JP5268028B2 - 暖房便座装置 - Google Patents
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この暖房便座装置によれば、選択手段により第2のモードが選択されている場合には、使用者が便座に近づくと、便蓋は開放される。そのため、使用者は、着座面の温度が適温(第1の温度)に接近するまで、すなわち便蓋が開くまで待つ必要はなく、より早く便器を使いたいという要求が満たされる。したがって、使用者は、より快適な使い心地を得ることができる。
この暖房便座装置によれば、選択手段により第2のモードが選択されている場合には、着座面が昇温を始めてから所定時間後に、便蓋は、着座面の温度にかかわらず開放される。そのため、使用者は、便蓋が開くまで待つ必要はなく、より早く便器を使いたいという要求が満たされる。したがって、使用者は、より快適な使い心地を得ることができる。
この暖房便座装置によれば、着座面が適温(第1の温度)よりも低く使用者が着座したときに冷感を感じない程度の第2の温度に接近すると、便蓋は開放される。そのため、使用者は、便蓋が開くまで待つ必要はなく、より早く便器を使いたいという要求が満たされる。したがって、使用者は、より快適な使い心地を得ることができる。
この暖房便座装置によれば、トイレ室の室温がある程度高い場合には、便蓋を開いても着座面からの放熱はより少ないため、着座面の温度が上昇することを予測することができる。そのため、選択手段により第1のモードが選択されていても、着座面の温度が第1の温度に接近する前に便蓋を開く第2のモードを実行することができる。これにより、使用者は、第1のモードを選択していても、トイレ室の室温に応じて、より早く便器を使用することができる。
この暖房便座装置によれば、トイレ室の室温がある程度高い場合には、便座ヒータ近傍の温度変化率が所定値よりも大きくなり、便蓋を開いても着座面からの放熱はより少ないため、着座面の温度が上昇することを予測することができる。そのため、選択手段により第1のモードが選択されていても、着座面の温度が第1の温度に接近する前に便蓋を開く第2のモードを実行することができる。これにより、使用者は、第1のモードを選択していても、便座ヒータ近傍の温度変化率に応じて、より早く便器を使用することができる。
この暖房便座装置によれば、入室検知手段がトイレ室への人体の入室を検知したときに、制御部は、加熱部の通電量を増大させるため、使用者が暖房便座装置を使用していないときの消費電力を削減しつつ、着座面を早く快適な温度に昇温することができる。
この暖房便座装置によれば、クッション部は、使用者が便座に着座すると、その体重に応じて変形して体重を分散させるため、使用者が便座に座ったときの座り心地を向上させることができる。
この暖房便座装置によれば、便座ヒータおよび便蓋ヒータにより便座の着座面を上下から迅速に加熱することができるため、着座面の温度をより早く適温に近づけることができる。また、制御部は、便蓋を開いたときには便蓋ヒータの通電を停止する。そのため、便蓋を開いた後に無駄な放熱が行われることを抑制することができる。これにより、エネルギーロスを低減し、省エネルギー化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる暖房便座装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態の便座および便蓋の断面を表す断面模式図である。
また、図3は、本実施形態の変形例にかかる便座および便蓋の断面を表す断面模式図である。
また、図4は、本実施形態の他の変形例にかかる便座および便蓋の断面を表す断面模式図である。
なお、図2〜図4は、便蓋が閉じた状態における図1に表したA−A断面図に相当する。
また、人体検知手段430の検知領域は、便座200の前方である。すなわち、人体検知手段430は、トイレ室に入室し便座200の前に移動してきた使用者、あるいは便座200の前に立った使用者を検知できる。
また、入室検知手段440の検知領域は、便座200から前へ離間した位置までである。すなわち、入室検知手段440は、人体検知手段430よりも遠方まで検知しており、例えばトイレ室の扉近傍まで検知している。そのため、入室検知手段440はトイレ室への使用者の入室を検知できる。
本実施形態にかかる暖房便座装置100が待機状態であるときには、制御部410は、便座ヒータ210に通電し、その便座ヒータ210の出力を低出力に設定している。そのため、便座200の着座面の温度は、低温となっている(低温待機)。これにより、暖房便座装置100は、省エネルギー化を図ることができる。
一方、第2のモードが選択された場合には、制御部410は、便座200の着座面の温度が適温に接近する前であっても便蓋300を開放するため、第2のモードは、便蓋300を開放する時間(タイミング)を優先的に制御する動作モードである。これによれば、使用者は、着座面の温度が適温に接近するまで、すなわち便蓋300が開くまで待つ必要はなく、より早く便器800を使いたいという要求が満たされるため、より快適な使い心地を得ることができる。
まず、前述したように、暖房便座装置100が待機状態であるときには、制御部410は、便座ヒータ210に通電し、その便座ヒータ210の出力を低出力に設定している(タイミングt1以前)。これにより、便座200の着座面の温度は、低温となっている(低温待機)。
本具体例の動作(第2のモード)では、人体検知手段430が便座200に近づいた人体を検知すると、便蓋300を開く必要があると判断する。そして、着座面の温度が適温になっていなくとも、あるいは接近していなくとも、制御部410は、便蓋駆動装置450を駆動し便蓋300を開放させる(タイミングt2)。そのため、使用者は、着座面の温度が適温に接近するまで、すなわち便蓋300が開くまで待たなくとも便座200に着座できる(タイミングt3)。その他の動作については、図5に関して前述した具体例の動作と同様である。
なお、本具体例の動作は、図6に関して前述した動作の変形例である。
図6に関して前述した具体例では、人体検知手段430が便座200に近づいた人体を検知すると、制御部410は便蓋300を開放する。一方、本具体例では、入室検知手段440がトイレ室への人体の入室を検知すると、制御部410は、便蓋300を開く必要があると判断する。そして、入室検知手段440が人体を検知してから所定時間T1が経過すると、制御部410は、便蓋駆動装置450を駆動し便蓋300を開放させる(タイミングt3)。ここで、本具体例における「所定時間T1」とは、入室検知手段440がトイレ室への人体の入室を検知してから、あるいは制御部410が便座ヒータ210の通電量を増大させてから、着座面が適温よりも低く使用者が着座したときに冷感を感じない程度の温度になるまでの推定時間である。この所定時間T1は、便座ヒータ210の出力や便座200の構造などを考慮して決定される。
なお、本具体例の動作は、図6に関して前述した動作の変形例である。
図6に関して前述した具体例では、人体検知手段430が便座200に近づいた人体を検知すると、制御部410は便蓋300を開放する。一方、本具体例では、人体検知手段430がトイレ室への人体の入室を検知してから所定時間T2が経過すると、制御部410は、便蓋駆動装置450を駆動し便蓋300を開放させる(タイミングt3)。ここで、本具体例における「所定時間T2」とは、人体検知手段430が便座200に近づいた人体を検知してから、あるいは制御部410が便座ヒータ210の通電量を増大させてから、着座面が適温よりも低く使用者が着座したときに冷感を感じない程度の温度になるまでの推定時間である。この所定時間T2は、便座ヒータ210の出力や便座200の構造などを考慮して決定される。
なお、本具体例の動作は、図6に関して前述した動作の変形例である。
本具体例では、着座面が適温(第1の温度)よりも低く使用者が着座したときに冷感を感じない程度の温度(第2の温度)になると、制御部410は、便蓋駆動装置450を駆動し便蓋300を開放させる(タイミングt3)。
本具体例の動作では、選択手段600により第1のモードが選択されている場合を想定する。この場合において、室温検知手段460により検知されたトイレ室の室温が、所定温度(第3の温度)よりも高い場合には、制御部410は、第1のモードが動作モードとして選択されている場合であっても、第2のモードを実行する。
なお、本具体例の動作は、図10に関して前述した動作の変形例である。
本具体例の動作では、図10に関して前述した具体例と同様に、選択手段600により第1のモードが選択されている場合を想定する。この場合において、便座温度検知手段280により検知された便座ヒータ210近傍の温度の単位時間当たりの変化量(温度変化率あるいは温度勾配)が、所定値よりも大きい場合には、制御部410は、第1のモードが動作モードとして選択されている場合であっても、第2のモードを実行する。
図12は、本発明の第2の実施の形態にかかる暖房便座装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図13は、本実施形態の便座および便蓋の断面を表す断面模式図である。
なお、図13は、便蓋が閉じた状態における図12に表したB−B断面図に相当する。
本実施形態にかかる暖房便座装置100aは、第1の実施の形態にかかる暖房便座装置100と同様に、着座面の温度が設定温度に接近すると便蓋300bを開放する第1のモードと、着座面の温度が設定温度に接近する前に便蓋300bを開放する第2のモードと、のいずれかを実行できる。すなわち、本実施形態にかかる暖房便座装置100aは、着座面の温度を優先的に制御する第1のモードと、便蓋300bを開放する時間(タイミング)を優先的に制御する第2のモードと、のいずれかを実行できる。そして、使用者は、第1のモードおよび第2のモードのいずれかを選択手段600により選択できる。以下、本実施形態にかかる暖房便座装置100aの動作の具体例について、図面を参照しつつ説明する。
入室検知手段440がトイレ室への人体の入室を検知すると、制御部410は、便蓋300を開く必要があると判断する。そして、制御部410は、便座ヒータ210および便蓋ヒータ310の通電量を増大させ、便座ヒータ210および便蓋ヒータ310の出力を高出力に設定する(タイミングt1)。このように、本実施形態にかかる暖房便座装置100aでは、便座ヒータ210および便蓋ヒータ310により便座200bの着座面を上下から迅速に加熱することができる。
本具体例の動作(第2のモード)では、人体検知手段430が便座200bに近づいた人体を検知すると、着座面の温度が適温になっていなくとも、あるいは接近していなくとも、制御部410は、便蓋駆動装置450を駆動し便蓋300bを開放させる(タイミングt2)。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (9)
- 着座面を有する便座と、
前記着座面を覆う便蓋と、
前記着座面を加熱する加熱部と、
前記便蓋を開く便蓋駆動装置と、
前記便蓋を開く必要があると判断すると前記加熱部の通電量を増大させて前記着座面の温度が第1の温度に接近した後に前記便蓋駆動装置を駆動させて前記便蓋を開く第1のモードと、前記便蓋を開く必要があると判断すると前記着座面の温度が前記第1の温度に接近していなくても前記便蓋駆動装置を駆動させて前記便蓋を開く第2のモードと、を実行可能な制御部と、
前記第1および第2のモードのいずれかを選択可能な選択手段と、
を備えたことを特徴とする暖房便座装置。 - 前記便座に近づいた人体を検知する人体検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記人体検知手段が前記便座に近づいた人体を検知すると前記便蓋を開く必要があると判断することを特徴とする請求項1記載の暖房便座装置。 - 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記便蓋を開く必要があると判断すると前記加熱部の通電量を増大させてから所定時間が経過した後に、前記着座面の温度が前記第1の温度に接近していなくても前記便蓋駆動装置を駆動して前記便蓋を開くことを特徴とする請求項1記載の暖房便座装置。
- 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記便蓋を開く必要があると判断すると前記着座面の温度が前記第1の温度よりも低い第2の温度に接近したときに前記便蓋駆動装置を駆動して前記便蓋を開くことを特徴とする請求項1記載の暖房便座装置。
- トイレ室の室温を検知する室温検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記室温検知手段により検知された室温が第3の温度よりも高い場合には、選択手段により第1のモードが選択されていても前記第2のモードを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の暖房便座装置。 - 前記加熱部の近傍の温度を検知する便座温度検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記便座温度検知手段により検知された温度の単位時間あたりの変化量が所定値よりも大きい場合には、選択手段により第1のモードが選択されていても前記第2のモードを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の暖房便座装置。 - トイレ室への人体の入室を検知する入室検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記入室検知手段が前記トイレ室への人体の入室を検知すると前記便蓋を開く必要があると判断することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の暖房便座装置。 - 前記便座は、前記着座面の下方に設けられ弾力性を有するクッション部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
- 前記加熱部は、前記便座に内蔵され前記着座面を前記便座内から加熱する便座ヒータと、前記便蓋に設けられ前記着座面を表面から加熱する便蓋ヒータと、を有し、
前記制御部は、前記便蓋駆動装置を駆動して前記便蓋を開いたときに、前記便蓋ヒータの通電を停止することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
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