JP5691975B2 - 暖房便座装置 - Google Patents
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Description
また、この暖房便座装置によれば、便座の温度が冷感限界温度になっているときに使用者が着座を維持している場合には、便座の温度を冷感限界温度よりも上げる制御を行うため、使用者に冷たさを感じさせることのない快適な暖房便座装置を提供することができる。
また、この暖房便座装置によれば、便座の温度が冷感限界温度になっているときに人体検知部により人体を検知しているときには、便座の温度を冷感限界温度に維持するため、再着座された場合でも、使用者に冷たさを感じさせることのない快適な暖房便座装置を提供することができる。
また、この暖房便座装置によれば、便座の温度が冷感限界温度になっているときに人体検知部により人体を検知していないときは、便座の温度を冷感限界温度よりも下げる制御を行うため、無駄に便座を加熱することがなく、省エネルギー効果の高い暖房便座装置を提供することができる。
また、この暖房便座装置によれば、便蓋の保温効果により便座の温度が下がる時間を長くすることができるので、使用者がトイレルームから去ったあと、すぐに戻って再着座するときや、別の使用者がすぐにトイレルームに入室した際の便座の昇温電力を減らすことができる。これにより、省エネルギー効果の高い暖房便座装置を提供することができる。
図1は、実施形態にかかる暖房便座装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図2は、実施形態にかかる暖房便座装置の制御構成を例示するブロック図である。
制御部410は、離座予測手段411を含む。離座予測手段411は、使用者が便座200から離座することを予測する手段である。すなわち、離座予測手段411は、使用者が便座200に座っている状態でこれから離座しようとするときに行う動作(離座前動作)を検知する。
制御部410は、離座予測手段411による検知結果に基づき便座200の温度を制御する。
着座検知センサ420は、使用者の着座を検知した際には、制御部410に着座を検知した旨の信号SG3を出力する。
人体検知センサ430は、人体を検知した際には、制御部410に人体を検知した旨の信号SG1を出力する。
制御部410は、非使用時にはヒータ210への通電を停止または通電量を小さくして便座200の着座面SLを低めの温度に設定し、使用時にはヒータ210への通電量を大きくして便座200の着座面SLを急速加熱することにより、着座面SLを適温に昇温させる即暖運転モードを実行することができる。
これらの温度のうち、設定温度HT2が最も高く、待機温度HT0が最も低い。着座可能温度HT1は、設定温度HT2と待機温度HT0との間の温度である。
待機温度HT0は、便座200が使用されていないときの目標温度である。
着座可能温度HT1は、使用者が便座200に着座したときに冷たさを感じない温度である。例えば、着座可能温度HT1は29°程度であり、26°以上、30°以下が好適である。実施形態では、着座可能温度HT1の範囲のうち、29°を一例として説明する。着座面SLの温度としての29°は、冷感限界温度の一例である。
図3において、横軸は時間、縦軸は着座面SLの温度である。なお、時間に対する温度の遷移に伴いヒータ210への電力供給量についても例示している。
図3では、待機モードM0において着座面SLの温度が待機温度HT0に維持されている状態からの温度遷移を例示している。
人体の検知は、人体検知センサ430及び入室検知センサ440の少なくともいずれかによって行われる。実施形態では、人体検知センサ430によって人体の検知を行う場合を例とする。
人体検知センサ430は、人体を検知した場合、その旨を示す信号SG1を出力する。一方、人体検知センサ430は、人体を検知していない場合、信号SG1を出力しないか、人体を検知していない旨を示す信号SG1を出力する。
制御部410は、人体検知センサ430で人体を検知していない場合には待機モードM0を続行する。一方、制御部410は、人体検知センサ430で人体を検知した旨の信号SG1を受信した場合、急速加熱モードM1での加熱制御を実行する。
したがって、急速加熱モードM1の途中で使用者が便座200に着座する可能性は低く、使用者は、急速昇温を体感せずにすむ。
便座200を使用しているあいだ、便座200の温度は設定温度HT2に維持される。これにより、使用者は快適に便座200を利用することができる。
先ず、参考例に係る降温制御について説明する。
図4は、保温モードからの降温制御についての参考例を説明するグラフ図である。
図4において、横軸は時間、縦軸は着座面SLの温度である。なお、時間に対する温度の遷移に伴いヒータ210への電力量についても例示している。
次に、第1実施形態に係る降温制御について説明する。
図5は、第1実施形態に係る降温制御の具体例を説明するグラフ図である。
図5において、横軸は時間、縦軸は着座面SLの温度である。なお、時間に対する温度の遷移に伴いヒータ210への電力供給量についても例示している。
図5では、保温モードM3によって着座面SLの温度が設定温度HT2に維持されている状態からの温度遷移を例示している。
使用者は、便座200に座って便器800の使用を開始し、その使用が終わってから離座するまでの間に特定の動作(離座前動作)を行うことが多い。
例えば、使用者は、排泄後、離座するまでの間に衛生洗浄装置の吐水の開始、吐水の停止、乾燥機能の開始、乾燥機能の停止、トイレットペーパの使用などの離座前動作を行う。離座予測手段411は、これらの離座前動作を検知した場合、検知した旨の信号を制御部410へ送る。
制御部410は、離座予測手段411から離座前動作を検知した旨の信号を受けたタイミングF11で、待機状態移行モードM11による制御へ移行する。
着座している使用者が、排泄後に選択手段600を操作して、衛生洗浄装置の吐水停止のボタンBPを選択したとする。このボタンBPの選択によって衛生洗浄装置の吐水が停止される。また、離座予測手段411は、このボタンBPの選択を検知して、検知した旨の信号を制御部410へ送る。
なお、使用者は、離座前動作から実際に離座するまで長い時間を要しないため、着座面SLの温度の降下が始まっても冷たさを感じることはない。
次に、第2実施形態に係る降温制御について説明する。
図6は、第2実施形態に係る降温制御の具体例を説明するグラフ図である。
図6において、横軸は時間、縦軸は着座面SLの温度である。なお、時間に対する温度の遷移に伴いヒータ210への電力供給量についても例示している。
図6では、保温モードM3によって着座面SLの温度が設定温度HT2に維持されている状態からの温度遷移を例示している。
この昇温モードM21では、図3に表した急速加熱モードM1での昇温速度(第1の昇温速度)よりも遅い昇温速度(第2の昇温速度)で昇温を行うようにしてもよい。
次に、第3実施形態に係る降温制御について説明する。
図7は、第3実施形態に係る降温制御の具体例を説明するグラフ図である。
図7において、横軸は時間、縦軸は着座面SLの温度である。なお、時間に対する温度の遷移に伴いヒータ210への電力供給量についても例示している。
図7では、保温モードM3によって着座面SLの温度が設定温度HT2に維持されている状態からの温度遷移を例示している。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (6)
- 便座と、
前記便座を加熱する加熱部と、
前記便座の温度を検知する温度検知部と、
前記便座に使用者が着座したことを検知する着座検知部と、
前記加熱部への通電量を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
使用者が離座することを予測する離座予測手段を含み、
前記着座検知部により使用者の着座を検知したときは、前記便座の温度を設定温度に維持するように前記加熱部への通電量を制御し、
前記着座検知部により使用者の着座を検知している状態で、前記離座予測手段により使用者が離座することを予測した際は、前記便座の温度を前記設定温度よりも下げるように前記加熱部への通電量を制御し、
前記温度検知部により、前記便座の温度が、使用者が前記便座に着座した際に冷たいと感じない冷感限界温度であることを検知し、かつ、前記着座検知部により使用者の着座を検知しているときには、前記便座の温度を前記冷感限界温度よりも上げるように前記加熱部への通電量を制御することを特徴とする暖房便座装置。 - 便座と、
前記便座を加熱する加熱部と、
前記便座の温度を検知する温度検知部と、
前記便座に使用者が着座したことを検知する着座検知部と、
前記加熱部への通電量を制御する制御部と、
人体検知部と、
を備え、
前記制御部は、
使用者が離座することを予測する離座予測手段を含み、
前記着座検知部により使用者の着座を検知したときは、前記便座の温度を設定温度に維持するように前記加熱部への通電量を制御し、
前記着座検知部により使用者の着座を検知している状態で、前記離座予測手段により使用者が離座することを予測した際は、前記便座の温度を前記設定温度よりも下げるように前記加熱部への通電量を制御し、
前記温度検知部により、前記便座の温度が、使用者が前記便座に着座した際に冷たいと感じない冷感限界温度であることを検知し、かつ、前記着座検知部により使用者の着座を検知していないときであって、前記人体検知部により人体を検知しているときは、前記便座の温度を前記冷感限界温度に維持するように前記加熱部への通電量を制御することを特徴とする暖房便座装置。 - 便座と、
前記便座を加熱する加熱部と、
前記便座の温度を検知する温度検知部と、
前記便座に使用者が着座したことを検知する着座検知部と、
前記加熱部への通電量を制御する制御部と、
人体検知部と、
を備え、
前記制御部は、
使用者が離座することを予測する離座予測手段を含み、
前記着座検知部により使用者の着座を検知したときは、前記便座の温度を設定温度に維持するように前記加熱部への通電量を制御し、
前記着座検知部により使用者の着座を検知している状態で、前記離座予測手段により使用者が離座することを予測した際は、前記便座の温度を前記設定温度よりも下げるように前記加熱部への通電量を制御し、
前記温度検知部により、前記便座の温度が、使用者が前記便座に着座した際に冷たいと感じない冷感限界温度であることを検知し、かつ、前記着座検知部により使用者の着座を検知していないときであって、前記人体検知部により人体を検知していないときは、前記便座の温度を前記冷感限界温度よりも下げるように前記加熱部への通電量を制御することを特徴とする暖房便座装置。 - 便蓋と、
便座と、
前記便座を加熱する加熱部と、
前記便座の温度を検知する温度検知部と、
前記便座に使用者が着座したことを検知する着座検知部と、
前記加熱部への通電量を制御する制御部と、
人体検知部と、
を備え、
前記制御部は、
使用者が離座することを予測する離座予測手段を含み、
前記着座検知部により使用者の着座を検知したときは、前記便座の温度を設定温度に維持するように前記加熱部への通電量を制御し、
前記着座検知部により使用者の着座を検知している状態で、前記離座予測手段により使用者が離座することを予測した際は、前記便座の温度を前記設定温度よりも下げるように前記加熱部への通電量を制御し、
前記温度検知部により、前記便座の温度が、使用者が前記便座に着座した際に冷たいと感じない冷感限界温度であることを検知し、かつ、前記着座検知部により使用者の着座を検知していないときであって、前記人体検知部により人体を検知していないときは、前記便蓋を閉じる制御を行うことを特徴とする暖房便座装置。 - 前記制御部は、
前記温度検知部により、前記便座の温度が、使用者が前記便座に着座した際に冷たいと感じない冷感限界温度であることを検知し、かつ、前記着座検知部により使用者の着座を検知しているときには、前記便座の温度を前記冷感限界温度よりも上げるように前記加熱部への通電量を制御することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の暖房便座装置。 - 前記離座予測手段は、局部洗浄の洗浄を停止するスイッチが選択されたことによって使用者が離座することを予測することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
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