JPH0557877B2 - - Google Patents

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JPH0557877B2
JPH0557877B2 JP60081965A JP8196585A JPH0557877B2 JP H0557877 B2 JPH0557877 B2 JP H0557877B2 JP 60081965 A JP60081965 A JP 60081965A JP 8196585 A JP8196585 A JP 8196585A JP H0557877 B2 JPH0557877 B2 JP H0557877B2
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JP
Japan
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board
decorative
plywood
decorative board
substrate
Prior art date
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JP60081965A
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JPS61240981A (ja
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Kichihei Niiyama
Koji Ito
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野] この発明は、パチンコ機のような遊技機の遊技
盤を構成する際の基板となるベニヤ板への化粧板
の貼付システムに利用して有効な技術に関する。
[背景技術とその問題点] パチンコ遊技機等の遊技盤は、一般にいわゆる
ベニヤ板と呼ばれる木製の合板に模様を付けた化
粧板を貼付してなる。この遊技盤を構成するベニ
ヤ板は、季節或は天候などの気象条件の違いから
生じる湿度の変化に対して非常に敏感に反応す
る。冬場或は、雨の日など湿度が高くなるほどベ
ニヤ板自体が凹状又は凸状に湾曲する状態(“反
り”と呼ばれる)が大きくなり、夏場或は晴れた
日など湿度が低ければ比較的“反り”が小さい。
万一、工場で“反り”の大きいベニヤ板を使用
して遊技盤を製造する様な事になると、その遊技
盤が遊技盤を取付けるパチンコ機の枠内に収まら
ないばかりか、収まつたとしても遊技場に設置さ
れたときに、遊技者によつて発射された打球が、
パチンコ機の遊技盤面を落下中にベニヤ板の“反
り”により不規則な落下運動を起こし、遊技者に
不快感を与える。
また、遊技場側にしても“反り”が原因で、そ
のパチンコ機の調整が釘調整だけでは困難とな
り、売上が大幅に減少するという状況に追い込ま
れるおそれがある。さらに、ベニヤ板に化粧板を
貼付する際にもベニヤ板に“反り”が生じている
と、ベニヤ板表面に塗布された糊(接着剤)にむ
らが生じ、化粧板を貼つた際にその接着剤のむら
によつて遊技に支障を来たすような凹凸が化粧板
に生じて商品価値が著しく低下してしまう。
しかるに、従来パチンコ遊技機製造工場におい
ては、遊技盤に使用されるベニヤ板を工場或は倉
庫内の比較的風通しの良い場所に積み重ねて保管
して、できるだけ“反り”発生させないようにし
ているが、湿度との関係上どうしてもベニヤ板の
“反り”を防ぐことが困難な状態にあつた。
一方、従来のベニヤ板への化粧板の貼付作業
は、まず作業者がベニヤ板を一枚ずつ糊(接着
剤)付機にセツトして糊付機を作動させ、ベニヤ
板表面に糊を塗布してから、そのベニヤ板をベル
トコンベア等の搬送装置で化粧板貼付位置まで搬
送し、ここで別の作業者が手作業でベニヤ板に化
粧板を貼る。そして、化粧板の貼り付られたベニ
ヤ板は、表面に塗布された接着剤の分布に粗密が
生じて化粧板の貼付状態が凹凸とならない様ロー
ラー或はプレス等により加圧され、その後糊(接
着剤)が乾燥するまで保管するようにされてい
た。
そのため、上記のような貼付システムにあつて
は、糊付機や化粧板貼付機、プレス機等の機械一
台ごとに作業者がついて、ベニヤ板一枚宛処理を
しなければならないとともに、糊(接着剤)が乾
燥するまで待つていたので、直ぐには穴開け及び
釘打ち等次の作業に着手することはできず、作業
能率が著しく低下していた。また、糊が乾燥する
まで保管しなければならないので、保管可能な数
との関係で追加注文等に速やかに対処することが
できなかつた。
さらに、上記従来の化粧板貼付システムでは、
化粧板をベニヤ板に貼付ける時作業者が手作業で
位置決めを行なつていたため、位置合わせの精度
が低かつた。そして、ベニヤ板上に化粧板を貼り
付けた位置が異なつていると、ベニヤ板に釘を打
ち込んだ場合、化粧板に描かれている模様と釘と
の位置関係がパチンコ機ごとにずれてしまい、こ
れによつて釘の位置ずれや曲がり等が遊技者に容
易に分かつてしまうという不都合があつた。
[発明の目的] この発明の目的は、遊技盤を構成するベニヤ板
の“反り”や貼付された化粧板の凹凸を減少させ
て、パチンコ機の品質を揃え、商品価値を向上さ
せるとともに、ベニヤ板への化粧板の貼付作業の
能率を向上させ、追加注文等に速やかに対処でき
るような化粧板貼付システムを提供することにあ
る。
この発明の他の目的は、化粧板に印刷された模
様と遊技盤に打ち込まれた釘との位置関係で釘の
位置ずれや曲がり等が分かりにくいような精度の
高い均一な遊技盤を形成できるような化粧板貼付
システムを提供することにある。
[発明の構成] そこで、この発明は、基板を加熱されたプレス
によつて厚み方向に圧力を加えて加熱乾燥させる
加熱装置と、乾燥後の基板の表面全体を接着剤を
塗付する糊付装置と、基板の位置決め機構を有し
糊付けされた上記基板の表面に化粧板を接合させ
る貼合装置と、表面に化粧板が貼合された上記基
板を押圧して化粧板と基板とを密着させる押圧装
置とを上記順序で連続して配設するとともに、上
記加熱装置の手前側には積層された複数の基板を
一枚宛分離して上記加熱装置に送り出す送出装置
を設け、また、上記各装置もしくはこれらの装置
間には上記基板を間歇的に移動させる移動装置を
設けることによつて、化粧板貼付システムを全自
動化するとともに、ベニヤ板の“反り”を減少さ
せ、かつベニヤ板と化粧板との位置決め精度を向
上させて上記目的を達成するものである。
以下図面を用いてこの発明を具体的に説明す
る。
[実施例] 第1図は、本発明に係る化粧板貼付システムの
概略的な構成を示す。同図においては、右側にシ
ステムの始端が、また左側に終端が来るように配
設された状態が示されている。
右側の始端に配設された手段10は、遊技盤の
基板となるベニヤ板1を一枚宛送り出す送出手段
で、この送出手段10は、ローラー12上に積層
された複数のベニヤ板1から一番下側のものを一
枚ずつ分離して送り出す作用をなす。
上記送出手段10によつて送り出されたベニヤ
板1は次段の加熱手段30内に入り、一旦停止さ
れる。そして、加熱部を有する昇降盤31が降下
して来てベニヤ板1を押圧しながら加熱して乾燥
させる。
加熱が終了するとベニヤ板1は、再び前方へ搬
送されて糊付手段40内へ入る。この糊付手段4
0でベニヤ板1は、前方へ移動しながら回転する
接着剤塗布ロール41によつてその表面に接着剤
が一様に塗布される。
接着剤が塗布されたベニヤ板1は、次の貼合手
段50へ送られて、ここで一旦停止される。そし
て、位置決め機構によつて位置決めされてから、
上方から降りて来る作動部材76によつて、それ
に保持された化粧板2がベニヤ板1の表面に接合
される。
それから、更に前方へ搬送されて次段の押圧手
段80内に入り、ここで再び停止されて上方から
降りて来る第2の昇降盤81によつて押圧されて
表面の化粧板2がベニヤ板1にしつかりと圧着さ
れる。
上記押圧処理が終了すると、ベニア板1は再び
前方へ搬送されて回収され、一連の貼付作業が終
了する。このとき、接着剤は最初の段階で加熱さ
れたベニヤ板1の余熱によつて既に半乾きの状態
にあるので、その後それほど長い時間を経ずに次
の穴開けもしくは釘打ち工程へ送ることができ
る。
以上、本発明に係る化粧板貼付システムの概略
を説明したので、次に、上記手段10,30,4
0,50,80のより詳細な実施例について説明
する。
先ず、送出手段10の詳細を第2図〜第5図に
示す。送出手段10は、基台11上に移送方向に
沿つて複数個のローラ12a,12bが配設され
ている。図中A,Bで示す箇所に配設されたロー
ラー12aは、チエーン13aによつて互いに連
結され、さらにチエーン13bを介してモータ1
4に連結され、このモーター14によつて回転駆
動されるようになつている。
上記ローラー12aと図中Cで示す箇所に配設
されたローラー12bとの間には、駆動スプロケ
ツト15が配設され、この駆動スプロケツト15
はモータ16によつて回転され、それに捲回され
ているチエーン17を駆動する。チエーン17
は、上記ローラー12bおよび次段の加熱手段3
0内の底盤32の両側部に沿つてそれぞれ配設さ
れている。また、上記ローラー12b間には、ベ
ニヤ板1の水平姿勢を保つための保持部材18が
各々配設されている。保持部材18は、ローラー
12bとともに周枠19に付けられている。
そして、上記一対のチエーン17間には、適当
な間隔をおいてチエンバー20が横架されてお
り、このチエンバー20は、チエーン17の移動
に伴なつて上記ローラー12bおよび保持部材1
8の上方を移動するようになつている。
第6図に上記チエンバー20の取付方法が示さ
れている。チエンバー20は、ボルトのような止
着部材27によつてチエーン17の外側に固着さ
れる。
送出手段10の前端部には、上記ローラー12
bの上方にベニヤ板一枚分よりも少し大きな間隔
bをおいて障害部材21が垂直姿勢を保つように
設けられている。さらに、上記障害部材21の前
方には、円筒上のブラシ22が、上記ローラー1
2bとベニヤ板一枚分の間隔をおいて配設され、
このブラシ22は、モータ23によつて回転駆動
されるようになつている。
上記周枠19の外側には、それぞれ軌道盤24
が配設され、この軌道盤24上に移送方向に沿つ
て形成された誘導凸部24aに上記チエーン17
が係合されることにより、チエーン17の上下方
向および左右方向の揺れを防止できるようにして
ある(第5図参照)。
また、上記周枠19のいずれか一方には、符号
Cの位置にあるベニヤ板1がなくなつたか否か検
出する反射型センサ25が配設されている。さら
に、上記ローラー12bの左右両側方には、その
上に移動されて来たベニヤ板の脱落を防止するサ
イドカバー26がそれぞれ設けられている。
上記送出手段10には、作業者がベニヤ板の保
管場所からベニヤ板を運んで来て20枚程度重ね
た状態でAまたはBの位置に載置する。それか
ら、モーター14のスイツチ(図示省略)をオン
させる。すると、モータ14が回転し、チエーン
13a,13bを介してローラー12aが回転さ
れ、Aの位置にあつたベニヤ板1はCの位置に、
またBの位置のあつたベニヤ板1はAの位置にそ
れぞれ移動される。
ベニヤ板1がCの位置に移動して来るお、障害
部材21に衝突して停止されるとともに、センサ
25がベニヤ板1を検出して、上記モータ14の
回転を停止させる。これによつて、ローラー12
aによるベニヤ板1の移動が中断される。
Cの位置に送られたベニヤ板は、そのうち一番
下の一枚だけが、チエーン17により移動される
チエンバー20によつて分離され、前方へ送り出
される。他のベニヤ板は障害部材21によつて前
方への移動が阻止される。
このようにして、ベニヤ板が一枚ずつ分離され
て前方へ送り出され、C位置に全くベニヤ板が存
在しなくなると、センサ25がこれを検出して上
記モータ14を起動させる。すると、ローラー1
2aが回転されて、Aの位置にあつたベニヤ板が
再びCの位置まで移動してモータ14の回転が停
止される。上記動作を繰り返すことにより、送出
手段10が次の加熱手段30へ次々とベニヤ板を
送り出して行く。
第7図および第8図は、上記加熱手段30とし
てのホツトプレスの詳細を示す。
上記送出手段10か加熱手段30にまたがつて
配設された上記移送様チエーン17間には、チエ
ーン17の上側軌跡に対応して剛性の高い底盤3
2が配設されている。この底盤32は、移送方向
の長さがベニヤ板1の長さの3倍以上になるよう
に形成されており、底盤32の上方に支持軸33
によつて支持された昇降盤31に底盤32と対峙
されている。昇降盤31は、図示しないエアーシ
リンダに連結された上記支持軸33によつて昇降
されるとともに、その下面にはパイプヒーター等
を内蔵する加熱部34が設けられ、約150〜160°
の温度を保つように加熱されている。
なお、上記昇降盤31は、通常は上方に待機さ
れ、底盤32と一定の間隔(ベニヤ板の厚み以上
を保つようにされる。
上記送出手段10の終端部から延設されている
上記チエーン17側方の軌道盤24上には、第8
図に示すように停止スイツチ35が配設されてい
る。この停止スイツチ35は、チエーン17の側
部に上記チエンバー20に対応して設けられたL
字部材36によつて作動されるようになつてい
る。
すなわち、昇降盤31が上昇した状態で、チエ
ンバー20によつて底盤32上を移送させて来た
ベニヤ板1が所定の位置に来ると、上記停止スイ
ツチ35がL字部材36によつてオンされ、その
検出信号によつて前記モータ16が停止され、ベ
ニヤ板1も停止される。
それから、エアーシリンダーによつて上記昇降
盤31が降下され、ベニヤ板1に圧力を加えなが
ら、例えば約10秒間加熱する。その後、昇降盤3
1が上昇されて再びモータ16が駆動され、チン
エンバー20によつてベニヤ板1が前方へ移動さ
れる。一定距離(ベニヤ板1の長さよりも少し長
い距離)移動すると再びモータ16が停止され、
昇降盤31が降下される。
ベニヤ板1が加熱手段30を通過する間に上記
加熱圧縮が3回繰り返えされ、これによつてベニ
ヤ板1はおよそ80〜90°に加熱される。そのため、
ベニヤ板1に含まれていた水分が蒸発して、湾曲
が矯正される。その後、再びチエンバー20によ
つてベニヤ板1は、加熱手段30から次段の糊付
手段40へ送り出される。
第9図は、上記糊付手段40とその後の貼合手
段50の詳細な構成例を示す。
糊付手段40には、モータ42によつて回転さ
れる接着剤塗布ロール41と、モータ43によつ
て回転される回転ローラー44とが、ほぼベニヤ
一枚分の間隔を保つて配設されており、ロール4
1とローラー44は、逆方向に回転される。ま
た、上記接着塗布ロール41にはこれと接触して
その摩擦によつて一緒に回転する補助ロール45
が設けられ、これらのロール41と45の上方に
は、2つのロールによつて形成されるV溝内に接
着剤を供給する接着剤供給ホース46の一端が臨
むように取り付けられている。
ロール41,45間に流下された接着剤は、ロ
ールの回転に伴なつてロール41の外周にむらな
く付着させる。ロール41,45間に接着剤を常
に存在させるため、上記供給ホース46より一定
時間ごとに接着剤を補給するようにしてある。
さらに、上記回転ローラー44の前方および後
方には、これと同一高さの位置にガイドローラー
47が配設されている。ローラー44と47は、
周枠48によつて保持されているとともに、最初
のガイドローラー47の両側方には、移送されて
来たベニヤ板を常に一定の方向に沿つて案内する
ための一対の誘導片49が立設されている。
上記加熱手段30より送り出されたベニヤ板
は、上記接着剤塗布ロール41と回転ローラー4
4との間に進入し、それらの回転力によつて前方
へ押し出されながら、ロール41によつてベニヤ
板の上面に、例えば酢酸ビニル系のような接着剤
が一様に塗布され、ガイドローラー47上に沿つ
て前方へ送り出される。
上記糊付手段40より送り出されたベニヤ板
は、次段の貼合手段50へ入る。貼合手段50の
入口には、移送用ローラー51が複数個配設され
ており、それらはチエーン52a,52bを介し
てモータ53に連結され、これによつて、ベニヤ
板を更に前方へ移送する。ローラー51は周枠5
4によつて保持されている。
上記ローラー51の前方には、ストツパ55が
上下動可能に配設され、ベニヤ板はこのストツパ
55に当接して一旦停止する。この停止位置の側
方には、位置決め基準片56が周枠54に固設さ
れており、反対側の側部には横押し装置57が配
設されている。
この横押し装置57は、第12図に示すように
エアーシリンダー57aと押圧部材57bとから
なり、押圧部材57bの内面接触部には弾性片5
7cが付設されている。さらに、この停止位置の
上方から側方にかけては、後に詳述する化粧板移
送接合装置60が配設されている。
上記ストツパ55によつてベニヤ板が停止され
ると横押し装置57が作動して、第10図および
第11図に示すようにエアーシリンダー57aが
収縮して押圧部材57bがベニヤ板1の側面を押
圧して、前記位置決め基準片56に押し付ける。
このときベニヤ板1はローラー51の回転力によ
つて常にストツパ55に押し付けられている。
そのため、ベニヤ板1はストツパ55と位置決
め基準片56とによつて極めて正確に位置決めさ
れる。また、押圧部材57bに付設された硬質ゴ
ムまたはプラスチツク等からなる弾性部材57c
によつて、押圧時にベニヤ板に傷が付くのを防止
することができる。上記基準片56に隣接してセ
ンサ59が設けられており、停止位置に来たベニ
ヤ板を検出して横押し装置57を作動させるよう
になつている。
上記のようにして、ベニヤ板1が停止位置にて
位置決めされると、前記化粧板移送接合装置60
が作動する。化粧板移送接合装置60は、接合さ
れる前の化粧板を積層状態で複数枚載置しておく
パツト部61(第13図、第14図参照)と、パ
レツト部61の化粧板を一枚ずつ吸着、移動する
吸着移動手段(第15図、第16図参照)70と
からなる。
パレツト部61では、移動盤62が基盤63上
に縦および横方向へ移動可能に載置されており、
調整手段64aと64bとによつて、化粧板載置
位置を縦方向と横方向別々に調整できるようにさ
れている。そして、上記移動盤62の中央にパレ
ツト65が4本の垂直支柱66によつて上下移動
可能に支持されている。パレツト65は、各垂直
支柱66に嵌挿されたスプリング66aによつて
常時上方へ付勢されており、かつパレツト65の
周囲には4個のガイド壁67が立設され、パレツ
ト65上に載置された化粧板2の位置決めとガイ
ドを行なう。
このうち、対向する一対のガイド壁67の上端
には、押え板68が取り付けられ、上記スプリン
グ67により、付勢されたパレツト65上に載置
された化粧板2がこの押え板68よりも高い位置
にならないように抑える作用をなす。また、化粧
板2を載せたパレツト65がスプリング66aに
よつて上方へ付勢され、押え板68に当接される
ことにより、一番上にある化粧板2が常に同じ高
さになるようにして、次の吸着移動手段70によ
る化粧板の吸着を確実にさせている。
さらに、ガイド壁67の外側に一対の規制部材
69が略垂直な姿勢で固定され、その先端が押え
板68に形成された切欠部68aに係合され、さ
らに第14図のごとく上記ガイド壁67の上端か
ら内側へ向かつて僅かに突出するように折曲され
ることにより、吸着移動手段70がパレツト65
上に載置された複数枚の化粧板のうち一番上のも
のを吸着して持ち上げたとき同時に二枚以上持ち
上げられないように分離作用をなす。
第15図および第16図に、化粧板吸着移動手
段70の詳細な構成例を示す。
化粧板吸着移動手段70は、前記移送ローラー
51によるベニヤ板の移送方向と直交する方向に
延設された基台71と、この基台71上に配設さ
れたガイドレール72に沿つて移動する移動部材
73と、この移動部材73を移動させるための油
圧シリンダ74とによつて構成されている。
そして、上記移動部材73には、エアーシリン
ダ75が垂直に取り付けられ、移動部材73を貫
通して下方へ突出したシリンダロツド75aの先
端には、吸着面76aを有する作動部材76が装
着され、この作動部材76はガイドロツド77に
案内されて、エアーシリンダ75によつて上下動
されるようになつている。さらに、作動部材76
には、その吸着面76aに形成されている吸収口
(第17図に鎖線イで示す)に対応してエアーホ
ース78の先端が係止されており、このエアーホ
ース78の他端をエアーポンプ等に接続して吸収
口により空気を吸い込むようにすることによつ
て、空気の吸引力で上記吸着面76aにプラスチ
ツク等からなる化粧板2を吸着できるようになつ
ている。
上記化粧板吸着移動手段70は、第15図に示
すように、油圧シリンダ74のロツド74aが伸
長すると、移動部材73が上記パレツト部61の
上方に位置される。ここで、シリンダ74の駆動
を停止して、次にエアーシリンダ75を作動させ
て作動部材76を降下させるとともに、エアーポ
ンプ(図示省略)でエアーホース78を吸引させ
る。すると、吸着面76aがパレツト65上の化
粧板2に当接し、エアーの吸引力でこれを吸着す
る。そこで、この状態のままエアーシリンダ75
を収縮させると、化粧板2が一枚だけ分離されて
持ち上げられる。それから、油圧シリンダ74を
駆動して、そのロツド74aを収縮させると、第
17図および第18図に示すように、作動部材7
6が化粧板2を吸着したまま移動部材73がパレ
ツト65の中心線ニから前記停止位置でストツパ
55と基準片56とによつて位置決めされている
ベニヤ板1の中心線ホ上まで移動される。
そこで、再び油圧シリンダ74を停止させた
後、エアーシリンダ75を伸長させる。すると、
作動部材76が降下され、吸着面76aに保持さ
れている化粧板2がベニヤ板1の表面に接合され
る。ここで、前記エアーポンプを逆転させること
により、エアーホース78から圧縮空気を吹き出
させるとともに、エアーシリンダ75を収縮させ
ると、化粧板2は吸着面76aから離れたベニヤ
板1上に接着されて残る。
化粧板2がベニヤ板1に接合されると、横押し
装置57が解除されるとともに前記ストツパ55
が降下される。そのため、ベニヤ板は移送用ロー
ラー51、よつて前方へ送り出され、次段の押圧
手段80に入る。
上記の場合、ストツパ55に当接しているベニ
ヤ板1の端部と、パレツト65上でガイド壁67
によつて保持された化粧板2の端部とが、第17
図に示すように同一線(鎖線ロおよびハ)上に位
置するように予め設定されているため、精度の高
い接合が行なわれる。
第19図および第20図は、上記押圧手段80
たるコールドプレスの詳細を示す。
前記移送用ローラー51の延長線上には、円柱
状歯車82a,82b間に捲回されたゴムベルト
83が配設され、このゴムベルト83はモータ8
4によつて回転される歯車82aによつて駆動さ
れ、ローラー51によつて前段の貼合手段50か
ら送り出されて来たベニヤ板を前方へ移送する。
ゴムベルト83の上側部分の下には、底盤85が
配設されており、ゴムベルト83はこの底盤85
の上をスライドする。
また、ゴムベルト83の上方には、これと対峙
するように支持軸86で支軸された昇降盤81が
昇降可能に配設されている。この昇降盤81は、
通常は上方へ移動されてゴムベルト83と適当な
間隔(ベニヤ板の厚み以上)を保つている。
しかして、ベニヤ板1が所定の位置まで移送さ
れて来ると、センサ(図示省略)によつて検出さ
れて上記モータ84が停止され、昇降盤81が降
下されてベニヤ板1がゴムベルト83上で底盤8
5と昇降盤81との間に挟まれて圧縮される。こ
れによつて、ベニヤ板1上に接合されていた化粧
板2がベニヤ板の表面に密着される。押圧手段8
0では、上記動作を3回繰り返すことにより、化
粧板2がベニヤ板1の表面にしつかりと貼付され
る。なお、押圧手段80の入口部には、ゴムベル
ト83の上方に押圧ローラー88が配設され、ベ
ニヤ板1の進入を円滑にさせている。
上記コールドプレスが終了すると、ベニヤ板1
はゴムベルト83によつて前方へ送り出され、作
業者によつて回収される。
以上本発明者によつてなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。また、上記実施例では、パチンコ機の遊技盤
を構成するベニヤ板への化粧板の貼付システムに
ついて説明したが、この発明はパチンコ機以外の
例えば雀球遊技等の遊技盤を構成するベニヤ板へ
の化粧板の貼付システムにも適用できる。
[作用、効果] 以上説明したごとく、この発明は、遊技盤を構
成するための基板を加熱されたプレスによつて厚
み方向に圧力を加えて加熱乾燥させる加熱装置
と、乾燥後の基板の表面全体に接着剤を塗付する
糊付装置と、基板の位置決め機構を有し糊付けさ
れた上記基板の表面に化粧板を接合させる貼合装
置と、表面に化粧板が貼合された上記基板を押圧
して化粧板と基板とを密着させる押圧装置とを上
記順序で連続して配設するとともに上記加熱装置
の手前側には積層された複数の基板を一枚宛分離
して上記加熱装置に送り出す送出装置を設け、ま
た、上記各装置もしくはこれらの装置間には上記
基板を間歇的に移動させる移送装置を設けるよう
にしたので、加熱手段によつてベニヤ板に含まれ
ていた水分が除去されかつ平坦になるように圧縮
されるという作用により、ベニヤ板の“反り”が
防止され、これによつて塗布された接着剤にむら
がなくなり、化粧板が確実に貼付され、かつ貼付
された化粧板の凹凸が減少して、パチンコ機の品
質を揃え、商品価値が向上するという効果があ
る。
また、予めベニヤ板を加熱してから接着剤を塗
布しているため、化粧板が接合されるときにはベ
ニヤ板の余熱で接着剤が半乾燥状態になつている
という作用により、接着剤の乾燥に要する時間が
短縮され、これによつて次の穴開け、釘打ち工程
へ速やかに移行することができ、乾燥のための保
管が不要になつて追加注文等に速やかに対処でき
るようになる。
また、化粧板貼合の際既に接着剤が半乾燥状態
にあるので、その後接合を確実にするため押圧を
行なつても接着剤があふれ出すおそれがなくな
り、従来のように接着剤の拭き取りを行なう必要
がなくなるのみならず、拭き取り作業に伴なう化
粧板表面の汚染も回避することができる。
しかも、この発明によると化粧板貼付作業がす
べて自動的に行なわれるという作用により、作業
能率が大幅に向上される。
さらに、この発明は、移送されて来たベニヤ板
を位置決め固定する手段と、この位置決め固定手
段との関係で複数枚の化粧板を積層状態で保持す
るパレツト部と、このパレツト部の化粧板を一枚
宛分離して上記位置決め固定手段で位置決めされ
ているベニヤ板上へ移動して接合させる化粧板吸
着移動手段とによつて貼合手段を構成したので、
ベニヤ板に対して極めて精度よく化粧板が貼合さ
れるように作用により、化粧板に印刷された模様
に遊技盤に打ち込まれた釘との位置関係で釘の位
置ずれや曲がり等が分かりにくいような精度の高
い均一な遊技盤を形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る化粧板貼付システムの
一実施例を示す概略構成図、第2図は、システム
入口部の送出手段の一実施例を示す側面図、第3
図は、その送出手段の斜視図、第4図は、送出手
段の作用を示す側面説明図、第5図は、第3図に
おいて符号Pで示す部分の拡大斜視図、第6図
は、送出手段を構成するチエンバーの取付け方法
を示す断面図、第7図は、加熱手段の一実施例を
示す側面図、第8図は、その加熱手段における停
止位置検出手段の一例を示す要部拡大斜視図、第
9図は、糊付手段と貼合手段の一実施例を示す斜
視図、第10図および第11図は、貼合手段を構
成する横押し装置の作用を示す側面説明図および
平面説明図、第12図は、同じく横押し装置の詳
細を示す拡大斜視図、第13図および第14図
は、貼合手段を構成するパレツト部の構成例を示
す斜視図および断面図、第15図および第16図
は、貼合手段を構成する化粧板吸着移動手段の構
成例を示す斜視図および正面図、第17図および
第18図は、その作用を示す平面図および側面
図、第19図は、押圧手段の一実施例を示す斜視
図、第20図は、その作用を示す側面説明図であ
る。 1……ベニヤ板、2……化粧板、10……送出
手段、12……ローラー、17……チエーン、2
0……チエンバー、21……障害部材、22……
ブラシ、30……加熱手段、31……昇降盤、3
2……底盤、33……支持軸、34……加熱部、
40……糊付手段、41……接着剤供給ホース、
50……貼合手段、55……ストツパ、56……
位置決め基準片、57……横押し装置、60……
化粧板移送接合装置、61……パレツト部、65
……パレツト、70……化粧板吸着移動手段、7
2……レール、73……移動部材、74……エア
ーシリンダ、76……作動部材、80……押圧手
段、81……昇降盤、83……ゴムベルト、85
……底盤、86……支持軸、88……押圧ローラ
ー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊技機の遊技盤を構成するための基板の表面
    に装飾用の化粧板を貼付する化粧板貼付装置であ
    つて、上記基板を加熱されたプレスによつて厚み
    方向に圧力を加えて加熱乾燥させる加熱装置と、
    乾燥後の基板の表面全体に接着剤を塗付する糊付
    装置と、基板の位置決め機構を有し糊付けされた
    上記基板の表面に化粧板を接合させる貼合装置
    と、表面に化粧板が貼合された上記基板を押圧し
    て化粧板と基板とを密着させる押圧装置とを上記
    順序で連続して配設するとともに、上記加熱装置
    の手前側には積層された複数の基板を一枚宛分離
    して上記加熱装置に送り出す送出装置を設け、ま
    た、上記各装置もしくはこれらの装置間に上記基
    板を間歇的に移動させる移送装置を設けたことを
    特徴とする化粧板貼付装置。 2 上記貼合装置は、移送されて来た基板を位置
    決め固定する位置決め固定装置と、この位置決め
    固定装置と関連して複数枚の化粧板を積層状態で
    保持するパレツト部と、このパレツト部の化粧板
    を一枚宛分離して上記位置決め固定装置で位置決
    めされている基板上へ移動して接合させる化粧板
    吸着移動装置とからなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の化粧板貼付装置。
JP8196585A 1985-04-17 1985-04-17 化粧板貼付装置 Granted JPS61240981A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002325897A (ja) * 2001-04-27 2002-11-12 Heiwa Corp 遊技機製造用化粧シート貼付装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333739A (en) * 1976-09-10 1978-03-29 Toko Shoji Kk Pachinko game machine front frame bonded with highhpressureelaminated meramine decorative plate and method of continuous bonding thereof

Patent Citations (1)

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