JP2009014259A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置空間内の動体の位置を把握し、その位置情報に基づいて殺菌成分の放出領域をコントロールし、設置空間の効率的な殺菌が可能な空気調和機を得る。
【解決手段】設置空間内に動体が存在するか否かを検出するとともに、動体が存在する場合にはその位置情報を検出する動体検知手段30と、リモコン60で殺菌運転が指示された際に、人体に長時間照射されると有害となる殺菌成分を設置空間内に向けて放出する放出手段40と、殺菌成分の放出方向を変更する放出方向変更手段50と、放出方向変更手段50の放出方向を制御する制御手段70とを備え、制御手段70は、リモコン60により殺菌運転が指示されると、動体検知手段30の検出結果をチェックし、設置空間内に動体が存在する場合には、動体の位置情報に基づいて動体の存在位置を避けて設置空間内に放出手段40の殺菌成分が放出されるように放出方向変更手段50を制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、空気調和機に関し、更に詳しくは、設置空間に殺菌成分を放出する機能を備えた空気調和機に関するものである。
従来、設置空間に殺菌成分を放出する装置として、例えば、外部にオゾンを発生するオゾンランプと、人体の接近を検知する人センサーと、オゾン発生中に人センサーが検知するとオゾンランプを停止する制御回路とを備え、人を検知するとオゾン発生を停止する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−266612号公報(第3頁)
上記従来の装置では、人センサーによって人体を検知しているが、広域全体に人体が存在するかどうかを検出するものであり、装置に対してどの方向、どの場所に人体が存在するかは不明であるため、広域全体のどこかに人体が存在した時点で放出を停止するものであった。そして、人センサーによる人体の検知を広域にわたって行っているため、誤検知してしまう可能性も高く、そうした場合、必要以上に頻繁に人体を検出し、その度に放出が停止して殺菌効果が低下する可能性があった。また、オゾンの放出範囲(照射範囲)を部屋全体などの広域を対象としているため、対象エリアを限定できず、無駄に放出してしまう可能性があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、設置空間内の動体の位置を把握し、その位置情報に基づいて殺菌成分の放出領域をコントロールし、設置空間の効率的な殺菌が可能な空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、調和された空気を設置空間内に供給する空気調和機において、所定の空調運転モードの運転を行う空調手段と、設置空間内に動体が存在するか否かを検出するとともに、動体が存在する場合にはその位置情報を検出する動体検知手段と、空気調和機に対する運転指示を設定するための設定手段と、設定手段で殺菌運転が指示された際に、殺菌成分を設置空間内に向けて放出する放出手段と、放出手段の殺菌成分の放出方向を変更する放出方向変更手段と、放出方向変更手段の放出方向を制御する制御手段とを備え、制御手段は、設定手段により殺菌運転が指示されると、動体検知手段の検出結果をチェックし、設置空間内に動体が存在する場合には、その位置情報に基づいて動体の存在位置を避けて設置空間内に放出手段の殺菌成分を放出するように放出方向変更手段を制御するものである。
この発明によれば、殺菌成分を、人体や動物などの動体を避けて居住空間内に放出することができ、居住空間の効率的な殺菌が可能な空気調和機を得ることができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1の空気調和機の内部構成を示すブロック図、図2は、実施の形態1の空気調和機の室内機の外観概略斜視図である。
図2に示すように、空気調和機は、空気調和機本体1と、空気調和機本体1下側の空気吹出口2を開閉するとともに上下方向の風向制御を行う上下風向制御羽根3と、左右方向の風向制御を行う左右風向制御羽根4とにより外観部分が形成されている。また、空気調和機本体1内には、人体に長時間照射されると有害となる殺菌成分を設置空間(居住空間)内に向けて放出する放出手段40が設けられている。この放出手段40の詳細な構成については後述する。
また、図1に示すように、空気調和機は、空調手段10と、居住空間の温度・湿度を検出する温度・湿度検出手段20と、動体検知手段30と、放出手段40と、放出方向変更手段50と、空気調和機に対する運転指示や、各種操作設定を行う設定手段60と、マイクロコンピュータで構成され、空気調和機全体の制御を行う制御手段70とを備えている。
空調手段10は、設定手段60で設定された空調運転モード(冷房運転、暖房運転、除湿運転及び送風運転)に応じた空調運転を行う手段で、温度・湿度検出手段20で検出された居住空間の温度及び湿度が、設定温度及び湿度となるように空調気体を調節して居住空間に供給するまでの一連の動作を行う。なお、冷房運転、暖房運転、除湿運転及び送風運転のための具体的な構成については従来公知の構成を採用でき、この構成部分に関しては、本発明の趣旨とは関連性がないので詳細説明は省略する。
動体検知手段30は、居住空間内に動体が存在するか否かを検出するとともに、動体が存在する場合にはその位置情報を検出するもので、具体的には例えば、温度変化に応じて出力が変化する焦電センサや、絶対温度を検知できるサーモパイルセンサやCMOSカメラ、CCDカメラで構成される。
一般的に、動体検知素子としては焦電センサを使用することが多いが、サーモパイルセンサやカメラを使用することもでき、この場合は、連続で入力した情報の変化を監視しておき、変化が発生すれば動きがあったと判断できる。
特に、カメラは解像度が細かいため微小な動体変化を検知でき、撮影情報である輝度と色度のうち輝度情報の変化が顕著であるという特徴から、輝度情報だけを使用してその変化により動体を検出すれば動体検知に必要な情報量も軽減できるため処理を高速にすることができる。
また、カメラは複数の撮影素子が集積しているため素子ごとに変化情報を検出すれば、どの素子、つまりどの場所に動体が存在するか判断できる。これに対して、焦電センサやサーモパイルセンサは一般的に1素子で検出エリア全体の動きや温度を検出するものであるが、複数素子で使用することでセンサの検出エリアを特定でき、設置空間のどの場所に動体が存在しているか推測することができる。
このように、本例の動体検知手段30は、複数のセンサ素子を使用したり、単数のセンサ素子を走査して複数素子相当として使用することで居住空間内の動体の位置を特定するものである。そして、動体検知手段30で得られた動体の位置情報は、制御手段70に送信される。
放出手段40は、設定手段60により殺菌運転が指示された際に、人体に長時間照射されると有害となる殺菌・除菌成分(以下、単に殺菌成分という)を設置空間内に向けて放出する手段であり、殺菌成分は、例えば、風邪ウィルスや病原菌を除菌、殺菌したり、消臭を行う紫外線がある。
放出方向変更手段50は、制御手段70からの制御信号に基づいて放出手段40の殺菌成分の放出方向を変更する手段であり、本例では、空気調和機に既存の左右風向制御羽根4を放出方向変更手段50として兼用している。すなわち、左右風向制御羽根4に、放出手段40の放出口(紫外線照射口)を配置することで、風向の変更に連動して放出方向を変更するようにしている。なお、風向変更の機構が上下左右自在に動くものであれば、その機構に放出口(紫外線照射口)を配置することで自在な方向に放出方向の変更が可能である。
設定手段60は、空気調和機に対する運転指示を設定するための手段であり、具体的にはリモコン60で構成される。
図3は、リモコンの正面図である。
リモコン60は、現在の設定内容を表示する表示部61と、「冷房」設定ボタン62と、「暖房」設定ボタン63と、「除湿」設定ボタン64と、風量を設定する風量設定ボタン65と、上下方向の風向を設定する上下風向設定ボタン66と、空気調和機の電源をオフや、殺菌運転の停止を指示する「止」ボタン67と、殺菌運転を指示する「殺菌」設定ボタン68とを備えている。表示部61には、左上から反時計周りに運転モード、現在温度(或いは設定温度)、殺菌運転中であることを示すマーク、現在の風量段階を示すインジケータ、現在湿度、現在時刻が表示されている。殺菌運転中であることを示すマークとして、図3では、洗濯物の絵を表示させている。
制御手段70は、リモコン60からの設定信号を受信するとともに、動体検知手段30からの動体の位置情報を受信し、受信した情報に基づいて、空調手段10、放出方向変更手段50や放出手段40の制御を行う。ここで、本例は、殺菌運転が指示された場合に、動体の位置を避けて殺菌成分を放出することに特徴を有するものであり、制御手段70は、殺菌運転が指示された場合、動体検知手段30の検出結果をチェックし、設置空間内に動体が存在する場合には、その位置情報に基づいて動体の存在位置を避けて設置空間内に放出手段40の殺菌成分を放出するように放出方向変更手段50を制御するようにしている。
以下、実施の形態1の空気調和機の動作を説明する。
図4は、実施の形態1の空気調和機の殺菌運転の動作を示すフローチャートである。ここでは、放出手段40から紫外線を放出して居住空間内を殺菌する場合を例に説明する。
使用者により、リモコン60の「殺菌」設定ボタン68が押下されて殺菌運転の開始が指示されると、リモコン60は、殺菌運転中であることを示すマークを表示部61に表示するとともに、殺菌運転指示信号を含む設定信号を空気調和機に送信する。リモコン60から送信される設定信号には、リモコン60の表示部61に表示されている現在の各種設定情報(空調運転モード、目標温度、目標風量など)が含まれている。空気調和機の制御手段70は、設定信号を受信すると、殺菌運転の開始が指示されたことを認識し(S1)、続いて動体検知手段30により居住空間内の動体検知を開始する(S2)。そして、動体検知結果に基づいて放出方向変更手段50を制御して放出方向をコントロールするとともに(S3)、放出手段40を駆動する(S4)。すなわち、居住空間内に動体が存在しなければ、居住空間の広域に紫外線が照射されるように左右風向制御羽根4を制御する。一方、居住空間内に動体が存在する場合、制御手段70は、動体検知手段30からの動体位置情報に基づき動体の位置を特定し、その位置を避けて紫外線が照射されるように左右風向制御羽根4を制御する。なお、紫外線の照射を避けきれない位置に動体が存在すると判断した場合には放出手段40を停止する。
上記ステップS2〜S4の動作を「止」ボタン67の押下による殺菌運転の停止が指示されるまで繰り返し行い(S5)、「止」ボタン67が押下されると、放出手段40を停止する(S6)。
このように、本実施の形態1によれば、動体検知手段30により動体の位置を特定し、動体の存在する位置を避けて紫外線を照射するようにしたので、長時間使用すると人体に有害である紫外線を、人体や動物に照射することなく効率的に安全に安心して居住空間内に放出することができる。その結果、快適で清潔な室内環境を提供することが可能となる。
また、放出手段40の放出口(紫外線照射口)を左右風向制御羽根4に配置し、空気調和機に既存の左右風向制御羽根4を放出方向変更手段50として兼用するようにしたので、新たな機構の追加を行うことなく、人体を避けて安全に効率良く殺菌成分を放出することが可能な空気調和機を構成できる。
なお、本例では、「殺菌」設定ボタン68を1回押すことで殺菌運転の開始を指示するようにしているが、2回押すことで放出量を増やすようにしてもよく、また、更にもう1回押す、すなわち3回押すことで殺菌運転の停止を指示するというように、サイクリックな仕組みにしてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、設置空間の湿度環境を特に考慮することなく、殺菌運転が指示された場合には殺菌成分を放出するようにしていたが、実施の形態2では、設置空間の湿度環境を考慮して、殺菌成分の放出を効果的に行うようにしたものである。
実施の形態2の空気調和機の構成は、実施の形態1と同様であるためここではその構成の説明は省略する。
図5は、実施の形態2の空気調和機の殺菌運転の動作を示すフローチャートである。図5において図4に示した実施の形態1と同一処理部分には同一符号を付している。ここでは、洗濯物を部屋干しするために室内に洗濯物が干され、放出手段40から紫外線を放出して洗濯物を殺菌する場合を例に説明する。また、ここでは空調運転モードが除湿モードに設定されているものとする。
使用者により、リモコン60の「除菌」ボタンが押下されて殺菌運転の開始が指示されると、リモコン60は、殺菌運転中であることを示すマークを表示部61に表示するとともに、殺菌運転指示信号を含む設定信号を空気調和機に送信する。リモコン60から送信される設定信号には、リモコン60の表示部61に表示されている現在の各種設定情報(空調運転モード、目標温度、目標風量など)が含まれている。空気調和機の制御手段70は、設定信号を受信すると、殺菌運転の開始が指示されたことを認識し(S1)、温度・湿度検出手段20による検出湿度が予め設定された閾値(例えば湿度45%)以上であるか否かをチェックする(S1a)。予め設定された閾値以上であれば、続いて動体検知手段30により居住空間内の動体検知を開始する(S2)。それ以降の動作は、実施の形態1と同様であり、動体検知結果に基づいて放出方向変更手段50を制御して放出方向をコントロールするとともに(S3)、放出手段40を駆動する(S4)。
ここで、一般的に、洗濯物は乾燥開始初期に悪臭成分が発生しやすく、乾燥前の洗濯物が室内空間内に搬入された場合、温度・湿度検出手段20が検出する室内湿度が上昇する。このため、上述したように、検出湿度が予め設定された閾値以上のときに紫外線の照射を行うようにすることにより、すなわち、紫外線照射が効果的に作用するタイミングで紫外線照射を行うことにより、悪臭の発生を抑制することが可能になるとともに、無駄なく効率的に紫外線照射を行うことが可能となる。特に放出成分が紫外線の場合、被照射物に対する変色作用があるため、必要時のみ放出することで室内物品の劣化、変色を抑止できる。
そして、洗濯物の乾燥が進み、検出湿度が閾値よりも低下すると、放出手段40の駆動を停止する(S6)。なお、「止」ボタンが押されるなどして殺菌運転の停止指示がされた場合にも(S5)、放出手段40の駆動を停止する(S6)。
このように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果が得られるとともに、湿度の検出結果に基づいて放出手段40の駆動開始・停止を制御するようにしたので、居住空間の湿度環境を考慮した効率的な紫外線照射が可能となる。すなわち、紫外線の照射が効果的な湿度のときに放出手段40を駆動するように設定することにより、紫外線照射を無駄なく効率的に行うことができる。なお、検出湿度が高い場合には紫外線量を増やす等、検出湿度に応じて紫外線量を制御するようにしてもよく、この場合、更に効果的な殺菌が可能となる。
また、紫外線によって太陽光と類似の殺菌効果を得ることができるため、殺菌運転と除湿運転とを組み合わせて行うことにより、洗濯物を室外で太陽干しするのと同様の殺菌効果を室内での部屋干しでも得ることが可能となる。また、室外に干す手間を省くことができ、通行者に見られる心配も無くなる。特に洗濯物を外に干せない梅雨の時期の利用効果は大きい。
なお、洗濯物は空気調和機より下方に位置するため、紫外線の照射範囲は水平あるいはそれより下方向が望ましい。このため、制御手段70は、現在の風向設定が上方であれば風向設定を1ランク下方に下げるように制御すると更に効果的である。なお、この場合は、左右方向だけでなく上下方向にも風向制御が可能な風向制御手段に放出手段40を配置する必要がある。また、除湿の観点から、除湿風は居住空間全体に行き渡るように、やや強めあるいは強風であることが望ましい。このため、制御手段70は、現在の風量設定が予め設定された風量レベルより弱ければ現在の風量を1ランク強くなるように制御すると、除湿効果を更に高めることができる。
また、この実施の形態2では、殺菌運転の利用形態として、洗濯物の乾燥の例を挙げて説明したが、このような利用形態に限らず、カビや雑菌対策として利用するようにしてももちろん良い。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2において、殺菌運転の際には、動体を避けることが可能な位置を空気調和機側が自動で判断し、その位置に向けて紫外線を照射するようにしているが、使用者自身で照射位置を調整したい場合もある。そこで、実施の形態3は、予め登録された許可者に対しては、照射方向を自由に変更したり、照射強度を調整できる等、空気調和機による自動制御を解除し、放出条件(放出方向及び/又は放出量)の設定変更を行える権限を与えるようにしたものである。
図6は、実施の形態3の空気調和機の内部構成を示すブロック図である。
実施の形態3の空気調和機は、図1に示した実施の形態1の空気調和機に、更に個人識別手段80を設けたもので、それ以外の構成は実施の形態1と同様である。
個人識別手段80は、リモコン60に設けた後述の個人識別情報取得手段69で取得された個人識別情報を、予め登録された許可者の識別情報と照合し、照合結果を制御手段70に通知する手段である。
図7は、実施の形態3の空気調和機で使用されるリモコン60の一例を示す図である。 実施の形態3のリモコン60は、図3に示した実施の形態1のリモコン60に、更に使用者の個人識別情報(指紋やIDなど)を取得する個人識別情報取得手段69と、左右方向の風向を設定する左右風向設定ボタン66aとを備えたものである。個人識別情報取得手段69は、図7には使用者の指紋を取得する指紋取得手段の例を示している。
このように構成された実施の形態2の空気調和機では、個人識別情報取得手段69で取得された指紋情報が、リモコン60から空気調和機に送信され、空気調和機の個人識別手段80は、リモコン60からの指紋情報と、予め登録された指紋情報とを照合し、照合結果を制御手段70に通知する。制御手段70は、一致するとの照合結果を受け取った場合には、それ以降のリモコン60からの放出条件(放出方向及び/又は放出量)の設定変更を受け付ける。すなわち、左右風向設定ボタン66aの操作による放出方向の変更や、「殺菌」設定ボタン68の2回押しによる放出量の増加指示を受け付ける。一方、一致しないとの照合結果の場合には、リモコン60からの設定変更の指示を無効とする。なお、殺菌運転の具体的な制御は、上記実施の形態1と同様である。
このように、実施の形態3によれば、予め登録された許可者からの放出条件(放出方向及び/又は放出量)の設定変更を受け付けるようにしたので、許可者は、放出条件の調整を行うことができ、期待する殺菌動作を実現することができる。なお、この自動制御の解除は、許可者のみが行えるため、許可者でない子供や老人、ペットなどが誤って解除動作を行うのを防ぐことができ、誤操作による事故を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態1〜3では、設定手段60としてリモコン60の場合を説明したが、リモコン60に限られたものではなく、手の届きにくい空気調和機本体1に搭載されていてもよい。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、空気調和機から設置空間に向けて殺菌成分を放出するようにしていたが、実施の形態4では、放出手段40の放出方向を空気調和機の外部(設置空間)と内部とに切り替える機構を更に設け、空気調和機内部の殺菌も可能としたものである。
放出手段40の放出方向を空気調和機内部方向へ切り替える機構は、任意の機構を採用することができ、例えば、図8に示す切り替え機構100は、回転軸101と回転軸101と一体に回転する取り付け板102とを有し、取り付け板102に放出手段40を配置し、回転軸101を図示矢印A方向に回転することで、放出方向を空気調和機の外部(設置空間)と内部とに切り替えられるようにしたものである。
この図8の機構を左右風向制御羽根4に配置することにより、実施の形態1と同様に、動体の存在位置を避けて殺菌成分の放出を行うことが可能になると共に、空気調和機内部の殺菌も行うことが可能となる。
空気調和機内部の殺菌を行うタイミングは任意であるが、例えば、空気調和機の不使用時や殺菌運転の停止時に行うようにすれば、放出手段40の稼働効率を下げることなく、内部殺菌が可能である。また、内部殺菌運転の開始は、上記タイミングで定期的に自動で行うようにしてもよいし、設定手段60に内部殺菌運転を指示するボタンを新たに設け、手動で行うようにしてもよい。
このように、実施の形態4では、放出手段40の放出方向を空気調和機内部方向へ切り替える切り替え機構100を設け、空気調和機内部の殺菌も行えるようにしたので、空気調和機内部を簡便に清潔にすることができ、空気調和機内部の雑菌成分を居住空間内に拡散させることなく清潔な風を供給することが可能となる。
また、図9に示すように、空気調和機本体1の内部で上下方向に延び、切り替え機構100の回転軸101を上下方向に移動可能に支持する可動レール110を設け、放出手段40を空気調和機の内部で上下方向に移動させるようにしてもよい。この場合、空気調和機内部の熱交換器など内部でカビや雑菌の繁殖しやすい場所も殺菌でき、空気調和機内部を満遍なく殺菌することができる。
なお、上記実施の形態1〜4では、放出成分を紫外線として説明したが、紫外線に限られたものではなく、他の殺菌成分でも良い。また、殺菌成分としては紫外線のような光に限られず、液体でもよく、液体を噴霧して殺菌を行うようにしてもよい。
また、図10のように、空気調和機に、携帯電話やパソコンなどの各種端末とインターネットなどのネットワークを介して通信を行うネットワーク手段90を更に設け、携帯電話やパソコンなど各種端末を使用して、放出手段40の運転・停止や放出量を遠隔からコントロールするようにしてもよい。これにより、別荘や長期留守宅も容易に殺菌でき、雑菌やカビを発生させることなく室内又は空気調和機内を清潔に維持できる。
実施の形態1の空気調和機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1の空気調和機の室内機の外観概略斜視図である。 リモコンの正面図である。 実施の形態1の空気調和機の殺菌運転の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の空気調和機の殺菌運転の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3の空気調和機の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態3の空気調和機で使用されるリモコンの一例を示す図である。 実施の形態4の空気調和機の放出手段の放出方向を空気調和機内部方向へ切り替える機構の一例を示す図である。 実施の形態4の空気調和機の放出手段の移動機構の一例を示す図である。 空気調和機の他の構成を示す図である。
符号の説明
1 空気調和機本体、4 左右風向制御羽根、10 空調手段、20 温度・湿度検出手段、30 動体検知手段、40 放出手段、50 放出方向変更手段、60 設定手段(リモコン)、65 風量設定ボタン、66a 左右風向設定ボタン、67 ボタン、68 「殺菌」設定ボタン、69 個人識別情報取得手段(指紋取得手段)、70 制御手段、80 個人識別手段、90 ネットワーク手段。

Claims (11)

  1. 調和された空気を設置空間内に供給する空気調和機において、
    所定の空調運転モードの運転を行う空調手段と、
    設置空間内に動体が存在するか否かを検出するとともに、動体が存在する場合にはその位置情報を検出する動体検知手段と、
    空気調和機に対する運転指示を設定するための設定手段と、
    前記設定手段で殺菌運転が指示された際に、殺菌成分を設置空間内に向けて放出する放出手段と、
    放出手段の前記殺菌成分の放出方向を変更する放出方向変更手段と、
    前記放出方向変更手段の放出方向を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記設定手段により殺菌運転が指示されると、前記動体検知手段の検出結果をチェックし、設置空間内に動体が存在する場合には、その位置情報に基づいて動体の存在位置を避けて設置空間内に前記放出手段の殺菌成分が放出されるように前記放出方向変更手段を制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 設置空間内の湿度を検出する湿度検出手段を更に備え、前記制御手段は、殺菌運転が指示された際、前記動体検知手段の検出結果をチェックを行う前に、前記湿度検出手段で検出された湿度が予め設定された閾値以上か否かを判断し、閾値以上であるとき、前記動体検知手段の検出結果のチェックを行い、閾値未満のとき、殺菌運転を終了することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記制御手段は、前記設置空間内に動体が存在しない場合には、設置空間全体にわたって前記殺菌成分が放出されるように前記放出方向変更手段を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空気調和機。
  4. 前記放出方向変更手段は、左右の風向を制御する左右風向制御手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の空気調和機。
  5. 使用者の個人識別情報を取得し、取得した個人識別情報と予め登録された個人識別情報とを照合する個人識別手段を更に備え、また、前記設定手段は、前記殺菌成分の放出条件を設定変更可能に構成されており、前記制御手段は、前記個人識別手段の照合結果が一致の場合、前記設定手段からの前記殺菌成分の放出条件の設定変更を受け付けることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の空気調和機。
  6. 前記殺菌成分の放出条件は、放出方向及び/又は放出量であることを特徴とする請求項5記載の空気調和機。
  7. 前記放出手段の前記殺菌成分の放出方向を前記設置空間内に代えて空気調和機本体内に切り替える切り替え手段を有し、前記殺菌成分を前記空気調和機本体内に向けて放出することで前記空気調和機本体内の殺菌を可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の空気調和機。
  8. 前記放出手段を、空気調和機本体内の上下方向に移動可能な手段を有することを特徴とする請求項7記載の空気調和機。
  9. 前記空気調和機本体内を殺菌するタイミングは、空気調和機の不使用時又は殺菌運転の停止時としたことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の空気調和機。
  10. 前記殺菌成分は紫外線であることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の空気調和機。
  11. 外部端末と通信可能なネットワーク通信手段を備え、前記殺菌運転の開始・停止及び放出量の制御を前記外部端末から制御できるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の空気調和機。
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