JP3712793B2 - 遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置 - Google Patents

遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のような遊技機を製造する際に、意匠図の描かれたセルシートを結合するベニヤ等のような遊技基板を位置決めする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機のような遊技機を製造するメーカでは、木工メーカで略方形な所定寸法に切断されたベニヤのような遊技基板を、遊技機製造ラインに供給することで、遊技基板の片側表面に意匠図の描かれたセルシートを接着剤で一体に結合するセル貼り工程、事後工程での作業の位置決めとなる基準孔やガイドレールの取付用孔を切削加工する多軸穴空け工程、遊技釘や遊技機能部品取付用の下穴を押し空けるゲージプレス工程、遊技機能部品取付用の開口を切削加工するルータ工程、遊技釘を打ち込む工程、ガイドレールや遊技機能部品を取り付ける組み立て工程、遊技機能部品が正常に動作するか検査する検査工程等を順に経て遊技盤(ゲージ盤)を製造している。
【0003】
図5は従来のセル貼り工程を示し、ホットプレス装置100、糊付け装置101、合わせ装置102、コールドプレス装置103に遊技基板104を搬送方向Xに順に搬送することで、ホットプレス装置100で遊技基板104を押しながら所定温度に温めた後に、この温められた遊技基板104の片側表面である上面に糊付け装置101でエマルジョンタイプの接着剤を付け、次に、合わせ装置102上で位置決め停止した遊技基板104の接着剤上に裏面に意匠図の描かれたセルシートをセル供給装置105で側方より位置決め搭載した後に、コールドプレス装置103でセルシートを遊技基板104に常温で押し付けて接着剤で投錨結合させる。この類似構造は、例えば特開平7−155431号公報に示されている。
【0004】
ところで、合わせ装置102では、図6〜7に示すように、ローラコンベア106で搬送されて来た遊技基板104を上昇限度位置の前側ストッパー107に突き当てて止めた後に、プッシャー108で遊技基板104を側方に押して側部ストッパー109との間に挟み付けることで、セルシートを合わせる前に遊技基板104を位置決めしている。又、ローラコンベア106は遊技基板104の送り性を良くすることから、ゴム等のような表面層を有しているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の合わせ装置102で遊技基板104を位置決めする際、ローラコンベア106は搬送方向Xに回転駆動を続行し、ローラーコンベア106より遊技基板104に搬送方向Xの力が付与された状態で、当該遊技基板104を前側ストッパー107に突き当てることで、当該遊技基板104の搬送方向Xの位置決めを行っているので、遊技基板104を位置決めしている間、ローラーコンベア106の表面層が遊技基板104に擦れて片減し、セルシートとの位置合わせ不良を生じて、品質信頼性及び生産効率が悪かった。又、セル貼り工程での生産効率を上げることから、図6に示すように、遊技基板104を左右二列で搬送する場合、二列の間に設けたプッシャー108で各列の遊技基板104を両側に配置された側部ストッパー109に押し付けて左右方向の位置決めを行うことから、各列の遊技基板104で左右方向の位置決め基準が互いに反対側になっている。このように遊技基板104の左右で位置決め基準となる側が異なると、遊技基板104に貼り付けるセルシートの意匠図の向きを左右で同方向に設定した場合には、セルシートとの位置合わせが左右の列で相反することになり、セルシートを遊技基板104に貼り付けた遊技盤がパチンコ店の島に取り付けられる機枠に組み込まれた際に、機枠と意匠図との合いが微妙に相違し、品質信頼性が低下することを否めなかった。又、前側ストッパー107とこれに直交するように配置された側部ストッパー109とが遊技基板104の前縁部と一側縁部との全域を接触させる長尺に形成してあるので、双方のストッパー107,109に接触させる遊技基板104の前縁部と側縁部との直角が正確に形成されていないと、位置決めが正確に出ないという不都合もある。
【0006】
そこで、この発明は、遊技基板の位置決めからセルシートの合わせまでの間は遊技基板の搬送動作を中止し、遊技基板を四方の特定位置で挟み、遊技基板の位置決めを正確に行うことで、品質信頼性及び生産効率を向上することができる遊技機製造用セル供給装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置は、糊付装置から排出された接着剤の付いた上面を上に向けたパチンコ機の遊技盤用の遊技基板搬送手段の搬送路上に搭載されたまま当該搬送手段によって合わせ装置に搬送されると、合わせ装置が遊技基板を位置決め停止する一方、意匠図の描かれたセルシートが1枚づつガイド搬送機構によって搬送手段の側方から糊付装置と合わせ装置との間における搬送手段の上部に設けられた位置決定部に搬送されると、位置決定部において、セルシートの搬送方向と直交する方向の前後一対のガイドレールとセルシートの搬送方向の左右一対の側部セルストッパー及び側部セルプッシャーとがガイド搬送機構によって搬送手段の側方から位置決定部に搬送されたセルシートを外側から挟むようにしてセルシートの前後左右の位置出しを行い、合わせ側吸着搬送機構の吸着パッドが合わせ装置の側から位置決定部の側に移動してセルシートを上部から吸引吸着した後に位置決定部から合わせ装置の側に移動して前記合わせ装置における遊技基板の上面における接着剤の上に搭載して上記吸引吸着を解放する遊技機製造セル貼り工程において、前記合わせ装置が、搬送手段の搬送路とこれを避ける位置とに昇降して接着剤の付いた遊技基板の前縁部の特定位置に突き当てて当該遊技基板を止める前側基板ストッパーと、搬送手段の搬送路とこれを避ける位置とに昇降すると共にその搬送路上で前側基板ストッパー側に移動して接着剤の付いた遊技基板の後縁部の特定位置を押すことで接着剤の付いた遊技基板を前側基板ストッパーとで挟み付ける後側基板プッシャーと、搬送手段の搬送路上の一側方で接着剤の付いた遊技基板の側縁部の特定位置に突き当てて当該遊技基板を止める側部基板ストッパーと、搬送手段の搬送路の他側方より側部基板ストッパー側に移動して接着剤の付いた遊技基板の側縁部の特定位置を押すことで当該遊技基板を側部基板ストッパーとで挟み付ける側部基板プッシャーとを備え、搬送手段によって糊付装置から合わせ装置に搬送された接着剤の付いた遊技基板が前側基板ストッパーの位置に到達する以前に、前側基板ストッパーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板の前縁部を当接し得る上昇限度位置に停止し、搬送手段によって糊付装置から合わせ装置に搬送された接着剤の付いた遊技基板が前側基板ストッパーに到達する位置又はその直前に来ると、搬送手段が搬送動作を停止した後、後側基板プッシャーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板の後縁部と対向する上昇限度位置に停止した後に前進し、前側基板ストッパーと後側基板プッシャーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を前後方向からはさみ付け、側部基板ストッパーと側部基板プッシャーとが相互に近づく方向に前進して搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を左右方向から挟み付けることによって、前記合わせ側吸着搬送機構による位置決定部から合わせ装置の側に移動されたセルシートを搭載するために搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を合わせ装置において位置決め停止することを特徴としている。この請求項1の構成によれば、遊技基板の位置決めからセルシートの合わせまでの間は、搬送手段の搬送動作を中断して、後側基板プッシャーで遊技基板を前側基板ストッパーに押し付けると共に、側部基板プッシャーで遊技基板を側部基板ストッパーに押し付けて、前側基板ストッパーと後側基板プッシャーと側部基板ストッパーと側部基板プッシャーとで遊技基板の前縁部、後縁部、左右側縁部の特定位置を四方より挟み付けて遊技基板を位置決めすることにより、遊技基板と搬送手段の搬送路との擦れを無くし、搬送手段に遊技基板の送り性を良くする表面層を設けた場合でも、当該表面層に位置決め中における遊技基板との擦れに起因する片減りが生じることを阻止することができて、合わせ側吸着搬送機構による位置決定部から合わせ装置の側に移動されたセルシートを搭載するために搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板の合わせ装置における位置決めを正確に行うことができ、品質信頼性及び生産効率を向上することができる。請求項1に係る遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置において、接着剤の付いた遊技基板の1枚につき左右に離隔配置された複数の前側基板ストッパーが接着剤の付いた遊技基板の前縁部の特定位置に2点接触し、これらの前側基板ストッパーの左右方向の2等分位置に対応して設けられた後側基板プッシャーが接着剤の付いた遊技基板の後縁部の特定位置を1点接触し、これらの前側基板ストッパーと後側基板プッシャーとで接着剤の付いた遊技基板の前後を挟み付け、前記2点接触する前側基板ストッパーと平行する1本の直線上で互いに対向配置された側部基板ストッパーと側部基板プッシャーとが接着剤の付いた遊技基板の左右側縁部の特定位置をそれぞれ1点接触して接着剤の付いた遊技基板の左右を挟み付けるようにすれば、遊技基板の四辺での直角が正確に形成されていなくとも、位置決めが正確にできて、接着剤の付いた遊技基板にセルシートを正確に重ね合わせることができる。請求項1に係る遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置において、接着剤の付いた遊技基板を左右二列で搬送するようにした場合、側部基板ストッパーを左右二列の接着剤の付いた遊技基板に対して例えば搬送方向の右側というように同一側に配置して、左右二列の接着剤の付いた遊技基板における左右の位置決め基準を互いに同一方向に設定すれば、接着剤の付いた遊技基板に貼り付けるセルシートの意匠図の向きを左右で同方向に設定しても、セルシートとの位置合わせが左右の列で同方向になり、セルシートを接着剤の付いた遊技基板に貼り付けた遊技盤がパチンコ店の島に取り付けられる機枠に組み込まれた際に、機枠と意匠図との合いも一様となり、品質信頼性を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜4は一実施形態を示している。先ず、図1に示すように、セル貼り工程では、遊技基板1をホットプレス装置2で押しながら所定温度に温め、この遊技基板1の片側表面である上面に糊付け装置3でエマルジョンタイプの接着剤を付けた後に、合わせ装置4上で遊技基板1を位置決め停止し、次に、この遊技基板1の接着剤上にセル供給装置5で裏面に意匠図の描かれたセルシート6aを位置決め搭載し、更に、コールドプレス装置7でセルシート6aを遊技基板1に常温で押し付けて接着剤で投錨結合させる。
【0009】
この実施形態では、ホットプレス装置2、糊付け装置3、合わせ装置4、コールドプレス装置7に遊技基板1を左右二列で搬送する態様である。
【0010】
合わせ装置4は、図2及び図3にも示すように、遊技基板1を搬送する搬送手段としてのローラコンベア4aの搬送動作で糊付け装置3より搬送方向X1に搬送されて来た遊技基板1を、左右で対となるように2組設けた前側基板ストッパー4b、後側基板プッシャー4c、側部基板ストッパー4d、側部基板プッシャー4eで位置決めする。即ち、前側基板ストッパー4bと後側基板プッシャー4cとが遊技基板1の搬送方向X1の前後の位置決めを行い、側部基板ストッパー4dと側部基板プッシャー4eとが遊技基板1の搬送方向X1と直交する方向である左右の位置決めを行う。
【0011】
ローラーコンベア4aは遊技基板1が前側基板ストッパー4bに到達する位置又はその直前に来たことを検出した図外のセンサーからの信号で搬送動作を停止し、図3に示す合わせ側吸着搬送機構15によるセルシート6aの遊技基板1への搭載完了又は前側基板ストッパー4bの下降完了で搬送動作を再開する。
【0012】
前側基板ストッパー4bは機構本体に取り付けられた図3に示すストッパー昇降シリンダー4fにより、遊技基板1が前側基板ストッパー4bの位置に到達する以前に、ローラコンベア4aを構成する一対のローラーの隙間より上昇して図3に実線で示す遊技基板1の前縁部を当接し得る上昇限度位置に停止する一方、遊技基板1にセルシート6aが重ね合わされた後に、上昇限度位置より前記一対のローラーの隙間を経由して遊技基板1と干渉しない下降限度位置に停止する。この前側基板ストッパー4bは、ストッパー昇降シリンダー4fで昇降するセットプレート4gに遊技基板1の1枚につき左右に離隔配置されて取り付けられている。
【0013】
後側基板プッシャー4cは、機構本体に取り付けられたプッシャー昇降シリンダー4hと、これに取り付けられたプッシャー前後シリンダー4iとにより、遊技基板1が後側基板プッシャー4cの位置に到達する以前に、前記一対のローラーの隙間より遊技基板1と干渉しない下降限度位置に停止し、遊技基板1が前側基板ストッパー4bの位置に到達した後に、下降限度位置より前記一対のローラーの隙間を経由して上昇して図3に実線で示す遊技基板1の後縁部と対向する上昇限度位置に停止した後に、図3に仮想線で示すように前進して遊技基板1を上昇限度位置の前側基板ストッパー4bとで挟み付ける。この後側基板プッシャー4cは前側基板ストッパー4bの左右方向の2等分位置に対応して設けられている。
【0014】
側部基板ストッパー4dと側部基板プッシャー4eとは、機構本体に取り付けられた図2に示すストッパー前後シリンダー4jとプッシャー前後シリンダー4kとにより、遊技基板1が前側基板ストッパー4bに当接して停止した後に、相互に近づく方向に前進して遊技基板1の左右側部の特定位置を挟み付ける。この特定位置は、側部基板ストッパー4dと側部基板プッシャー4eとが、前側基板ストッパー4bと平行する1本の直線上で互いに対向する位置である。この側部基板ストッパー4dは左右二列の遊技基板1に対して例えば搬送方向X1の右側というように同一側に配置され、側部基板プッシャー4eは左右二列の遊技基板1に対して例えば搬送方向X1の左側というように同一側に配置されていて、左右二列の遊技基板1において左右での位置決め基準が互いに同一方向となるように設定されている。
【0015】
この側部基板ストッパー4dの前進限度位置は、遊技基板1に接着するセルシート6aの位置により、前記側部セルストッパー14cの前進限度位置を基準として設定されている。例えば、セルシート6aの一側を遊技基板1の一側に面一に接着する場合には前進限度位置での側部基板ストッパー4dと側部セルストッパー14cとが搬送方向X1で一直線上に並び、セルシート6aの一側を遊技基板1の一側より内側に数ミリ入って接着する場合には前進限度位置での側部セルストッパー14cが側部基板ストッパー4dより内側に同一寸法入った態様となる。
【0016】
セル供給装置5は、図1に示すように、合わせ装置4の側方に設けられた準備部11に多数枚のセルシート6aが積み重ねられたセルブロック6を搭載して準備し、このセルブロック6を準備部11より前方(遊技基板の搬送方向X1と逆向き)X2に押出爪11aでガイドレール11bに沿って押し出して収容部12に収容し、収容側吸着搬送機構13で収容部12のセルブロック6よりセルシート6aを1枚づつ前方X2に取り出してガイド搬送機構14に受け渡し、ガイド搬送機構14でセルシート6aを搬送方向X1と直交する搬送方向Yに搬送し、ガイド搬送機構14の前後一対の可動ガイドレール14a,14b、左右一対の側部セルストッパ14c、側部セルプッシャー14dで位置決めし、この位置決めされたセルシート6aを合わせ側吸着搬送機構15でガイド搬送機構14より搬送方向X1の下流側に取り出して、合わせ側吸着搬送機構15でセルシート6aを合わせ装置4に位置決め停止された遊技基板1にその真上より搭載供給する。
【0017】
この実施形態では、合わせ側吸着搬送機構15でセルシート6aをガイド搬送機構14から合わせ装置4上の遊技基板1に搭載する1サイクル動作間に、収容側吸着搬送機構13が収容部12よりセルシート6aを1枚づつ2回取り出してガイド搬送機構14に搬出し、ガイド搬送機構14が収容側吸着搬送機構13よりセルシート6aを受け取る度に搬送方向Yに1枚づつ2回送り、合わせ側吸着搬送機構15が左右に配置された2枚のセルシート6aを合わせ装置4に位置決め停止された左右2枚の遊技基板1に個別に供給する。
【0018】
ガイド搬送機構14は、収容側吸着搬送機構13が収容部12より取り出したセルシート6aを合わせ装置4の側方に配置された受取部14eで受け取り、受取部14eと合わせ装置4上に敷設された位置決定部14fとに跨がって無端状に配置された前後一対のチェーン14gにセルシート6aの左右方向の外形である横幅以上の間隔を以て結合された複数の押出爪14hで、セルシート6aを、合わせ装置4における遊技基板1の搬送路上に当該遊技基板1と干渉しないように、受取部14eから位置決定部14fに搬送し、その位置でガイドレール14a,14bが互いに近づく方向に移動し、側部セルストッパ14cと側部セルプッシャー14dとが互いに近づく方向に移動し、これらのガイドレール14a,14b、側部セルストッパ14c、側部セルプッシャー14dでセルシート6aの四辺を挟むようにして、セルシート6aの前後左右の位置決めを行う。
【0019】
合わせ側吸着搬送機構15は、ガイド搬送機構14の位置決定部14fの上方に位置するように取り付けられたパッド前後シリンダー15aとこれに取り付けられたパッド昇降シリンダー15bとで図3に一点鎖線で示す軌跡Rを描くように吸着パッド15cを昇降及び前後に駆動することで、吸着パッド15cがガイド搬送機構14の位置決定部14fより並列配置に位置決めされた2枚のセルシート6aを吸着して合わせ装置4上の遊技基板1にその上方より搭載する。
【0020】
吸着パッド15cは図外の真空パイプと図外の真空バルブとを介して図外のモータ駆動形の真空ポンプの吸引口部に接続していて、真空バルブの開動作で外気を吸引する動作でセルシート6aを吸引吸着し、真空バルブの閉動作及び吸着パッド15c側への大気開放動作でセルシート6aへの吸引吸着を解放する。
【0021】
又、図4に示すように、前側基板ストッパー4b、後側基板プッシャー4c、側部基板ストッパー4d、側部基板プッシャー4eは、セットプレート4g又はシリンダーのピストンロッドに立設された支持部材4mに上方より回転可能に外嵌装着されている。
【0022】
この実施形態の構造によれば、ホットプレス装置2、糊付け装置3、合わせ装置4、コールドプレス装置7が駆動して、セル貼り工程が稼働している状態において、遊技基板1がホットプレス装置2から糊付け装置3を経て合わせ装置4に送られて来ると、当該遊技基板1が上昇限度位置の前側基板ストッパー4bに当接するか又はその直前に、ローラーコンベア4aの搬送動作が停止する。
【0023】
引き続き、後側基板プッシャー4cが下降限度位置から上昇して上昇限度位置に停止した後に前進して、前側基板ストッパー4bとで遊技基板1を前後方向より挟み付ける。これと並行して、側部基板ストッパー4dと側部基板プッシャー4eとが後退限度位置から前進して遊技基板1を左右方向より挟み付ける。この側部基板プッシャー4eで遊技基板1が側部基板ストッパー4dに押し付けられる際、前側基板ストッパー4bと後側基板プッシャー4cとが従動回転し、遊技基板1の横移動が容易になる。
【0024】
一方、合わせ側吸着搬送機構15の吸着パッド15cが位置決定部14fに向けて下降してガイド搬送機構14におけるガイドレール14a,14b、側部セルストッパー14c、側部セルプッシャー14dで位置決めされたセルシート6aを吸引吸着し、当該セルシート6aを軌跡Rを経由して合わせ装置4上の遊技基板1の接着剤上に搭載した後に、吸着パッド15cが吸引動作を停止すると共に真空経路を大気開放した後に前記と逆に向きに軌跡Rを通って図3に示す位置に復帰停止する。
【0025】
要するに、この実施形態によれば、遊技基板1を位置決めする際、ローラコンベア4aの搬送動作を中断して、遊技基板1とローラーコンベア4aとの擦れを無くしたので、ローラーコンベア4aの各ローラーに遊技基板1の送り性を良くすることからゴム等のような表面層を設けた場合でも、当該表面層の遊技基板1との擦れに起因する片減りが生じる不都合を解消することができる。
【0026】
しかも、図1に示すように、遊技基板1を左右二列で搬送する場合に、側部基板ストッパー4dを左右二列の各遊技基板1に対して例えば搬送方向X1の右側というように同一側に配置して、左右二列の各遊技基板1における左右の位置決め基準を互いに同一方向に設定したので、各列の遊技基板1に貼り付けるセルシート6aの意匠図の向きを左右で同方向に設定しても、セルシートとの位置合わせが左右の列で同方向になり、セルシート6aを遊技基板1に貼り付けた遊技盤がパチンコ店の島に取り付けられる機枠に組み込まれた際に、機枠と意匠図との合いも一様となり、品質信頼性を向上することができる。
【0027】
又、遊技基板1の1枚につき左右に離隔配置された複数の前側基板ストッパー4bが遊技基板1の前縁部の特定位置にあたかも2点のように接触し、これらの前側基板ストッパー4bの左右方向の2等分位置に対応して設けられた後側基板プッシャー4cが遊技基板1の後縁部の特定位置にあたかも1点のように接触することで、前側基板ストッパー4bと後側基板プッシャー4cとで遊技基板1の前後を挟み付けて、遊技基板1の前後の位置決めを行う一方、側部基板ストッパー4eの押力を側部基板プッシャー4eの押力より高圧力に設定し、側部基板プッシャー4eで遊技基板1を側部基板ストッパー4dに押し付ける際、側部基板ストッパー4dが後退しないようにして、側部基板プッシャー4eで遊技基板1を側部基板ストッパー4dに押し付けることで、前側基板ストッパー4bと平行する1本の直線上で互いに対向配置された側部基板ストッパー4dと側部基板プッシャー4eとが遊技基板1の左右側縁部の特定位置のそれぞれにあたかも1点のように接触して遊技基板1の左右を挟み付けて、遊技基板1の左右の位置決めを行うので、遊技基板1の四辺での直角が正確に形成されていなくとも、位置決めを正確に行うことができて、遊技基板1にセルシート6aを正確に重ね合わせることができる。
【0028】
前記実施形態では遊技基板1を複数列で搬送する場合を図示して説明したが、遊技基板1を1列で搬送する構造でも同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態のセル貼り工程を示す平面図。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】 図1のB矢印方向からの手前側の側壁を取り除いた側面図。
【図4】 図1のC−C線に沿う断面図。
【図5】 従来のセル貼り工程を示す平面図。
【図6】 従来の合わせ装置を示す平面図。
【図7】 図6のD−D線に沿う断面図
【符号の説明】
4 合わせ装置
4a ローラーコンベア(搬送手段)
4b 前側基板ストッパー
4c 後側基板プッシャー
4d 側部基板ストッパー
4e 側部基板プッシャー
5 セル供給装置
6 セルブロック
6a セルシート

Claims (3)

  1. 糊付装置から排出された接着剤の付いた上面を上に向けたパチンコ機の遊技盤用の遊技基板が搬送手段の搬送路上に搭載されたまま当該搬送手段によって合わせ装置に搬送されると、合わせ装置が遊技基板を位置決め停止する一方、意匠図の描かれたセルシートが1枚づつガイド搬送機構によって搬送手段の側方から糊付装置と合わせ装置との間における搬送手段の上部に設けられた位置決定部に搬送されると、位置決定部において、セルシートの搬送方向と直交する方向の前後一対のガイドレールとセルシートの搬送方向の左右一対の側部セルストッパー及び側部セルプッシャーとがガイド搬送機構によって搬送手段の側方から位置決定部に搬送されたセルシートを外側から挟むようにしてセルシートの前後左右の位置出しを行い、合わせ側吸着搬送機構の吸着パッドが合わせ装置の側から位置決定部の側に移動してセルシートを上部から吸引吸着した後に位置決定部から合わせ装置の側に移動して前記合わせ装置における遊技基板の上面における接着剤の上に搭載して上記吸引吸着を解放する遊技機製造セル貼り工程において、前記合わせ装置が、搬送手段の搬送路とこれを避ける位置とに昇降して接着剤の付いた遊技基板の前縁部の特定位置に突き当てて当該遊技基板を止める前側基板ストッパーと、搬送手段の搬送路とこれを避ける位置とに昇降すると共にその搬送路上で前側基板ストッパー側に移動して接着剤の付いた遊技基板の後縁部の特定位置を押すことで接着剤の付いた遊技基板を前側基板ストッパーとで挟み付ける後側基板プッシャーと、搬送手段の搬送路上の一側方で接着剤の付いた遊技基板の側縁部の特定位置に突き当てて当該遊技基板を止める側部基板ストッパーと、搬送手段の搬送路の他側方より側部基板ストッパー側に移動して接着剤の付いた遊技基板の側縁部の特定位置を押すことで当該遊技基板を側部基板ストッパーとで挟み付ける側部基板プッシャーとを備え、搬送手段によって糊付装置から合わせ装置に搬送された接着剤の付いた遊技基板が前側基板ストッパーの位置に到達する以前に、前側基板ストッパーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板の前縁部を当接し得る上昇限度位置に停止し、搬送手段によって糊付装置から合わせ装置に搬送された接着剤の付いた遊技基板が前側基板ストッパーに到達する位置又はその直前に来ると、搬送手段が搬送動作を停止した後、後側基板プッシャーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板の後縁部と対向する上昇限度位置に停止した後に前進し、前側基板ストッパーと後側基板プッシャーが搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を前後方向からはさみ付け、側部基板ストッパーと側部基板プッシャーとが相互に近づく方向に前進して搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を左右方向から挟み付けることによって、前記合わせ側吸着搬送機構による位置決定部から合わせ装置の側に移動されたセルシートを搭載するための搬送手段の搬送路上における接着剤の付いた遊技基板を合わせ装置において位置決め停止する遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置。
  2. 接着剤の付いた遊技基板の1枚につき左右に離隔配置された複数の前側基板ストッパーが接着剤の付いた遊技基板の前縁部の特定位置に2点接触し、これらの前側基板ストッパーの左右方向の2等分位置に対応して設けられた後側基板プッシャーが接着剤の付いた遊技基板の後縁部の特定位置を1点接触し、これらの前側基板ストッパーと後側基板プッシャーとで接着剤の付いた遊技基板の前後を挟み付け、前記2点接触する前側基板ストッパーと平行する1本の直線上で互いに対向配置された側部基板ストッパーと側部基板プッシャーとが接着剤の付いた遊技基板の左右側縁部の特定位置をそれぞれ1点接触して接着剤の付いた遊技基板の左右を挟み付けることを特徴とする請求項1記載の遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置。
  3. 搬送手段で接着剤の付いた遊技基板を左右二列で搬送するようにした場合、側部基板ストッパーを左右二列の接着剤の付いた遊技基板に対して搬送方向と直交する方向で同一側に配置し、側部基板プッシャーを左右二列の遊技基板に対して搬送方向と直交する方向における側部基板ストッパーの設けられた側と反対側で同一側に配置したことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造セル貼り工程の遊技基板位置決め装置。
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