JPH0224750B2 - - Google Patents

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JPH0224750B2
JPH0224750B2 JP58163799A JP16379983A JPH0224750B2 JP H0224750 B2 JPH0224750 B2 JP H0224750B2 JP 58163799 A JP58163799 A JP 58163799A JP 16379983 A JP16379983 A JP 16379983A JP H0224750 B2 JPH0224750 B2 JP H0224750B2
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JP
Japan
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paper
tray
roller
copy
image
Prior art date
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JP58163799A
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JPS6056748A (ja
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Hirokazu Matsuo
Yasuhiko Doi
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6056748A publication Critical patent/JPS6056748A/ja
Publication of JPH0224750B2 publication Critical patent/JPH0224750B2/ja
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、複写機やレーザプリンタ等の画像
形成装置、詳しくは第一面に像形成されたシート
を再給送トレイに一旦収容し、該収容されたシー
トを再給送することによつて第二面に像を形成す
る機能を備えた画像形成装置に関する。
発明の背景 このような両面像形成機能を備えた画像形成装
置は、再給送トレイおよび第一面像形成済みシー
トを収容する機構や再給送する機構の設置によつ
て、複数かつ大型なものになり勝ちで、シートの
再給送トレイへの収容からその1枚ずつの再給送
による両面像形成機能の信頼性が高く、しかも構
造が簡単かつ小型で耐久性にも優れるといつた満
足なものが要求されている。
目 的 この発明は、再給送トレイに、該トレイへのシ
ート収容および収容されているシートの再給送に
兼用される一対のローラおよび/またはベルト
を、シート収容時には協働し、シート再給送時に
は一方が搬送部材他方が捌き部材として作動する
ように設け、前記要求に応じ得る画像形成装置を
提供することを目的とする。
実施例 第1図から第5図に示される第1の実施例につ
いて説明すれば、1は画像形成装置としての複写
機本体であつて、原稿載置ガラス2上の原稿像を
露光により感光体ドラム上に作像して現像後シー
トとしての複写紙P上へ転写し複写画像を形成す
る作像部3が、複写機本体1の第1図左側に装着
されている給紙カセツト4から作像部3へ複写紙
Pを1枚ずつ給紙してその第一面に複写画像の形
成を受けさせる給紙部5、および作像部3を経て
複写紙P上に形成された複写画像を定着させる定
着部6とともに内蔵されている。
複写機本体1を受載しているデスクユニツト7
には、第一面複写後の複写紙Pを一旦収容し、そ
の収容したものを他の第二面への複写画像形成の
ために1枚ずつ送り出す再給送トレイとしての再
給送トレイ8が内蔵されている。複写機本体1お
よびデスクユニツト7の第1図右側に、定着部6
を経て排出ローラ9により本体1外へ排出される
複写紙Pをそのまま排出するか、再給紙トレイ8
へ送るよう通路を切り換える通路切換ユニツト1
0が装着されている。
通路切換ユニツト10は、再給紙トレイ8側へ
の搬送路11と、排紙ローラ12側への排紙通路
13との分岐部に通路切換爪14が設けられ、爪
14が第1図実線位置にあるとき排出ローラ9を
経てきた複写紙Pを搬送路11側へ送り込み、仮
想線位置にあるときは排紙ローラ12側へ送るよ
うにしている。通路切換ユニツト10の外面には
排紙ローラ12を経て排紙される複写紙Pを受け
る外付けトレイ15が装着されているが、場合に
より丁合装置に代替される。
デスクユニツト7内には、通路切換ユニツト1
0の搬送路11と再給送トレイ8とを結ぶ複写紙
受入れ搬送路16、および該搬送路16の途中か
ら分岐されて、複写機本体1内の第二面複写用給
紙路17に接続された再給紙搬送路18が設けら
れている。11a,16a,18aは各搬送路1
1,16,18に設けられた搬送ローラ、11
b,18bは各搬送路11,18途中の幅寄せロ
ーラ、19は給紙部5に設けた給紙ローラであ
る。
再給紙トレイ8に、複写紙受入れ搬送路16か
ら送られてくる複写紙Pを再給紙トレイ8へ収容
し、またトレイ8に収容している複写紙Pを送り
出して再給紙するのに兼用される捌き部材として
の捌きベルトユニツト20、搬送部材としての搬
送ローラユニツト21が設けられている。各ユニ
ツト20,21は、その圧接境界部が搬送路16
の一端に近接するように上下に配設されている。
搬送ローラユニツト21は、再給紙トレイ8への
複写紙Pの収容時は、その収容方向に(矢印a方
向)、また再給紙トレイ8に収容されている複写
紙Pの再給紙時は、再給紙方向に回転駆動(矢印
b方向)される搬送ローラ22を含むユニツトと
され、第2図,第3図,第4図に示されているよ
うに、複写機本体1の側板間に固設された搬送ロ
ーラユニツトフレームは23上の側板24,24
間に保持して設けられている。22aはローラ2
2の心金である。
側板24,24には搬送ローラ22を保持する
回転軸25が軸受26を介して保持され、この回
転軸25は一方の側板24の内側に固設されたモ
ータ27により、側板24の外側に配設したギヤ
28,29,30を介して回転駆動される。上記
軸25上の搬送ローラ22の両側には、搬送ロー
ラ22および回転軸25に対し単独回転、つまり
空転できる捌きカラー31が設けられている。
捌きベルトユニツト20は、再給紙トレイ8へ
の複写紙Pの収容時、および再給紙トレイ8に収
容されている複写紙Pの再給紙時共、再給紙トレ
イ8への複写紙収容方向に回動される捌きベルト
32を含むユニツトとされ、第2図に示されるよ
うに、複写機本体1の両側板間に固設されている
捌きベルトユニツトフレーム33からの張り出し
た一対の側板34間に軸35を介して軸支した一
対の可動側板36,36に保持されている。
一対の可動側板36,36には、搬送ローラユ
ニツト21における捌きカラー31,31に対応
するプーリー37,37を固定した回転軸38が
軸受39を介して保持され、軸35上にはプーリ
ー37,37と対応するプーリー40,40が軸
35と一体回転するよう装着され、それら相対向
するプーリー37,40間に前記捌きベルト32
がそれぞれ張設されている。この各捌きベルト3
2は、可動側板36,36の軸35周りに自重等
で生じる下向き回動習性によつて、捌きカラー3
1に対し第4図に示される如く圧接されるように
している。
一方の可動側板36の内面側に固設されている
モータ41の回転は、外面側に配設されているギ
ヤ42,43,44を介し軸35に伝達され、一
対の捌きベルト32を回転駆動するようにしてい
る。軸38のプーリー37,37間には、搬送ロ
ーラ22に対向する搬送カラー45が、軸38お
よびプーリー37に対し空転するように装着され
ている。
再給紙トレイ8は、所定の姿勢で固設された固
定基部8aと、固定基部8aと搬送路16との間
に位置する可動先端部8bとからなる。可動先端
部8bは、固定基部8aとの突き合わせ部で軸8
cにより揺動できるよう枢支され、図示しないソ
レノイド等の可動手段の制御によつて、複写紙P
をトレイ8に収容するときは捌きベルト32から
大きく離れた第2図仮想線の収容位置に、また収
容した複写紙Pを再給紙するときは捌きベルト3
2に近接する第2図実線の再給紙位置に移動され
るようにしている。
可動先端部8bの自由端側に、可動先端部8b
上面へ少し突出したピツクアツプ部材としてのピ
ツクアツプローラ46が、それに対しプーリー4
7,48およびベルト49により連結された受動
ギヤ50と共に装備されている。これに対し搬送
ローラユニツト21には、その両側板24,24
間に軸支されてモータ27から回転力を伝達され
るギヤ30と噛み合い、可動先端部8bが第2図
実線位置へ上動させられたとき上記受動ギヤ50
が噛み合う位置にある待機ギヤ51が設けられ、
可動先端部8bの上動時、ギヤ50,51の噛み
合いによりピツクアツプローラ46も搬送ローラ
22とともにモータ27から矢印b方向への回転
力を伝達されるようにしている。
可動先端部8bの上方には、基部を軸52によ
り枢支されると共に図示しないばねにより第1
図,第2図において時計方向に付勢された圧接板
53が設けられ、可動先端部8bの上動時、ピツ
クアツプローラ46に圧接板53の先端部が圧接
するようにしている。54は圧接板53のピツク
アツプローラ46下動時の待機位置を規制するス
トツパである。
複写紙受入れ搬送路16と再給紙搬送路18と
の分岐点に、再給紙ガイド爪55が設けられてい
る。再給紙ガイド爪55は、再給紙搬送路18側
の上端にて軸56で軸支され、複写紙受入れ搬送
路16へ再給紙のためにトレイ8から送り出され
てくる複写紙Pに対し適当なすくい角を持つよう
自重で垂れ下がり、トレイ8から送り出されてく
る複写紙Pをすくい上げて再給紙搬送路18へ導
き入れるが、複写紙受入れ搬送路16を通じてト
レイ8へ送り込まれる複写紙Pに対しては上方へ
押し退けられて複写紙の進行を妨げないようにさ
れている。
再給紙搬送路18の入口近くに設けられている
搬送ローラ18a後部に、複写紙Pの通過を検知
するセンサー57が設けられ、複写紙Pの先端検
出によつてモータ27を停止させ、後端検出によ
つて再駆動するようにしている。
なお、搬送ローラ22および捌きベルト32
は、搬送ローラ22と複写紙との摩擦係数をμ1
捌きベルト32と複写紙との摩擦係数をμ2、複写
紙どうしの摩擦係数をμ3とすると、μ1>μ2>μ3
関係となるよう各部材ないしそれらの表面層の材
質が選定される。また、搬送カラー45および捌
きカラー31と複写紙との摩擦係数μ4は、μ4<μ3
の関係となるようにされる。
以下動作について述べる。図示しない両面複写
選択スイツチが押されると、通路切換ユニツト1
0の爪14は、第1図実線位置に切り換えられ
る。一方、第一面複写が両面複写設定枚数分行な
われるまでは、両面複写指定状態での第一面複写
段階にあると判断され、再給紙トレイ8は複写紙
Pを収容する状態とされる。つまり、搬送ローラ
22および捌きベルト32はともに複写紙Pを再
給紙トレイ8へ収容する矢印a方向に駆動され、
再給紙トレイ8の可動先端部8bは第2図仮想線
で示す収容位置に切り換えられる。図示しないコ
ピースイツチが押されると、作像部3とともに給
紙部5が作動して、給紙カセツト4内の複写紙P
を作像部3の転写部に給送する。第一面に像転写
後の複写紙Pは定着部6を経た後排出ローラ9に
より複写機本体1から送り出されるが、爪14の
案内を受けて再給紙トレイ8側への搬送路11へ
導かれる。
搬送路11へ導入される複写紙Pは、幅寄せロ
ーラ対11bによる幅寄せ調整を受けながら搬送
され、デスクユニツト7内の複写紙受入れ搬送路
16へ送り込まれる。搬送路16へ送り込まれた
複写紙Pは、ガイド爪55を押し上げながら搬送
されて搬送ローラ22、捌きベルト32間に達
し、さらに再給紙トレイ8へと送られ、下方の収
容位置にある可動先端部8b上から固定基部8a
上へと載り、可動先端部8b上の部分は可動先端
部8bに沿つて下方へ折れ曲がつた状態となるこ
とによつて、複数枚複写の際に後送されてくる複
写紙Pが、トレイ8に先着している複写紙P上へ
確実に載るようになる。これによつて、再給紙ト
レイ8上には、両面複写設定枚数分の第一面複写
済み複写紙Pが積み重ね状態で収容される。
なお、捌きベルト32および搬送ローラ22
は、それらの間を複写紙Pが通過していない間、
それぞれに対向して空転できる捌きカラー31お
よび搬送カラー45に圧接し、ベルト32とロー
ラ22とが接触し合わないので、捌きベルト32
と搬送ローラ22との搬送速度が同一でなくて
も、相互間に摩擦を生じない。これに対して、複
写紙Pが通過している間は、上記摩擦係数の関係
μ1>μ2の条件から、複写紙Pは搬送ローラ22の
搬送速度で搬送され、捌きベルト32と複写紙P
との間で滑りが生じる。しかし、搬送ローラ22
および捌きベルト32間を通る複写紙Pの複写画
像形成面は、複写紙Pとの間で滑りを生じない搬
送ローラ22に面しているので、複写紙Pと捌き
ベルト32との間の滑りに影響されることはな
い。
両面複写設定枚数分の第一面複写が終了する
と、最終の第一面複写紙Pが再給紙トレイ8上へ
完全に収容されるに要する時間に若干の安全時間
を見込んだ所定時間経過後、両面複写指定状態で
の第一面複写段階から、他の片面すなわち第二面
に複写を行なうために再給紙を行なう再給紙複写
段階への切換えが行なわれ、再給紙トレイ8の可
動先端部8bがピツクアツプローラ46および受
動ギヤ50を伴つて第2図実線で示す再給紙位置
に上動させられ、受動ギヤ50が待機ギヤ51に
噛み合い、モータ27の回転をピツクアツプロー
ラ46に伝達できる状態にする。可動先端部8b
が上動して捌きベルト32との間になす角度は、
ほぼ15゜位とされる。
必要な切換え動作終了後、第二面への複写スタ
ート信号(再給紙信号)が発せられると、上記切
換えにより、搬送ローラ22は上記とは逆に再給
紙トレイ8に収容されている複写紙Pを再給紙す
る矢印b方向にモータ27によつて駆動されると
同時に、ピツクアツプローラ46もモータ27に
よつて再給紙方向bに駆動され、ピツクアツプロ
ーラ46は圧接板53による押圧によつてピツク
アツプローラ46に圧接している再給紙トレイ8
内の最下位複写紙Pに作用してそれを再給紙トレ
イ8から引き出し、搬送ローラ22および捌きベ
ルト32間へ送り込み、以後搬送ローラ22によ
る搬送作用とガイド爪55のガイド作用とで再給
紙搬送路18に送り込ませる。この際、捌きベル
ト32は、前記再給紙トレイ8への複写紙収容方
向aにモータ41により駆動され、搬送ローラ2
2よりも小さい摩擦係数で再給紙トレイ8上の複
写紙P再給紙方向側端部上に作用して、搬送ロー
ラ22に直接接して搬送される最下位複写紙P以
外の複写紙Pが随伴するのを阻止し、再給紙トレ
イ8上の複写紙Pが再給紙のために1枚ずつ確実
に送り出されるようにする(第5図)。
搬送ローラ22によつて再給紙トレイ8から引
き出される1枚の複写紙Pは、複写紙受入れ搬送
路16を最初逆送され、再給紙搬送路18の分岐
点に達すると、ガイド爪55により先端をすくい
上げられて再給紙搬送路18へ導き入れられる。
再給紙搬送路18に入つた複写紙Pの先端がセン
サー57によつて検知されると、モータ27は停
止され、ピツクアツプローラ46および搬送ロー
ラ22の駆動を停止する。これによつて、複写紙
Pは搬送路18の搬送ローラ18aにより搬送さ
れ、途中幅寄せローラ対18bによる幅寄せ調整
を受けながら、複写機本体1内の第二面複写用給
紙路17へと送り込まれる。複写紙Pの後端がセ
ンサー57を通過したとき、モータ27は再び駆
動され、再給紙トレイ8上から次の再給紙がなさ
れる。ここで、ピツクアツプローラ46からセン
サー57までの距離は、両面複写可能最小用紙よ
りも短く設定され、ピツクアツプローラ46の回
転中に先の複写紙Pが通過してしまい次の複写紙
を送り出してしまうようなことを防止している。
第二面複写用給紙路17に送り込まれた複写紙
Pは、給紙部5の給紙路を兼用して作像部3の転
写部へ第一面複写時とは裏返つた状態で送られ、
他の第二面に複写画像の転写を受け、定着部6を
経て排出ローラ9により複写機本体1外へ排出さ
れる。このとき通路切換爪14は、上記再給紙複
写段階への切換えによつて既に第1図仮想線位置
に切り換えられており、上記の如く排出される第
二面複写後の複写紙Pを、排出通路13へ導き、
排紙ローラ12によつてトレイ15上へ排紙させ
る。これにより、トレイ15上には第一、第二各
面複写後のつまり両面複写後の複写紙Pが順次排
紙積層される。
再給紙トレイ8上の複写紙Pが1枚になつたと
き、その複写紙Pは搬送ローラ22および捌きベ
ルト32双方の搬送作用を受けるが、複写紙Pと
の摩擦の小さい捌きベルト32に対して滑りなが
ら複写紙Pとの摩擦の大きい搬送ローラ22の方
の搬送作用を受けて、再給紙搬送路18へ確実に
送り込まれる。このときの、複写紙Pと捌きベル
ト32との滑りも、複写紙Pの片面に形成されて
いる複写画像に影響しない。
設定枚数分の両面複写が終了したとき、複写機
本体1は両面複写指定初期状態か、両面複写指定
前の初期状態かに戻される。
第一面だけの複写は、複写スタートスイツチの
操作のみにより行なえるようにすると便利であ
り、通路切換爪14が第1図仮想線位置に切り換
えられることにより、第一面複写後の複写紙Pを
トレイ15上へ直に排紙することで達成され、再
給紙機構は停止状態に保たれる。
なお、上記捌きベルト32は、同じように回転
駆動される捌きローラに代替し得る。また、搬送
ローラ22の回転制御は、センサー57による複
写紙Pの先端検知でモータ27を停止させる代わ
りに、複写スタート信号ないしはセンサー57に
よる複写紙Pの後端検知信号によつて搬送ローラ
22が回転してからその回転により再給紙方向に
搬送される複写紙Pの後端が搬送ローラ22部を
通過するに必要な時間を設定しておき、その時間
だけモータ27を作動させてもよい。あるいは、
搬送ローラ22と再給紙搬送路18の複写紙受入
れ搬送路16に対する分岐点から第1番目の搬送
ローラ18aとの間にセンサーを設け、それによ
つて複写紙Pの後端を検知したときモータ27を
停止するようにして、複写紙Pに最後まで搬送作
用を与えるようにしてもよい。この場合、搬送ロ
ーラ22が複写紙Pの通過途中に駆動されなくな
つて、複写紙Pに対する従動が不充分か不能であ
ることによる複写紙Pとの滑りに起因して、複写
画像に悪影響を及ぼすようなことがない。
さらに、ピツクアツプローラ46をモータ27
の停止により搬送ローラ22と同時に停止させる
代わりに、ピツクアツプローラ46の駆動系にク
ラツク等の専用駆動遮断手段を設けるか単独駆動
するようにして複写紙Pがピツクアツプローラ4
6を通過してから搬送ローラ22を通過し終わる
までに、ピツクアツプローラ46の駆動を断ち、
次の複写紙Pが再給紙されないようにし、モータ
27の停止による搬送ローラ22の駆動停止は複
写紙が搬送ローラ22を通過し終わるタイミング
となる上記方法で行なえば、再給紙トレイ8に収
容している複写紙Pの1枚ずつの再給紙をトラブ
ルなくスムーズに行なわせ易い。
上記実施例は、複写機本体1内に設置される再
給紙トレイ8の場合について述べたが、一旦複写
紙Pをストツクし、それを再び給紙するようなと
ころ、例えば丁合装置の一旦複写紙をストツクし
た後、再び送り出すような部分にも同様に用いる
ことができ、この発明が適用される再給紙部は上
記実施例に限定されない。
第6図,第7図に示されている第2の実施例
は、さらに、搬送ローラ22の心金22aと回転
軸25との間に一方向クラツチ61が介装されて
いる。一方向クラツチ61は、回転軸25に対し
ローラ22を矢印b方向にフリーで矢印a方向に
は回転軸25に一体結合するようにしており、回
転軸25側から見ると矢印a方向にはローラ22
に対しフリーで、矢印b方向にはローラ22に一
体結合する。この一方向クラツチ61を設ける点
以外は、第1実施例と同じ構成のローラユニツト
とされている。
次に、第6図,第7図のユニツト20,21
を、第1実施例のユニツト20,21に代替した
場合の作動について述べる。複写紙Pを再給紙ト
レイ8へ収容する第一面複写段階の場合、捌きベ
ルト32および回転軸25が、それぞれ各駆動モ
ータ27,41によつて複写紙収容方向aに駆動
される。
ここで、捌きベルト32の駆動は、所定搬送速
度v1を与えるようなされ、捌きベルト32は捌き
カラー31との間で複写紙Pを再給紙トレイ8へ
所定速度v1で搬送する。これに対し回転軸25の
駆動は、ローラ22に一方向クラツチ61がない
場合の上記速度v1以上の搬送速度v2を与えられる
ようになされる。この回転軸25の矢印a方向の
回転は、一方向クラツチ61の遊び作用によつて
ローラ22側に伝わらないが、ローラ22が上記
捌きベルト32および捌きカラー31により速度
v1で搬送される複写紙Pに対し回転軸25と無関
係に従転するのを許容する。もし回転軸25が停
止していれば、ローラ22は複写紙Pに従転して
矢印a方向に回転しようとしても、停止している
回転軸25に対し一方向クラツチ61により一体
化されるので回転できず、回転軸25が矢印a方
向に駆動されても、それによつて一方向クラツチ
61がない状態でローラ22に与え得る搬送速度
が捌きベルト32の搬送速度v1よりも遅ければ、
ローラ22は複写紙Pに従転し切る前に回転軸2
5と一体結合されて回転軸25の回転速度に制限
され、複写紙Pとの間に滑りを生じる。ローラ2
2は、回転軸25が一方向クラツチ61がない状
態でローラ22に所定搬送速度v1以上の搬送速度
v2を与え得るように矢印a方向に駆動されること
により、捌きベルト32および捌きカラー31間
で搬送される所定速度v1の複写紙Pに対して充分
に従転し、複写紙Pとの間に滑りを生じないの
で、複写紙P下面に形成されている複写画像を傷
めない。
両面複写設定枚数分の第一面複写終了後の複写
紙Pが再給紙トレイ8に収容し終わり、再給紙信
号によるモータ27の作動でローラ22の回転軸
25が再給紙方向bに回転駆動される。回転軸2
5はこの回転でローラ22に対し一方向クラツチ
61を介して一体結合されローラ22を矢印b方
向に駆動する。矢印b方向に駆動されるローラ2
2は、複写紙Pの再給紙トレイ8への収容終了と
同時に上動させられて回転軸25とともに再給紙
方向bに駆動されるピツクアツプローラ46によ
つて再給紙トレイ8から送り出されてくる最下位
の複写紙Pを、再給紙方向に搬送する。これに対
し捌きベルト32は上記第1の実施例同様モータ
41により複写紙収容方向aに駆動され、上記の
如く搬送される複写紙Pへの他の複写紙Pの追随
を阻止し、1枚ずつ確実に再給紙できるようにす
る。
以下この実施例での再給紙の際のローラ駆動制
御例を説明する。再給紙が開始され、複写紙Pの
先端が再給紙搬送路18入口部のセンサー57で
検知されると、モータ27がオフされ回転軸25
およびピツクアツプローラ46の駆動を停止する
が、この時点で複写紙Pは、再給紙搬送路18入
口部の搬送ローラ18aに既に達していてその搬
送作用を受けることにより以後搬送される。これ
により搬送ローラ22は停止中の回転軸25に対
して一方向クラツチ61を介し空転しながら複写
紙Pに従動し、圧接板53はソレノイドによつて
上動されるから、搬送ローラ18aにより搬送さ
れる複写紙Pがなおローラ22,46に接してい
ても、その再給紙搬送を妨げることはなく、複写
紙P下面の複写画像を傷めることがない。また、
再給紙搬送される複写紙Pがローラ22を通過す
ることによりローラ22に次の複写紙Pが接して
もそれを搬送することなく、次の再給紙信号が出
されるまで次の複写紙Pは送り出されず二重再給
紙が防止される。ピツクアツプローラ46にもそ
の回転軸との間に一方向クラツチを介装して、下
動させる代わりに回転軸に対し空転しながら再給
紙搬送される複写紙Pに従転するようにしてもよ
い。
センサー57が複写紙Pの後端を検知すると、
モータ27が再びオンされるとともに圧接板53
が下動され、搬送ローラ22およびピツクアツプ
ローラ46の再給紙方向bへの回転により次の複
写紙Pが再給紙される。第8図に前記制御におけ
る主な部材の動作を示している。
なお、2枚目以降の再給紙は、複写機本体1側
からの給紙信号によつてもよく、1枚目の再給紙
以後タイマーによつて一定時間ごとに行なうよう
にしてもよい。その他第1実施例で説明した各種
方法によることができる。
第9図に示される第3の実施例は、搬送ローラ
22の回転軸25と、該回転軸25上の受動ギヤ
30との間に一方向クラツチ71が設けられ、ギ
ヤ30に対し回転軸25を再給紙方向bにフリー
で複写紙収容方向aに一体結合されるようにした
ものであり、第2実施例の場合とは一方向クラツ
チの介装位置が異なるだけで、第2実施例の場合
同様の作用効果を奏する。
第10図,第11図に示されるように、搬送ロ
ーラ22を複数分割し互いに離れて装着するよう
な場合、第10図に示されるように第2実施例同
様回転軸25と各搬送ローラ22との間にそれぞ
れ一方向クラツチ61を介装してもよいが、第1
1図に示されるように第3実施例同様回転軸25
とギヤ30との間に一方向クラツチ71を介装す
ると、搬送ローラ22の数に関係なく一方向クラ
ツチが一つでよい利点がある。
さらに、上記した各一方向クラツチの代わり
に、搬送ローラを駆動源に対し単に断接する通常
クラツチを用いて、適時的に断接制御してもよ
い。また再給紙は再給紙トレイ上の最下複写紙か
ら行なうようにした場合のみ説明したが、最上複
写紙から順に再給紙するようにしてもよい。この
場合、搬送ローラおよびピツクアツプローラが捌
きベルトないしは捌きローラの上方に配置され
る。
効 果 この発明によれば、再給送トレイに、シートの
再給送トレイへの収容、および再給送トレイから
の再給送に兼用される一対のローラ、ベルト部材
からなる捌き、搬送部材を設ける方式であるた
め、構造が簡単である。またそれらの部材はシー
ト収容時双方ともシート収容方向に回転してシー
トを再給紙トレイへ確実に収容するとともに、シ
ート再給送時搬送部材が再給送方向に回転して再
給送トレイ上のシートを再給送する作用をするの
に対し、捌き部材はシート収容方向に回転されて
搬送部材により再給送されようとするシートに他
のシートが追随するのを阻止する作用を有するた
め、シートの再給紙が1枚ずつ確実に行なわれ、
構造の簡略化と相俟ち耐久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例を示す複写機の概略図、第
2図は要部の拡大図、第3図は搬送ローラユニツ
トの斜視図、第4図は要部の断面図、第5図は再
給紙状態を示す要部の側面図、第6図は第2実施
例の要部断面図、第7図はその側面図、第8図は
タイムチヤート図、第9図は第3実施例の要部断
面図、第10図,第11図はそれぞれ他の実施例
を示す要部の断面図である。 1…複写機本体、3…作像部、8…再給紙トレ
イ、8b…可動先端部、16…複写紙受入れ搬送
路、18…再給紙搬送路、20…捌きベルトユニ
ツト、21…搬送ローラユニツト、22…搬送ロ
ーラ、32…捌きベルト、27,41…モータ、
46…ピツクアツプローラ、61,71…一方向
クラツチ、P…複写紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 像形成手段によつて第一面に像形成されたシ
    ートを再給送トレイに一旦収容し、該収容された
    シートを再度像形成手段に送り込んで第二面に像
    形成を行なう画像形成装置において、 第一面に像形成されたシートを再給送トレイ8
    へ送り込む送り込み方向aに回転駆動される捌き
    部材20と、 上記捌き部材20に対向し、少なくとも上記再
    給送トレイ8に収容されたシートを再給送トレイ
    8から送り出す送り出し方向bに回転駆動される
    搬送部材21と、 再給送トレイ8に収容されたシートを、上記搬
    送部材21と上記捌き部材20との間へと搬送す
    るビツクアツプ部材46と、 シートの第一面への像形成時には、搬送部材2
    1および捌き部材20を送り込み方向aに回転さ
    せて、第一面に像形成されたシートを再給送トレ
    イ8へ送り込んで再給送トレイ8上に積層収容す
    る一方、シートの第二面への像形成時には、ビツ
    クアツプ部材46により再給送トレイ8上のシー
    トを搬送部材21と捌き部材20との間へと搬送
    するとともに、捌き部材20を送り込み方向a
    に、搬送部材21を送り出し方向bに回転させ
    て、ビツクアツプ部材46によつて搬送されるシ
    ートを捌き、再給送トレイ8より1枚ずつ送り出
    す制御手段27,41と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。 2 シートの第一面への像形成時には、上記搬送
    部材21が上記捌き部材20に従動して回転する
    ように作用する一方、シートの第二面への像形成
    時には、搬送部材21が送り出し方向bに回転駆
    動されるように作用するクラツク手段61,71
    を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の画像形成装置。 3 上記再給送トレイ8は、上方の再給送位置と
    下方の収容位置との間を移動可能であつて、第一
    面への像形成時には収容位置に設定され、第二面
    への像形成時には再給送位置に設定されることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の画像形成装置。
JP58163799A 1983-09-05 1983-09-05 画像形成装置 Granted JPS6056748A (ja)

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