JPH11116085A - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
自動原稿搬送装置Info
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- JPH11116085A JPH11116085A JP28150397A JP28150397A JPH11116085A JP H11116085 A JPH11116085 A JP H11116085A JP 28150397 A JP28150397 A JP 28150397A JP 28150397 A JP28150397 A JP 28150397A JP H11116085 A JPH11116085 A JP H11116085A
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Abstract
に原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原稿がある場合
には、規制手段を退避位置に移動させることにより、原
稿の除去を容易に行なうことができるとともに、規制手
段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することが
できる自動原稿搬送装置を提供するものである。 【解決手段】 電源の投入時に原稿トレイ4または分離
・給紙手段5の搬送路105上に原稿が有るとき、フィラ
ー検知センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14
が規制位置に位置することを検知した場合には、呼出し
モータ20を駆動して第1駆動機構18によってストッパ爪
14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位
置することを検知した場合には、ストッパ爪14をそのま
ま退避位置に位置させる制御を行なう。
Description
ミリ装置等の画像形成装置に具備される自動原稿搬送装
置に関し、詳しくは、原稿載置台上に載置された原稿束
から最上位に位置する原稿を1枚ずつ分離して露光位置
に向かって搬送する分離・給紙手段を有する自動原稿搬
送装置に関する。
像形成装置にあっては、高速化、多機能化するととも
に、より一層の省スペース化が要求されており、それに
従ってこの画像形成装置に具備される自動原稿搬送装置
の省スペース化もより一層要求されるようになってい
る。
稿搬送装置にあっては、原稿載置台上に載置された複数
の原稿からなる原稿束から最上位に位置する原稿を分離
した後、反転経路を介して露光位置に搬送するターン給
紙を行なう構造を採用しており、このようにすること
で、省スペース化を実現している。ところで、このよう
なADFにあっては、原稿載置台に当接する規制位置と
原稿載置台から退避する退避位置の間で移動可能に設け
られた原稿ストッパ爪を備えており、このストッパ爪
は、規制位置に位置したときに原稿束の先端部に当接し
て原稿束が原稿載置台よりも原稿の搬送方向下流側に移
動するのを規制するとともに、原稿束のセット時に原稿
束の先端部を揃えるようになっている。そして、コピー
スタートスイッチが操作されると、原稿ストッパ爪が退
避位置に退避するとともに、原稿の分離・給紙が行なわ
れる。
自動原稿搬送装置にあっては、原稿載置台を含んだ搬送
路上で原稿のジャムが発生した場合等に、ストッパ爪が
規制位置に移動してしまうと、ストッパ爪が原稿載置台
上にセットされた原稿に衝突して原稿を傷付けてしまっ
たり、原稿の除去時に原稿ストッパ爪に原稿が引っ掛か
って自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することが
できないという問題が発生してしまうことから、原稿載
置台を含んだ搬送路上で原稿のジャムが発生した場合等
に、ストッパ爪が規制位置に移動しないような制御を行
なうようにしている。
は、例えは、特開平5−188689号公報(以下、第
1従来例という)、特開平7−5732号公報(以下、
第2従来例という)および特開平7−8346号公報
(以下、第3従来例という)に記載されたようなものが
ある。第1従来例に記載されたものは、ストッパ爪を自
己保持型ソレノイドによって駆動することにより、原稿
ジャムの発生時に電源がOFFされてもストッパが規制
位置に戻るのを防止して、ストッパ爪が原稿載置台上に
セットされた原稿に衝突して原稿を傷付けてしまうこと
等を防止している。
ャムが発生したことを記憶する不揮発性メモリを備え、
電源投入時にメモリ情報に基づいてジャムが発生してい
ないものと判断した場合にはストッパ爪の位置を規制位
置に移動させるようにして、原稿の再セットを容易に行
なうことができるようにしている。また、第3従来例に
記載されたものは、原稿の搬送中にジャムが発生した場
合に、ストッパ爪を規制位置に戻す動作を搬送路上から
ジャム原稿が除去されるまで規制するようにしてストッ
パ爪による原稿の破損を防止するようにしている。
来例に記載されたものにあっては、自己保持型ソレノイ
ドを用いてジャム発生時に電源をOFFしてもストッパ
が規制位置に戻らないようにしたり、原稿のジャムが発
生したときに原稿が除去された場合にストッパを規制位
置に戻すようにしていたため、電源がOFFした後、電
源が再度ONされるとジャムがリセットされてストッパ
が規制位置に戻ってしまい、原稿載置台上に載置された
原稿にストッパ爪が衝突して原稿を傷付けてしまうとと
もに、原稿の除去時にストッパ爪に原稿が引っ掛かって
自動原稿搬送装置から原稿を容易に除去することができ
なかった。
ては、不揮発性メモリにジャム情報を記憶していたた
め、給紙部の開閉カバーを開いて電源供給が遮断された
場合に、開閉カバーが閉じられて電源が再度供給された
場合に、ストッパ爪を退避位置に移動させることができ
るが、原稿ON時に原稿載置台上に原稿がある場合にス
トッパ爪を退避位置に移動させる制御を行なっていない
ため、原稿のON時にストッパ爪が原稿に衝突して原稿
を傷付けてしまうとともに、原稿の除去時にストッパ爪
に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送装置から原稿を容易
に除去することができなかった。
っては、原稿の搬送中にジャムが発生した場合に、スト
ッパを規制位置に戻す動作を搬送路上からジャム原稿が
除去されるまで規制するようにしているが、原稿サイズ
が小さくて原稿の検知が不可能な場合には、ジャム原稿
があるにもかかわらずストッパが規制位置に戻ってしま
う上に、電源がON/OFFされることにより、ジャム
が解除されてしまうため、電源のON時にストッパ爪が
原稿に衝突して原稿を傷付けてしまうとともに、原稿の
除去時にストッパ爪に原稿が引っ掛かって自動原稿搬送
装置から原稿を容易に除去することができなかった。
の有無にかかわらず、電源投入時に原稿載置台を含んだ
原稿の搬送路上に原稿がある場合には、規制手段を退避
位置に移動させることにより、原稿の除去を容易に行な
うことができるとともに、規制手段が原稿に衝突して原
稿を傷付けるのを防止することができる自動原稿搬送装
置を提供することを目的としている。
の開放時に、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上にある
原稿が小さくて検知が困難である場合でも、規制手段を
退避位置に移動させることによって、規制手段が原稿に
衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとと
もに、原稿を容易に除去することができる自動原稿搬送
装置を提供することを目的としている。
稿の除去後に開閉カバーを閉じたときに、原稿載置台を
含んだ原稿の搬送路上に原稿が無い場合には、ストッパ
爪を規制位置に移動させて原稿を原稿載置台に容易にセ
ットすることができるとともに、ジャム原稿の除去後に
規制手段の下方に原稿が載置された場合に、規制手段を
退避位置に位置させたままの状態にして、規制手段が原
稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる
自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、画像形成装置に搭載された
自動原稿搬送装置であって、複数の原稿からなる原稿束
を載置可能な原稿載置台と、該原稿載置台上に載置され
た原稿束から最上位に位置する原稿を1枚ずつ分離して
露光位置に向かって搬送する分離・給紙手段と、前記原
稿載置台に当接する規制位置と原稿載置台から退避する
退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に位置し
たときに原稿束の先端部に当接して原稿束が所定位置よ
りも原稿の搬送方向下流側に移動するのを規制する規制
手段と、前記規制手段が規制位置にあるのか退避位置に
あるのかを検知する位置検知手段と、前記原稿載置台を
含んだ原稿の搬送路上での原稿の有無を検知する原稿検
知手段と、を備えた自動原稿搬送装置において、前記原
稿検知手段および位置検知手段からの検知情報に基づい
て規制手段の移動を制御する制御手段を設け、該制御手
段は、電源の投入時に前記原稿載置台または分離・給紙
手段の搬送路上に原稿があるとき、前記規制手段が規制
位置に位置することを検知した場合には、該規制手段を
退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置する
ことを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位
置に位置させることを特徴としている。
電源の投入時に原稿載置台または分離・給紙手段の搬送
路上に原稿があるときには、規制手段を退避位置に移動
させることにより、規制手段に原稿が引っ掛かるのを防
止して原稿の除去を容易に行なうことができるととも
に、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止
することができる。
るために、請求項1記載の発明において、前記分離・給
紙手段上の搬送路を露出および閉塞するように本自動原
稿搬送装置の本体に設けられた開閉カバーと、該開閉カ
バーの開閉状態を検知して前記制御手段に検知情報を出
力する開閉カバー検知手段と、有し、前記制御手段は、
前記開閉カバーが開放されたことを検知するとともに、
原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上の原稿の有
無にかかわらず前記規制手段が規制位置に位置すること
を検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動さ
せ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場
合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させるこ
とを特徴としている。
置台を含んだ原稿の搬送路上にある原稿が小さくて検知
が困難である場合でも、規制手段を退避位置に移動させ
ることによって、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷付
けるのを防止することができるとともに、原稿を容易に
除去することができる。請求項3記載の発明は、上記課
題を解決するために、請求項2記載の発明において、前
記制御手段は、前記開閉カバーが閉じたことを検知する
とともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上
に原稿の無いことを検知したとき、該規制手段が退避位
置に位置することを検知した場合には、該規制手段を規
制位置に移動させ、該規制手段が規制位置に位置するこ
とを検知した場合には、該規制手段をそのまま規制位置
に位置させ、前記開閉カバーが閉じたことを検知すると
ともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬送路上に
原稿が有ることを検知したとき、該規制手段が規制位置
に位置することを検知した場合には、該規制手段を退避
位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置すること
を検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置に
位置させることを特徴としている。
ーを閉じたときに、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上
に原稿が無い場合には、ストッパ爪を規制位置に移動さ
せて原稿を原稿載置台に容易にセットすることができ
る。また、ジャム原稿の除去後に規制手段の下方に原稿
が載置された場合に、規制手段を退避位置に位置させた
ままの状態にして、規制手段が原稿に衝突して原稿を傷
付けるのを防止することができる
基づいて説明する。図1〜14は本発明に係る自動原稿搬
送装置の一実施形態を示す図であり、本発明の自動原稿
搬送装置を画像形成装置としての複写機に搭載した例を
示している。なお、画像形成装置としては、複写機の他
にファクシミリ装置等に適用することができる。
て、1は複写機であり、この複写機1の上面にはコンタ
クトガラス2が設けられている。また、複写機1の上部
には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)3が
設けられており、このADF3はコンタクトガラス2を
開閉するように複写機1に図示しないヒンジ等を介して
連結されている。
束Pを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ4と、
原稿トレイ4に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分
離した後、分離された原稿をコンタクトガラス2に向か
って搬送する分離・給紙手段5と、分離・給紙手段5に
よってコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿を
コンタクトガラス2上の露光位置に搬送・停止させると
ともに、コンタクトガラス2の下方に配設された複写機
1の読取手段(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、C
CD等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラ
ス2から搬出する搬入・搬出手段6と、搬入・搬出手段
6によってコンタクトガラス2の露光位置から搬出され
た原稿を複写機1の側方から突出する第1排紙トレイ8
または原稿トレイ4の下方に配設された第2排紙トレイ
9の何れか一方に排紙する排紙手段7と、から構成され
ている。なお、第1排紙トレイ8はADF3の側方から
突出するように設けても良い。なお、読取手段によって
読み取らされた画像は公知の感光体ドラムや現像装置等
の画像形成手段によって記録紙に転写される。
ベルト11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13、プ
ルアウト従動コロ13a、13b、ストッパ爪(規制手段)
14、原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジス
トセンサ17から構成されている。ストッパ爪14は原稿ト
レイ4に当接する規制位置と原稿トレイ4から退避する
退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に位置し
たときに原稿束Pの先端部に当接して原稿束Pが原稿ト
レイ4上の所定位置よりも搬送方向下流側に移動するの
を規制するようになっている。
隔可能に設けられており、原稿束Pから上層に位置する
原稿を給紙するようになっており、給紙ベルト11および
リバースコロ12はこの原稿束Pから最上位の原稿のみを
分離するようになっている。この分離された原稿はプル
アウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプルアウト従動
コロ13a、13bに挟持されて給紙ベルト11およびリバー
スコロ12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かって
搬送される。
11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13およびスト
ッパ爪14は図2に示す第1駆動機構18および第2駆動機
構19によって駆動されるようになっている。第1駆動機
構18は図2〜4に示すように呼出しモータ20を有してお
り、この呼出しモータ20はメインコントローラ21によっ
て駆動されるようになっている。このモータ20の駆動力
はモータ20の出力軸に取付けられた歯車20aから内周部
に歯が形成されたベルト22を介して歯車23に伝達される
ようになっており、この歯車23は軸部材24を介してピッ
クアップ入力歯車25に連結されている。この歯車25はピ
ックアップ駆動歯車26およびストッパ歯車27に噛合して
おり、この歯車26、27にはワンウェイクラッチが内蔵さ
れ、このワンウェイクラッチによって一方向のみに回転
される。
時計方向であるCCW方向に回転すると、ベルト22およ
びピックアップ入力歯車25を介してピックアップ駆動歯
車26が反時計方向(ここで、図3と図4は向きが反対な
ので、回転方向は図2、3に基づいて説明する)に回転
する。このとき、ストップ歯車27はワンウェイクラッチ
によってピックアップ入力歯車25の回転が伝達されな
い。
ン検知フィラー28が固定された駆動軸29を介してカム31
に接続されている。また、駆動軸29は複写機1の本体1
aに設けられたブラケット110、111に回転自在に支持さ
れており、この駆動軸29にはワンウェイクラッチ30が取
付けられ、このクラッチ30はブラケット111に固定さ
れ、カム31がピックアップ駆動歯車28に内蔵されたワン
ウェイクラッチの空転トルクによって逆転するのを防止
している。
検知されるようになっており、このセンサ32は発光素子
および受光素子からなる光センサから構成され、フィラ
ー32によって発光素子から受光素子に照射される光が遮
断されたときに、カム31の回動位置を検知して後述する
ように呼出しコロ10のホームポジション位置を検知する
ようになっている。
端部に取付けられたレバー33aに当接、離隔するように
なっている。この駆動部材33は図5、6に示すように給
紙ベルト11を駆動する給紙ベルト駆動軸34に同軸上に摺
動自在に取付けられており、レバー33aにカム31が当接
すると、駆動軸34を中心に回動するようになっている。
られる必要はないが、このようにすると、給紙搬送経路
の部品の構成を簡素化することができ、分離・給紙手段
5の搬送路上のジャム原稿の除去性を向上させることが
できる。この駆動軸33には呼出しコロ揺動部材35を介し
て呼出しコロ10が取付けられているとともにアイドル歯
車37が取付けられており、アイドル歯車37は呼出しコロ
10の端部に形成された歯車10aを介して給紙ベルト11を
駆動する給紙ベルト従動軸36の端部に取付けられた歯車
36aに接続され、これら歯車10a、37および36aは常時
噛合している。
下方に下がっており、この状態が原稿束Pに当接して原
稿を搬送する位置となっている(図6(a)参照)。ま
た、レバー33aにカム31が当接すると駆動部材33が駆動
軸34を中心に回動して揺動部材35を介して呼出しコロ10
を上方に押上げて移動させるようになっており、この状
態が原稿束Pから離隔した位置となっている(図6
(b)参照)。
と、駆動部材33の他端部に設けられたレバー33bが給紙
ベルト11を収納するブラケット38に形成されたストッパ
ー38aから離隔するとともに、自重によって呼出しコロ
10が当接位置に移動すると、レバー38aがストッパー38
aに当接して呼出しコロ10の下降位置を規制するように
なっている。
ように下降したときには、検知センサ32がフィラー28を
検知するようになっており、このときセンサ28はメイン
コントローラ21に信号を出力する。メインコントローラ
21はこの検知情報に基づいて呼出しコロ10が当接位置に
位置したものと判断する。一方、呼出しモータ20が図
2、3中、反時計方向であるCW方向に回転すると、ベ
ルト22およびピックアップ入力歯車25を介してストッパ
歯車27が時計方向に回転する。このとき、ピックアップ
駆動歯車26はワンウェイクラッチによってピックアップ
入力歯車25の回転が伝達されないようになっている。
ており、この駆動軸39にはカム40およびホームポジショ
ン検知フィラー41が取付けられている。駆動軸39は駆動
軸42に平行に設けられており、駆動軸42にはストッパ爪
14が取付けられている。また、駆動軸42の端部にはレバ
ー42aが設けられており、駆動軸39の回転に伴ってカム
40がレバー42aに当接・離隔可能になっている。レバー
42aはスプリング43によって引張られており、図7
(a)に示すように、スプリング43によって引張られる
と、駆動軸42を所定方向に回動してストッパ爪14を原稿
の先端から離隔する退避位置に移動させるようになって
いる。
ー42aを押込むと、回動軸42がスプリング43の引張り力
に抗して所定方向と反対方向に移動するようになってお
り、このときにはストッパ爪14が原稿トレイ4に当接し
て原稿束Pの先端に当接する規制位置に移動するように
なっている。検知フィラー41はフィラー検知センサ(位
置検知手段)44によって検知されるようになっており、
このセンサ44は発光素子および受光素子からなる光セン
サから構成され、フィラー41によって発光素子から受光
素子に照射される光が遮断されたときに、カム40の回動
位置を検知してメインコントローラ21に信号を出力す
る。
に示す退避位置にあるときに、メインコントローラ21に
信号を出力するようになっており、メインコントローラ
21はこの信号が入力したときにストッパ爪14が退避位置
にあるものと判断し、この信号が入力しないときにスト
ッパ爪14が規制位置にあるものと判断する。また、給紙
ベルト11は、図5、6、8に示すように給紙ベルト駆動
軸34および給紙ベルト従動軸36に周回移動自在に巻回さ
れており、この駆動軸34および従動軸36はブラケット38
に係合している。
されており、この筒状部材45の両端部とブラケット38の
間にはスプリング46a、46bが縮設されている。このス
プリング46a、46bは従動軸36をく同軸34から離隔する
方向に付勢することにより、給紙ベルト11を介して従動
軸36の両端部に設けられた軸受47a、47bをブラケット
38に押し付けることにより、給紙ベルト11に一定の張力
を付与するようになっている。
により、給紙ベルト11に張力を与えないようにして、給
紙ベルト11、駆動軸34および従動軸36をブラケット38か
ら取り外すことができる。また、筒状部材45は揺動部材
35に設けられたロッド35aに挿通されており、揺動部材
35は駆動軸34を中心にして揺動することにより、呼出し
コロ10が原稿束Pに当接する位置と離隔する位置の間で
移動する。
てストッパ爪14が退避位置および退避位置の間で移動す
るとともに、呼出しコロ10が退避位置と当接位置の間で
移動する。また、複数機1の本体からコピースタート信
号が入力すると、メインコントローラ21は呼出しモータ
20を駆動してストッパ爪14を退避位置に移動させるとと
もに呼出しコロ10を当接位置に移動させるように第1駆
動機構18を駆動させるようになっている。
メインコントローラ21からの指令信号に基づいて駆動さ
れる給紙モータ48を有しており、この給紙モータ48の駆
動力はそれぞれ歯車49、ベルト50、歯車51、52、ベルト
53および歯車54を介して伝達歯車55に伝達される。この
伝達歯車55には給紙ベルト駆動軸34に駆動力を伝達する
歯車56に噛合されており、この歯車56にはワンウェイク
ラッチが内蔵されている。
蔵された歯車57が噛合しており、この歯車57は歯車58を
介してリバースコロ12を駆動するようになっている。ま
た、伝達歯車55は歯車59、60、61、62、63、64を介して
プルアウト駆動コロ13を駆動するようになっている。ま
た、プルアウト駆動コロ13と歯車64の間にはクラッチ64
aが設けられ、このクラッチ64aはメインコントローラ
21からの指令信号に基づいて歯車64からの駆動力をプル
アウト駆動コロ13に伝達および遮断するようになってい
る。なお、歯車59にはワンウェイクラッチが内蔵されて
いる。また、図2中、細い矢印は呼出しモータ20がCW
方向に回転したときの駆動力の伝達を示し、太い矢印は
呼出しモータ20がCCW方向に回転したときの駆動力の
伝達を示す。
センサ15、プルアウトセンサ16およびレジストセンサ17
からの検知情報に基づいて給紙モータ48を駆動するよう
になっている。なお、このプルアウトセンサ16は原稿の
幅方向に亘って複数個設けられており、原稿の幅方向長
さを検知することもできる。具体的には、複数機1の本
体からコピースタート信号が入力すると、メインコント
ローラ21は原稿トレイ4上に原稿束Pが有ることを検知
したときに、呼出しモータ20をCW方向に駆動してスト
ッパ爪14を退避位置に移動させた後、呼出しモータ20を
CCW方向に駆動して呼出しコロ10を当接位置に移動さ
せるように第1駆動機構18を駆動させる。
回転方向であるCW方向に回転すると、この回転力が歯
車49、ベルト50、歯車51、52、ベルト53および歯車54を
介して伝達歯車55に伝達され、伝達歯車55は反時計方向
に回転する。この方向に回転するときには、歯車56が回
転して給紙ベルト11を時計方向に周回移動させる。ま
た、伝達歯車55が反時計方向に回転するときに、歯車57
も回転するため、この回転が歯車58を介してリバースコ
ロ12に伝達されリバースコロ12が反時計方向に回転す
る。
が伝達される呼出しコロ10によって原稿束Pの給紙が開
始された後、給紙ベルト11が原稿の給紙方向に周回移動
するとともにリバースコロ12が給紙阻止方向に移動する
ため、給紙された原稿束Pから最上位に位置する原稿み
が分離される。また、伝達歯車55から歯車59、60、61、
58、62、63、64を介してプルアウト駆動コロ13に駆動力
が伝達されるため、プルアウト駆動コロ13が反時計方向
に回転してこのコロ13とプルアウト従動コロ13a、13b
によって分離された原稿の給紙を行なう。
って検知されると、呼出しモータ20をCCW方向に駆動
して呼出しコロ10を退避位置に移動させた後、給紙モー
タ48を時計方向であるCW方向に駆動する。このとき、
伝達歯車55が時計方向に回転するため、歯車56、57はワ
ンウェイクラッチによって伝達歯車55からの回転が伝達
されず、給紙ベルト11が停止される。ところが、伝達歯
車55は歯車59、60、61、62、63、64を介してプルアウト
駆動コロ13を駆動するとともに、歯車59、60、61、58を
介してリバースコロ12を駆動するため、リバースコロ12
によって後続する原稿の分離を阻止しつつ、プルアウト
駆動コロ13によって原稿をコンタクトガラス2に向かっ
て搬送する。
段6によって原稿が搬送される。この搬入・搬出手段6
は搬送ベルト65を有しており、この搬送ベルト65は搬送
ベルト駆動ローラ66および搬送ベルト従動ローラ67に巻
回されている。搬送ベルト駆動ローラ66は第3駆動機構
68によって駆動されるようになっている。この第3駆動
機構68は搬送ベルトモータ69を有しており、このモータ
69はメインコントローラ21によって駆動され、歯車70、
ベルト71、歯車72、73、ベルト74および歯車75を介して
搬送ベルト駆動ローラ66に駆動力を伝達し、モータ69の
正・逆回転に伴って搬送ベルト駆動ローラ66は搬送ベル
ト65を正・逆回転させるようになっている。
CCW方向に逆回転して給紙ベルト11の駆動を停止した
時点でメインコントローラ21からの指令信号によって搬
送ベルトモータ69を反時計方向であるCCW方向に正回
転させる。このため、搬送ベルト65が第3駆動機構68に
よって正回転して分離された原稿がコンタクトガラス2
上に搬入される。そして、コンタクトガラス2に搬入さ
れる原稿の後端がレジストセンサ17によって検知される
と、この検知時点から所定パルスだけ搬送ベルトモータ
69を正転駆動することにより、原稿をコンタクトガラス
2の露光位置に停止させる。
送ベルトモータ69の駆動が停止される。この後に、給紙
モータ48が再びCW方向に駆動されて原稿トレイ4上に
載置された原稿から後続する原稿が分離された後、レジ
ストセンサ17がこの原稿の先端を検知してこの検知時点
から所定パルスだけ搬送した時点で給紙モータ48の駆動
を停止し、後続する原稿の先出し動作を実行する。
置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りおよ
び露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了する
と、メインコントローラ21には複写機1から信号が入力
されるため、コントローラ21はこの信号が入力すると、
搬送ベルトモータ69を再び正転駆動することにより、原
稿がコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出される。
コロ82、反転ガイドコロ83、反転従動コロ84、第1切換
爪85、第2切換爪86、排紙駆動コロ87、排紙従動コロ88
および排紙センサ89a、89bから反転駆動コロ81、排紙
駆動コロ87および第1、2切換え爪85、86は第4駆動機
構90によって駆動されるようになっている。第4駆動機
構90はメインコントローラ21からの指令信号によって駆
動される排紙モータ91を有しており、この排紙モータ91
の出力軸91aにはベルト91bを介して歯車92が接続され
ている。この歯車92は歯車93、94、95にそれぞれベルト
96を介して駆動力を伝達するようになっており、歯車9
5、96にはそれぞれ反転駆動コロ81および排紙駆動コロ8
7が接続されている。
によって揺動されるようになっているとともに第2切換
え爪86は第2ソレノイド98によって揺動されるようにな
っており、この第1、2ソレノイド97、98はメインコン
トローラ21からの指令信号によってON/OFFされ
る。具体的には、第1切換爪85は、片面原稿の排紙時に
第1ソレノイド97によってコンタクトガラス2と第1排
紙トレイ8を連通するホームボジション位置(切換爪85
の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に待機したま
まの状態となっている。
を搬送する片面モードのとき第1ソレノイド97を駆動せ
ずに第1切換爪85をホームポジション位置に待機させる
とともに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送ベル
トモータ69を駆動するのと同時に排紙モータ91を駆動さ
せる。このため、反転駆動コロ81および反転従動コロ82
によって挟持された原稿が第1排紙トレイ8に表裏面を
反転されずに直線的に排紙される。
設けられた図示しない操作部によって両面モードが指定
されたとき、第1ソレノイド97を駆動して第1切換爪85
をホームポジション位置からコンタクトガラス2と反転
経路101を連通する位置に移動させるとともに(図1に
示すように切換爪85の上面が原稿の搬送路の一部を構成
する)、両面原稿の片面の読取りおよび露光の終了後に
搬送ベルトモータ69を駆動するのと同時に排紙モータ91
を駆動させる。このため、原稿は反転駆動コロ81および
排紙従動コロ82によって挟持された反転経路101に案内
され、反転ガイドコロ83によって第2切換爪86に向かっ
て搬送される。
駆動され、片面の読取りが終了した原稿がコンタクトガ
ラス2から搬出される際には、第2ソレノイド98によっ
て駆動されずに反転経路101とコンタクトガラス2の間
に設けられた返送経路102を連通するホームボジション
位置(図1に示すように第2切換爪86の下面が原稿の搬
送路の一部を構成する)に切換られるようになってい
る。
れる原稿は、第1切換爪85によって反転経路101に搬送
された後、第2切換爪86によって返送経路102に表裏面
が反転された状態で反転駆動コロ81および反転従動コロ
84bに挟持されてコンタクトガラス2に返送される。反
転経路101上に設けられた排紙センサ89bによって原稿
の先端が検知されると、メインコントローラ21は搬送ベ
ルトモータ69を逆転駆動して搬送ベルト65を逆転駆動
し、排紙センサ89bによって原稿の先端が検知された時
点からの搬送ベルトモータ69の回転パルスが所定値に到
達したときに原稿をコンタクトガラス2上の露光位置に
搬送したものと判断して搬送ベルトモータ102を停止さ
せる。
すると、コントローラ21には複写機1から信号が入力さ
れるため、コントローラ21はこの信号が入力すると、搬
送ベルトモータ69を正転駆動し、さらに、第1ソレノイ
ド97を駆動するとともに第2ソレノイド98の駆動を停止
し、第1切換爪85によってコンタクトガラス2と反転経
路101を連通させるとともに、第2切換爪86によって返
送経路102と第2排紙トレイ9を連通させることにより
(第2切換爪86の上部が原稿の搬送路の一部を構成す
る)、コンタクトガラス2から搬出される原稿は反転駆
動コロ81および反転従動コロ82に挟持されて搬送された
後、排紙駆動コロ87および排紙従動コロ88によって挟持
されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
アウトセンサ16、レジストセンサ17は原稿トレイ4を含
んだ原稿の搬送路105上での原稿の有無を検知する原稿
検知手段を構成しており、メインコントローラ21はこれ
ら原稿セットセンサ15、プルアウトセンサ16、レジスト
センサ17からの検知情報に基づいてストッパ爪14の移動
を制御する制御手段を構成している。
写機1の電源の投入時に原稿トレイ4および分離・給紙
手段5の搬送路105上に原稿が有るとき、フィラー検知
センサ44からの検知情報に基づいてストッパ爪14が規制
位置に位置することを検知した場合には、呼出しモータ
20を駆動して第1駆動機構18によってストッパ爪14を退
避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置する
ことを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避
位置に位置させる制御を行なうようになっている。
aの分離・給紙手段5側には分離・給紙手段5上の搬送
路105を露出および閉塞するように本体3aに対して開
閉自在な開閉カバー103が設けられており、カバー103の
近傍の本体3aにはこの開閉カバー3の開閉状態を検知
してメインコントローラ21に検知情報を出力する開閉カ
バー検知センサ(開閉カバー検知手段)104が設けられ
ており、このセンサ104は光センサやタッチセンサ等か
ら構成されている。なお、開閉カバー103にはプルアウ
ト従動コロ13a、13bが回転自在に取付けられている。
そして、メインコントローラ21はセンサ104からの検知
情報に基づいて開閉カバー103が開放されたことを検知
するとともに、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の
搬送路105上の原稿の有無にかかわらずストッパ爪14が
規制位置に位置することを検知した場合には、ストッパ
爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に
位置することを検知した場合には、ストッパ爪14をその
まま退避位置に位置させるようになっている。
開閉カバー103が閉じたことを検知するとともに、原稿
トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿
の無いことを検知したとき、ストッパ爪14が退避位置に
位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を規制
位置に移動させ、ストッパ爪14が規制位置に位置するこ
とを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま規制位
置に位置させるようになっている。
て開閉カバー103が閉じたことを検知するとともに、原
稿トレイ4および分離・給紙手段4の搬送路105上に原
稿が有ることを検知したとき、ストッパ爪14が規制位置
に位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を退
避位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置する
ことを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避
位置に位置させるようになっている。
づいて原稿の搬送動作および本実施形態のストッパ爪14
の位置制御動作を説明する。なお、このフローチャート
はメインコントローラ21に設けられた給紙動作プログラ
ムである。また、ここでは片面原稿の搬送動作を説明す
る。まず、原稿トレイ4上に原稿束Pが載置され、複写
機1の操作部に設けられたプリントキーが押下されて複
写機1の本体からメインコントローラ21に給紙信号が送
信されると、メインコントローラ21のプログラムは給紙
動作ルーチンに移行する。
枚目であるか否かを判別し(ステップS1)、1枚目で
あるものと判断した場合には、給紙クラッチ64aをON
させるとともに、呼出しモータ20をCW方向に回転させ
る(ステップS2)。呼出しモータ20を反時計方向であ
るCW方向に回転させると、ベルト22およびピックアッ
プ入力歯車25を介してストッパ歯車27が時計方向に回転
する。このとき、ピックアップ駆動歯車26はワンウェイ
クラッチによってピックアップ入力歯車25の回転が伝達
されないようになっている。
バー42aから離隔してレバー42aがスプリング43に引張
られて駆動軸42を所定方向に回動して図7(a)に示す
ようにストッパ爪14を原稿の先端から離隔する退避位置
に移動させるようになっている。そして、ストッパ爪14
が退避位置に移動したか否かを判別し(ステップS
3)、フィラー検知センサ44によって検知フィラー41が
検知されたときに、退避位置に移動したものと判断して
呼出しモータ20をCCW方向に逆転駆動する(ステップ
S4)。
よびピックアップ入力歯車25を介してピックアップ駆動
歯車26に駆動力が伝達される。このとき、ストップ歯車
27はワンウェイクラッチによってピックアップ入力歯車
25の回転が伝達されない。次いで、ピックアップ駆動歯
車26が回転されると、カム31によってピックアップ駆動
軸33のレバー33aから離隔して呼出しコロ10を自重によ
って原稿束Pに当接する当接位置に移動させる。
したか否かを判別し(ステップS5)、フィラー検知セ
ンサ32によって検知フィラー28が検知されたときに、呼
出しコロ10が当接位置に移動したものと判断して呼出し
モータ20の駆動を停止する(ステップS6)。次いで、
給紙モータ48および搬送ベルトモータ69をCCW方向に
回転させる。(ステップS7)。このとき、呼出しコロ1
0によって原稿束Pが給紙された後、給紙ベルト11およ
びリバースコロ12によって原稿束Pから最上位に位置す
る原稿が分離され、この分離された原稿がプルアウト駆
動コロ13によってコンタクトガラス2に向かって搬送さ
れる。
の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS8)、
ONしていないときにジャム検知用に設定された所定時
間経過したか否かを判別する(ステップS9)。そし
て、所定時間経過しても原稿の先端が検知されない場合
には、プルアウトセンサ16に原稿が未到達であるものと
してジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステッ
プS10)。一方、ステップS8でプルアウトセンサ16に
よって原稿の先端が検知された場合には、給紙モータ48
を逆転駆動すると共に、呼出しモータ20をCCW方向に
駆動する(ステップS11)。
ルト11に駆動力が伝達されずに、プルアウト駆動ローラ
13およびリバースコロ12のみに駆動力が伝達され、後述
する原稿の分離が行なわれずに、プルアウト従動コロ13
によって原稿がコンタクトガラス2に向かって搬送され
る。また、呼出しモータ20をCCW方向に駆動すると、
レバー33aにカム31が当接して駆動部材33が駆動軸34を
中心に回動して揺動部材35を介して呼出しコロ10を上方
に押上げて移動させ、呼出しコロ10を原稿束Pから上方
に離隔した退避位置に移動させる。
たか否かをフィラー検知センサ32からの検知情報に基づ
いて判別し(ステップS12)、呼出しコロ10が退避位置
に移動したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する
(ステップS13)。次いで、レジストセンサ17がONし
たか否かを判別し、レジストセンサ17がONしていない
場合にはジャム検知用に設定された所定時間経過したか
否かを判別する(ステップS15)。
検知されない場合には、レジストセンサ17に原稿が未到
達であるものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中
断する(ステップS16)。一方、ステップS14でレジス
トセンサ17によって原稿の先端が検知された場合には、
給紙モータ48を増速駆動して搬送ベルトモータ69と同等
の回転数まで上昇さる(ステップS17)。
報に基づいて原稿の幅方向長さを複写機1に送信した後
(ステップS18)、プルアウトセンサ16がOFFしたか
否かを判別し(ステップS19)、プルアウトセンサ16が
OFFしていない場合にはジャム検知用に設定された所
定時間経過したか否かを判別する(ステップS20)。そ
して、所定時間経過しても原稿が検知され続ける場合に
は、プルアウトセンサ16周辺に原稿が滞留したものとし
てジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップ
S21)。
によって原稿の後端が検知された場合には、プルアウト
センサ16による原稿の前後端検知情報に基づいて原稿の
長さ情報を複写機1側に送信する(ステップS22)。次
いで、図10に示すようにレジストセンサ17がOFFした
か否かを判別し(ステップS23)、OFFしていない場
合には、ジャム検知用に設定された所定時間経過したか
否かを判別する(ステップS24)。
れ続ける場合には、レジストセンサ17周辺に原稿が滞留
したものとしてジャム検知を行ない、給紙動作を中断す
る(ステップS25)。一方、ステップS23でレジストセ
ンサ17がOFFの場合にはレジスト後端割込み処理を実
行する(ステップS26)。この動作はレジストセンサ17
によって原稿の後端が検知された時点から所定パルスだ
け搬送ベルトモータ69を正転駆動することにより、原稿
をコンタクトガラス2の露光位置に停止させる動作であ
る。
した後(ステップS27)、次原稿があるか否かを判別し
(S28)、次原稿がない場合には、給紙クラッチ64aを
OFFして呼出しモータ20をCW方向に駆動する(ステ
ップS29)。このとき、カム40がスプリング43の引張り
力に抗してレバー42aを押込むことにより、図7(b)
に示すように駆動軸42が回動してストッパ爪14が退避位
置から規制位置に移動する。
たか否かを判別し(ステップS30)、フィラー検知セン
サ44によって検知フィラー41が検知されなくなったとき
に退避位置に移動したものと判断して呼出しモータ20を
停止して(ステップS31)処理を終了する。一方、ステ
ップS28で次原稿がある場合には図11に示す先出し動作
を実行する。図10において、まず、呼出しモータ20をC
CW方向に移動して(ステップS41)、呼出しコロ10を
当接位置に移動させる。次いで、フィラー検知センサ32
からの検知情報に基づいて呼出しコロ10が当接位置に移
動したか否かを判別し(ステップS42)、移動した場合
には呼出しモータ20の駆動を停止するとともに給紙モー
タ48をCCW方向に回転して、呼出しコロ10、搬送ベル
ト11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13を駆
動して(ステップS43)原稿トレイ4上の原稿の分離を
行なう。
原稿の先端が検知されたか否かを判別し(ステップS4
5)、検知された場合には給紙モータ48を逆転駆動する
(ステップS45)。次いで、呼出しモータ20をCCW方
向に回転駆動する。このため、呼出しコロ10が退避位置
に移動するとともに、プルアウト駆動ローラ13のみの駆
動力によって原稿が搬送される。次いで、フィラー検知
センサ32からの検知情報に基づいて呼出しコロ10が退避
位置に移動したか否かを判別し(S47)、退避位置に移
動したものと判断したときには、呼出しモータ20の駆動
を停止する(ステップS48)。
検知したか否かを判別し(ステップS49)、検知した場
合には給紙モータ69の駆動を停止して(ステップS50)
原稿の先出し動作を終了し、複写機1から給紙信号が入
力するまで待機する。また、ステップS1で原稿が1枚
目でない場合には、図9のステップS51に進み給紙モー
タ48をCW方向に回転させるとともに搬送ベルトモータ
69をCCW方向に回転させて先出し待機している原稿を
コンタクトガラス2の露光位置に搬送してステップS17
の処理に移行する。
ようにコンタクトガラス2に原稿が搬送されたか否かを
判別する(ステップS52)。このとき、コンタクトガラ
ス2に原稿が搬送され、露光が行なわれると、図示しな
いメモリにフラグが立てられるため、このメモリ情報に
基づいて搬送済みか否かを判別する。搬送済みの場合に
は、搬送ベルトモータ69および排紙モータ91を駆動して
(ステップS53)、搬送ベルト65によってコンタクトガ
ラス2上から原稿を搬出した後、搬送駆動コロ81および
反転従動コロ82によって原稿を挟持して原稿を搬送す
る。
端が検知されたか否かを判別し(ステップS54)、検知
されていない場合には、ジャム検知用に設定された所定
時間経過したか否かを判別する(ステップS55)。そし
て、所定時間経過しても原稿の先端が検知されない場合
には、排紙センサ89aに原稿が未到達であるものとして
ジャム検知を行ない、給紙動作を中断する(ステップS
56)。
ない場合には、小サイズ原稿の場合に搬送ベルトモータ
69が排紙動作と並行して行なわれる給紙動作による原稿
の停止であるか否かを判別し(ステップS57)、肯定の
場合には、コンタクトガラス2上に原稿が複数枚並んで
排出されない場合があるため、排紙モータ91の駆動を停
止して(ステップS58)処理を終了する。
した場合には、排紙減速カウンタクリアした後(ステッ
プS59)、原稿の先端からそのサイズに応じた長さより
も所定量(本実施形態では15mm)差引いた距離を搬送し
たことを搬送ベルトモータ69の駆動パルスに基づいて計
算し、原稿が第1排紙トレイ8上に排紙されるように原
稿の後端部が反転駆動コロ81および反転従動コロ82に挟
持されている内に排紙モータ91の減速を開始するととも
に排紙モータ91の駆動を停止する(ステップS60、S6
1)。
を判別し(ステップS62)、OFFしていない場合に
は、ジャム検知用に設定された所定時間経過したか否か
を判別する(ステップS63)。そして、所定時間経過し
ても原稿が検知され続ける場合には、排紙センサ89a周
辺に原稿が滞留したものとしてジャム検知を行ない、給
紙動作を中断する(ステップS64)。
は、図13のフローに進み、排紙モータ91の減速後に所定
時間経過したか否かを判別し、(ステップS65)、所定
時間経過した場合には複写機1に排紙完了信号を送信し
た後(ステップS66)、排紙モータ91を駆動を停止して
処理を終了する。次に、図14に基づいてストッパ爪14の
位置制御動作を説明する。
3に電源が供給されたか否かを判別し(ステップS7
1)、このときには、ストッパ爪14の位置が不明である
ため、イニシャル設定のためにストッパ爪14の位置を確
認する。すなわち、ステップS71で電源の投入直後か否
かを判別し、電源投入直後であるものと判断したときに
は、図9のAに移行する。
15、プルアウトセンサ16およびレジストセンサ17からの
検知情報に基づいて分離・給紙手段5の搬送路105上お
よび原稿トレイ4上に原稿があるか否かを判別する(ス
テップS73)。そして、原稿が無いものと判断したとき
には、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づいて
ストッパ爪14が退避位置にあるか否かを判別する(ステ
ップS74)。
ものと判断したときには、ストッパ爪14が規制位置にあ
るためそのままの位置とし、退避位置にあるものと判断
したときには、呼出しモータ20をCCW方向に駆動して
ストッパ爪14を規制位置に向かって移動させ(ステップ
S75)、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づい
てストッパ爪14が規制位置に移動したか否かを判別する
(ステップS76)。そして、ストッパ爪14が規制位置に
移動したものと判断したときには、呼出しモータ20の駆
動を停止する(ステップS77)。
断したときには、フィラー検知センサ44からの検知情報
に基づいてストッパ爪14が規制位置にあるか否かを判別
する(ステップS79)。ここで、ストッパ爪14が規制位
置にないものと判断したときには、ストッパ爪14が退避
位置にあるためそのままの位置とし、ストッパ爪14が規
制位置にあるものと判断したときには、呼出しモータ20
をCCW方向に駆動してストッパ爪14を退避位置に向か
って移動させ(ステップS80)、フィラー検知センサ44
からの検知情報に基づいてストッパ爪14が退避位置に移
動したか否かを判別する(ステップS81)。
判断したときには、呼出しモータ20の駆動を停止する
(ステップS82)。このように、電源の投入時に原稿ト
レイ4および分離・給紙手段5の搬送路105上に原稿が
有るとき、フィラー検知センサ44からの検知情報に基づ
いてストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した
場合には、呼出しモータ20を駆動して第1駆動機構18に
よってストッパ爪14を退避位置に移動させ、ストッパ爪
14が退避位置に位置することを検知した場合には、スト
ッパ爪14をそのまま退避位置に位置させる制御を行なう
ようになっているため、ジャム原稿の有無にかかわらず
電源の投入時にストッパ爪14に原稿が引っ掛かるのを防
止して原稿の除去を容易に行なうことができるととも
に、ストッパ爪14が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを
防止することができる。
れた場合には、開閉センサ104からの検知情報に基づい
て通電状態で給紙カバー103が開放されて閉塞されたか
否かを判別し、カバー103が開状態から閉状態になった
場合にのみステップS73以降の処理を実行する。すなわ
ち、センサ104から検知情報に基づいて開閉カバー103が
閉じたことを検知するとともに、原稿トレイ4および分
離・給紙手段5の搬送路105上に原稿の無いことを検知
したとき、ストッパ爪14が退避位置に位置することを検
知した場合には、ストッパ爪14を規制位置に移動させ、
ストッパ爪14が規制位置に位置することを検知した場合
には、ストッパ爪14をそのまま規制位置に位置させるよ
うにしたため、ジャム原稿の除去後に開閉カバー103を
閉じたときに、原稿トレイ4を含んだ原稿の搬送路105
上に原稿が無い場合には、ストッパ爪14を規制位置に移
動させて原稿を原稿トレイ4に容易にセットすることが
できる。
の下方に原稿が載置された場合に、ストッパ爪14を退避
位置に位置させたままの状態にして、ストッパ爪14が原
稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することができる
一方、ステップS78で開閉カバー103が閉状態から開状
態になったものと判断したときには、ステップS79以降
の処理を実行する。
いて開閉カバー103が開放されたことを検知するととも
に、原稿トレイ4および分離・給紙手段5の搬送路105
上の原稿の有無にかかわらずストッパ爪14が規制位置に
位置することを検知した場合には、ストッパ爪14を退避
位置に移動させ、ストッパ爪14が退避位置に位置するこ
とを検知した場合には、ストッパ爪14をそのまま退避位
置に位置させるようになっているため、開閉カバー103
の開放時に、原稿トレイ4を含んだ搬送路105上にある
原稿が小さくて検知が困難である場合でも、ストッパ爪
14を退避位置に移動させることによって、ストッパ爪14
が原稿に衝突して原稿を傷付けるのを防止することがで
きるとともに、原稿を容易に除去することができる。
稿の有無にかかわらず電源の投入時に原稿載置台および
分離・給紙手段の搬送路上に原稿があるときには、規制
手段を退避位置に移動させることにより、規制手段に原
稿が引っ掛かるのを防止して原稿の除去を容易に行なう
ことができるとともに、規制手段が原稿に衝突して原稿
を傷付けるのを防止することができる。
の開放時に、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上にある
原稿が小さくて検知が困難である場合でも、規制手段を
退避位置に移動させることによって、規制手段が原稿に
衝突して原稿を傷付けるのを防止することができるとと
もに、原稿を容易に除去することができる。請求項3記
載の発明によれば、ジャム原稿の除去後に開閉カバーを
閉じたときに、原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上に原
稿が無い場合には、ストッパ爪を規制位置に移動させて
原稿を原稿載置台に容易にセットすることができる。
方に原稿が載置された場合に、規制手段を退避位置に位
置させたままの状態にして、規制手段が原稿に衝突して
原稿を傷付けるのを防止することができる
示す概略図である。
ロック図である。
る。
しコロを駆動する機構の分解図である。
しローラの関係を示し、(a)は呼出しコロが当接位置
に移動した状態を示す図、(b)は呼出しコロが離隔位
置に移動した状態を示す図である。
移動された状態を示す図、(b)はストッパ爪がカムに
よって規制位置に移動された状態を示す図である。
ある。
ある。
である。
ャートである。
ある。
である。
フローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】画像形成装置に搭載された自動原稿搬送装
置であって、 複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台と、 該原稿載置台上に載置された原稿束から最上位に位置す
る原稿を1枚ずつ分離して露光位置に向かって搬送する
分離・給紙手段と、 前記原稿載置台に当接する規制位置と原稿載置台から退
避する退避位置の間で移動可能に設けられ、規制位置に
位置したときに原稿束の先端部に当接して原稿束が所定
位置よりも原稿の搬送方向下流側に移動するのを規制す
る規制手段と、 前記規制手段が規制位置にあるのか退避位置にあるのか
を検知する位置検知手段と、 前記原稿載置台を含んだ原稿の搬送路上での原稿の有無
を検知する原稿検知手段と、を備えた自動原稿搬送装置
において、 前記原稿検知手段および位置検知手段からの検知情報に
基づいて規制手段の移動を制御する制御手段を設け、 該制御手段は、電源の投入時に前記原稿載置台または分
離・給紙手段の搬送路上に原稿が有るとき、前記規制手
段が規制位置に位置することを検知した場合には、該規
制手段を退避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に
位置することを検知した場合には、該規制手段をそのま
ま退避位置に位置させることを特徴とする自動原稿搬送
装置。 - 【請求項2】前記分離・給紙手段上の搬送路を露出およ
び閉塞するように本自動原稿搬送装置の本体に設けられ
た開閉カバーと、該開閉カバーの開閉状態を検知して前
記制御手段に検知情報を出力する開閉カバー検知手段
と、有し、 前記制御手段は、前記開閉カバーが開放されたことを検
知するとともに、原稿載置台または分離・給紙手段の搬
送路上の原稿の有無にかかわらず前記規制手段が規制位
置に位置することを検知した場合には、該規制手段を退
避位置に移動させ、該規制手段が退避位置に位置するこ
とを検知した場合には、該規制手段をそのまま退避位置
に位置させることを特徴とする請求項1記載の自動原稿
搬送装置。 - 【請求項3】前記制御手段は、前記開閉カバーが閉じた
ことを検知するとともに、原稿載置台または分離・給紙
手段の搬送路上に原稿の無いことを検知したとき、該規
制手段が退避位置に位置することを検知した場合には、
該規制手段を規制位置に移動させ、該規制手段が規制位
置に位置することを検知した場合には、該規制手段をそ
のまま規制位置に位置させ、 前記開閉カバーが閉じたことを検知するとともに、原稿
載置台または分離・給紙手段の搬送路上に原稿が有るこ
とを検知したとき、該規制手段が規制位置に位置するこ
とを検知した場合には、該規制手段を退避位置に移動さ
せ、該規制手段が退避位置に位置することを検知した場
合には、該規制手段をそのまま退避位置に位置させるこ
とを特徴とする請求項2記載の自動原稿搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28150397A JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28150397A JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11116085A true JPH11116085A (ja) | 1999-04-27 |
JP3645076B2 JP3645076B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=17640102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28150397A Expired - Lifetime JP3645076B2 (ja) | 1997-10-15 | 1997-10-15 | 自動原稿搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3645076B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013193830A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 供給装置および画像形成装置 |
-
1997
- 1997-10-15 JP JP28150397A patent/JP3645076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013193830A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 供給装置および画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3645076B2 (ja) | 2005-05-11 |
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