JP3589841B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に具備される自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、原稿束から最上位に位置する原稿を分離する分離機構を有する自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、複写機等の画像形成装置は、デジタル化、多機能化し、それにつれてシステム構成上原稿を先頭から分離、搬送する自動原稿搬送装置の需要が増えている。一方、低速から中速層の複写機等に搭載される自動原稿搬送装置にあっては、省スペースまたはコスト上の理由によって原稿給紙に際し、原稿を上下反転して画像読取部に搬送するターン部を設けることが多くなっており、このような装置では原稿を頁順に給紙するために原稿面を上向きにして原稿載置台にセットするようになっている(以下、この方式を原稿上送りという)。
【0003】
この方式で用いられる給紙手段としては、原稿載置台上に載置された複数の原稿からなる原稿束に当接、離隔可能に設けられ、原稿束に当接したときにこの原稿束から上層に位置する上層原稿群を給紙する呼出コロと、呼出コロによって給紙された上層原稿群から最上位に位置する最上位原稿を分離する給紙コロおよびリバースコロから構成されている。呼出コロは原稿載置台に載置された原稿束のうち前記上層原稿群を分離部を形成している給紙コロおよびリバースコロに挟持される位置まで給紙する。給紙コロは該給紙された上層原稿群のうち最上位原稿のみを給紙方向に給紙し、リバースコロは給紙方向と逆方向に回転し最上位原稿より下位に属する次原稿群が分離部に侵入するのを阻止する。さらに、給紙コロは、最上位原稿が分離部を抜けると同時にリバースコロの回転に従動して給紙方向と逆方向に回転する。このため、次原稿群が原稿セット部側へ確実に戻され、その戻される量は分離部の回転エネルギーにより決められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の自動原稿搬送装置にあっては、次原稿群がリバースコロおよび給紙コロによって戻される量が大きい場合に、問題が発生する。例えば、最上位にある原稿が給紙コロによって、最上位原稿のみ給紙されると同時に、次原稿群のうち最上位にある次原稿がリバースコロによって、原稿載置台に載置された原稿束に戻されとき、その戻される量が大きい場合には、次原稿が次原稿の次の原稿である次々原稿の位置より分離部から遠くに位置してしまい、次々原稿が、次原稿よりも先に給紙されてしまい給紙順序が変わってしまう。また、原稿載置台に最後の原稿である最終原稿が載置されている場合に、分離部で分離された最終原稿の戻りすぎが原因で、原稿セットセンサーを解除する。このため、原稿給紙終了を検知してしまい、最終原稿が原稿載置台に残ってしまう。以上のように従来の自動原稿搬送装置にあっては、呼出し後に給紙原稿から分離した原稿が戻り過ぎることにより、給紙機能が悪化していた。
【0005】
本発明はこのような従来の問題点を解消することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、複数枚の原稿が載置された原稿束のうち最上位の原稿を原稿載置台から所定の位置に呼び出し可能な呼出部材と、前記呼出部材により呼び出された呼出原稿の一面側に接触して、原稿を給紙する給紙方向に回転する給紙部材と、前記呼出原稿の他面側に接触して該原稿を前記所定位置側に戻す逆転方向に回転し、前記呼出原稿のうち1枚の原稿と他の原稿を分離させる分離部材と、前記分離部材および給紙部材によって分離給紙された1枚の原稿を引き抜く引抜部材と、前記引抜部材より下流側に位置し前記引抜部材によって引き抜かれた原稿の先端を検知する検知手段と、を有し、前記引抜部材によって引き抜かれた原稿が前記検知手段によって検知されたとき、前記分離部材はそのまま回転しつづけ、かつ前記給紙部材は該分離部材の回転に従動するように分離部材および給紙部材の回転を制御する回転制御手段と、を備え、分離後の呼出原稿を前記所定の位置に戻すようにした自動原稿搬送装置であって、前記給紙部材が前記給紙方向とは逆方向に従動回転するとき、該回転を一定範囲に制限する制限手段を設け、該制限手段が、前記給紙部材にワンウェイクラッチを介して連結され、前記給紙部材の給紙方向への回転時に空転する一方、前記給紙部材の逆方向への回転時に前記給紙部材と一体回転する回転レバーと、前記給紙部材の逆方向への従動回転が所定量に達したとき該回転レバーに当接し該従動回転を停止させる規制部材と、を有し、該規制部材が、装置フレームから突出するように設けられたレバー停止板およびレバー停止部材を有するとともに、前記給紙部材が前記給紙方向とは逆方向に回転するとき、前記呼出部材が原稿束から離隔するよう上昇させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜3は本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態を示す図であり、本発明の自動原稿搬送装置を画像形成装置としての複写機に装着した例を示している。なお、ファクシミリ装置等の他の画像成形装置に適用することもできる。
【0009】
まず、全体の構成を説明する。図1において、1は複写機であり、この複写機1の上面にはコンタクトガラス2が設けられている。また、複写機1の上部には自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)3が設けられており、このADF3はコンタクトガラス2上で開閉するように複写機1に図示しないヒンジ等を介して連結されている。
【0010】
このADF3は、複数の原稿からなる原稿束Pを載置可能な原稿載置台としての原稿トレイ4と、原稿トレイ4に載置された原稿束から原稿を1枚ずつ分離してコンタクトガラス2に向かって搬送する分離・給紙手段5と、分離・給紙手段5によってコンタクトガラス2に向かって搬送された原稿をコンタクトガラス2上の読取位置に搬送・停止させるとともに、コンタクトガラス2の下方に配設された複写機1の読取手段(公知の露光ランプ、ミラー、レンズ、CCD等)により読取りが終了した原稿をコンタクトガラス2から搬出する搬入・搬出手段6と、搬入・搬出手段6によってコンタクトガラス2の読取位置から搬出された原稿を複写機1の側方から突出する第1排紙トレイ8または原稿トレイ4の下方に配設された第2排紙トレイ9の何れか一方に排紙する排紙手段7と、から構成されている。なお、第1排紙トレイ8はADF3の側方から突出するように設けても良い。
【0011】
分離・給紙手段5は、呼出コロ10(呼出部材)、ベルト給紙部11(給紙部材)、リバースコロ12(分離部材)、プルアウト駆動コロ13(引抜部材)、プルアウト従動コロ13a(引抜部材)、ストッパ爪14およびレジストセンサ15から構成されている。これら呼出コロ10、ベルト給紙部11、リバースコロ12、プルアウト駆動コロ13は図示しない給紙モータ、歯車機構およびスプリングクラッチ等の駆動系を介して駆動される。
【0012】
給紙モータは図示しないコントローラ(回転制御手段)からの出力信号によって駆動されるようになっており、このコントローラは複写機1から給紙スタート信号が入力されると、前記給紙モータを正・逆転駆動するようになっている。そして、給紙モータが正転駆動されると、呼出コロ10が時計方向に回転して原稿束Pから上層に位置する原稿が給紙されるとともに、ベルト給紙部11およびリバースコロ12が例えば共に時計方向に回転されて原稿束Pから最上位の原稿のみが分離される。この分離された原稿は反時計方向に回転するプルアウト駆動コロ13とこれに連れ回りするプルアウト従動コロ13aに挟持されてベルト給紙部11およびリバースコロ12から引抜かれてコンタクトガラス2に向かって搬送される。
【0013】
この原稿の先端がプルアウトセンサ32(検知手段)によって検知されると、前記コントローラはプルアウトセンサ32からの出力信号に基づいて給紙モータを逆転駆動させる。このとき、給紙モータと呼出コロ10、ベルト給紙部11、リバースコロ12およびプルアウト駆動コロ13の間に介装された駆動系により呼出コロ10とベルト給紙部11の回転が停止され、一方、プルアウト駆動コロ13が反時計方向に継続して駆動されるとともにリバースコロ12が時計方向に継続して駆動されることにより、後続する原稿がベルト給紙部11とリバースコロ12に進入するのを防止するようになっている。すなわち、本実施形態では、前記コントローラおよび駆動系はベルト給紙部11およびリバースコロ12を回転制御する回転制御手段を構成している。
【0014】
一方、搬入・搬出手段6は、搬送ベルト16と、この搬送ベルト16の両端部に設けられた搬送ベルト駆動コロ17および搬送ベルト従動コロ18と、搬送ベルト16の内部に設けられ、搬送ベルト16をコンタクトガラス2に加圧する複数の加圧コロ19と、から構成されている。
搬送ベルト駆動コロ17は図示しない搬送ベルトモータによって駆動されるようになっており、このモータはレジストセンサ15によって上述したように原稿の先端が検知されたとき、コントローラからの信号に基づいて正転駆動することにより、駆動コロ17を介して搬送ベルト16を駆動して原稿をコンタクトガラス2上に搬送するようになっている。
【0015】
前記コントローラはレジストセンサ15が原稿の後端を検知したとき、この検知時点からの搬送ベルトモータの回転パルスを計数し、回転パルスが所定値に達したときに、駆動コロ17の駆動を停止して搬送ベルト16を停止することにより、原稿をコンタクトガラス2上の読取位置に停止させる。
また、前記コントローラはレジストセンサ15によって原稿の後端が検知された時点で、給紙モータを再び駆動し、後続する原稿を上述したように分離してコンタクトガラス2に向かって搬送し、この原稿がレジストセンサ15によって検知された時点からの給紙モータのパルスが所定パルスに到達したときに、給紙モータを停止させて次原稿を先出し待機させる。
【0016】
そして、原稿がコンタクトガラス2の読取位置に停止したとき、複写機1によって原稿の読取りおよび露光が行なわれる。この読取りおよび露光が終了すると、前記コントローラには複写機1から信号が入力されるため、コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動して、搬送ベルト16によって原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出する。
【0017】
排紙手段7は、反転駆動コロ20、排紙従動コロ21、反転ガイドコロ22、反転従動コロ23、第1切換爪24、第2切換爪25、排紙駆動コロ26、排紙従動コロ27、反転センサ28および反転センサ29から構成され、反転駆動コロ20、反転ガイドコロ22および排紙駆動コロ26は図示しない排紙モータによって駆動されるようになっている。
【0018】
第1切換爪24は図示しない第1ソレノイドによって切換駆動されるようになっており、片面原稿の排紙時には、コンタクトガラス2と第1排紙トレイ8を連通するホームボジション位置(切換爪24の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に待機したままの状態となっている。
前記コントローラは、通常の片面原稿を搬送する片面モードのとき(片面モードを指定しなくても初期設定は片面モードに設定されている)、前記第1ソレノイドを駆動せずに第1切換爪24をホームポジション位置に待機させるとともに、原稿の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータを駆動するのと同時に排紙モータを駆動させる。このため、反転駆動コロ20および排紙従動コロ21によって挟持された原稿が第1排紙トレイ8に表裏面を反転されずに直線的に排紙される。
【0019】
一方、前記コントローラは複写機1の図示しない操作部によって両面モードが指定されたとき、前記第1ソレノイドを駆動して第1切換爪24をホームポジション位置からコンタクトガラス2と反転経路30を連通する位置に移動させるとともに(図1に示すように切換爪24の上面が原稿の搬送路の一部を構成する)、両面原稿の片面の読取りおよび露光の終了後に搬送ベルトモータを駆動するのと同時に排紙モータを駆動させる。このため、原稿は反転駆動コロ20および排紙従動コロ21によって挟持された反転経路30に案内され、反転ガイドコロ22によって第2切換爪25に向かって搬送される。
【0020】
第2切換爪25は図示しない第2ソレノイドによって駆動されるようになっており、片面の読取りが終了した原稿がコンタクトガラス2から搬出される際には、前記第2ソレノイドによって駆動されずに反転経路30とコンタクトガラス2の間に設けられた返送経路31を開放するホームボジション位置(図1に示すように第2切換爪25の下面が原稿の搬送路の一部を構成する)に切換られるようになっている。このため、コンタクトガラス2から搬出される原稿は、第1切換爪24によって反転経路30に搬送された後、第2切換爪25によって返送経路31に表裏面が反転された状態で反転駆動コロ20および反転従動コロ23に挟持されてコンタクトガラス2に返送される。
【0021】
反転経路30上に設けられた反転センサ28によって原稿の先端が検知されると、前記コントローラは搬送ベルトモータを逆転駆動して搬送ベルト16を逆転駆動し、反転センサ28によって原稿の先端が検知された時点からの搬送ベルトモータの回転パルスが所定値に到達したときに原稿をコンタクトガラス2上の読取位置に搬送したものと判断して搬送ベルトモータを停止させる。
【0022】
読取位置で原稿の読取りおよび露光が終了すると、前記コントローラには複写機1から信号が入力されるため、前記コントローラはこの信号が入力すると、搬送ベルトモータを正転駆動し、さらに、前記第1ソレノイドを駆動するとともに前記第2ソレノイドの駆動を停止する。そして、第1切換爪24によってコンタクトガラス2と反転経路30を連通させるとともに、第2切換爪25によって反転経路31と第2排紙トレイ9を連通させることにより(第2切換爪25の上部が原稿の搬送路の一部を構成する)、コンタクトガラス2から搬出される原稿は反転駆動コロ20および反転従動コロ21に挟持されて搬送された後、排紙駆動コロ26および排紙従動コロ27によって挟持されて第2排紙トレイ9上に排紙される。
【0023】
次に、本発明の要部構成について、図2〜3を用いて説明する。
図2(a)、(c)において、ベルト給紙部11は、ADF3のフレームに設けられたレバー停止板40(制限手段、規制部材)と、給紙ベルト41と、給紙通路を形成するガイド42と、レバー停止板40に係合可能なレバー43(制限手段、規制部材)と、給紙ベルト41を駆動する給紙駆動軸44と、レバー43と給紙駆動軸44の間に介装されたワンウェイクラッチ45(制限手段、規制部材)と、給紙駆動ローラ46と、給紙ベルト41を介して給紙駆動ローラ46と連動する給紙従動ローラ47と、ガイド42と一体に設けられたレバー停止部材49(制限手段、規制部材)と、から構成されている。
【0024】
給紙駆動軸44は、前記給紙モータによって駆動される軸で、給紙駆動ローラ46を介して給紙ベルト41を駆動するとともに、給紙従動ローラ47を介して呼出コロ10を連動させることができる。また、ワンウェイクラッチ45を介して逆転方向にのみレバー43と一体回転するようになっている。
また、レバー43は、レバー停止板40に当接したとき、給紙駆動軸44の逆転方向への回転を規制するようになっている。
【0025】
ワンウェイクラッチ45は、例えば、図2(b)に示すように、給紙駆動軸44が正転方向であるA方向に回転した場合、給紙駆動軸44とレバー43の間において、その空転抵抗のみとなり、この空転抵抗により給紙駆動軸44に従ってレバー43も回転するが、レバー43に一定以上の負荷がかかれば給紙駆動軸44は空転する。また、給紙駆動軸44が逆転方向であるB方向に回転した場合、ワンウェイクラッチ45が働き、レバー43は給紙駆動軸44と一体となってD方向に回転する。尚、ワンウェイクラッチ45は、公知のワンウェイグクラッチと同様な構成部材からなるものであり、詳細な説明をしない。
【0026】
給紙従動ローラ47は、図示しない支持軸によって回転可能に支持されており、給紙駆動ローラ46の回転に従動するようになっている。また、この支持軸には回動アーム48を介して呼出コロ10が昇降可能に支持されており、この呼出コロ10が更に図示しないベルトによって給紙従動ローラ47に連動して回転するよう連絡されている。尚、呼出コロ10を回動アーム48によって昇降させる手段は公知の物であるが給紙従動ローラ47が給紙方向に回転するとき、呼出コロ10が原稿束Pに当接するように呼出コロ10を落下させ、給紙従動ローラ47が給紙方向とは逆の方向に回転するとき、呼出コロ10を原稿束Pから離隔するように上昇させるようになっている。
【0027】
また、給紙ベルト41は、原稿幅方向でガイド42に隣接する所定位置において呼出コロ10により送り出された呼出原稿の一面側に当接するようになっており、給紙駆動軸44は、給紙ベルト41の近傍でガイド42を含むADF3のフレームに支持されている。
レバー停止板40は、レバー停止部材49と共にレバー43の可動範囲を所定の角度θ(図3(a)参照)に制限をするものであり、レバー停止板40およびレバー停止部材49はそれぞれADF3のフレームから突出するリブ状又は舌片状に形成されている。
【0028】
ガイド42は、原稿の乱れを防いでプルアウト駆動コロ13とプルアウト従動コロ13aの間に給紙原稿を正しい姿勢で案内する。
次に動作について説明する。
まず、原稿束Pが原稿トレイ4上にセットされ、コピースタートキーが押されると、上述のような搬送経路で原稿束Pから一枚の原稿が分離給紙される。このとき、図3(b)に示すように、レバー43がガイド42と当接するが給紙駆動軸44の回転方向がワンウェイクラッチ45の空転方向となるためクラッチが切れた状態となり、プルアウトセンサ32で原稿を検知するまで給紙駆動軸44は、給紙方向(A方向)に回転しつづける。また、分離されプルアウト駆動コロ13によりプルアウトされた原稿の先端がプルアウトセンサ32で検知されると給紙モータが逆回転され給紙駆動軸44がB方向に回転する。このとき、ワンウェイクラッチ45が伝動作用をなし給紙駆動軸44と一体にレバー43も回転(D方向)する。そして、図3(c)に示すように、レバー43がレバー停止板40に当接したとき、ワンウェイクラッチ45が働き、レバー43の停止とともに給紙駆動軸44も停止する。尚、この間の駆動系に設けられた前記スプリングクラッチによって給紙駆動軸44の逆転が許容される。給紙ベルト41の給紙方向と逆方向の回転に対しては、レバー43が必ずθという回転角度範囲、すなわち、分離された原稿が給紙ベルト41によって決まった戻り量で戻る位置に停止する。この結果、分離された原稿の戻りすぎによる弊害、例えば、次原稿の先送りによる原稿順序の狂いや最終原稿のみが原稿トレイ4に残ってしまう弊害を防止することができる。
【0029】
これに対し、例えば図5に示すように、レバー停止板40を具備しないようにすることも考えられるがレバー43の可動範囲がθ(約180度)と大きくなるので、分離された原稿が戻りすぎてしまい、上記のような弊害が生じる可能性がある。したがって、レバー停止板40によって戻り量を制限する上述例が好ましい。
図4は、本発明に係わる自動原稿搬送装置のその他の実施形態を示すその要部構成図である。本実施形態においてはレバー43の給紙駆動軸44に対する固定位置とガイド42側のレバー停止部材とを、レバー停止板40を境に上述のレバー停止部材49の位置とは反対側に設けたもので、レバー43の可動範囲は所定角度θ(例えば、約90度)になっている。この場合、図4(b)に示すように、レバー停止板40は給紙駆動軸44の給紙方向(A方向)への回転時にレバー43を空転停止するためのものであり、給紙駆動軸44の逆転時には図4(c)に示すように、レバー停止部51(制限手段、規制部材)によってレバー43を停止させ、給紙駆動軸44の逆転量制限する。
【0030】
本実施形態において、給紙ベルト41の原稿トレイ4側への戻り量に制限が加えられることから、後続する原稿を戻し過ぎず、該後続原稿を再びベルト給紙部11およびリバースコロ12で分離されるのに最適な位置に戻すことが可能である。このため、後続原稿のうち最上位にある原稿とその次にある次原稿とが入れ替わることがなく、原稿の順序の狂いがない。さらに、最終原稿を、原稿セットセンサーを解除することがないため、原稿終了を検知することがなく最終原稿を原稿トレイ4に残すことがない。この結果、自動原稿搬送装置の給紙性能が向上した。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、次原稿の戻される量が制限されるため、途中原稿では、次原稿の戻りすぎによる次々原稿を先に給紙してしまうページの順番の狂い、最終原稿では、最終原稿の戻りすぎによる原稿セットセンサーが解除され、原稿終了を検知し、1枚のみ原稿テーブルに残ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動原稿搬送装置の一実施形態の概略構成図である。
【図2】図1の自動原稿搬送装置の要部構成を示す図である。
【図3】本発明に係る制限手段の一実施形態の作用説明図である。
【図4】本発明に係わる自動原稿搬送装置の他の実施形態を示すその要部構成図である。
【図5】一実施形態に対する比較例の説明図である。
【符号の説明】
3 ADF(自動原稿搬送装置)
4 原稿トレイ(原稿載置台)
10 呼出コロ(呼出部材)
12 リバースコロ(分離部材)
11 ベルト給紙部
13 プルアウト駆動コロ(引抜部材)
13a プルアウト従動コロ13a(引抜部材)
32 プルアウトセンサー(検知手段)
40 レバー停止板(制限手段、規制部材)
41 給紙ベルト(給紙部材)
43 レバー(制限手段、規制部材)
44 給紙駆動軸(給紙部材)
45 ワンウェイクラッチ(制限手段、規制部材)
49 レバー停止部材(制限手段、規制部材)
51 レバー停止部(制限手段、規制部材)

Claims (1)

  1. 複数枚の原稿が載置された原稿束のうち最上位の原稿を原稿載置台から所定の位置に呼び出し可能な呼出部材と、
    前記呼出部材により呼び出された呼出原稿の一面側に接触して、原稿を給紙する給紙方向に回転する給紙部材と、
    前記呼出原稿の他面側に接触して該原稿を前記所定位置側に戻す逆転方向に回転し、前記呼出原稿のうち1枚の原稿と他の原稿を分離させる分離部材と、
    前記分離部材および給紙部材によって分離給紙された1枚の原稿を引き抜く引抜部材と、
    前記引抜部材より下流側に位置し前記引抜部材によって引き抜かれた原稿の先端を検知する検知手段と、を有し、
    前記引抜部材によって引き抜かれた原稿が前記検知手段によって検知されたとき、前記分離部材はそのまま回転しつづけ、かつ前記給紙部材は該分離部材の回転に従動するように分離部材および給紙部材の回転を制御する回転制御手段と、を備え、
    分離後の呼出原稿を前記所定の位置に戻すようにした自動原稿搬送装置であって、
    前記給紙部材が前記給紙方向とは逆方向に従動回転するとき、該回転を一定範囲に制限する制限手段を設け
    該制限手段が、前記給紙部材にワンウェイクラッチを介して連結され、前記給紙部材の給紙方向への回転時に空転する一方、前記給紙部材の逆方向への回転時に前記給紙部材と一体回転する回転レバーと、前記給紙部材の逆方向への従動回転が所定量に達したとき該回転レバーに当接し該従動回転を停止させる規制部材と、を有し、
    該規制部材が、装置フレームから突出するように設けられたレバー停止板およびレバー停止部材を有するとともに、
    前記給紙部材が前記給紙方向とは逆方向に回転するとき、前記呼出部材が原稿束から離隔するよう上昇させることを特徴とする自動原稿搬送装置。
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