JP2002329070A - 自動車保険料算出システムならびにその走行距離通知システムおよびデータ処理システム - Google Patents

自動車保険料算出システムならびにその走行距離通知システムおよびデータ処理システム

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JP2002329070A
JP2002329070A JP2001131591A JP2001131591A JP2002329070A JP 2002329070 A JP2002329070 A JP 2002329070A JP 2001131591 A JP2001131591 A JP 2001131591A JP 2001131591 A JP2001131591 A JP 2001131591A JP 2002329070 A JP2002329070 A JP 2002329070A
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佳孝 和久
Sadao Tanaka
貞雄 田中
Nobuhiko Takemura
信彦 竹村
Nobumitsu Anno
伸光 安納
Yasuto Yamakawa
康人 山川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上記した従来技術の課題を解決し、保険料を
車両の正確な利用実績に基づいて動的に算出できる自動
車保険料算出システムならびにその走行距離通知システ
ムおよびデータ処理システムを提供する。 【解決手段】 保険の契約車両1は、自車両の走行距離
ΔLを判別し、自車両に固有の識別コードIDと共に送
信()する。車両1から送信された各データは、中継
局2を介して保険会社のデータ処理センタ3へ転送
()される。データ処理センタ3は、受信した走行距
離ΔLおよび識別コードIDに基づいて、この走行距離
ΔLに応答した保険料金Mを算出し、これを前記識別コ
ードIDで特定される保険契約者に対して請求する
()。保険契約者は、保険会社からの要求に応じて保
険料金Mを支払う()。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車保険の保険
料を算出する自動車保険料算出システムならびにその走
行距離通知システムおよびデータ処理システムに係り、
特に、自動車保険料を各契約車両の利用実績に応じて動
的に算出する自動車保険料算出システムならびにその走
行距離通知システムおよびデータ処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車保険料は、補償内容が同一
であっても、車両の車種、契約者の年齢、無事故等級な
どによって異なっていた。また、最近ではリスク管理が
進み、上記した既知の条件に加えて、年間走行距離や通
勤に使用しているか否かといった車両の過去の利用実績
を保険契約者に予め告知してもらい、告知内容を考慮し
て保険料を算出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車両の事故率は、一般
的に走行距離が長くなるほど高くなる。したがって、上
記したように、自動車保険料を走行距離に基づいて算出
する方法は極めて合理的であり、かつ公平な料金設定が
可能になる。
【0004】しかしながら、従来の年間走行距離に基づ
く保険料算出方法では、次年度の走行距離を前年度まで
の利用実績に基づいて予測するために正確な保険料算出
が難しいという課題があった。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、保険料を車両の正確な利用実績に基づいて動
的に算出できる自動車保険料算出システムならびにその
走行距離通知システムおよびデータ処理システムを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、自動車保険料を契約車両の利用状況
に応じて動的に算出する自動車保険料算出システムにお
いて、各契約車両に装着され、当該車両の今回の走行距
離を代表する走行距離代表データを、当該車両に固有の
識別コードと関連付けて送信する走行距離通知システム
と、前記走行距離代表データおよび識別コードを受信し
て、各車両の保険料を走行距離に応じて算出するデータ
処理システムとを含むことを特徴とする。
【0007】上記した特徴によれば、自動車保険料を車
両の走行距離に基づいて算出する際に、この走行距離と
して、告知された過去の走行距離に基づく予測値では無
く実走行距離を用いることができるので、公平かつ正確
な保険料設定が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本
発明の自動車保険料算出システムの第1実施形態の構成
を示した概念図である。
【0009】保険の契約車両1は、後に詳述するよう
に、当該車両の走行距離を計測して所定の宛先へ無線に
より送信する「走行距離通知システム」を装着し、今回
の走行距離ΔLを自車両に固有の識別コードIDと共に
送信()する。
【0010】車両1から送信された各データは、中継局
2を介して保険会社のデータ処理センタ3へ転送()
される。データ処理センタ3は、受信した走行距離ΔL
および識別コードIDに基づいて、この走行距離ΔLに
応答した保険料金Mを算出し、これを前記識別コードI
Dで特定される保険契約者に対して請求する()。保
険契約者は、保険会社からの要求に応じて保険料金Mを
支払う()。
【0011】このように、本実施形態では予測される走
行距離に応じた保険料金を前払いする従来方式とは異な
り、契約車両の実際の走行距離ΔLに応じた保険料金
を、その走行後に後払いするようにした点に特徴があ
る。
【0012】図2は、前記車両1に装着される走行距離
通知システム10の第1実施形態の構成を示したブロッ
ク図である。
【0013】走行距離演算部101は、車両の車速セン
サにより検知された車速Vおよび計時部102により計
時される時刻情報に基づいて走行距離を演算し、所定の
単位走行距離ごとに走行距離カウンタ104をインクリ
メントする。本実施形態では、例えば走行距離1kmご
とに走行距離カウンタ104がインクリメントされるの
で、走行距離カウンタ104のカウント値が今回の走行
距離ΔLを代表する。
【0014】基準走行距離設定部103には、走行距離
を保険会社へ通知する目安としての基準走行距離Lref
が予め登録されている。この基準走行距離Lrefは、走
行距離が多い車両であれば長く、走行距離が少ない車両
であれば短く設定することが望ましい。本実施形態で
は、基準走行距離Lrefとして、例えば1000キロが
設定されている。
【0015】比較部105は、前記走行距離カウンタ1
04のカウント値すなわち走行距離ΔLと前記基準走行
距離設定部103に設定された基準走行距離Lrefとを
比較し、実走行距離ΔLが基準走行距離Lrefに達する
ごとに、送信部107に対して走行距離ΔL(または、
基準走行距離Lref)の送信を指示する。
【0016】送信部107は当該指示に応答し、走行距
離ΔL(または、基準走行距離Lref)を、識別コード
記憶部106に記憶されている当該車両に固有の識別コ
ードIDと共に、予め登録されている送信先(本実施形
態では、保険会社のデータ処理センタ3)へ送信する。
送信が正常に終了すると、前記走行距離カウンタ104
はリセットされる。
【0017】すなわち、本実施形態では車両1が100
0キロメートル走行する毎に、その旨の情報が当該車両
の識別コードIDと共に保険会社のデータ処理センタ3
へ自動的に通知される。
【0018】図3は、前記データ処理センタ3における
保険料算出機能の第1実施形態の構成を示したブロック
図であり、契約車両1の走行距離ΔLを収集するデータ
収集部31と、収集した走行距離ΔLに基づいて今回の
保険料を算出する保険料算出部32とを主要な構成とし
ている。
【0019】前記データ収集部31において、データ受
信部312は、各車両の走行距離通知システム10から
送出される走行距離ΔLおよび識別コードIDを受信す
る。なお、本実施形態ではデータ入力部313を別途に
設け、各車両の走行距離ΔLおよびその識別コードID
を、オペレータがデータ入力部313から手作業により
入力することもできる。データ転送部311は、前記受
信された、あるいは入力された各車両の走行距離ΔLお
よびその識別コードIDを、保険料算出部32へ転送す
る。
【0020】保険料算出部32において、契約者データ
ベース(DB)321には、契約車両の識別コードID
毎に、補償金額などの保険内容K1、契約者の年齢K
2、無事故等級K3などの各種のパラメータが登録され
ている。
【0021】変動料算出部322は、前記データ収集部
31から通知される識別コードIDに基づいて前記契約
者DB321を検索し、当該識別コードIDに応答した
各パラメータK1、K2、K3…および前記走行距離Δ
Lの関数f(ΔL、K1、K2、K3…)として、保険
料の変動料部分S1を算出する。
【0022】基本料DB323には、保険会社の経費や
固定費に関するパラメータJ1、および走行距離とは無
関係なリスク部分に関するパラメータJ2が登録されて
いる。基本料算出部324は、前記各パラメータJ1、
J2の関数f(J1、J2)として、保険料の基本料部
分S2を算出する。
【0023】総額算出部325は、前記変動料部分S1
および基本料部分S2の関数f(S1、S2)として保
険料金Mを算出する。本実施形態では、変動料部分S1
と基本料部分S2との加算値が保険料金Mとなる。保険
料金請求部326は、前記算出された保険料金Mの請求
書や計算書を各契約者宅へ送付したり、必要に応じて保
険料金Mを所定の金融口座から自動的に引き落とす。
【0024】このように、本実施形態によれば、保険料
金が走行距離の予測値ではなく、走行距離の実績すなわ
ち実走行距離に基づいて算出されるので、公平かつ正確
な料金設定が可能になる。また、本実施形態によれば、
実走行距離に対する事故率を正確に把握できるので、そ
のデータを統計的に処理することにより、さらに公平か
つ正確な料金設定が可能になる。
【0025】なお、上記した第1実施形態では、各車両
1から保険会社のデータ処理センタ3に対して走行距離
ΔLおよびその識別コードIDが送信されるものとして
説明したが、次に説明する第2実施形態では、図4に示
したように、各車両1から保険会社のデータ処理センタ
3に対しては識別コードIDのみを送出し、データ処理
センタ3が識別コードIDに基づいて走行距離を判別す
る。
【0026】図5は、この第2実施形態における走行距
離通知システム10の構成を示したブロック図であり、
前記と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0027】本実施形態では、比較部105が走行距離
カウンタ104のカウント値すなわち走行距離ΔLと前
記基準走行距離設定部103に設定された基準走行距離
Lrefとを比較し、今回の走行距離ΔLが基準走行距離
Lrefに達するごとに、送信部107に対して識別コー
ドIDの送出を指示する。送信部107は当該指示に応
答して、識別コード記憶部106に記憶されている当該
車両の識別コードIDのみをデータ処理センタ3へ送信
する。送信が正常に終了すると、前記走行距離カウンタ
104はリセットされる。
【0028】図6は、第2実施形態におけるデータ処理
センタ3の構成を示したブロック図であり、前記と同一
の符号は同一または同等部分を表している。
【0029】データ収集部31において、基準走行距離
DB314には、各車両1に装着される前記走行距離通
知システム10の基準走行距離設定部103に設定され
ている基準走行距離Lrefが識別コードIDごとに予め
記憶されている。
【0030】基準走行距離判定部315は、受信した識
別コードIDに基づいて前記基準走行距離DB314を
検索し、当該識別コードIDに対応した基準走行距離L
refを判定して保険料算出部32へ転送する。
【0031】保険料算出部32において、変動料算出部
322は、前記データ収集部31から通知される識別コ
ードIDに基づいて前記契約者DB321を検索し、当
該識別コードIDに応答した各パラメータK1、K2、
K3…および前記基準走行距離Lrefの関数f(Lref、
K1、K2、K3…)として、保険料の変動料部分S1
を算出する。
【0032】基本料算出部324は、基本料DBに登録
されている前記各パラメータJ1、J2の関数f(J
1、J2)として、保険料の基本料部分S2を算出す
る。総額算出部325は、前記変動料部分S1および基
本料部分S2の関数f(S1、S2)として保険料金M
を算出する。
【0033】このように、本実施形態ではデータ処理セ
ンタ3において各車両の識別コードIDと基準走行距離
Lrefとの関係を管理しているので、車両1からは自身
の識別コードIDを送出するだけで良い。
【0034】なお、上記した各実施形態では、契約車両
が所定の距離だけ走行するごとに、その旨の情報がデー
タ処理センタ3へ通知されるものとして説明したが、次
に説明する第3実施形態のように、所定の期間ごとに走
行距離ΔLが車両1からデータ処理センタ3へ通知され
るようにしても良い。
【0035】図7は、本発明の第3実施形態における走
行距離通知システム10のブロック図であり、前記と同
一の符号は同一または同等部分を表している。
【0036】本実施形態では、通知周期設定部112に
走行距離の通知周期Trefが設定されている。経過時間
カウンタ111は、今回の通知周期における経過時間を
カウントする。比較部113は、前記通知周期Trefと
経過時間とを比較し、経過時間が通知周期Trefに達す
るごとに、送信部107に対して通知指令を出力する。
【0037】送信部107は前記通知指令に応答して、
走行距離カウンタ104のカウント値すなわち今回の周
期Trefにおける走行距離ΔLを識別コードIDと共に
データ処理センタ3へ送信する。送信が正常に終了する
と、前記走行距離カウンタ104はリセットされる。
【0038】データ処理センタ3では、前記図3に関し
て説明した第1実施形態の場合と同様に、契約車両1か
ら定期的に送信される走行距離ΔLおよび識別コードI
Dに基づいて、当該走行距離ΔLに対する保険料金Mを
算出・請求する。
【0039】本実施形態によれば、所定の周期で各契約
車両の走行距離を認識できるので、保険料金の定期的な
請求が可能になる。
【0040】なお、上記した第3実施形態では、所定の
周期Trefごとに、当該周期Tref内における走行距離Δ
Lがデータ処理センタ3へ通知されるものとして説明し
たが、次に説明する第4実施形態では、図8に示したよ
うに、車両1からは、所定の周期Trefごとに現在まで
の総走行距離Lnすなわちオドメータの指針値が送出さ
れるものとし、データ処理センタ3において、今回の周
期Trefにおける走行距離ΔLを判別するようにしてい
る。
【0041】図9は、本発明の第4実施形態における走
行距離通知システム10のブロック図であり、前記と同
一の符号は同一または同等部分を表している。
【0042】本実施形態では、比較部113が通知周期
Trefと経過時間とを比較し、経過時間が通知周期Tref
に達するごとに、送信部107に対して通知指令を出力
する。送信部107は前記通知指令に応答して、現在ま
での総走行距離Lnを識別コードIDと共にデータ処理
センタ3へ送信する。
【0043】図10は、この第4実施形態におけるデー
タ処理センタ3の構成を示したブロック図であり、前記
と同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0044】データ処理部31において、走行履歴DB
316には、各車両1から通知された前回の総走行距離
Ln-1が識別コードIDごとに予め記憶されている。検
索部319は、受信した識別コードIDに基づいて前記
走行履歴DB316から前回の総走行距離Ln-1を抽出
する。実走行距離判定部317は、抽出された前回の総
走行距離Ln-1と受信した現在の総走行距離Lnとの差分
(LnーLn-1)を、今回の周期Tref内における走行距
離ΔLとして求める。
【0045】データ転送部311は、前記走行距離ΔL
を保険料算出部32へ転送する。データ更新部318
は、前記走行履歴DB316に登録されている前回の総
走行距離Ln-1を現在の総走行距離Lnに更新する。
【0046】保険料算出部32では、変動料算出部32
が前記データ収集部31から通知される識別コードID
に基づいて前記契約者DB321を検索し、当該識別コ
ードIDに応答した各パラメータK1、K2、K3…お
よび前記走行距離ΔLの関数f(ΔL、K1、K2、K
3…)として、保険料の変動料部分S1を算出する。
【0047】基本料算出部324は、基本料DBに登録
されている前記各パラメータJ1、J2の関数f(J
1、J2)として、保険料の基本料部分S2を算出す
る。総額算出部325は、前記変動料部分S1および基
本料部分S2の関数f(S1、S2)として保険料金M
を算出する。
【0048】このように、車両1が走行距離を機械的な
計器ではなくデジタルデータで管理している場合には、
このデジタルデータを送信するようにすれば、走行距離
を車速の関数として演算する場合に較べて、契約車両に
装着する走行距離通知システムの構造を簡素化できる。
【0049】図11は、本発明の第5実施形態における
走行距離通知システム10のブロック図であり、前記と
同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0050】上記した第4実施形態では、車両のオドメ
ータ等に表示される総走行距離Lnをデータ処理センタ
3へ通知するものとして説明したが、本実施形態では、
走行距離通知システム10が契約車両に装着された以降
の装着後総走行距離Lsを走行距離カウンタ104でカ
ウントし、これをデータ処理センタ3へ通知するように
している。
【0051】図12は、本実施形態におけるデータ処理
センタ3の構成を示したブロック図であり、前記と同一
の符号は同一または同等部分を表している。
【0052】データ処理部31において、走行履歴DB
316には、各車両1から通知された前回の装着後総走
行距離Ls-1が識別コードIDごとに予め記憶されてい
る。検索部319は、受信した識別コードIDに基づい
て前記走行履歴DB316から前回の総走行距離Ls-1
を抽出する。実走行距離判定部317は、抽出された前
回の装着後総走行距離Ls-1と受信した現在の装着後総
走行距離Lsとの差分(LsーLs-1)を、今回の周期Tr
ef内における走行距離ΔLとして求める。
【0053】データ転送部311は、前記走行距離ΔL
を保険料算出部32へ転送する。データ更新部318
は、前記走行履歴DB316に登録されている前回の装
着後総走行距離Ls-1を現在の装着後総走行距離Lsに更
新する。
【0054】保険料算出部32では、変動料算出部32
が前記データ収集部31から通知される識別コードID
に基づいて前記契約者DB321を検索し、当該識別コ
ードIDに応答した各パラメータK1、K2、K3…お
よび前記走行距離ΔLの関数f(ΔL、K1、K2、K
3…)として、保険料の変動料部分S1を算出する。
【0055】基本料算出部324は、基本料DBに登録
されている前記各パラメータJ1、J2の関数f(J
1、J2)として、保険料の基本料部分S2を算出す
る。総額算出部325は、前記変動料部分S1および基
本料部分S2の関数f(S1、S2)として保険料金M
を算出する。
【0056】図13は、本発明の第6実施形態における
走行距離通知システム10のブロック図であり、前記と
同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0057】本実施形態では、当該走行距離通知システ
ム10が車両1から取り外されたことを検知する取り外
し検知部141と、取り外しが検知されたときにセット
されるフラグFoutを記憶する記憶部142とをさらに
設けた点に特徴がある。なお、ここでは本実施形態を前
記第1実施形態への適用例として説明したが、他の実施
形態にも同様に適用できる。
【0058】図14は、前記取り外し検知部141の一
例を示した断面図であり、ストロークスイッチ151
と、ストロークスイッチ151の出力端子をプルダウン
する抵抗素子152とにより構成される。
【0059】走行距離通知システム10の車体取り付け
面には凹状の窪み154が形成され、前記ストロークス
イッチ151は、そのストロークピン153が前記窪み
154から車体取り付け面よりも外側に突出しないよう
に固定されている。
【0060】車両1側には、前記凹状窪み154と対向
する位置に凸状突起171が形成されており、両者は図
14(b)に示したように、走行距離通知システム10の
凹状窪み154内に車両1の凸状突起171が収まるよ
うに、両面テープあるいはマジックテープ(登録商標)
等の適宜の保持手段により固定される。
【0061】前記車両1の凸状突起171は、車体のフ
レーム等に直接設けても良いし、あるいは走行距離通知
システム10の投影面積よりも小さい面積の板状体に凸
状突起を形成し、これを車体フレーム等に接着固定する
ようにしても良い。
【0062】このような構成において、走行距離通知シ
ステム10が車両1から取り外されると、図14(a)に
示したように、ストロークスイッチ151のピン153
が伸びて接点が閉じる。この結果、スイッチ151の出
力が“H”レベルに遷移し、記憶部142のフラグFou
tがセットされる。送信部107は、このフラグFoutを
前記走行距離ΔLおよび識別コードIDと共に前記と同
様のタイミングでデータ処理センタ3へ送信する。
【0063】図15は、第6実施形態におけるデータ処
理センタ3の構成を示したブロック図であり、前記と同
一の符号は同一または同等部分を表している。
【0064】データ収集部31では、データ受信部31
2が走行距離ΔLおよび識別コードIDと共にフラグF
outを受信する。取り外し監視部320は、データ転送
部311から転送されるフラグFoutを参照し、これが
リセット状態であれば、走行距離ΔLおよび識別コード
IDを前記と同様に保険料算出部32へ転送する。これ
に対して、フラグFoutがセット状態であれば、走行距
離ΔLおよび識別コードIDを保険料算出部32へ転送
することなく、取り外し確認信号Soutを発生してオペ
レータに通知する。
【0065】本実施形態によれば、走行距離通知システ
ム10が契約車両1から取り外されたことをデータ処理
センタ3において認識できるので、走行距離通知システ
ム10を取り外したままでの走行、あるいは不正に入手
した他の走行距離通知システム10との置換等の不正行
為を検知することができる。
【0066】さらに、本実施形態では走行距離通知シス
テム10の車体取り付け面の一部を窪ませ、ストローク
スイッチ151のピン153が車体取り付け面よりも外
側に突出しないようにしたので、ストロークスイッチ1
51の接点を開閉させずに走行距離通知システム10を
車両から取り外すなどの偽装工作も防止できる。
【0067】なお、上記した実施形態では、所定時間ご
とあるいは所定走行距離ごとに、車両からデータ処理セ
ンタ3へ、走行距離に関するデータが送信されるものと
して説明したが、図16,17に示した第7,8実施形
態のようにイグニッションスイッチの状態を監視し、エ
ンジンが始動されるごと、あるいはエンジンが停止され
るごとに、今回の走行距離に関するデータΔL、Ln
(Ls)が送信されるようにしてもよい。
【0068】さらに、上記した各実施形態では、車両1
に装着した走行距離通知システム10が送信部107を
具備し、この送信部107がデータ処理センタ3を所定
のタイミングで自動発呼して走行距離に関するデータを
送信するものとして説明したが、次に説明する第9実施
形態では、走行距離通知システム10には走行距離を計
測する機能と外部インターフェースのみを設け、この外
部インターフェースに汎用の携帯端末を接続してデータ
を送信するようにしている。
【0069】図18は、本発明の第9実施形態における
走行距離通知システム10のブロック図であり、前記と
同一の符号は同一または同等部分を表している。
【0070】外部インターフェース131には、携帯電
話あるいはPHS等の携帯通信端末4を着脱自在に接続
し、当該携帯通信端末4の通信機能を利用して、走行距
離ΔLを送信する。
【0071】本実施形態によれば、各契約車両に装着す
る走行距離通知システム10には送信機能が不要となる
ので、その構成を極めて簡略化できる。また、本実施形
態では携帯電話あるいはPHSが送信データに対して自
動的に付する発信者登録番号とは別に、走行距離通知シ
ステム10に固有のIDが送出されるので、データ処理
センタ3では、携帯電話やPHSの契約者とは無関係
に、各車両を正確に識別できるようになる。
【0072】図19は、本発明の自動車保険料算出シス
テムの第10実施形態の構成を示した概念図である。な
お、ここでは本実施形態を前記第1実施形態への適用例
として説明するが、他の実施形態にも同様に適用でき
る。
【0073】上記した各実施形態では、車両側が所定の
タイミングで走行距離や識別コードIDをデータ処理セ
ンタ3へ送信していたが、本実施形態では、データ処理
センタ3が周期的に各車両を発呼(、)してデータ
を要求し、これに応答して各車両がデータを返信(、
)し、データ処理センタ3は、各車両から収集した走
行距離ΔLおよび識別コードIDに基づいて、この走行
距離ΔLに応答した保険料金Mを算出し、これを前記識
別コードIDで特定される保険契約者に対して請求する
()。保険契約者は、保険会社からの要求に応じて保
険料金Mを支払う()。
【0074】本実施形態によれば、データ処理センタ3
が所望のタイミングでデータを収集できるので、データ
の集中が防止されて処理の分散化が可能になる。
【0075】なお、上記した実施形態では各車両の走行
実績を実走行距離で代表させるものとして説明したが、
本発明はこれのみに限定されるものでは無く、走行時間
やエンジンの始動時間で代表させるようにしても良い。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が達
成される。 (1)自動車保険料を車両の走行距離に基づいて算出する
際に、この走行距離として、過去の走行距離に基づく予
測値では無く実走行距離を用いることができるので、公
平かつ正確な保険料設定が可能になる。 (2)各契約車両から保険会社に対して、実走行距離が自
動的に無線通信により送信されるようにしたので、契約
者の負担を増すことなく従来よりも公平かつ正確な料金
設定が可能になる。 (3)各契約車両において計測された当該車両の実走行距
離を、汎用の携帯電話やPHSを利用して送信するよう
にしたので、各契約車両に装着する走行距離通知システ
ムの構造を簡素化できる。 (4)各契約車両は、実走行距離が所定の基準走行距離に
達するごとに、自身に固有の識別コードを送信し、保険
会社には、各契約者の識別コードと基準走行距離との関
係を記憶させるようにしたので、保険会社では、識別コ
ードを受信するだけで契約車両の実走行距離を把握する
ことができる。 (5)契約車両が走行距離を機械的な計器ではなくデジタ
ルデータで管理している場合には、このデジタルデータ
を送信するようにすれば、走行距離を車速の関数として
演算する場合に較べて、各契約車両に装着する走行距離
通知システムの構造を簡素化できる。 (6)各車両に装着される走行距離通知システムは、自身
が車両から取り外されたことを検知して取り外し検知信
号を送出し、データ処理システムは、取り外し検知信号
を受信して前記取り外しを認識するので、走行距離通知
システムを取り外したままでの走行、あるいは不正に入
手した他の走行距離通知システムとの置換等の不正行為
を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による自動車保険料の算出および請求
手順の第1実施形態を示した図である。
【図2】 本発明の第1実施形態における走行距離通知
システムの構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明の第1実施形態におけるデータ処理セ
ンタの構成を示したブロック図である。
【図4】 本発明による自動車保険料の算出および請求
手順の第2実施形態を示した図である。
【図5】 本発明の第2実施形態における走行距離通知
システムの構成を示したブロック図である。
【図6】 本発明の第2実施形態におけるデータ処理セ
ンタの構成を示したブロック図である。
【図7】 本発明の第3実施形態における走行距離通知
システムの構成を示したブロック図である。
【図8】 本発明による自動車保険料の算出および請求
手順の第4実施形態を示した図である。
【図9】 本発明の第4実施形態における走行距離通知
システムの構成を示したブロック図である。
【図10】 本発明の第4実施形態におけるデータ処理
センタの構成を示したブロック図である。
【図11】 本発明の第5実施形態における走行距離通
知システムの構成を示したブロック図である。
【図12】 第5実施形態におけるデータ処理センタの
構成を示したブロック図である。
【図13】 本発明の第6実施形態における走行距離通
知システムの構成を示したブロック図である。
【図14】 図13の取り外し検知部141の断面図で
ある。
【図15】 第6実施形態におけるデータ処理センタの
構成を示したブロック図である。
【図16】 本発明の第7実施形態における走行距離通
知システムの構成を示したブロック図である。
【図17】 本発明の第8実施形態における走行距離通
知システムの構成を示したブロック図である。
【図18】 本発明の第9実施形態における走行距離通
知システムの構成を示したブロック図である。
【図19】 本発明による自動車保険料の算出および請
求手順の第10実施形態を示した図である。
【符号の説明】
1…契約車両,2…中継局,3…データ処理センタ、1
0…走行距離通知システム,31…データ収集部,32
…保険料算出部,101…走行距離演算部,102…計
時部,103…基準走行距離設定部,104…走行距離
カウンタ,105…比較部,106…識別コード記憶
部,107…送信部,311…データ転送部,312…
データ受信部,313…データ入力部,321…契約者
データベース,322…変動料算出部,323…基本料
データベース,325…総額算出部,326…保険料金
徴収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和久 佳孝 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号 ケイ ディーディーアイ株式会社内 (72)発明者 田中 貞雄 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号 ケイ ディーディーアイ株式会社内 (72)発明者 竹村 信彦 東京都新宿区西新宿二丁目3番2号 ケイ ディーディーアイ株式会社内 (72)発明者 安納 伸光 東京都墨田区錦糸一丁目2番4号 アメリ カンホーム保険会社内 (72)発明者 山川 康人 東京都墨田区錦糸一丁目2番4号 アメリ カンホーム保険会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB05 EE10 FF10 FF13

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車保険料を契約車両の利用状況に応
    じて動的に算出する自動車保険料算出システムにおい
    て、 各契約車両に装着され、各車両の今回の走行距離を代表
    する走行距離代表データを、各車両に固有の識別コード
    と関連付けて送信する走行距離通知システムと、 前記走行距離代表データおよび識別コードを受信して、
    各車両の保険料を走行距離に応じて算出するデータ処理
    システムとを含むことを特徴とする自動車保険料算出シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記走行距離通知システムは、前記デー
    タ処理システムからの要求に応答して、前記走行距離代
    表データおよび識別コードを返信することを特徴とする
    請求項1に記載の自動車保険料算出システム。
  3. 【請求項3】 自動車保険料を契約車両の利用状況に応
    じて動的に算出する自動車保険料算出システムにおい
    て、 各契約車両に装着され、各車両の今回の走行距離を代表
    する走行距離代表データを判別してインターフェースへ
    出力する走行距離通知システムと、 前記走行距離通知システムのインターフェースに着脱自
    在に接続され、前記走行距離代表データを当該車両に固
    有の識別コードと関連付けて送信する携帯無線端末と、 前記走行距離代表データおよび識別コードを受信して、
    各車両の保険料を走行距離に応じて算出するデータ処理
    システムとを含むことを特徴とする自動車保険料算出シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記走行距離通知システムは、自身が車
    両から取り外されたことを検知して取り外し検知信号を
    送出し、前記データ処理システムは、前記取り外し検知
    信号を受信すると所定の処理を実行することを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の自動車保険料算
    出システム。
  5. 【請求項5】 保険契約車両に装着され、当該車両の走
    行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システムにおいて、 車両の今回の走行距離を判別する走行距離判別手段と、 所定の基準走行距離を設定する基準走行距離設定手段
    と、 車両の走行距離が前記基準走行距離に達するごとに、前
    記走行距離および基準走行距離の一方ならびに当該車両
    に固有の識別コードを送信する送信手段とを含むことを
    特徴とする自動車保険料算出システムの走行距離通知シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 保険契約車両に装着され、当該車両の走
    行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システムにおいて、 車両の今回の走行距離を判別する走行距離判別手段と、 所定の基準走行距離を設定する基準走行距離設定手段
    と、 車両の走行距離が前記基準走行距離に達するごとに、当
    該車両に固有の識別コードを送信する送信手段とを含む
    ことを特徴とする自動車保険料算出システムの走行距離
    通知システム。
  7. 【請求項7】 保険契約車両に装着され、当該車両の走
    行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システムにおいて、 車両の走行距離を判別する走行距離計測手段と、 所定の通知周期を設定する通知周期設定手段と、 前記所定の周期ごとに、当該周期内における車両の走行
    距離を当該車両に固有の識別コードと共に送信する送信
    手段とを含むことを特徴とする自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システム。
  8. 【請求項8】 保険契約車両に装着され、当該車両の走
    行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システムにおいて、 車両の総走行距離を判別する総走行距離判別手段と、 所定の通知周期を設定する通知周期設定手段と、 前記所定の周期ごとに、現在までの総走行距離を当該車
    両に固有の識別コードと共に送信する送信手段とを含む
    ことを特徴とする自動車保険料算出システムの走行距離
    通知システム。
  9. 【請求項9】 保険契約車両に装着され、当該車両の走
    行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出システ
    ムの走行距離通知システムにおいて、 当該システム装着後の車両の総走行距離を計測する装着
    後総走行距離計測手段と、 所定の通知周期を設定する通知周期設定手段と、 前記所定の周期ごとに、現在までの装着後総走行距離を
    当該車両に固有の識別コードと共に送信する送信手段と
    を含むことを特徴とする自動車保険料算出システムの走
    行距離通知システム。
  10. 【請求項10】 保険契約車両に装着され、当該車両の
    走行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出シス
    テムの走行距離通知システムにおいて、 車両の走行距離を判別する走行距離計測手段と、 車両のエンジンが始動または停止されるごとに、車両の
    走行距離を当該車両に固有の識別コードと共に送信する
    送信手段とを含むことを特徴とする自動車保険料算出シ
    ステムの走行距離通知システム。
  11. 【請求項11】 保険契約車両に装着され、当該車両の
    走行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出シス
    テムの走行距離通知システムにおいて、 車両の総走行距離を判別する総走行距離判別手段と、 車両のエンジンが始動または停止されるごとに、現在ま
    での総走行距離を当該車両に固有の識別コードと共に送
    信する送信手段とを含むことを特徴とする自動車保険料
    算出システムの走行距離通知システム。
  12. 【請求項12】 保険契約車両に装着され、当該車両の
    走行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出シス
    テムの走行距離通知システムにおいて、 当該システム装着後の車両の総走行距離を計測する装着
    後総走行距離計測手段と、 車両のエンジンが始動または停止されるごとに、現在ま
    での装着後総走行距離を当該車両に固有の識別コードと
    共に送信する送信手段とを含むことを特徴とする自動車
    保険料算出システムの走行距離通知システム。
  13. 【請求項13】 保険契約車両に装着され、当該車両の
    走行距離を所定の宛先へ送信する自動車保険料算出シス
    テムの走行距離通知システムにおいて、 車両の走行距離を判別する走行距離判別手段と、 前記走行距離のデータおよび当該車両に固有の識別コー
    ドを携帯端末へ転送するためのインターフェースとを含
    むことを特徴とする自動車保険料算出システムの走行距
    離通知システム。
  14. 【請求項14】 前記走行距離通知システムが車両から
    取り外されたことを検知する取り外し検知手段を具備
    し、 前記検知手段の検知結果を所定の宛先へ送信することを
    特徴とする請求項5ないし13のいずれかに記載の自動
    車保険料算出システムの走行距離通知システム。
  15. 【請求項15】 前記取り外し検知手段は、走行距離通
    知システムが車両に対して正規に取り付けられた状態で
    車両側の取り付け面によりストロークピンが押圧されて
    変位するストロークスイッチを具備し、 前記ストロークピンは、走行距離通知システムが車両に
    非装着の状態でも、走行距離通知システムの取り付け面
    から外方へ突出しないことを特徴とする請求項14に記
    載の自動車保険料算出システムの走行距離通知システ
    ム。
  16. 【請求項16】 契約車両の利用状況を判別して自動車
    保険料を動的に算出する自動車保険料算出システムのデ
    ータ処理システムにおいて、 各契約車両の今回の走行距離を代表する走行距離代表デ
    ータを、当該車両に固有の識別コードと関連づけて収集
    するデータ収集手段と、 前記収集された各走行距離代表データおよび識別コード
    に基づいて、それぞれの車両の今回の保険料を算出する
    保険料算出手段とを含むことを特徴とする自動車保険料
    算出システムのデータ処理システム。
  17. 【請求項17】 前記データ収集手段は、各車両から無
    線通信により送出される走行距離代表データを受信する
    データ受信手段を含むことを特徴とする請求項16に記
    載の自動車保険料算出システムのデータ処理システム。
  18. 【請求項18】 前記データ収集手段は、各車両の走行
    距離代表データを取り込むデータ入力手段を含むことを
    特徴とする請求項16または18に記載の自動車保険料
    算出システムのデータ処理システム。
  19. 【請求項19】 前記データ収集手段は、 走行距離代表データおよび識別コードを収集して前記保
    険料算出手段へ転送するデータ転送手段を含み、 前記保険料算出手段は、 車両の走行距離とは無関係に求まる基本保険料を算出す
    る基本料算出手段と、 車両の走行距離に応じて異なる変動保険料を前記走行距
    離代表データの関数として算出する変動料算出手段と、 自動車保険料を前記基本保険料および変動保険料の関数
    として算出する総額算出手段とを含むことを特徴とする
    請求項16ないし18のいずれかに記載の自動車保険料
    算出システムのデータ処理システム。
  20. 【請求項20】 前記データ収集手段は、 基準走行距離を識別コードごとに記憶した基準走行距離
    データベースと、 収集した各車両の識別コードに基づいて前記基準走行距
    離データベースを検索し、識別コードに応じた基準走行
    距離を判定する基準走行距離判定手段と、 前記各車両の基準走行距離およびその識別コードを前記
    保険料算出手段へ転送するデータ転送手段とを含み、 前記保険料算出手段は、 走行距離とは無関係に求まる基本保険料を算出する基本
    料算出手段と、 走行距離に応じて異なる変動保険料を前記基準走行距離
    の関数として算出する変動料算出手段と、 自動車保険料を前記基本保険料および変動保険料の関数
    として算出する総額算出手段とを含むことを特徴とする
    請求項16ないし18のいずれかに記載の自動車保険料
    算出システムのデータ処理システム。
  21. 【請求項21】 前記データ収集手段は、 各車両の現在の総走行距離を収集する手段と、 各車両の前回までの総走行距離を識別コードごとに記憶
    した走行履歴データベースと、 収集した識別コードに基づいて前記走行履歴データベー
    スを検索し、当該識別コードに応じた、前回までの総走
    行距離を抽出する検索手段と、 前記収集した現在までの総走行距離と前記抽出した前回
    までの総走行距離とに基づいて、前回から今回までの走
    行距離を判定する実走行距離判定手段と、 前記走行履歴データベースの前回までの総走行距離を前
    記現在までの総走行距離に更新するデータ更新手段と、 前記前回から今回までの走行距離およびその識別コード
    を前記保険料算出手段へ転送するデータ転送手段とを含
    み、 前記保険料算出手段は、 走行距離とは無関係に求まる基本保険料を算出する基本
    料算出手段と、 走行距離に応じて異なる変動保険料を前記前回から今回
    までの走行距離の関数として算出する変動料算出手段
    と、 自動車保険料を前記基本保険料および変動保険料の関数
    として算出する総額算出手段とを含むことを特徴とする
    請求項16ないし18のいずれかに記載の自動車保険料
    算出システムのデータ処理システム。
  22. 【請求項22】 前記識別コードに基づいて保険契約者
    を特定し、前記算出された保険料金を前記特定された保
    険契約者に対して請求する保険料金請求手段をさらに具
    備したことを特徴とする請求項16ないし21のいずれ
    かに記載の自動車保険料算出システムのデータ処理シス
    テム。
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