JP2002339312A - 湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生 - Google Patents

湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生

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JP2002339312A JP2001150887A JP2001150887A JP2002339312A JP 2002339312 A JP2002339312 A JP 2002339312A JP 2001150887 A JP2001150887 A JP 2001150887A JP 2001150887 A JP2001150887 A JP 2001150887A JP 2002339312 A JP2002339312 A JP 2002339312A
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Minoru Takahashi
稔 高橋
Akihiro Tokuda
章博 徳田
Eizo Goto
栄三 後藤
Hidetaka Komiya
英孝 小宮
Hiroyuki Akagawa
宏幸 赤川
Takeshi Oshima
剛 大島
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Toray Industries Inc
Obayashi Road Corp
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Obayashi Corp
Toray Industries Inc
Obayashi Road Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工芝生を適度な湿潤状態に維持し、該人工
芝生の表面温度の上昇を抑制することを可能にした湿潤
性人工芝生グランド用の人工芝生を提供する。 【解決手段】 下地となる基盤1上に導水シート4と通
水孔10を備えた人工芝生5とを敷設し、導水シート4
に水を供給する給水手段として給水管3を基盤1に配設
するようにした湿潤性人工芝生グランドに用いる人工芝
生5であって、通水孔10の直径が2.5mm〜5.5
mmであり、人工芝生5の基材8における通水孔10の
開孔率が0.3%〜1.9%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工芝生を適度な
湿潤状態に維持し、該人工芝生の表面温度の上昇を抑制
するようにした湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テニスコート等のスポーツ競技施
設として、アスファルトコンクリート表面に硬質ウレタ
ン樹脂を塗布した全天候型ケミカルハードコートが知ら
れている。この全天候型ケミカルハードコートは、夏場
になると、日中ではコート表面温度が外気温度よりも上
昇するので、プレーヤーは蒸し暑さを体感し、疲れ易
い、あるいはシューズを通して足の裏が熱くなるという
欠点があった。
【0003】そこで、全天候型ケミカルハードコートに
比べてコート表面温度の上昇を抑制する地盤構造とし
て、アスファルトコンクリート上に人工芝生を敷設し、
該人工芝生のパイルの隙間に砂を充填し、更には散水機
能を付加した競技施設が提案されている。
【0004】しかしながら、人工芝生のパイルの隙間に
砂を充填し、その砂に対して散水するだけでは、依然と
して、夏場におけるコート表面温度の上昇を十分に抑制
することができないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、人工
芝生を適度な湿潤状態に維持し、該人工芝生の表面温度
の上昇を抑制することを可能にした湿潤性人工芝生グラ
ンド用の人工芝生を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生は、下
地となる基盤上に導水シートと通水孔を備えた人工芝生
とを敷設し、前記導水シートに水を供給する給水手段を
配設するようにした湿潤性人工芝生グランドに用いる人
工芝生であって、前記通水孔の直径が2.5mm〜5.
5mmであり、前記人工芝生の基材における通水孔の開
孔率が0.3%〜1.9%であることを特徴とするもの
である。
【0007】本発明では、基盤に設置した給水手段から
供給される水は、導水シートによって上方に吸い上げら
れ、更に導水シートの面方向に拡散する。そして、導水
シートに沿って拡散した水は、人工芝生の基材に形成さ
れた多数の通水孔を介して人工芝生のパイル側(表側)
へ供給されるので、人工芝生の表面を適度な湿潤状態に
し、その表面温度の上昇を効果的に抑制する。しかも、
導水シートは人工芝生の裏側に配置されているので、人
工芝生が夏場の強い日差しに晒されても、水分の蒸発を
必要最小限にして湿潤状態を常に維持することが可能で
ある。
【0008】上記湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生
において、パイル側への給水を効果的に行うために、通
水孔の直径は2.5mm〜5.5mmとし、人工芝生の
基材における通水孔の開孔率は0.3%〜1.9%とす
る。更に、人工芝生の湿潤状態を保持するために、人工
芝生の基材に植毛されたパイルの隙間に無機系粒状物質
及び有機系粒状物質のうち少なくとも1種の粒状物質を
充填し、更に通水孔内に粒状物質を充填することが好ま
しい。この粒状物質は、人工芝生の基材表面からパイル
の高さの50%〜100%の高さまで充填すると良い。
【0009】前記粒状物質は粒径0.25mm未満の粒
子を1重量%〜30重量%、粒径1.18mm未満の粒
子を90重量%以上含有するような粒度であることが好
ましく、更には粒径0.85mm未満の粒子を70重量
%以上含有するような粒度であることが好ましい。
【0010】人工芝生からなるコート等の湿潤状態を良
好に保持しながら、その表面を必要以上に濡らさないよ
うにするには、以下の構成が好ましい。つまり、前記粒
状物質のうち、前記通水孔の内部及び前記パイルの隙間
の下層側に充填される粒状物質が粒径0.25mm未満
の粒子を1重量%〜30重量%、粒径1.18mm未満
の粒子を90重量%以上含有する一方で、その上に充填
される粒状物質は粒径1.18mm未満の粒子の含有量
が60重量%以下であると良い。また、前記粒状物質の
うち、前記通水孔の内部及び前記パイルの隙間の下層側
に充填される粒状物質が粒径0.25mm未満の粒子を
1重量%〜30重量%、粒径1.18mm未満の粒子を
90重量%以上含有する一方で、その上に充填される粒
状物質は撥水性を有すると良い。
【0011】人工芝生の基材に植毛されたパイルの素材
としては、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂及びポリオレ
フィン系樹脂のうち少なくとも1種を用いると良い。こ
のようなパイルは、直毛糸及び捲縮糸のうち少なくとも
1種であると良く、モノフィラメントヤーン、フィルム
スリットヤーン及びフィルムスプリットヤーンのうち少
なくとも1種であると良い。
【0012】本発明の湿潤性人工芝生グランド用の人工
芝生は、スポーツ競技施設に適用した場合に顕著な作用
効果を奏するものであるが、公園、屋上、ベランダ等の
建築物構造体に適用することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施形態からなる湿潤性人
工芝生グランドを示すものである。図1において、下地
となる基盤1には配管溝2が形成されており、この配管
溝2内に給水手段として給水管3が配設されている。給
水管3は多数の孔を有し、不図示の給水源から供給され
る水を配管溝2内に放出するようになっている。
【0015】基盤1上には導水シート4が敷設され、そ
の一部が配管溝2内に落ち込んでいる。導水シート4と
しては、例えば、不織布、織組織布、編組織布及び連続
気泡を持った多孔性樹脂シートのように毛細管現象によ
る導水機能を有するものが使用される。特に、目付が4
0〜300g/m2 の範囲にある不織布が好ましい。こ
のような導水シート4は給水管3から供給される水を吸
い上げ、その面方向に拡散させるように機能する。
【0016】導水シート4上には人工芝生5が敷設され
ている。この人工芝生5は基布6と合成樹脂製のバッキ
ング材7とからなる基材8に多数のパイル9を植毛した
構成になっている。即ち、基布6に対して多数のパイル
9を植毛した後、基布6の裏面に塗布した溶融樹脂を固
化してなるバッキング材7によってパイル9の端部を固
着している。この人工芝生5の基材8の全面には溶融加
熱棒により多数の通水孔10が互いに間隔をおいて開孔
されている。
【0017】通水孔10はその直径が2.5mm〜5.
5mmの範囲に設定されている。この通水孔10の直径
が2.5mm未満であると通水孔中に粒状物質が充填し
難くなり、また充填したとしてもその絶対量が不足し、
人工芝生5のパイル側への給水が不十分になり、逆に
5.5mmを超えると給水能力が高くなり過ぎて給水源
近くでは湿潤過剰になり、また給水源から遠い部分との
湿潤状態の差が大きくなってしまう。また、人工芝生5
の基材8における通水孔10の開孔率は0.3%〜1.
9%の範囲に設定されている。即ち、基材8の面積に対
する通水孔10の総面積の比率が上記範囲に設定されて
いる。この比率が0.3%未満であると人工芝生5のパ
イル側への給水が不十分になり、逆に1.9%を超える
と給水能力が高すぎて給水源近くでは湿潤過剰になり、
また給水源から遠い部分との湿潤状態の差が大きくなっ
てしまう。
【0018】人工芝生5の基材8に植毛されたパイル9
の隙間及び通水孔10の内部には、無機系粒状物質及び
有機系粒状物質のうち少なくとも1種からなる粒状物質
11が充填されている。無機系粒状物質としては、珪
砂、セラミックス、陶磁器屑粉砕物、ガラス玉、廃ガラ
ス粒状物、下水汚泥、溶融スラグ、ゴミ溶融スラグ、鉄
鋼スラグなどを用いることができる。一方、有機系粒状
物質としては、ゴムチップ、プラスチック粒状物などを
用いることができる。いずれの場合も、導水シート4に
浸透した水を毛細管現象によってパイル側へ吸い上げる
ために、粒状物質は粒径0.25mm未満の粒子を1重
量%〜30重量%、粒径1.18mm未満の粒子を90
重量%以上含有するような粒度であることが好ましい。
粒径0.25mm未満の粒子が1重量%未満になると粒
径が大きい粒子が増加し、粒子と粒子との隙間が大きく
空いて毛細管現象が不十分となり、パイル側への給水も
不十分となる。逆に粒径0.25mm未満の粒子が30
重量%を超えると細粒径の粒子が多くなり、通水孔が目
詰まりを起こしてパイル側への給水も不十分となると共
に、透水性不良や細密充填により固化してクッション性
が低下する。粒径1.18mm未満の粒子が90重量%
未満になると粒径が大きい粒子が多くなり、給水能力と
保水能力が低下し、湿潤状態が不安定になる。更には粒
径0.85mm未満の粒子が70重量%以上であると、
給水能力と保水能力がより高いレベルでバランスし、湿
潤状態が良好に維持されるので好ましい。なお、本発明
における粒状物質の粒度分布は、JIS Z8801に
規定されるふるいを用い、粒状物質2kg程度をふるい
分け、その重量%で表したものである。
【0019】粒状物質11として、人工芝生5の基材8
に植毛されたパイル9の隙間の下層側及び通水孔10の
内部には、粒径0.25mm未満の粒子を1重量%〜3
0重量%、粒径1.18mm未満の粒子を90重量%以
上含有する粒状物質を充填し、その上には粒径1.18
mm未満の粒子の含有量が60重量%以下である粒状物
質を充填することにより、人工芝生表面を過剰に濡らす
ことがなく、しかも人工芝生表面の温度上昇を安定的に
抑制することができる。また、パイル9の隙間の下層側
及び通水孔10の内部には、粒径0.25mm未満の粒
子を1重量%〜30重量%、粒径1.18mm未満の粒
子を90重量%以上含有する粒状物質を充填し、その上
には撥水性を有する粒状物質を充填することにより、上
記と同様に、人工芝生表面を過剰に濡らすことがなく、
しかも人工芝生表面の温度上昇を安定的に抑制すること
ができる。撥水性の粒状物質としては、例えば、撥水処
理粒状物質、α−オレフィン粒状物質、ポリオレフィン
粒状物質を挙げることができる。
【0020】また、人工芝生5の基材表面からのパイル
高さをhとしたとき、粒状物質11の充填高さはパイル
高さhの50%〜100%になっている。粒状物質11
の充填高さがパイル高さhの50%未満であると湿潤状
態の維持が困難になり、逆にパイル高さhの100%を
超えると人工芝生としての機能が不十分になる。
【0021】一方、人工芝生5の基材8に植毛されたパ
イル9の素材としては、ポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂
及びポリオレフィン系樹脂のうち少なくとも1種を用い
ることができる。このパイル9には、直毛糸及び捲縮糸
のいずれを用いても良く、またモノフィラメントヤー
ン、フィルムスリットヤーン及びフィルムスプリットヤ
ーンのいずれを用いても良い。
【0022】上述した湿潤性人工芝生グランドでは、基
盤1に設置した給水管3から必要に応じて導水シート4
へ水を供給すると、その水は毛細管現象による導水機能
を有する導水シート4によって上方に吸い上げられ、更
に導水シート4の面方向に拡散することになる。そし
て、導水シート4に沿って拡散した水は、人工芝生5の
基材8の通水孔10内に充填された粒状物質11の粒子
間に生じる毛細管現象によってパイル間の粒状物質11
まで供給される。その結果、人工芝生5の表面を適度な
湿潤状態にし、その表面温度の上昇を効果的に抑制する
ことができる。しかも、導水シート4は人工芝生5の基
材8の裏側に配置されているので、人工芝生5が夏場の
強い日差しに晒されても、水分の蒸発を必要最小限にし
て湿潤状態を常に維持することが可能である。
【0023】
【実施例】以下に示す実施例1〜9及び比較例によりテ
ニスコート(砂入り人工芝生)の施工を行い、その人工
芝生の表面温度抑制効果を比較した。
【0024】実施例1〜3:下地となる基盤上に導水シ
ートを敷設し、該導水シートに水を供給する給水手段を
基盤に配設する一方で、人工芝生の基材に多数の通水孔
を設け、該通水孔を備えた人工芝生を導水シート上に敷
設した。人工芝生のパイルの隙間及び通水孔の内部には
無機系粒状物質である目砂を充填した。
【0025】比較例:基盤上に多数の通水孔を備えた人
工芝生を敷設した。人工芝生のパイルの隙間及び通水孔
の内部には無機系粒状物質である目砂を充填した。
【0026】上記実施例1〜3及び比較例において、通
水孔の直径、人工芝生の基材における通水孔の開孔率、
粒状物質の種類、粒状物質の粒度分布、パイル高さhに
対する粒状物質の充填高さ、人工芝生のパイル素材、人
工芝生のパイル形状、人工芝生のパイル形態は、表1の
通りである。
【0027】これら実施例1〜3及び比較例のテニスコ
ートを、同一条件で日差しに晒した後、その表面温度を
測定し、その結果を表1に示した。評価結果は、比較例
を基準とする抑制温度で示した。この抑制温度が大きい
ほど表面温度抑制効果が大きいことを意味する。表1か
ら判るように、実施例1〜3はいずれも人工芝生の表面
温度抑制効果が優れていた。
【0028】
【表1】
【0029】実施例4〜5:下地となる基盤上に導水シ
ートを敷設し、該導水シートに水を供給する給水手段を
基盤に配設する一方で、人工芝生の基材に多数の通水孔
を設け、該通水孔を備えた人工芝生を導水シート上に敷
設した。実施例4では、人工芝生の基材に植毛されたパ
イルの隙間の下層側及び通水孔の内部に、粒径0.25
mm未満の粒子を20重量%、粒径1.18mm未満の
粒子を95重量%含有する粒状物質を充填し、その上に
粒径1.18mm未満の粒子を50重量%含有する粒状
物質を充填してなる二層構造とした。実施例5では、人
工芝生の基材に植毛されたパイルの隙間の下層側及び通
水孔の内部に、粒径0.25mm未満の粒子を20重量
%、粒径1.18mm未満の粒子を95重量%含有する
粒状物質を充填し、その上に撥水性を有する粒状物質を
充填してなる二層構造とした。
【0030】実施例6〜9:下地となる基盤上に導水シ
ートを敷設し、該導水シートに水を供給する給水手段を
基盤に配設する一方で、人工芝生の基材に多数の通水孔
を設け、該通水孔を備えた人工芝生を導水シート上に敷
設した。実施例6〜9では、粒状物質の目砂の粒度分布
を種々変更し、人工芝生の基材に植毛されたパイルの隙
間及び通水孔の内部に充填した。
【0031】これら実施例4〜9のテニスコートを、上
記と同一条件で日差しに晒した後、その表面温度を測定
し、その結果を表2に示した。評価結果は、比較例1を
基準とする抑制温度で示した。表2から判るように、実
施例4〜5は人工芝生表面に過剰な濡れがなく、しかも
表面温度抑制効果が優れていた。実施例6〜7は人工芝
生の表面温度抑制効果が優れているものの、給水不十分
となる欠点も見られた。実施例8〜9は人工芝生の表面
温度抑制効果が優れているものの、保水能力が低下し、
湿潤状態が不安定になるという欠点も見られた。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
地となる基盤上に導水シートと通水孔を備えた人工芝生
とを敷設し、前記導水シートに水を供給する給水手段を
配設するようにした湿潤性人工芝生グランドに用いる人
工芝生において、通水孔の直径を2.5mm〜5.5m
mとし、人工芝生の基材における通水孔の開孔率を0.
3%〜1.9%としたから、人工芝生を適度な湿潤状態
に維持し、該人工芝生の表面温度の上昇を効果的に抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなる湿潤性人工芝生グラ
ンドを示す断面図である。
【符号の説明】
1 基盤 2 配管溝 3 給水管 4 導水シート 5 人工芝生 6 基布 7 バッキング材 8 基材 9 パイル 10 通水孔 11 粒状物質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 稔 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 徳田 章博 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 後藤 栄三 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 小宮 英孝 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 赤川 宏幸 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 大島 剛 東京都港区南青山1丁目24番1号 大林道 路株式会社内 Fターム(参考) 2D051 HA01 HA06 HA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地となる基盤上に導水シートと通水孔
    を備えた人工芝生とを敷設し、前記導水シートに水を供
    給する給水手段を配設するようにした湿潤性人工芝生グ
    ランドに用いる人工芝生であって、前記通水孔の直径が
    2.5mm〜5.5mmであり、前記人工芝生の基材に
    おける通水孔の開孔率が0.3%〜1.9%であること
    を特徴とする湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生。
  2. 【請求項2】 前記人工芝生の基材に植毛されたパイル
    の隙間に無機系粒状物質及び有機系粒状物質のうち少な
    くとも1種の粒状物質を充填し、更に前記通水孔内に前
    記粒状物質を充填した請求項1に記載の湿潤性人工芝生
    グランド用の人工芝生。
  3. 【請求項3】 前記粒状物質が粒径0.25mm未満の
    粒子を1重量%〜30重量%、粒径1.18mm未満の
    粒子を90重量%以上含有する請求項2に記載の湿潤性
    人工芝生グランド用の人工芝生。
  4. 【請求項4】 前記粒状物質が粒径0.85mm未満の
    粒子を70重量%以上含有する請求項3に記載の湿潤性
    人工芝生グランド用の人工芝生。
  5. 【請求項5】 前記粒状物質のうち、前記通水孔の内部
    及び前記パイルの隙間の下層側に充填される粒状物質が
    粒径0.25mm未満の粒子を1重量%〜30重量%、
    粒径1.18mm未満の粒子を90重量%以上含有する
    一方で、その上に充填される粒状物質は粒径1.18m
    m未満の粒子の含有量が60重量%以下である請求項2
    に記載の湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生。
  6. 【請求項6】 前記粒状物質のうち、前記通水孔の内部
    及び前記パイルの隙間の下層側に充填される粒状物質が
    粒径0.25mm未満の粒子を1重量%〜30重量%、
    粒径1.18mm未満の粒子を90重量%以上含有する
    一方で、その上に充填される粒状物質は撥水性を有する
    請求項2に記載の湿潤性人工芝生グランド用の人工芝
    生。
  7. 【請求項7】 前記粒状物質を、前記人工芝生の基材表
    面から前記パイルの高さの50%〜100%の高さまで
    充填した請求項2〜6のいずれかに記載の湿潤性人工芝
    生グランド用の人工芝生。
  8. 【請求項8】 前記人工芝生の基材に植毛されたパイル
    の素材が、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
    リエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂及びポリオレ
    フィン系樹脂のうち少なくとも1種である請求項1〜7
    のいずれかに記載の湿潤性人工芝生グランド用の人工芝
    生。
  9. 【請求項9】 前記人工芝生の基材に植毛されたパイル
    が、直毛糸及び捲縮糸のうち少なくとも1種である請求
    項1〜8のいずれかに記載の湿潤性人工芝生グランド用
    の人工芝生。
  10. 【請求項10】 前記人工芝生の基材に植毛されたパイ
    ルが、モノフィラメントヤーン、フィルムスリットヤー
    ン及びフィルムスプリットヤーンのうち少なくとも1種
    である請求項1〜9のいずれかに記載の湿潤性人工芝生
    グランド用の人工芝生。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載され
    た湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生を備えたスポー
    ツ競技施設。
  12. 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかに記載され
    た湿潤性人工芝生グランド用の人工芝生を備えた公園、
    屋上、ベランダ等の建築物構造体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5290464B1 (ja) * 2012-12-28 2013-09-18 株式会社極東体育施設 人工芝用充填物及びこれを用いた人工芝
JP5543008B1 (ja) * 2013-12-04 2014-07-09 奥アンツーカ株式会社 人工芝充填材及びこれを備えた人工芝構造体
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