JP2000276525A - 健康目標管理システム - Google Patents

健康目標管理システム

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JP2000276525A
JP2000276525A JP8097199A JP8097199A JP2000276525A JP 2000276525 A JP2000276525 A JP 2000276525A JP 8097199 A JP8097199 A JP 8097199A JP 8097199 A JP8097199 A JP 8097199A JP 2000276525 A JP2000276525 A JP 2000276525A
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health
degree
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management system
calculating
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JP8097199A
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Kunihiko Kido
邦彦 木戸
Hitoshi Matsuo
仁司 松尾
Toshihisa Aoshima
利久 青島
Koichi Sano
耕一 佐野
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】健康の維持、増進の活動を行う各人にとって、
経済効果など健康の維持、増進による生成価値が明確で
ないため、運動等の健康の維持、増進の活動を継続的に
行うことを妨げる。 【解決手段】健康目標管理システムによれば、各人の健
康に関わる情報から算出される健康度にもとづき、各人
の生成価値を算出する手段を備えることを特徴とする。
また、各人の健康に関わる情報から、健康度を算出する
手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健康維持および増
進に関わるシステムに関する技術分野に属し、特に、健
康維持および増進をはかるための活動を実施している人
に対して、経済的なメリットを付与するための健康目標
管理システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、健康維持および増進に関わる
活動は、将来疾病にかかることを予防する観点で行われ
ている。その効果については、ある時点の血圧等の測定
値を用いて評価され、計測のための手段として各種計測
装置が存在する。一方、将来的な効果については、疾病
にかかる可能性が抑制されるのが主効果であるが、将来
の疾病にかかるリスクが低減されることで、経済的には
医療機関への医療費の支払いが削減される可能性が増
す。また、要介護者になる可能性も低減することで、介
護費の支払いが削減される可能性が増すなどの効果が期
待できる。この疾病にかかる確率低減の度合いやそれに
ともなう経済効果は、疫学統計により把握が可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、疫学統計から
計算される医療費、介護費支払いの削減額は統計的な指
標であって、健康の維持、増進の活動を行う各人にとっ
ての指標ではない。このため、健康の維持、増進の活動
を行う各人にとってどれくらいの経済効果が期待できる
か必ずしも明確に実感できない。すなわち、健康を維
持、増進する人がどれくらいの価値を生み出しているか
明確に実感できない。経済効果など健康を維持、増進す
る人の生み出す価値(生成価値)の不明瞭さは、特に普
段から健康にあまり関心を向けていない人にとっては、
運動等の健康の維持、増進の活動を継続的に行うことを
妨げる要因となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、健康目標管理システムによれば、各人の健康に関わ
る情報から算出される健康度にもとづき、各人の生成価
値を算出する手段を備えることを特徴とする。また、健
康目標管理システムによれば、各人の健康に関わる情報
から、健康度を算出する手段を備えることを特徴とす
る。
【0005】ここで、健康目標管理システムによれば、
健康度を算出する手段で使用する各人の健康に関わる情
報は、少なくとも健康に関する学習歴、学習効果テスト
成績、健診データ、運動実績、生活習慣、ストレス度の
いずれか一つを含むことを特徴とする。また、健康目標
管理システムによれば、健康度を算出する手段は、少な
くとも健康に関する学習歴に関する健康度算出処理、学
習効果テスト成績に関する健康度算出処理、健診データ
に関する健康度算出処理、運動実績に関する健康度算出
処理、生活習慣に関する健康度算出処理、ストレス度に
関する健康度算出処理のいずれか一つを含むことを特徴
とする。さらに、健康目標管理システムによれば、健康
度を算出する手段は、健康に関する学習歴に関する健康
度算出処理、学習効果テスト成績に関する健康度算出処
理、健診データに関する健康度算出処理、運動実績に関
する健康度算出処理、生活習慣に関する健康度算出処
理、ストレス度に関する健康度算出処理で求めたいくつ
かの結果の重み付き総和を計算後、正規化係数を掛け合
わせて総合的な健康度を算出する手段を含むことを特徴
とする。
【0006】健康目標管理システムによれば、各人の健
康に関わる情報から算出される健康度にもとづき各人の
生成価値を算出する手段は、健康度を算出する手段によ
り求めた健康度にもとづき、保険料の割引率を決定する
手段を備えることを特徴とする。さらに、健康目標管理
システムによれば、健康度にもとづき割引率を決定する
手段は、健康度を算出する手段で求めた総合的な健康度
が、正規化係数で決まる総合的な健康度の区間において
占める割合にもとづき保険料の割引率を算出する手段を
含むことを特徴とする。
【0007】ここで、健康目標管理システムによれば、
健康に関する学習歴に関する健康度算出手段は、健康に
関する学習歴に含まれる学習科目について、前記学習科
目に対応する健康への影響度を求める手段と、前記各健
康への影響度の重み付き総和を算出する手段を備えるこ
とを特徴とする。また、健康目標管理システムによれ
ば、学習効果テスト成績に関する健康度算出手段は、学
習効果テスト成績に含まれるテスト成績についてランク
を算出する手段を備えることを特徴とする。さらに、健
康目標管理システムによれば、運動実績に関する健康度
算出手段は、運動実績に含まれる運動科目について、前
記運動科目に対応する規定運動量を求める手段と、運動
実績に含まれる前記各運動科目の運動量と前記規定運動
量の割合を求める手段を備えることを特徴とする。ま
た、健康目標管理システムによれば、生活習慣に関する
健康度算出処理は、生活習慣に含まれる各項目につい
て、前記生活習慣に含まれる各項目に対応する健康への
影響度を求める手段と、前記各健康への影響度の総和を
算出する手段を備えることを特徴とする。また、健康目
標管理システムによれば、ストレス度に関する健康度算
出処理は、ストレス度に含まれる各項目について、前記
ストレス度に含まれる各項目に対応する健康への影響度
を求める手段と、前記各健康への影響度の総和を算出す
る手段を備えることを特徴とする。
【0008】さらに、健康目標管理システムによれば、
健康度にもとづき保険料の割引率を決定する手段で求め
た保険料の割引率から、所定期間の保険料の総額あるい
は所定期間に割り引かれた保険料の総額を算出する手段
を備えることを特徴とする。また、健康目標管理システ
ムによれば、健康度を算出する手段で使用する各人の健
康に関わる情報を、可搬型媒体を利用して記録管理する
ことを特徴とする。
【0009】健康目標管理システムによれば、健康度に
応じて各人の生成価値を算出する手段において、前記健
康度に応じた各人のポイントを求めた後、前回分のポイ
ントに加算する手段と、前記加算ポイント数に応じて保
険料の還付金または配当金を算出する手段を備えること
を特徴とする。ここで、健康目標管理システムによれ
ば、ポイント数により保険料の還付金または配当金を算
出する手段において、健康度に応じたランクを算出する
手段を備えることを特徴とする。また、健康目標管理シ
ステムによれば、ポイント数を記録管理する手段とし
て、可搬型媒体を利用することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、健康目標管理システムの
ブロック図である。
【0011】図1において、健康目標管理システム10
1は、記憶装置102と、入力装置103と、データ処
理部104と、表示装置105と、印刷装置106と、
通信装置107と、可搬媒体読読み書き装置108から
構成されている。記憶装置102は、ハードディスク装
置、磁気ディスク装置、光ディスク装置等のランダムア
クセス可能な周知の記憶装置から構成されている。記憶
装置102には、図2で示されるような健康維持および
増進活動を行っている各人の健康に関する情報が各個人
ごと保存されている。本実施の形態では、学習歴管理フ
ァイル201、学習効果テスト成績ファイル202、健
診ファイル203、運動実績ファイル204、生活習慣
ファイル205、ストレス度ファイル206が保存され
ているものとする。また、健康度計算処理部108によ
って、健康度を算出する際に利用するテーブルとして、
教科健康度相関テーブル207、テスト成績ランクテー
ブル208、健診項目別ランクテーブル209、健診項
目別変化量偏差ランクテーブル210、運動科目と運動
量相関テーブル211、生活習慣健康度相関テーブル2
12、ストレス度健康度相関テーブル213が保存され
ている。最後に、健康度計算処理部109によって計算
された健康度を記録しておく健康度ファイル214と各
人の保険料の推移を規定した保険料推移表215が保存
されている。
【0012】記憶装置102に保存される図2の学習歴
管理ファイル201、学習効果テスト成績ファイル20
2、健診ファイル203、運動実績ファイル204、生
活習慣ファイル205、ストレス度ファイル206の各
情報は、例えば健康増進施設等から通信装置107を介
して、あるいはICカード、フロッピーディスク等の可
搬媒体から可搬媒体読読み書き装置108を介してデー
タが取り込まれ保存される。
【0013】図1において、データ処理部104は、C
PU(中央処理装置)を備えた装置であり、パーソナル
コンピュータやワークステーション等でよい。データ処
理部104は、記憶装置102に保存された学習歴管理
ファイル201、学習効果テスト成績ファイル202、
健診ファイル203、運動実績ファイル204、生活習
慣ファイル205、ストレス度ファイル206から、各
人ごとに現状の健康度を計算する健康度計算処理部10
9と、健康度計算処理部109で計算された健康度にも
とづき、生成価値算出処理部110からなる。
【0014】本システムの一連の流れをフローとしてま
とめたものが図3である。本実施の形態では、生成価値
としては保険料の割引率を想定して説明を行う。保険料
として生命保険を想定するが、その他にも企業等の健康
保険組合にて徴収される健康保険料や介護保険などの保
険料などが考えられる。したがって、本実施の形態で
は、各人の健康度に応じて生命保険料を割り引く保険商
品に関わるものであり、本商品について契約を結んだ人
は、保険会社が指定する健康増進施設において定期的に
図2に示される学習歴管理ファイル201、学習効果テ
スト成績ファイル202、健診ファイル203、運動実
績ファイル204、生活習慣ファイル205、ストレス
度ファイル206のデータを健康目標管理システム10
1に提供する必要がある。ここで、定期的とは、例えば
一ヶ月に少なくとも一回であったり、一年に少なくとも
一回であったりする。これは、前記保険商品の契約条件
であり、本発明では特に限定しない。健康目標管理シス
テム101は、前記のごとく通信装置107や可般媒体
読取装置108を介して、学習歴管理ファイル201、
学習効果テスト成績ファイル202、健診ファイル20
3、運動実績ファイル204、生活習慣ファイル20
5、ストレス度ファイル206の各データを集約する処
理301を有する。
【0015】図3に示される一連の処理302は、あら
かじめ定められた期間ごとに行われる。例えば、月単位
や年単位で行われる場合が考えられる。生成価値算出処
理部107により計算された各人の保険料の割引率は保
険料算出処理307に送られ、割引率に基づいた保険料
の算出を行う。ここで、保険料算出処理307により算
出された保険料は、印刷装置106により保険料請求の
ための請求書あるいは報告書としてまとめられ印刷され
る。あるいは、通信装置107を介して決済システムに
転送される。決済システムの設置場所は、例えば銀行な
どを想定し、各人の銀行口座から保険料が天引きされる
ような形態が考えられる。銀行により、各人の銀行口座
から保険料が天引きされる場合には、上記、印刷装置1
05により印刷される請求書は不要としてもよい。ここ
で、印刷装置106は、レーザビームプリンタ、インク
ジェットプリント等の周知の印刷装置である。また、通
信装置107は、電話回線、専用回線、ローカルエリア
ネットワーク等により、上記のごとく健康増進施設や銀
行等の決済システムとの接続に使用される。
【0016】ここで、図3の健康度計算処理305につ
いて一例を説明する。健康度計算処理305は、データ
処理部104の健康度計算処理部109で行われる処理
である。前記、健康度は0〜1の間の値をとるものと
し、1に近い値ほど健康度が高いことが表現される。
【0017】まず、記憶装置102に保存された各人の
学習歴管理ファイル201、学習効果テスト成績ファイ
ル202、健診ファイル203、運動実績ファイル20
4、生活習慣ファイル205、ストレス度ファイル20
6から、健康関連データをロードするが、図3の処理3
03のごとく前回の処理302から新たなデータが追加
されていない場合には、あらかじめ定めた数値、例えば
0.2を前回の健康度から差し引く処理304を行い今
回の健康度として流用する。すなわち、この期間中は保
険会社との契約上の健康維持・増進活動は行わなかった
ので、健康度がさがったと考えることになる。また、処
理303で前回の処理302から新たなデータが追加さ
れている場合には、健康度計算処理305を実行する。
健康度計算処理305の詳細は図4に示されるとおりで
あり、学習歴に関する健康度算出401、学習効果テス
ト成績に関する健康度算出402、健診データに関する
健康度算出403、運動実績に関する健康度算出40
4、生活習慣に関する健康度算出405、ストレス度に
関する健康度算出406および前記401〜406の健
康度算出処理で求めた結果を足し合せ、正規化係数を掛
け合わせ総合的な健康度を算出する処理407からな
る。以下、処理401〜407について説明を行う。
【0018】まず、学習歴に関する健康度算出401に
おいては、学習歴管理ファイル201から、上記保険の
契約以降に受講した教科exi(i= 1〜n)を検索する。次
に、図5に示されるような教科と健康への影響度の相関
が記述された教科健康度相関テーブル207から、受講
教科の健康への影響度axiを求める。ここでaxiは、0〜
1の値をとるものとする。前記数値は一例であり、0〜
1の間の値を取ればよく本発明では限定しない。次に、
求めた健康への影響度axiについてその総和Σaxiを求め
る。前記、Σaxiはaiのiを1〜nの範囲での加算であ
る。教科の総数がNとすると、その全教科の健康への影
響度をE = Σaiとする。前記、Σaiはiを1〜Nの範囲で
の加算である。Edj=(Σai) /Eを学習歴に対する健康度
であると定義する。学習歴については、受講数の累積値
を健康度に採用しているため、受講数が増えるほど健康
度を高めるのに寄与する。学習効果を継続させる意味
で、ある期間を過ぎると累積値がゼロになり、はじめか
ら受講し直すように促す運用も考えられる。
【0019】次に、学習効果テスト成績に関する健康度
算出402において、テスト成績bを学習効果テスト成
績ファイルから検索する。この学習効果テスト成績は、
上記学習の習熟度を評価したものである。テスト成績は
0〜100の値をとるものとして100点が最高点であ
る。まず、テスト成績bが図6に示されるテスト成績ラ
ンクテーブル208からどのランクに属しているか同定
する。図6では、テスト成績のランクについて5段階評
価を想定しており、各々0.2、0.4、0.6、0.8、1.0とし
ている。前記数値は一例であり、0〜1の間の値を取れ
ばよく本発明では限定しない。ここで求めたランクFjが
学習効果テストに対する健康度であると定義する。テス
ト結果のランク値が高いほど健康度を高めるのに寄与す
る。ここで、ランクが1.0の間は、健康についての知識
が充実している状態と考えて、新たな学習科目を受講す
る必要がないとみなし、学習歴についての健康度を1.0
と評価する運用も考えられる。ここで、前回の処理30
2から、複数回テストを受験している人については、テ
スト成績の平均値を求めた後に上記手段によりランクを
求めるものとする。ここでは、1つのテストの成績につ
いて説明しているが、複数の異なる種類のテストが実施
される場合も、各々について同様な処理により健康度を
算出する。
【0020】次に健診データに関する健康度算出403
において、健診ファイル203から各種健診データTij
を検索し、各健診項目ごとの健診項目別ランクテーブル
209からランクGijを同定する。健診項目としては、
血圧、血糖値、がんなどの遺伝子診断における陽性、陰
性などが考えられる。本実施の形態では、陽性、陰性や
有、無などは、1、0など数値化された形で健診ファイ
ル203に登録されているものとする。図7は最高血圧
値についてのランクテーブルであるが、最高血圧につい
て、139mmHg以下で1.0、140〜149mmHgで0.7
5、150〜159mmHgで0.5、159mmHg以上で0.25と
している。前記値は一例であり、0〜1の間の値を取れ
ばよく本発明では限定しない。それ以外の各健診データ
項目についても、一般的に認知されている正常値および
異常値、軽い異常値などから、同ランクテーブルを用意
してランク値を同定することになる。上記学習効果テス
ト成績と同様に、前回の処理302から複数回健診が実
施されている時には各健診データについて平均値を求め
た後に、上記手段によるランクを求めるものとする。
【0021】次に、ランクGijに時系列的な効果を付与
するために、ある一定期間における各健診データ項目変
化量の偏差を求め、変化量偏差ランクテーブル210か
ら各健診データ項目の偏差ランクDijを求める。ここ
で、各健診データ項目変化量とは、各健診データの前後
差分の絶対値と定義する。ここで、上記のように最高血
圧値を考えた場合の一例を図8に示す。10mmHg以下は
正常であり1.0として、11〜20mmHgはやや異常であ
り0.7として、21mmHg以上を異常として0.1とする。前
記数値は一例であり、0〜1の間の値を取ればよく本発
明では限定しない。また、偏差を求める一定期間は本発
明で限定しないが、直近の3〜6年程度が好ましい。健
診データに関する健康度算出403の出力としては、Gi
jとDijの和と定義する。
【0022】次に、運動実績に関する健康度算出404
においては、運動実績ファイル204から実施した運動
科目gijと運動量cijを検索する。次に、運動科目および
運動量を規定した運動科目と運動量相関テーブル211
から、実施した運動科目gijに対する規定運動量hijを求
める。図9で示される運動科目と運動量相関テーブル2
11は、各運動科目とある一定期間に必要な累積運動
量、例えば消費カロリーや回数などが規定されており、
その達成度の割合cij/ hijで健康度Exjを求める。ここ
では、ある一定期間とは、前回の処理302から、今回
の処理302の間を表すものとする。したがって、処理
302が行われた後は、またゼロから累積することにな
る。運動科目としては、ランニングや腹筋などが考えら
れるが、具体的な内容は保険の契約内容に依存し本発明
では限定しない。また、ランニングに対する運動量とし
ては、例えば消費カロリー、腹筋では例えば回数などが
考えられる。
【0023】生活習慣に関する健康度算出405におい
ては、生活習慣ファイル205から、前回の処理302
から今回の処理302の間での生活習慣についての項目
lxi(i= 1〜n)とデータlv xi(i= 1〜n)を検索する。本実
施の形態では、生活習慣は喫煙の有無、適切な睡眠時間
を取っているか?、朝食の有無などの、YES、NOあるい
は有無で答える質問形式であり、各lv xiは質問の回答
が健康にプラスなら1、マイナスなら0の値をとるもの
とする。例えば、喫煙の有無に関する質問に対して、有
りならばlv xiの値は0となる。次に、図10に示され
るような生活習慣についての項目と健康への影響度の相
関が記述された生活習慣健康度相関テーブル212か
ら、生活習慣についての項目に対する健康への影響度bx
iを求める。ここでbxiは、0〜1の値をとるものとす
る。前記数値は一例であり、0〜1の間の値を取ればよ
く本発明では限定しない。次に、求めた健康への影響度
bxiとlv xiからΣbxi×lv xiを求める。前記、Σbxi×l
v xiはbxi×lv xiのiを1〜nの範囲での加算である。生
活習慣に対する質問総数がMとすると、生活習慣につい
ての全項目に対する健康への影響度をE = Σbiとする。
前記、Σbiはiを1〜Mの範囲での加算である。Elj=(Σb
xi×lv xi)/Eを生活習慣に対する健康度であると定義す
る。
【0024】ストレス度に関する健康度算出406にお
いては、ストレス度ファイル206から、前回の処理3
02から今回の処理302の間でのストレス度について
の項目pxi(i= 1〜n)とデータpv xi(i= 1〜n)を検索す
る。本実施の形態では、離婚歴、家族の死、独居、転居
などの、YES、NOで答える質問形式であり、各pv xiはYE
Sなら0、NOなら1の値をとるものとする。次に、図1
1に示されるようなストレス度についての項目と健康へ
の影響度の相関が記述されたストレス度健康度相関テー
ブル213から、生活習慣についての項目に対する健康
への影響度cxiを求める。ここでcxiは、0〜1の値をと
るものとする。前記数値は一例であり、0〜1の間の値
を取ればよく本発明では限定しない。次に、求めた健康
への影響度cxiとpv xiからΣcxi×pv xiを求める。前
記、Σcxi×pv xiはcxi×pv xiのiを1〜nの範囲での加
算である。ストレス度に対する質問総数がKとすると、
ストレス度についての全項目の健康への影響度をE = Σ
biとする。前記、Σciはiを1〜Kの範囲での加算であ
る。Epj=(Σcxi×pv xi)/Eを生活習慣に対する健康度で
あると定義する。
【0025】最後に処理407において、各健康度の総
和Sj = β1Edj+β2ΣFj+β3Σ(Gij+Dij) +β4Exj
+β5Elj+β6Epjを求めた後に、正規化係数をMとすると
総合的な健康度をKj =j/Mj として計算する。この結
果は、健康度ファイル214に記録されるとともに、生
成価値算出処理306に送られる。ここで、前記βk(k
=1〜6)は、学習歴に関する健康度算出処理、学習効果
テスト成績に関する健康度算出処理、健診データに関す
る健康度算出処理、運動実績に関する健康度算出処理、
生活習慣に関する健康度算出処理、ストレス度に関する
健康度算出処理により求めた各健康度の総合的な健康度
への寄与度を表す重みである。
【0026】各テーブル207〜211については、保
険契約者の年齢層や性別、既往歴など保険者の属性情報
に応じて傾向が異なるのが一般的であり、これらの属性
ごとに用意することが好ましい。
【0027】次に図3における生成価値算出処理306
について一例を説明する。生成価値算出処理306は、
データ処理部104の生成価値算出処理部110にて行
われ、本実施の形態では、健康度計算処理部109でも
とめた健康度をKとすると保険料の割引率(1-K)が生成価
値となる。
【0028】最後に、保険料算出処理307では、ま
ず、各人の保険料の補正を行わない場合についての、保
険料推移表215をロードする。例えば図12は、28
才の男性が加入した生命保険プランを示している。ここ
で、各人の現在の年齢に対応する保険料Cを求めた後
に、生成価値算出処理306で求めた保険料の割引率(1
-K)から、(1-K)×Cを計算し保険料を算出する。本実施
の形態では、図12で示されるごとく割引額の下限値L
を設けており、(1-K)×CがLを下回った場合に保険料はL
とする。したがって、保険料はL〜Cの範囲に収まる。以
上、健康度が高い人ほど保険料が割引される。
【0029】支払い請求書や支払い報告書に対して、現
在の健康度を今後も維持できたと仮定した場合の、保険
支払いの満期までの保険料の支払い総額あるいは累積割
引額を計算し、印刷表示して保険契約者に提示すると健
康の維持・増進活動をする人に対しての動機づけを高め
る効果があり好ましい機能である。
【0030】保険料という金銭計算に、図2に保存され
る各人の学習歴管理ファイル201、学習効果テスト成
績ファイル202、健診ファイル203、運動実績ファ
イル204、生活習慣ファイル205、ストレス度ファ
イル206を使用するが、これらのデータを収集する健
康増進施設は少なくとも保険会社にとっては信頼のおけ
る施設であることが望まれる。したがって、例えば健康
増進施設が公的な機関が運営あるいは資金的な支援を行
っている保健センター等の施設が好ましく、また各人の
学習歴管理ファイル201、学習効果テスト成績ファイ
ル202、健診ファイル203、運動実績ファイル20
4、生活習慣ファイル205、ストレス度ファイル20
6に保存される各データは、前記施設において保健婦等
が認定したものであることが好ましい。
【0031】図13では、図3のフローの変形として、
マニュアル評価処理1301が加えられている。マニュ
アル評価処理1301は、健康度計算処理部109、生
成価値算出処理部110による結果を表示装置105に
よって表示し、入力装置103からオペレータが結果を
補正する手段である。表示装置105はCRT(Cathod
e Ray Tube)装置、LCD(液晶表示装置)等であり、
入力装置103はキーボード、マウス、入力タブレット
等の周知の装置である。ここで結果とは、健康度、生成
価値を意味し、本実施の形態の生成価値は保険料の割引
率になる。また、結果だけでなく途中の計算結果を表示
することも有効である。例えば、図4における学習歴に
関する健康度算出401の結果、学習効果テスト成績に
関する健康度算出402の結果、健診データに関する健
康度算出403の結果、運動実績に関する健康度算出4
04の結果、生活習慣に関する健康度算出405の結
果、ストレス度に関する健康度算出406の結果を各保
険契約者ごとに表示して、健康度の算出に問題がないか
どうか評価することは、生成価値算出処理部110で適
切な生成価値、本実施の形態では保険料の割引率を求め
るための信頼性確保に有効である。前記評価は、保健婦
や医師等の専門家が行うのが好ましい。以上、マニュア
ル評価処理1301を設けることにより、データ処理部
の結果を専門家が評価、確認した後に保険請求処理を行
えるメリットがある。
【0032】上記、実施の形態では、健康度にもとづき
保険料の割引率を算出する形態であっが、次の実施例で
は、図17で示される表のように健康度KiからランクRi
を求め、ランクRiをポイントとして、各人の所有するI
Cカード等の可搬媒体、あるいは記憶装置1402に記
録された過去のポイントに加算する。そして、加算され
たポイントが所定のポイントに達したら、所定の保険料
の還付金または配当金を支払う形態を説明する。
【0033】図14は本実施の形態のブロック図であ
る。図14において、健康目標管理システム1401
は、記憶装置1402、1410と、入力装置1403
と、データ処理部1404、1411と、表示装置14
05と、印刷装置1406と、通信装置1407、14
13と、可搬媒体読読み書き装置1408から構成され
ている。生成価値算出処理部1409で求められる生成
価値は、健康度Kiに応じたランクRiであり、ランクRiに
応じたポイント数は、最終的は保険料の還付金あるいは
配当金に換金されることになる。 また、健康度計算処
理部1412は、前実施の形態における図1の健康度計
算処理部109と同じでよい。
【0034】記憶装置1402、1410は、ハードデ
ィスク装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置等のラ
ンダムアクセス可能な周知の記憶装置から構成されてい
る。記憶装置1402、1410には、図15で示され
るような、健康度およびポイント数に関する情報が各個
人ごと保存されている。本実施の形態では、健康度ファ
イル1501、ポイント数管理ファイル1502が保存
されているものとする。また、入力装置1403はキー
ボード、マウス、入力タブレット等の周知の装置であ
り、印刷装置1405は、レーザビームプリンタ、イン
クジェットプリント等の周知の印刷装置である。また、
通信装置1407、1413は、電話回線、専用回線、
ローカルエリアネットワーク等により、前記実施の形態
と同じように健康増進施設や銀行等の決済システムとの
接続に使用される。最後に、データ処理部1404、1
411は、CPU(中央処理装置)を備えた装置であ
り、パーソナルコンピュータやワークステーション等で
よい。本実施の形態と前実施の形態の大きな違いは、健
康度計算処理を実行するデータ処理部と生成価値算出処
理を実行するデータ処理部が、ネットワークでつながれ
た異なる場所で行われることである。例えば、健康度計
算処理は、健康増進施設で行い、生成価値算出処理は保
険会社で行うような形態が想定される。
【0035】本実施の形態の流れをフローとしてまとめ
たものが図16である。まず、健康度集約処理1601
では、データ処理部1411で算出された健康度をデー
タ処理部1404に集約する。図16に示される一連の
処理1602は、あらかじめ定められた期間ごと、ある
いは健康度集約処理1601で新たに健康度が収集され
た際に行われる。前記、あらかじめ定められた期間につ
いては、例えば、月単位や年単位で行われる場合が考え
られる。
【0036】生成価値算出処理1603では、健康度集
約処理1601で収集した健康度Kiから、図17で示さ
れる表により対応するランクRiを求める。ランクRiをポ
イントとして、図15で示される各人のポイント管理フ
ァイル1502に記録された、前回までのポイント数TP
に加算(TP+Ri)した後に、TP+Ri を新たにポイント数T
Pとして記録する。また、健康度Kiも健康度ファイル1
501に記録する。保険料還付金・配当金算出処理16
04では保険料還付金あるは配当金を、前記ポイント数
TPが所定の数値Hを超えた場合に所定金額Mとする。そ
して、ポイント管理ファイル1502に記録されたポイ
ント数TPはゼロに戻す。ここで、保険料還付金・配当金
算出処理1604により算出された保険料は、印刷装置
1408により保険料請求のための請求書に、保険料の
還付金、配当金として報告書としてまとめられ印刷され
る。あるいは、通信装置1407を介して決済システム
に転送される。決済システムの設置場所は、例えば銀行
などを想定し、各人の銀行口座に保険料の還付金、配当
金を振り込む形態が考えられる。
【0037】本実施の形態では、健康度、ポイント数は
健康目標管理システム1401の記憶装置1402に記
録保存しているが、各人の所有するICカード等の可搬
媒体を利用してもよく、可搬媒体読み書き装置1408
を介して、健康度、ポイント数の読み書きを行ってもよ
い。これにより、記憶装置1402で個人データを管理
する必要がなくなり、個人情報管理の省力化が可能にな
る。
【0038】
【発明の効果】健康目標管理システムによれば、各人の
健康に関わる情報から算出される健康度にもとづき、各
人の生成価値を算出する手段を備えることを特徴とす
る。したがって、各人の健康維持および増進の結果生み
出される生成価値を定量化できるため、健康の維持、増
進の活動を行う各人にとって効果が客観化でき、運動等
の健康の維持、増進の活動を継続的に行う動機付けとな
る。同時に、健康増進施設へ定期的に通う動機付けとな
る。
【0039】健康目標管理システムによれば、各人の健
康に関わる情報から、健康度を算出する手段を備えるこ
とを特徴とする。したがって、各人の健康維持および増
進の結果である各人の健康の度合いを定量化することが
でき、生成価値を算出することが可能になる。
【0040】健康目標管理システムによれば、健康度を
算出する手段で使用する各人の健康に関わる情報は、少
なくとも健康に関する学習歴、学習効果テスト成績、健
診データ、運動実績、生活習慣、ストレス度のいずれか
一つを含むことを特徴とする。したがって、健康の維持
および増進について、知識およびその定着度、客観的な
健診データおよび運動、生活習慣やストレス度という、
総合的な情報から健康度を判断することが可能になる。
【0041】健康目標管理システムによれば、健康度を
算出する手段は、少なくとも健康に関する学習歴に関す
る健康度算出処理、学習効果テスト成績に関する健康度
算出処理、健診データに関する健康度算出処理、運動実
績に関する健康度算出処理、生活習慣に関する健康度算
出処理、ストレス度に関する健康度算出処理のいずれか
一つを含むことを特徴とする。したがって、健康への知
識およびその定着度、客観的な健診データおよび運動、
生活習慣やストレス度という異なる観点から各々健康度
を算出することが可能になり、総合的に健康度を判断す
ることが可能になる。
【0042】健康目標管理システムによれば、健康度を
算出する手段は、健康に関する学習歴に関する健康度算
出処理、学習効果テスト成績に関する健康度算出処理、
健診データに関する健康度算出処理、運動実績に関する
健康度算出処理、生活習慣に関する健康度算出処理、ス
トレス度に関する健康度算出処理で求めたいくつかの結
果の重み付き総和を計算後、正規化係数を掛け合わせて
総合的な健康度を算出する手段を含むことを特徴とす
る。したがって、健康への知識およびその定着度、客観
的な健診データおよび運動、生活習慣やストレス度とい
う異なる観点からの健康度を、総合的な健康度にまとめ
ることが可能になり、総合的な情報が集約された総合的
な健康度のみで健康度を判断することが可能になる。
【0043】健康目標管理システムによれば、各人の健
康に関わる情報から算出される健康度にもとづき各人の
生成価値を算出する手段は、健康度を算出する手段によ
り求めた健康度にもとづき、保険料の割引率を決定する
手段を備えることを特徴とする。したがって、各人の健
康維持および増進の結果生み出される生成価値を保険料
の割引率で表現でき、健康維持および増進を行う人の経
済的効果が明確化でき、運動等の健康の維持、増進の活
動を継続的に行う動機付けとなる。同時に、健康増進施
設へ定期的に通う動機付けとなる。
【0044】健康目標管理システムによれば、健康度に
もとづき割引率を決定する手段は、健康度を算出する手
段で求めた総合的な健康度が、正規化係数で決まる総合
的な健康度の区間において占める割合にもとづき保険料
の割引率を算出する手段を含むことを特徴とする。した
がって、健康度を生成価値に変換可能になり、健康の度
合いを生成価値に反映することが可能になる。
【0045】健康目標管理システムによれば、健康に関
する学習歴に関する健康度算出手段は、健康に関する学
習歴に含まれる学習科目について、前記学習科目に対応
する健康への影響度を求める手段と、前記各健康への影
響度の重み付き総和を算出する手段を備えることを特徴
とする。したがって、学習科目の受講数を増やし、健康
の知識を拡充することで健康度を高めることになり、健
康の維持、増進の活動を行う各人にとって、健康の知識
拡充の動機付けとして役立つ。また、学習科目に対応す
る健康への影響度を設けることで、学習科目の健康に与
える重要度の違いを表現でき、学習科目で提供される健
康の知識の質に応じて健康度が計算できる。
【0046】健康目標管理システムによれば、学習効果
テスト成績に関する健康度算出手段は、学習効果テスト
成績に含まれるテスト成績についてランクを算出する手
段を備えることを特徴とする。したがって、学習歴だけ
でなく、知識の定着度によっても健康度を計算できる。
【0047】健康目標管理システムによれば、運動実績
に関する健康度算出手段は、運動実績に含まれる運動科
目について、前記運動科目に対応する規定運動量を求め
る手段と、運動実績に含まれる前記各運動科目の運動量
と前記規定運動量の割合を求める手段を備えることを特
徴とする。したがって、各運動科目について、目標とな
る運動量の達成度が高いほど健康度を高めることにな
り、健康の維持、増進の活動を行う各人にとって、健康
を維持、増進するのに十分な運動を行う動機付けとして
役立つ。
【0048】健康目標管理システムによれば、生活習慣
に関する健康度算出処理は、生活習慣に含まれる各項目
について、前記生活習慣に含まれる各項目に対応する健
康への影響度を求める手段と、前記各健康への影響度の
総和を算出する手段を備えることを特徴とする。したが
って、生活習慣から健康度を算出することが可能なる。
また、生活習慣に対応する項目の健康への影響度を設け
ることで、学習科目の健康に与える重要度の違いを表現
でき、学習科目で提供される健康の知識の質に応じて健
康度が計算できる。
【0049】健康目標管理システムによれば、ストレス
度に関する健康度算出処理は、ストレス度に含まれる各
項目について、前記ストレス度に含まれる各項目に対応
する健康への影響度を求める手段と、前記各健康への影
響度の重み付き総和を算出する手段を備えることを特徴
とする。したがって、生活習慣から健康度を算出するこ
とが可能なる。また、生活習慣に対応する項目の健康へ
の影響度を設けることで、学習科目の健康に与える重要
度の違いを表現でき、学習科目で提供される健康の知識
の質に応じて健康度が計算できる。
【0050】さらに、健康目標管理システムによれば、
健康度にもとづき保険料の割引率を決定する手段で求め
た保険料の割引率から、所定期間の保険料の総額あるい
は所定期間に割り引かれた保険料の総額を算出する手段
を備えることを特徴とする。したがって、各人の健康維
持および増進の効果を、将来にわたる保険料の総額ある
いは割引額で提示することが可能になり、健康の維持、
増進の活動を行う各人にとって経済効果が明確になり、
運動等の健康の維持、増進の活動を継続的に行う動機付
けとなる。
【0051】健康目標管理システムによれば、健康度を
算出する手段で使用する各人の健康に関わる情報を、可
搬型媒体を利用して記録管理することを特徴とする。し
たがって、健康に関わる情報を個人で管理することがで
き、プライバシー保護につながる。また、ネットワーク
により健康に関わる情報を集約する処理を省略するこが
可能になる。
【0052】健康目標管理システムによれば、健康度に
応じて各人の生成価値を算出する手段において、前記健
康度に応じた各人のポイントを求めた後、前回分のポイ
ントに加算する手段と、前記加算ポイント数に応じて保
険料の還付金または配当金を算出する手段を備えること
を特徴とする。したがって、各人の健康維持および増進
の結果生み出される生成価値を保険料の還付金または配
当金で表現でき、健康維持および増進を行う人の経済的
効果が明確化でき、運動等の健康の維持、増進の活動を
継続的に行う動機付けとなる。同時に、健康増進施設へ
定期的に通う動機付けとなる。
【0053】健康目標管理システムによれば、ポイント
数により保険料の還付金または配当金を算出する手段に
おいて、健康度に応じたランクを算出する手段を備える
ことを特徴とする。したがって、現在の健康度がどの程
度の健康状態であるか、離散化された指標で表現でき、
前記ポイント数に変換が可能になる。
【0054】健康目標管理システムによれば、ポイント
数を記録管理する手段として、可搬型媒体を利用するこ
とを特徴とする。したがって、健康に関わる情報を個人
で管理することができ、プライバシー保護につながる。
また、ネットワークにより健康に関わる情報を集約する
処理を省略するこが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による機能構成図。
【図2】本発明の実施例におけるファイル構成の図。
【図3】本発明の実施例における処理フローを説明した
図。
【図4】本発明の実施例における処理フローを説明した
図。
【図5】本発明の実施例における教科健康度相関テーブ
ルの例。
【図6】本発明の実施例におけるテスト成績ランクテー
ブルの例。
【図7】本発明の実施例における健診項目別ランクテー
ブルの例。
【図8】本発明の実施例における健診項目別変化量偏差
ランクテーブルの例。
【図9】本発明の実施例における運動科目と運動量相関
テーブルの例。
【図10】本発明の実施例における生活習慣健康度相関
テーブルの例。
【図11】本発明の実施例におけるストレス度健康度相
関テーブルの例。
【図12】本発明の実施例における保険料推移表の例。
【図13】本発明の実施例に処理フローを説明した図。
【図14】本発明による機能構成図。
【図15】本発明の実施例におけるファイル構成の図。
【図16】本発明の実施例に処理フローを説明した図。
【図17】本発明の実施例における健康度ランクテーブ
ルの例。
【符号の説明】
101…健康目標管理システム、102…記憶装置、1
03…入力装置、104…データ処理部、105…表示
装置、106…印刷装置、107…通信装置、108…
可般媒体読み書き装置、109…健康度計算処理部、
110…保険料算出処理部、201…学習歴管
理ファイル、202…学習効果テスト成績ファイル、2
03…健診ファイル、204…運動実績ファイル、20
5…生活習慣ファイル、206…ストレス度ファイル、
207…教科健康度相関テーブル、208…テスト成績
ファイル、209…健診項目別ランクテーブル、210
…健診項目別変化量偏差ランクテーブル、211…運動
科目と運動量相関テーブル、212…生活習慣健康度相
関テーブル、213…ストレス度健康度相関テーブル、
214…健康度ファイル、215…保険料推移表、、3
01…データ集約処理、302…定期的に実行される繰
り返し処理、303…新たなデータが入力されたか判断
する分岐処理、304…前回の健康度から既定値を減算
する処理、305…健康度計算処理、306…生成価値
算出処理、307…保険料算出処理、401…学習歴に
関する健康度算出処理、402…学習効果テスト成績に
関する健康度算出処理、403…健診データに関する健
康度算出処理、404…運動実績に関する健康度算出処
理、405…生活習慣に関する健康度算出処理、406
…ストレス度に関する健康度算出処理、407…各健康
度の重み付け総和に正規化係数をかける処理、1301
…マニュアル評価処理、1401…健康目標管理システ
ム、1402…記憶装置、1403…入力装置、140
4…データ処理部、1405…表示装置、1406…印
刷装置、1407…通信装置、1408…可般媒体読み
書き装置、 1409…生成価値算出処理部、1410
…記憶装置、 1411…データ処理部、
1412…健康度計算処理部、 1413…通信装
置、1414…可般媒体読み書き装置、 1501…健
康度ファイル、1502…ポイント数管理ファイル、1
601…健康度集約処理、1602…定期的にあるいは
健康度が集まる度に実行される繰り返し処理、1503
…生成価値算出処理、1504…保険還付金・配当金算
出処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青島 利久 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所医療システム推進本部 (72)発明者 佐野 耕一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5B049 CC00 GG02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各人の健康に関わる情報から算出される健
    康度にもとづき、各人の生成価値を算出する手段を備え
    ることを特徴とする健康目標管理システム。
  2. 【請求項2】各人の健康に関わる情報から、健康度を算
    出する手段を備えることを特徴とする請求項1の健康目
    標管理システム。
  3. 【請求項3】健康度を算出する手段で使用する各人の健
    康に関わる情報は、少なくとも健康に関する学習歴、学
    習効果テスト成績、健診データ、運動実績、生活習慣、
    ストレス度のいずれか一つを含むことを特徴とする請求
    項2の健康目標管理システム。
  4. 【請求項4】健康度を算出する手段は、少なくとも健康
    に関する学習歴に関する健康度算出処理、学習効果テス
    ト成績に関する健康度算出処理、健診データに関する健
    康度算出処理、運動実績に関する健康度算出処理、生活
    習慣に関する健康度算出処理、ストレス度に関する健康
    度算出処理のいずれか一つを含むことを特徴とする請求
    項2の健康目標管理システム。
  5. 【請求項5】健康度を算出する手段は、健康に関する学
    習歴に関する健康度算出処理、学習効果テスト成績に関
    する健康度算出処理、健診データに関する健康度算出処
    理、運動実績に関する健康度算出処理、生活習慣に関す
    る健康度算出処理、ストレス度に関する健康度算出処理
    で求めたいくつかの結果の重み付き総和を計算後、正規
    化係数を掛け合わせて総合的な健康度を算出する手段を
    含むことを特徴とする請求項4の健康目標管理システ
    ム。
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