JP3712794B2 - 遊技機製造用セル供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ機のような遊技機を製造する際に、ベニヤ等のような遊技基板に結合する意匠図の描かれたセルシートを供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機のような遊技機を製造するメーカでは、木工メーカで略方形な所定寸法に切断されたベニヤのような遊技基板を、遊技機製造ラインに供給することで、遊技基板の片側表面に意匠図の描かれたセルシートを接着剤で一体に結合するセル貼り工程、事後工程での作業の位置決めとなる基準孔やガイドレールの取付用孔を切削加工する多軸穴空け工程、遊技釘や遊技機能部品取付用の下穴を押し空けるゲージプレス工程、遊技機能部品取付用の開口を切削加工するルータ工程、遊技釘を打ち込む工程、ガイドレールや遊技機能部品を取り付ける組み立て工程、遊技機能部品が正常に動作するか検査する検査工程等を順に経て遊技盤(ゲージ盤)を製造している。
【0003】
図12は従来のセル貼り工程を示す平面図で、遊技基板を押しながら所定温度に温めるホットプレス装置100、温められた遊技基板の片側表面である上面にエマルジョンタイプの接着剤を付ける糊付け装置101、位置決め停止した遊技基板の接着剤上に裏面に意匠図の描かれたセルシートを側方より位置決め搭載する合わせ装置102、セルシートを遊技基板に常温で押し付けて接着剤で投錨結合させるコールドプレス装置103を、遊技基板の搬送方向Xの上流側から下流側に順に配置してある。この類似構造は、例えば特開平7−155431号公報に示されている。
【0004】
図13〜14は従来の合わせ装置102にセルシートを供給するセル供給装置110であって、合わせ装置102の側方に設けられた収容部111に、多数枚のセルシート112aが積み重ねられたセルブロック112を収容し、収容部111のセルブロック112をセル昇降シリンダー113で上板114に形成された開口部115の四隅に設けられた邪魔板116に当接する迄上昇する。この状態において、吸着搬送機構117のスポンジのような弾性体118と略同一高さに位置する吸着パッド119が、第1パッド昇降シリンダー120で、セルブロック112の最上段のセルシート112aを吸着できる迄下降し、吸着パッド119で当該セルシート112aを吸引吸着した後、セル昇降シリンダー113が下降する。セル昇降シリンダー113が下降限度位置に停止したら、プシャー121が動作してストッパー122との共働でセルブロック112を整列する。又、前記セル昇降シリンダー113の下降と並行して、第1パッド昇降シリンダー120及び第2パッド昇降シリンダー123が上昇して上昇限度位置に停止したら、吸着搬送機構117の可動ベース124がレール125に沿って収容部111の上方より合わせ装置102の上方迄、遊技基板の搬送方向Xと直交する方向Y1,Y2(図12参照)に移動する。吸着搬送機構117が合わせ装置102上で位置決め停止した遊技基板126(図12参照)の真上に到達したら、前記可動ベース124の移動を停止し、第1パッド昇降シリンダー120及び第2パッド昇降シリンダー123が下降してセルシート112aを合わせ装置102の遊技基板126の接着剤上に位置決め搭載する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のセル供給装置は、吸着搬送機構117の吸着パッド119で吸着される直前に、収容部111の内部でセルシート112aが暴れ、その暴れ具合によっては、セルシート112aが遊技基板に対する位置決めが狂った状態で吸着パッド120に吸着され、その位置決めが狂ったままセルシート112aが遊技基板の接着剤上に位置決め搭載されて不良となることがあり、品質信頼性及び生産効率が悪くなることを否めなかった。
【0006】
そこで、この発明は、セルシートを収容部より取り出す吸着搬送と、セルシートを遊技基板に搭載する取り付け供給との間で、セルシートの位置決めを正確に行うことで、品質信頼性及び生産効率を向上することができる遊技機製造用セル供給装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機製造用セル供給装置は、パチンコ機に用いられる遊技基板の上面に接着剤を付ける糊付装置と、糊付装置から排出された接着剤の付けられた上面を上に向けて遊技基板を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送された遊技基板を所定位置に停止する合わせ装置と、セルシートの位置出しを行うために合わせ装置と糊付装置との間において搬送手段の上部に設けられた位置決定部と、合わせ装置における搬送手段による遊技基板の搬送方向と交差する方向の側方に設けられて裏面に意匠図の描かれた多数枚のセルシート積み重ねられたセルブロックを収容する収容部と、収容部に収容されたセルブロックの最上段のセルシートを1枚づつ吸引吸着して合わせ装置の側方に取り出してガイド搬送機構に受け渡す収容側吸着搬送機構と、収容側吸着搬送機構から受け渡されたセルシートを搬送手段の側方から位置決定部に搬送するガイド搬送機構と、位置決定部に搬送されたセルシートを吸引吸着して合わせ装置の所定位置に停止された遊技基板の接着剤上にその上方より搭載する合わせ側吸着搬送機構とを備えた遊技機製造用セル供給装置であって、位置決定部が、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向と直交する方向の前側可動ガイドレールと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向と直交する方向の後側可動ガイドレールと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向の上流側または下流側に設けられたセルストッパーと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向の下流側または上流側に設けられたセルプッシャーとを備え、前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとの互いに近づく前進動作と、セルプッシャーのセルストッパーに近づく前進動作とにより、前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとセルストッパーおよびセルプッシャーがガイド搬送機構から位置決定部に搬送されたセルシートを外側より内側に押圧して当該セルシートの前後左右の位置決めを行ことを特徴としている。よって、本発明に係る遊技機製造用セル供給装置によれば、収容側吸着搬送機構が収容部よりセルシートを1枚づつ合わせ装置の側方に取り出してガイド搬送機構に受け渡し、ガイド搬送機構が収容側吸着搬送機構より受け渡されたセルシートを合わせ装置と糊付装置との間において搬送手段の上部に設けられた位置決定部に搬送し、位置決定部における前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとの互いに近づく前進動作と、セルプッシャーのセルストッパーに近づく前進動作とにより、前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとセルストッパーおよびセルプッシャーがガイド搬送機構から位置決定部に搬送されたセルシートを外側より内側に押圧して当該セルシートの前後左右の位置決めを行うことにより、セルシートを収容部より取り出す収容側吸着搬送機構による吸着搬送と、セルシートを遊技基板に搭載する合わせ側吸着搬送機構による吸着搬送との間で、位置決定部がセルシートの位置決めを正確に行った後、合わせ側吸着搬送機が位置決定部で正確に位置決めされたセルシートを遊技基板の接着剤上に搭載するので、セルシートと遊技基板との貼り合わせの品質信頼性及び生産効率を向上することができる。又、本発明に係る遊技機製造用セル供給装置において、ガイド搬送機構には搬送されるセルシートの落下を防止する覆板が設けられたり、又は、位置決定部における前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとセルストッパーおよびセルプッシャーがガイド搬送機構から位置決定部に搬送されたセルシートを外側より内側に押圧することによってセルシートを上に凸状に撓んだ形態で位置決めし、合わせ側吸着搬送機構が、位置決定部と合わせ装置の所定位置とに対して上昇・前進・下降・後退を行うパッドプレートと、パッドプレートに設けられた吸着パッドとを備え、パッドプレートが合わせ装置の所定位置から後退して位置決定部の真上に到達して下降するのに伴い、吸着パッドが位置決定部で上に凸状に撓んだ形態のセルシートを押し下げて吸引吸着したり、又は、セルシートを遊技基板の上の接着剤上に搭載する場合に吸着パッドの吸引が大気開放されたり、又は、位置決定部はパッドストッパーが設けられ、パッドストッパーが合わせ装置の所定位置から後退して位置決定部の真上に到達して下降する合わせ側吸着搬送機構のパッドプレートに当接することによって、合わせ側吸着搬送機構の吸着パッドと位置決定部のセルシートとの間に当該セルシートの凸状に撓んだ反りを規制する隙間を形成したりすれば、遊技基板に対しセルシートをさらに正確に位置決めすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1〜6は第1実施形態を示している。先ず、図1において、遊技基板1を押しながら所定温度に温めるホットプレス装置2、温められた遊技基板1の片側表面である上面にエマルジョンタイプの接着剤を付ける糊付け装置3、位置決め停止した遊技基板1の接着剤上に裏面に意匠図の描かれたセルシート6aを位置決め搭載する合わせ装置4、セルシート6aを遊技基板1に常温で押し付けて接着剤で投錨結合させるコールドプレス装置5を、遊技基板1の搬送方向X1の上流側から下流側に順に配置してある。
【0009】
合わせ装置4にセルシート6aを供給するセル供給装置10は、合わせ装置4の側方に設けられた準備部11に多数枚のセルシート6aが積み重ねられたセルブロック6を搭載して準備し、このセルブロック6を準備部11より前方(搬送方向X1と逆向き)X2に押し出して収容部12に収容し、収容側吸着搬送機構15で収容部12のセルブロック6よりセルシート6aを1枚づつ前方X2に取り出してガイド搬送機構18に受け渡し、ガイド搬送機構18でセルシート6aを搬送方向X1と直交する搬送方向Yに搬送して位置決めし、この位置決めされたセルシート6aを合わせ側吸着搬送機構26(図4参照)でガイド搬送機構18よりセルシート6aを搬送方向X1の下流側に取り出して、当該合わせ側吸着搬送機構26でセルシート6aを合わせ装置4に位置決め停止された遊技基板1にその真上より搭載供給する。
【0010】
この実施形態では、ホットプレス装置2、糊付け装置3、合わせ装置4、コールドプレス装置5に遊技基板1を左右に二列状態で搬送することから、合わせ側吸着搬送機構26でセルシート6aをガイド搬送機構18から合わせ装置4上の遊技基板1に搭載する1サイクル動作間に、収容側吸着搬送機構15が収容部12よりセルシート6aを1枚づつ2回取り出してガイド搬送機構18に搬出し、ガイド搬送機構18が収容側吸着搬送機構15よりセルシート6aを受け取る度に搬送方向Yに1枚づつ2回送り、合わせ側吸着搬送機構26が左右に配置された2枚のセルシート6aを合わせ装置4に位置決め停止された左右2枚の遊技基板1に個別に供給する。
【0011】
図3にも示すように、準備部11は、収容部12まで延設された左右側壁11aの間に複数のガイドレール11bを並列に配置し、ガイドレール11bの間に形成された中央の隙間に、ロッドレスシリンダー11cに取り付けられた押出爪11dが設けられていて、ロッドレスシリンダー11cがガイドレール11bの後方より前方に向けて前進駆動することで、押出爪11dがガイドレール11b上のセルブロック6を図3の仮想線示から実線示のように収容部12に向けて押し出す。
【0012】
収容部12は、セル昇降シリンダー12aで昇降されるリフトベース12bを備え、図3に実線で示す下降限度位置におけるリフトベース12bが準備部11より押し出されるセルブロック6を滑らせて搭載することで受け取り、このセルブロック6の最上段よりセルシート6aが収容側吸着搬送機構15で1枚づつ取り出される毎に、セルブロック6の最上段が上限ストッパー16に当接して、上昇ストッパー16の剛性で止められる位置と前記下降限度位置との間に、リフトベース12bがセルブロック6を1回昇降する。
【0013】
上昇端検出機構13は、左右側壁11aの外側面より立設された支持部13aに一対のレバー13bを回転可能に連結し、一対のレバー13bの支持部13aより前側に延設された前端に検出ローラー13cを回転可能に有し、当該レバー13bの支持部13aより後方に延設された後端に位置センサー13dの作動子を連結してあり、左右側壁11aに後述する支持部材27aを介して取り付けられた位置センサー13dが検出ローラー13cの昇降に伴うレバー13bの移動量を電気信号に変換して図外の制御装置に出力する。
【0014】
エアー分離機構14の前側エアーノズル14aは、収容部12の前壁12cの外側面に左右に所定間隔を以て取り付けられていて、上部後面に形成された噴射口より空気14bを前壁12c及びセルガイド17に切欠形成された図外の凹部を経由して後方に向けて吹き出すことで、セルブロック6のセルシート6aの前縁部よりその間に空気14bを吹き込んでセルシート6a相互間を分離する。
【0015】
エアー分離機構14の横側エアーノズル14cは、左右側壁11aの外側面に取り付けられていて、左右側壁11aの上縁を外側から内側に越えて前壁12c近傍に配置された噴射口より空気14dを側方内側に向けて吹き出すことで、セルブロック6のセルシート6aの側縁部よりその間に空気14dを吹き込んでセルシート6a相互間を分離する。
【0016】
収容側吸着搬送機構15は、リフトベース12bの上方に位置するように左右側壁11aに取り付けられた搭載台15aを備え、搭載台15aに取り付けられたパッド前後シリンダー15bとこれに取り付けられたパッド昇降シリンダー15cとが上昇端検出機構13からの検出信号で駆動して吸着パッド15dを昇降及び前後に移動することで、吸着パッド15dが収容部12のセルブロック6の最上段のセルシート6aを吸着して、ガイド搬送機構18に受け渡す。
【0017】
吸着パッド15dはパイプ15eと図外のバルブとを介して図外のモータ駆動形の真空ポンプのような真空発生源の吸引口部に接続していて、バルブの開動作で外気を吸引する動作でセルシート6aを吸引吸着し、バルブの閉動作及び吸着パッド15d側への大気開放動作でセルシート6aへの吸引吸着を解放する。この吸着パッド15dから図外のバルブまでの経路には当該経路の真空圧力が設定値を越えるとオン動作する真空スイッチのような図外の吸着センサーを設けてある。
【0018】
搭載台15aに後方への突出量と下方への垂下量とを調整可能に取り付けられた上限ストッパー16は、収容側吸着搬送機構15で取り出されるセルシート6aの前縁を捌くように分離するセルガイド17の張出部17aと略同一高さとなるように調整されていて、上昇するセルブロック6の最上段に当接してセルブロック6の高さを押し縮めると共にリフトベース12bの上昇を停止することで、上昇端検出機構13を無理な上昇力が作用しないように保護する。
【0019】
ガイド搬送機構18は、収容部12より1枚づつ取り出されたセルシート6aを合わせ装置4の側方で受け取って合わせ装置4における遊技基板1の搬送路上に当該遊技基板1と干渉しないように搬送した位置で当該セルシート6aの前後左右の位置決めを行うものであって、図1に示すように、収容側吸着搬送機構15が収容部12より取り出したセルシート6aを合わせ装置4の側方に配置された受取部19で受け取り、受取部19と合わせ装置4上に敷設された位置決定部20とに跨がって無端状に配置された前後一対のチェーン21にセルシート6aの左右方向の外形である横幅L(図6のa図参照)以上の間隔を以て結合された複数の押出爪22を備えた搬送手段で、セルシート6aを受取部19と位置決定部20とを介して合わせ装置4における遊技基板1の搬送路上に当該遊技基板1と干渉しないように搬送し、その位置で位置決定部20がセルシート6aの前後左右の位置決めを行う。前記搬送手段は、チェーン21が受取部19側から位置決定部20側に向けて間欠回転駆動することで、押出爪22が押出爪22間のチェーン21の上方に離隔したセルシート6aを搬送方向Yに押し搬送して受取部19と位置決定部20とに2枚つづ配置する。
【0020】
図3にも示すように、受取部19は収容部12の前方にセルシート6aの横幅L(図6のa図参照)よりも長い軸方向長さを有して上下で対を成すピンチローラー19aとドライブローラー19bとを備えている。ピンチローラー19aを両端で回転可能に支持する門形フレーム19cは、ガイド搬送機構18の機構本体18aに取り付けられたローラー昇降シリンダー19dで昇降する。ピンチローラー19aは、機構本体18aに取り付けられた図外のスライダーと、これを摺接係合させるように門形フレーム19cに取り付けられた図外のガイドポストとからなる振止機構にて、ドライブローラー19bとの並列関係を維持していて、上昇限度位置でドライブローラー19bとの間に収容側吸着搬送機構15の吸着パッド15dで搬出されたセルシート6aの吸着パッド15dよりも前側に突出する前縁部を取り込み得る隙間を形成し、下降限度位置でドライブローラー19bとの間にセルシート6aを挟み付けてドライブローラー19bの回転駆動でセルシート6aを介して従動回転する。
【0021】
ドライブローラー19bは上側搬送部がセルガイド17の上端と略同一高さとなるように配置されていると共にモーターローラーに形成されている。即ち、モーターローラーのシャフトが図外の機構本体に取り付けられ、このシャフトが回転可能に外嵌装着された外側ローラーを有し、この外側ローラーとシャフトとの間に設けられた電磁変換手段に外部より電力を供給することにより、当該電磁変換手段が電気エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換し、この回転エネルギーで外側ローラーが回転駆動してセルシート6aを搬送方向X1と逆向きの前側であって搬送方向X2に搬送する。
【0022】
ドライブローラー19bの前側には複数のローラー19eを配置してある。複数のローラー19eはドライブローラー19bと略同一の軸方向長さを有し、搬送方向X2に並列配置されて前記図外の機構本体に水平に取り付けられている。これらのローラー19eの内のいくつかはモーターローラーに形成されている。即ち、モーターローラーのシャフトが図外の機構本体に取り付けられ、このシャフトが回転可能に外嵌装着された外側ローラーを有し、この外側ローラーとシャフトとの間に設けられた電磁変換手段に外部より電力を供給することにより、当該電磁変換手段が電気エネルギーを機械的な回転エネルギーに変換し、この回転エネルギーで外側ローラーが回転駆動してセルシート6aを搬送方向X2に搬送するようになっている。残りのローラー19eは、搬送されるセルシート6aとの接触で搬送方向X2に自由回転するように前記図外の機構本体に支持されている。
【0023】
複数のローラー19eの間に形成された隙間、ローラー19eとドライブローラー19bとの間に形成された隙間には、図外の機構本体に取り付けられた覆板19fを配置してある。覆板19fはドライブローラー19b側からローラー19e側に搬送されるセルシート6aが当該各隙間から落下するのを防止する。覆板19fにはチェーン21と対応する部分に押出爪22が通過する開口19gを形成してある。
【0024】
複数のローラー19eの上方には図外の機構本体に取り付けられた押さえガイド19hが複数のローラー19eで搬送されるセルシート6aの反りを規制する所定間隔を以て配置されている。押さえガイド19hには複数の鋼球のようなボール19iを複数のローラー19eの上側搬送部と対応して回転可能に装着してある。例えば、押さえガイド19hにボール19iの直径よりも小さな図外の孔を形成し、この孔にボール19iを上方より収容してあって、ボール19iがピンチローラー19aとドライブローラー19bとより搬送されて来るセルシート6aで持ち上がってローラー19eとの間に当該セルシート6aを挟み付けてセルシート6aの搬送で従動回転する。
【0025】
押さえガイド19hとローラー19eとの前方には図外の機構本体に取り付けられた前側固定ガイドレール19jを配置してある。前側固定ガイドレール19jは、それに形成された溝19kにローラー19eより搬送されて来たセルシート6aの前縁部を取り込み、当該セルシート6aの後縁部がピンチローラー19aとドライブローラー19bとの隙間より前方に位置した状態において、チェーン21の回転駆動でセルシート6aの搬送方向Yの上流側に位置する押出爪22により押し出されるセルシート6aを溝19kに沿うように誘導する。
【0026】
又、図2にも示すように、受取部19は図外の機構本体に取り付けられた後側固定ガイドレール19mを備えている。後側固定ガイドレール19mは、それに形成された溝19nに前記押出爪22で押し出されたセルシート6aの後縁部を取り込み、当該セルシート6aを前側固定ガイドレール19jとの共働で溝19k,19nに沿うように誘導する。
【0027】
後側固定ガイドレール19mと相対峙する受取部19の前側固定ガイドレール19jとの間には、図外の機構本体に取り付けられた覆板19pを配置してある。覆板19pは前記押出爪22で押し出されたセルシート6aが前側固定ガイドレール19jと後側固定ガイドレール19mとの隙間から落下するのを防止する。覆板19pにはチェーン21と対応する部分に押出爪22が通過する開口19qを開口19gと連なるように形成してある。
【0028】
覆板19pの上方には複数の押さえローラー19rを搬送方向Yに所定間隔で並列に配置してある。押さえローラー19rはセルシート6aとの滑り性の良好な合成樹脂からなる複数の円板19sを搬送方向X2に離隔配置し、各円板19sの中心に装着された軸19tの両端部を前側固定ガイドレール19jに立設した支持部材19uと後側固定ガイドレール19mに立設した支持部材19vとに昇降及び回転可能に装着してあって、円板19sが前記押し出されたセルシート6aの上面に接触して、円板19sと軸19tとがセルシート6aで持ち上がり、円板19sが従動回転することで、セルシート6aの中間部が上方に撓むのを規制する。
【0029】
図4にも示すように、位置決定部20は前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとを前後で対となるように備えている。前側可動ガイドレール20aは、合わせ装置4の装置本体4aの左右側部に跨設された骨格部材20cに組付けられた複数の前側ガイドシリンダー20dで前進限度位置、後退限度位置、それらの中間位置の三位置を呈するように前後に移動する。
【0030】
後側可動ガイドレール20bは、骨格部材20cより搬送方向X1の下流側で装置本体4aの左右側部に跨設された骨格部材20eに組付けられた複数の後側ガイドシリンダー20fで前進限度位置、後退限度位置、それらの中間位置の三位置を呈するように前後に移動する。
【0031】
前進限度位置では、前側可動ガイドレール20aに形成された溝20gの底面と後側可動ガイドレール20bに形成された溝20hの底面との前後方向に対向する間隔D1(図6のb図参照)が、セルシート6aの前後方向の外形である縦幅Hよりもわずかに小さな寸法となり(D1<H)、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとがそれらの間にセルシート6aを挟むことでセルシート6aを上に凸状に撓ませる態様である。
【0032】
後退限度位置では、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとの互いに前後方向で対向する間隔D3(図6のd図参照)が、セルシート6aの縦幅Hよりも大きな寸法となり(D3>H)、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとがセルシート6aに干渉しない態様である。
【0033】
中間位置では、前側可動ガイドレール20aの溝20gの底面と後側可動ガイドレール20bの溝20hの底面との前後方向に対向する間隔D2(D1<D2<D3)が、セルシート6aの縦幅Hよりもわずかに大きな寸法となり(D3>H)、前側可動ガイドレール20aの溝20gが受取部19の前側固定ガイドレール19jの溝19kに連なると共に、後側可動ガイドレール20bの溝20hが受取部19の後側固定ガイドレール19mの溝19nに連なり、前側可動ガイドレール20aと後側ガイドレール20bとが押出爪22で押し出されるセルシート6aの前後縁部を搬送方向Yに誘導する態様である。
【0034】
前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとの間には、骨格部部材20c,20eに図外のステー等を介して前進限度位置の前側可動ガイドレール20aと前進限度位置の後側可動ガイドレール20bと干渉しないように取り付けられた覆板23を配置してある。覆板23は押出爪22で押し出されたセルシート6aが前側可動ガイドレール20aと後側固定ガイドレール20bとの隙間から落下するのを防止する。覆板23にはチェーン21と対応する部分に押出爪22が通過する開口23aを開口19qと連なるように形成してある。
【0035】
又、図1に示すように、位置決定部20は搬送方向Yと同方向である左右で対となるセルストッパー24とセルプッシャー25との組を2組備えている。各組において、セルストッパー24は搬送方向Yの上流側に位置し、セルプッシャー25は同搬送方向Yの下流側に位置していて、セルストッパー24とセルプッシャー25との間には、押出爪22で位置決定部20に搬送されて来たセルシート6aを1枚づつ位置させる間隔を形成してある。搬送方向Yの上流側におけるセルプッシャー25は、図外のセルプッシャー昇降シリンダーと図外のセルプッシャー左右シリンダーとで、昇降及び左右に移動する。搬送方向Yの上流側及び下流側におけるセルストッパー24は、図外のセルストッパー昇降シリンダーで昇降する。搬送方向Yの下流側におけるセルプッシャー25は、押出爪22で位置決定部20に搬送されて来るセルシート6aに干渉し得るように、覆板23に形成された逃げ孔23cより上方に突出していて、図外のセルプッシャー左右シリンダーで左右に移動する。
【0036】
即ち、セルシート6aが押出爪22で位置決定部20に搬送されて来る際、上流側のセルプッシャー25は、上流側のセルストッパー24との間隔D4(図6のa図参照)がセルシート6aの横幅Lより大きな寸法(D4>L)となる後退限度位置に停止していると共に、セルシート6aと干渉しないように、覆板23に形成された逃げ孔23bに没入する下降限度位置に停止している。又、各組のセルストッパー24は、セルシート6aと干渉しないように、覆板23に形成された逃げ孔23a,23bに没入する下降限度位置に停止している。更に、下流側のセルプッシャー25は上流側のセルプッシャー25と同様に後退限度位置に停止している。そして、セルシート6aが押出爪22で位置決定部20に到達すると、上流側のセルストッパー24、上流側のセルプッシャー25、下流側のセルストッパー24が下降限度位置より上昇してセルシート6aに干渉し得る上昇限度位置に停止した後に、各組のセルプッシャー25が各組のセルストッパー24に近づく方向に移動して前進限度位置に停止する。この前進限度位置に停止した各組のセルプッシャー25とセルストッパー24との間隔D5(図6のc図参照)は、セルシート6aの横幅Lより小さな寸法となり(D5<L)、各組のセルストッパー24とセルプッシャー25とがそれらの間にセルシート6aを1枚づつ挟むことでセルシート6aを上に凸状に撓ませる態様である。
【0037】
図4に示すように、合わせ側吸着搬送機構26は、ガイド搬送機構18の位置決定部20の上方に位置するように骨格部材20cに取り付けられた支持台26aを備え、支持台26aに取り付けられたパッド前後シリンダー26bとこれに取り付けられたパッド昇降シリンダー26cとで図4に一点鎖線で示す軌跡R1及び軌跡R2を描くようにパッドプレート26dを昇降及び前後に移動することにより、パッドプレート26dに取り付けられたゴム又は軟質合成樹脂等で漏斗状に形成された複数の吸着パッド26eがガイド搬送機構18の位置決定部20より並列配置に位置決めされた2枚のセルシート6aを吸着して合わせ装置4上の並列配置に位置決めされた2枚の遊技基板1にその上方より搭載する。
【0038】
吸着パッド26eは図外のパイプと図外のバルブとを介して図外のモータ駆動形の真空ポンプのような真空発生源の吸引口部に接続していて、バルブの開動作による外気を吸引する動作でセルシート6aを吸引吸着し、バルブの閉動作及び吸着パッド26e側への大気開放動作でセルシート6aへの吸引吸着を解放する。この吸着パッド26eから図外のバルブまでの経路には当該経路の真空圧力が設定値を越えるとオン動作する真空スイッチのような図外の吸着センサーを設けてある。
【0039】
又、前記ガイド搬送機構18のチェーン21は、押出爪22でセルシート6aを搬送する行きの部分がローラーコンベア4bで搬送方向X1に搬送される遊技基板1と干渉しないように合わせ装置4の上方に離隔配置され、セルシート6aの搬送を終了した帰りの部分がローラーコンベア4bの下方に離隔配置されている。
【0040】
合わせ装置4は、図1及び図4に示すように、搬送ラインを構成するローラーコンベア4bの搬送動作で糊付け装置3より搬送方向X1に搬送されて来た遊技基板1を、搬送方向X1の下流側に位置する縦側基板ストッパー4c、搬送方向X1の上流側に位置する縦側基板プッシャー4d、搬送方向Yの上流側に位置する横側基板ストッパー4e、搬送方向Yの下流側に位置する横側基板プッシャー4fとで位置決めする。この実施形態では、縦側基板ストッパー4cと縦側基板プッシャー4dと横側基板ストッパー4eと横側基板プッシャー4fとからなる組を、左右で対となるように2組備えている。縦側基板ストッパー4cは、遊技基板1が縦側基板ストッパー4cの位置に到達する以前に、基板ストッパー昇降シリンダー4gにより、ローラーコンベア4bを構成する一対のローラー間の隙間より上昇して図4に実線で示す上昇限度位置に停止することで、搬送されて来る遊技基板1の前縁部を当接させる。すると、縦側基板プッシャー4dが図外のプッシャー昇降シリンダー及び図外のプッシャー前後シリンダーによりローラーコンベア4bを構成する前記とは別の一対のローラー間の隙間より上昇して上昇限度位置に停止した後に前進して遊技基板1を縦側基板ストッパー4cに押し付けて当該縦側基板ストッパー4cとで前後方向より挟み付ける。これと並行に、横側基板ストッパー4eと横側基板プッシャー4fとが図外のストッパー左右シリンダーとプッシャー左右シリンダーとにより相互に近づく方向に前進する。前進した横側基板ストッパー4eが前進限度位置に停止し、前進した横側基板プッシャー4fが遊技基板1を前進限度位置に停止した横側基板ストッパー4eに当該横側基板ストッパー4eの押力よりも低い押力で押し付けることにより、横側基板ストッパー4eと横側基板プッシャー4fとが遊技基板1を左右方向より挟み付ける。
【0041】
横側基板ストッパー4eの前進限度位置は、遊技基板1に接着するセルシート6aの位置により、前述のセルストッパー24を基準として設定されている。例えば、セルシート6aの一側を遊技基板1の一側に面一に接着する場合には前進限度位置での横側基板ストッパー4eがセルストッパー24と搬送方向X1で一直線上に並び、セルシート6aの一側を遊技基板1の一側より内側に数ミリメートル入って接着する場合には前進限度位置での横側基板ストッパー4eがセルストッパー24より搬送方向Yと逆方向に同一寸法である数ミリメートル出た態様となる。
【0042】
一方、遊技基板1にセルシート6aが重ね合わされた後において、縦側基板ストッパー4cがストッパー昇降シリンダー4gにより、前記上昇限度位置より前記一対のローラー間の隙間を経由して下降して、ローラーコンベア4bの上側搬送部よりも下方の下降限度位置に停止する。この下降限度位置への停止により、縦側基板ストッパー4cは、合わせ装置4からコールドプレス装置5側に搬出される遊技基板1と干渉しないようになっている。これと並行に、縦側基板プッシャー4dが図外のプッシャー昇降シリンダー及び図外のプッシャー前後シリンダーにより挟み付けた位置から後退して後退限度位置に停止した後に前記一対のローラー間の隙間を経由して下降して、ローラーコンベア4bの上側搬送部よりも下方の下降限度位置に停止する。この下降限度位置への停止により、縦側基板ストッパー4dは、糊付け装置3から合わせ装置4側に搬出される遊技基板1と干渉しないようになっている。又、これと並行に、横側基板ストッパー4eと横側基板プッシャー4fとが図外のストッパー左右シリンダーとプッシャー左右シリンダーとにより相互に離れる方向に後退して後退限度位置に停止する。この後退限度位置への停止により、横側基板ストッパー4eと横側基板プッシャー4fとは、合わせ装置4からコールドプレス装置5側に搬出される遊技基板1と干渉しないように、又、糊付け装置3から合わせ装置4側に搬出される遊技基板1と干渉しないようになっている。
【0043】
この実施形態の構造によれば、ホットプレス装置2、糊付け装置3、合わせ装置4、コールドプレス装置5が駆動して、セル貼り工程が稼働している状態において、図6のa図に示す合わせ装置4で位置決め停止した遊技基板1ー1,1−2(前述の並列配置された2枚の遊技基板1を明確に表すことから、符号を1−1,1−2に分けて示している。)の接着剤上に裏面に意匠図の描かれたセルシート6aを位置決め搭載する間に、図5のa図〜e図に示す一連の動作を2回行う。先ず、図5のa図に示すように、収容部12の下降限度位置に停止したリフトベース12bの上にセルブロック6が搭載された状態において、リフトベース12bが上昇を開始する。
【0044】
次に、図5のb図に示すように、上昇するセルブロック6が上昇端検出機構13の検出ローラー13cを押し上げて、上昇端検出機構13の位置センサー13dが検出信号を出力すると共に上限ストッパー16に当接した直後に、リフトベース12bの上昇動作が停止する一方、セルブロック6の前縁上部がセルガイド17の張出部17aでその下方に受け止められる。
【0045】
引き続き、図5のc図に示すように、収容側吸着搬送機構15のパッド前後シリンダー15bが後退限度位置に停止していて、前記位置センサー13dからの検出信号により、パッド昇降シリンダー15cが伸長動作することで、吸着パッド15dが下降を開始する一方、前側エアーノズル14a及び横側エアーノズル14cが空気14b,14dを噴射した状態において、吸着パッド15dがセルブロック6の最上段のセルシート6aを吸引吸着可能な位置、例えば吸着パッド15dの下面がセルガイド17の張出部17aと略同一高さとなる下降限度位置に下降停止すると共に、図外のバルブが開動作して吸着パッド15dの吸引動作を開始して、吸着パッド15dがセルブロック6の最上段の1枚のセルシート6aを吸引吸着する。
【0046】
そして、図外の吸着センサーからの信号で図外の制御部が吸着を確認すると、図5のd図に示すようにリフトベース12bが下降を開始して、吸着パッド15dに吸着した1枚のセルシート6aとその下部のセルシート6aとの間に前側エアーノズル14aから噴射された空気14bと横側エアーノズル14cから噴射された空気14dとが吹き込まれる隙間が形成された直後に、吸着パッド15dが上昇を開始する。この吸着パッド15dが上昇する過程で、吸着パッド15dに吸着されたセルシート6aの吸着パッド15dよりも前縁部が、弾性変形して上に凸状の半円弧状に撓んでセルガイド17の張出部17aを乗り越えて捌かれてセルガイド17よりも上方に持ち上げられる。リフトベース12bが下降限度位置に停止し、吸着パッド15dが上昇限度位置に停止した後に前進を開始し、吸着パッド15dに吸着されたセルシート6aの前縁部がピンチローラー19aとドライブローラー19bとの隙間に入る。
【0047】
引き続き、吸着パッド15dが前進限度位置に停止すると共に、ピンチローラー19aが下降を開始して、ピンチローラー19aとドライブローラー19bとで吸着パッド15dに吸着されたセルシート6aの前縁部を挟み付けた後に、バルブが閉動作して吸着パッド15dの吸引動作を停止すると共に吸着パッド15dの真空経路を大気開放する。
【0048】
これと並行して、図5のe図に示すように、ドライブローラー19b及び複数のローラー19eのモーターローラーが回転駆動を開始してセルシート6aを吸着パッド15dより受け取って搬送すると共に、吸着パッド15dが後退を開始する。
【0049】
更に、ドライブローラー19bの回転駆動及び複数のローラー19eのモーターローラーの回転駆動で、図3に示すように、セルシート6aの前縁部が前側固定ガイドレール19jの溝19kに挿入され、セルシート6aの後縁部がピンチローラー19aとドライブローラー19bとより外れる所定位置に、セルシート6aが搬送されたら、ドライブローラー19b及び複数のローラー19eのモーターローラーの回転駆動を停止し、ピンチローラー19aが上昇限度位置に復帰する。これにより、収容部12からガイド搬送機構18への1枚のセルシート6aの供給動作の1回目が終了する。
【0050】
この1回目の供給動作が終了すると、チェーン21が搬送方向Yに隣接する1組の押出爪22の間隔だけ1回間欠回転する。これにより、押出爪22が図6のa図に示すセルシート6a−1をセルシート6a−2の位置に押し出す。すると、リフトベース12bによるセルブロックの昇降、吸着パッド15dによるセルシート6aの吸着取り出し、ピンチローラー19aとドライブローラー19bとによるセルシート6aの受け取り搬送等図5のa図〜e図に示す各動作で、収容部12からガイド搬送機構18に1枚のセルシート6aが供給動作の2回目が終了したら、チェーン21が前記と同様に1回間欠回転して、押出爪22が図6のa図に示すセルシート6a−1をセルシート6a−2の位置に押し出すと共に、セルシート6a−2をセルシート6a−3の位置に押し出した後、再び、1枚のセルシート6aが図5のa図〜e図に示す各動作で収容部12からガイド搬送機構18に1枚のセルシート6aの供給され、更に、チェーン21が1回間欠回転して、押出爪22が図6のa図に示すセルシート6a−1をセルシート6a−2の位置に押し出し、セルシート6a−2をセルシート6a−3の位置に押し出すと共に、セルシート6a−3をセルシート6a−4の位置に押し出すことを順次繰り返すことにより、収容部12から取り出されたセルシート6aがガイド搬送機構18で搬送方向Yに1枚づつ搬送される。
【0051】
一方、収容部12からガイド搬送機構18への1枚のセルシート6aの2回の供給動作が終了した際、ガイド搬送機構18の前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとが中間位置から互いに近付く前進限度位置に移動停止する。これと並行に、各組のセルストッパー24及び上流側のセルプッシャー25が下降限度位置から上昇限度位置に上昇停止した後に、各組のセルプッシャー25が後退限度位置から前進限度位置に移動停止する。これにより、図6のa図に示すセルシート6a−3,6a−4の四辺が、図6のb図,c図に示すように、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、セルストッパー24、セルプッシャー25で挟まれて、当該セルシート6a−3,6a−4が上に凸状にわずかに撓んで正確に位置決めされる。この状態において、合わせ側吸着搬送機構26のパッド前後シリンダー26bが後退限度位置に停止していて、パッド昇降シリンダー26cが伸長動作することで、吸着パッド26eが図4に示す軌跡R1を経由して位置決定部20上のセルシート6a−3,6a−4を吸引吸着可能な中段位置に下降停止すると共に図外のバルブが開動作して吸着パッド26eの吸引動作を開始し、吸着パッド26eが上に凸状に撓んだセルシート6a−3,6a−4を吸引吸着する。
【0052】
引き続き、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとが図6のd図に示すように前進限度位置から互いに遠ざかる後退限度位置に移動停止すると共に、セルプッシャー25とが前進限度位置から後退限度位置に移動停止する。
【0053】
そして、吸着パッド26eが前記と逆向きに軌跡R1を通ってセル吸着位置である中段位置から上昇限度位置に上昇停止した後に搬送方向X1に前進して前進限度位置に停止し更に上昇限度位置から下降限度位置に停止することで、吸着パッド26eが図4に示す軌跡R2を通りセルシート6a−3,6a−4を図6のa図に示す合わせ装置4で位置決め停止した遊技基板1ー1,1−2の接着剤上に正確に位置合わせして搭載する。これにより、セルシート6a−3が遊技基板1−1に接着し、セルシート6a−4が遊技基板1−2に接着する。
【0054】
引き続き、バルブが閉動作して吸着パッド26eの吸引動作を停止すると共に吸着パッド26eの真空経路を大気開放した後に、吸着パッド26eが前記と逆向きに軌跡R2を通って図4に示す位置に復帰停止する。これにより、2枚のセルシート6aー3,6a−4をガイド搬送機構18の位置決定部20から合わせ装置4上の遊技基板1−1,1−2に同時に個別に重ね合わせる動作の1サイクルが終了する。
【0055】
要するに、この実施形態によれば、収容部12より受け取ったセルシート6aをチェーン21と押出爪22とからなる搬送手段で合わせ装置4の遊技基板1の搬送路上に搬送し、その位置で、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとの互いに近づく前進動作と、セルプッシャー25のセルストッパー24に近づく前進動作とにより、セルシート6aの四辺を外側より内側に押圧して、セルシート6aを図6のb図及びc図に示すように上に凸状にわずかに撓ませて前後左右の位置決めを行う。その状態におけるセルシート6aを吸着パッド26eで吸着してガイド搬送機構18より搬送方向X1の下流側で合わせ装置4上に位置決め停止された遊技基板1に上方より供給して遊技基板1の表層の接着層に正確に重ね合わせることができる。即ち、セルシート6aを収容部12より取り出す吸着搬送と、セルシート6aを遊技基板1に搭載する取り付け供給との間で、セルシート6aの位置決めを正確に行うことができる。
【0056】
前記セルシート6aの撓み量は、セルシート6aを吸着する際における吸着パッド26eの前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとに対する離隔距離調整と、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとセルストッパー24とセルプッシャー25とによるセルシート6aに対する押圧力調整との一方又は両方で制御すれば、セルシート6aの撓み過ぎや不足を解消して、遊技基板1に対するセルシート6aの位置決め精度をより一層向上することができる。
【0057】
この実施形態では、吸着パッド26eでセルシート6aを吸着して遊技基板1に搬送する際、図6のd図に示すように、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとを遊技基板1の縦幅Hより大きい寸法である間隔D3に広げて、セルシート6aが前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとに干渉しないようにしたので、吸着パッド26eの吸引力を弱くしても、セルシート6aが横ずれすることはなく、吸着時の正確な位置決めを適切に維持できる。
【0058】
又、実施形態のセル貼り工程では、遊技基板1が2列でホットプレス装置2、糊付け装置3、合わせ装置4、コールドプレス装置5を順に通過するが、ホットプレス装置2の下流側で遊技基板1が2列に存在して搬送される状態であるか否かを検出し、遊技基板1がガイド搬送機構18の受取部19側寄りで1列の場合には、遊技基板1を収容部12より離れている側の列に位置代え搬送し、その位置代えした後に遊技基板1をホットプレス装置2に搬入するようにすれば、合わせ側吸着搬送機構26の収容部12より離れている側の列に対応する吸着パッド26eのみを吸引動作する制御だけで、ガイド搬送機構18上のセルシート6aを搬送方向Yの先端側(下流側)より1枚づつ順に遊技基板1に供給することができて、ガイド搬送機構18でのセルシート6aの搬送制御を簡素化できる。
【0059】
尚、図3中の符号27は上端検出機構13の位置センサー13dと干渉しないように設けられた押さえ部材であって、左右側壁11aの外側面より立ち上げられた支持部材27aに取り付けられた押さえ昇降シリンダー27bにより昇降動作する。押さえ部材27は押さえ昇降シリンダー27bにより実線で示すように下降限度位置に停止して、押さえ部材27の下端部がリフトベース12bと干渉しないように左右側壁11a間に位置して収容部12のセルブロック6の後端と対向することで、セルブロック6の荷崩れを防止して、吸着パッド15dで吸着される前のセルシート6aの前縁部がセルガイド17の張出部17aより外れるのを阻止する。又、準備部11から収容部12にセルブロック6を搬送する際、押さえ部材27は押さえ昇降シリンダー27bにより準備部11から収容部12に移動するセルブロック6と干渉しない上昇限度位置に停止される。
【0060】
図7は第2実施形態を示している。図7のa図において、位置決定部20に複数のパッドストッパー28を設けてある。この実施形態の場合、パッドストッパー28は、位置決定部20における1枚のセルシート6aの4隅に対応するように4個設けられ、セルシート6a、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、チェーン21、押出爪22、セルストッパー24、セルプッシャー25と干渉しないように配置されていて、図外の装置本体に覆板23よりも下位となるように取り付けられたパッドストッパー昇降シリンダー29により、覆板23に形成された逃げ孔23dを経由して、覆板23の上面より下位の下降限度位置と覆板23の上面より上位でセルシート6aと干渉し得る上昇限度位置との間を昇降する。このパッドストッパー28が上昇限度位置に停止している最中のパッドストッパー昇降シリンダー29の圧力はパッドプレート26dが軌跡R1(図4参照)を経て下降する際のパッド昇降シリンダー26c(図4参照)の圧力よりも高圧になっている。
【0061】
この実施形態の構造によれば、合わせ側吸着搬送機構26で位置決定部20よりセルシート6aを取り出す際に、図7のb〜f図に示すように動作する。即ち、b図に示すように、パッドストッパー28が下降限度位置から上昇して上昇限度位置に停止する。これと並行に、合わせ側吸着搬送機構26のパッドプレート26dが軌跡R1を通り下降して上昇限度位置のパッドストッパー28に当接する。これにより、吸着パッド26eが覆板23上に搭載されたセルシート6aより上方に近接離隔して、覆板23との間に、セルシート6aの反りを規制する所定間隔の隙間dを形成する。即ち、セルシート6aが中間位置で前後に相対峙する前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bに沿って、押出爪22で受取部19(図1参照)から位置決定部20に搬送された際、周囲の温度や湿度等の環境条件により、セルシート6aが上に凸状に円弧状に大きく反っていたり、又は下に凸状に円弧状に大きく反ると、セルシート6aの縦横の幅の見かけ上の寸法が小さくなり、図7のc〜d図に示す次の工程において、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、セルストッパー24、セルプッシャー25でセルシート6aを挟み付けるように正確に位置決める事ができなくなることがある。そこで、上記のように、パッドストッパー28でパッドプレート26dの下降を強制的に停止して、吸着パッド26eと覆板23との間に隙間dを形成することにより、受取部19から位置決定部20に搬送された直後のセルシート6aが反っていても、例えばセルシート6aが上に凸状に大きく反った場合は吸着パッド26eやパッドプレート26dが当該セルシート6aの中央部を押し下げ、又、セルシート6aが下に凸状に大きく反った場合は吸着パッド26eやパッドプレート26dが当該セルシート6aの周縁部を押し下げることにより、セルシート6aの見かけ上の縦横の幅を広げて、次の工程での位置決めを確実に行わせることができる。
【0062】
その後、ガイド搬送機構18の前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとが中間位置から互いに近付く前進限度位置に移動停止すると共に、セルストッパー24とセルプッシャー25とが下降限度位置から上昇限度位置に上昇停止した後に、セルプッシャー25が後退限度位置から前進限度位置に移動停止する。これにより、図7のb図に示すセルシート6aの四辺が、図7のc図,d図に示すように、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、セルストッパー24、セルプッシャー25で挟まれると共に、セルシート6aの上面が吸着パッド26eで頭打ち状態となり、当該セルシート6aが上に凸状に撓んで正確に位置決めされる。
【0063】
引き続き、パッドストッパー28が下降を開示し、それに伴いパッドプレート26dが下降して、図7のe図に示すように、吸着パッド26eが位置決定部20上のセルシート6aを吸引吸着可能な中段位置に下降停止すると共に図外のバルブが開動作して吸着パッド26eの吸引動作を開始し、吸着パッド26eがセルシート6aを吸引吸着する。
【0064】
そして、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとが図6のd図に示すように前進限度位置から互いに遠ざかる後退限度位置に移動停止すると共に、セルプッシャー25とが前進限度位置から後退限度位置に移動停止する。その後、吸着パッド26eが前記第1実施形態と同様に図4に示す軌跡R1、軌跡R2を順に経由してセルシート6aを合わせ装置4上の遊技基板1に重ね合わせる。
【0065】
要するに、この実施形態によれば、覆板23よりも上方に突出する上昇限度位置に停止したパッドストッパー28がパッドプレート26dの下降を強制的に停止して、吸着パッド26eと位置決定部20でのセルシート6aとの間に隙間dを形成することで、受取部19から位置決定部20に到着した直後の横移動し得る状態下のセルシート6aが大きな反りを生じている場合でも、上記強制的に停止されたパッドプレート26dや吸着パッド26eで当該セルシート6aの盛り上がりを押し下げて見かけ上の縦横の幅を、前側可動ガイドレール20aと後側可動ガイドレール20bとによる前進限度位置での間隔D1(図6のb図参照)や、セルストッパー24とセルプッシャー25とによる前進限度位置での間隔D5(図6のc図参照)よりも、大きな寸法となるように、当該セルシート6aの反りを規制することができる。即ち、セルシート6aが受取部19から位置決定部20に搬送された直後で横移動可能な際に大きな反りを生じていても、当該反りを所定間隔の隙間dの範囲に規制することにより、引き続き行われる前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b,セルストッパー24、セルプッシャー25によるセルシート6aの位置決めを確実に行うことができる。
【0066】
図8は第3実施形態を示し、吸着パッド26eと対応する位置と、それらの位置の間の位置とで、覆板23に貫通孔23eを形成してある。この実施形態によれば、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、セルストッパー24、セルプッシャー25により、セルシート6aを位置決めして、当該セルシート6aを下降した吸着パッド26eと覆板23とで挟むような状態下で、吸着パッド26がセルシート6aを吸引吸着した後に上昇する際に、その上昇初期において、セルシート26eが吸着パッド26eで持ち上げられると同時に、貫通孔23eよりセルシート6aと覆板23との境界面間に周囲の空気を流入して、セルシート6aの覆板23への付着を切ることができる。結果として、セルシート6aに吸着跡が付かないように吸着パッド26eの吸引力を可及的に弱くしても、吸着パッド26eがセルシート6aを確実に吸着して位置決定部20より合わせ装置4の遊技基板1側に搬送することができる。
【0067】
図9は第4実施形態を示し、パッドプレート26dの下にプッシュプレート30を配置し、プッシュプレート30に形成された逃げ孔30aに、パッドプレート26dに取り付けられた吸着パッド26eを取り込むと共に、プッシュプレート30をパッドプレート26dに取り付けられたシリンダータイプのダンパー31でパッドプレート26dより所定間隔を有するように吊り下げて支持しており、吸着パッド26eの下部に形成された吸引口部がプッシュプレート30の下面より上位になっている。即ち、パッドプレート26dがセルシート6aを吸着し得る中段位置に下降する終点側で、プッシュプレート30がセルシート6aを押し下げて覆板23とで挟みつけて平坦化することにより、セルシート6aの反りを規制することができる。引き続き、パッドプレート26dの下降により、その反作用としてダンパー31が縮小し、プッシュプレート30がセルシート6aに接触したままパッドプレート26d側に上昇し、吸着パッド26eがセルシート6aに着地して弾性変形による圧縮を少し受ける。この状態において、プッシュプレート30、吸着パッド26e,覆板23からセルシート6aに作用する挟み方向の力がセルシート6aの横方向への移動を許容するように設定されていれば、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、図7のd図に示すセルストッパー24、同d図に示すセルプッシャー25による位置決め動作を的確に行うことができる。
【0068】
図10は第5実施形態を示し、パッドプレート26eに取り付ける吸着パッド26eの個数にもよるが、1枚のセルシート6aに関する複数の吸着パッド26eを、例えば吸着パッド26e−a,26e−b,26a−c等のように複数のブロックに分け、この区分された各ブロック毎の系路33a,33b,33cにバルブ34a,34b,34cを個別に設け、系路33a〜33cを真空ポンプ32の吸引口に集束接続すれば、吸着パッド26e−a〜26e−c、系路33a〜33c、バルブ34a〜34cからなる複数系統中の例えば1系統に真空漏れが生じた場合でも、その真空漏れを当該系統中に設けた図外の吸着センサーからの検出信号により図外の制御装置が確認して当該系統中のバルブを閉動作することで、真空が健全な状態である他系統で、上記真空漏れを補償してセルシート6aを確実に吸着することができる。
【0069】
図11は第6実施形態を示し、前側可動ガイドレール20a、後側可動ガイドレール20b、前側固定ガイドレール19j、後側固定ガイドレール19mに相当するガイドレール35の溝35aを、セルシート6aの取り込み性能、搬送性能、位置決め性能を向上する形状に形成してある。即ち、ガイドレール35の溝35aの上下幅をセルシート6aの厚さに近い寸法に設定すれば、セルシート6aの搬送性能、位置決め性能にとっては良いが、溝35aの上面35bと下面35cとを平行に形成すると、セルシート6aを取り込みづらくなる。そこで、上面35b又は下面35cのいづれか一方又は両方を傾斜面に形成し、溝35aの上下の開口幅d1を広げ、溝35aの上下の底面幅d2をセルシート6aの厚さと略同一寸法に形成して、セルシート6aの溝35aへの取り込み性能をも上げてある。図示のように、下面35cを水平面に形成し、上面35bを傾斜面に形成すれば、セルシート6aが図1に示す押出爪22で搬送方向Yに押し出される際、セルシート6aの前後縁部が、比較的広い範囲で水平な下面35cに摺接すると共に、傾斜した上面35bより溝35aの底面側に指向する外力を受けることで、セルシート6aの前後縁部が溝35aの内部で暴れる事なく、セルシート6aを搬送方向Yに円滑に搬送することができる。又、ガイドレール35が前進してセルシート6aを位置決めする際、セルシート6aの前後縁部が傾斜した上面35bで溝35aの開口幅d1側より底面幅d2側に、つまり溝35aの奥に誘導され、セルシート6aの前後縁部がその厚さと略同一寸法に形成された底面幅d1で支持されるというように、常に、溝35aの一様な部分で挟みつけられ、セルシート6aの位置決めをより一層高めることができる。
【0070】
前記各実施形態において、1枚のセルシート6aに関する吸着パッド26eを設ける個数にもよるが、隣接する吸着パッド26eの間隔が広くなると共にパッドプレート26dからの突出量が少なくなると、セルシート6aの押し下げがパッドプレート26dだけで行われることもある。
【0071】
前記実施形態では遊技基板1を複数列で搬送する場合を図示して説明したが、遊技基板1を1列で搬送する構造でも同様に適用できる。
【0072】
尚、図7のb〜c図及びe〜f図、図8、図9では、図を簡明にすることから、チェーン21、押出爪22、セルストッパー24、セルプッシャー25を省略してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のセル貼り工程を示す平面図。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】 図1のB矢印方向からの手前側の側壁を取り除いた側面図。
【図4】 図1のC−C線に沿う断面図。
【図5】 同実施形態の作用を説明する模式図。
【図6】 同実施形態の作用を説明する模式図。
【図7】 第2実施形態を示す模式図。
【図8】 第3実施形態を示す断面図。
【図9】 第4実施形態を示す断面図。
【図10】 第5実施形態を示す真空回路図。
【図11】 第6実施形態を示す側面図。
【図12】 従来のセル貼り工程を示す平面図。
【図13】 従来のセル供給装置を示す側面図。
【図14】 同従来のセル供給装置の収容部を示す平面図。
【符号の説明】
4 合わせ装置
6 セルブロック
6a セルシート
10 セル供給装置
12 収容部
12b リフトベース
15 収容側吸着搬送機構
15d 吸着パッド
18 ガイド搬送機構
19 受取部
20 位置決定部
20a 前側可動ガイドレール
20b 後側可動ガイドレール
24 セルストッパー
25 セルプッシャー
26 合わせ側吸着搬送機構
26d パッドプレート
26e 吸着パッド
28 パッドストッパー

Claims (5)

  1. パチンコ機に用いられる遊技基板の上面に接着剤を付ける糊付装置と、糊付装置から排出された接着剤の付けられた上面を上に向けて遊技基板を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送された遊技基板を所定位置に停止する合わせ装置と、セルシートの位置出しを行うために合わせ装置と糊付装置との間において搬送手段の上部に設けられた位置決定部と、合わせ装置における搬送手段による遊技基板の搬送方向と交差する方向の側方に設けられて裏面に意匠図の描かれた多数枚のセルシート積み重ねられたセルブロックを収容する収容部と、収容部に収容されたセルブロックの最上段のセルシートを1枚づつ吸引吸着して合わせ装置の側方に取り出してガイド搬送機構に受け渡す収容側吸着搬送機構と、収容側吸着搬送機構から受け渡されたセルシートを搬送手段の側方から位置決定部に搬送するガイド搬送機構と、位置決定部に搬送されたセルシートを吸引吸着して合わせ装置の所定位置に停止された遊技基板の接着剤上にその上方より搭載する合わせ側吸着搬送機構とを備えた遊技機製造用セル供給装置であって、位置決定部が、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向と直交する方向の前側可動ガイドレールと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向と直交する方向の後側可動ガイドレールと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向の上流側または下流側に設けられたセルストッパーと、ガイド搬送機構によるセルシートの搬送方向の下流側または上流側に設けられたセルプッシャーとを備え、前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとの互いに近づく前進動作と、セルプッシャーのセルストッパーに近づく前進動作とにより、前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとセルストッパーおよびセルプッシャーがガイド搬送機構から位置決定部に搬送されたセルシートを外側より内側に押圧して当該セルシートの前後左右の位置決めを行うことを特徴とする遊技機製造用セル供給装置。
  2. ガイド搬送機構には、搬送されるセルシートの落下を防止する覆板が設けられたことを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用セル供給装置。
  3. 位置決定部における前側可動ガイドレールと後側可動ガイドレールとセルストッパーおよびセルプッシャーがガイド搬送機構から位置決定部に搬送されたセルシートを外側より内側に押圧することによってセルシートを上に凸状に撓んだ形態で位置決めし、合わせ側吸着搬送機構が、位置決定部と合わせ装置の所定位置とに対して上昇・前進・下降・後退を行うパッドプレートと、パッドプレートに設けられた吸着パッドとを備え、パッドプレートが合わせ装置の所定位置から後退して位置決定部の真上に到達して下降するのに伴い、吸着パッドが位置決定部で上に凸状に撓んだ形態のセルシートを押し下げて吸引吸着することを特徴とする請求項1記載の遊技機製造用セル供給装置。
  4. セルシートを遊技基板の上の接着剤上に搭載する場合、吸着パッドの吸引が大気開放されることを特徴とする請求項3記載の遊技機製造用セル供給装置。
  5. 位置決定部はパッドストッパーが設けられ、パッドストッパーが合わせ装置の所定位置から後退して位置決定部の真上に到達して下降する合わせ側吸着搬送機構のパッドプレートに当接することによって、合わせ側吸着搬送機構の吸着パッドと位置決定部のセルシートとの間に当該セルシートの凸状に撓んだ反りを規制する隙間を形成することを特徴とする請求項3記載の遊技機製造用セル供給装置。
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