JPH0573658B2 - - Google Patents

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JPH0573658B2
JPH0573658B2 JP59064139A JP6413984A JPH0573658B2 JP H0573658 B2 JPH0573658 B2 JP H0573658B2 JP 59064139 A JP59064139 A JP 59064139A JP 6413984 A JP6413984 A JP 6413984A JP H0573658 B2 JPH0573658 B2 JP H0573658B2
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Haruo Yamamoto
Toshiharu Nakai
Masahiro Kawamichi
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0573658B2 publication Critical patent/JPH0573658B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は原稿送り装置における始動制御装置に
係り、特に原稿送り途中で機械が停止した場合に
機械の状態を自動的に始動位置にリセツトするこ
とのできる装置に関するものである。
まず本発明の基礎となる自動原稿送り装置を備
えた複写機全体の概略を図を用いて説明する。尚
本発明はオペレータが原稿を一枚ずつ供給部で差
し込む所謂原稿送り装置を設けた複写機について
も適用可能である。ここに第1図は複写機全体の
側断面図、第2図は原稿送り開始機構を示す斜視
図、第3図は同機構の側面図、第4図は同機構の
作動を示す側面図、第5図は同機構の駆動部を示
す側面図、第6図は第5図におけるA−O−A矢
視断面図、第7図は同駆動部に用いるクラツチを
示すもので、同図aは側面図、同図bは同図aに
おけるB矢視図である。
第1図において複写機全体は1で示され、この
複写機1は複写作業にあたつて原稿を載置する為
の透明板等よりなる原稿台2と、該原稿台2の上
部に設けられ全体を3で示される自動原稿送り装
置と、カバー4内に内蔵され第1図における左右
方向に移動して倍率を変化させるレンズ5と、上
記原稿台2に沿つて移動する光源及びミラーより
なる露光走査手段6と、この露光走査手段6によ
つてこの原稿面が露光走査されることにより、レ
ンズ5を通過した原稿像を静電潜像化させる感光
ドラム7と、この感光ドラム7の表面に生じた静
電潜像にトナーを施してトナー像に現像する現像
装置8と、1又は複数の給紙カセツト9a,9
b,……よりなる給紙部9から取り出した複写紙
を、前記感光ドラム7の表面を経て排紙トナー1
0へ搬送する搬送経路11と、トナー像が転写さ
れ感光ドラム7から剥離された複写紙を加熱して
トナー像を複写紙上に定着させる熱ローラ15、
押圧ローラ16等よりなる定着装置14等を主要
な要素として構成されている。
一方前記自動原稿送り装置3は、第1図に示す
如く全体的に一連のカバー17によつてその上面
が覆われ、このカバー17に取り付けた図示せぬ
ヒンジ構造等によつて複写機1の原稿台2上に揺
動自在に取り付けられ、この開閉動作により原稿
台2上に載置した原稿の手動による給紙及び排紙
を行うことができる。上記カバー17内に水平方
向に設けたベルト駆動ローラ18と、このベルト
駆動ローラ18に対して矢印19で示す原稿送り
方向下流側に配設された従動ローラ20との間に
は、幅広で白色の原稿搬送用ベルト21が張着さ
れており、その中間部にはこの原稿搬送用ベルト
21を原稿台2に押し付ける複数の押圧ローラ2
2が取り付けられている。
また上記ベルト駆動ローラ18よりも原稿送り
方向に対して上流側には、レジストローラ23、
原稿送りローラ24a及び原稿送り開始ローラ2
5がこの順番に設けられており、レジストローラ
23は原稿をニツプして送り出す上下一対のロー
ラよりなり、原稿送りローラ24aから送り出さ
れてくる原稿を一旦停止させて原稿の整列を行つ
た後、原稿を原稿搬送用ベルト21の方向へ送り
出すローラである。又原稿送りローラ24aは、
その外周の一部に側面視で円弧状に切り欠かれた
切欠部24′(第3図参照)を具備して原稿の送
り方向へ回転するもので、 第3図示の停止位置(始動位置)で上記切欠部
24′が下部の重送防止ローラ24bに対向し、両
者間の隙間が大きいためその隙間に差し込んだ原
稿に対する摩擦力が小さく、レジストローラ23
に把持された原稿のみが容易に送り出されるのに
対して、原稿送りローラ24aの回転中は上記隙
間が小さくなつて原稿に対する挾持による摩擦力
が増大し、最上層の原稿の送り出しとその下層の
原稿の重送防止を図るもので、その下部に原稿送
り方向とは逆方向へ回転する切り欠きのない重送
防止ローラ24bが設けられており、両者の間で
重送された原稿の分離を行つて単一枚の原稿の送
りと整列の役目を果たすものであり、原稿送り開
始ローラ25は、図に実線で示す位置から2点鎖
線で示す位置まで上下に揺動し、原稿トレー26
上に載置された原稿Dを原稿送りローラ24a
方向へ搬送する為のものである。
更に原稿搬送用ベルト21の下流側には、原稿
露光の終了後原稿搬送用ベルト21によつて送り
出されてきた原稿を180度反転させて、前記カバ
ー17上へ排出する為のガイド板27、及び排出
ローラ29a,29bが配設されている。
前記原稿トレー26の下部に配設された原稿セ
ンサSS1は、原稿トレー26上に原稿が存在する
か否かを検出する為のもので、第3図に示す如く
リミツトスイツチ等(不図示)に連結された軸7
3にレバー72を取り付け、このレバー72を原
稿トレー26から出没可能となし、レバー72が
原稿の自重によつて揺動したことを前記リミツト
スイツチで検出して原稿の有無を検知するように
構成されている。又前記レジストローラ23とベ
ルト駆動ローラ18との間に配設したガイド板2
8上に設けた原稿検出センサSS2は、レジストロ
ーラ23から送り出された原稿が原稿搬送用ベル
ト21へ送り込まれていることを確認する為のも
ので、反射型光学センサにより構成される。上記
のような原稿検出センサSS2は、透過型の光学セ
ンサによつて構成することも可能であるが、コス
トの面から反射型の光学センサを用いることが有
利である。更にまた前記ガイド板27の側面に
は、原稿搬送用ベルト21から排出されてきた原
稿Dを確認する為の排出確認センサSS3が設けら
れている。
次に上記原稿送りローラ24a、重送防止ロー
ラ24b及び原稿送り開始ローラ25等よりなる
原稿送り開始機構24の構造及び駆動機構につい
て第2図乃至第7図を参照して説明する。
第2図及び第3図に示す如く前記原稿送りロー
ラ24aは、軸30に複数同軸に取り付けられ、
該軸30には揺動自在の一対のレバー31が取り
付けられ、上記両レバー31の先端には前記軸3
0に平行で回転自在の軸32が取り付けられ、該
軸32に前記原稿送り開始ローラ25が同軸に固
着されている。また前記レバー31の先端には原
稿送り開始ローラ25を原稿D上に自重により押
圧する為のウエイト33が固着されている。前記
軸30と32にはそれぞれ歯付きプーリ34及び
35が取り付けられ、歯付きベルト36により連
結されている。更に前記軸30はこれと平行の軸
37と歯車38,39,40により等速回転する
ように連結されており、該軸37には前記レバー
31の一端に形成した切り欠き31aに始動位置
において係合する一対のカム41が取り付けられ
ている。尚重送防止ローラ24bは前記軸30の
下方にあつて、これと平行の軸42に同軸に固着
されており、上記各軸30及び42は各軸の末端
に配置された駆動部43により同期して回転する
ように構成されている。
即ち上記駆動部43の構造は第5図及び第6図
に示す如くであり、前記原稿送りローラ24a
有する軸30は、一端に歯車44(軸30に固
着)とクラツチCLとを有しており、上記歯車4
4は中間軸45に回転自在に取り付けた歯車46
と噛み合つている。またクラツチCLの入力側円
筒47に一体の歯車48は、前記中間軸45に回
転自在に取り付けた歯車49と噛み合つている。
上記クラツチCLは一方向クラツチで前記軸30
に固着された出力側円筒50と、該出力側円筒5
0と前記入力側円筒47とに亘つて巻き付けられ
たスプリング51と、スプリング51を外覆する
クラツチ円筒52とより構成され、上記スプリン
グ51の一端は前記出力側円筒50に係着され、
他端はクラツチ円筒52に係着されている。入力
側円筒47は軸受53を介して軸30に回転自在
に装着されており、更にクラツチ円筒52の外周
部には一個の爪54(第7図)が形成されてい
る。
また前記歯車49には図示せぬ駆動源モータに
連結された駆動歯車55が噛み合つており、歯車
46には前記重送防止ローラ24bを有する軸4
2の端部に固着された歯車56が噛み合つてい
る。
更に前記クラツチCLの下部には電磁ソレノイ
ドSOLが固定されており、この電磁ソレノイド
SOLを取り付けるブラケツト57の一端に固着
したピン68を中心に揺動自在の係止レバー69
の下端が、電磁ソレノイドSOLのアーマチユア
70(第7図)に揺動自在に係着されており、電
磁ソレノイドSOLが非励滋の時、上記アーマチ
ユア70が圧縮スプリング71に押されて第7図
aに実線で示す位置まで進出すると共に、係止レ
バー69が実線で示す状態に揺動し、該係止レバ
ー69の先端69aが前記クラツチ円筒52に取
り付けた爪54と図示の如く係合してクラツチ円
筒52の回転を阻止し、電磁ソレノイドSOLが
励滋されてアーマチユア70が引き込まれると、
係止レバー69が図に2点鎖線で示す位置まで揺
動し、クラツチ円筒52の自由な回転が許容され
る。
前記クラツチCLは上記のように構成されてい
るので、係止レバー69が爪54と干渉せず、ク
ラツチ円筒52が自由に回転し得る状態において
はスプリング51が入力側円筒47の外周面に強
力に巻き付き、スプリング51を介して出力側円
筒50と入力側円筒47とが一体化され、駆動軸
55aの回転が歯車55,49,48を介して入
力側円筒47に伝達され、更にスプリング51、
出力側円筒50を介して軸30に伝達される。こ
の状態で電磁ソレノイドSOLが消滋されアーマ
チユア70が進出すると、係止レバー69が第7
図aに示す実線位置まで揺動して、その先端69
が爪54の位置まで移動し、軸30と共に回転
してきたクラツチ円筒52の爪54が上記係止レ
バー69の先端69aに当接し、クラツチ円筒5
2の回転が阻止される。これにより該クラツチ円
筒52に一端が係着されたスプリング51はその
内径が増大する方向に付勢され、入力側円筒47
がスプリング51による締め付け力から開放さ
れ、入力側円筒47の回転にも拘らず、クラツチ
円筒52及びこれとスプリング51によつて連結
された出力側円筒50、更にはこれと一体の軸3
0が停止し、原稿送りローラ24a、重送防止ロ
ーラ24b、原稿送り開始ローラ25が停止する。
この時カム41によりレバー31が押し上げられ
ると共に、カム41がレバー31の切り欠き31
に係合し原稿送り開始ローラ25が始動位置で
停止する。
従つてこのような自動原稿送り装置3を有する
複写機1において原稿送りと共に複写作業を連続
して行う場合、通常まず自動原稿送り装置3側の
駆動源モータ(不図示)が駆動され、駆動歯車5
5が回転し、この回転が歯車49を介して歯車4
8を有する入力側円筒47に伝達される。この時
点では電磁ソレノイドSOLが励滋されておらず、
係止レバー69は第7図に実線で示す位置にあ
り、その先端69aが爪54と干渉している為、
入力側円筒47の回転は出力側円筒50に伝達さ
れず軸30が停止しており、従つて該軸30と歯
車44,46,56を介して連結された軸42も
停止している為、上記軸30及び42に取り付け
られた原稿送りローラ24a及び重送防止ローラ
24bは第2図、第3図に示す始動位置で停止し
ており、従つて上記軸30に連結された軸37及
び32も停止し、カム41が前記レバー31の切
り欠き31aに係合していることにより、原稿送
り開始ローラ25が第2図及び第3図に示す如く
原稿トレー26上の原稿Dから上方へ離間してい
る。このように第2図及び第3図に示した如くカ
ム41がレバー31の切り欠き31aと係合し、
原稿送り開始ローラ25が原稿Dの上方へ持ち上
げられている状態が始動位置である。
続いてコピーボタンが押されると原稿送りを開
始し得るか否かの判断と複写機本体側の複写作業
を開始し得るか否かの判断とが行われ、すべての
準備が整うと原稿送り装置側の図示せぬ前記駆動
源モータが駆動され、前記電磁ソレノイドSOL
が励滋されると、原稿送り開始ローラ25が下降
して始動位置Dに押し付けられ、原稿送り開始ロ
ーラ25、原稿送りローラ24a、重送防止ロー
ラ24bがそれぞれ回転して積載された原稿Dの
内の最上層の原稿のみが送り出されて行き、レジ
ストローラ23のニツプ点に差し込まれ原稿の整
列が行われる。こうして原稿送りローラ24a
一回転した位置で前記電磁ソレノイドSOLによ
つて再度停止させられ、続いてレジストローラ2
3が回転すると共に原稿搬送用ベルト21が走行
を開始してニツプ点に差し込まれた原稿を原稿搬
送用ベルト21の方向に送り、原稿Dを原稿搬送
用ベルト21と原稿台2との間に挟まれた状態で
原稿搬送用ベルト21によつて所定の複写位置ま
で搬送し、その位置で複写作業を行う。
このような原稿送り装置ではレジストローラ2
3まで始動位置を送る為の原稿送りローラ24a
重送防止ローラ24b、原稿送り開始ローラ25
等の原稿送り開始機構24を構成する各要素が歯
車やベルト等よりなる機械的手段により相互に連
結され単一の駆動源モータにより駆動されるもの
である為、構造が簡単で小型化できるが、反面次
のような不都合が生じる。
即ち原稿送り開始ローラ25が原稿Dに押し付
けられて原稿送りを続行している間に停電、その
他の原因で電源が切れた場合や原稿詰まり(ジヤ
ム)により駆動源モータが停止した場合、原稿送
りローラ24aが途中の位置で停止すると共に原
稿送り開始ローラ25が下降した位置にある為、
ジヤム状態の解除や電源の復帰により複写機本体
側が再駆動可能となつた状態においても原稿送り
ローラ24aや原稿送り開始ローラ25が始動位
置にない為、原稿Dの差し込みや正常な送り開始
を行う事ができない。その為電源を切つた状態で
オペレータが原稿送りローラ24aを強制的に始
動位置まで回転させ、原稿送り開始ローラ25を
上昇位置に持ち上げた状態で再度始動させるとい
う作業を行う必要があり、このような始動位置へ
の復帰作業はかなりの熟練を要すると共に手間の
かかる作業である為、操作上の不便を生じる。
本発明はこのような不便を解消すべく電源が切
れたりジヤム状態を生じた場合の再始動に際し
て、自動的に始動状態に復帰させるようにしたも
ので、その要旨とする処は、原稿トレー上の原稿
に対して離間した始動位置から接触位置まで駆動
される原稿搬送用の原稿送り開始ローラと、上記
原稿送り開始ローラより原稿送り方向下流側に設
けられた重送防止ローラと、上記重送防止ローラ
と平行に配備され、該重送防止ローラとの間での
上記原稿に対して離間した始動位置から挟持位置
まで駆動されて該重送防止ローラと協働して上記
原稿トレーからの原稿を重送を防止しつつ送り出
す原稿送りローラと、上記原稿送り開始ローラ、
重送防止ローラ及び原稿送りローラを相互に機械
的に連結する機械的手段と、上記機械的手段を介
して各ローラを連動駆動する駆動源と、上記駆動
源に至る駆動力の伝達経路上に介装されると共に
入力側部材が上記駆動源側に連結されて出力側部
材が上記機械的手段側に連結され、上記原稿送り
開始ローラ及び原稿送りローラが始動位置にある
時上記入力側部材と出力側部材との連結を解除し
始動位置以外にある時上記入力側部材と出力側部
材とを連結するクラツチ手段とを具備し、一定の
タイミングで断続的に原稿送りを行う原稿送り装
置の始動制御装置において、電源の投入に応じて
少なくとも上記原稿送り開始ローラ及び原稿送り
ローラが適宜の位置から始動位置に達するまでに
要する所定時間分上記駆動源を回転駆動する手段
と、上記所定時間経過後、原稿送り条件が満たさ
れているか否かをチエツクする手段と、上記原稿
送り条件が満たされた後に、上記駆動源を再駆動
すると共に上記クラツチ手段の入力側部材と出力
側部材とを適宜のタイミングで強制的に連結する
手段とを有してなる点にある原稿送り装置の始動
制御装置を提供するものである。
上記構成要件中の原稿送りローラは、前記のよ
うな1個の切欠部を有するもののほか、複数の切
欠部を有するものでもよく、またかかる切欠部を
設けず、重送防止ローラ又は原稿送りローラを昇
降させることにより両者の原稿に対する挟持によ
る摩擦抵抗の程度を加減するようになしたもので
もよい。
以下第1図乃至第7図と共に第8図に示したフ
ローチヤートを参照して上記自動原稿送り装置3
をマイクロコンピユータにより制御する場合の本
発明の一実施例に係る始動制御装置に付き説明し
本発明の理解に供する。尚手順(ステツプ)をS
1,S2,……で記す。
この実施例では原稿送り作業中に停電等なんら
かの原因で駆動源モータが停止した状態を想定す
る。また1つの駆動源モータで原稿送りローラ2
a、重送防止ローラ24b、原稿送り開始ローラ
25等よりなる原稿送り開始機構24の駆動と、
原稿搬送用ベルト21の駆動とを行う場合につい
て説明する。
まず、何らかの原因による上記駆動源モータの
停止状態下、電源が投入されてプログラムが開始
されると、S1において上記駆動源モータがオン
される。この駆動源モータは前記したように駆動
歯車55を取り付けた軸55aに連結されている
と共に、図示せぬクラツチを介してベルト駆動ロ
ーラ18に連結されている。この時点では電源が
オンされたばかりであるから前記した如く電磁ソ
レノイドSOLがオフ状態にあり、第7図に示す
如く係止レバー69が実線位置に傾いている。ま
たこのように電源がオンされたばかりの時点では
クラツチ円筒52の回転位置が不明(該クラツチ
円筒52は始動位置又はそれ以外の中間位置に存
在する)である。例えばこのクラツチ円筒52が
中間位置に存在する場合、前記駆動歯車55の回
転により歯車48,49が回転し、この回転はス
プリング51を経て出力側円筒50ひ伝達され軸
30が回転する。こうしてこの軸30に取り付け
られた原稿送りローラ24aが回転すると共に、
歯車44,46,56を介して軸42及びこれに
取り付けた重送防止ローラ24bが回転する。こ
の回転状態は爪54が係止レバー69の先端69
に当接するまで継続される。そしてクラツチ円
筒52の回転によりやがて爪54が係止レバー6
9に当接してクラツチ円筒52の回転が阻止され
ると、前記した如く入力側円筒47と出力側円筒
50との一体性が解除される為、出力側円筒50
及び軸30はその負荷により停止する。この時点
で原稿送りローラ24aの切欠部24′が重送防止
ローラ24bに対向する位置(第3図示)にまで
回転しており、この始動位置で原稿送りローラ2
a及びこれに連結された重送防止ローラ24b
更には原稿送り開始ローラ25の回転が停止する
と共に、軸30の回転により歯車38,40,3
9を介して回転する軸37及びこれに取り付けた
カム41の回転も停止し、カム41がレバー31
を持ち上げ、カム41の先端がレバー31の切り
欠き31aと係合した位置でカム41の回転も停
止する為、原稿送り開始ローラ25は第3図に示
す原稿Dから上方へ離れた位置で停止する。尚、
上記クラツチ円筒52が当初より上記始動位置に
存在する場合には、上記軸30は空転し、原稿送
り開始ローラ25、原稿送りローラ24a、重送
防止ローラ24b等は上述の状態で維持されてい
る。本実施例のように原稿送りローラ24aに切
欠部24′が1個しかない場合には原稿送りロー
ラ24aが最大限1回転することにより始動状態
に復帰することができる為、前記S1に示した駆
動源モータの駆動時間はS2において原稿送りロ
ーラ24aが1回転する程度の一定時間に設定さ
れる。こうしてS2において始動状態が確保され
ると、S3において駆動源モータを停止させ、続
くS4〜S6において原稿検出センサSS1がオン
であるか、即ち原稿トレー26上に原稿Dが載置
されているか、また複写機本体側において複写準
備が整つているか否か、更には原稿送りスタート
のスイツチがオンとなつているか否かを判別し、
これらの準備が整うまで待機する。準備が整うと
S7において再度駆動源モータが駆動されると共
に電磁ソレノイドSOLを一定時間分励磁し、原
稿送り開始ローラ25の原稿Dへの押し付け及び
原稿送りローラ24a、重送防止ローラ24b、原
稿送り開始ローラ25の回転を開始する。この時
点からS8において上記電磁ソレノイドSOLオ
ンから一定時間ウエイト状態となる。このウエイ
ト時間は電磁ソレノイドSOLがオンとなつて原
稿送り開始ローラ25が原稿を送り始めてから、
その原稿の先端がレジストローラ23のニツプ点
に差し込まれるまでの時間より若干長く設定され
る。続いてS9において照示せぬクラツチをオン
してレジストローラ23及び原稿搬送用ベルト2
1の駆動を開始すると共に、S10でジヤムカウ
ンタをスタートさせる。この場合のジヤムカウン
タの設定時間はレジストローラ23により送り出
される原稿先端が原稿検出センサSS2の検出領域
を横切るまでの時間より若干長き設定され、続く
原稿検出センサSS2がオンか否かの判定(S1
1)においてイエスと判断されれば、原稿が原稿
検出センサSS2の部分を無事通過したと判断でき
るのでS12において原稿停止パルスカウンタを
スタートさせる。一方S11においてノーと判断
された場合はS13で前記ジヤムカウンタの値が
セツトされた値に達したか否かを判断し、セツト
カウンタ値に達するまでS11、S13のループ
を繰り返す。S12で原稿検出センサSS2がオフ
と判断されたにもかかわらずS13でジヤムカウ
ンタ値がセツトされた値に達した場合には、途中
で紙詰りを生じたことが明らかであるからS21
以後のジヤム処理のサブルーチンにジヤンプす
る。ジヤム処理はS21以降の手順により処理さ
れる。即ちS21においてジヤム発生を示すラン
プの点灯等によりジヤム表示を行うと共に、S2
2においてすべての出力をOFFとする。ここで
通常はオペレータが詰まつた原稿Dの排除等を行
う為、続くS23乃至S25において原稿検出セ
ンサSS2及び排出確認センサSS3がOFFであるか
否か、更には原稿Dを排出する為に自動原稿送り
装置3を開いた後、再度閉じたか(これは自動原
稿送り装置3の揺動中心に設けたリミツトスイツ
チ等により検出される)を判断し、すべての準備
が整つた時に電源を投入した後S26においてジ
ヤム表示のランプを消燈し、ステツプS1に戻に
再度原稿搬送手順を繰り返す。
原稿検出センサSS2以前でのジヤムが生じてい
ない場合には前記したようにS12において原稿
停止パルスカウンタをスタートさせ、カウントア
ツプを待つて(S14)、駆動源モータを停止さ
せることにより原稿を複写位置で停止させる。こ
のように原稿停止パルスカウンタのセツト値は原
稿先端が原稿検出センサSS2を通過してから、複
写位置に到着するに要する時間に予めセツトされ
る。但し、原稿の停止を複写位置の先端に設けた
機械的なストツパによつて行つてもよく、この場
合のセツトカウント値は原稿のそのサイズによら
ず、正確に複写位置に到達するまでの十分に長い
時間に設定すればよい。
こうして原稿が複写位置に到達すると原稿搬送
用ベルト21を停止させ(S15)、複写機本体
へ複写作業開始のプリント信号を送出する(S1
6)。複写作業が行われている間は、原稿送り装
置3は停止していなければならない為、複写機本
体からのチエンジ信号が送出されるまで、自動原
稿送り装置3は待機し(S17,S18)、チエ
ンジ信号が送出されると、S19において原稿セ
ンサSS1がオンであるか否かを検知して原稿の有
無を判断する。原稿トレー26上に既に原稿がな
い場合にはS27において原稿送り開始機構24
の動作信号をオフとし、原稿搬送用ベルト21を
適当な時間だけ駆動して(駆動源モータをオンし
て)、原稿の排出(S28)を行うと共にステツ
プS4に戻り新たな原稿の供給を待つ。またS1
9において原稿トレー26上に原稿が残存してい
ると判断された場合には複写し終つた原稿を排出
するべく、S20において駆動源モータを一定時
間駆動することにより原稿搬送用ベルト21を一
定時監駆動し、ステツプS7に戻る。当然ながら
駆動源モータをオンして原稿の排出を行いながら
同時にS7における新たな原稿の送り出しを行う
プログラムにしてもよい。
上記の実施例では原稿検出センサSS2によるジ
ヤム検出の場合にのみジヤム処理を行い、その後
の駆動源モータを一定時間駆動することによる始
動状態への復帰を行つているが、このようなジヤ
ム処理は排出確認センサSS3によるジヤム検出、
その他あらゆる機会におけるジヤム検出において
適用可能である。
本発明は以上述べた如く、原稿トレー上の原稿
に対して離間した始動位置から接触位置まで駆動
される原稿搬送用の原稿送り開始ローラと、上記
原稿送り開始ローラより原稿送り方向下流側に設
けられた重送防止ローラと、上記重送防止ローラ
と平行に配備され、該重送防止ローラとの間での
上記原稿に対して離間した始動位置から挟持位置
まで駆動されて該重送防止ローラと協働して上記
原稿トレーからの原稿を重送を防止しつつ送り出
す原稿送りローラと、上記原稿送り開始ローラ、
重送防止ローラ及び原稿送りローラを相互に機械
的に連結する機械的手段と、上記機械的手段を介
して各ローラを連動駆動する駆動源と、上記駆動
源に至る駆動力の伝達経路上に介装されると共に
入力側部材が上記駆動源側に連結されて出力側部
材が上記機械的手段側に連結され、上記原稿送り
開始ローラ及び原稿送りローラが始動位置にある
時上記入力側部材と出力側部材との連結を解除し
始動位置以外にある時上記入力側部材と出力側部
材とを連結するクラツチ手段とを具備し、一定の
タイミングで断続的に原稿送りを行う原稿送り装
置の始動制御装置において、電源の投入に応じて
少なくとも上記原稿送り開始ローラ及び原稿送り
ローラが適宜の位置から始動位置に達するまでに
要する所定時間分上記駆動源を回転駆動する手段
と、上記所定時間経過後、原稿送り条件が満たさ
れているか否かをチエツクする手段と、上記原稿
送り条件が満たされた後に、上記駆動源を再駆動
すると共に上記クラツチ手段の入力側部材と出力
側部材とを適宜のタイミングで強制的に連結する
手段とを有してなることを特徴とする原稿送り装
置の始動制御装置であるから原稿送り装置の各要
素が機械的に連結されており、各要素単独で始動
状態への復帰を行うことができないような場合に
作業途中で停止した原稿送り装置を自動的に始動
状態に復帰することができ、作業能率の向上に寄
与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は複写機全体の側断面図、第2図は原稿
送り開始機構を示す斜視図、第3図は同機構の側
面図、第4図は同機構の作動を示す側面図、第5
図は同機構の駆動部を示す側面図、第6図は第5
図におけるA−O−A矢視断面図、第7図は同駆
動部に用いるクラツチを示すもので、同図aは側
面図、同図bは同図aにおけるB矢視図、第8図
は本発明の一実施例に係る始動制御装置の動作手
順を説明する為のフローチヤートである。 (符号の説明) 26……原稿トレー、D……
原稿、25……原稿送り開始ローラ、24a……
原稿送りローラ、24b……重送防止ローラ、4
7……入力側円筒、50……出力側円筒、CL…
…クラツチ(クラツチ手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原稿トレー上の原稿に対して離間した始動位
    置から接触位置まで駆動される原稿搬送用の原稿
    送り開始ローラと、 上記原稿送り開始ローラより原稿送り方向下流
    側に設けられた重送防止ローラと、 上記重送防止ローラと平行に配備され、該重送
    防止ローラとの間での上記原稿に対して離間した
    始動位置から挟持位置まで駆動されて該重送防止
    ローラと協働して上記原稿トレーからの原稿を重
    送を防止しつつ送り出す原稿送りローラと、 上記原稿送り開始ローラ、重送防止ローラ及び
    原稿送りローラを相互に機械的に連結する機械的
    手段と、 上記機械的手段を介して各ローラを連動駆動す
    る駆動源と、 上記駆動源に至る駆動力の伝達経路上に介装さ
    れると共に入力側部材が上記駆動源側に連結され
    て出力側部材が上記機械的手段側に連結され、上
    記原稿送り開始ローラ及び原稿送りローラが始動
    位置にある時上記入力側部材と出力側部材との連
    結を解除し始動位置以外にある時上記入力側部材
    と出力側部材とを連結するクラツチ手段とを具備
    し、一定のタイミングで断続的に原稿送りを行う
    原稿送り装置の始動制御装置において、 (a) 電源の投入に応じて少なくとも上記原稿送り
    開始ローラ及び原稿送りローラが適宜の位置か
    ら始動位置に達するまでに要する所定時間分上
    記駆動源を回転駆動する手段と、 (b) 上記所定時間経過後、原稿送り条件が満たさ
    れているか否かをチエツクする手段と、 (c) 上記原稿送り条件が満たされた後に、上記駆
    動源を再駆動すると共に上記クラツチ手段の入
    力側部材と出力側部材とを適宜のタイミングで
    強制的に連結する手段と、 を有してなることを特徴とする原稿送り装置の始
    動制御装置。
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JPH07106799B2 (ja) * 1985-10-28 1995-11-15 三田工業株式会社 シ−ト状体送り装置
JPH0611626B2 (ja) * 1985-11-19 1994-02-16 コニカ株式会社 原稿反転式自動原稿給送装置
JPH02106529A (ja) * 1988-10-14 1990-04-18 Nippon Seimitsu Kogyo Kk 給紙装置

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