JPH113616A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH113616A
JPH113616A JP9153825A JP15382597A JPH113616A JP H113616 A JPH113616 A JP H113616A JP 9153825 A JP9153825 A JP 9153825A JP 15382597 A JP15382597 A JP 15382597A JP H113616 A JPH113616 A JP H113616A
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lamp
illumination
illumination lamp
lighting
human body
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JP9153825A
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Shinichi Tsuruoka
伸一 鶴岡
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • A61N5/0624Apparatus adapted for a specific treatment for eliminating microbes, germs, bacteria on or in the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0658Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used
    • A61N2005/0661Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used ultraviolet

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の健康に対する安全性に優れた照明装置
を得る。 【解決手段】 ケーシング4内において、可視光を含む
波長のエネルギーを出力する照明ランプ2が下方空間L
Sを照らし、殺菌効果を有する紫外線波長のエネルギー
を出力する殺菌ランプ3が上方空間USを照らすように
照明ランプ2と殺菌ランプ3とをそれぞれ位置付ける。
これにより、照明ランプ2からの可視光によって照明装
置1が設置される室内RMが照明される。また、その内
部の空気を殺菌する殺菌ランプ3からの紫外線は人体に
直接照射されず、したがって、人体の健康に対して悪影
響が及ばない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明ランプおよび
殺菌ランプが着脱自在に取り付けられ、例えば病院等に
設置されるのに適した照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等の施設には、殺菌ランプを点灯さ
せる照明装置が備えられていることが多い。ここで、殺
菌ランプというのは、殺菌効果を有する紫外線波長のエ
ネルギーを出力するランプである。そして、照明用の照
明ランプを点灯させる照明装置と殺菌ランプを点灯させ
る照明装置とを兼ね備えた構造の照明装置も従来から知
られている。例えば、実開平2−69416号公報に
は、照明用の照明ランプの上方に殺菌ランプを配置し、
殺菌ランプの照射領域に空気流を生じさせるファンを付
設した構造の照明装置が開示されている。同公報によれ
ば、ファンによって殺菌ランプの照射領域に空気流を生
じさせることは、周辺空気を清浄にするため、健康およ
び衛生上好ましい旨主張されている。
【0003】また、人間の通過位置等に人体を検知する
人体センサを設置し、人体センサが人体を検知するとそ
の周辺に設置された照明ランプを点灯するようにした照
明装置も従来から知られ、実用化されている。このよう
な照明装置は、特に、病院や老人施設等に設置すること
により各種の危険防止に役立つ。例えば、病院や老人施
設等では、患者や老人が暗闇内で照明装置のスイッチを
操作しようとした際に物に躓いて転倒するような事故が
起こりうるが、人体センサによる人体検知に伴い照明ラ
ンプを点灯させるようにした照明装置では、そのような
事故の未然防止に役立つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】照明用の照明ランプを
点灯させる照明装置と殺菌ランプを点灯させる照明装置
とを兼ね備えた構造の照明装置では、2種類の異なる目
的を持ったランプを点灯させるために装置の構造の簡略
化等を図ることができる反面、殺菌ランプから照射され
る紫外線が人体の健康に悪影響を及ぼしてしまうという
問題がある。実開平2−69416号公報では、ファン
によって殺菌ランプの照射領域に空気流を生じさせるこ
とが周辺空気を清浄にして健康および衛生上好ましい旨
主張しているが、同公報に開示された発明では、殺菌ラ
ンプからの紫外線が人体に直接照射されることになるた
め、その安全対策には疑問が残る。
【0005】また、人体センサによる人体検知に伴い照
明ランプを点灯させるようにした照明装置では、殺菌ラ
ンプとの組合せが考慮されていない。そして、このよう
な照明装置に単純に殺菌ランプを組み込んだ場合、殺菌
ランプの消灯時間が長くなり、その殺菌効果が損なわれ
る。その上、人体検知に伴い照明ランプを点灯させる照
明装置は、照明ランプの点灯によって人間の移動領域等
を照明するのが目的であるため、このような照明装置に
単純に殺菌ランプを組み込むと殺菌ランプからの紫外線
が人体に照射されてしまい、人体の健康上不都合が生ず
る。
【0006】本発明の目的は、人体の健康に対する安全
性に優れた照明装置を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明装置
の発明は、可視光を含む波長のエネルギーを出力する照
明ランプと;殺菌効果を有する紫外線波長のエネルギー
を出力する殺菌ランプと;照明ランプをこの照明ランプ
が下方空間を照らす位置に保持し、殺菌ランプをこの殺
菌ランプが上方空間を照らす位置に保持するケーシング
と;を備える。
【0008】したがって、照明ランプからの光は下方空
間を照明し、殺菌ランプからの光は上方空間に到る。こ
のため、照明ランプからの可視光によって照明装置が設
置される室内等が照明され、その内部の空気が殺菌ラン
プからの紫外線によって殺菌される。この場合、殺菌ラ
ンプからの紫外線は上方空間を照らして人体には直接照
射されないため、人体の健康に対して悪影響が及ばな
い。その一方で、空気の循環により、殺菌ランプからの
紫外線が上方空間に向けて照射されるだけで周辺環境の
殺菌が十分になされる。
【0009】請求項2記載の照明装置は、請求項1記載
の発明において、ケーシングは、壁面に対する取り付け
構造を有し、照明ランプからの光を斜め下方に導く第1
の光路と、殺菌ランプからの光を斜め上方に導く第2の
光路とを備える。したがって、照明ランプからの光は、
第1の光路を通って斜め下方に導かれ、下方空間を照明
する。また、殺菌ランプからの光は、第2の光路を通っ
て斜め上方に導かれ、上方空間を照明する。
【0010】請求項3記載の照明装置は、請求項1記載
の発明において、ケーシングは、天井面に対する取り付
け構造を有し、照明ランプからの光を下方に導く第1の
光路と、殺菌ランプからの光を側方に導く第2の光路と
を備える。したがって、照明ランプからの光は、第1の
光路を通って下方に導かれ、下方空間を照明する。ま
た、殺菌ランプからの光は、第2の光路を通って上方に
導かれ、上方空間を照明する。
【0011】請求項4記載の照明装置は、請求項1ない
し3のいずれか一記載の発明において、照明方向に開口
して照明ランプを覆う密閉構造の照明ランプケースと;
この照明ランプケースの開口部に密閉的に取り付けられ
た透光性を有するカバーと;を備える。したがって、照
明ランプは照明ランプケースとカバーとの間に密閉的に
保持されるため、照明ランプケースとカバーとによって
形成される空間内に埃や細菌が入り込まず、照明ランプ
の輝度が確保される。
【0012】請求項5記載の照明装置は、請求項4記載
の発明において、照明ランプケースは角度調節自在であ
る。したがって、照明ランプケースを角度調節すること
で、照明ランプからの光の照射角度が自由に設定され
る。この場合、照明ランプケースはケーシングから独立
しているため、構造的に角度調節自在にしやすい。
【0013】請求項6記載の照明装置は、請求項4また
は5記載の発明において、カバーはルーバを内蔵する。
これにより、照明ランプについての照度アップや眩しさ
の低減等が図られる。
【0014】請求項7記載の照明装置の発明は、室内に
おける人間の足元を検知範囲として人体の有無を検知す
る人体センサと;室内における人間の足元を照明範囲と
する足元照明用の照明ランプと;室内の上方空間を照ら
す位置に保持された殺菌ランプと;人体センサが人体の
検知信号を出力した場合に照明ランプの点灯回路に点灯
信号を付与し、殺菌ランプの点灯回路には点灯信号を常
時出力する点灯制御手段と;を備える。
【0015】ここで、「人体センサ」としては、人体が
発する微弱な赤外線(7〜20μm程度の波長)を検出
する焦電型センサ等が用いられる。
【0016】したがって、点灯制御手段の制御により、
殺菌ランプは常時点灯し、照明ランプは人体センサに人
体が検知された場合にのみ点灯することになる。このた
め、例えば、室内においてベッドに寝ている人間が足を
床面に降ろすと人体センサによる人体検知がなされ、点
灯制御手段の制御によって照明ランプが点灯する、とい
うような状況が想定される。これにより、照明ランプか
らの可視光が室内における人間の足元を照明し、人間の
歩行の安全が図られる。また、室内の空気は、常時点灯
している殺菌ランプからの紫外線によって殺菌される。
この場合、殺菌ランプからの紫外線は上方空間を照らし
て人体には直接照射されないため、人体の健康に対して
悪影響が及ばない。その一方で、空気の循環により、殺
菌ランプからの紫外線が上方空間に向けて照射されるだ
けで周辺環境の殺菌が十分になされる。
【0017】請求項8記載の照明装置は、請求項7記載
の発明において、人体センサと照明ランプとは同一のケ
ーシングに収納されている。したがって、ケーシング等
の部品が兼用され、装置の組立性および経済性が向上す
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
および図2に基づいて説明する。図1は照明装置の正面
図、図2はその縦断側面図である。
【0019】本実施の形態の照明装置1は、例えば病院
等の壁面Wに固定され、照明ランプ2と殺菌ランプ3と
を着脱自在に取り付けうる構造を持っている。照明ラン
プ2は、可視光を含む波長のエネルギーを出力するラン
プであり、具体的には放電灯や白熱灯が用いられる。殺
菌ランプ3は、殺菌効果を有する紫外線波長のエネルギ
ーを出力するランプであり、具体的には放電灯が用いら
れる。
【0020】照明ランプ2および殺菌ランプ3は、ケー
シング4に収納された図示しない照明ランプホルダと殺
菌ランプホルダとに着脱自在に保持されている。これら
の照明ランプホルダや殺菌ランプホルダとしては、ラン
プ2,3を構造的に保持すると共に、ケーシング4に収
納された点灯回路5にランプ2,3を電気的に接続する
構造のものが用いられる。点灯回路5としては、照明ラ
ンプ2用の点灯回路5aと殺菌ランプ3用の点灯回路5
bとの2つが設けられている。
【0021】ケーシング4は、図2に示すように、照明
ランプ2および殺菌ランプ3を互いの照射光が干渉しな
いように独立的に保持する。このようなケーシング4の
内部には、照明ランプ2からの光を斜め下方に導く第1
の光路6と、殺菌ランプ3からの光を斜め上方に導く第
2の光路7とが形成されている。そして、図1に示すよ
うに、第1の光路6はケーシング4に形成されたスリッ
ト状の第1の開口8に連通し、第2の光路7はケーシン
グ4に形成されたスリット状の第2の開口9に連通して
いる。
【0022】このような構成において、点灯回路5に駆
動されて照明ランプ2および殺菌ランプ3が点灯する
と、第1の光路6を通って第1の開口8から照射される
照明ランプ2の光は室内RMの下方空間LSに向い、第
2の光路7を通って第2の開口9から照射される殺菌ラ
ンプ3の光は室内RMの上方空間USに向う。このた
め、照明ランプ2からの可視光によって照明装置1が設
置される室内RMが照明され、その内部の空気が殺菌ラ
ンプ3からの紫外線によって殺菌される。この場合、殺
菌ランプ3からの紫外線は上方空間USを照らして人体
には直接照射されないため、人体の健康に対して悪影響
が及ばない。その一方で、室内RMの空気が循環すれ
ば、殺菌ランプ3からの紫外線が上方空間USに向けて
照射されるだけで室内RMの空気の殺菌が十分になされ
る。
【0023】本発明の第2の実施の形態を図3に基づい
て説明する。図3は照明装置の縦断側面図である。な
お、第1の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明
も省略する。
【0024】本実施の形態の照明装置1は、天井面Rに
固定されている。このため、第1の光路6は2つ設けら
れた照明ランプ2からの光を下方に導き、第2の光路7
は殺菌ランプ3からの光を側方に導く。したがって、点
灯回路5に駆動されて照明ランプ2および殺菌ランプ3
が点灯すると、第1の光路6を通る照明ランプ2の光は
室内RMの下方空間LSに向い、第2の光路7を通る殺
菌ランプ3の光は室内RMの上方空間USに向う。
【0025】本発明の第3の実施の形態を図4ないし図
7に基づいて説明する。図4は照明装置の縦断側面図、
図5はその斜視図、図6は透光性を有するカバーの分解
斜視図、図7はその斜視図である。なお、第1および第
2の実施の形態と同一部分は同一符号で示し説明も省略
する。
【0026】本実施の形態の照明装置1は、天井面Rと
壁面Wとの境界部分であるコーナCに固定されている。
ケーシング4は、コーナCの形状に合わせ、側面扇形形
状をしている。そして、ケーシング4の内部には、殺菌
ランプ3をケーシング4の内部上方に位置させる殺菌ラ
ンプホルダ31が設けられており、第2の光路7は殺菌
ランプ3からの光を側方に導く形状となっている。
【0027】次いで、ケーシング4の内部には、照明ラ
ンプ2を収納保持する照明ランプケース32が首振り回
動自在かつ任意位置固定自在に設けられている。この照
明ランプケース32は、開口部33を下方に向けて照明
ランプ2を着脱自在に保持する図示しない照明ランプホ
ルダを内蔵する密閉構造のものであり、その開口部33
に透光性を有するカバー34が取り付けられることによ
り密閉性が維持されている。したがって、照明ランプ2
からの光を導く第1の光路6は、照明ランプケース32
の内部に形成されている。
【0028】ここで、図6および図7に示すように、カ
バー34は、カバー本体34aと蓋体34bとの間にル
ーバ35を内蔵した状態でカバー本体34aと蓋体34
bとを溶着した構造のものである。したがって、ルーバ
35は、カバー34の内部に固定的に封じ込まれてい
る。
【0029】このような構成において、点灯回路5に駆
動されて照明ランプ2および殺菌ランプ3が点灯する
と、第1の光路6を通る照明ランプ2の光は室内RMの
下方空間LSに向い、第2の光路7を通る殺菌ランプ3
の光は室内RMの上方空間USに向う。そして、室内R
Mの下方空間LSに向う照明ランプ2の光の方向は、照
明ランプケース32を首振り回動させることによって任
意に調節される。
【0030】また、照明ランプ2は、照明ランプケース
32とカバー34との間に密閉的に保持されるため、照
明ランプケース32とカバー34とによって形成される
空間内に埃や細菌が入り込まず、照明ランプ2の輝度が
確保される。そこで、本実施の形態の照明装置1を、例
えば、病院内の病室、ナースステーション、通路等の空
間に設置することを想定すると、それらの空間の空気を
十分に殺菌しながら、それらの空間の明るさを長期に渡
り確保することが可能となる。
【0031】さらに、照明ランプ2が収納される照明ラ
ンプケース32とカバー34との間の空間が密閉される
ため、照明ランプ2の周辺における細菌の繁殖が防止さ
れ、人体の健康に対する安全性が高められる。
【0032】本発明の第4の実施の形態を図8ないし図
10に基づいて説明する。図8は照明装置の側面図、図
9は人体センサと照明ランプとの保持構造を示す縦断側
面図、図10は人体センサの検知範囲を示す室内の平面
図である。
【0033】本実施の形態の照明装置101は、例え
ば、病院の病室や老人施設の小部屋等のベッドBDが置
かれる室内RMに設置されて使用される。本実施の形態
の照明装置101は、概略的には、人体センサ102に
よる人体検知に伴い照明ランプ103を点灯させる構造
に、殺菌ランプ104が付設されて構成されている。
【0034】人体センサ102は、照明ランプ103と
共に1つのケーシング105に収納保持され、室内RM
の床面Fから30cm程度の高さの位置で壁面Wに固定
されている。このような人体センサ102としては、人
体が発する微弱な赤外線(7〜20μm程度の波長)を
検出する焦電型センサが用いられており、その検知範囲
DAは、図8および図10に示す通り、室内RMにおい
てベッドBDから床面Fに足を降ろした人間の足元を検
知し得る範囲である。
【0035】人体センサ102と共にケーシング105
に収納保持される照明ランプ103は、可視光を含む波
長のエネルギーを出力するランプであり、具体的には放
電灯や白熱灯が用いられる。このような照明ランプ10
3は、ケーシング105に収納された照明ランプホルダ
106に着脱自在に保持されている。この照明ランプホ
ルダ106としては、照明ランプ103を構造的に保持
すると共に、ケーシング105に収納された後述する点
灯回路107に照明ランプ103を電気的に接続する構
造のものである。また、ケーシング105には、照明ラ
ンプ103からの光を外部に導くための光路108と開
口109とが設けられ、開口109から外部には、照明
範囲LAの範囲で照明ランプ103の光が照射される。
照明範囲LAは、室内RMにおいてベッドBDから床面
Fに足を降ろした人間の足元を照明し得る範囲である。
【0036】そして、ケーシング105の内部には、照
明ランプ103の点灯回路107および照明システム全
体の制御回路110も収納されている。制御回路110
は、マイクロコンピュータ構成であり、そのメモリに格
納された動作プログラムに従い各部を駆動制御する。そ
の制御内容については後述する。
【0037】次いで、殺菌ランプ104は、殺菌効果を
有する紫外線波長のエネルギーを出力するランプであ
り、具体的には放電灯が用いられる。このような殺菌ラ
ンプ104は、室内RMの上方空間USを照らすように
殺菌ランプホルダ111に着脱自在に保持されている。
この殺菌ランプホルダ111としては、殺菌ランプ10
4を構造的に保持すると共に、殺菌ランプ104をその
図示しない点灯回路に電気的に接続する構造のものであ
る。
【0038】このような構成において、制御回路110
のマイクロコンピュータ制御により、殺菌ランプ104
の図示しない点灯回路には常時駆動信号が入力されてい
る。したがって、殺菌ランプ104は常時点灯してい
る。このため、室内RMの空気が殺菌ランプ104から
の紫外線によって殺菌される。この場合、殺菌ランプ1
04からの紫外線は上方空間USを照らして人体には直
接照射されないため、人体の健康に対して悪影響が及ば
ない。その一方で、室内RMの空気が循環すれば、殺菌
ランプ104からの紫外線が上方空間USに向けて照射
されるだけで室内RMの空気の殺菌が十分になされる。
【0039】これに対し、制御回路110のマイクロコ
ンピュータ制御により、照明ランプ103の点灯回路1
07には、人体センサ102に人体が検知された場合に
のみ駆動信号が入力される。したがって、室内RMにお
いて、例えば、ベッドBDに横たわっていた人間がベッ
ドBDから床面Fに足を降ろした場合に照明ランプ10
3が点灯することになる。これにより、照明ランプ10
3からの可視光が室内RMにおける人間の足元を照明
し、人間の歩行の安全が図られる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の照明装置の発明は、ケー
シング内において、照明ランプが下方空間を照らして殺
菌ランプが上方空間を照らすように照明ランプと殺菌ラ
ンプとをそれぞれ位置付けたので、照明ランプからの可
視光によって照明装置が設置される室内等を照明すると
共に、その内部の空気を殺菌する殺菌ランプからの紫外
線を人体に直接照射しないようにすることができ、した
がって、人体の健康に対して悪影響が及ばない安全な照
明装置を得ることができる。その一方で、空気の循環に
より、殺菌ランプからの紫外線を上方空間に向けて照射
するだけで、周辺環境の殺菌を十分に行なうことができ
る。
【0041】請求項2記載の照明装置は、請求項1記載
の発明において、ケーシングは、壁面に対する取り付け
構造を有し、照明ランプからの光を斜め下方に導く第1
の光路と、殺菌ランプからの光を斜め上方に導く第2の
光路とを備えるので、第1の光路によって照明ランプか
らの光を下方空間に容易に導くことができ、また、第2
の光路によって殺菌ランプからの光を上方空間に容易に
導くことができる。
【0042】請求項3記載の照明装置は、請求項1記載
の発明において、ケーシングは、天井面に対する取り付
け構造を有し、照明ランプからの光を下方に導く第1の
光路と、殺菌ランプからの光を側方に導く第2の光路と
を備えるので、第1の光路によって照明ランプからの光
を下方空間に容易に導くことができ、また、第2の光路
によって殺菌ランプからの光を上方空間に容易に導くこ
とができる。
【0043】請求項4記載の照明装置は、請求項1ない
し3のいずれか一記載の発明において、照明方向に開口
して照明ランプを覆う密閉構造の照明ランプケースと、
この照明ランプケースの開口部に密閉的に取り付けられ
た透光性を有するカバーとを備えるので、照明ランプケ
ースとカバーとによって形成される空間内への埃や細菌
の進入を阻止することができ、したがって、照明ランプ
ケースとカバーとに密閉的に保持される照明ランプの輝
度を確保することができる。また、照明ランプ周辺にお
ける細菌の繁殖を防止することができ、人体の健康に対
する安全性を高めることができる。
【0044】請求項5記載の照明装置は、請求項4記載
の発明において、照明ランプケースを角度調節自在にし
たので、照明ランプからの光の照射角度を自由に設定す
ることができる。
【0045】請求項6記載の照明装置は、請求項4また
は5記載の発明において、カバーにルーバを内蔵したの
で、照明ランプについての照度アップや眩しさの低減等
を図ることができる。
【0046】請求項7記載の照明装置の発明は、室内に
おける人間の足元を検知範囲とする人体センサによる人
体検知に伴い室内における人間の足元を照明範囲とする
足元照明用の照明ランプを点灯させるようにしたので、
例えば、室内においてベッドに寝ている人間が足を床面
に降ろしたことを人体センサにより検知して照明ランプ
を点灯する、というようなことを行なうことができ、し
たがって、人間の歩行の安全を図ることができる。そし
て、このような照明ランプの必要時点等に加えて殺菌ラ
ンプを常時点灯するようにしたので、室内の空気を常時
点灯している殺菌ランプからの紫外線によって殺菌する
ことができる。この場合、殺菌ランプからの紫外線を人
体に直接照射しないようにすることができ、したがっ
て、人体の健康に対して悪影響が及ばない安全な照明装
置を得ることができる。その一方で、空気の循環によ
り、殺菌ランプからの紫外線を上方空間に向けて照射す
るだけで、周辺環境の殺菌を十分に行なうことができ
る。
【0047】請求項8記載の照明装置は、請求項7記載
の発明において、人体センサと照明ランプとを同一のケ
ーシングに収納したので、ケーシング等の部品を兼用す
ることができ、したがって、装置の組立性および経済性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す照明装置の正
面図である。
【図2】その縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す照明装置の縦
断側面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す照明装置の縦
断側面図である。
【図5】その斜視図である。
【図6】透光性を有するカバーの分解斜視図である。
【図7】その斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態を示す照明装置の側
面図である。
【図9】人体センサと照明ランプとの保持構造を示す縦
断側面図である。
【図10】人体センサの検知範囲を示す室内の平面図で
ある。
【符号の説明】
2: 照明ランプ 3: 殺菌ランプ 4: ケーシング 6: 第1の光路 7: 第2の光路 32: 照明ランプケース 34: カバー 35: ルーバ LS: 下方空間 US: 上方空間 W: 壁面 R: 天井面 102: 人体センサ 103: 照明ランプ 104: 殺菌ランプ 105: ケーシング 107: 点灯回路 DA: 検知範囲 LA: 照明範囲

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光を含む波長のエネルギーを出力す
    る照明ランプと;殺菌効果を有する紫外線波長のエネル
    ギーを出力する殺菌ランプと;前記照明ランプをこの照
    明ランプが下方空間を照らす位置に保持し、前記殺菌ラ
    ンプをこの殺菌ランプが上方空間を照らす位置に保持す
    るケーシングと;を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 ケーシングは、壁面に対する取り付け構
    造を有し、照明ランプからの光を斜め下方に導く第1の
    光路と、殺菌ランプからの光を斜め上方に導く第2の光
    路とを備えることを特徴とする請求項1記載の照明装
    置。
  3. 【請求項3】 ケーシングは、天井面に対する取り付け
    構造を有し、照明ランプからの光を下方に導く第1の光
    路と、殺菌ランプからの光を側方に導く第2の光路とを
    備えることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 照明方向に開口して照明ランプを覆う密
    閉構造の照明ランプケースと;この照明ランプケースの
    開口部に密閉的に取り付けられた透光性を有するカバー
    と;を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか一記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 照明ランプケースは角度調節自在である
    ことを特徴とする請求項4記載の照明装置。
  6. 【請求項6】 カバーはルーバを内蔵することを特徴と
    する請求項4または5記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 室内における人間の足元を検知範囲とし
    て人体の有無を検知する人体センサと;前記室内におけ
    る人間の足元を照明範囲とする足元照明用の照明ランプ
    と;前記室内の上方空間を照らす位置に保持された殺菌
    ランプと;前記人体センサが人体の検知信号を出力した
    場合に前記照明ランプの点灯回路に点灯信号を付与し、
    前記殺菌ランプの点灯回路には点灯信号を常時出力する
    点灯制御手段と;を備えることを特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】 人体センサと照明ランプとは同一のケー
    シングに収納されていることを特徴とする請求項7記載
    の照明装置。
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