JP2002337730A - 中空構造体 - Google Patents
中空構造体Info
- Publication number
- JP2002337730A JP2002337730A JP2001143741A JP2001143741A JP2002337730A JP 2002337730 A JP2002337730 A JP 2002337730A JP 2001143741 A JP2001143741 A JP 2001143741A JP 2001143741 A JP2001143741 A JP 2001143741A JP 2002337730 A JP2002337730 A JP 2002337730A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front side
- side member
- panel
- hollow structure
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
なる部位では、フロントサイドメンバロア20の上壁部
20Cの幅方向中央部に凹部30が形成されており、ダ
ッシュパネル16の傾斜部16A及び平面部16Bの各
部位にはビード32が前後方向に沿って形成されてい
る。また、フロントサイドメンバロア20の上壁部20
Cにおける両側部20D上に、ダッシュパネル16にお
けるビード32の両外側部16Cが重合されており、フ
ロントサイドメンバロア20の上方側からのみ溶接する
片側溶接にて溶着(溶着部P)されている。また、これ
らの溶着部Pは車両前後方向に沿って連続している。
Description
特に、自動車等の車両の骨格部材を構成する中空構造体
に関する。
する中空構造体においては、その一例が特開平9−19
3832号公報に示されている。
は、中空構造体としてのセンターピラー100が、アウ
ターパネル102、インナーパネル104及びロアリイ
ンフォースメント106で構成されている。また、これ
らの各部材102、104、106は、フランジが無く
樋状に形成されており、各部材102、104、106
の両側片部102A、102B、104A、104B、
106A、106Bが互いに平行に重ね合わされ、断面
日字状とされている。
空構造体においては、断面日字状にするために、アウタ
ーパネル102、インナーパネル104、ロアリインフ
ォースメント106の3部品を使用しており、構成部品
点数が多い。また、この中空構造体においては、アウタ
ーパネル102、インナーパネル104、ロアリインフ
ォースメント106の3部品の各側片部102A、10
4A、106A及び102B、104B、106Bを溶
着しているため、溶着部の間隔Lが広くなり強度が低下
する。
減できると共に強度を向上できる中空構造体を得ること
が目的である。
おける中空構造体は、閉断面構造のメンバと、該メンバ
とパネルとで形成される閉断面構造と、で二層閉断面構
造を形成し、前記メンバとパネルとの溶着部を片側溶接
したことを特徴とする。
2部材で二層閉断面構造を形成することができるため、
部品点数を低減できる。また、メンバの両側壁部の内側
となる部位に2部材の溶着部を形成できるため、溶着部
の間隔を、メンバの両側壁部の間隔より狭くして強度を
向上できる。
の中空構造体において、前記メンバとパネルとで形成さ
れる閉断面構造を、前記メンバの曲げ圧縮がかかる側に
形成したことを特徴とする。
メンバの圧縮を受ける側の強度を上げることができるた
め、曲げ変形を効果的に抑制できる。
何れかに記載の中空構造体において、前記メンバとパネ
ルとで形成される閉断面構造内に充填材を設けたことを
特徴とする。
容に加えて、メンバとパネルとで形成される閉断面構造
内に充填材を設けたことで、重量増加を少なくし、且つ
強度を上げることができる。
記載の中空構造体において、前記メンバがサイドメンバ
であることを特徴とする。
容に加えて、部品点数を低減できると共に高強度なサイ
ドメンバを形成できる。
施形態を図1〜図3に従って説明する。
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
造体はフロントサイドメンバ10に適用されており、フ
ロントサイドメンバ10は、車両前部の車幅方向両端下
部近傍に車両前後方向に沿って左右一対(車両左側のフ
ロントサイドメンバは図示省略)配設されている。ま
た、フロントサイドメンバ10の前部12は、エンジン
ルーム内に配設されており、フロントサイドメンバ10
の後部14は、ダッシュパネル16の傾斜部16A、平
面部16B及びフロアパネル18の各下面に沿って車両
後方へ延設されている。
フロントサイドメンバ10の下部を構成する構造体とし
てのフロントサイドメンバロア20と、フロントサイド
メンバ10の上部を構成する構造体としてのフロントサ
イドメンバアッパ22とで構成されている。なお、フロ
ントサイドメンバロア20は、例えば、ハイドロフォー
ムにより筒状に製造されている。
けるサスタワー26の車室側内側部及びその後方となる
部位においては、フロントサイドメンバロア20の車両
前後方向から見た断面形状はロ字状とされている。ま
た、フロントサイドメンバアッパ22の車両前後方向か
ら見た断面形状は、開口部を車両下方へ向けたコ字状と
されており、左右の側壁部22A、22Bの下端部が、
それぞれフロントサイドメンバロア20における左右の
側壁部20A、20Bの上端部にそれぞれレーザ溶接、
アーク溶接、プラズマ溶接等の溶接面に対して一方側、
即ち、フロントサイドメンバアッパ22の外周側からの
み溶接する片側溶接にて溶着されている。この結果、フ
ロントサイドメンバ10の車両前後方向から見た断面形
状は、日字状とされている。
着されたナット28に螺合するボルト(図示省略)によ
って、フロントサイドメンバ10の下部にサスペンショ
ンロアアーム(図示省略)が取付けられている。
4は、フロントサイドメンバロア20のみで構成されて
いる。
バ10の後部14となる部位では、フロントサイドメン
バロア20の上壁部20Cの幅方向中央部に、前後方向
に沿って延びる断面形状が逆台形状の凹部30が形成さ
れている。また、フロントサイドメンバロア20の凹部
30と対向するダッシュパネル16の傾斜部16A及び
平面部16Bの各部位には上方に突出した断面形状が台
形状のビード32が前後方向に沿って形成されている。
ドメンバロア20の凹部30と対向するフロアパネル1
8の部位にもビード32が前後方向に沿って形成されて
いる。
バロア20の上壁部20Cにおける両側部20D上に、
ダッシュパネル16におけるビード32の両外側部16
Cが重合されており、レーザ溶接、アーク溶接、プラズ
マ溶接等の溶接面に対して一方側、即ち、フロントサイ
ドメンバロア20の上方側からのみ溶接する片側溶接に
て溶着(溶着部P)されている。また、これらの溶着部
Pは図2に示される如く車両前後方向に沿って連続して
いる。
で形成される第1閉断面部40において、曲げ圧縮がか
かる側、本実施形態では上側に、フロントサイドメンバ
ロア20とダッシュパネル16とで形成される第2閉断
面部42が形成され、二層閉断面構造となっている。
ロアパネル18との接合も同様に二層閉断面構造となっ
ている。
10の後部14では、フロントサイドメンバロア20と
ダッシュパネル16との2部材を片側溶接にて溶着し二
層閉断面構造としている。この結果、3部品により二層
閉断面構造を形成する従来構造に比べ、部品点数を低減
できる。
ドメンバロア20の両側壁部20A、20Bの内側とな
る部位、即ち、フロントサイドメンバロア20の上壁部
20Cにおける両側部20D上に、ダッシュパネル16
との2本の溶着部Pを形成できるため、2本の溶着部P
の間隔L1が、フロントサイドメンバロア20の両側壁
部20A、20Bの間隔L2より狭くなり強度を向上で
きる。
ンバロア20で形成される第1閉断面部40において、
曲げ圧縮がかかる上側に、フロントサイドメンバロア2
0とダッシュパネル16とで形成される第2閉断面部4
2が形成されている。この結果、フロントサイドメンバ
ロア20における圧縮を受ける上側の強度を上げること
ができるため、曲げ変形を効果的に抑制できる。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記実施形態では、凹部30の断面形状
を逆台形状とし、ビード32の断面形状を台形状とした
が、凹部30及びビード32の断面形状は前記各形状に
限定されない、また、凹部30とビード32の何れか一
方のみを形成した構成としても良い。
如く、フロントサイドメンバロア20とダッシュパネル
16との溶着部Pを車両前後方向に沿って連続して形成
したが、これに代えて、図4に示される如く、フロント
サイドメンバロア20の曲げ部20Eのみ、または、曲
げ部20Eとその近傍のみを連続して溶着し、他の部位
は、所定の間隔を開けて溶着しても良い。
如く、フロントサイドメンバロア20とダッシュパネル
16とで形成される第2閉断面部42を空洞としたが、
これに代えて、図5に示される如く、フロントサイドメ
ンバロア20とダッシュパネル16とで形成される第2
閉断面部42内に、発泡樹脂等の充填材44を配設する
ことで、重量増加を少なくし、且つ強度を上げることが
できる構成としても良い。
造体をフロントサイドメンバ10に適用したが、本発明
の中空構造体はフロントサイドメンバ以外にも他のサイ
ドメンバ、クロスメンバ、アンダリインフォースメント
等の他の車体骨格部材に適用可能であり、上下左右の位
置関係は上記実施形態に限定されない。
体は、閉断面構造のメンバと、メンバとパネルとで形成
される閉断面構造と、で二層閉断面構造を形成し、メン
バとパネルとの溶着部を片側溶接したため、部品点数を
低減できると共に強度を向上できるという優れた効果を
有する。
の中空構造体において、メンバとパネルとで形成される
閉断面構造を、メンバの曲げ圧縮がかかる側に形成した
ため、請求項1に記載の効果に加えて、曲げ変形を効果
的に抑制できるという優れた効果を有する。
何れかに記載の中空構造体において、メンバとパネルと
で形成される閉断面構造内に充填材を設けたため、請求
項1、2の何れかに記載の効果に加えて、重量増加を少
なくし、且つ強度を上げることができるという優れた効
果を有する。
記載の中空構造体において、前記メンバがサイドメンバ
であるため、請求項1〜3の何れかに記載の効果に加え
て、部品点数を低減できると共に溶接作業効率が良く、
且つ高強度なサイドメンバを形成できるという優れた効
果を有する。
体斜め後方内側から見た斜視図である。
れた車体の一部を示す車体斜め後方内側から見た斜視図
である。
車体斜め後方内側から見た斜視図である。
図1に対応する断面図である。
バ) 16 ダッシュパネル(パネル) 40 第1閉断面部 42 第2閉断面部 44 充填材
Claims (4)
- 【請求項1】 閉断面構造のメンバと、該メンバとパネ
ルとで形成される閉断面構造と、で二層閉断面構造を形
成し、前記メンバとパネルとの溶着部を片側溶接したこ
とを特徴とする中空構造体。 - 【請求項2】 前記メンバとパネルとで形成される閉断
面構造を、前記メンバの曲げ圧縮がかかる側に形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の中空構造体。 - 【請求項3】 前記メンバとパネルとで形成される閉断
面構造内に充填材を設けたことを特徴とする請求項1、
2の何れかに記載の中空構造体。 - 【請求項4】 前記メンバがサイドメンバであることを
特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の中空構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143741A JP4193373B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 中空構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143741A JP4193373B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 中空構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002337730A true JP2002337730A (ja) | 2002-11-27 |
JP4193373B2 JP4193373B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=18989831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001143741A Expired - Fee Related JP4193373B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 中空構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4193373B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7641270B2 (en) | 2006-09-06 | 2010-01-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Car body frame member |
JP2010132211A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車体構造および車体の製造方法 |
JP2010132212A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車体構造 |
JP2010163068A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | 可動ナット取付構造 |
JP2012011828A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Suzuki Motor Corp | 車両の下部構造 |
-
2001
- 2001-05-14 JP JP2001143741A patent/JP4193373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7641270B2 (en) | 2006-09-06 | 2010-01-05 | Nissan Motor Co., Ltd. | Car body frame member |
JP2010132211A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車体構造および車体の製造方法 |
JP2010132212A (ja) * | 2008-12-08 | 2010-06-17 | Mazda Motor Corp | 車体構造 |
JP2010163068A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Fuji Heavy Ind Ltd | 可動ナット取付構造 |
JP2012011828A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Suzuki Motor Corp | 車両の下部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4193373B2 (ja) | 2008-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH1045034A (ja) | 車体前部構造 | |
JP2002120765A (ja) | 車体構造 | |
JP2000351387A (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP4152162B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 | |
JPH10244963A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP2000095151A (ja) | 車両のロッカ部構造 | |
JP3565250B2 (ja) | 車体の骨格部材の構造 | |
JP2002337730A (ja) | 中空構造体 | |
JP2004256057A (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JP3307870B2 (ja) | 自動車車体のサイドシル補強構造 | |
JPH06263062A (ja) | 自動車の車体の構造 | |
JPH11291947A (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP3321065B2 (ja) | 自動車の車体フレーム補強構造 | |
JP3311648B2 (ja) | 自動車のフレームメンバ補強構造 | |
JPH06171442A (ja) | バンパーの取付構造 | |
JP2002211442A (ja) | 車体のパネル接合構造 | |
JP2003205856A (ja) | 自動車のピラー構造 | |
JP2003312541A (ja) | 前部車体構造 | |
JP4853164B2 (ja) | 車体パネル接合部構造 | |
JP4505781B2 (ja) | 車両のフロア構造 | |
JP3271920B2 (ja) | 自動車の車体側部構造 | |
JP2003137132A (ja) | スプリングサポート構造 | |
JP2001294178A (ja) | 車体側部の構造 | |
JP2003118648A (ja) | ダッシュパネル構造 | |
JP4036430B2 (ja) | 自動車の車体前部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080902 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080915 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121003 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131003 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |