には、図2に示すように、シー
ト載置台20にセットされた原稿Dを送り込むための原
稿入口からレジストレーションローラ31(以下「レジ
ローラ」と記す)までの送込み搬送路32、手差し口3
3からレジローラまでの手差し用搬送路34、原稿を所
定のタイミングでプラテン上に送る引込み搬送路35お
よび両面原稿処理(デュプレックスモード)時に原稿を
反転させるために、レジローラ31を通過してレジ部に
引き込まれた原稿をその後端からデュプレックスローラ
によって逆搬送し、レジローラの上流側に搬送するデュ
ープレックス搬送路36を備えている。この給紙部の上
部はシート載置台側に手の指を掛けて開閉する給紙部カ
バー30aが設けられている。
ト載置台20にセットされた原稿Dを送り込むための原
稿入口からレジストレーションローラ31(以下「レジ
ローラ」と記す)までの送込み搬送路32、手差し口3
3からレジローラまでの手差し用搬送路34、原稿を所
定のタイミングでプラテン上に送る引込み搬送路35お
よび両面原稿処理(デュプレックスモード)時に原稿を
反転させるために、レジローラ31を通過してレジ部に
引き込まれた原稿をその後端からデュプレックスローラ
によって逆搬送し、レジローラの上流側に搬送するデュ
ープレックス搬送路36を備えている。この給紙部の上
部はシート載置台側に手の指を掛けて開閉する給紙部カ
バー30aが設けられている。
【0016】送込み搬送路32には、原稿Dを一枚づづ
給紙するためのフィード機構が設けられている。このフ
ィード機構は、シート載置台20に積載された原稿Dを
最下部の原稿より順次給紙するための曲面を中断させた
不連続部分をもつ形状(半月形状)のナジャーローラ3
8、このナジャーローラによって差し込まれた原稿を送
り込むためのフィードローラ39Aおよびシュートに固
定され、摩擦係数によってナジャーローラ38で送られ
る原稿に重なって入って来た原稿を、一枚ずつ搬送する
ためのさばきを行うリタードローラ39Bを備えてい
る。
給紙するためのフィード機構が設けられている。このフ
ィード機構は、シート載置台20に積載された原稿Dを
最下部の原稿より順次給紙するための曲面を中断させた
不連続部分をもつ形状(半月形状)のナジャーローラ3
8、このナジャーローラによって差し込まれた原稿を送
り込むためのフィードローラ39Aおよびシュートに固
定され、摩擦係数によってナジャーローラ38で送られ
る原稿に重なって入って来た原稿を、一枚ずつ搬送する
ためのさばきを行うリタードローラ39Bを備えてい
る。
【0017】原稿入口のシート載置台側には、原稿セッ
ト時の原稿先端部を止めるインゲート37が配備されて
おり、このインゲート37によって止められた原稿を自
動的に一枚づつ差し込むためのフィード機構のナジャー
ローラ38が設けられている。インゲート37は、原稿
セットセンサS1からの信号でインゲートソレノイドを
動作させ、原稿入口に対して突出または没入の上下動作
を行う。このインゲートソレノイドはトレイ部の原稿セ
ンサが最初の原稿を検知するとON動作し、インゲート
37を原稿入口に突出させて原稿の先端を受け止めると
共に、一定時間経過後、またはADFスタート信号受信
時にOFF動作させて原稿入口から没入させ、原稿の連
続した送り込みを可能にする。ナジャーローラ38は、
ホーム位置センサS2からの信号によりホーム位置に制
御される。
ト時の原稿先端部を止めるインゲート37が配備されて
おり、このインゲート37によって止められた原稿を自
動的に一枚づつ差し込むためのフィード機構のナジャー
ローラ38が設けられている。インゲート37は、原稿
セットセンサS1からの信号でインゲートソレノイドを
動作させ、原稿入口に対して突出または没入の上下動作
を行う。このインゲートソレノイドはトレイ部の原稿セ
ンサが最初の原稿を検知するとON動作し、インゲート
37を原稿入口に突出させて原稿の先端を受け止めると
共に、一定時間経過後、またはADFスタート信号受信
時にOFF動作させて原稿入口から没入させ、原稿の連
続した送り込みを可能にする。ナジャーローラ38は、
ホーム位置センサS2からの信号によりホーム位置に制
御される。
【0018】図3はリタードローラ39Bを除くフィー
ド機構の構成を示している。図3において、ナジャーロ
ーラ38の一方の軸端はタイミングベルト45を介して
フィードモータ44に連結されており、他方の軸端には
ギャ46Aおよび位置検知板47が取れ付けられてい
る。この位置検知板47の回転を検出するための検出部
48が設けられている。この位置検知板47と検出部4
8によりホーム位置センサS2を構成している。フィー
ドローラ39Aの軸端にはギャ46Cが取り付けられて
おり、中間ギャ46Bを介してギャ46Aに連結されて
いる。またリタードローラ39Bによってさばき作用を
行わせるため、フィードローラ39Aには一方向クラッ
チ39Cが設けられている。
ド機構の構成を示している。図3において、ナジャーロ
ーラ38の一方の軸端はタイミングベルト45を介して
フィードモータ44に連結されており、他方の軸端には
ギャ46Aおよび位置検知板47が取れ付けられてい
る。この位置検知板47の回転を検出するための検出部
48が設けられている。この位置検知板47と検出部4
8によりホーム位置センサS2を構成している。フィー
ドローラ39Aの軸端にはギャ46Cが取り付けられて
おり、中間ギャ46Bを介してギャ46Aに連結されて
いる。またリタードローラ39Bによってさばき作用を
行わせるため、フィードローラ39Aには一方向クラッ
チ39Cが設けられている。
【0019】引込み搬送路35の途中には、デュプレッ
クスモード時に原稿レジ部40にある原稿を反転させて
プラテン上にセットするために引込み搬送路からデュプ
レックス搬送路36に切り替えるレジゲート41が設け
られている。このレジゲート41は断面略三角形状の板
状部材であり、ベルトドライブローラ42の回転軸と平
行した回動軸を持ちプラテン10と略同一幅を持つ部材
である。両面原稿処理時には、原稿の最初の処理面がレ
ジ部にあることを条件としてレジソレノイドに通電さ
れ、レジゲート41の前記搬送路の切り替え動作が行わ
れる。
クスモード時に原稿レジ部40にある原稿を反転させて
プラテン上にセットするために引込み搬送路からデュプ
レックス搬送路36に切り替えるレジゲート41が設け
られている。このレジゲート41は断面略三角形状の板
状部材であり、ベルトドライブローラ42の回転軸と平
行した回動軸を持ちプラテン10と略同一幅を持つ部材
である。両面原稿処理時には、原稿の最初の処理面がレ
ジ部にあることを条件としてレジソレノイドに通電さ
れ、レジゲート41の前記搬送路の切り替え動作が行わ
れる。
【0020】原稿レジ部40には、ベルトモータを動力
源とするベルトドライブローラ42で駆動されるベルト
43が設けられている。レジローラ31に達した原稿は
ベースマシン側の用紙搬送や光学的読取り装置の動作タ
イミングに合わせ、レジローラ31とプラテン10上の
レジストレーション位置(以下「レジ位置」と記す)と
の間の距離に関係した所定時間のみベルト43が駆動さ
れレジローラ31との協同作用によって原稿を搬送し、
原稿後端を原稿搬入側のプラテン端部(近傍も含む)に
あるレジストレーション位置で停止させる。
源とするベルトドライブローラ42で駆動されるベルト
43が設けられている。レジローラ31に達した原稿は
ベースマシン側の用紙搬送や光学的読取り装置の動作タ
イミングに合わせ、レジローラ31とプラテン10上の
レジストレーション位置(以下「レジ位置」と記す)と
の間の距離に関係した所定時間のみベルト43が駆動さ
れレジローラ31との協同作用によって原稿を搬送し、
原稿後端を原稿搬入側のプラテン端部(近傍も含む)に
あるレジストレーション位置で停止させる。
【0021】なお、給紙部30にはレジローラ31近傍
の送込む搬送路に原稿の前端および後端を検知するレジ
ストレーションセンサS3(以下「レジセンサ」と記
す)と原稿幅を検知するサイズセンサ(図示せず)を、
また手差し搬送路34に手差し原稿を検出するための手
差し原稿センサS4が配備されている。
の送込む搬送路に原稿の前端および後端を検知するレジ
ストレーションセンサS3(以下「レジセンサ」と記
す)と原稿幅を検知するサイズセンサ(図示せず)を、
また手差し搬送路34に手差し原稿を検出するための手
差し原稿センサS4が配備されている。
【0022】原稿排出部50には、原稿レジ部40から
送られてきた原稿を検知する原稿排出センサS6と原稿
を搬送する原稿排出ローラが配置されており、原稿排出
指令によりベルトモータと原稿排出モータを駆動し、原
稿レジ部40から送られてくる処理済みの原稿を排出ト
レイ51に送出する。この原稿排出部には、メインテナ
ンスのための原稿排出部カバー50aが設けられてい
る。本実施例の装置には、各カバーにインタロックスイ
ッチが設けられており、原稿詰まりをリカバリーする際
のカバーの開閉操作によりインタロックスイッチからの
信号にて装置を停止状態に保持する動作を行わせてい
る。
送られてきた原稿を検知する原稿排出センサS6と原稿
を搬送する原稿排出ローラが配置されており、原稿排出
指令によりベルトモータと原稿排出モータを駆動し、原
稿レジ部40から送られてくる処理済みの原稿を排出ト
レイ51に送出する。この原稿排出部には、メインテナ
ンスのための原稿排出部カバー50aが設けられてい
る。本実施例の装置には、各カバーにインタロックスイ
ッチが設けられており、原稿詰まりをリカバリーする際
のカバーの開閉操作によりインタロックスイッチからの
信号にて装置を停止状態に保持する動作を行わせてい
る。
【0023】次にナジャーローラのホーム位置合わせ制
御について説明する。図4はナジャーローラのホーム位
置合わせ制御のブロック構成を示している。フィードモ
ータコントローラ100は、原稿前端の検知により出さ
れるレジセンサ信号またはベルトモータのOFF信号か
ら所定時間経過後に原稿を送り込み動作(残原稿排出処
理後の最初の原稿送り込み動作)を行わせるためのモー
タ正転指令、およびホーム位置合わせ制御に必要な各種
タイミングで入力される信号(以下「タイミング信号」
と記す)によりモータ逆転指令またはモータ正転指令が
出力されると共に、回転中のナジャーローラ位置信号を
基にナジャーローラをホーム位置に停止させるためのモ
ータ停止指令が出力される。
御について説明する。図4はナジャーローラのホーム位
置合わせ制御のブロック構成を示している。フィードモ
ータコントローラ100は、原稿前端の検知により出さ
れるレジセンサ信号またはベルトモータのOFF信号か
ら所定時間経過後に原稿を送り込み動作(残原稿排出処
理後の最初の原稿送り込み動作)を行わせるためのモー
タ正転指令、およびホーム位置合わせ制御に必要な各種
タイミングで入力される信号(以下「タイミング信号」
と記す)によりモータ逆転指令またはモータ正転指令が
出力されると共に、回転中のナジャーローラ位置信号を
基にナジャーローラをホーム位置に停止させるためのモ
ータ停止指令が出力される。
【0024】タイミング信号には、ベースマシンおよび
付加装置の制御回路基板のパワーオンシーケンス終了後
に出されるパワーオン信号、レジセンサが原稿前端を検
知してから所定時間経過後に出されるベルトモータを駆
動するためのON信号、原稿トレイに原稿がセットされ
ているときに出される原稿セット信号、原稿が装置内に
詰まったときに出されるシート詰まり検知信号等があ
る。ここで、シート詰まり検出はレジセンサS3、手差
し原稿センサS4および原稿排出センサS6を使用し、
これらのセンサに原稿が到達若しくは通過するタイミン
グで判断する。
付加装置の制御回路基板のパワーオンシーケンス終了後
に出されるパワーオン信号、レジセンサが原稿前端を検
知してから所定時間経過後に出されるベルトモータを駆
動するためのON信号、原稿トレイに原稿がセットされ
ているときに出される原稿セット信号、原稿が装置内に
詰まったときに出されるシート詰まり検知信号等があ
る。ここで、シート詰まり検出はレジセンサS3、手差
し原稿センサS4および原稿排出センサS6を使用し、
これらのセンサに原稿が到達若しくは通過するタイミン
グで判断する。
【0025】フィードモータドライブ回路101は、予
めプログラムされた逆回転時のモータ駆動をコントロー
ラ100からの逆転指令または停止指令により実行し、
フィードモータ44を逆回転または停止させる制御を行
うことによりナジャーローラ38をホーム位置に合わせ
る。この場合、フィードローラ38Aは正回転のみ動作
するワンウェイ構造になっているため、ナジャーローラ
逆回転時におけるフィードローラは空転状態となり、リ
タードローラとの摩擦の発生はない。
めプログラムされた逆回転時のモータ駆動をコントロー
ラ100からの逆転指令または停止指令により実行し、
フィードモータ44を逆回転または停止させる制御を行
うことによりナジャーローラ38をホーム位置に合わせ
る。この場合、フィードローラ38Aは正回転のみ動作
するワンウェイ構造になっているため、ナジャーローラ
逆回転時におけるフィードローラは空転状態となり、リ
タードローラとの摩擦の発生はない。
【0026】また、予めプログラムされた正回転時のモ
ータ駆動をコントローラ100からの正転指令または停
止指令により実行し、フィードモータを正回転または停
止させる制御を行うことによりナジャーローラをホーム
位置に合わせる。この正転によるホーム位置合わせは、
原稿の引き込み動作時に合わせて行われるため、フィー
ドローラとリタードローラとの間には原稿が介在された
状態で行われることになり、リタードローラの摩滅が防
止される。ここではフィードモータコントローラのナジ
ャーローラのホーム位置合わせ動作について図5を参照
しながら説明する。
ータ駆動をコントローラ100からの正転指令または停
止指令により実行し、フィードモータを正回転または停
止させる制御を行うことによりナジャーローラをホーム
位置に合わせる。この正転によるホーム位置合わせは、
原稿の引き込み動作時に合わせて行われるため、フィー
ドローラとリタードローラとの間には原稿が介在された
状態で行われることになり、リタードローラの摩滅が防
止される。ここではフィードモータコントローラのナジ
ャーローラのホーム位置合わせ動作について図5を参照
しながら説明する。
【0027】ベースマシンの電源をONし、ADFコン
トローラのパワーオンシーケンスが終了すると、各種タ
イミングの判定が行われる。まずパワーオン信号が出さ
れた時点ではベルトモータの動作が判断され、残原稿排
出処理のためのON時であればホーム位置合わせのため
の逆回転指令が出され、モータを逆転駆動してナジャー
ローラのみ逆回転させる(S1)。このときホーム位置
センサから出されるホーム位置信号によりナジャーロー
ラのホーム位置をチェックし(S2)、ホーム位置に回
転されるとモータが停止され(S3)、初めのナジャー
ローラのホーム位置合わせが行われる。次いでスタート
ボタンが押されると(S4)、フィードモータは正転駆
動し、ナジャーローラを正回転させてシート載置台にセ
ットされた原稿を送り込む。フィードモータの正回転駆
動によりフィードローラも正回転駆動されるので、ナジ
ャーローラで送り込まれた原稿はフィードローラにより
レジローラまで搬送された後、原稿レジ部に引き込み搬
送される(S5)。
トローラのパワーオンシーケンスが終了すると、各種タ
イミングの判定が行われる。まずパワーオン信号が出さ
れた時点ではベルトモータの動作が判断され、残原稿排
出処理のためのON時であればホーム位置合わせのため
の逆回転指令が出され、モータを逆転駆動してナジャー
ローラのみ逆回転させる(S1)。このときホーム位置
センサから出されるホーム位置信号によりナジャーロー
ラのホーム位置をチェックし(S2)、ホーム位置に回
転されるとモータが停止され(S3)、初めのナジャー
ローラのホーム位置合わせが行われる。次いでスタート
ボタンが押されると(S4)、フィードモータは正転駆
動し、ナジャーローラを正回転させてシート載置台にセ
ットされた原稿を送り込む。フィードモータの正回転駆
動によりフィードローラも正回転駆動されるので、ナジ
ャーローラで送り込まれた原稿はフィードローラにより
レジローラまで搬送された後、原稿レジ部に引き込み搬
送される(S5)。
【0028】この間において、原稿詰まりが判断され
(S6)、原稿詰まりがなければレジセンサからの信号
に基づいてフィード終了したかを判断する(S7)。ス
テップS6において、原稿詰まりが判断されると後述の
原稿詰まり時のナジャーローラのホーム位置合わせ動作
が行われる(S8)。ナジャーローラのホーム位置合わ
せが終了するとフィードモータは停止される(S9)。
その後、原稿センサS1からの信号をチェックし(S1
0)、次原稿が無ければジョブを終了する。また次原稿
があるときはステップS5にリターンし、引き続き原稿
の給紙が行われる。
(S6)、原稿詰まりがなければレジセンサからの信号
に基づいてフィード終了したかを判断する(S7)。ス
テップS6において、原稿詰まりが判断されると後述の
原稿詰まり時のナジャーローラのホーム位置合わせ動作
が行われる(S8)。ナジャーローラのホーム位置合わ
せが終了するとフィードモータは停止される(S9)。
その後、原稿センサS1からの信号をチェックし(S1
0)、次原稿が無ければジョブを終了する。また次原稿
があるときはステップS5にリターンし、引き続き原稿
の給紙が行われる。
【0029】原稿詰まりが発生すると、ステップS6で
原稿詰まりが判断され、フィードモータを逆回転し、ナ
ジャーローラのみを逆回転駆動してホーム位置合わせを
行う(S11)。次いでホーム位置センサからの信号を
チェックし(S12)、ナジャーローラがホーム位置に
来たらフィードモータを停止させ(S13)、原稿詰ま
りが表示される(S14)。その後、給紙部カバーを開
けて原稿詰まりをリカバリーする。再び、給紙部カバー
を閉じるとナジャーローラのホーム位置合わせは既に終
了しているため、原稿詰まり除去が判断される(S1
5)。原稿詰まりが無い場合はステップS4にリターン
する。
原稿詰まりが判断され、フィードモータを逆回転し、ナ
ジャーローラのみを逆回転駆動してホーム位置合わせを
行う(S11)。次いでホーム位置センサからの信号を
チェックし(S12)、ナジャーローラがホーム位置に
来たらフィードモータを停止させ(S13)、原稿詰ま
りが表示される(S14)。その後、給紙部カバーを開
けて原稿詰まりをリカバリーする。再び、給紙部カバー
を閉じるとナジャーローラのホーム位置合わせは既に終
了しているため、原稿詰まり除去が判断される(S1
5)。原稿詰まりが無い場合はステップS4にリターン
する。
【0030】本実施例では、給紙部での原稿詰まり発生
時のナジャーローラのホーム位置合わせ動作について述
べているが、原稿レジ部や原稿排出部での原稿詰まり発
生でも同様である。また本実施例では、原稿詰まり発生
時のナジャーローラのホーム位置合わせをナジャーロー
ラのみ逆回転駆動により行っているが、給紙部カバーの
開閉操作とナジャーローラとの位置関係によって正回転
駆動であっても構わない。要するに、給紙部カバーの操
作時にナジャーローラが駆動されてシュートとの間に手
の指が挟まれないように、給紙部カバーの開閉操作前に
ナジャーローラのホーム位置合わせをしてしまうことで
ある。
時のナジャーローラのホーム位置合わせ動作について述
べているが、原稿レジ部や原稿排出部での原稿詰まり発
生でも同様である。また本実施例では、原稿詰まり発生
時のナジャーローラのホーム位置合わせをナジャーロー
ラのみ逆回転駆動により行っているが、給紙部カバーの
開閉操作とナジャーローラとの位置関係によって正回転
駆動であっても構わない。要するに、給紙部カバーの操
作時にナジャーローラが駆動されてシュートとの間に手
の指が挟まれないように、給紙部カバーの開閉操作前に
ナジャーローラのホーム位置合わせをしてしまうことで
ある。
【0031】また本実施例では、一方向クラッチを用い
てナジャーローラのみを逆回転駆動させているが、原稿
詰まり発生時にフィードローラへの動力を断つクラッチ
を設け、ナジャーローラのみを正回転駆動してホーム位
置合わせを行うようにしても構わない。さらに本実施例
では、原稿詰まり検出後に、まずナジャーローラのホー
ム位置合わせ処理(S11〜13)をしてから原稿詰ま
り表示処理(S14)を行うように構成されているが、
この処理を逆にしても構わない。すなわち、原稿詰まり
検出後に、まず原稿詰まり表示処理を行い、続いてホー
ム位置合わせの処理を行う。
てナジャーローラのみを逆回転駆動させているが、原稿
詰まり発生時にフィードローラへの動力を断つクラッチ
を設け、ナジャーローラのみを正回転駆動してホーム位
置合わせを行うようにしても構わない。さらに本実施例
では、原稿詰まり検出後に、まずナジャーローラのホー
ム位置合わせ処理(S11〜13)をしてから原稿詰ま
り表示処理(S14)を行うように構成されているが、
この処理を逆にしても構わない。すなわち、原稿詰まり
検出後に、まず原稿詰まり表示処理を行い、続いてホー
ム位置合わせの処理を行う。
【0032】本実施例によれば、各種タイミングにてナ
ジャーローラのホーム位置合わせが行われるので、セッ
トする原稿のダメージが防止でき、信頼性が向上され
る。またナジャーローラのホーム位置合わせを逆転制御
により行われるように構成した場合はリタードローラを
摩滅させることがない。更にナジャーローラのホーム位
置合わせをベルトモータのON時の正転制御により行わ
れるように構成した場合はベルトモータをアシストで
き、原稿の引き込み動作が円滑に行われる。
ジャーローラのホーム位置合わせが行われるので、セッ
トする原稿のダメージが防止でき、信頼性が向上され
る。またナジャーローラのホーム位置合わせを逆転制御
により行われるように構成した場合はリタードローラを
摩滅させることがない。更にナジャーローラのホーム位
置合わせをベルトモータのON時の正転制御により行わ
れるように構成した場合はベルトモータをアシストで
き、原稿の引き込み動作が円滑に行われる。
【0033】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、原稿詰
まり検知信号によりナジャーローラのホーム位置合わせ
が行われるので、給紙部カバーを閉じるときにナジャー
ローラとシュートとの間に手の指が挟まれることが無く
なり、自動原稿送り装置の安全性が向上される。またナ
ジャーローラのホーム位置合わせ処理はソフトウエアの
処理によってできるので、機械的な処置よりコスト的に
有利である。さらに原稿詰まり発生時のナジャーローラ
のホーム位置合わせを逆回転駆動で行うように構成した
ので、リタードローラとフィードローラのニップに原稿
が挟まれている場合でも原稿がニップから戻されるから
操作性が向上される。
まり検知信号によりナジャーローラのホーム位置合わせ
が行われるので、給紙部カバーを閉じるときにナジャー
ローラとシュートとの間に手の指が挟まれることが無く
なり、自動原稿送り装置の安全性が向上される。またナ
ジャーローラのホーム位置合わせ処理はソフトウエアの
処理によってできるので、機械的な処置よりコスト的に
有利である。さらに原稿詰まり発生時のナジャーローラ
のホーム位置合わせを逆回転駆動で行うように構成した
ので、リタードローラとフィードローラのニップに原稿
が挟まれている場合でも原稿がニップから戻されるから
操作性が向上される。
【図1】 本発明の自動原稿送り装置の全体構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】 自動原稿送り装置の原稿搬入部の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】 フィード機構の構成を示す平面図である。
【図4】 フィード機構の制御ブロック図である。
【図5】 本発明の自動原稿送り装置におけるナジャー
ローラのホーム位置合わせ制御のフローチャートであ
る。
ローラのホーム位置合わせ制御のフローチャートであ
る。
【図6】 自動原稿送り装置が搭載された複写機の概略
構成図である。
構成図である。
1 ベースマシン、2 自動原稿送り装置(ADF)、
10 プラテンガラス、20 シート載置台、30 給
紙部、30a 給紙部カバー、38 ナジャーローラ、
39A フィードローラ、39B リタードローラ、4
0 原稿レジ部、44 フィードモータ、47 回転検
知板、48 検出部、100 フィードモータコントロ
ーラ、101 モータドライブ回路、50 原稿排出
部、51原稿排出トレイ、S1〜S6 センサ
10 プラテンガラス、20 シート載置台、30 給
紙部、30a 給紙部カバー、38 ナジャーローラ、
39A フィードローラ、39B リタードローラ、4
0 原稿レジ部、44 フィードモータ、47 回転検
知板、48 検出部、100 フィードモータコントロ
ーラ、101 モータドライブ回路、50 原稿排出
部、51原稿排出トレイ、S1〜S6 センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿をプラテンガラスに送り込むための
フィードローラと、 シート載置部から原稿を前記フィードローラに送り込む
ための曲面の不連続部分を有するナジャーローラと、 前記フィードローラと前記ナジャーローラを駆動する1
つの駆動手段と、 該ナジャーローラの位置を検出するホーム位置センサ
と、 シート搬送路内の原稿詰まりを検出すると原稿詰まり検
知信号を発生する手段と、 前記原稿詰まり検知信号により前記ナジャーローラをホ
ーム位置に合わせるための逆回転駆動指令を、前記駆動
手段に出力するコントローラとを具備する自動原稿送り
装置。 - 【請求項2】 前記フィードローラは給紙方向のみ回転
せしめるための一方向クラッチを介して駆動されること
を特徴とする請求項1記載の自動原稿送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14022192A JP3208841B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 自動原稿送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14022192A JP3208841B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 自動原稿送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05330692A JPH05330692A (ja) | 1993-12-14 |
JP3208841B2 true JP3208841B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=15263728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14022192A Expired - Lifetime JP3208841B2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 自動原稿送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208841B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06206646A (ja) * | 1993-01-11 | 1994-07-26 | Mita Ind Co Ltd | 画像形成装置の給紙装置 |
JP5873818B2 (ja) * | 2013-01-31 | 2016-03-01 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP14022192A patent/JP3208841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05330692A (ja) | 1993-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6214828B2 (ja) | ||
JP3467144B2 (ja) | 綴じ原稿検出機能を備えた自動原稿送り装置 | |
JP3208841B2 (ja) | 自動原稿送り装置 | |
US5064182A (en) | Automatic original feeding device with feeding roller | |
JP3788084B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH09251221A (ja) | 画像形成装置における中間トレイ部の転写紙押さえ装置 | |
JP3585694B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP3636269B2 (ja) | 自動原稿搬送装置および原稿搬送方法 | |
JP3648027B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2702533B2 (ja) | 両面装置 | |
JP3325115B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2677841B2 (ja) | 複写機の給紙制御方法 | |
JP3937719B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JPH0742009B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP3202644B2 (ja) | 複写機 | |
JPH0667488A (ja) | 原稿自動送り装置 | |
JPH02175546A (ja) | シート材給送装置 | |
JP2004307174A (ja) | 画像形成装置及びそれに装着可能な反転搬送ユニット | |
JPH05158298A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4250042B2 (ja) | 画像読取装置および画像記録装置 | |
JPH10181947A (ja) | シート材搬送装置及びこれを備える画像形成装置 | |
JPH11310337A (ja) | 自動原稿給送装置及び画像読取装置 | |
JPH1138693A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08254761A (ja) | 原稿搬送装置を備えた画像形成装置 | |
JPH04356067A (ja) | 両面自動原稿送り装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090713 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100713 Year of fee payment: 9 |