JP2002325897A - 遊技機製造用化粧シート貼付装置 - Google Patents

遊技機製造用化粧シート貼付装置

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JP2002325897A
JP2002325897A JP2001132368A JP2001132368A JP2002325897A JP 2002325897 A JP2002325897 A JP 2002325897A JP 2001132368 A JP2001132368 A JP 2001132368A JP 2001132368 A JP2001132368 A JP 2001132368A JP 2002325897 A JP2002325897 A JP 2002325897A
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JP
Japan
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adhesive
game board
temperature
decorative sheet
game
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Hatsumi Takahashi
初実 高橋
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出し化粧シートが搭載される際の接着剤の
乾き具合を一様に調整して、品質信頼性及び生産効率を
向上する。 【解決手段】 ホットプレス機構6で温められる以前に
おける遊技基板2の上面の温度を赤外線温度計のような
非接触タイプの基板表面温度検出機構5で検出し、この
検出された遊技基板2の表面温度に応じて処理手段11
がホットプレス機構6の遊技基板2を温める温度や糊付
機構7における接着剤を制御して、化粧シート9が搭載
される際の接着剤の乾き具合が一様に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機等の
ような遊技機を製造する過程で、遊技基板に意匠図の描
かれた化粧シートを接着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−151241号公報で開示
されたパチンコ機を製造する際の化粧シート貼付装置で
は、コンベアで遊技基板を一方向に搬送し、その搬送方
向の上流側より下流側に順に、遊技基板をホットプレス
機構で温め、その遊技基板の片側表面としての上面に接
着剤を塗布し、その接着剤の表面温度を温度計で検出し
てホットプレス機構の温度を制御する一方、遊技基板に
塗布された接着剤の上に意匠盤面としての化粧シートを
位置決め搭載した後に、化粧シートと遊技基板とを互い
に近づく方向に加圧して接着剤で投錨結合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前期従来例
は、後工程で検出した温度を前工程にフィードバックし
て遊技基板を温める温度を制御する構造であるので、化
粧シートが搭載される際の接着剤の乾き具合にばらつき
を生じて、貼付後に化粧シートが剥がれることがある。
【0004】そこで、この発明は、前工程で検出した温
度を後工程にフィードバックして遊技基板を温める温度
を制御し、化粧シートが搭載される際の接着剤の乾き具
合を一様に調整して、品質信頼性及び生産効率を向上で
きる化粧シート貼付装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】1つの発明における遊技
基板の上面を温め、その遊技基板の上面に接着剤を塗
り、その上に意匠盤面を構成する化粧シートを搭載し
て、遊技基板に化粧シートを接着する遊技機製造用化粧
シート貼付装置は、温められる以前における遊技基板の
上面の温度を検出する基板温度検出手段と、基板温度検
出手段で検出された検出温度に応じて化粧シートの搭載
される際の接着剤の乾き具合が一様となるように装置機
能部分を制御する乾燥度調整手段を備えたことを特徴と
している。よって、この1つの発明によれば、温められ
る以前における遊技基板温度に応じて装置機能部分を自
動制御して、化粧シートが搭載される際の接着剤の乾き
具合を一様に調整することにより、貼付後の化粧シート
の剥がれを防止して、品質信頼性及び生産効率を向上で
きる。もう1つの発明における遊技基板の上面を温め、
その遊技基板の上面に接着剤を塗り、その上に意匠盤面
を構成する化粧シートを搭載して、遊技基板に化粧シー
トを接着する遊技機製造用化粧シート貼付装置は、温め
られる以前における遊技基板の上面の温度を検出する基
板温度検出手段と、接着剤の温度を検出する接着剤温度
検出手段と、基板温度検出手段及び接着剤温度検出手段
の双方で検出された検出温度に応じて化粧シートの搭載
される際の接着剤の乾き具合が一様となるように装置機
能部分を制御する乾燥度調整手段とを備えたことを特徴
としている。よって、このもう1つの発明によれば、温
められる以前における遊技基板温度と接着剤温度とのに
応じて装置機能部分を自動制御して、化粧シートが搭載
される際の接着剤の乾き具合を一様に調整することによ
り、接着剤の乾き具合調整の精度を一層向上することが
できる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜2は一実施形態を示してい
る。図1に示すように、検査工程1において、遊技基板
2の厚さ、外形、反り等が規格に収まるかを検査し、規
格内の遊技基板2を良品として次工程である化粧シート
貼工程3に供給し、規格外の遊技基板2を不良品として
製造工程より外す。化粧シート貼工程3での化粧シート
貼付装置4では、チェーンやローラー又はベルト等のい
ずれか1つ又は2つ以上を組み合わせて構成された図外
のコンベアが遊技基板2を一方向に搬送する過程で、乾
燥度調整手段12中の基板温度検出手段たる基板表面温
度検出機構5がホットプレス機構6で温められる以前に
おける遊技基板2の表面温度を非接触に検出し、ホット
プレス機構6が遊技基板2の上面を温め、糊付機構7が
遊技基板2の温められた上面に接着剤を塗り、化粧シー
ト貼合機構8が遊技基板2の接着剤の付いた上面に意匠
盤面としての化粧シート9を位置決め搭載し、コールド
プレス機構10が化粧シート9と遊技基板2とを常温の
加圧体で互いに近づく方向に押し付けて接着する。乾燥
度調整手段12中の処理手段11は前記検出温度に応じ
て化粧シート9の搭載される際の接着剤の乾き具合が一
様となるように装置機能部分としての例えば前記コンベ
ア、ホットプレス機構6、糊付機構7等の1つ又は複数
又は全部を電気的に制御する。
【0007】図2にも示すように、ホットプレス機構6
は、無端状のチェーンコンベア6aが一方向に回転・停
止を間欠的に行うことで、チェーンコンベア6aの回転
方向に所定間隔を有するようにチェーンコンベア6aに
設けられた送爪6bで遊技基板2を搬送方向X(前記一
方向と同じ方向)に移動・停止を繰り返して順に送る。
この移動する送爪6bで押された遊技基板2が下側の固
定盤6cの上に搭載されると、チェーンコンベア6aが
所定時間停止し、その停止中に、上側のホットプレート
6dが昇降し、その下降にてホットプレート6dが遊技
基板2を固定盤6cとで挟み付けて遊技基板2の上面を
温める。そして、ホットプレート6dが上昇すると、チ
ェーンコンベア6aが再び回転・停止を行って、温めら
れた遊技基板2を下流側に搬送し、次の遊技基板2を固
定盤6cに搭載して停止する。このチェーンコンベア6
aの回転・停止と、ホットプレート6dの昇降とを繰り
返すことにより、複数の遊技基板2を順送りしながら温
めた後に糊付機構7に排出する。ホットプレート6dに
内蔵された発熱体6eは、スイッチ6fを介して電力供
給系統6gに接続している。
【0008】糊付機構7は、複数のローラーを搬送方向
Xに所定間隔で並列配置したローラーコンベア7aが一
方向に回転駆動することで、ホットプレス機構6に引き
続き遊技基板2を搬送方向Xに搭載搬送する。このロー
ラーコンベア7aに内蔵された1つのドライブロール7
bの上方には、ドライブロール7bと逆方向に同一の周
速度で回転駆動する転写ロール7cと、これに接触又は
近接するように可動支持されたドクターロール7dとを
配置し、転写ロール7cとドクターロール7dとの間に
形成された側面視略V字形の上部空間にエマルジョンタ
イプの接着剤7eを溜め、ドライブロール7bを含むロ
ーラーコンベア7aを回転駆動すると共に、転写ロール
7cとドクターロール7dとを逆方向に周速度に差を持
たせて回転駆動することにより、接着剤7eが転写ロー
ル7cの外周面に転写ロール7cとドクターロール7d
との調整された軸間距離による所定厚さで均一に付着
し、ドライブロール7bと転写ロール7cとがその間に
遊技基板2を引き込むように通過させる過程で、転写ロ
ール7cが遊技基板2の上面に接着剤7eを転写塗布す
る。前記転写ロール7cとドクターロール7dとで形成
された上部空間に溜められた接着剤7eは、貯留量検出
による電気的な制御か、又は作業者の経験則により、図
外の供給系統より適宜補給される。この接着剤7eの上
方には、接着剤7eの濃さ(粘度)を調整するための溶
剤としての水を接着剤7eに滴下供給するパイプ7fを
配置し、パイプ7fにはバルブ7gを介して水供給系統
7hを接続してある。
【0009】ホットプレス機構6よりも下流側には図1
に示す基板表面温度検出機構5の基板温度計(赤外線温
度計)5aをローラーコンベア7aで搬送される遊技基
板2よりも上方に離隔配置し、基板温度計5aがホット
プレス機構6で温められる以前における遊技基板2の上
面より発する赤外線を感知して当該遊技基板2の表面温
度を非接触に検温し、その検出した温度を電気信号とし
て変換して処理手段11に出力する。
【0010】この実施形態の場合、処理手段11は、基
板温度計5aからの検出温度を処理手段11に予め設定
された上限温度と比較し、検出温度が上限温度以上の場
合はスイッチ6fをオフ動作して電力供給系統6gから
発熱体6eへの電力供給を遮断し、検出温度が上限温度
未満の場合はスイッチ6fをオン動作して電力供給系統
6gから発熱体6eへの電力供給を投入することによ
り、ホットプレート6dの温度を制御する。前記上限温
度は、化粧シート貼付装置4の周囲の温度や湿度、遊技
基板2に塗られた接着剤7eの厚さ、接着剤7eの濃
さ、接着剤7eの遊技基板2への塗布開始から化粧シー
ト9の遊技基板2への搭載終了までの経過時間、コンベ
アの搬送速度、基板温度計5aの固有な特性より、貼付
後の化粧シート9が遊技基板2より剥がれることがない
温度をサンプリングして定められる値である。又、処理
手段11は基板温度計5aからの検出温度を処理手段1
1に予め設定された知識情報に照合し、その検出温度に
対応する加水量を抽出し、その加水量を電気信号に変換
してバルブ7gに出力して、バルブ7gの開度量を調整
し、加水量に相当する水をパイプ7fから接着剤7eに
加えることにより、接着剤7eの濃さを制御する。前記
知識情報は、化粧シート貼付装置4の周囲の温度や湿
度、遊技基板2に塗られた接着剤7eの厚さ、接着剤7
eの濃さ、接着剤7eの遊技基板2への塗布開始から化
粧シート9の遊技基板2への搭載終了までの経過時間、
コンベアの搬送速度、基板温度計5aの固有な特性よ
り、貼付後の化粧シート9が遊技基板2より剥がれるこ
とがない加水量をサンプリングして、検出温度と加水量
との関係を規定したものである。
【0011】尚、図1の基板表面温度検出機構5は図2
の基板温度計5aを設置位置に支持する図外の機構を含
めた概念を表現している。
【0012】この実施形態によれば、乾燥度調整手段1
2で検出されたホットプレス機構6で温められる以前に
おける遊技基板2の表面温度に応じてホットプレート6
dの表面温度や接着剤7eの濃さの一方又は両方を制御
して、化粧シート9が搭載される際の接着剤7eの乾き
具合を一様に調整しているので、貼付後の化粧シート9
の剥がれを防止して、品質信頼性及び生産効率を向上す
ることができる。
【0013】前記実施形態では、処理手段11でホット
プレート6dの温度制御と接着剤7eの濃さ制御とを行
う場合を図示して説明したが、これらの制御に加える
か、又はこれらの制御以外に、処理手段11で遊技基板
2を温める時間、接着剤7eを塗る厚さ、化粧シート9
と遊技基板2とを互いに近づく方向に加圧する力や時
間、コンベアの搬送速度等の1つ又は複数又は全部に関
係する装置機能部分を制御しても同様の作用効果があ
る。
【0014】前記実施形態では、接着剤7eの乾き具合
を一様に制御する条件として、ホットプレス機構6で温
められる以前における遊技基板2の表面温度のみを採用
したが、図1に示す接着剤温度検出手段たる接着剤表面
温度検出機構13における図2に示す接着剤温度計(赤
外線温度計)13aを転写ロール7cとドクターロール
7dとで形成された上部空間に溜められた接着剤7eよ
りも上方に離隔配置し、接着剤温度計13aが転写ロー
ル7cとドクターロール7dとで形成された上部空間に
溜められた接着剤7eの上面より発する赤外線を感知し
て当該接着剤7eの表面温度を非接触に検温し、その検
出した温度を電気信号として変換して処理手段11に出
力し、処理手段11が遊技基板2の検出温度と接着剤7
eの検出温度との双方に応じた制御処理を実行すれば、
上記制御の精度を一層向上できる。又、遊技基板2の検
出温度や接着剤7eの検出温度以外に化粧シート貼付装
置4の周囲の湿度又は温度を検出し、その検出湿度又は
検出温度も加えれば、上記制御の精度をより一層向上で
きる。図2中の結合子Aは互いに接続される。
【0015】前記実施形態では、ホットプレス機構6に
おいて、遊技基板2を1回だけ温めて糊付機構7に送る
ような形態を図示して説明したが、搬送方向Xに隣接す
る複数の遊技基板2を覆う大きさにホットプレート6d
を形成し、チェーンコンベア6aが回転・停止の間欠動
作を複数回行う各停止中毎に、ホットプレート6dが昇
降を1回行うことで1つの遊技基板2を2回又はそれ以
上の回数温めて糊付機構7に送るようにすれば、ホット
プレート6dの温度を高くしなくても、1つの遊技基板
2が化粧シート貼付装置4を通過する作業時間(タク
ト)を短縮することができる。この場合、ホットプレー
ト6dが覆う遊技基板2の数に合わせて、発熱体6eを
ブロック化し、上流側のブロックを下流側のブロックよ
り高温となるような温度制御を行えば、初めて温められ
る遊技基板2でホットプレート6dが冷えてしまうこと
がなく、遊技基板2を適切に加熱することができる。こ
の温度制御での高温低温は相対的な温度で、高温でもホ
ットプレート6dが遊技基板2に接触している間に、遊
技基板2が焦げない程度の温度であり、何度に設定する
かは、ホットプレート6dを遊技基板2に実際に押し付
けている加熱動作時間との関係による。この発熱体6e
をブロック化した際に、処理手段11で高温側のブロッ
クを低温側のブロックに優先して温度制御すれば、ホッ
トプレート6dの冷え過ぎを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態を示す構成図。
【図2】 同実施形態の要部を示す模式図。
【符号の説明】
2 遊技基板 4 化粧シート貼付装置 5 基板表面温度検出機構(基板温度検出手段) 5a 基板温度計 6 ホットプレス機構 7 糊付機構 9 化粧シート 11 処理手段 12 乾燥度調整手段 13 接着剤表面温度検出機構(接着剤温度検出手段) 13a 接着剤温度計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技基板の上面を温め、その遊技基板の
    上面に接着剤を塗り、その上に意匠盤面を構成する化粧
    シートを搭載して、遊技基板に化粧シートを接着する遊
    技機製造用化粧シート貼付装置において、温められる以
    前における遊技基板の上面の温度を検出する基板温度検
    出手段と、基板温度検出手段で検出された検出温度に応
    じて化粧シートの搭載される際の接着剤の乾き具合が一
    様となるように装置機能部分を制御する乾燥度調整手段
    を備えたことを特徴とする遊技機製造用化粧シート貼付
    装置。
  2. 【請求項2】 遊技基板の上面を温め、その遊技基板の
    上面に接着剤を塗り、その上に意匠盤面を構成する化粧
    シートを搭載して、遊技基板に化粧シートを接着する遊
    技機製造用化粧シート貼付装置において、温められる以
    前における遊技基板の上面の温度を検出する基板温度検
    出手段と、接着剤の温度を検出する接着剤温度検出手段
    と、基板温度検出手段及び接着剤温度検出手段の双方で
    検出された検出温度に応じて化粧シートの搭載される際
    の接着剤の乾き具合が一様となるように装置機能部分を
    制御する乾燥度調整手段とを備えたことを特徴とする遊
    技機製造用化粧シート貼付装置。
JP2001132368A 2001-04-27 2001-04-27 遊技機製造用化粧シート貼付装置 Pending JP2002325897A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61199901A (ja) * 1985-03-04 1986-09-04 株式会社 ウロコ製作所 スプレッダの塗布量調節方法
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