JP2002343969A - 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents

縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002343969A
JP2002343969A JP2001146052A JP2001146052A JP2002343969A JP 2002343969 A JP2002343969 A JP 2002343969A JP 2001146052 A JP2001146052 A JP 2001146052A JP 2001146052 A JP2001146052 A JP 2001146052A JP 2002343969 A JP2002343969 A JP 2002343969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base region
region
source
semiconductor substrate
conductivity type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001146052A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Yamada
学 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001146052A priority Critical patent/JP2002343969A/ja
Publication of JP2002343969A publication Critical patent/JP2002343969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アバランシェ破壊耐量を大きくするための製
造が容易な縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 縦型MOSFETは、nチャネルが形成
される第1ベース領域3に比して、高濃度で浅い第2ベ
ース領域10が、多角形のソース領域4の角部分を分割
することにより、アバランシェ破壊耐量が向上する。ま
た、ソース電極9、第2ベース領域10、及び、ソース
領域4をコンタクトするソース電極コンタクト窓7がソ
ース領域4を貫き、第2ベース領域10まで達すること
で、第1ベース領域3及び第2ベース領域10の双方を
予め基板表面に露出させる製造工程が不要になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦型電界効果トラ
ンジスタ及びその製造方法に関し、より詳細には、アバ
ランシェ破壊耐量が改善された縦型電界効果トランジス
タ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電界効果トランジスタは、構造上
の違いにより、電流が基板面と平行な方向に流れる横型
素子と、垂直な方向に流れる縦型素子とに大別できる。
縦型素子は、主電極の一方が半導体素子の底面側にあ
り、横型素子に比して単位面積当たりの通電能力に優れ
るため、主に高電力を取り扱う個別素子として利用され
る。
【0003】縦型の絶縁ゲート電界効果トランジスタ
(以下、縦型MOSFETと呼ぶ)は、スイッチング電
源、固体リレー、オーディオ増幅器、ACサーボ、モー
タ制御、無停電電源、インバータ装置、及び、放送用送
信機等の数十Vから1000V程度までの広い耐圧範囲
で高速スイッチングが必要な応用分野で使用されてい
る。
【0004】図6は、一般の縦型MOSFETがブレー
クダウン電流によって破壊に至る様子を示す。同図
(a)に示すように、縦型MOSFETは、一般的な構
造であり、寄生抵抗R、寄生ダイオードD、及び、NP
N型の寄生バイポーラトランジスタ(以下、寄生NPN
トランジスタと呼ぶ)Tが存在する。寄生ダイオードD
は、p型の第1ベース領域3及びn型の半導体基板1で
形成され、寄生NPNトランジスタTは、n型のソース
領域4、p型の第1ベース領域3、及び、n型の半導体
基板1で形成される。
【0005】同図(b)は、同図(a)の等価回路を示
す。縦型MOSFETには、ソース電極9とドレイン電
極2との間に印加できる電圧の限界値を示す最大定格が
決められている。縦型MOSFETは、ソース・ドレイ
ン間電圧が最大定格を越えると、以下のように動作す
る。
【0006】逆バイアス状態の寄生ダイオードDは、電
圧降服し、ブレークダウン電流I1を流す。寄生抵抗R
は、ブレークダウン電流I1に比例する電圧降下を発生
し、寄生NPNトランジスタTのエミッタ・ベース間を
約0.7V以上の電圧にする。寄生NPNトランジスタ
Tは、トランジスタ動作を行い、寄生トランジスタ電流
I2をコレクタ・エミッタ間に流す。
【0007】寄生トランジスタ電流I2による熱の発生
と、温度上昇による寄生トランジスタ電流I2の電流値
の上昇とが正帰還によって、繰り返されるので、縦型M
OSFETは最終的に破壊する。
【0008】図7(a)〜(c)は、特許第30279
39号公報に記載の高濃度のp型の第2ベース領域10
を有する縦型MOSFETを示す。同図(c)は、半導
体基板1の表面の拡散層を示す平面図である。同図
(a)は、同図(c)のA1−A2方向の断面図であり、
同図(b)は、同図(c)のB1−B2方向の断面図であ
る。
【0009】高濃度のp+型の第2ベース領域10は、
p型の第1ベース領域3の中央部から多角形状の頂部の
夫々に向かって延びる複数の対角状部を有する。n型の
ソース領域4は、第1ベース領域3内に第2ベース領域
10の対角状部によって分割されて形成され、第2ベー
ス領域10よりも浅い。
【0010】図8(a)〜(f)は、縦型MOSFET
の製造工程を示し、図7(a)と同様にA1−A2方向の
断面図である。同図(a)に示すように、まず、n型の
半導体基板1の表面に酸化膜であるゲート酸化膜5及び
ポリシリコン電極であるゲート電極6を形成する。
【0011】同図(b)に示すように、フォトリソグラ
フィー(以下、PRと呼ぶ)技術により、ゲート絶縁膜
5及びゲート電極6を選択的にエッチングし、その後残
ったゲート電極6を不純物導入のマスクとして、イオン
注入技術により、p型の第1ベース領域3を形成する。
第1ベース領域3には、縦型MOSFETのチャネルが
形成される。
【0012】同図(c)に示すように、PR技術により
フォトレジスト11を不純物導入のマスクとして、イオ
ン注入技術により第1ベース領域3に比して、不純物濃
度が高いp型の第2ベース領域10を形成する。
【0013】同図(d)に示すように、第2ベース領域
10を半導体基板1の表面に残すためにフォトレジスト
12を用い、PR技術によりゲート電極6及びフォトレ
ジスト12を不純物導入のマスクとして、イオン注入技
術によりn型のソース領域4を形成する。
【0014】同図(e)に示すように、半導体基板1の
表面を覆う層間絶縁膜8を形成し、PR技術により選択
的にエッチングしてソース電極コンタクト窓7を形成す
る。ソース電極コンタクト窓7は、半導体基板1の表面
まで形成され、第2ベース領域10、ソース領域4、及
び、ソース電極9をコンタクトさせる。
【0015】同図(f)に示すように、最後に、ゲート
電極6が形成された半導体基板1の主面側にソース電極
9を形成し、半導体基板1の底面側にドレイン電極2を
形成して、Nチャネルの縦型MOSFETが完成する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の縦型電界効
果トランジスタ及びその製造方法は、第1ベ―ス領域3
内の頂部及びソース領域4の対角状部に第2ベース領域
10が形成されることにより、ブレークダウンが発生し
やすい第1ベ―ス領域3の頂部付近でブレークダウンの
発生を抑えるので、アバランシェ破壊耐量が向上するも
のである。
【0017】しかし、ソース電極9、ソース領域4、及
び、第2ベース領域10をコンタクトさせるので、半導
体基板1の表面に第2ベース領域10及びソース領域4
を予め露出させる必要があり、そのために必要な製造工
程が増えるという欠点があった。
【0018】本発明は、上記したような従来の技術が有
する欠点を解決するためになされたものであり、アバラ
ンシェ破壊耐量を大きくするための製造が容易な縦型電
界効果トランジスタ及びその製造方法を提供することを
目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の縦型電界効果トランジスタ及びその製造方
法は、第1導電型の半導体基板と、該半導体基板の主面
側に形成された略多角形状の第2導電型の第1ベース領
域と、該第1ベース領域内に形成され該第1ベース領域
の中央部から前記多角形状の頂部の夫々に向かって延び
る複数の対角状部を有する、前記第1ベース領域よりも
高濃度の第2導電型の第2ベース領域と、前記第1ベー
ス領域内に前記第2ベース領域の対角状部によって分割
されて形成される、前記第2ベース領域よりも浅い第1
導電型のソース領域と、該ソース領域にコンタクトする
ソース電極と、前記半導体基板の底面側にコンタクト
し、ドレイン領域を構成する半導体基板の領域を隔てて
前記第1ベース領域と対向するドレイン電極とを備える
縦型電界効果トランジスタにおいて、前記ソース電極の
縁部が、前記ソース領域の底部を越えて前記第2ベース
領域の内部に迄延びていることを特徴とする。
【0020】本発明の縦型電界効果トランジスタの製造
方法は、第1導電型の半導体基板の主面側に多角形状の
第2導電型の第1ベース領域を形成し、前記第1ベース
領域内に第1導電型のソース領域を形成し、前記第1ベ
ース領域の中央部から前記多角形状の頂部の夫々に向か
って延びる複数の対角状部を有し、該対角状部によって
前記ソース領域を分割する、前記第1ベース領域よりも
高濃度の第2導電型の第2ベース領域を前記第1ベース
領域内に形成し、前記第1ベース領域内に、縁部が前記
ソース領域の底部を越えて前記第2ベース領域の内部に
迄延びるコンタクト窓を形成し、前記コンタクト窓内に
ソース電極を形成し、前記半導体基板の底面側にドレイ
ン電極を形成することを特徴とする。
【0021】本発明の縦型電界効果トランジスタ及びそ
の製造方法は、コンタクト窓の縁部がソース領域の底部
を越えて第2ベース領域の内部に迄延び、ソース電極が
コンタクト窓内に形成される構造を有することにより、
第2ベース領域及びソース領域の双方を半導体基板の表
面に予め露出させる製造工程が不要になるので、縦型M
OSFETのアバランシェ破壊耐量を向上する構造の製
造が容易になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例に基づ
いて、本発明の縦型電界効果トランジスタ及びその製造
方法について図面を参照して説明する。図1は、本発明
の一実施形態例の縦型電界効果トランジスタの第1断面
図である。本実施形態例の縦型電界効果トランジスタ
は、複数の素子から成るユニットセルの中の1素子分の
単位セルとして製造され、点線で区切られる範囲であ
る。第1断面図は、2つの単位セル部分を示す。
【0023】図2は、図1と異なる断面方向の第2断面
図である。第2断面図は、1つの単位セル部分を示す。
図3は、図1と垂直な平面方向の平面図である。平面図
は、半導体基板1の表面の拡散層を示す。第1断面図
は、図3のA1−A2方向の断面を示し、第2断面図は、
図3のB1−B2方向の断面を示す。
【0024】縦型電界効果トランジスタは、nチャネル
MOSFETであり、n型の半導体基板1、ドレイン電
極2、MOSFETのnチャネルが形成されるp型の第
1ベース領域3、n型のソース領域4、ゲート絶縁膜
5、ポリシリコン電極であるゲート電極6、BPSG膜
である層間絶縁膜8、ソース電極9、及び、第1ベース
領域3より不純物濃度が高いp+型の第2ベース領域1
0で構成される。
【0025】第1ベース領域3は、半導体基板1の主面
側に形成され、略多角形状を有する。第2ベース領域1
0は、第1ベース領域3内に形成され、第1ベース領域
3の中央部から多角形状の頂部の夫々に向かって延びる
複数の対角状部を有する。ソース領域4は、第1ベース
領域3内に第2ベース領域10の対角状部によって分割
されて形成され、第2ベース領域10よりも浅い。
【0026】ドレイン電極2は、半導体基板1の底面側
にコンタクトされ、第1ベース領域3とドレイン領域を
構成する半導体基板1の領域を隔てて対向する。
【0027】ソース電極9は、半導体基板1の主面側に
コンタクトされ、縁部がソース領域4の底部を越えて、
第2ベース領域10の内部に迄延ばされる。ソース電極
9、ソース領域4、及び、第2ベース領域10は、ソー
ス電極コンタクト窓7で、コンタクトされる。
【0028】ソース電極コンタクト窓7がソース領域4
を突き抜け、第2ベース領域10に達する深さを有する
ことにより、第2ベース領域10を半導体基板1の表面
に予め残すための製造工程を省略することができるの
で、縦型MOSFETの製造が容易になる。
【0029】第1ベース領域3は、ゲート電圧が印加さ
れると、ゲート電極6の直下にあり、且つ、ソース領域
4と半導体基板1とに挟まれる範囲で、nチャネルを形
成する。ドレイン電流は、ドレイン電極2、半導体基板
1、第1ベース領域3に形成されたnチャネル、ソース
領域4、及び、ソース電極9を経由して流れる。
【0030】第1ベース領域3の多角形状の頂部付近
は、nチャネルが形成されると、頂部以外の直線部分に
比して、nチャネルのチャネル長が短く、低い不純物濃
度のため寄生抵抗Rが高いことにより、寄生NPNトラ
ンジスタTを小さいブレークダウン電流で容易にオンさ
せるので、ブレークダウンが発生し易い。
【0031】第2ベース領域10は、ソース領域4より
深く、複数の対角状部を有し、ゲート電極6の直下まで
形成される。
【0032】第1ベース領域3内は、中央部から多角形
状の頂部の夫々に向かう方向に、ソース領域4に代えて
第2ベース領域10が形成される構造を有することによ
り、nチャネルが形成されず、寄生NPNトランジスタ
Tをオンさせる高い寄生抵抗Rが無いので、ブレークダ
ウンの発生を抑制する。
【0033】縦型MOSFETは、ブレークダウンの発
生が抑制されるので、ドレイン・ソース間に過電圧が印
可された際のアバランシェ破壊耐量が向上する。
【0034】図4(a)〜(e)は、本発明の一実施形
態例の縦型電界効果トランジスタの製造工程を夫々示
す。同図(a)〜(e)は、図1の縦型MOSFETが
製造される工程を順番に示す。図5(a)及び(b)
は、図4(c)及び(e)と同一の製造工程を夫々示
す。
【0035】図4(a)に示すように、まず、n型の半
導体基板1の表面に酸化膜であるゲート酸化膜5及びポ
リシリコン電極であるゲート電極6を形成する。
【0036】同図(b)に示すように、PR技術により
選択的にゲート絶縁膜5及びゲート電極6をエッチング
し除去する。PR技術により除去せずに残ったゲート電
極6を不純物導入のマスクとして、イオン注入技術によ
りボロン等のp型不純物を導入し、p型の第1ベ―ス領
域3を形成し、その後同じくゲート電極6をマスクとし
て、n型不純物を導入し、第1ベース領域3内にn型の
ソース領域4を形成する。
【0037】同図(c)に示すように、PR技術によ
り、フォトレジスト11を不純物導入のマスクとして、
イオン注入技術によりp型不純物を導入し、第1ベース
領域3よりも高濃度でソース領域4より深いp型の第2
型ベース領域10を形成する。
【0038】図5(a)は、図3(c)のB1−B2方向
の断面図であり、図4(c)と同一の製造工程を示す。
この製造工程では、ソース領域4を分割し、且つ、B1
−B2方向の断面付近にソース領域4に代えて第2ベー
ス領域10を形成する。
【0039】図4(d)に示すように、半導体基板1の
主面側に層間絶縁膜8を形成する。その後、PR技術及
びエッチング技術により、層間絶縁膜8、ソース領域
4、及び、第2ベース領域10の一部を除去し、ソース
電極コンタクト窓7を形成する。
【0040】この製造工程では、ソース電極9の縁部が
ソース領域4の底部を越えて、第2ベース領域10の内
部に迄延びるように、ソース電極コンタクト窓7を形成
することで、第2ベース領域10、ソース領域4、及
び、ソース電極9をコンタクトすることができる。
【0041】同図(e)に示すように、最後に、ゲート
電極6が形成された半導体基板1の主面側にソース電極
9を形成し、半導体基板1の底面側にドレイン電極2を
形成して、Nチャネルの縦型MOSFETが完成する。
【0042】本実施形態例の縦型MOSFETは、従来
例に比して、製造工程数が同じであれば、ドレイン・ソ
ース間に過電圧が印可された際に発生するアバランシェ
破壊耐量を向上できる。
【0043】例えば、ドレイン・ソース間耐圧500V
のnチャネル縦型MOSFETに本実施形態例を適用す
ると、破壊に至るブレークダウン電流値が3〜4倍大き
くなる。
【0044】上記実施形態例によれば、ソース電極コン
タクト窓7の縁部がソース領域4の底部を越えて第2ベ
ース領域10の内部に迄延び、ソース電極9がソース電
極コンタクト窓7内に形成される構造を有することによ
り、第2ベース領域10及びソース領域4の双方を半導
体基板1の表面に予め露出させる製造工程が不要になる
ので、縦型MOSFETのアバランシェ破壊耐量を向上
する構造の製造が容易になる。
【0045】上記実施形態例では、nチャネル縦型MO
SFETについて説明したが、極性を変えれば、pチャ
ネル縦型MOSFETについて同様な効果が得られる。
【0046】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の縦型電界効果トランジスタ
及びその製造方法は、上記実施形態例の構成にのみ限定
されるものでなく、上記実施形態例の構成から種々の修
正及び変更を施した縦型電界効果トランジスタ及びその
製造方法も、本発明の範囲に含まれる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の縦型電界
効果トランジスタ及びその製造方法では、第1ベース領
域3内は、中央部から多角形状の頂部の夫々に向かう方
向に、ソース領域4に代えて第2ベース領域10が形成
される構造を有することにより、nチャネルが形成され
ず、寄生NPNトランジスタTをオンさせる高い寄生抵
抗Rが無いので、ブレークダウンの発生を抑制し、アバ
ランシェ破壊耐量を向上する。
【0048】また、ソース電極コンタクト窓7の縁部が
ソース領域4の底部を越えて第2ベース領域10の内部
に迄延び、ソース電極9がソース電極コンタクト窓7内
に形成される構造を有することにより、第2ベース領域
10及びソース領域4の双方を半導体基板1の表面に予
め露出させる製造工程が不要になるので、縦型MOSF
ETのアバランシェ破壊耐量を向上する構造の製造が容
易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例の縦型電界効果トランジ
スタの第1断面図である。
【図2】図1と異なる断面方向の第2断面図である。
【図3】図1と垂直な平面方向の平面図である。
【図4】同図(a)〜(e)は、本発明の一実施形態例
の縦型電界効果トランジスタの製造工程を夫々示す。
【図5】同図(a)及び(b)は、図4(c)及び
(e)と同一の製造工程を夫々示す。
【図6】一般の縦型MOSFETがブレークダウン電流
によって破壊に至る様子を示す。
【図7】同図(a)〜(c)は、特許第3027939
号公報に記載の高濃度のp型の第2ベース領域10を有
する縦型MOSFETを示す。
【図8】同図(a)〜(f)は、縦型MOSFETの製
造工程を示す。
【符号の説明】
1 半導体基板(n型) 2 ドレイン電極 3 第1ベース領域(p型) 4 ソース領域(n型) 5 ゲート絶縁膜 6 ゲート電極 7 ソース電極コンタクト窓 8 層間絶縁膜 9 ソース電極 10 第2ベース領域(p+型) 11、12 フォトレジスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/41 H01L 21/88 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、該半導体基
    板の主面側に形成された略多角形状の第2導電型の第1
    ベース領域と、該第1ベース領域内に形成され該第1ベ
    ース領域の中央部から前記多角形状の頂部の夫々に向か
    って延びる複数の対角状部を有する、前記第1ベース領
    域よりも高濃度の第2導電型の第2ベース領域と、前記
    第1ベース領域内に前記第2ベース領域の対角状部によ
    って分割されて形成される、前記第2ベース領域よりも
    浅い第1導電型のソース領域と、該ソース領域にコンタ
    クトするソース電極と、前記半導体基板の底面側にコン
    タクトし、ドレイン領域を構成する半導体基板の領域を
    隔てて前記第1ベース領域と対向するドレイン電極とを
    備える縦型電界効果トランジスタにおいて、 前記ソース電極の縁部が、前記ソース領域の底部を越え
    て前記第2ベース領域の内部に迄延びていることを特徴
    とする縦型電界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板の主面側に多角
    形状の第2導電型の第1ベース領域を形成し、 前記第1ベース領域内に第1導電型のソース領域を形成
    し、 前記第1ベース領域の中央部から前記多角形状の頂部の
    夫々に向かって延びる複数の対角状部を有し、該対角状
    部によって前記ソース領域を分割する、前記第1ベース
    領域よりも高濃度の第2導電型の第2ベース領域を前記
    第1ベース領域内に形成し、 前記第1ベース領域内に、縁部が前記ソース領域の底部
    を越えて前記第2ベース領域の内部に迄延びるコンタク
    ト窓を形成し、 前記コンタクト窓内にソース電極を形成し、 前記半導体基板の底面側にドレイン電極を形成すること
    を特徴とする縦型電界効果トランジスタの製造方法。
JP2001146052A 2001-05-16 2001-05-16 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法 Pending JP2002343969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146052A JP2002343969A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001146052A JP2002343969A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002343969A true JP2002343969A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18991766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001146052A Pending JP2002343969A (ja) 2001-05-16 2001-05-16 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002343969A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7576964B2 (en) 2003-09-30 2009-08-18 Nec Electronics Corporation Overvoltage protection circuit of output MOS transistor
WO2010004715A1 (ja) * 2008-07-09 2010-01-14 パナソニック株式会社 半導体素子およびその製造方法
JP2015008234A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
JP2019531598A (ja) * 2016-08-31 2019-10-31 無錫華潤上華科技有限公司Csmctechnologies Fab2 Co., Ltd. 接合電界効果トランジスタと統合されたデバイス、およびそれを製造するための方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06163905A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 絶縁ゲート半導体装置の製造方法
JPH09115923A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Toyota Motor Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH09289314A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Nec Corp 縦型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2000091575A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Sanken Electric Co Ltd 絶縁ゲ−ト型トランジスタの製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06163905A (ja) * 1992-11-27 1994-06-10 Sanyo Electric Co Ltd 絶縁ゲート半導体装置の製造方法
JPH09115923A (ja) * 1995-10-23 1997-05-02 Toyota Motor Corp 半導体装置及びその製造方法
JPH09289314A (ja) * 1996-04-19 1997-11-04 Nec Corp 縦型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2000091575A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Sanken Electric Co Ltd 絶縁ゲ−ト型トランジスタの製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7576964B2 (en) 2003-09-30 2009-08-18 Nec Electronics Corporation Overvoltage protection circuit of output MOS transistor
WO2010004715A1 (ja) * 2008-07-09 2010-01-14 パナソニック株式会社 半導体素子およびその製造方法
JP4531861B2 (ja) * 2008-07-09 2010-08-25 パナソニック株式会社 半導体素子およびその製造方法
CN102084483A (zh) * 2008-07-09 2011-06-01 松下电器产业株式会社 半导体元件及其制造方法
JPWO2010004715A1 (ja) * 2008-07-09 2011-12-22 パナソニック株式会社 半導体素子およびその製造方法
US8129758B2 (en) 2008-07-09 2012-03-06 Panasonic Corporation Semiconductor element and manufacturing method therefor
JP2015008234A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 富士電機株式会社 半導体装置の製造方法
JP2019531598A (ja) * 2016-08-31 2019-10-31 無錫華潤上華科技有限公司Csmctechnologies Fab2 Co., Ltd. 接合電界効果トランジスタと統合されたデバイス、およびそれを製造するための方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5086007A (en) Method of manufacturing an insulated gate field effect transistor
US6064086A (en) Semiconductor device having lateral IGBT
JP2002026328A (ja) 横型半導体装置
JP2007053375A (ja) トレンチタイプのigbtのための深度nタイプの拡散
JPH08139319A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US7851883B2 (en) Semiconductor device and method of manufacture thereof
JP2006261639A (ja) 半導体装置、ドライバ回路及び半導体装置の製造方法
US7173308B2 (en) Lateral short-channel DMOS, method for manufacturing same and semiconductor device
JPH1056174A (ja) 半導体装置
JPH1145998A (ja) 絶縁ゲート型半導体装置
JP2002343969A (ja) 縦型電界効果トランジスタ及びその製造方法
JP2003303962A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH1174517A (ja) 半導体装置
KR100482950B1 (ko) 반도체소자 및 그 제조방법
JP3904725B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3027939B2 (ja) 縦型電界効果トランジスタおよびその製造方法
JP2000315792A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100245303B1 (ko) 바이 모스형 전력 반도체 소자 및 그의 제조방법
JPH10242456A (ja) 横型絶縁ゲートバイポーラトランジスタ
JP2003332577A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008153495A (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR100925642B1 (ko) 바이폴라 트랜지스터의 제조방법
JP2000183338A (ja) Mis型半導体装置及びその製造方法
KR100304718B1 (ko) 전력반도체장치및그제조방법
JPH02296342A (ja) Mosfetの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080414

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120425