JP2002327937A - 浴室用空調機 - Google Patents
浴室用空調機Info
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- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
浴室用空調機を提供する。 【解決手段】 浴室用空調機10は、空気を加熱する熱
源器34と、浴室12から空気を吸い込んで熱源器34
を通過させた後に浴室12に戻す暖房ファン32と、浴
室12に戻る空気中にオゾンを発生させるオゾン発生器
44と、浴室12に人が入室していることを検知する人
物検知センサ42と、人物検知センサ42とオゾン発生
器44に接続されたコントローラ38を備えている。そ
のコントローラ38は、人物検知センサ42が人を検知
した場合にオゾン発生器44を停止させる。上記の浴室
用空調機10は、浴室12に人がいる場合にはオゾンの
発生が停止されるので、オゾンによる殺菌を安全に行う
ことができる。
Description
関するものである。特にオゾン発生器を備えた浴室用空
調機に関するものである。
む技術が、特開平11―14116号公報に記載されて
いる。浴室用空調機がオゾン発生器を備えていると、浴
室に吹き出される空調空気中に含まれるオゾンによって
浴室の殺菌や脱臭をすることができる。浴室内で衣類を
乾燥している場合には衣類の殺菌や脱臭や漂白を行なう
ことができる(以下においては、殺菌や脱臭や漂白等を
まとめて殺菌と言う)。浴室内のオゾン濃度を高めた方
が浴室を効果的に殺菌できる。一方において、高濃度の
オゾンは人体に健康上の悪影響をおよぼすことが知られ
ている。また、オゾンは自然に分解してしまうし、従来
のオゾン発生器のオゾン発生効率は低い。従って、従来
のオゾン発生器付きの浴室用空調機の場合には浴室内の
オゾン濃度が人体に健康上の悪影響をおよぼす程の高濃
度となることに対して何ら対策を行っていない。例え
ば、新幹線トイレに設置されているオゾン発生器も連続
運転され、オゾン濃度が高くなりすぎることに対策は講
じられていない。
用空調機でオゾンを発生させて浴室の殺菌を実施してい
る場合には、浴室の気密性が高く、また、扉の開閉が殆
どないこともあって、浴室内のオゾン濃度が高くなりす
ぎることがある。そこで、オゾンで殺菌しているのを失
念するか、あるいは知らないで浴室に入室してしまうこ
とに対して対策を講じる必要がある。
されたものであり、オゾンを利用する殺菌を安全に行な
うことができる浴室用空調機を提供することを課題とす
る。
項1に記載の浴室用空調機は、空気を加熱する熱源器
と、浴室から空気を吸い込んで熱源器を通過させた後に
浴室に戻す暖房ファンと、浴室に戻る空気中にオゾンを
発生させるオゾン発生器と、浴室に人が入室しているこ
とを検知する人検知手段と、人検知手段とオゾン発生器
に接続されたコントローラを備えている。そしてコント
ローラは、人検知手段が人を検知した場合にオゾン発生
器を停止させる。上記の浴室用空調機は、浴室に人が入
室していることを検知する人検知手段を備えており、人
検知手段が人を検知した場合にオゾン発生器が停止され
る。このため、オゾン発生器が作動している状態で浴室
に人が入室すると、オゾン発生器が停止される。また、
浴室に人が入室している状態でオゾン発生器を作動させ
ようとしても、オゾン発生器は停止されたままとなる。
このようにして浴室に人がいる場合にはオゾンの発生が
停止されるので、殺菌用のオゾンが人体に健康上の悪影
響を与えることが防止される。なお、オゾンを含む浴室
に戻る空気とは、浴室暖房用に加熱された空気に限られ
るものではなく、加熱されていない常温空気あるいは冷
却された空気であってもよい。
人検知手段として浴室に人物が入室していることを検知
する人物検知センサを備えており、コントローラは人物
検知センサが人物を検知した場合にオゾン発生器を停止
させることも好ましい(請求項2)。上記の浴室用空調
機は、浴室に人物が入室していることを検知する人物検
知センサを備えており、人物検知センサが人物を検知し
た場合にオゾン発生器が停止される。
人検知手段として浴室の扉の開放を検知する扉センサを
備えており、コントローラは扉センサが扉の開放を検知
した場合にオゾン発生器を停止させることも好ましい
(請求項3)上記の浴室用空調機は、浴室の扉の開放を
検知する扉センサを備えており、人が浴室に入室してい
る可能性がある扉が開放されている状態でオゾン発生器
が停止される。
人検知手段として浴室の電灯スイッチがオンにされたこ
とを検知する電灯オン検知手段を備えており、コントロ
ーラは電灯オン検知手段がオンにされたことを検知した
場合にオゾン発生器を停止させることも好ましい(請求
項4)。上記の浴室用空調機は、浴室の電灯がオンにさ
れたことを検知する電灯オン検知手段を備えており、人
が浴室に入室している可能性がある電灯がオンにされて
いる状態でオゾン発生器が停止される。
人検知手段として浴室の明るさを検知する光検知手段を
備えており、コントローラは光検知手段が浴室が明るい
ことを検知した場合にオゾン発生器を停止させることも
好ましい(請求項5)。上記の浴室用空調機は、浴室の
明るさを検知する光検知手段を備えており、人が浴室に
入室している可能性がある浴室が明るい状態でオゾン発
生器が停止される。
人検知手段として浴室の音を検知する音検知手段を備え
ており、コントローラは音検知手段が音を検知した場合
にオゾン発生器を停止させることも好ましい(請求項
6)。上記の浴室用空調機は、浴室の音を検知する音検
知手段を備えており、人が浴室に入室している可能性が
ある浴室で音が発生した状態でオゾン発生器が停止され
る。
人検知手段として浴槽に水が入っていることを検知する
浴槽水検知手段を備えており、コントローラは浴槽水検
知手段が浴槽に水が入っていることを検知した場合にオ
ゾン発生器を停止させることも好ましい(請求項7)。
上記の浴室用空調機は、浴槽に水が入っていることを検
知する浴槽水検知手段を備えており、人が浴室に入室し
ている可能性がある浴槽に水が入っている状態でオゾン
発生器が停止される。
調機において、浴室内空気を浴室外に排気する換気ファ
ンを付設し、オゾン発生器が作動している状態で人検知
手段が検知状態となった場合に換気ファンを作動させる
処理をコントローラに付加することも好ましい(請求項
8)。上記の浴室用空調機は、オゾン発生器が作動して
いる状態で人検知手段が検知状態となった場合に、換気
ファンが作動してオゾンを含んだ空気が浴室外へ排気さ
れる。このため、浴室のオゾン濃度を急速に低下させる
ことができ、オゾンが人体に健康上の悪影響を与えるこ
とがより防止される。
調機において、音発生手段を付設し、オゾン発生器が作
動している状態で人検知手段が検知状態となった場合に
音発生手段を作動させる処理をコントローラに付加する
ことも好ましい(請求項9)。上記の浴室用空調機は、
オゾン発生器が作動している状態で人検知手段が検知状
態となった場合に、音発生手段が作動する。このため、
浴室に入室した人にオゾンが存在していることを認知さ
せることができる。オゾンが存在していることを認知し
た人は浴室から退出するので、オゾンが人体に健康上の
悪影響を与えることが防止される。
換気ファンが所定時間作動後、人検知手段が非検知状態
である場合にオゾン発生器を再作動させる処理をコント
ローラに付加することも好ましい(請求項10)。上記
の浴室用空調機は、換気ファンが所定時間作動後、人検
知手段が非検知状態である場合にオゾン発生器が再作動
される。すなわち、換気ファンが所定時間作動して浴室
のオゾンが浴室外に排出された後、人検知手段が非検知
状態である場合には、オゾン発生器が再作動される。こ
のため、浴室が効率的に殺菌される。
用空調機の一種である暖房機に適用した第1実施形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。最初に、暖房機
10およびその周辺装置の構成と動作を簡単に説明す
る。図1に示されているように、暖房機10は浴室12
の天井14に設置される。浴室12の内部には、入浴の
ためのバスタブ16や、衣類17を掛けるためのパイプ
18が設けられている。屋外に設置されている給湯器2
2は、ガスの燃焼熱で水を加熱して温水とする。この温
水は、給湯器22に内蔵されているポンプ(図示省略)
によって加圧され、供給配管23を通って暖房機10に
送られる。暖房機10は、浴室12から吸い込んだ空気
を給湯器22から送られてきた温水で加熱して温風と
し、浴室12に戻す。浴室12に戻された温風によって
浴室12は暖房、乾燥される。暖房機10で空気を加熱
したために温度が低下した温水は、戻り配管24を通っ
て給湯器22に戻される。給湯器22に戻された温水
は、再び加熱されて暖房機10に送られる。すなわち、
温水は、給湯器22と暖房機10との間を循環する。ま
た、暖房機10は、浴室12の空気を吸い込み、換気ダ
クト28を通して屋外へ排気する機能を有している。
7が取り付けられている。リモコン27は、使用者が操
作して暖房機10に指示信号を出力する操作端末である
とともに、暖房機10の運転状態を表示する機能も有し
ている。リモコン27と暖房機10に内蔵されているコ
ントローラ38(後述する)との間は信号線29によっ
て結ばれている。また、コントローラ38と給湯器22
との間は信号線25によって結ばれている。暖房機10
のコントローラ38と給湯器22は、相互の運転状況を
信号線25を介して伝達し、給湯器22は暖房機10の
運転状態に合わせて適切に運転される。なお、図示は省
略しているが、暖房機10や給湯器22には、これらを
駆動するための電力がブレーカや電気配線を経由して外
部から供給されている。
ながら説明する。暖房機10は、暖房ファン32、熱交
換器34、換気ファン36、コントローラ38、オゾン
発生器44、人物検知センサ42等を内蔵している。暖
房機10の下面に、空気吸い込み口43と空気吹き出し
口46が開口している。空気吸い込み口43と空気吹き
出し口46には、それぞれに複数の板状のフィンが並ん
だルーバー(43a、46a)が設けられている。空気
吸い込み口43のルーバ43aは固定されているが、空
気吹き出し口46のルーバー46aは、リモコン27か
らの操作によって図示しない機構に駆動されてその方向
が変化する。ルーバー46aの方向が変化すると、空気
吹き出し口46から吹き出される空気の方向が変わり、
浴室12のさまざまな場所に空気が吹き出される。
えており、空気と温水との間で熱交換を行う機能を有し
ている。給湯器22から供給配管23を通って送られて
きた温水は、熱交換器34の温水流路を通過する。暖房
機10の内部には、矢印47で示されているように空気
吸い込み口43から熱交換器34の空気流路、暖房ファ
ン32、空気吹き出し口46までを連通する空気流路が
形成されている。熱交換器34の空気流路を通過する空
気は、温水流路を通過する温水に加熱されて温風とな
る。暖房ファン32は、電動モータ32aによって回転
駆動され、空気吹き出し口46の方向に空気を送風す
る。また、矢印48で示されているように、空気吸い込
み口43から換気ファン36、換気ダクト28を経て屋
外までを連通する空気流路が形成されている。換気ファ
ン36は、電動モータ36aに回転駆動され、換気ダク
ト28の方向に空気を送風する。
気吹き出し口46との間に設けられている。オゾン発生
器44は、対向して配置された電極板間に高電圧を印加
して放電を起こし、電極板間の空気からオゾンを発生さ
せる。人物検知センサ42は、暖房機10の下面に装着
されている。人物検知センサ42は、種々のタイプのも
のが知られているが、例えば、CCD(複数の受光素子
が光を受けて反応することにより、検知対象領域を画像
として認識するセンサ)が認識する画像の動きや、人物
が放出する赤外線を人物の存在として検知し、これを電
気信号として出力する。コントローラ38は、CPU、
RAM、ROM、入力処理回路、出力処理回路等から構
成されており、入力信号を所定のプログラムに従って処
理し、制御信号として出力する。このコントローラ38
には、信号線52を経由して人物検知センサ42からの
検知信号、および信号線29を経由してリモコン27か
らの指示信号が入力される。コントローラ38からは、
暖房ファン32、換気ファン36、オゾン発生器44に
対して制御信号が出力されるとともに、リモコン27へ
は暖房機10の運転状態信号が出力される(コントロー
ラ38と暖房ファン32、コントローラ38と換気ファ
ン36との間の信号線は、図示を省略している)。
気」、「殺菌」の各運転モードで運転される。以下、こ
れらの運転モードでの暖房機10の運転動作について図
2を参照しながら説明する。 (暖房モード) 熱交換器34に温水が供給され、暖房
ファン32が作動する。暖房ファン32が作動すると、
空気吸い込み口43から浴室12の空気が吸い込まれ、
熱交換器34の空気流路を通過する。熱交換器34の空
気流路を通過する空気は、給湯器22から供給されて温
水流路を通過している温水に加熱されて温風となる。熱
交換器34に加熱されて温風となった空気は、空気吹き
出し口46から浴室12に戻され、浴室12を暖房す
る。浴室12が暖房されていると、冬季のように気温が
低い状態であっても、入浴者は快適に入浴することがで
きる。
2や、浴室12に収容された衣類17を乾燥するために
用いられる。この乾燥モードでは、上述した暖房モード
での熱交換器34と暖房ファン32の作動に加えて、換
気ファン36が作動する。換気ファン36が作動する
と、空気吸い込み口43から浴室12の空気が吸い込ま
れ、換気ダクト28を経由して屋外に排気される。換気
ファン36の作動によって浴室12の空気が屋外に排気
されると、浴室12に湿気がこもることがない。このた
め、浴室12内は高温、かつ低湿度の状態となり、浴室
12や衣類17が乾燥される。
動する。換気ファン36が作動すると、浴室12内の空
気が屋外に排気され、浴室12の換気が行われる。浴室
12が換気されると、浴室12内に湿気がこもることが
防止される。換気モードでの暖房機10の運転は、浴室
12内の湿度が高くなっている入浴後に行うことが効果
的である。
給されない状態で、暖房ファン32とオゾン発生器44
が作動する。オゾン発生器44が作動すると、暖房ファ
ン32が送風する空気中にオゾンが発生される。このた
め、オゾンを含んだ空気が空気吹き出し口46から浴室
12に吹き出される。オゾンを含んだ空気が浴室12に
吹き出されると、浴室12の殺菌(浴室12の殺菌や脱
臭、衣類17の殺菌や脱臭や漂白)が行われる。暖房機
10が殺菌モードで運転中に、人物検知センサ42が浴
室12内に人物の存在を検知すると、コントローラ38
からの制御信号によってオゾン発生器44の作動は停止
され、同時に換気ファン36が作動する。また、リモコ
ン27に設けられているブザー76から警報音が発せら
れる(ブザー76については後述する)。よって、浴室
12内の空気中のオゾン濃度は急速に低下するととも
に、ブザー76からの警報音によって人物は浴室12に
オゾンが発生されていたことを認識し、浴室12から退
室する。また、浴室12に人物が入室している状態で、
暖房機10を殺菌モードで運転しようとしても、人物検
知センサ42が人物の存在を検知するので、暖房機10
は運転を開始しない。このようにして、暖房機10が浴
室12に吹き出すオゾンが人体に健康上の悪影響を与え
ることが防止され、オゾンを利用する殺菌を安全に行う
ことができる。なお、人物検知センサ42が人物の存在
を検知してオゾン発生器44の停止と換気ファン36の
作動が行われてから所定時間経過後(例えば、10分
間)、人物検知センサ42が人物の存在を検知しない場
合には、オゾン発生器44を再作動させてもよい。ま
た、上述した換気ファン36の作動において、その作動
時間は、浴室12の容積やオゾン濃度に応じて設定でき
るようにしてもよい。このように構成することにより、
換気ファン12を不要に作動させるという無駄が防止で
きる。
る。矩形板状の外形に形成されているリモコン27は、
図3に示されているように、その上半分に液晶画面62
が装着されている。リモコン27の下半分には、使用者
が押して操作する、暖房ボタン66、乾燥ボタン67、
換気ボタン68、左殺菌ボタン63、右殺菌ボタン6
4、タイマーボタン72、プラスボタン73、マイナス
ボタン74が配置されている。またリモコン27の左下
には、警報音を発するブザー76が設けられている。
タン68は、それぞれが押されると、暖房機10が暖房
モード、乾燥モード、換気モードで運転される。左殺菌
ボタン63、右殺菌ボタン64が同時に押されると、暖
房機10が殺菌モードで運転される。これらのボタンが
押されて、暖房、乾燥、換気、殺菌の各モードで暖房機
10が運転されると、液晶画面62の左側に設けられて
いる、暖房62a、乾燥62b、換気62c、殺菌62
dの各表示が明るく表示され、その運転モードで暖房機
10が運転されていることを使用者に認識させる。プラ
スボタン73とマイナスボタン74は、暖房機10の運
転時間であるタイマー時間の設定値を増減するためのボ
タンである。タイマーボタン72は、設定されたタイマ
ー時間を決定するために用いられる。設定されたタイマ
ー時間は、液晶画面62に表示される(図3において
は、2時間30分(62e)が表示された状態が図示さ
れている)。ブザー76は、上述したように、暖房機1
0が殺菌モードで運転中に、人物検知センサ42が人物
の存在を検知した場合に警報音を発生する。
として、殺菌モードで暖房機10が運転される場合につ
いて説明する。まず最初に、プラスボタン73あるいは
マイナスボタン74を何回か押し、液晶画面62に表示
されるタイマー時間62eを確認しながら所望する運転
時間(殺菌時間)を設定する。プラスボタン73とマイ
ナスボタン74は、1回押される毎にタイマー時間を1
0分間ずつ増加、あるいは減少させる。所望のタイマー
時間に設定したならば、タイマーボタン72を押してタ
イマー時間を決定する。次に左殺菌ボタン63と右殺菌
ボタン64を同時に押すと、暖房機10は殺菌モードで
運転を開始する。リモコン27の表面には、左殺菌ボタ
ン63と右殺菌ボタン64を同時に押さなければならな
いことを使用者に喚起する「同時押し」の文字75が表
記されている。このように、暖房機10を殺菌モードで
運転させるためには、左殺菌ボタン63と右殺菌ボタン
64を同時に押す手間のかかる操作が必要である。この
ため、リモコン27が誤って操作されて、人体に悪影響
を与える可能性のあるオゾンが不用意に発生してしまう
ことが防止される。殺菌モードで暖房機10が運転され
ると、時間の進行とともに液晶画面62に表示されるタ
イマー時間62eは減少して行き、タイマー時間が経過
すると運転が停止される。
0を殺菌モードで運転する場合には、タイマーボタン7
2でタイマー時間を決定せずに、左殺菌ボタン63と右
殺菌ボタン64を同時に押す操作を行う。また、タイマ
ー時間が経過する前、あるいはタイマー時間を設定しな
い状態で運転されている暖房機10を停止させる場合に
は、左殺菌ボタン63または右殺菌ボタン64を単独で
押せば、その運転は停止される。すなわち、容易な操作
で暖房機10の殺菌モード運転を停止させることができ
る。
に係る暖房機80について説明する。なお、第1実施形
態と重複する説明は省略し、本第2実施形態として特徴
的な部分についてのみを述べる。本第2実施形態の暖房
機80は、第1実施形態の暖房機10が備えている人物
検知センサ42に代えて、扉センサ84を有している。
扉センサ84は、図4に示されているように、浴室12
の壁面12cに固定されている。扉センサ84は信号線
85を介して暖房機80のコントローラ38と結ばれて
いる。扉センサ84は、伸縮するプランジャ84aを有
しており、プランジャ84aが押し込まれると電気的に
オンとなる。プランジャ84aは、押し込まれる力が加
わらないと伸展し、扉センサ84はオフになる。そし
て、扉センサ84は、図4に示されているように、扉1
2aが閉じられている状態では、プランジャ84aが扉
外面12bに押し込まれてオンとなる。扉12aは、図
4の左方向に開放される。扉12aが開放されると、扉
センサ84のプランジャ84aは伸展し、扉センサ84
はオフとなる。すなわち、扉センサ84は、扉12aが
開放されているか、閉止されているかを電気的なオン/
オフとして判別し、このオン/オフ信号をコントローラ
38に出力する。
で運転中に扉センサ84が扉12aの開放を検知する
と、コントローラ38からの制御信号によってオゾン発
生器44の作動は停止され、同時に換気ファン36が作
動し、リモコン27のブザー76が警報音を発する。ま
た、扉センサ84が扉12aの開放を検知している状態
で、暖房機80を殺菌モードで運転しようとしても、暖
房機80は運転を開始しない。このようにして、オゾン
が人体に健康上の悪影響を与えることが防止され、オゾ
ンによる殺菌を安全に行うことができる。
ついて詳細に説明したが、これは例示に過ぎず、本発明
は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形
態で実施することができる。例えば、殺菌モードが誤操
作によって開始されてしまうのを防止する手段は、必ず
しも上述した第1実施形態に記載したような、2つのボ
タンの同時押し操作に限られるものではなく、以下の構
成のスイッチやボタンによっても実現することができ
る。 (1)殺菌スイッチは、所定時間継続して操作しないと
(例えば、押し続けないと)オンにならず、殺菌運転は
開始されない。 (2)殺菌スイッチは、所定時間内に複数回(例えば2
秒間に3回)操作されないとオンにならず、殺菌運転は
開始されない。 (3)複数の殺菌スイッチを設け、これらの殺菌スイッ
チを所定の順番で操作しないと殺菌運転が開始されな
い。 (4)殺菌スイッチにカバーを設け、このカバーを開け
ないと殺菌スイッチを操作できない構成とする。 (5)殺菌スイッチは、他のスイッチと離れた位置に配
置する。このように構成すると、他のスイッチを操作す
る際に誤って殺菌スイッチを操作してしまうことが防止
される。 (6)殺菌スイッチは、他のスイッチと形状と異なった
形状とし、操作者に殺菌スイッチの操作であることを喚
起する(例えば、殺菌スイッチを他のスイッチよりも大
きくしたり、凹凸形状を設けたりする)。 (7)複数の殺菌スイッチを、両手を用いないと操作で
きない離れた位置に配置する。これらの殺菌スイッチを
同時に操作しないと、殺菌モードでの運転が開始されな
い。
いることを強く喚起するために、以下のように構成して
もよい。 (8)リモコンの画面表示は、殺菌モードで運転されて
いることの表示を、他のモードのそれよりも、大きく、
あるいは明るく、あるいは点滅させ、あるいは太文字と
する。 (9)殺菌モードで運転中は、殺菌スイッチを光らせ
る、あるいは光りを点滅させる。 (10)殺菌モードで運転中は、音(ブザー音、メロデ
ィ、音声 等)を発生させる。
れたことを検知する電灯オン検知手段を備えており、人
が浴室に入室している可能性のある電灯がオンにされて
いる状態でオゾン発生器が停止されてもよい。電灯オン
検知手段は、電灯スイッチに連動するオン/オフスイッ
チ等を用いることにより実現できる。
る光検知手段を備えており、人が浴室に入室している可
能性のある浴室が明るい状態でオゾン発生器が停止され
てもよい。光検知手段は、光センサ等を用いることによ
り実現できる。
検知手段を備えており、人が浴室に入室している可能性
のある浴室で音が発生している状態でオゾン発生器が停
止されてもよい。音検知手段は、マイクロフォン等を用
いることにより実現できる。
ことを検知する浴槽水検知手段を備えており、人が浴室
に入室している可能性のある浴槽に水が入っている状態
でオゾン発生器が停止されてもよい。浴槽水検知手段
は、水圧センサを浴槽内に設ける等により実現できる。
温度センサを備えており、暖房機が運転されても浴室の
温度上昇が少ないときには、オゾン発生器が停止されて
もよい。暖房機運転時に浴室温度の上昇が少ないのは、
浴室内に人が入室して浴室の扉が開かれている可能性が
あるので、上記のように構成することにより、殺菌用の
オゾンが人体に悪影響を与えるのを防止できるととも
に、浴室からのオゾンの漏れも防止できる。なお、オゾ
ン発生器が停止された後に浴室の温度が上昇した場合に
は、扉が閉じられたと判断できるので、再度オゾンを発
生させてもよい。
温度センサを備えており、暖房機が運転されている状態
で浴室の温度が低下した場合には、オゾン発生器が停止
されてもよい。暖房機運転中に浴室の温度が低下するの
は、浴室内に人が入室して浴室の扉が開かれた可能性が
あるので、上記のように構成することにより、オゾンが
人体に悪影響を与えるのを防止できるとともに、浴室か
らのオゾンの漏れも防止できる。なお、オゾン発生器が
停止された後に浴室の温度が上昇した場合には、扉が閉
じられたと判断できるので、再度オゾンを発生させても
よい。
状態の斜視図
状態の断面図
面 14:天井 16:バスタブ 17:衣類 18:パイプ 22:給湯器 23:供給配管 24:戻り配管 25:信号線 27:リモコン 28:換気ダクト 29:信号線 32:暖房ファン、32a:電動モータ 34:熱交換器 36:換気ファン、36a:電動モータ 38:コントローラ 42:人物検知センサ 43:空気吸い込み口、43a:ルーバー 44:オゾン発生器 46:空気吹き出し口、46a:ルーバー 47、48:空気の流れ方向を示す矢印 52:信号線 62:液晶画面、62a:暖房表示、62b:乾燥表
示、62c:換気表示、62d:殺菌表示、62e:タ
イマー時間表示 63:左殺菌ボタン 64:右殺菌ボタン 66:暖房ボタン 67:乾燥ボタン 68:換気ボタン 72:タイマーボタン 73:プラスボタン 74:マイナスボタン 76:ブザー 80:暖房機 84:扉センサ、84a:プランジャ 85:信号線
Claims (10)
- 【請求項1】 空気を加熱する熱源器と、浴室から空気
を吸い込んで熱源器を通過させた後に浴室に戻す暖房フ
ァンと、浴室に戻る空気中にオゾンを発生させるオゾン
発生器と、浴室に人が入室していることを検知する人検
知手段と、人検知手段とオゾン発生器に接続されたコン
トローラを備えており、 そのコントローラは人検知手段が人を検知した場合にオ
ゾン発生器を停止させることを特徴とする浴室用空調
機。 - 【請求項2】 人検知手段として浴室に人物が入室して
いることを検知する人物検知センサを備えており、コン
トローラは人物検知センサが人物を検知した場合にオゾ
ン発生器を停止させることを特徴とする請求項1に記載
の浴室用空調機。 - 【請求項3】 人検知手段として浴室の扉の開放を検知
する扉センサを備えており、コントローラは扉センサが
扉の開放を検知した場合にオゾン発生器を停止させるこ
とを特徴とする請求項1に記載の浴室用空調機。 - 【請求項4】 人検知手段として浴室の電灯スイッチが
オンにされたことを検知する電灯オン検知手段を備えて
おり、コントローラは電灯オン検知手段がオンにされた
ことを検知した場合にオゾン発生器を停止させることを
特徴とする請求項1に記載の浴室用空調機。 - 【請求項5】 人検知手段として浴室の明るさを検知す
る光検知手段を備えており、コントローラは光検知手段
が浴室が明るいことを検知した場合にオゾン発生器を停
止させることを特徴とする請求項1に記載の浴室用空調
機。 - 【請求項6】 人検知手段として浴室の音を検知する音
検知手段を備えており、コントローラは音検知手段が音
を検知した場合にオゾン発生器を停止させることを特徴
とする請求項1に記載の浴室用空調機。 - 【請求項7】 人検知手段として浴槽に水が入っている
ことを検知する浴槽水検知手段を備えており、コントロ
ーラは浴槽水検知手段が浴槽に水が入っていることを検
知した場合にオゾン発生器を停止させることを特徴とす
る請求項1に記載の浴室用空調機。 - 【請求項8】 浴室内空気を浴室外に排気する換気ファ
ンを付設し、オゾン発生器が作動している状態で人検知
手段が検知状態となった場合に換気ファンを作動させる
処理をコントローラに付加したことを特徴とする請求項
1〜7のいずれかに記載の浴室用空調機。 - 【請求項9】 音発生手段を付設し、オゾン発生器が作
動している状態で人検知手段が検知状態となった場合に
音発生手段を作動させる処理をコントローラに付加した
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の浴室
用空調機。 - 【請求項10】 換気ファンが所定時間作動後、人検知
手段が非検知状態である場合にオゾン発生器を再作動さ
せる処理をコントローラに付加したことを特徴とする請
求項8に記載の浴室用空調機。
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-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001131045A patent/JP3782315B2/ja not_active Expired - Fee Related
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