JP2002372252A - 浴室暖房機 - Google Patents

浴室暖房機

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JP2002372252A
JP2002372252A JP2001182284A JP2001182284A JP2002372252A JP 2002372252 A JP2002372252 A JP 2002372252A JP 2001182284 A JP2001182284 A JP 2001182284A JP 2001182284 A JP2001182284 A JP 2001182284A JP 2002372252 A JP2002372252 A JP 2002372252A
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Japan
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temperature
heating
bathroom heater
heating mode
amount
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Application number
JP2001182284A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Haraga
一博 原賀
Toru Hirose
徹 廣瀬
Yoshihiro Ogami
芳浩 大神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が入浴中に使用する暖房モード時にお
いても、浴室の条件に最適な温度の温風を供給でき、快
適に入浴できる浴室暖房機を提供することを目的する。 【解決手段】 第2の暖房モードとしての入浴中暖房運
転に変更すると、制御部31は循環用送風手段35を制
御して吹出口9から吹出される温風の量を、それまでの
第1の暖房モードの時に比べ少なく(強→中)する。温
風の量が少なくなると、吹出口9からの吹出温度はさら
に上昇し、吹出温度が所定温度h(例えば90度)にな
った時間Tの時点で、ヒータ101の通電をOFFして
加熱手段としての発熱量を低下させて吹出温度が低下さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の暖房等を行
う浴室暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浴室暖房機としては、暖
房運転モードとして、浴室内に供給する温風の量が多い
第1の暖房モードと、浴室内に供給する温風の量が少な
い第2の暖房モードを備え、第1の暖房モードは温風の
量が多く浴室を迅速に暖めることができるため主に使用
者の入浴前に行なわれ、第2の暖房モードは温風に量が
少なく、運転音が静かで温風が直接入浴者にあたること
による肌寒さを和らげるため、主に使用者の入浴中に行
うものが知られている。このとき、第2の暖房モード時
の温風の量を少なくすると吹出温度が上昇するため、こ
の温風の量は実験などにより安全上好ましい量に予め定
められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成においては、使用者が入浴中に使用する第2の暖房
モードにおいては上述したような実験などにより定めら
れた1つのモードしか備えておらず、例えば、想定した
条件よりも広い在来工法の浴室や外気温度が低い場合は
吹出温度も低くなるために浴室内の雰囲気温度が上がら
ず、浴室内が十分に暖まらないという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、使用者が入浴中に使用す
る暖房モード時においても、浴室の条件に最適な温度の
温風を供給でき、快適に入浴できる浴室暖房機を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその作用・効果】上記
目的を達成するために、本発明においては、浴室内の雰
囲気を加熱する加熱手段と、前記加熱した温風を吹出口
から浴室内に送風するための送風手段と、前記加熱手段
及び送風手段を制御する制御部とを備えた浴室暖房機に
おいて、前記浴室内に温風を供給する第1の暖房モード
と、前記第1の暖房モードが供給する温風の量よりも少
ない温風を供給する第2の暖房モードとを備え、前記制
御部は、前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段の
発熱量を複数に切替え可能であることを特徴とした。従
って、制御部により第2の暖房モード時には浴室の広さ
や保温性、外気温度の条件に合った最適な発熱量に適宜
切替えることができるので、使用者は快適な温度で入浴
することができる。
【0006】具体的には、前記制御部は、前記吹出口か
ら供給される温風の吹出温度に応じて前記第2の暖房モ
ードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切替え可能
とした。従って、第2の暖房モードで温風の量を少なく
しても吹出温度が低い場合には安全上問題のない範囲ま
で加熱手段の発熱量が高くなるように制御するので浴室
内の雰囲気温度を上げることができ、吹出温度が高い場
合には加熱手段の発熱量を低く切替えるように制御する
ので安全上問題のない範囲まで下げることが可能にな
り、浴室内の温度が常に快適な温度にすることできる。
【0007】また、浴室暖房機が吸込む浴室内の雰囲気
の吸込温度は、浴室内の雰囲気温度が上昇するにつれ高
くなり、広い浴室や、浴室に窓があり保温性のない浴
室、また、外気温度が低い場合などには浴室の雰囲気温
度の上昇も少ないため、吸込温度もそれほど上昇しな
い。
【0008】そこで、本発明の好適な実施形態は、前記
温風の風路内に温度検出手段を設けるとともに、前記制
御部は、前記温度検出手段の検出温度に応じて前記第2
の暖房モードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切
替え可能にした。従って、制御部は吸込温度を監視する
ことで浴室内の雰囲気温度を推測することができ、現在
の浴室内の雰囲気温度に応じて最適な発熱量に切替える
ことができる。または、前記温風の風路内に温度検出手
段を設けるとともに、前記制御部は、前記温度検出手段
の検出温度に応じて前記第2の暖房モードにおける前記
加熱手段の発熱量を複数に切替え可能としてもよく、温
風の経路としての風路内の温風温度の検出温度に応じて
最適な発熱量に切替えることで上記と同様の効果が得ら
れる。
【0009】また、別の実施形態として、前記浴室内の
雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段を設けるとと
もに、前記制御部は、前記雰囲気温度検出手段の検出温
度に応じて前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段
の発熱量を複数に切替え可能な構成とすれば、直接浴室
内の雰囲気温度を検出できるのでより一層確実な制御が
可能になる。
【0010】具体的には、前記制御部は、上記吹出温度
又は検出温度、雰囲気温度あるいは吸込温度が所定値に
なったときに、前記発熱量を低下するように前記加熱手
段を制御するように構成したので、安全上問題ない範囲
までは加熱能力を最大限発揮することができ、上記各温
度が所定温度になったときに発熱量を低下させるので安
全で快適な入浴を実現できる。そして前記制御部は、前
記吹出温度又は検出温度、雰囲気温度、あるいは吸込温
度が所定温度になったときには前記循環用送風手段によ
り前記温風の量を多くし、前記温風の量が所定量になっ
たときに前記発熱量を低下するように前記加熱手段を制
御するよう構成すれば、発熱量をなるべく下げることな
く制御できるので加熱能力を最大限発揮できる時間が更
に長くなり浴室内の雰囲気温度を適温に維持できる。ま
た、温風の量が一定量以上になると発熱量を下げるので
温風の量が多すぎて騒音が大きくなったり、温風が直接
肌に当たることによる肌寒さを防ぐことができる。
【0011】更には前記浴室外の外気温度を検出する外
気温度検出手段を設けるとともに、前記制御部は、前記
外気温度検出手段の検出温度に応じて前記第2の暖房モ
ードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切替え可能
とした。この場合、具体的には前記制御部は、前記外気
温度が所定温度以下のときは第1の発熱量で、それ以外
のときは前記第1の発熱量よりも低い第2の発熱量に切
替える。また、運転開始からの吹出温度の上昇度合い
も、浴室に広さや浴室の保温性、外気温度により異な
る。すなわち、浴室の保温性が悪く、外気温度が低い場
合には上昇温度の変化量が少なくなるため、吹出温度の
変化量を監視すれば現在の浴室内の雰囲気温度を間接的
に検出することができる。そこで、本発明の実施形態に
おいては、前記第1の暖房モードにおける温風の前記吹
出口からの吹出温度の単位時間あたりの変化量に応じて
前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段の発熱量を
複数に切替え可能とした。この場合、具体的には前記制
御部は、前記外気温度の場合と同様に、変化量が所定温
度以下のときは第1の発熱量で、それ以外のときは前記
第1の発熱量よりも低い第2の発熱量に切替える。
【0012】更に別の実施形態としては、前記第1の暖
房モード及び第2の暖房モードをスイッチ操作により遠
隔操作するコントローラを設けるとともに、前記制御部
は、特定のスイッチ操作により前記第2の暖房モードに
おける前記加熱手段の発熱量を複数に切替え可能とし
た。従ってこの場合、使用者、すなわち入浴者がコント
ローラにて操作すれば第2の暖房モードに切替えること
ができ、入浴者の好みに応じた暖房モードを選択するこ
とができる。コントローラの操作の具体的な実施形態と
しては、異なる複数のスイッチの同時押し操作や、特定
のスイッチの所定時間連続押し操作により前記第2の暖
房モードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切替え
可能とした。
【0013】更に、制御部の別の実施形態として、前記
制御部は、第2の暖房モード開始後所定時間T経過した
時点で前記加熱手段の発熱量を切替える構成とした。従
ってこの場合、上述した温度検出手段を省略でき、安価
な構成で上記と同様の効果を実現できる。このとき所定
時間Tは使用者、すなわち入浴者が任意に設定できる構
成とすれば、好みに応じて発熱量を切替える時間設定が
可能になり使い勝手が向上する。
【0014】また、発熱量を下げると温風の吹出温度も
低下するため、この温風が入浴者にあたると冷たく感じ
て不快になることが考えら、温風の量も少なくすること
が望ましい。そこで本発明においては、前記制御部は、
前記第2の暖房モードにおける前記発熱量の切替に応じ
て、前記温風の量も同時に切替える構成にした。具体的
には、前記第2の暖房モードは、前記発熱量を低く切替
えたときには、温風の量を少なくする。
【0015】発熱量を切替える方法として本発明の実施
形態としては、複数の電気ヒータを設け、前記制御部は
第2の暖房モードは、通電する前記電気ヒータの数を少
なくすることで発熱量を切替えるので、構造のみならず
電気的にも容易に構成することができる。
【0016】また、前記第2の暖房モードは第1の暖房
モードに比べて前記発熱量を小さく構成すれば、入浴前
の暖房運転時には冷えている浴室を短時間で暖め、入浴
中の暖房運転時には消費電力を抑えて浴室内の温度を維
持する構成が可能となる。
【0017】この、第1の暖房モードから第2の暖房モ
ードへの切替えは、前記第1の暖房モードの運転開始後
所定時間t経過した時点で第2の暖房モードに切り替わ
る構成にすれば、入浴者の手を煩わせることなく、自動
的に切り替わることができ、更に、前記所定時間tは、
スイッチにより遠隔操作するコントローラにて設定可能
とすれば、浴室の広さや季節に応じて最適な所定時間を
入浴者が任意に操作できるので、快適な入浴が可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態に係る浴室暖
房機の概略図である。
【0020】本発明の浴室暖房機は、浴室1の屋内に面
した側壁1aに取付けられた室内機3と、開口した壁1
aの開口孔に不燃性の排気ダクト11を介して屋外に面
した側壁1aに取付けられた室外機5と、浴室1と脱衣
室7との境界壁7aの脱衣室7側に設けられ、浴室暖房
機を遠隔操作するコントローラ4とから構成され、コン
トローラ4から発信する無線電波を、室外機5に設けら
れた後述する制御部が受信することによって通信し、動
作を制御する。また、室内機3の下方には、浴室1内へ
温風等を吹出すための吹出口9が設けられている。
【0021】なお、電波としては特定小電力電波を用い
るとよく、家屋の構造物として使用されている鉄筋やラ
スボード、アルミ箔などがあっても確実に通信すること
ができる。
【0022】また、本発明における浴室暖房機は主に浴
室1内の雰囲気(空気)を換気用送風手段により屋外に
排気する換気運転機能、浴室1内の雰囲気を吸込んで後
述する加熱手段により加熱し、その加熱した雰囲気を再
び循環用送風手段により吹出口9から温風として浴室1
内に戻す暖房運転機能を備え、暖房運転機能には第1の
暖房モードと、第1の暖房モードよりも吹出口9からの
温風の量を少なくした第2の暖房モードを有する。更に
本発明における浴室暖房機は、浴室1内の雰囲気を吸込
んで加熱手段により加熱し、その加熱した雰囲気を再び
循環用送風手段により吹出口9から温風として浴室1内
に戻すと同時に、浴室1内の湿った雰囲気を換気用送風
手段により屋外に排気する乾燥運転機能、浴室1内の雰
囲気を吸込んで、その雰囲気をそのまま循環用送風手段
により吹出口9から浴室1内に戻すと同時に、浴室1内
の湿った雰囲気を換気用送風手段により屋外に排気する
涼風運転機能をも有する。これらの各運転は、使用者に
よってコントローラ4の操作により開始される。
【0023】ここで、暖房運転機能を果たす循環用送風
手段及び加熱手段は室内機3に、換気運転機能を果たす
換気用送風手段は室外機5にそれぞれ備えられている。
【0024】図2は、コントローラ4の一実施形態を示
す正面図である。
【0025】コントローラ4は、内部に電池収納部(図
示しない)を備えており、電池により電源を供給する。
そして、コントローラ4には、前述した浴室暖房機3の
各運転を途中で停止させるための止スイッチ53、暖房
運転を開始するための暖房スイッチ55、涼風運転を開
始するための涼風スイッチ57、換気運転を開始するた
めの換気スイッチ59、乾燥運転を開始するための乾燥
スイッチ61、各運転の運転時間を設定するための増減
スイッチ63、増減スイッチ63で設定された運転時間
や、浴室暖房機3の現在の運転状況を表示する表示部5
1が備えられている。
【0026】なお、暖房スイッチ55を1度オン操作す
ると第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転、更に押
すと第2の暖房モードとしての入浴中暖房運転が開始さ
れ、以後、暖房スイッチ55を押すたびに、入浴前暖房
運転、入浴中暖房運転に変更することができる。ここ
で、第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転から第2
の暖房モードとしての入浴中暖房運転へは予め設定され
た時間になると自動的に切り替わるように構成してもよ
い。この際、この設定時間は使用者の好みに応じてコン
トローラ4の増減スイッチ63を使って時間を変更する
構成となる。
【0027】また、表示部51にはLEDなどによりバ
ックライト機能を備えており、上記で説明した各々のス
イッチを押してから所定時間内(例えば10秒間)、あ
るいは、コントローラ4が浴室暖房機3から信号を受信
してから所定時間内、バックライトにより表示部51全
体が点灯し、周りが暗い場合にも使用者にとって操作状
況が容易に確認することができるようになっている。
【0028】ここで、表示部51には電波の到達感度を
示す表示をさせてもよく、その到達感度の表示によりコ
ントローラ4を設置する際に到達感度のよい位置を探し
て取付けることができる。
【0029】図3は、本発明の一実施形態に係る制御ブ
ロック図である。
【0030】本発明における浴室暖房機の室内機3に
は、循環用送風手段35と、循環用送風手段35の吸込
口43から吸込んだ浴室内の雰囲気が吹出口9から吹出
される経路としての風路41を備えている。更に、風路
41内には、加熱手段として電気式ヒータ(例えばPT
Cヒータ)であるヒータ101とヒータ103が並列し
て設けられ、吹出口9には温風の吹出温度を検出するた
めの吹出温度検出手段40が設けられている。一方室外
機5には、浴室内の空気を吸い込み、屋外(図中矢印方
向)へ排出するための換気用送風手段37と制御部31
が設けられている。
【0031】制御部31は、循環用送風手段35、ヒー
タ101及びヒータ103、換気用送風手段37及び吹
出温度検出手段40と接続され、コントローラ4から発
信される電波信号を受信し、その受信内容に応じて循環
用送風手段35、換気用送風手段37、ヒータ101及
びヒータ103に制御信号を送る。また、吹出温度検出
手段40の検出温度を得て、その検出温度に応じて循環
用送風手段35、ヒータ101及びヒータ103に制御
信号を送る機能も有する。
【0032】具体的に制御部31は、コントローラ4か
ら第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転の指令を受
けると加熱手段としてのヒータ101及びヒータ103
両方に通電し、さらに循環用送風手段35を作動させ
る。次に、コントローラ4から第2の暖房モードとして
の入浴中暖房運転の指令を受けるとヒータ101及びヒ
ータ103両方に通電し、さらに循環用送風手段35を
第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転時に比べて温
風の量を少なくするために循環用送風手段35のファン
の回転数を下げて作動させる。また制御部31は、第2
の暖房モードとしての入浴中暖房運転中は、吹出温度検
出手段40の検出温度が所定温度(例えば90度)以上
になった場合には、加熱手段39のヒータ101への通
電を停止し、通電するヒータの本数を減らすことで発熱
量が低くなるように切替える。このとき、同時に循環用
送風手段35のファンの回転数を更に下げて温風の量を
少なくしてもよい。
【0033】また、コントローラ4から乾燥運転の指令
を受けると加熱手段39のヒータ101及びヒータ10
3に通電して循環用送風手段35を作動させ、同時に換
気用送風手段37を作動させる。さらに制御部31は、
換気運転の指令を受けると換気用送風手段37を作動さ
せ、また涼風運転の指令を受けると循環用送風手段35
及び換気用送風手段37を作動させる。
【0034】図4は、暖房運転時の吹出口9からの温風
の吹出温度を示すグラフである。
【0035】第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転
が開始されると、ヒータ101及びヒータ103に通電
ONされ、温風として吹出口9から供給される。吹出口
9からの吹出温度は時間が経過するにつれグラフに示す
ように上昇する。ここで、使用者がコントローラ4の操
作によって時間tのときに第2の暖房モードとしての入
浴中暖房運転に変更すると、制御部31は循環用送風手
段35を制御して吹出口9から吹出される温風の量を、
それまでの第1の暖房モードの時に比べ少なく(強→
中)する。温風の量が少なくなると、吹出口9からの吹
出温度はさらに上昇し、吹出温度が所定温度h(例えば
90度)になった時間Tの時点で、ヒータ101の通電
をOFFして加熱手段としての発熱量を低下させて吹出
温度が低下させる。ここで時間tは、コントローラ4の
増減スイッチ63で使用者が設定できるように構成し、
時間tになった時点て自動的に第2の暖房モードとして
の入浴中暖房運転に切替えるように構成してもよい。ま
た、時間t経過後の第2の暖房モードにおいて、発熱量
を低下させた時間T以降は吹出口9からの温風の量も同
時に切替えてもよく、発熱量を低下させたときには温風
の量も少なく(中→小)する。
【0036】なお図3、図4では、吹出温度検出手段4
0を用いて直接吹出温度を検出して第2暖房モード時に
発熱量を切替える方法について説明したが、図3で示し
た風路41内の適当な場所(例えば、ヒータ101とヒ
ータ103の間)に温度検出手段としてのサーミスタを
用いて間接的に吹出温度を検出する構成にして、第2の
暖房モードとしての入浴中暖房運転時にこのサーミスタ
の検出温度に応じて上述したような発熱量を切替えるよ
うにしてもよい。
【0037】あるいは、図3で示した循環用送風手段3
5の吸込口43に温度検出手段を設けて第2の暖房モー
ドとしての入浴中暖房運転時には浴室内の雰囲気の吸込
温度を検出して、この吸込温度が所定温度(例えば40
度)以上になったら上述したように発熱量を切替える構
成にしてもよいし、浴室内の雰囲気温度を検出する温度
検出手段を用いて、第2の暖房モードとしての入浴中暖
房運転時には浴室の雰囲気温度を検出して、この雰囲気
温度が所定温度(例えば40度)以上になったら上述し
たように発熱量を切替える構成にしてもよい。
【0038】さらに、浴室外(屋外)の外気温度を検出
する外気温度検出手段を図1で示した室外機5に設け
て、外気温度によって上述したように第2の暖房モード
としての入浴中暖房運転時の加熱手段の発熱量を切替え
るように構成してもよい。この際、外気温度が所定温度
以下の場合には、図4で示したヒータ101及びヒータ
103両方通電し、外気温度が所定温度よりも高い場合
はヒータ103のみ通電して発熱量が低くなるように切
替える構成にする。
【0039】更には以下図5で説明するように、第1の
暖房モードとしての入浴前暖房モード時の吹出温度の単
位時間あたりの変化量を用いてもよい。
【0040】第1の暖房モードとしての入浴前暖房運転
時は、図5で示したように温風の吹出温度は時間が経過
するにつれ上昇する。ここで、この吹出温度の単位時間
aあたりの変化量bは、外気温度や、浴室の保温性、浴
室の広さなど、様々な条件によって異なり、外気温度が
低い場合や、浴室の保温性が劣る場合、浴室が広い場合
には変化量bは少なくなる。このとき、変化量bが所定
値よりも少ない場合には、図4で示したヒータ101及
びヒータ103両方通電し、変化量bが所定値以上の場
合はヒータ103のみ通電して発熱量を切替えるように
構成する。
【0041】以上説明してきたように、本発明において
は吹出温度検出手段40をはじめ、吸込温度や浴室1内
温度、外気温度などの温度検出手段を用いて第2の暖房
モードとしての入浴中暖房運転時の発熱量を複数に切替
える構成について説明したが、上記以外の方法として、
使用者が図2で説明したコントローラ4の操作によって
第2の暖房モードとしての入浴中暖房運転時の発熱量を
複数に切替える構成としてもよい。すなわち、増減スイ
ッチ63の「+」、「―」スイッチを同時に押したとき
に第2の暖房モードとしての入浴中暖房運転時の発熱量
を複数に切替えるように構成してもよいし、暖房スイッ
チ55を所定時間(例えば3秒間)押しつづけることに
よって第2の暖房モードとしての入浴中暖房運転時の発
熱量を複数に切替えるように構成してもよい。
【0042】または、図4で示した時間Tを予め設定し
ておき、時間Tになると自動的に第2の暖房モードとし
ての入浴中暖房運転時の発熱量が低くなるように切替え
るように構成してもよい。この時間Tは、図2で示した
コントローラ4の操作で使用者が任意に設定変更できる
構成にしてもよい。
【0043】また、別の方法として、図6に示すように
第2の暖房モードに切替える時間tから吹出口9からの
温風の吹出温度がhになる時間T1のときに、発熱量は
切替えず循環用送風手段35により温風の量を増大させ
て吹出温度を下げるような制御を行ってもよい。すなわ
ち、第2の暖房モードが開始して吹出温度がhになった
時間T1になると、循環用送風手段35により温風の量
を増大(弱→中)させて吹出温度を低下させる。時間が
経過して再び吹出温度がhになる時間T2のときに更に
循環用送風手段35により温風の量を増大(中→強)さ
せて吹出温度を下げるような制御を行い、増大した温風
の量が一定以上(強)になったときに吹出温度がhにな
る時間T3のときに、ヒータ101の通電をOFFして
発熱量を下げるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室暖房機の概略
図。
【図2】コントローラ4の一実施形態を示す正面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る制御ブロック図。
【図4】浴室暖房機の一実施形態に係る構成図。
【図5】暖房運転時の吹出口9からの温風の吹出温度を
示すグラフ。
【図6】第1の暖房モード時の吹出温度の変化量を示す
グラフ。
【符号の説明】
1…浴室 4…コントローラ 9…吹出口 31…制御部 35…循環用送風手段 40…吹出温度検出手段 101、103…ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大神 芳浩 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA05 CC02 CC03 DD07 EE45 3L071 AA02 AB02 AC02 AE03 AF01 AF03 AG01 AG06 3L072 AA05 AB06 AC02 AD16 AE05 AF01 AF09 AG02 AG07

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室内の雰囲気を加熱する加熱手段と、
    前記浴室内の雰囲気を吸込むとともに前記加熱した温風
    を吹出口から浴室内に送風するための送風手段と、前記
    加熱手段及び送風手段を制御する制御部とを備えた浴室
    暖房機において、前記浴室内に温風を供給する第1の暖
    房モードと、前記第1の暖房モードが供給する温風の量
    よりも少ない温風を供給する第2の暖房モードとを備
    え、前記制御部は、前記第2の暖房モードにおける前記
    加熱手段の発熱量を複数に切替え可能であることを特徴
    とする浴室暖房機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記温風の吹出温度を検出する吹出温度検出手段を設ける
    とともに、前記制御部は、前記吹出温度検出手段の吹出
    温度に応じて前記第2の暖房モードにおける前記加熱手
    段の発熱量を複数に切替え可能であることを特徴とする
    浴室暖房機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記送風手段が浴室内から吸込む雰囲気の吸込温度を検出
    する吸込温度検出手段を設けるとともに、前記制御部
    は、前記吸込温度検出手段の検出温度に応じて前記第2
    の暖房モードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切
    替え可能であることを特徴とする浴室暖房機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記温風の風路内に温風温度検出手段を設けるとともに、
    前記制御部は、前記温風温度検出手段の検出温度に応じ
    て前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段の発熱量
    を複数に切替え可能であることを特徴とする浴室暖房
    機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記浴室内の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手段を
    設けるとともに、前記制御部は、前記雰囲気温度検出手
    段の検出温度に応じて前記第2の暖房モードにおける前
    記加熱手段の発熱量を複数に切替え可能であることを特
    徴とする浴室暖房機。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5記載の浴室暖房機におい
    て、前記制御部は、前記吹出温度又は温風温度検出温
    度、雰囲気温度、あるいは吸込温度が所定温度より高い
    ときには、前記加熱手段の発熱量を低下するように制御
    することを特徴とする浴室暖房機。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至5記載の浴室暖房機におい
    て、前記制御部は、前記吹出温度又は検出温度、雰囲気
    温度、あるいは吸込温度が所定温度より高いときには前
    記送風手段により前記温風の量を多くし、前記温風の量
    が所定量より多くなったときには前記発熱量を低下する
    ように前記加熱手段を制御することを特徴とする浴室暖
    房機。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記浴室外の外気温度を検出する外気温度検出手段を設け
    るとともに、前記制御部は、前記外気温度検出手段の検
    出温度に応じて前記第2の暖房モードにおける前記加熱
    手段の発熱量を複数に切替え可能であることを特徴とす
    る浴室暖房機。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の浴室暖房機において、前
    記第1の暖房モードにおける温風の前記吹出口からの吹
    出温度の単位時間あたりの変化量に応じて前記第2の暖
    房モードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切替え
    可能であることを特徴とする浴室暖房機。
  10. 【請求項10】 請求項8、9記載の浴室暖房機におい
    て、前記制御部は、前記外気温度が所定温度以下あるい
    は、前記吹出温度の単位時間あたりの変化量が所定量以
    下のときは第1の発熱量で、それ以外のときは前記第1
    の発熱量よりも低い第2の発熱量に切替えることを特徴
    とする浴室暖房機。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の浴室暖房機において、
    前記第1の暖房モード及び第2の暖房モードをスイッチ
    操作により遠隔操作するコントローラを設けるととも
    に、前記制御部は、特定のスイッチ操作により前記第2
    の暖房モードにおける前記加熱手段の発熱量を複数に切
    替え可能であることを特徴とする浴室暖房機。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の浴室暖房機におい
    て、前記制御部は、異なる複数のスイッチの同時押し操
    作により前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段の
    発熱量を複数に切替え可能であることを特徴とする浴室
    暖房機。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の浴室暖房機におい
    て、前記制御部は、特定のスイッチの所定時間連続押し
    操作により前記第2の暖房モードにおける前記加熱手段
    の発熱量を複数に切替え可能であることを特徴とする浴
    室暖房機。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の浴室暖房機において、
    前記制御部は、第2の暖房モード開始後所定時間T経過
    した時点で前記加熱手段の発熱量を切替えることを特徴
    とする浴室暖房機。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の浴室暖房機におい
    て、前記所定時間Tは、スイッチにより遠隔操作するコ
    ントローラにて設定可能であることを特徴とする浴室暖
    房機。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15記載の浴室暖房機に
    おいて、前記制御部は、前記第2の暖房モードにおける
    前記発熱量の切替に応じて、前記温風の量も同時に切替
    えることを特徴とする浴室暖房機。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の浴室暖房機におい
    て、前記第2の暖房モードは、前記発熱量を低く切替え
    たときには、温風の量を少なくすることを特徴とする浴
    室暖房機。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17記載の浴室暖房機に
    おいて、前記加熱手段として、複数の電気ヒータを設
    け、第2の暖房モードは、通電する前記電気ヒータの数
    を少なくすることを特徴とする浴室暖房機。
  19. 【請求項19】 請求項1乃至18記載の浴室暖房機に
    おいて、前記第2の暖房モードは第1の暖房モードに比
    べて前記発熱量を小さくしたことを特徴とする浴室暖房
    機。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19記載の浴室暖房機に
    おいて、前記第1の暖房モードの運転開始後所定時間t
    経過した時点で第2の暖房モードに切り替わることを特
    徴とする浴室暖房機。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の浴室暖房機におい
    て、前記所定時間tは、スイッチにより遠隔操作するコ
    ントローラにて設定可能であることを特徴とする浴室暖
    房機。
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