JP2006032117A - ヒータ制御装置と浴室空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リレースイッチのオン・オフの回数を少なくすることができるとともに、被加熱体の温度が目標温度から大きくずれてしまうことのないヒータ制御装置と浴室空調装置と浴室構造を提供する。
【解決手段】 被加熱体を加熱するヒータHと、このヒータHと交流電源とを接続するリレースイッチ64と、被加熱体の温度を検知する温度センサ65と、リレースイッチ64をオン・オフする制御装置66とを備え、交流電源Eの電流をリレースイッチ64を介してヒータへ流す位相制御回路と、交流電源Eの交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路61とを設け、制御装置66は、加熱モードが設定されている期間中、リレースイッチ64をオンさせておくとともに、そのリレースイッチ64がオンしてヒータHの通電を開始するスタート時点で、ゼロクロス点近傍からヒータHに交流電圧を入力させ、温度センサ65が検知する温度に基づいて位相制御回路62を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にする。
【選択図】 図5
【解決手段】 被加熱体を加熱するヒータHと、このヒータHと交流電源とを接続するリレースイッチ64と、被加熱体の温度を検知する温度センサ65と、リレースイッチ64をオン・オフする制御装置66とを備え、交流電源Eの電流をリレースイッチ64を介してヒータへ流す位相制御回路と、交流電源Eの交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路61とを設け、制御装置66は、加熱モードが設定されている期間中、リレースイッチ64をオンさせておくとともに、そのリレースイッチ64がオンしてヒータHの通電を開始するスタート時点で、ゼロクロス点近傍からヒータHに交流電圧を入力させ、温度センサ65が検知する温度に基づいて位相制御回路62を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にする。
【選択図】 図5
Description
この発明は、例えば浴室に設けたヒータを制御するヒータ制御装置と浴室空調装置に関する。
従来から、図15および図16に示すように、浴室の空気を吸い込んで外へ排気したり、浴室の空気を吸い込むとともにこの吸い込んだ空気を暖めて浴室へ戻したりする換気装置1が知られている(特許文献1参照)。
かかる換気装置1は、本体ケース2内に換気用のシロッコファン3と循環用のシロッコファン4とヒータ5とを備えている。
この換気装置1は、シロッコファン3の回転により浴室の空気を吸い込んで本体ケース2の排気口6から接続ダクト6Aに接続された図示しない排気ダクトを介して外へ排気するようになっている。また、シロッコファン4の回転により浴室の空気を吸い込むとともに、この吸い込んだ空気をヒータ5で暖めて吹出口9から浴室へ戻すようになっている。
この換気装置では、図17に示すように、ヒータ5はリレースイッチRSを介して交流電源Eに接続されており、リレースイッチRSがオンすると、ヒータ5に電流が流れて浴室の温度が図18に示すように上昇していく。そて、吹出口9から吹き出す空気の温度が目標温度(例えば50゜)に達すると、リレースイッチRSがオフされる。このリレースイッチRSがオフされてから所定時間後に吹出口9から吹き出す空気の温度が低下していき、さらに吹出口9から吹き出す空気の温度が低下して例えば40度になると、再度リレースイッチRSがオンされてヒータ5が通電される。このヒータ5の通電により、吹出口9から吹き出す空気の温度が上昇していく。
そして、これら動作が繰り返し行われていくことにより、浴室の温度を一定に保つようにするものである。
特開平10−141702号公報(図1ないし図3参照)
しかしながら、このような換気装置では、吹出口9から吹き出す空気の温度が50度を越えるとリレースイッチRSをオフにし、その温度が40度になるとリレースイッチRSをオンにするため、暖房モード期間中のリレースイッチRSのオン・オフの回数が多くなってしまう。また、吹出口9から吹き出す空気の温度が40度から50度+数度までの範囲で変動するため、その温度変化が大きく、吹出口9から吹き出す空気の温度が目標温度から大きくずれてしまうという問題があった。その温度変化を小さくするとリレースイッチRSのオン・オフの回数がさらに多くなってしまう等の問題が発生する。
この発明は、リレースイッチのオン・オフの回数を少なくすることができるとともに、被加熱体の温度が目標温度から大きくずれてしまうことのないヒータ制御装置と浴室空調装置と浴室構造を提供することにある。
請求項1の発明は、被加熱体を加熱するヒータと、このヒータと交流電源とを接続するリレースイッチと、前記被加熱体の温度を検知する温度検知手段と、前記リレースイッチをオン・オフする制御装置とを備えたヒータ制御装置であって、
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路と、
前記交流電源の交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路とを設け、
前記制御装置は、加熱モードが設定されている期間中、前記リレースイッチをオンさせておくとともに、そのリレースイッチがオンしてヒータの通電を開始するスタート時点で、前記ゼロクロス点近傍からヒータに交流電圧を入力させ、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にすることを特徴とする。
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路と、
前記交流電源の交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路とを設け、
前記制御装置は、加熱モードが設定されている期間中、前記リレースイッチをオンさせておくとともに、そのリレースイッチがオンしてヒータの通電を開始するスタート時点で、前記ゼロクロス点近傍からヒータに交流電圧を入力させ、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にすることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記スイッチング回路は、前記交流電圧のゼロクロス点近傍からヒータに電流を流して、半波を周期として交流電圧をオン・オフすることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記ヒータの通電により前記被加熱体が温度上昇して目標温度に近づいたとき、その被加熱体の温度上昇率を低下させることを特徴とする。
請求項4の発明は、被加熱体を加熱するヒータと、このヒータと交流電源とを接続するリレースイッチと、前記被加熱体の温度を検知する温度検知手段と、加熱モードが設定されている期間中、前記リレースイッチをオンさせておく制御装置とを備えたヒータ制御装置であって、
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路を設け、
前記制御装置は、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にする際に、前記被加熱体の温度上昇率が予め設定した基準温度上昇率となるように、前記スイッチング回路の位相制御を修正することを特徴とする。
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路を設け、
前記制御装置は、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にする際に、前記被加熱体の温度上昇率が予め設定した基準温度上昇率となるように、前記スイッチング回路の位相制御を修正することを特徴とする。
請求項5の発明は、前記制御装置は、前記被加熱体の温度上昇率が予め設定した基準温度上昇率となるように、半波を周期として交流電圧をオン・オフすることを特徴とする請求項4に記載のヒータ制御装置。
請求項6の発明は、前記請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のヒータ制御装置を備えた浴室空調装置であることを特徴とする。
請求項7の発明は、室内または外気の少なくともいずれかの空気を吸い込む吸込口と、前記空気を暖める加熱手段と、前記空気の温度を検出する温度検出手段と、前記吸込口より吸い込んだ空気を室内へ吹き出す吹出口とを備えた空調装置であって、
所定のモード時に前記吹出口から吹き出され、前記加熱手段によって加熱される空気の温度が前記温度検出手段の検出結果に基づき、所定の値に近づけるよう制御する制御部を備えたことを特徴とする。
所定のモード時に前記吹出口から吹き出され、前記加熱手段によって加熱される空気の温度が前記温度検出手段の検出結果に基づき、所定の値に近づけるよう制御する制御部を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、前記浴室空調装置において、前記ヒータ制御装置は、所定の運転モード時にヒータのリレースイッチを常時通電して制御することを特徴とする。
この発明によれば、リレースイッチのオン・オフの回数を少なくすることができるとともに、被加熱体の温度が目標温度から大きくずれてしまうことを防止することができる。
以下、この発明に係わるヒータ制御装置を搭載した浴室空調装置の実施例を図面に基づいて説明する。
[第1実施例]
図1はこの発明に係る浴室構造100を示したものであり、この浴室構造100は、浴室101と、この浴室101の天井102に設けた浴室空調装置10等とを備えている。
図1はこの発明に係る浴室構造100を示したものであり、この浴室構造100は、浴室101と、この浴室101の天井102に設けた浴室空調装置10等とを備えている。
浴室101には、浴槽103と、この浴槽103の隣に設けられた洗い場104と、図示しない脱衣室に通じるドア105等とが設けられている。ドア105の下部には通風口となるガラリ106が設けられている。また、浴室101の天井102には点検口107が設けられており、この点検口107には蓋108が開閉自在に取り付けられている。
浴室101の外側の壁面には浴室空調装置10のリモートコントロール装置(リモコン装置)50および配電盤51が取り付けられており、これらリモコン装置50および配電盤51は例えば脱衣室等に設けられている。
[浴室空調装置]
浴室空調装置10は、図2および図3に示すように、換気ユニット11と暖房ユニット(輻射暖房ユニット)20とを備え、換気ユニット11と暖房ユニット20とが一体となっている。
[浴室空調装置]
浴室空調装置10は、図2および図3に示すように、換気ユニット11と暖房ユニット(輻射暖房ユニット)20とを備え、換気ユニット11と暖房ユニット20とが一体となっている。
換気ユニット11は、天井102に埋め込まれる筺体状の換気ケース12を有し、この換気ケース12の下面には、浴室101内の空気を吸気する吸込口(給気開口)13と浴室内へ温風を吹き出す吹出口14とが設けられている。吹出口14内にはヒータH(PTCヒータ:自己温度制御機能付きヒータ)が設けられており、吹出口14から吹き出す空気をそのヒータHによって暖めるようになっている。
また、換気ケース12の側方には排気口15が設けられており、この排気口15には接続ダクト15Aが設けられている。この接続ダクド15Aには排気ダクト110(図1参照)の一端が接続されており、排気ダクト110の他端は浴室101の外壁に設けた排気グリル111に接続され、浴室101内の空気を外へ排気できるようになっている。
また、換気ケース12内にはダンパDが設けられており、このダンパDは図3に示す実線位置と破線位置と鎖線位置とに切り換え可能となっている。ダンパDが実線位置に切り換わると吸込口13と吹出口14とが連通されてヒータHの通電により予備暖房モードとなる。ダンパDが破線位置に切り換わると吸込口13と排気口15とが連通されて換気モードとなる。また、ダンパDが中間位置である鎖線位置に切り換わるとヒータHの通電により乾燥モードとなり、衣類の乾燥が行えるようになっている。さらに、ヒータHを非通電状態にすると涼風モードとしての風を吹出口14から吹き出すようになっている。
また、換気ケース12内にはファンケースKが設けられており、このファンケースK内には遠心ファンFが設けられている。この遠心ファンFによって吸込口13から空気を吸気し、この吸気した空気を吹出口14から吹き出させたり、排気口15から排気したりするようになっている。ファンケースKには、吸込口13から吸い込まれた空気の温度を検知する温度センサ(温度検知手段)65が設けられている。M1は遠心ファンFを回転させるモータであり、このモータM1は換気ケース12の天板12Aに固定されている。
暖房ユニット20は、吸込口13および吹出口14に隣接するとともに天井から下方に突出する暖房ケース21を有し、この暖房ケース21の底面には輻射開口22が形成され、この輻射開口22には格子状に形成されたガード金具23が取り付けられている。
暖房ケース21内には、図4に示すように、カーボンランプ24と反射板25と送風ファン26等とが設けられている。カーボンランプ24は輻射開口22の右側(図4において)に配置され、反射板25はカーボンランプ24から発生する熱線を輻射開口22から図1に示す洗い場104に向けて輻射するようになっている。これは、リモコン装置50の入浴暖房スイッチが選択された場合に作動する。
送風ファン26は、輻射開口22の左側の上方に配置されており、暖房ケース21の天板21Aに垂下された保持板29に取り付けられたモータM2の駆動軸Maに装着されている。この保持板29には案内風路板28が取り付けられており、この案内風路板28が送風ファン26の周囲を囲んでいる。この案内風路板28には吹出口27が形成されており、送風ファン26が回転すると吹出口27から輻射開口22に向けて吹き出すようになっている。
また、運転モードはリモコン装置50に設けた各運転モードスイッチ(図示せず)により、選択された運転モードスイッチに基づいて、予備暖房モード、入浴暖房モード、乾燥モード、換気モード、涼風モードが設定され、この設定された各モードの運転が行われる。
図5は浴室空調装置10に搭載されたヒータ制御装置60の構成を示したブロック図である。
図5において、61は交流電源Eの交流電圧のゼロクロス点(交流電圧がゼロとなる点)を検出するゼロクロス検出回路、62はヒータHに流れる電流を位相制御する図示しないトライアック(スイッチング素子)を備えた位相制御回路(スイッチング回路)、63はヒータHに流れる電流を検知する電流検知回路、64はリレースイッチである。66はCPU等から構成される制御装置であり、この制御装置66は、リモコン装置50からの信号や温度センサ65の信号やゼロクロス検出回路61の信号に基づいてリレースイッチ64のオン・オフやトライアックの動作を制御する。また、制御装置66はモータM1,M2やカーボンランプ24を制御するようになっている。
また、制御装置66は、温度センサ65の検知信号に基づいて、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Taが目標温度に近づくようにヒータHを制御する。その範囲は、目標温度に対して±5%以内とすることが好ましい。
[動 作]
次に、上記のように構成される浴室空調装置10の動作を図6および図7に示すフロー図に基づいて説明する。
[動 作]
次に、上記のように構成される浴室空調装置10の動作を図6および図7に示すフロー図に基づいて説明する。
先ず、テストモードを設定して図示しないスタートスイッチをオンすると、ステップ1では、リレースイッチ64がオンされるとともにモータM1が駆動され、位相制御回路62がヒータHに流れる電流を位相制御する。
位相制御回路62は、ゼロクロス検出回路61が検出するゼロクロス点を基準にして、図8(A)に示すように、半波周期毎に「オン,オン,オン,オン,オフ」され、この「オン,オン,オン,オン,オフ」の制御が繰り返し行われてヒータHに電流を流していく。すなわち、80%の能力でヒータHが通電されることになる。なお、オン・オフの順番はこの順番である必要はなく、5つの半波のうち1つだけオフであればよく、その順番はどのような順番でもよい。
また、図8(B)に示すように、半波を周期としていれば複数のオフ期間があってもよく、オフとなる半波の個数や、オフの半波が出てくる周期が変わってもよい。
ステップ2では、電流検知回路63によってヒータHに流れるヒータ電流を検出する。
ステップ3では、ステップ2で検出したヒータ電流と定格消費電流とを比較し、ヒータ電流が定格消費電流より高い場合にはステップ4へ進み、低い場合にはステップ5へ進み、同じ場合にはステップ6へ進む。
ステップ4では、ヒータHの出力波形を5%をカットする。すなわち、100個の半波のうち80個の半波がオンし(20個の半波がオフしている。)、この80個のオンのうち5個をオフにする。そして、ステップ2へ戻る。
ステップ2では、再度ヒータHに流れるヒータ電流を検出し、ステップ3でヒータ電流と定格消費電流とを比較し、高い場合にはステップ4へ進み、さらに75個のオンのうち5個がオフにされてステップ2へ戻る。
このように、ヒータ電流が定格消費電流になるまでステップ2,3,4の処理動作が繰り返し行われ、100個の半波に対してオフする半波の数が5個づつ増加されていく。そして、ヒータ電流が定格電流になるとステップ6へ進む。
ヒータ電流が定格消費電流より低い場合、すなわちステップ5では、ヒータHの出力波形を5%アップする。すなわち、100個の半波にうち20個の半波がオフ(80個の半波がオンしている。)、この20個のオフのうち5個をオンにする。そして、ステップ2へ戻る。
ステップ2では、再度ヒータHに流れるヒータ電流を検出し、ステップ3でヒータ電流と定格消費電流とを比較し、低い場合にはステップ5へ進み、さらに15個のオフのうち5個がオンにされてステップ2へ戻る。
このように、ヒータ電流が定格消費電流になるまでステップ2,3,5の処理動作が繰り返し行われ、100個の半波に対してオフする半波の数が5個づつ減少されていく。そして、ヒータ電流が定格消費電流になるとステップ6へ進む。
ステップ6では、100個の半波に対してオフする半波の数が記憶される。例えば、ステップ4で1回だけ出力波形が5%カットされた場合には、オフする半波の数は「25」であり、ステップ5で1回だけ出力波形が5%アップされた場合にはオフする半波の数は「15」である。
そして、次回からヒータHを通電するとき、記憶した数だけ100個の半波に対してオフにし、これを次回から100パーセントの出力とする。そして、テストモードが終了する。
このようにすることにより、ヒータHごとによって異なる電流のバラツキを所定の範囲内に納めることができる。
次に、リモコン装置50によって暖房モードや乾燥モードが設定された場合について説明する。
暖房モードや乾燥モードが設定されると、ステップ10では図5に示すリレースイッチ64がオンされるとともにモータM1(図3参照)が駆動され、暖房モードであればダンパDが実線位置に切り換わり、乾燥モードであればダンパDは鎖線位置に切り換わる。そして、位相制御回路62がリレースイッチ64がオンされた後ヒータHに流れる電流を位相制御する。
位相制御回路62は、ゼロクロス検出回路61が検出するゼロクロス点を基準にして、半波毎にオンやオフを行っていく。ここでは、テストモードで記憶した100個の半波に対してオフの数だけオフされる。すなわち、図6のステップ6でオフの数が例えば25個記憶されたならば、100個の半波に対して25個だけオフされ、75個の半波がオンされることになる。
ステップ11では、温度センサ65が検出する温度、つまり吸込口13から吸い込まれた空気の温度が監視温度(目標温度50゜より低い温度)になったか否かが判断され、イエスであればステップ19へ進み、ノーであればステップ12へ進む。
ステップ12では、図9に示すように予め設定されている温度上昇限界線G1と温度センサ65が検出する温度Taの上昇率とが比較され、その温度Taの上昇率が温度上昇限界線G1の上昇率より低ければステップ10へ戻り、高ければステップ13へ進む。
すなわち、温度Taの上昇率が温度上昇限界線G1の上昇率より低ければ、吹出口14から吹き出す空気の温度Taが監視温度になるまで、ステップ10,11,12の処理動作が繰り返し行われ、オンされる半波の数が増加されていく。この増加する半波の数は、例えば10周期に対して1個の割合で増加されていく。
ステップ13では、5周期に対して1周期分だけオフされる。つまり、半波の数が10個に対して2個の半波が5周期毎にオフされる。
ステップ14では、温度センサ65が検出する温度Taが監視温度になったか否かが判断され、イエスであればステップ19へ進み、ノーであればステップ15へ進む。
ステップ15では、図9に示すように予め設定されている温度上昇限界線G1と温度センサ65が検出する温度Taの上昇率とが比較され、その温度Taの上昇率が温度上昇限界線G1の上昇率より低ければステップ16へ進み、高ければステップ13へ戻る。
温度Taの上昇率が温度上昇限界線G1の上昇率より高ければ、吸込口13から吸い込まれる空気の温度が監視温度になるまで、ステップ13〜15の処理動作が繰り返し行われる。
この処理により、温度Taの上昇率が高い間、オフされる半波の数が増加されていくことになる。
ステップ16では、すなわち温度Taの上昇率が低い場合、今度は逆にオフとなっている半波がオンされていく。その数は、例えば5周期に対して1個である。
ステップ17では、温度センサ65が検出する温度Taが監視温度になったか否かが判断され、イエスであればステップ19へ進み、ノーであればステップ18へ進む。
ステップ18では、温度上昇限界線G1と温度センサ65が検出する温度Taの上昇率とが比較され、その温度Taの上昇率が温度上昇限界線G1の上昇率より低ければステップ16へ戻り、高ければステップ13へ戻る。
すなわち、温度Taの上昇率が低い場合、吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taが監視温度になるまで、ステップ16〜17の処置が繰り返し行われ、オンされる半波の数が増加されていく。この増加する半波の数は、例えば10周期に対して1個の割合で増加されていく。
そして、ステップ10ないしステップ18までの処理動作は、温度上昇限界線G1と同様な温度上昇率で吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taを上昇させるものである。
ステップ19では、ヒータHの加熱量を80パーセントに落とされる。すなわち、ステップ10でオンされた半波の数の80%の数だけオンされる。例えば、ステップ10で75個の半波がオンされ、25個の半波がオフされている場合、60個の半波がオンされ、40個の半波がオフされることになる。
これにより、図10に示すように、吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taが上昇して監視温度になると(時点t1)、オンされた半波の数が80%になることにより、その時点t1以後は温度Taの上昇率が下がることになる。
ステップ20では、吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taと目標温度とが比較され、温度Taが目標温度より低い場合、ステップ19へ戻る。すなわち、温度Taが目標温度を越えるまでステップ19,20の処理動作が繰り返し行われることになる。
図10に示すように温度Taが目標温度より高くなると(時点t2)、ステップ21へ進み、ステップ21では5周期に対して1周期分だけオフされる。つまり、半波の数が10個に対して2個の半波が5周期毎にオフされる。
ステップ22では、吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taと目標温度とが比較され、温度Taが目標温度より高いときステップ21へ戻る。すなわち、温度Taが目標温度より低くなるまでステップ21,22の処理動作が繰り返し行われることになる。
この処理動作が繰り返される毎に、オフされている5周期毎の半波の数が2個づつ増加していき、ヒータHによる発熱量が減少され、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Taが図10に示すように低下していく。
そして、温度Taが目標温度より低くなると(時点t3)、ステップ22からステップ23へ進む。
ステップ23では、5周期に対してオフとなっている半波を1個だけオンしていく。
ステップ24では、吸込口13から吸い込まれた空気の温度Taと目標温度とが比較され、温度Taが目標温度より低いときステップ23へ戻る。すなわち、温度Taが目標温度より高くなるまでステップ23,24の処理動作が繰り返し行われることになる。この処理動作が繰り返される毎に、オンされる半波の数が5周期に対して1個づつ増加していくことになり、ヒータHによる発熱量が増加され、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Taが上昇していく。
そして、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Taが目標温度より高くなるとステップ24からステップ21へ戻る。
そして、ステップ21ないしステップ24の処理動作は、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Ta、すなわち浴室101の温度を目標温度にして一定に保つようにするものである。そして、タイマで設定された暖房時間や乾燥時間が経過した場合や運転停止により、ステップ21〜24の処理動作は終了する。すなわち、タイマの計時がタイムアップしたり運転が停止されたりすると、リレースイッチ64がオフし、ヒータHに流れる電流が停止される。
上述のように、吸込口13から吸い込まれる空気の温度Ta、すなわち浴室101の温度が監視温度に達すると、ステップ19でヒータHの加熱量が80パーセントに落とされて、温度Taの上昇率が下がる。このため、図10に示す時点t2で浴室101の温度Taが目標温度を大きく越してしまうことを防止することができ、電力の無駄を省くことができる。
また、位相制御回路62によってヒータHに流れる電流を半波毎に制御(位相制御)するものであるから、浴室101の温度Taを大きく変動させることなく目標温度にほぼ一定に保つことができる。このため、所望の温度に設定しても入浴時に寒くなったり暑くなったりすることなく、快適な温度で入浴することができる。
このように、浴室101の温度Taが大きく変動してしまうことがないので、例えば乾燥モードを設定して浴室101で衣類を乾燥させる場合、ヒータHを長時間オフしていることがなく、つまり温度Taが設定温度より大きく下がってしまうことがないことにより、衣類を短時間で乾燥させることができ、省エネ乾燥が行えることになる。
また、暖房モードの際にも、温度Taが目標温度を大きくオーバしてしまうことがないことにより、省エネ暖房が可能となる。
しかも、暖房モードや乾燥モードが設定されている期間中リレースイッチ64はオンし続けているので、リレースイッチ64のオン・オフの回数は1回だけとなり、リレースイッチ64の接点が保護される。このため、リレースイッチ64の寿命が大きく延びることになる。
さらに、ヒータHに流れる電流を半波毎にすなわちゼロクロス点からヒータHに電圧を印加させるものであるから、ヒータHに急激に大きな電圧が印加してしまうことがなく、このためヒータHに過電流が流れてしまうことが防止される。この実施例では、ゼロクロス点からヒータHに電圧を印加させているが、この近傍であれば必ずしもゼロクロス点である必要はない。
なお、テストモードを行う必要がない場合には、電流検知回路63は不要となる。
上記実施例のヒータ制御装置60は、浴室空調装置10に搭載したものについて説明したが、これに限るものではなく、他のものを加熱するヒータ制御装置60であってもよい。
また、ヒータHの制御に加えて、ファンモータM1の回転数を制御し、風量を可変にすることにより、より効率的な暖房、乾燥運転が行える。また、ヒータHの発熱量を設定スイッチや各運転モードスイッチに連動して変更できるようにしてもよく、リモコン装置50に温度入力設定スイッチを設けて、室内の温度を設定できるようにしてもよい。
温度センサ65は、吸込口13に設けて吸込口13に吸い込まれる空気の温度を検知しているが、吹出口14の近傍に設けて吹出口14から吹き出される温風の温度を直接検出するようにしてもよい。この場合、吹出口14から吹き出される温風の温度と目標温度との温度差が目標温度に対して±5%以内になるようにヒータHを制御すれば、その温度差が非常に小さくなり、さらに快適な温度での入浴や衣類の乾燥をより短時間で行うことができることになる。
また、乾燥モードと暖房モードなどの運転モード毎に、設定される目標温度が異なっていてもよい。さらに、暖房モードに複数の運転モード(入浴暖房モードと予備暖房モード)を設け、この運転モードに応じて目標温度を変更してもよい。
さらに、ユーザがリモコン装置50から目標温度を選択または入力するようにしてもよい。
また、半波を周期として、交流電圧をオン・オフ制御するものと、このようなオン・オフ制御を行わない全波位相制御とを切り換える構成としてもよい。この切り換えは温度センサ65により検出した温度に基づき切り換えるようにしてもよく、リモコン装置50に設けられた運転モードスイッチ(半波制御スイッチと全波制御スイッチ)の選択に応じて切り換えるように構成してもよい。
[第2実施例]
図11は第2実施例の浴室空調装置210を示す。この浴室空調装置210は第1実施例の暖房ユニット20(図2参照)を備えていない。
[第2実施例]
図11は第2実施例の浴室空調装置210を示す。この浴室空調装置210は第1実施例の暖房ユニット20(図2参照)を備えていない。
浴室空調装置210の換気乾燥装置本体211の側方には排気口217が設けられている。また、換気乾燥装置本体211の下面には、浴室内(図示せず)の空気を吸い込む吸込口218と吸い込んだ空気を浴室内へ吹き出す吹出口219とが設けられている。吹出口219には、吹出口219から吹き出す空気を加熱するヒータ(PCTヒータ)240が設けられている。
212はフロントパネルであり、このフロントパネル212には、吸込口218に対向して設けられた吸込開口212Aと、吹出口219に対向して設けられた吹出開口212Bとが設けられている。そして、吸込開口212Aおよび吹出開口212Bには1グリル215,216が設けられている。
排気口217は、接続ダクト218Dと、この接続ダクト218Dに接続される図示しない排気ダクトを介して室外に連通されている。
換気乾燥装置本体211内には、送風ファン室220とダンパ室221とが形成されており、送風ファン室220には、ファンケース220Kが設けられており、このファンケース220K内に送風ファン222が設けられている。M1は送風ファン222を回転させるモータである。そして、ファンケース220Kには、吸込口218から吸い込まれる空気の温度を検知する温度センサ265が設けられている。
ダンパ室221には、ダンパDが設けられており、ダンパDが実線位置(第2位置)と破線位置(第1位置)と鎖線位置とに切り換え可能となっている。ダンパDが実線位置に切り換えられると、吸込口218と吹出口219とが連通されてヒータHの通電により暖房モードとなる。ダンパDが破線位置に切り換わると吸込口218と排気口217とが連通されて換気モードとなる。また、ダンパDが中間位置である鎖線位置に切り換わるとヒータ240の通電により乾燥モードとなり、衣類の乾燥が行えるようになっている。
この浴室空調装置210は、第1実施例と同様なヒータ制御装置60が搭載されており、ヒータ240の制御は第1実施例と同様に行われるので、その説明は省略する。
[第3実施例]
図12ないし図14は、第3実施例の浴室空調装置510を示したものである。この浴室空調装置510は、換気ユニット511と、この換気ユニット511の換気ユニットケース(本体ケース)512内に着脱可能に装着された循環ユニット520とを備えている。
[第3実施例]
図12ないし図14は、第3実施例の浴室空調装置510を示したものである。この浴室空調装置510は、換気ユニット511と、この換気ユニット511の換気ユニットケース(本体ケース)512内に着脱可能に装着された循環ユニット520とを備えている。
換気ユニット511は、下面が開口された筺体状の換気ユニットケース512と、この換気ユニットケース512の天板513に取り付けられた換気風路ケース514と、この換気風路ケース514内に回転自在に配置された換気用のシロッコファン(換気用ファン)515と、天板513に取り付けられた回路基板516と、その天板513に取り付けられるとともにシロッコファン515を回転させるモータM5とを有している。換気ユニットケース512の一側壁部512Aには排気口517が形成されている。
換気風路ケース514は、シロッコファン515を回転自在に配置する筒部514Aと、この筒部514Aから換気ユニットケース512の排気口517まで延びた案内風路部514Bとを有している。筒部514Aの下面には吸気口518が形成され、シロッコファン515の回転によりその吸気口518から空気を吸い込むようになっている。
また、排気口517には図示しない排気ダクトが接続される接続ダクト517Dが取り付けられ、吸気口518から吸い込んだ空気は案内風路部514Bを経て接続ダクト517Dおよび排気ダクトを介して外へ排気されるようになっている。
換気ユニットケース512の下部には天井壁に取り付けるフランジ512Fが形成され、このフランジ512Fに化粧板519が取り付けられるようになっている。この化粧板519により換気ユニットケース512の下部開口512Bが覆われる。
循環ユニット520は、換気ユニットケース512内に嵌入される循環ユニットケース(本体ケース)521と、天井壁部522に一体に形成された循環風路ケース523と、この循環風路ケース523内に回転自在に配置された循環用のシロッコファン(循環用ファン)524と、このシロッコファン524を回転させるモータM6と、循環風路ケース523に隣接した位置に形成されるとともに上下方向に貫通した浴室側吸込風路530等とを備えている。モータM6は循環風路ケース523の天井壁部522に取り付けられている。
循環ユニットケース521には吹出口521Aが形成され、この吹出口521Aが循環風路ケース523の案内風路部523Aに接続されている。523Bはシロッコファン524を回転自在に配置した筒部であり、この筒部523Bの底面には吸気口523Cが形成され、シロッコファン524の回転により循環風路ケース523の吸気口523Cから空気が吸い込まれて案内風路部523Aを介して吹出口521Aから吹き出されるようになっている。
吹出口521Aにはヒータ526が取り付けられており、吹出口521Aから吹き出される空気が暖められるようになっている。
浴室側吸込風路530内には、シャッタ531が回動可能に設けられている。シャッタ531の軸532の一端は浴室側吸込風路530の壁を貫通して循環ユニットケース521に形成された電動室(図示せず)に進入している。この電動室にはモータ(図示せず)が設けられており、このモータによってシャッタ531が回動するようになっている。このシャッタ531の回動によって浴室側吸込風路530の開口530Aの開閉およびその開閉度の調整が可能となっている。
浴室空調装置510は、換気ユニットケース512内に循環ユニット520の循環ユニットケース521を挿入し、そして換気ユニットケース512に循環ユニットケース521をネジ止めすれば組み付けが完了するものである。また、ネジを外すことにより循環ユニットケース521を換気ユニットケース512から取り外すことができる。
[動 作]
次に、上記のように構成される浴室空調装置510の動作について説明する。
[動 作]
次に、上記のように構成される浴室空調装置510の動作について説明する。
リモコン50(図1参照)の操作により換気モードが設定されると、循環ユニット520のモータが駆動されてシャッタ531が回動し、浴室側吸込風路530の開口530Aが開成される。シャッタ531は、適正な換気量となるように予め設定された位置へ回動される。
他方、換気ユニット511のモータM5が駆動されてシロッコファン515が回転し、このシロッコファン515の回転により浴室101(図1参照)の空気が浴室側吸込風路530の開口530Aから吸い込まれ、この開口530Aに吸い込まれた空気は浴室側吸込風路530および換気風路ケース514と循環ユニットケース521の天井壁部522との間の間隙Sを介して換気風路ケース514の吸気口518に吸い込まれていく。
そして、吸気口518に吸い込まれた空気は換気ユニットケース512の排気口517から排気ダクト(図示せず)を介して外へ排気されていき、浴室101の換気が行われる。
暖房モードが設定されると、換気ユニット511のシロッコファン515の回転は停止されるとともにシャッタ531が閉成され、浴室側吸込風路530の開口530Aはシャッタ531により閉塞される。そして、循環ユニット520のシロッコファン524が回転していくとともにヒータ526が通電される。
シロッコファン524の回転により、浴室内の空気が循環ユニット520の吸気口523Cから吸い込まれて吹出口521Aから浴室へ吹き出していく。この吹出口521Aから吹き出される空気はヒータ526によって暖められていくので、浴室101の暖房が行われる。
乾燥モードが設定されると、換気ユニット511と循環ユニット520とが動作する。すなわち、浴室101の換気により湿気が外へ排出されるとともに、循環ユニット520内のシロッコファン524とPTCヒータ526の動作により浴室101の暖房が行われて浴室が乾燥されていく。この乾燥により、浴室で衣類などを乾燥させることができることになる。
ところで、換気ユニットケース512から循環ユニット520を取り外すことができるので、換気ユニット511のメンテナンスが大変し易いものとなる。また、換気ユニットケース512から循環ユニット520を取り外すことにより、その循環ユニット520のメンテナンスも非常に行い易いものとなる。
この浴室空調装置510は、第1実施例と同様なヒータ制御装置60が搭載されえており、その制御は第1実施例と同様に行われるので、その説明は省略する。
上記実施例は、いずれも浴室の浴室空調装置10,210,510について説明したが、洗面所に設置され、暖房などを行う洗面所空調装置に用いてもよく、浴室,洗面所などのサニタリー空間に設置される空調装置に用いられることが
好ましい。
好ましい。
61 ゼロクロス検出回路
62 位相制御回路(スイッチング回路)
64 リレースイッチ
65 温度センサ(温度検知手段)
66 制御装置
H ヒータ
62 位相制御回路(スイッチング回路)
64 リレースイッチ
65 温度センサ(温度検知手段)
66 制御装置
H ヒータ
Claims (8)
- 被加熱体を加熱するヒータと、このヒータと交流電源とを接続するリレースイッチと、前記被加熱体の温度を検知する温度検知手段と、前記リレースイッチをオン・オフする制御装置とを備えたヒータ制御装置であって、
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路と、
前記交流電源の交流電圧のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路とを設け、
前記制御装置は、加熱モードが設定されている期間中、前記リレースイッチをオンさせておくとともに、そのリレースイッチがオンしてヒータの通電を開始するスタート時点で、前記ゼロクロス点近傍からヒータに交流電圧を入力させ、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にすることを特徴とするヒータ制御装置。 - 前記スイッチング回路は、前記交流電圧のゼロクロス点近傍からヒータに電流を流して、半波を周期として交流電圧をオン・オフすることを特徴とする請求項1に記載のヒータ制御装置。
- 前記ヒータの通電により前記被加熱体が温度上昇して目標温度に近づいたとき、その被加熱体の温度上昇率を低下させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒータ制御装置。
- 被加熱体を加熱するヒータと、このヒータと交流電源とを接続するリレースイッチと、前記被加熱体の温度を検知する温度検知手段と、加熱モードが設定されている期間中、前記リレースイッチをオンさせておく制御装置とを備えたヒータ制御装置であって、
前記交流電源の電流を前記リレースイッチを介してヒータへ流すスイッチング回路を設け、
前記制御装置は、前記温度検知手段が検知する温度に基づいて前記スイッチング回路を位相制御して被加熱手段を所定の目標温度にする際に、前記被加熱体の温度上昇率が予め設定した基準温度上昇率となるように、前記スイッチング回路の位相制御を修正することを特徴とするヒータ制御装置。 - 前記制御装置は、前記被加熱体の温度上昇率が予め設定した基準温度上昇率となるように、半波を周期として交流電圧をオン・オフすることを特徴とする請求項4に記載のヒータ制御装置。
- 前記請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のヒータ制御装置を備えたことを特徴とする浴室空調装置。
- 室内または外気の少なくともいずれかの空気を吸い込む吸込口と、前記空気を暖める加熱手段と、前記空気の温度を検出する温度検出手段と、前記吸込口より吸い込んだ空気を室内へ吹き出す吹出口とを備えた空調装置であって、
所定のモード時に前記吹出口から吹き出され、前記加熱手段によって加熱される空気の温度が前記温度検出手段の検出結果に基づき、所定の値に近づけるよう制御する制御部を備えたことを特徴とする浴室空調装置。 - 前記浴室空調装置において、前記ヒータ制御装置は、所定の運転モード時にヒータのリレースイッチを常時通電して制御することを特徴とする請求項6に記載の浴室空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004209357A JP2006032117A (ja) | 2004-07-16 | 2004-07-16 | ヒータ制御装置と浴室空調装置 |
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ID=35898214
Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010137289A1 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | パナソニック株式会社 | 浴室換気空調装置 |
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JPH08123242A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 定着装置 |
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-
2004
- 2004-07-16 JP JP2004209357A patent/JP2006032117A/ja active Pending
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