JP3645076B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に具備される自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、原稿載置台上に載置された原稿束から最上位に位置する原稿を1枚ずつ分離して露光位置に向かって搬送する分離・給紙手段を有する自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置にあっては、高速化、多機能化するとともに、より一層の省スペース化が要求されており、それに従ってこの画像形成装置に具備される自動原稿搬送装置の省スペース化もより一層要求されるようになっている。
【0003】
このような要求を満足するために、自動原稿搬送装置にあっては、原稿載置台上に載置された複数の原稿からなる原稿束から最上位に位置する原稿を分離した後、反転経路を介して露光位置に搬送するターン給紙を行なう構造を採用しており、このようにすることで、省スペース化を実現している。
ところで、このようなADFにあっては、原稿載置台に当接する規制位置と原稿載置台から退避する退避位置の間で移動可能に設けられた原稿ストッパ爪を備えており、このストッパ爪は、規制位置に位置したときに原稿束の先端部に当接して原稿束が原稿載置台よりも原稿の搬送方向下流側に移動するのを規制するとともに、原稿束のセット時に原稿束の先端部を揃えるようになっている。そして、コピースタートスイッチが操作されると、原稿ストッパ爪が退避位置に退避するとともに、原稿の分離・給紙が行なわれる。
【0004】
ところで、このようなストッパ爪を備えた自動原稿搬送装置にあっては、原稿載置台を含んだ搬送路上で原稿のジャムが発生した場合等に、ストッパ爪が規制位置に移動してしまうと、ストッパ爪が原稿載置台上にセットされた原稿に衝突して原稿を傷付けてしまったり、原稿の除去時に原稿ストッパ爪に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することができないという問題が発生してしまうことから、原稿載置台を含んだ搬送路上で原稿のジャムが発生した場合等に、ストッパ爪が規制位置に移動しないような制御を行なうようにしている。
【0005】
従来のこの種の自動原稿搬送装置としては、例えば、特開平5−188689号公報(以下、第1従来例という)、特開平7−5732号公報(以下、第2従来例という)および実開平7−8346号公報(以下、第3従来例という)に記載されたようなものがある。
第1従来例に記載されたものは、ストッパ爪を自己保持型ソレノイドによって駆動することにより、原稿ジャムの発生時に電源がOFFされてもストッパが規制位置に戻るのを防止して、ストッパ爪が原稿載置台上にセットされた原稿に衝突して原稿を傷付けてしまうこと等を防止している。
【0006】
また、第2従来例に記載されたものは、ジャムが発生したことを記憶する不揮発性メモリを備え、電源投入時にメモリ情報に基づいてジャムが発生していないものと判断した場合にはストッパ爪の位置を規制位置に移動させるようにして、原稿の再セットを容易に行なうことができるようにしている。
また、第3従来例に記載されたものは、原稿の搬送中にジャムが発生した場合に、ストッパ爪を規制位置に戻す動作を搬送路上からジャム原稿が除去されるまで規制するようにしてストッパ爪による原稿の破損を防止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1従来例に記載されたものにあっては、自己保持型ソレノイドを用いてジャム発生時に電源をOFFしてもストッパが規制位置に戻らないようにしたり、原稿のジャムが発生したときに原稿が除去された場合にストッパを規制位置に戻すようにしていたため、電源がOFFした後、電源が再度ONされるとジャムがリセットされてストッパが規制位置に戻ってしまい、原稿載置台上に載置された原稿にストッパ爪が衝突して原稿を傷付けてしまうとともに、原稿の除去時にストッパ爪に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することができなかった。
【0008】
また、第2従来例に記載されたものにあっては、不揮発性メモリにジャム情報を記憶していたため、給紙部の開閉カバーを開いて電源供給が遮断された場合に、開閉カバーが閉じられて電源が再度供給された場合に、ストッパ爪を退避位置に移動させることができるが、電源ON時に原稿載置台上に原稿がある場合にストッパ爪を退避位置に移動させる制御を行なっていないため、電源のON時にストッパ爪が原稿に衝突して原稿を傷付けてしまうとともに、原稿の除去時にストッパ爪に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することができなかった。
【0009】
さらに、第3従来例に記載されたものにあっては、原稿の搬送中にジャムが発生した場合に、ストッパを規制位置に戻す動作を搬送路上からジャム原稿が除去されるまで規制するようにしているが、原稿サイズが小さくて原稿の検知が不可能な場合には、ジャム原稿があるにもかかわらずストッパが規制位置に戻ってしまう上に、電源がON/OFFされることにより、ジャムが解除されてしまうため、電源のON時にストッパ爪が原稿に衝突して原稿を傷付けてしまうとともに、原稿の除去時にストッパ爪に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することができなかった。
【0010】
そこで請求項1記載の発明は、ジャム原稿の有無にかかわらず、電源投入時に原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原稿がある場合には、規制手段を退避位置に移動させることにより、原稿の除去を容易に行なうことができるとともに、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0011】
また、請求項2記載の発明は、開閉カバーの開放時に、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上にある原稿が小さくて検知が困難である場合でも、規制手段を退避位置に移動させることによって、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとともに、原稿を容易に除去することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0012】
さらに、請求項3記載の発明は、ジャム原稿の除去後に開閉カバーを閉じたときに、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原稿が無い場合には、ストッパ爪を規制位置に移動させて原稿を原稿載置台に容易にセットすることができるとともに、ジャム原稿の除去後に規制手段の下方に原稿が載置された場合に、規制手段を退避位置に位置させたままの状態にして、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置であって、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台と、該原稿載置台上に載置された原稿束から最上位に位置する原稿を1枚ずつ分離して露光位置に向かって搬送する分離・給紙手段と、前記原稿載置台に当接する規制位置と原稿載置台から退避する退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に位置したときに原稿束の先端部に当接して原稿束が所定位置よりも原稿の搬送方向下流側に移動するのを規制する規制手段と、前記規制手段が規制位置にあるのか退避位置にあるのかを検知する位置検知手段と、前記原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上での原稿の有無を検知する原稿検知手段と、を備えた自動原稿搬送装置において、前記原稿検知手段および位置検知手段からの検知情報に基づいて規制手段の移動を制御する制御手段を設け、該制御手段は、電源の投入時に前記原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿があるとき、前記規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴としている。
【0014】
その場合、ジャム原稿の有無にかかわらず電源の投入時に原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿があるときには、規制手段を退避位置に移動させることにより、規制手段に原稿が引っ掛かるのを防止して原稿の除去を容易に行なうことができるとともに、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明において、前記分離・給紙手段上の搬送路を露出および閉塞するように本自動原稿搬送装置の本体に設けられた開閉カバーと、該開閉カバーの開閉状態を検知して前記制御手段に検知情報を出力する開閉カバー検知手段と、有し、前記制御手段は、前記開閉カバーが開放されたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上の原稿の有無にかかわらず前記規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴としている。
【0016】
その場合、開閉カバーの開放時に、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上にある原稿が小さくて検知が困難である場合でも、規制手段を退避位置に移動させることによって、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとともに、原稿を容易に除去することができる。
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項2記載の発明において、前記制御手段は、前記開閉カバーが閉じたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿の無いことを検知したとき、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を規制位置に移動させ、該規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま規制位置に位置させ、前記開閉カバーが閉じたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿が有ることを検知したとき、該規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴としている。
【0017】
その場合、ジャム原稿の除去後に開閉カバーを閉じたときに、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原稿が無い場合には、ストッパ爪を規制位置に移動させて原稿を原稿載置台に容易にセットすることができる。
また、ジャム原稿の除去後に規制手段の下方に原稿が載置された場合に、規制手段を退避位置に位置させたままの状態にして、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜14は本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態を示す図であり、本発明の自動原稿搬送装置を画像形成装置としての複写機に搭載した例を示している。なお、画像形成装置としては、複写機の他にファクシミリ装置等に適用することができる。
【0019】
まず、構成を説明する。図1、2において、1は複写機であり、この複写機1の上面にはコンタクトガラス2が設けられている。また、複写機1の上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)3が設けられており、このADF3はコンタクトガラス2を開閉するように複写機1に図示しないヒンジ等を介して連結されている。
【0020】
このADF3は、複数の原稿からなる原稿束Pを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ4と、原稿トレイ4に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離した後、分離された原稿をコンタクトガラス2に向かって搬送する分離・給紙手段5と、分離・給紙手段5によってコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス2上の露光位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス2の下方に配設された複写機1の読取手段(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、CCD等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラス2から搬出する搬入・搬出手段6と、搬入・搬出手段6によってコンタクトガラス2の露光位置から搬出された原稿を複写機1の側方から突出する第1排紙トレイ8または原稿トレイ4の下方に配設された第2排紙トレイ9の何れか一方に排紙する排紙手段7と、から構成されている。なお、第1排紙トレイ8はADF3の側方から突出するように設けても良い。なお、読取手段によって読み取らされた画像は公知の感光体ドラムや現像装置等の画像形成手段によって記録紙に転写される。
【0021】
分離・給紙手段5は、呼出しコロ10、給紙ベルト11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13、プルアウト従動コロ13a、13b、ストッパ爪(規制手段)14、原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジストセンサ17から構成されている。
ストッパ爪14は原稿トレイ4に当接する規制位置と原稿トレイ4から退避する退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に位置したときに原稿束Pの先端部に当接して原稿束Pが原稿トレイ4上の所定位置よりも搬送方向下流側に移動するのを規制するようになっている。
【0022】
また、呼出しコロ10は原稿束Pに当接・離隔可能に設けられており、原稿束Pから上層に位置する原稿を給紙するようになっており、給紙ベルト11およびリバースコロ12はこの原稿束Pから最上位の原稿のみを分離するようになっている。この分離された原稿はプルアウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプルアウト従動コロ13a、13bに挟持されて給紙ベルト11およびリバースコロ12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かって搬送される。
【0023】
そして、これら呼出しコロ10、給紙ベルト11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13およびストッパ爪14は図2に示す第1駆動機構18および第2駆動機構19によって駆動されるようになっている。
第1駆動機構18は図2〜4に示すように呼出しモータ20を有しており、この呼出しモータ20はメインコントローラ21によって駆動されるようになっている。このモータ20の駆動力はモータ20の出力軸に取付けられた歯車20aから内周部に歯が形成されたベルト22を介して歯車23に伝達されるようになっており、この歯車23は軸部材24を介してピックアップ入力歯車25に連結されている。この歯車25はピックアップ駆動歯車26およびストッパ歯車27に噛合しており、この歯車26、27にはワンウェイクラッチが内蔵され、このワンウェイクラッチによって一方向のみに回転される。
【0024】
すなわち、呼出しモータ20が図2、3中、時計方向であるCCW方向に回転すると、ベルト22およびピックアップ入力歯車25を介してピックアップ駆動歯車26が反時計方向(ここで、図3と図4は向きが反対なので、回転方向は図2、3に基づいて説明する)に回転する。このとき、ストップ歯車27はワンウェイクラッチによってピックアップ入力歯車25の回転が伝達されない。
【0025】
ピックアップ駆動歯車26はホームポジション検知フィラー28が固定された駆動軸29を介してカム31に接続されている。また、駆動軸29は複写機1の本体1aに設けられたブラケット110、111に回転自在に支持されており、この駆動軸29にはワンウェイクラッチ30が取付けられ、このクラッチ30はブラケット111に固定され、カム31がピックアップ駆動歯車28に内蔵されたワンウェイクラッチの空転トルクによって逆転するのを防止している。
【0026】
また、フィラー28は検知センサ32によって検知されるようになっており、このセンサ32は発光素子および受光素子からなる光センサから構成され、フィラー32によって発光素子から受光素子に照射される光が遮断されたときに、カム31の回動位置を検知して後述するように呼出しコロ10のホームポジション位置を検知するようになっている。
【0027】
また、カム31はピックアップ駆動部材33の端部に取付けられたレバー33aに当接、離隔するようになっている。この駆動部材33は図5、6に示すように給紙ベルト11を駆動する給紙ベルト駆動軸34に同軸上に摺動自在に取付けられており、レバー33aにカム31が当接すると、駆動軸34を中心に回動するようになっている。
【0028】
また、駆動部材33は駆動軸34と同軸に設けられる必要はないが、このようにすると、給紙搬送経路の部品の構成を簡素化することができ、分離・給紙手段5の搬送路上のジャム原稿の除去性を向上させることができる。
この駆動軸33には呼出しコロ揺動部材35を介して呼出しコロ10が取付けられているとともにアイドル歯車37が取付けられており、アイドル歯車37は呼出しコロ10の端部に形成された歯車10aを介して給紙ベルト11を駆動する給紙ベルト従動軸36の端部に取付けられた歯車36aに接続され、これら歯車10a、37および36aは常時噛合している。
【0029】
また、呼出しコロ10は通常、自重によって下方に下がっており、この状態が原稿束Pに当接して原稿を搬送する位置となっている(図6(a)参照)。また、レバー33aにカム31が当接すると駆動部材33が駆動軸34を中心に回動して揺動部材35を介して呼出しコロ10を上方に押上げて移動させるようになっており、この状態が原稿束Pから離隔した位置となっている(図6(b)参照)。
【0030】
また、給紙コロ10がカム31に押上げられると、駆動部材33の他端部に設けられたレバー33bが給紙ベルト11を収納するブラケット38に形成されたストッパー38aから離隔するとともに、自重によって呼出しコロ10が当接位置に移動すると、レバー38aがストッパー38aに当接して呼出しコロ10の下降位置を規制するようになっている。
【0031】
また、呼出しコロ10が原稿束Pに当接するように下降したときには、検知センサ32がフィラー28を検知するようになっており、このときセンサ28はメインコントローラ21に信号を出力する。メインコントローラ21はこの検知情報に基づいて呼出しコロ10が当接位置に位置したものと判断する。
一方、呼出しモータ20が図2、3中、反時計方向であるCW方向に回転すると、ベルト22およびピックアップ入力歯車25を介してストッパ歯車27が時計方向に回転する。このとき、ピックアップ駆動歯車26はワンウェイクラッチによってピックアップ入力歯車25の回転が伝達されないようになっている。
【0032】
ストッパ歯車27には駆動軸39が取付けられており、この駆動軸39にはカム40およびホームポジション検知フィラー41が取付けられている。駆動軸39は駆動軸42に平行に設けられており、駆動軸42にはストッパ爪14が取付けられている。
また、駆動軸42の端部にはレバー42aが設けられており、駆動軸39の回転に伴ってカム40がレバー42aに当接・離隔可能になっている。レバー42aはスプリング43によって引張られており、図7(a)に示すように、スプリング43によって引張られると、駆動軸42を所定方向に回動してストッパ爪14を原稿の先端から離隔する退避位置に移動させるようになっている。
【0033】
また、カム40がレバー42aに当接してレバー42aを押込むと、回動軸42がスプリング43の引張り力に抗して所定方向と反対方向に移動するようになっており、このときにはストッパ爪14が原稿トレイ4に当接して原稿束Pの先端に当接する規制位置に移動するようになっている。
検知フィラー41はフィラー検知センサ(位置検知手段)44によって検知されるようになっており、このセンサ44は発光素子および受光素子からなる光センサから構成され、フィラー41によって発光素子から受光素子に照射される光が遮断されたときに、カム40の回動位置を検知してメインコントローラ21に信号を出力する。
【0034】
検知センサ44はストッパ爪14が図7(a)に示す退避位置にあるときに、メインコントローラ21に信号を出力するようになっており、メインコントローラ21はこの信号が入力したときにストッパ爪14が退避位置にあるものと判断し、この信号が入力しないときにストッパ爪14が規制位置にあるものと判断する。
また、給紙ベルト11は、図5、6、8に示すように給紙ベルト駆動軸34および給紙ベルト従動軸36に周回移動自在に巻回されており、この駆動軸34および従動軸36はブラケット38に係合している。
【0035】
また、従動軸36は内部に筒状部材45が挿通されており、この筒状部材45の両端部とブラケット38の間にはスプリング46a、46bが縮設されている。このスプリング46a、46bは従動軸36をく同軸34から離隔する方向に付勢することにより、給紙ベルト11を介して従動軸36の両端部に設けられた軸受47a、47bをブラケット38に押し付けることにより、給紙ベルト11に一定の張力を付与するようになっている。
【0036】
また、スプリング46a、46bを縮めることにより、給紙ベルト11に張力を与えないようにして、給紙ベルト11、駆動軸34および従動軸36をブラケット38から取り外すことができる。
また、筒状部材45は揺動部材35に設けられたロッド35aに挿通されており、揺動部材35は駆動軸34を中心にして揺動することにより、呼出しコロ10が原稿束Pに当接する位置と離隔する位置の間で移動する。
【0037】
このように、1つの呼出しモータ20によってストッパ爪14が退避位置および退避位置の間で移動するとともに、呼出しコロ10が退避位置と当接位置の間で移動する。また、複数機1の本体からコピースタート信号が入力すると、メインコントローラ21は呼出しモータ20を駆動してストッパ爪14を退避位置に移動させるとともに呼出しコロ10を当接位置に移動させるように第1駆動機構18を駆動させるようになっている。
【0038】
一方、第2駆動機構19は図2に示すようにメインコントローラ21からの指令信号に基づいて駆動される給紙モータ48を有しており、この給紙モータ48の駆動力はそれぞれ歯車49、ベルト50、歯車51、52、ベルト53および歯車54を介して伝達歯車55に伝達される。
この伝達歯車55には給紙ベルト駆動軸34に駆動力を伝達する歯車56に噛合されており、この歯車56にはワンウェイクラッチが内蔵されている。
【0039】
また、歯車55にはワンウェイチラッチが内蔵された歯車57が噛合しており、この歯車57は歯車58を介してリバースコロ12を駆動するようになっている。また、伝達歯車55は歯車59、60、61、62、63、64を介してプルアウト駆動コロ13を駆動するようになっている。また、プルアウト駆動コロ13と歯車64の間にはクラッチ64aが設けられ、このクラッチ64aはメインコントローラ21からの指令信号に基づいて歯車64からの駆動力をプルアウト駆動コロ13に伝達および遮断するようになっている。なお、歯車59にはワンウェイクラッチが内蔵されている。また、図2中、細い矢印は呼出しモータ20がCW方向に回転したときの駆動力の伝達を示し、太い矢印は呼出しモータ20がCCW方向に回転したときの駆動力の伝達を示す。
【0040】
また、メインコントローラ21は原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16およびレジストセンサ17からの検知情報に基づいて給紙モータ48を駆動するようになっている。なお、このプルアウトセンサ16は原稿の幅方向に亘って複数個設けられており、原稿の幅方向長さを検知することもできる。
具体的には、複数機1の本体からコピースタート信号が入力すると、メインコントローラ21は原稿トレイ4上に原稿束Pが有ることを検知したときに、呼出しモータ20をCW方向に駆動してストッパ爪14を退避位置に移動させた後、呼出しモータ20をCCW方向に駆動して呼出しコロ10を当接位置に移動させるように第1駆動機構18を駆動させる。
【0041】
この動作に引続いて給紙モータ48が反時計回転方向であるCW方向に回転すると、この回転力が歯車49、ベルト50、歯車51、52、ベルト53および歯車54を介して伝達歯車55に伝達され、伝達歯車55は反時計方向に回転する。この方向に回転するときには、歯車56が回転して給紙ベルト11を時計方向に周回移動させる。また、伝達歯車55が反時計方向に回転するときに、歯車57も回転するため、この回転が歯車58を介してリバースコロ12に伝達されリバースコロ12が反時計方向に回転する。
【0042】
このため、給紙ベルト駆動軸34から駆動力が伝達される呼出しコロ10によって原稿束Pの給紙が開始された後、給紙ベルト11が原稿の給紙方向に周回移動するとともにリバースコロ12が給紙阻止方向に移動するため、給紙された原稿束Pから最上位に位置する原稿みが分離される。
また、伝達歯車55から歯車59、60、61、58、62、63、64を介してプルアウト駆動コロ13に駆動力が伝達されるため、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に回転してこのコロ13とプルアウト従動コロ13a、13bによって分離された原稿の給紙を行なう。
【0043】
この原稿の先端がプルアウトセンサ16によって検知されると、呼出しモータ20をCCW方向に駆動して呼出しコロ10を退避位置に移動させた後、給紙モータ48を時計方向であるCW方向に駆動する。
このとき、伝達歯車55が時計方向に回転するため、歯車56、57はワンウェイクラッチによって伝達歯車55からの回転が伝達されず、給紙ベルト11が停止される。ところが、伝達歯車55は歯車59、60、61、62、63、64を介してプルアウト駆動コロ13を駆動するとともに、歯車59、60、61、58を介してリバースコロ12を駆動するため、リバースコロ12によって後続する原稿の分離を阻止しつつ、プルアウト駆動コロ13によって原稿をコンタクトガラス2に向かって搬送する。
【0044】
このコンタクトガラス6には搬入・搬出手段6によって原稿が搬送される。この搬入・搬出手段6は搬送ベルト65を有しており、この搬送ベルト65は搬送ベルト駆動ローラ66および搬送ベルト従動ローラ67に巻回されている。
搬送ベルト駆動ローラ66は第3駆動機構68によって駆動されるようになっている。この第3駆動機構68は搬送ベルトモータ69を有しており、このモータ69はメインコントローラ21によって駆動され、歯車70、ベルト71、歯車72、73、ベルト74および歯車75を介して搬送ベルト駆動ローラ66に駆動力を伝達し、モータ69の正・逆回転に伴って搬送ベルト駆動ローラ66は搬送ベルト65を正・逆回転させるようになっている。
【0045】
この搬入・搬出手段6は、給紙モータ48がCCW方向に逆回転して給紙ベルト11の駆動を停止した時点でメインコントローラ21からの指令信号によって搬送ベルトモータ69を反時計方向であるCCW方向に正回転させる。
このため、搬送ベルト65が第3駆動機構68によって正回転して分離された原稿がコンタクトガラス2上に搬入される。そして、コンタクトガラス2に搬入される原稿の後端がレジストセンサ17によって検知されると、この検知時点から所定パルスだけ搬送ベルトモータ69を正転駆動することにより、原稿をコンタクトガラス2の露光位置に停止させる。
【0046】
そして、このときに給紙モータ48および搬送ベルトモータ69の駆動が停止される。この後に、給紙モータ48が再びCW方向に駆動されて原稿トレイ4上に載置された原稿から後続する原稿が分離された後、レジストセンサ17がこの原稿の先端を検知してこの検知時点から所定パルスだけ搬送した時点で給紙モータ48の駆動を停止し、後続する原稿の先出し動作を実行する。
【0047】
一方、原稿がコンタクトガラス2の露光位置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りおよび露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了すると、メインコントローラ21には複写機1から信号が入力されるため、コントローラ21はこの信号が入力すると、搬送ベルトモータ69を再び正転駆動することにより、原稿がコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出される。
【0048】
排紙手段7は、反転駆動コロ81、排紙従動コロ82、反転ガイドコロ83、反転従動コロ84、第1切換爪85、第2切換爪86、排紙駆動コロ87、排紙従動コロ88および排紙センサ89a、89bから反転駆動コロ81、排紙駆動コロ87および第1、2切換え爪85、86は第4駆動機構90によって駆動されるようになっている。
第4駆動機構90はメインコントローラ21からの指令信号によって駆動される排紙モータ91を有しており、この排紙モータ91の出力軸91aにはベルト91bを介して歯車92が接続されている。この歯車92は歯車93、94、95にそれぞれベルト96を介して駆動力を伝達するようになっており、歯車95、96にはそれぞれ反転駆動コロ81および排紙駆動コロ87が接続されている。
【0049】
また、第1切換え爪85は第1ソレノイド97によって揺動されるようになっているとともに第2切換え爪86は第2ソレノイド98によって揺動されるようになっており、この第1、2ソレノイド97、98はメインコントローラ21からの指令信号によってON/OFFされる。
具体的には、第1切換爪85は、片面原稿の排紙時に第1ソレノイド97によってコンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通するホームボジション位置(切換爪85の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に待機したままの状態となっている。
【0050】
メインコントローラ21は、通常の片面原稿を搬送する片面モードのとき第1ソレノイド97を駆動せずに第1切換爪85をホームポジション位置に待機させるとともに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータ69を駆動するのと同時に排紙モータ91を駆動させる。このため、反転駆動コロ81および反転従動コロ82によって挟持された原稿が第1排紙トレイ8に表裏面を反転されずに直線的に排紙される。
【0051】
一方、メインコントローラ21は複写機1に設けられた図示しない操作部によって両面モードが指定されたとき、第1ソレノイド97を駆動して第1切換爪85をホームポジション位置からコンタクトガラス2と反転経路101を連通する位置に移動させるとともに(図1に示すように切換爪85の上面が原稿の搬送路の一部を構成する)、両面原稿の片面の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータ69を駆動するのと同時に排紙モータ91を駆動させる。このため、原稿は反転駆動コロ81および排紙従動コロ82によって挟持された反転経路101に案内され、反転ガイドコロ83によって第2切換爪86に向かって搬送される。
【0052】
第2切換爪86は第2ソレノイド98によって駆動され、片面の読取りが終了した原稿がコンタクトガラス2から搬出される際には、第2ソレノイド98によって駆動されずに反転経路101とコンタクトガラス2の間に設けられた返送経路102を連通するホームボジション位置(図1に示すように第2切換爪86の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に切換られるようになっている。
【0053】
このため、コンタクトガラス2から搬出される原稿は、第1切換爪85によって反転経路101に搬送された後、第2切換爪86によって返送経路102に表裏面が反転された状態で反転駆動コロ81および反転従動コロ84bに挟持されてコンタクトガラス2に返送される。
反転経路101上に設けられた排紙センサ89bによって原稿の先端が検知されると、メインコントローラ21は搬送ベルトモータ69を逆転駆動して搬送ベルト65を逆転駆動し、排紙センサ89bによって原稿の先端が検知された時点からの搬送ベルトモータ69の回転パルスが所定値に到達したときに原稿をコンタクトガラス2上の露光位置に搬送したものと判断して搬送ベルトモータ102を停止させる。
【0054】
露光位置で原稿の読取りおよび露光が終了すると、コントローラ21には複写機1から信号が入力されるため、コントローラ21はこの信号が入力すると、搬送ベルトモータ69を正転駆動し、さらに、第1ソレノイド97を駆動するとともに第2ソレノイド98の駆動を停止し、第1切換爪85によってコンタクトガラス2と反転経路101を連通させるとともに、第2切換爪86によって返送経路102と第2排紙トレイ9を連通させることにより(第2切換爪86の上部が原稿の搬送路の一部を構成する)、コンタクトガラス2から搬出される原稿は反転駆動コロ81および反転従動コロ82に挟持されて搬送された後、排紙駆動コロ87および排紙従動コロ88によって挟持されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
【0055】
一方、上述した原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジストセンサ17は原稿トレイ4を含んだ原稿の搬送路105上での原稿の有無を検知する原稿検知手段を構成しており、メインコントローラ21はこれら原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジストセンサ17からの検知情報に基づいてストッパ爪14の移動を制御する制御手段を構成している。
【0056】
具体的には、メインコントローラ21は、複写機1の電源の投入時に原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿が有るとき、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、呼出しモータ20を駆動して第1駆動機構18によってストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位置に位置させる制御を行なうようになっている。
【0057】
また、本実施形態では、ADF3の本体3aの分離・給紙手段5側には分離・給紙手段5上の搬送路105を露出および閉塞するように本体3aに対して開閉自在な開閉カバー103が設けられており、カバー103の近傍の本体3aにはこの開閉カバー3の開閉状態を検知してメインコントローラ21に検知情報を出力する開閉カバー検知センサ(開閉カバー検知手段)104が設けられており、このセンサ104は光センサやタッチセンサ等から構成されている。なお、開閉カバー103にはプルアウト従動コロ13a、13bが回転自在に取付けられている。
そして、メインコントローラ21はセンサ104からの検知情報に基づいて開閉カバー103が開放されたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上の原稿の有無にかかわらずストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位置に位置させるようになっている。
【0058】
また、センサ104から検知情報に基づいて開閉カバー103が閉じたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿の無いことを検知したとき、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を規制位置に移動させ、ストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま規制位置に位置させるようになっている。
【0059】
また、センサ104からの検知情報に基づいて開閉カバー103が閉じたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段4の搬送路105上に原稿が有ることを検知したとき、ストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位置に位置させるようになっている。
【0060】
次に、図9〜14に示すフローチャートに基づいて原稿の搬送動作および本実施形態のストッパ爪14の位置制御動作を説明する。なお、このフローチャートはメインコントローラ21に設けられた給紙動作プログラムである。また、ここでは片面原稿の搬送動作を説明する。
まず、原稿トレイ4上に原稿束Pが載置され、複写機1の操作部に設けられたプリントキーが押下されて複写機1の本体からメインコントローラ21に給紙信号が送信されると、メインコントローラ21のプログラムは給紙動作ルーチンに移行する。
【0061】
まず、図9において、給紙される原稿が1枚目であるか否かを判別し(ステップS1)、1枚目であるものと判断した場合には、給紙クラッチ64aをONさせるとともに、呼出しモータ20をCW方向に回転させる(ステップS2)。
呼出しモータ20を反時計方向であるCW方向に回転させると、ベルト22およびピックアップ入力歯車25を介してストッパ歯車27が時計方向に回転する。このとき、ピックアップ駆動歯車26はワンウェイクラッチによってピックアップ入力歯車25の回転が伝達されないようになっている。
【0062】
ストッパ歯車27が回転すると、カム40がレバー42aから離隔してレバー42aがスプリング43に引張られて駆動軸42を所定方向に回動して図7(a)に示すようにストッパ爪14を原稿の先端から離隔する退避位置に移動させるようになっている。
そして、ストッパ爪14が退避位置に移動したか否かを判別し(ステップS3)、フィラー検知センサ44によって検知フィラー41が検知されたときに、退避位置に移動したものと判断して呼出しモータ20をCCW方向に逆転駆動する(ステップS4)。
【0063】
このとき、呼出しモータ20からベルト22およびピックアップ入力歯車25を介してピックアップ駆動歯車26に駆動力が伝達される。このとき、ストップ歯車27はワンウェイクラッチによってピックアップ入力歯車25の回転が伝達されない。
次いで、ピックアップ駆動歯車26が回転されると、カム31によってピックアップ駆動軸33のレバー33aから離隔して呼出しコロ10を自重によって原稿束Pに当接する当接位置に移動させる。
【0064】
このとき、ストッパ爪10が当接位置に移動したか否かを判別し(ステップS5)、フィラー検知センサ32によって検知フィラー28が検知されたときに、呼出しコロ10が当接位置に移動したものと判断して呼出しモータ20の駆動を停止する(ステップS6)。
次いで、給紙モータ48および搬送ベルトモータ69をCCW方向に回転させる。(ステップS7)。このとき、呼出しコロ10によって原稿束Pが給紙された後、給紙ベルト11およびリバースコロ12によって原稿束Pから最上位に位置する原稿が分離され、この分離された原稿がプルアウト駆動コロ13によってコンタクトガラス2に向かって搬送される。
【0065】
次いで、プルアウトセンサ16によって原稿の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS8)、ONしていないときにジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS9)。
そして、所定時間経過しても原稿の先端が検知されない場合には、プルアウトセンサ16に原稿が未到達であるものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS10)。一方、ステップS8でプルアウトセンサ16によって原稿の先端が検知された場合には、給紙モータ48を逆転駆動すると共に、呼出しモータ20をCCW方向に駆動する(ステップS11)。
【0066】
このとき、第2駆動機構19によって給紙ベルト11に駆動力が伝達されずに、プルアウト駆動ローラ13およびリバースコロ12のみに駆動力が伝達され、後述する原稿の分離が行なわれずに、プルアウト従動コロ13によって原稿がコンタクトガラス2に向かって搬送される。
また、呼出しモータ20をCCW方向に駆動すると、レバー33aにカム31が当接して駆動部材33が駆動軸34を中心に回動して揺動部材35を介して呼出しコロ10を上方に押上げて移動させ、呼出しコロ10を原稿束Pから上方に離隔した退避位置に移動させる。
【0067】
次いで、呼出しコロ10が退避位置に移動したか否かをフィラー検知センサ32からの検知情報に基づいて判別し(ステップS12)、呼出しコロ10が退避位置に移動したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する(ステップS13)。
次いで、レジストセンサ17がONしたか否かを判別し、レジストセンサ17がONしていない場合にはジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS15)。
【0068】
そして、所定時間経過しても原稿の先端が検知されない場合には、レジストセンサ17に原稿が未到達であるものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS16)。一方、ステップS14でレジストセンサ17によって原稿の先端が検知された場合には、給紙モータ48を増速駆動して搬送ベルトモータ69と同等の回転数まで上昇さる(ステップS17)。
【0069】
次いで、プルアウトセンサ16からの検知情報に基づいて原稿の幅方向長さを複写機1に送信した後(ステップS18)、プルアウトセンサ16がOFFしたか否かを判別し(ステップS19)、プルアウトセンサ16がOFFしていない場合にはジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS20)。そして、所定時間経過しても原稿が検知され続ける場合には、プルアウトセンサ16周辺に原稿が滞留したものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS21)。
【0070】
一方、ステップS19でプルアウトセンサ16によって原稿の後端が検知された場合には、プルアウトセンサ16による原稿の前後端検知情報に基づいて原稿の長さ情報を複写機1側に送信する(ステップS22)。
次いで、図10に示すようにレジストセンサ17がOFFしたか否かを判別し(ステップS23)、OFFしていない場合には、ジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS24)。
【0071】
そして、所定時間経過しても原稿が検知され続ける場合には、レジストセンサ17周辺に原稿が滞留したものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS25)。
一方、ステップS23でレジストセンサ17がOFFの場合にはレジスト後端割込み処理を実行する(ステップS26)。この動作はレジストセンサ17によって原稿の後端が検知された時点から所定パルスだけ搬送ベルトモータ69を正転駆動することにより、原稿をコンタクトガラス2の露光位置に停止させる動作である。
【0072】
次いで、複写機1に原稿の停止信号を送信した後(ステップS27)、次原稿があるか否かを判別し(S28)、次原稿がない場合には、給紙クラッチ64aをOFFして呼出しモータ20をCW方向に駆動する(ステップS29)。
このとき、カム40がスプリング43の引張り力に抗してレバー42aを押込むことにより、図7(b)に示すように駆動軸42が回動してストッパ爪14が退避位置から規制位置に移動する。
【0073】
次いで、ストッパ爪14が規制位置に移動したか否かを判別し(ステップS30)、フィラー検知センサ44によって検知フィラー41が検知されなくなったときに退避位置に移動したものと判断して呼出しモータ20を停止して(ステップS31)処理を終了する。
一方、ステップS28で次原稿がある場合には図11に示す先出し動作を実行する。図10において、まず、呼出しモータ20をCCW方向に移動して(ステップS41)、呼出しコロ10を当接位置に移動させる。次いで、フィラー検知センサ32からの検知情報に基づいて呼出しコロ10が当接位置に移動したか否かを判別し(ステップS42)、移動した場合には呼出しモータ20の駆動を停止するとともに給紙モータ48をCCW方向に回転して、呼出しコロ10、搬送ベルト11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13を駆動して(ステップS43)原稿トレイ4上の原稿の分離を行なう。
【0074】
次いで、レジストセンサ17によって原稿の原稿の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS45)、検知された場合には給紙モータ48を逆転駆動する(ステップS45)。次いで、呼出しモータ20をCCW方向に回転駆動する。
このため、呼出しコロ10が退避位置に移動するとともに、プルアウト駆動ローラ13のみの駆動力によって原稿が搬送される。次いで、フィラー検知センサ32からの検知情報に基づいて呼出しコロ10が退避位置に移動したか否かを判別し(S47)、退避位置に移動したものと判断したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する(ステップS48)。
【0075】
次いで、レジストセンサ17が原稿の先端を検知したか否かを判別し(ステップS49)、検知した場合には給紙モータ69の駆動を停止して(ステップS50)原稿の先出し動作を終了し、複写機1から給紙信号が入力するまで待機する。
また、ステップS1で原稿が1枚目でない場合には、図9のステップS51に進み給紙モータ48をCW方向に回転させるとともに搬送ベルトモータ69をCCW方向に回転させて先出し待機している原稿をコンタクトガラス2の露光位置に搬送してステップS17の処理に移行する。
【0076】
この一連の動作が終了すると、図12に示すようにコンタクトガラス2に原稿が搬送されたか否かを判別する(ステップS52)。このとき、コンタクトガラス2に原稿が搬送され、露光が行なわれると、図示しないメモリにフラグが立てられるため、このメモリ情報に基づいて搬送済みか否かを判別する。
搬送済みの場合には、搬送ベルトモータ69および排紙モータ91を駆動して(ステップS53)、搬送ベルト65によってコンタクトガラス2上から原稿を搬出した後、搬送駆動コロ81および反転従動コロ82によって原稿を挟持して原稿を搬送する。
【0077】
次いで、排紙センサ89aによって原稿の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS54)、検知されていない場合には、ジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS55)。
そして、所定時間経過しても原稿の先端が検知されない場合には、排紙センサ89aに原稿が未到達であるものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS56)。
【0078】
また、ステップS55で所定時間経過していない場合には、小サイズ原稿の場合に搬送ベルトモータ69が排紙動作と並行して行なわれる給紙動作による原稿の停止であるか否かを判別し(ステップS57)、肯定の場合には、コンタクトガラス2上に原稿が複数枚並んで排出されない場合があるため、排紙モータ91の駆動を停止して(ステップS58)処理を終了する。
【0079】
一方、ステップS54で排紙センサ89がONした場合には、排紙減速カウンタクリアした後(ステップS59)、原稿の先端からそのサイズに応じた長さよりも所定量(本実施形態では15mm)差引いた距離を搬送したことを搬送ベルトモータ69の駆動パルスに基づいて計算し、原稿が第1排紙トレイ8上に排紙されるように原稿の後端部が反転駆動コロ81および反転従動コロ82に挟持されている内に排紙モータ91の減速を開始するとともに排紙モータ91の駆動を停止する(ステップS60、S61)。
【0080】
次いで、排紙センサ89がOFFしたか否かを判別し(ステップS62)、OFFしていない場合には、ジャム検知用に設定された所定時間経過したか否かを判別する(ステップS63)。
そして、所定時間経過しても原稿が検知され続ける場合には、排紙センサ89a周辺に原稿が滞留したものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS64)。
【0081】
一方、排紙センサ89がOFFした場合には、図13のフローに進み、排紙モータ91の減速後に所定時間経過したか否かを判別し、(ステップS65)、所定時間経過した場合には複写機1に排紙完了信号を送信した後(ステップS66)、排紙モータ91を駆動を停止して処理を終了する。
次に、図14に基づいてストッパ爪14の位置制御動作を説明する。
【0082】
まず、複写機1の電源が投入されてADF3に電源が供給されたか否かを判別し(ステップS71)、このときには、ストッパ爪14の位置が不明であるため、イニシャル設定のためにストッパ爪14の位置を確認する。
すなわち、ステップS71で電源の投入直後か否かを判別し、電源投入直後であるものと判断したときには、図9のAに移行する。
【0083】
Aの処理を実行した後、原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16およびレジストセンサ17からの検知情報に基づいて分離・給紙手段5の搬送路105上および原稿トレイ4上に原稿があるか否かを判別する(ステップS73)。
そして、原稿が無いものと判断したときには、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が退避位置にあるか否かを判別する(ステップS74)。
【0084】
このとき、ストッパ爪14が退避位置にないものと判断したときには、ストッパ爪14が規制位置にあるためそのままの位置とし、退避位置にあるものと判断したときには、呼出しモータ20をCCW方向に駆動してストッパ爪14を規制位置に向かって移動させ(ステップS75)、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が規制位置に移動したか否かを判別する(ステップS76)。そして、ストッパ爪14が規制位置に移動したものと判断したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する(ステップS77)。
【0085】
一方、ステップS73で原稿があるものと判断したときには、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が規制位置にあるか否かを判別する(ステップS79)。
ここで、ストッパ爪14が規制位置にないものと判断したときには、ストッパ爪14が退避位置にあるためそのままの位置とし、ストッパ爪14が規制位置にあるものと判断したときには、呼出しモータ20をCCW方向に駆動してストッパ爪14を退避位置に向かって移動させ(ステップS80)、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が退避位置に移動したか否かを判別する(ステップS81)。
【0086】
ストッパ爪14が退避位置に位置したものと判断したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する(ステップS82)。
このように、電源の投入時に原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿が有るとき、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、呼出しモータ20を駆動して第1駆動機構18によってストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位置に位置させる制御を行なうようになっているため、ジャム原稿の有無にかかわらず電源の投入時にストッパ爪14に原稿が引っ掛かるのを防止して原稿の除去を容易に行なうことができるとともに、ストッパ爪14が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる。
【0087】
一方、ステップS71でイニシャルが設定された場合には、開閉センサ104からの検知情報に基づいて通電状態で給紙カバー103が開放されて閉塞されたか否かを判別し、カバー103が開状態から閉状態になった場合にのみステップS73以降の処理を実行する。
すなわち、センサ104から検知情報に基づいて開閉カバー103が閉じたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿の無いことを検知したとき、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を規制位置に移動させ、ストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま規制位置に位置させるようにしたため、ジャム原稿の除去後に開閉カバー103を閉じたときに、原稿トレイ4を含んだ原稿の搬送路105上に原稿が無い場合には、ストッパ爪14を規制位置に移動させて原稿を原稿トレイ4に容易にセットすることができる。
【0088】
また、ジャム原稿の除去後にストッパ爪14の下方に原稿が載置された場合に、ストッパ爪14を退避位置に位置させたままの状態にして、ストッパ爪14が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる
一方、ステップS78で開閉カバー103が閉状態から開状態になったものと判断したときには、ステップS79以降の処理を実行する。
【0089】
すなわち、センサ104から検知情報に基づいて開閉カバー103が開放されたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上の原稿の有無にかかわらずストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位置に位置させるようになっているため、開閉カバー103の開放時に、原稿トレイ4を含んだ搬送路105上にある原稿が小さくて検知が困難である場合でも、ストッパ爪14を退避位置に移動させることによって、ストッパ爪14が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとともに、原稿を容易に除去することができる。
【0090】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ジャム原稿の有無にかかわらず電源の投入時に原稿載置台および分離・給紙手段の搬送路上に原稿があるときには、規制手段を退避位置に移動させることにより、規制手段に原稿が引っ掛かるのを防止して原稿の除去を容易に行なうことができるとともに、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる。
【0091】
請求項2記載の発明によれば、開閉カバーの開放時に、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上にある原稿が小さくて検知が困難である場合でも、規制手段を退避位置に移動させることによって、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとともに、原稿を容易に除去することができる。
請求項3記載の発明によれば、ジャム原稿の除去後に開閉カバーを閉じたときに、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原稿が無い場合には、ストッパ爪を規制位置に移動させて原稿を原稿載置台に容易にセットすることができる。
【0092】
また、ジャム原稿の除去後に規制手段の下方に原稿が載置された場合に、規制手段を退避位置に位置させたままの状態にして、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態を示す概略図である。
【図2】一実施形態の自動原稿搬送装置の駆動機構のブロック図である。
【図3】一実施形態の第1駆動機構の概略構成図である。
【図4】一実施形態の第1駆動機構の斜視図である。
【図5】一実施形態の給紙ベルトを駆動する機構と呼出しコロを駆動する機構の分解図である。
【図6】(a)(b)は一実施形態の給紙ベルトと呼出しローラの関係を示し、(a)は呼出しコロが当接位置に移動した状態を示す図、(b)は呼出しコロが離隔位置に移動した状態を示す図である。
【図7】(a)はストッパ爪がカムによって離隔位置に移動された状態を示す図、(b)はストッパ爪がカムによって規制位置に移動された状態を示す図である。
【図8】一実施形態の給紙ベルトのユニットの分解図である。
【図9】一実施形態の給紙動作を示すフローチャートである。
【図10】図9のBに後続する処理を示すフローチャートである。
【図11】一実施形態の原稿の先出し動作を示すフローチャートである。
【図12】一実施形態の排紙動作を示すフローチャートである。
【図13】図12のEに後続する処理を示すフローチャートである。
【図14】一実施形態のストッパ爪の位置制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 ADF(自動原稿搬送装置)
4 原稿トレイ(原稿載置台)
5 分離・給紙手段
14 ストッパ爪(規制手段)
15 原稿セットセンサ(原稿検知手段)
16 プルアウトセンサ(原稿検知手段)
17 レジストセンサ(原稿検知手段)
21 メインコントローラ(制御手段)
44 フィラー検知センサ(位置検知手段)
103 開閉カバー検知カバー
104 開閉センサ(開閉カバー検知手段)
105 搬送路
Claims (3)
- 画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装置であって、
複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台と、
該原稿載置台上に載置された原稿束から最上位に位置する原稿を1枚ずつ分離して露光位置に向かって搬送する分離・給紙手段と、
前記原稿載置台に当接する規制位置と原稿載置台から退避する退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に位置したときに原稿束の先端部に当接して原稿束が所定位置よりも原稿の搬送方向下流側に移動するのを規制する規制手段と、
前記規制手段が規制位置にあるのか退避位置にあるのかを検知する位置検知手段と、
前記原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上での原稿の有無を検知する原稿検知手段と、を備えた自動原稿搬送装置において、
前記原稿検知手段および位置検知手段からの検知情報に基づいて規制手段の移動を制御する制御手段を設け、
該制御手段は、電源の投入時に前記原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿が有るとき、前記規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴とする自動原稿搬送装置。 - 前記分離・給紙手段上の搬送路を露出および閉塞するように本自動原稿搬送装置の本体に設けられた開閉カバーと、該開閉カバーの開閉状態を検知して前記制御手段に検知情報を出力する開閉カバー検知手段と、有し、
前記制御手段は、前記開閉カバーが開放されたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上の原稿の有無にかかわらず前記規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴とする請求項1記載の自動原稿搬送装置。 - 前記制御手段は、前記開閉カバーが閉じたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿の無いことを検知したとき、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を規制位置に移動させ、該規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま規制位置に位置させ、
前記開閉カバーが閉じたことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿が有ることを検知したとき、該規制手段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させることを特徴とする請求項2記載の自動原稿搬送装置。
Priority Applications (1)
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JP28150397A JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP28150397A JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
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JPH11116085A JPH11116085A (ja) | 1999-04-27 |
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ID=17640102
Family Applications (1)
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JP28150397A Expired - Lifetime JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3645076B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5924052B2 (ja) * | 2012-03-19 | 2016-05-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 供給装置および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP28150397A patent/JP3645076B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH11116085A (ja) | 1999-04-27 |
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