JP2010264158A - 手乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手を乾燥させるのに使用される手乾燥装置において、加熱手段に無駄に通電する期間ができてしまい、さらに吹出し風の温度を考慮していないという課題を有していたため、加熱手段への通電を減らしながら複数人使用しても吹出し風の温度を常に適温に保つことができる手乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体1に加熱手段6と送風手段7を備え、人検知手段4による在人信号で人数を把握し、人数に応じて加熱手段6の出力を調整するという構成にしたことにより、人数による使用状況を予測しながら加熱手段6の出力を調整するので、複数人使用しても吹出し風の温度を常に適温に保つことができる構成にした手乾燥装置を得られる。
【選択図】図3

Description

本発明は、洗面所やトイレ等にて手を洗い、濡れた手を温風にて乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
従来、この種の手乾燥装置では、装置内に濡れた手を挿入すると風速の速い温風により手の水滴を飛ばし、その温風の熱で水分を蒸発させ、乾燥させるものが知られていた。
以下、その手乾燥装置について図18を参照しながら説明する。
図18に示すように、開放シンク状の手挿入部101を形成した本体箱体102に送風機103と加熱手段106が組み込まれた構成であり、利用者が手挿入部101に濡れた手を挿入すると、送風機103は蓄熱手段104に蓄熱した熱を放熱させて空気を温風として吹出して、濡れた手を乾燥させる。
また、手乾燥装置の周囲の温度を検知する温度センサ105を有しており、利用者が手を挿入した際には即時温風を吹出せるように、利用されていないときであっても、温度センサ105の検知温度が所定の温度以下のときには、加熱手段106を通電させて前記蓄熱手段104に熱を蓄えていた(例えば特許文献1参照)。
特開2003−204897号公報
このような従来の手乾燥装置においては、手が挿入された際に送風開始時点から温風を送風するように、手が挿入されていないときにおいても周囲の温度が設定温度未満であれば加熱手段に通電していた。また、連続使用などにより加熱手段の温度が高くなっており、十分な発熱量があるときでも、周囲の温度が設定温度より低ければ加熱手段に通電していた。これらのために、加熱手段に無駄に通電する期間ができてしまい、さらに吹出し風の温度を考慮していないという課題を有していた。
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、加熱手段の温度、モータの蓄熱量、吹出し風の温度を考慮し、加熱手段の発熱量を制御することで、加熱手段への無駄な通電をなくし、吹出し風の温度を適温で使用できる手乾燥装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明はトイレの入口の天井に設けて人の出入りを検出する人検知手段と、トイレの手洗い場に設置して、手の乾燥を行う本体とを備え、この本体は差し出した手に風を送る送風手段と、前記送風手段から送風される空気を暖める加熱手段と、前記加熱手段近傍に配置して前記加熱手段の温度を推定する加熱温度検知手段と、前記送風手段と前記加熱手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記人検知手段の信号を受けて在室者の人数を算出する人数算出手段と、前記人数算出手段の信号から前記加熱手段の発熱量を調整する加熱駆動手段とを備え、前記加熱駆動手段により加熱手段の予熱運転を行う手乾燥装置としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、人数を把握することにより本体の使用状況を予測し、加熱手段への通電を減らしながら吹出し風の温度を適温に保つことができるという効果が得られる。
本発明の実施の形態1の手乾燥装置の設置状況を示す透視図 同実施の形態1の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態1の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態1の手乾燥装置の動作を示す状態遷移図 同実施の形態1の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態2の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態2の手乾燥装置の動作を示す状態遷移図 同実施の形態2の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態3の手乾燥装置の構成を示す断面図 同実施の形態3の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態3の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態3の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態4の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態5の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態5の手乾燥装置の動作を示す状態遷移図 同実施の形態6の手乾燥装置の構成を示すブロック図 同実施の形態6の手乾燥装置の動作を示すフローチャート 従来の手乾燥装置の構成を示す断面図
本発明の請求項1記載の手乾燥装置は、トイレの入口の天井に設けて人の出入りを検出する人検知手段と、トイレの手洗い場に設置して、手の乾燥を行う本体とを備え、この本体は差し出した手に風を送る送風手段と、前記送風手段から送風される空気を暖める加熱手段と、前記加熱手段近傍に配置して前記加熱手段の温度を推定する加熱温度検知手段と、前記送風手段と前記加熱手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記人検知手段の信号を受けて在室者の人数を算出する人数算出手段と、前記人数算出手段の信号から前記加熱手段の発熱量を調整する加熱駆動手段とを備え、前記加熱駆動手段により加熱手段の予熱運転を行うものである。
これにより、加熱手段の発熱量を人数に応じて変化させることができるようになり、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項2記載の手乾燥装置は、あらかじめ在室者の人数と前記加熱手段の予熱温度とを対応させて前記加熱駆動手段の中に設定しておき、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行うものである。
これにより、人数に応じた加熱手段の設定温度を持つことにより、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項3記載の手乾燥装置は、前記予熱運転は前記送風手段の運転停止後の蓄熱量を算出して、前記加熱手段の予熱温度を低く調整するものである。
これにより、送風手段の蓄熱を考慮し、加熱手段の予熱温度を低く調整することができ、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項4記載の手乾燥装置は、前記運転停止後の蓄熱量は本体の使用回数をカウントする使用回数計測手段を制御部に備え、前記使用回数計測手段によりカウントされた回数で蓄熱量を算出し、前記人数検出手段により検知した人数でその後の使用回数も予測して蓄熱量を算出する手段を備えたものである。
これにより、現在の蓄熱量を踏まえて今後の蓄熱量を推測できるようになり、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項5記載の手乾燥装置は、本体の吹出し口に送風温度検知手段を設け、前記制御部はこの前記送風温度検知手段の検知温度に応じて、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行うものである。
これにより、吹出し風の温度も考慮できるようになり、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項6記載の手乾燥装置は、あらかじめ在室者の人数と前記吹出し風の温度とを対応させて前記加熱駆動手段に設定しておき、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行うものである。
これにより、人数に応じた吹出し風の設定温度を持つことにより、使用者全員が適温で使用できるようになるという効果を奏する。
また、請求項7記載の手乾燥装置は、前記送風温度検知手段の前回の検知温度を記憶し、次回の加熱手段の設定温度にフィードバックを行うものである。
これにより、前回の吹出し風の温度も考慮できるようになり、外気の温度の影響を考慮して吹出し風を適温にできるという効果を奏する。
また、請求項8記載の手乾燥装置は、吹出し風の設定温度を可変させる送風温度設定手段を設けたものである。
これにより、個々の利用環境に応じ、加熱手段についての設定条件を利用者が選択できるという効果を奏する。
また、請求項9記載の手乾燥装置は、前記加熱手段が前記設定温度に達していない状態で使用するときは、風量を下げた状態で運転を開始する機能を備えたものである。
これにより、予熱が足らない状態で勢いよく風が吹出すのを防げるようになり、最初の使用者が冷たい風を勢いよく受けるのを防ぐという効果を奏する。
また、請求項10記載の手乾燥装置は、前記加熱手段の予熱を前記人数算出手段が1人目を算出してから時間の計測を開始して、第1の所定時間の経過後に予熱運転を開始させる第1のタイマを備えたものである。
これにより、最初の運転に遅延を設けることで加熱手段の無駄な運転を防ぐことができ、消費電力を削減できるという効果を奏する。
また、請求項11記載の手乾燥装置は、本体を停止して第2の所定時間の経過後に人数算出手段の在室者の人数を0人にする第2のタイマを備えたものである。
これにより、センサの誤検知を防ぐことができ、本体の誤動作を防ぐという効果を奏する。
また、請求項12記載の手乾燥装置は、在室者の人数を0人と判断している状態で、前記加熱手段が予熱を行っていたら異常を検知する異常検知手段を備えたものである。
これにより、異常をすぐに検知することができ、本体の誤動作を防ぐという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、トイレなどの室内において、手乾燥装置の本体1は手洗い場2付近に設置し、室内の入口3付近の天井に人がどの方向から来たかを判別できる人検知手段4を設置する。人検知手段4は人検知手段4が検知した信号の出力波形が上に出るか、下に出るかによって、人が室内に入ってきたか、室内から出て行ったかを見分けるものとする。人検知手段4は、例えば焦電型赤外線センサがある。人検知手段4は本体1の下部に取り付けられた制御部5と接続されている。
また、図2に示すように、本体1内には、空気を加熱する加熱手段6と、加熱手段6により加熱された空気を温風として吹出す送風手段7を備えている。加熱手段6としては、例えばヒータがある。送風手段7としては、例えば送風機がある。
本体1上部には、上方へと開口した乾燥室8があり、乾燥室8の内側面には、乾燥室8に挿入された手を検知する手検知手段9が取り付けられている。手検知手段9は、例えば赤外線センサがある。
乾燥室8の下方には、送風手段7から吹出された温風により吹き飛ばされた水滴や濡れた手より落下した水滴を受ける水受け部10を備えている。
また、加熱手段6に接し加熱手段6自体の温度を検知する加熱温度検知手段11と、加熱手段6の発熱量を制御する制御部5とを備えている。前記加熱温度検知手段11は、例えばサーミスタなどの温度センサがある。
そして、本体1の下部に取り付けられて制御部5には、手検知手段9信号を受けて送風手段7を駆動する送風駆動手段14を設け、前記手検知手段9を接続している。
また、図3に示すように制御部5には、前記人検知手段4による信号を受け取り、室内に人が何人いるかを算出する人数算出手段12と、この人数算出手段12により算出された人数に応じた加熱手段6の設定温度テーブル12aと、前記人数算出手段12と設定温度テーブル12aの信号を受けて、加熱駆動手段13を駆動する演算手段15を設けている。
前記加熱駆動手段13は、演算手段15の信号を受けて、加熱手段6の通電比率(duty)を調整するものである。
上記構成により、人数算出手段12の算出した人数に応じて加熱手段6の予熱温度を調整することができる。
以下、その詳細について図4に示す本体1の運転を状態遷移図と、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
利用者がトイレに入ってくると、人検知手段4が制御部5に信号を送り、人数算出手段12により算出された人数が0人から1人になる。図4の状態遷移図では状態がST0(停止時)からST1(第1予熱開始時)に移行する。そして、ST1に移行すると、図5のフローチャートに示すように、加熱手段6の予熱を開始する。
すなわち、制御部5は、人検知手段4の信号により人数算出手段12で在室人数を算出したあと、演算手段15と設定温度テーブル12aにより、在室人数に応じた加熱手段6の設定温度を決め(処理1)、さらに、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度と加熱手段6の設定温度とを比較する(処理2)。そして、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度より小さいときは、加熱駆動手段13は加熱手段6を定格発熱量で運転する(処理3)。また、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度以上のときは、加熱駆動手段13は加熱手段6の予熱を停止する(処理4)。新たに人が入ってきた場合には、処理1において再度、加熱手段6の設定温度を決定する。この状態で運転状態すなわち手検知手段9が乾燥室8に挿入された手を検知するまで待機する。
そして、手検知手段9により手を検知すると、手検知手段9から制御部5の送風駆動手段14に信号が送られ、図4の状態遷移図では状態がST1からST2(運転時)に移行し、加熱手段6の運転に加えて、前記送風手段7の運転を開始する。 次に、ST2の状態から手検知手段9が手を検知しなくなると、ST2からST1の状態に移行し、送風手段7の運転を停止し、人数算出手段12の算出した在室人数をもとに加熱手段6の運転を行う。人数算出手段12により算出された在室人数が0人になると、ST1からST0の状態に移行し、加熱手段6の運転を停止し、手乾燥装置の本体1は待機状態になる。
以上のように、人数算出手段12の算出した人数に応じて加熱手段6の予熱温度を調整し、加熱手段6の予熱運転を行うことにより、複数人が連続して使用しても吹出し風の温度を常に適温に保つという効果を奏する。
(実施の形態2)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態2の手乾燥装置においては、前記人数算出手段12により算出された在室人数により前記送風手段7の蓄熱量を予測して、前記加熱温度検知手段11が検知した前記加熱手段6の温度と前記蓄熱量を温度換算したものを足して、加熱手段6の設定温度と比較する処理を追加したものである。
図6に示すように、本実施の形態の制御部5は、実施の形態1の制御部5に送風駆動手段14からの信号により送風手段7を運転した回数(運転回数)をカウントする使用回数計測手段16を加えて設けたものである。すなわち、本実施の形態の演算手段17は、実施の形態1の演算手段15に加えて、使用回数計測手段16からの前記運転回数と、人数算出手段12により算出された在室人数と、設定温度テーブル12aからの設定温度と、加熱温度検知手段11の検出した加熱手段6の温度とから加熱駆動手段13を駆動するものである。
また、演算手段17は、人数算出手段12により算出された在室人数により今後送風手段7が運転される回数を予測し、送風手段7運転停止後の加熱手段6の蓄熱量を推測するものである。上記構成により、人数算出手段12により算出された在室人数と使用回数計測手段16の算出した運転回数により、今後の送風手段7の運転回数を推測し、送風手段7を構成するモータの蓄熱量を手乾燥運転時の吹出し風の加熱に活用することができる。
以下、その詳細について、図7に示す本体1の運転を状態遷移図と、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図7の状態遷移図においてST0からST2までの遷移は実施の形態1と同じであるので理解を容易にさせるためにその説明は省略する。そして、ST2において前記手検知手段9が手を検知しなくなると、送風手段7の運転を停止させる。その後送風手段7の蓄熱量を考慮して加熱駆動手段13を制御する第2予熱開始時(ST1a)の状態に移行する。
ST1aに移行すると、図8のフローチャートに示すように、前記人検知手段4の信号により人数算出手段12で在室人数を算出したあと、演算手段17は、この在室人数と設定温度テーブル12aとにより、前記在室人数に応じた加熱手段6の設定温度を決める(処理1)。
次に、演算手段17は、使用回数計測手段16によりカウントされた運転回数と人数算出手段12により算出された現在の在室人数より、今後送風手段7が運転される回数を予測し、送風手段7の運転停止後の送風手段7の蓄熱量を推測する(処理5)。
また、演算手段17には、送風手段7の使用回数と温度を対比させるテーブルを備え、使用回数によって蓄熱量を温度換算した値を用意する。
加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度と送風手段7の運転停止後の蓄熱量を温度換算した値の和と加熱手段6の設定温度とを比較する(処理6)。そして、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度と送風手段7の運転停止後の蓄熱量を温度換算した値の和が加熱手段6の設定温度より小さいときは、加熱駆動手段13は加熱手段6を定格発熱量で運転する(処理7)。加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度以上のときは、加熱駆動手段13は加熱手段6の予熱を停止する(処理8)。
また、新たに人が入ってきた場合には、人検知手段4が検出して、人数算出手段12が在室人数を算出して、処理1において再度加熱手段6の 設定温度を決定する。この状態で運転時の状態になるまで処理5、処理6、処理8または処理7、処理1を繰り返し加熱手段6の温度を所定の温度に保つ(ST1a)。
次に、手検知手段9により手を検知すると、手検知手段9から制御部5の送風駆動手段14に信号が送られ、図7の状態遷移図では状態が第2予熱開始時(ST1a)の状態から運転時(ST2)の状態に移行し、加熱手段6の運転に加えて、前記送風手段7の運転を開始する。そして、ST2の状態において手検知手段9が手を検知しなくなると、ST2からST1aの状態に移行し、送風手段7の運転を停止する。人数算出手段12により算出された在室人数が0人になると、第2予熱開始時(ST1a)の状態から停止時(ST0)の状態に移行し、加熱手段6と送風手段7の運転を停止し、待機状態になる。
以上のように、演算手段17により、送風手段7の蓄熱量を推測し、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度と送風手段7の運転停止後の蓄熱量を温度換算した値の和と加熱手段6の設定温度とを比較することで、加熱手段6の出力を減らしながら吹出し風の温度を適温に保つという効果を奏する。
(実施の形態3)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態3の手乾燥装置においては、吹出し風の温度を検知し考慮に入れる処理を追加したものである。
図9示すように、吹出し口18付近、すなわち送風手段7から吹出し口18に連通する風路内であって吹出し口18に近接した部分に吹出し風の温度を検知する送風温度検知手段19を備え、吹出し風の設定温度を任意の温度に設定する送風温度設定手段20を設ける構成とした。送風温度検知手段19は、例えばサーミスタなどの温度センサなどがある。任意の設定温度を設けるということは、利用者向けに送風温度設定手段20を設けるようなことだけでなく、制御部5にディップスイッチやロータリースイッチなどを設けて、これらのスイッチ類による設定や、不揮発メモリなどに予め設定温度を記憶させておくことも同じ意である。
また、図10に示すように、制御部5にも設けた演算手段21は、実施の形態1の演算手段15に加えて、前記送風温度検知手段19と送風温度設定手段20の信号を受ける構成を加え設けたものである。
上記構成により、吹出し風の設定温度を可変させることができるようになる。
以下、その詳細について、図7に示す本体1の運転を状態遷移図と、図11,12に示すフローチャートを用いて説明する。
図7の状態遷移図のように状態を遷移するのは実施の形態2と同じであるが、ST2のときは送風温度検知手段19で検知される吹出し風の温度を確認しながら前記加熱手段6の出力を調整する。ST1aにおいては、運転中に送風温度検知手段19で検知された吹出し風の温度を記憶しておき、図12のフローチャートに示すように処理10での比較において前記送風温度検知手段19で検知された吹出し風の温度を用いる。
図11を用いて送風手段7運転時(ST2)の処理をフローチャートで説明する。
まず、演算手段21は、前記人検知手段4の信号により前記人数算出手段12で在室人数を算出したあと、在室人数に応じた吹出し風の設定温度を算出する(処理9)。次に、吹出し口付近に置かれた送風温度検知手段19により検知した吹出し風の温度と吹出し風の設定温度とを比較する(処理10)。そして、送風温度検知手段19が検知した温度が吹出し風の設定温度より低いときは、加熱手段6の出力を上げる(処理11)。また、送風温度検知手段19が検知した吹出し風の温度が吹出し風の設定温度以上のときは、加熱手段6の予熱を停止する(処理12)。
また、手の検知信号がなくなり、送風手段7を停止させると、 図12に示すように、第2予熱開始時(ST1a)では、運転時(ST2)の状態で送風温度検知手段19により検知した吹出し風の温度と吹出し風の設定温度とを比較する(処理10)。そして、送風温度検知手段19が検知した温度が吹出し風の設定温度より低いときは、吹出し風の設定温度に対する差を加熱駆動手段13で算出し、その差に対応して次回加熱手段6の設定温度を上げる(処理13)。すなわち、吹出し風の温度と吹出し風の設定温度との差算出して、この差の温度を加熱手段の設定温度にフィードバックする。
また、送風温度検知手段19が検知した吹出し風の温度が吹出し風の設定温度以上のときは、吹出し風の設定温度に対する差を算出してその差に対応して次回の加熱手段6の設定温度を下げるか、もしくはそのままの設定温度を維持する(処理14)。すなわち、吹出し風の温度と吹出し風の設定温度との差算出して、この差の温度を加熱手段の設定温度にフィードバックする。
このような上記の手順で、加熱手段6の設定温度を新たに決定(処理15)する。そして処理1〜処理4において、前記設定温度を用いる。
次に、人検知手段4の信号により人数算出手段12で在室人数を算出したあと、在室人数に応じた加熱手段6の設定温度を決め(処理1)、加熱温度検知手段11が検知した温度と加熱手段6の設定温度を比較する(処理2)。そして、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度より小さいときは、加熱駆動手段13は加熱手段6を定格発熱量で運転する(処理3)。また、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度以上のときは、加熱駆動手段13は加熱手段6の予熱を停止する(処理4)。この状態で手検知手段9が再び手を検知して運転状態になるか、人検知手段4の検知信号により人数算出手段12が算出する在室人数が0人になるまで待機する。
以上のように、送風温度検知手段19の検知温度に応じて、加熱駆動手段13により加熱手段6の予熱運転を行うことで、吹出し風の温度を適温に保つことができるという効果を奏する。
(実施の形態4)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態4の手乾燥装置においては、加熱温度検知手段11が検知した温度が加熱手段6の設定温度を満たしていないときには、前記送風駆動手段14により前記送風手段7を制御し、風量を下げた状態で運転を始める機能を追加したものである。
図13に示すように、本実施の形態の制御部5は、実施の形態1の演算手段15に、在室人数に応じて設定した設定温度と加熱温度検知手段11の検出した温度とを比較して、その結果により送風駆動手段14へ送風風量の指令を発する演算手段22を加えて設けたものである。
上記構成により、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度を演算手段22が受け取り、加熱温度検知手段11が検知した加熱手段6の温度が加熱手段6の設定温度を満たしているかどうかを判断する。そして、加熱手段6の設定温度を満たしていなければ、送風駆動手段14へ送風風量を下げる指令を発信する。そして、送風駆動手段14はdutyを下げて送風手段7の風量を下げた状態で運転を開始し、その後、徐々にdutyを上げていき、送風手段7の風量を上げる。
以上のように、加熱温度検知手段11が検知した温度が加熱手段6の設定温度を満たしていないときには、演算手段22の指令により、前記送風駆動手段14により前記送風手段7を制御し、風量を下げた状態で運転を始めることにより、最初の使用者が冷たい風を勢いよく受けるのを防ぐという効果を奏する。
(実施の形態5)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態5の手乾燥装置においては、図14に示すように、制御部5の演算手段23は、実施の形態1の演算手段15に、人数算出手段12が1人目を算出してから、一定の時間経過後に加熱手段6の制御を開始する第1のタイマ24と、送風手段7の運転が止まって所定の時間経過後に人数算出手段12の算出する在室人数を0人にする第2のタイマ25とを加えて設けた構成とした。
上記構成により、図15の状態遷移図に示すように、第1のタイマ24は、人数算出手段12により算出された人数が0人から1人になるとスタートし、停止時(ST0)の状態から第1のタイマのカウントアップ待ち(ST0a)の状態に移行する。第1のタイマがカウントアップするとST1の状態に移行し、加熱手段6の運転を開始する。また、タイマのカウント中に前記手検知手段9により手を検知した場合、第1のタイマ24を解除し、ST2の状態に移行する。すなわち、すぐに送風手段7の運転を開始する。
また、手検知手段9による手の検知がなくなった場合には、第2のタイマ25のカウントは、送風手段7の運転が停止するとスタートし、再び手が検知されて、送風手段7の運転が再開したときと、人検知手段4の検知信号を受けて、人数算出手段12が新たに人が入ってきたことを算出したときにリセットされる。第2のタイマ25がカウントアップすると、第2予熱開始時(ST1a)の状態から停止時(ST0)の状態に移行し、加熱手段6の運転を停止し、待機状態になる。タイマカウント中に人数算出手段12により算出された人数が0人になったときは、第2のタイマ25を解除し、ST0の状態に移行する。
以上のように、在室人数が0人から1人になったときの加熱駆動手段13の運転を開始する際に、少しのウェイトをおくことにより、人が室内に入ってきてから本体1を使用するまでの時間の加熱手段6の無駄な運転を防ぐので、省エネルギー化することができるという効果を奏する。
また、送風手段7の運転が止まってから一定時間経過後に在室人数を0人にすることにより、人検知手段4の誤検知を防ぐことができ、本体1の誤動作を防ぐという効果を奏する。
(実施の形態6)
実施の形態1で説明した同一部分は同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
実施の形態6の手乾燥装置においては、異常を検知する機能を追加したものである。すなわち、図16に示すように、本実施の形態の制御部5は、実施の形態1の制御部5に加熱手段6の運転の異常を表示する異常表示手段26と、人数算出手段12により算出された人数が0人の状態で、加熱駆動手段13の運転が行われていたら異常を検知する異常検知手段27とを備えたものである。
上記構成により、加熱手段6の運転異常を検知することができる。
以下、その詳細について、図17を用いて異常検知の処理をフローチャートにて説明する。
異常検知処理は、まず人数算出手段12により算出された人数が1人以上であるかどうかを確認し(処理16)、人数算出手段12により算出された人数が0人のときは、加熱手段6が運転中かどうかを確認し(処理17)、停止中であれば異常表示手段26をOFFする(処理18)。運転中であれば異常検知手段27により異常を検知し、異常表示手段26の出力をONする(処理19)。人数算出手段12により算出された人数が1人以上であるときは、なにもしない。
以上のように、加熱手段6の運転の異常を検知することにより、異常をすぐに検知することができ、本体の誤動作を防ぐという効果を奏する。
本発明にかかる手乾燥装置は、加熱手段の温度、モータの蓄熱量、吹出し風の温度を考慮して、吹出し風の温度を適温に保つものであり、手乾燥装置以外でも温風を吹き出す機器に利用することができる。
1 本体
2 手洗い場
3 入口
4 人検知手段
5 制御部
6 加熱手段
7 送風手段
8 乾燥室
9 手検知手段
10 水受け部
11 加熱温度検知手段
12 人数算出手段
13 加熱駆動手段
14 送風駆動手段
15 演算手段
16 使用回数計測手段
17 演算手段
18 吹出し口
19 送風温度検知手段
20 送風温度設定手段
21 演算手段
22 演算手段
23 演算手段
24 第1のタイマ
25 第2のタイマ
26 異常表示手段
27 異常検知手段

Claims (12)

  1. トイレの入口の天井に設けて人の出入りを検出する人検知手段と、トイレの手洗い場に設置して、手の乾燥を行う本体とを備え、この本体は差し出した手に風を送る送風手段と、前記送風手段から送風される空気を暖める加熱手段と、前記加熱手段近傍に配置して前記加熱手段の温度を推定する加熱温度検知手段と、前記送風手段と前記加熱手段を制御する制御部とを備え、前記制御部は前記人検知手段の信号を受けて在室者の人数を算出する人数算出手段と、前記人数算出手段の信号から前記加熱手段の発熱量を調整する加熱駆動手段とを備え、前記加熱駆動手段により加熱手段の予熱運転を行う手乾燥装置。
  2. あらかじめ在室者の人数と前記加熱手段の予熱温度とを対応させて前記加熱駆動手段の中に設定しておき、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行う請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記予熱運転は前記送風手段の運転停止後の蓄熱量を算出して、前記加熱手段の予熱温度を低く調整する請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記運転停止後の蓄熱量は本体の使用回数をカウントする使用回数計測手段を制御部に備え、前記使用回数計測手段によりカウントされた回数で蓄熱量を算出し、前記人数検出手段により検知した人数でその後の使用回数も予測して蓄熱量を算出する手段を備えた請求項3に記載の手乾燥装置。
  5. 本体の吹出し口に送風温度検知手段を設け、前記制御部はこの前記送風温度検知手段の検知温度に応じて、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行う請求項1に記載の手乾燥装置。
  6. あらかじめ在室者の人数と前記吹出し風の温度とを対応させて前記加熱駆動手段に設定しておき、前記加熱駆動手段により前記加熱手段の予熱運転を行う請求項5に記載の手乾燥装置。
  7. 前記送風温度検知手段の前回の検知温度を記憶し、次回の加熱手段の設定温度にフィードバックを行う請求項5に記載の手乾燥装置。
  8. 吹出し風の設定温度を可変させる送風温度設定手段を設けた請求項5に記載の手乾燥装置。
  9. 前記加熱手段が前記設定温度に達していない状態で使用するときは、風量を下げた状態で運転を開始する機能を備えた請求項1に記載の手乾燥装置。
  10. 前記加熱手段の予熱を前記人数算出手段が1人目を算出してから時間の計測を開始して、第1の所定時間の経過後に予熱運転を開始させる第1のタイマを備えた請求項1に記載の手乾燥装置。
  11. 本体を停止して第2の所定時間の経過後に人数算出手段の在室者の人数を0人にする第2のタイマを備えた請求項1に記載の手乾燥装置。
  12. 在室者の人数を0人と判断している状態で、前記加熱手段が予熱を行っていたら異常を検知する異常検知手段を備えた請求項1に記載の手乾燥装置。
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