JP2002320183A - コンテンツ蓄積型受信装置および送信装置 - Google Patents

コンテンツ蓄積型受信装置および送信装置

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JP2002320183A
JP2002320183A JP2002027380A JP2002027380A JP2002320183A JP 2002320183 A JP2002320183 A JP 2002320183A JP 2002027380 A JP2002027380 A JP 2002027380A JP 2002027380 A JP2002027380 A JP 2002027380A JP 2002320183 A JP2002320183 A JP 2002320183A
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英明 中岡
Satoru Matsunaga
悟 松永
Yuki Kusumi
雄規 楠見
Tatsuya Shimoji
達也 下地
Akira Ishikawa
亮 石川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速にポータルを呼び出すことのできる受信
装置を提供する。 【手段】 第1の記録制御手段19は、受信部18によ
って受信した1組のコンテンツを第1の記録手段23に
記録する。第1の記録手段23には、ポータル抽出部部
分コンテンツ、ポータル非抽出部分コンテンツ、その他
のコンテンツが記録される。第2の記録制御手段21
は、第1の記録手段23に記録された1組コンテンツの
うち、ポータル抽出部分コンテンツを、読み出し速度の
速い第2の記録手段25に複製する。使用制御手段22
は、速度の速い第2の記録手段25からポータル抽出部
分コンテンツを読み出してTVセット10に出力する。
よって、立ち上げなどにおいて、迅速にポータル画面を
表示できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンテンツの記
録に関するものであり、特に記録されたコンテンツの使
用の迅速性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像、音声及びデータをディジタ
ル伝送するディジタル放送が普及しつつある。ディジタ
ル放送では、通信衛星等を介して、各放送局の放送プロ
グラムにしたがって放送局の送信装置から多チャンネル
の番組、ゲーム、音楽などの番組がユーザの受信装置に
送信される。各番組を構成する映像情報、音声情報及び
データ等のディジタル情報が多重化されて受信装置に送
信され、ユーザに多チャンネルの番組を提供することが
ディジタル放送によって実現される。また、ディジタル
放送によって受信される番組を受信装置内の記録媒体に
蓄積する蓄積型データ受信装置も登場している。従来の
アナログTV放送時のようにNTSC信号を受信・再生
するだけではなく、受信したディジタル情報を受信装置
内部のハードディスクに記録する。これによりディジタ
ル情報が自動的にハードディスクに記録され、放送終了
後でもユーザの嗜好に沿って好きなときに閲覧できる。
ディジタル放送の普及に伴い、このような蓄積型データ
受信装置の急速な普及が期待されている。一方、このよ
うなディジタル放送においては、データ放送によって多
種多様な情報が送信される。例えば、料理番組に対応し
て料理のレシピ、ドラマなどのシナリオなど「テレビ番
組を補完するために利用される情報」、最新のニュー
ス、天気情報、オンライン販売などの「付加情報」、電
子的なテレビ番組表であるEPG(Electric
Program Guide)などの「一般的な番組以
外にユーザに提供されるサービス情報番組」がユーザに
提供される。このような情報番組を含めた多くの番組の
選択を容易にするため、ポータル画面が用意されてい
る。ポータル画面は、インターネットにおけるポータル
ページに相当するものである。インターネットにおいて
は、ポータルページ上の複数のアイコンの中から所望ア
イコンをユーザが選択することにより、インターネット
上のサーバ上に記録された情報を取得することができ
る。ディジタル放送においては、ポータルページと同様
にポータル画面を介して所望の番組を検索したり閲覧し
たりできる。
【発明が解決しようとする課題】従来の蓄積型受信装置
においては、ポータル情報とそれ以外のコンテンツとを
特に区別せず扱っていたため、ポータル情報に対する適
切な記録・管理を行うことができなかった。
【0003】従来の蓄積型受信装置においては、ポータ
ル情報及びそれ以外のコンテンツが同じハードディスク
に記録される。これらの情報は、利用者により閲覧を意
図した操作指示が受信装置に入力された場合、ポータル
画面を出力するためのデータがハードディスクから読み
出され、画面上の表示が番組表示からポータル画面へと
移行されるようになっている。しかしながら、受信機の
電源が切断されていた場合等を含め、ハードディスクが
正常な稼動状態でない場合がある。また、一般的に、汎
用のOSやファイルシステムを用いてハードディスクを
制御するような場合、バックグラウンドの処理が並行し
て稼動しているような場合には、必ずしもアクセスに対
する応答が十分でない場合もある。蓄積型受信装置にお
いて、アクセスに対するハードディスクの応答が十分で
なくポータル画面への表示の切り替えが迅速に実行でき
なければ、ユーザに対して焦燥感を抱かせるので、ハー
ドディスクからのポータル画面の読出し、出力処理の高
速性が要求される。特に、ハードディスクの場合、電源
オン時など駆動モータが停止状態から稼動状態への立ち
上がり時間が必要となるので、モータ停止時におけるポ
ータル画面の出力処理の高速性が要求される。
【0004】このようなポータルコンテンツだけでな
く、他のコンテンツに対して導入的役割りを有する導入
コンテンツ全般について、同様のことがいえる。
【0005】なお、アクセス時間の低減を図るためのも
のとして、コンピュータメモリアーキテクチャにおける
汎用のキャッシュ方式が知られている。しかし、これに
おいても、コンテンツ間の関連づけに注目して、その関
連づけされた構造に適するように高速化を実現するもの
ではなかった。この発明は上記に鑑みてなされたもので
あって、初期コンテンツ等の導入コンテンツに対するア
クセス時間を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1)この発明の受信装置
は、送信されてきたコンテンツを受信して記録する受信
装置であって、受信された前記コンテンツを第1の記録
手段に記録させる制御を行う第1の記録制御手段と、受
信された前記コンテンツのうち、第1の記録手段に記録
される前記コンテンツへの関連づけを有する導入コンテ
ンツを、第1の記録手段よりもデータ取得に要する時間
が短い第2の記録手段に記録させる制御を行う第2の記
録制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】したがって、関連づけられたコンテンツへ
の導入的役割りを果たす導入コンテンツを迅速に取り出
して使用することができる。
【0008】(2)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツが、他の1以上のコンテンツを使用するためのリンク
表示を有する初期コンテンツであることを特徴としてい
る。
【0009】したがって、他のコンテンツへのリンクを
行うための表示を迅速に得ることができる。
【0010】(3)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツが、他の1以上のコンテンツを使用するためのリンク
表示を有する初期コンテンツの抽出部分コンテンツであ
り、当該初期コンテンツの抽出部分以外の非抽出部分コ
ンテンツは、前記第2の記録手段に記録されることを特
徴としている。
【0011】したがって、他のコンテンツへのリンク機
能を維持しつつ、初期コンテンツの一部を迅速に表示す
ることができる。また、初期コンテンツの一部だけであ
るから、第2の記録手段の容量を小さくできるととも
に、より迅速な表示を得ることができる。
【0012】(4)この発明の受信装置は、初期コンテン
ツの抽出部分コンテンツが、初期コンテンツから、他の
コンテンツへのリンク機能に影響のない部分の一部また
は全部を除いて構成された部分を含むことを特徴として
いる。
【0013】したがって、リンク機能を維持しつつ、読
み出しが必要な容量を小さくすることができる。すなわ
ち、第2の記録手段の容量を小さくできるとともに、よ
り迅速な表示を得ることができる。
【0014】(5)この発明の受信装置は、初期コンテン
ツの抽出部分コンテンツが、初期コンテンツから、他の
コンテンツへのリンク機能に影響のある部分の一部また
は全部を除いて構成された部分を含むことを特徴として
いる。
【0015】したがって、必要なリンク機能だけを維持
しつつ、読み出しが必要な容量を小さくすることができ
る。すなわち、第2の記録手段の容量を小さくできると
ともに、より迅速な表示を得ることができる。
【0016】(6)この発明の受信装置は、第2の記録手
段に記録される初期コンテンツの抽出部分コンテンツ
が、前記第1の記録手段に記録される初期コンテンツの
非抽出部分コンテンツを参照することを特徴としてい
る。
【0017】したがって、読み出し速度の差に応じて、
抽出部分コンテンツをいち早く使用し、参照されている
非抽出部分コンテンツを、その後使用することができ
る。
【0018】(7)この発明の受信装置は、第1の記録手
段に記録される初期コンテンツの非抽出部分コンテンツ
は、前記第2の記録手段に記録される初期コンテンツの
非抽出部分コンテンツ以外からは参照されないことを特
徴としている。
【0019】したがって、非抽出部分コンテンツを更新
する際に、抽出部分コンテンツとの関係だけを考慮すれ
ばよく、制御が容易となる。
【0020】(8)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツが、第1の記録手段および第2の記録手段の双方に記
録されることを特徴としている。
【0021】したがって、何れか一方の導入コンテンツ
が失われても、他方から複製して復元することが可能で
ある。
【0022】(9)この発明の受信装置は、第1の記録制
御手段は、導入コンテンツも含めて受信したコンテンツ
を第1の記録手段に記録するよう制御し、第2の記録制
御手段は、第1の記録手段に記録された導入コンテンツ
を第2の記録手段に複製するよう制御することを特徴と
している。
【0023】したがって、確実に、第1の記録手段およ
び第2の記録手段の双方に導入コンテンツを記録するこ
とができる。
【0024】(10)この発明の受信装置は、第1の記録手
段または第2の記録手段に記録された導入コンテンツが
使用中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさ
らに備え、前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録
手段または第2の記録手段に記録された元導入コンテン
ツに対応する更新導入コンテンツを受信した場合に、受
信した更新導入コンテンツを元導入コンテンツとは別に
第1の記録手段に記録するとともに、元導入コンテンツ
が使用中の場合には、当該使用が終了した後で前記元導
入コンテンツを前記更新導入コンテンツと置き換える制
御を行うものであり、前記第2の記録制御手段は、前記
置き換え後に、第1の記録手段の前記更新導入コンテン
ツを第2の記録手段に複製するよう制御することを特徴
としている。
【0025】したがって、使用中の元導入コンテンツに
対して更新導入コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元導入コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、導入コンテンツ更新の遅れを抑えつつ導入コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0026】(11)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツは、初期コンテンツの抽出部分コンテンツであり、前
記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された初
期コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテン
ツ判定手段をさらに備え、前記第1の記録制御手段は、
前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
元初期コンテンツに対応する更新初期コンテンツを受信
した場合に、受信した更新初期コンテンツを元初期コン
テンツとは別に第1の記録手段に記録するとともに、元
初期コンテンツが使用中の場合には、当該使用が終了し
た後で前記元初期コンテンツを前記更新初期コンテンツ
と置き換える制御を行うものであり、前記第2の記録制
御手段は、前記置き換え後に、第1の記録手段の前記更
新初期コンテンツの抽出部分コンテンツを第2の記録手
段に複製するよう制御することを特徴としている。
【0027】したがって、使用中の元初期コンテンツに
対して更新初期コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元初期コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、初期コンテンツ更新の遅れを抑えつつ初期コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0028】(12)この発明の受信装置は、第1の記録制
御手段が、導入コンテンツも含めて受信したコンテンツ
を第1の記録手段に記録するよう制御し、第2の記録制
御手段は、受信した導入コンテンツを、第1の記録手段
を介さずに、第2の記録手段に記録するよう制御するこ
とを特徴としている。
【0029】したがって、迅速に、導入コンテンツを第
2の記録手段に記録することができる。
【0030】(13)この発明の受信装置は、第1の記録手
段または第2の記録手段に記録された導入コンテンツが
使用中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさ
らに備え、前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録
手段または第2の記録手段に記録された元導入コンテン
ツに対応する更新導入コンテンツを受信した場合に、受
信した更新導入コンテンツを元導入コンテンツとは別に
第1の記録手段に記録するとともに、元導入コンテンツ
が使用中の場合には、当該使用が終了した後で前記元導
入コンテンツを前記更新導入コンテンツと置き換える制
御を行うものであり、前記第2の記録制御手段は、前記
第1の記録手段または第2の記録手段に記録された元導
入コンテンツに対応する更新導入コンテンツを受信した
場合に、受信した更新導入コンテンツを元導入コンテン
ツとは別に第2の記録手段に記録するとともに、元導入
コンテンツが使用中の場合には、当該使用が終了した後
で前記元導入コンテンツを前記更新導入コンテンツと置
き換えるよう制御することを特徴としている。
【0031】したがって、使用中の元導入コンテンツに
対して更新導入コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元導入コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、導入コンテンツ更新の遅れを抑えつつ導入コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0032】(14)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツは、初期コンテンツの抽出部分コンテンツであり、前
記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された初
期コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテン
ツ判定手段をさらに備え、前記第1の記録制御手段は、
前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
元初期コンテンツに対応する更新初期コンテンツを受信
した場合に、受信した更新初期コンテンツを元初期コン
テンツとは別に第1の記録手段に記録するとともに、元
初期コンテンツが使用中の場合には、当該使用が終了し
た後で前記元初期コンテンツを前記更新初期コンテンツ
と置き換える制御を行うものであり、前記第2の記録制
御手段は、前記第1の記録手段または第2の記録手段に
記録された元初期コンテンツに対応する更新初期コンテ
ンツを受信した場合に、受信した更新初期コンテンツの
更新抽出部分コンテンツを元初期コンテンツの元抽出部
分コンテンツとは別に第2の記録手段に記録するととも
に、元初期コンテンツが使用中の場合には、当該使用が
終了した後で前記元抽出部分コンテンツを前記更新抽出
部分コンテンツと置き換えるよう制御することを特徴と
している。
【0033】したがって、使用中の元初期コンテンツに
対して更新初期コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元初期コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、初期コンテンツ更新の遅れを抑えつつ初期コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0034】(15)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツが、少なくとも通常の運用状態においては、前記第1
の記録手段に記録されないことを特徴としている。
【0035】したがって、導入コンテンツ記録のために
必要な容量を抑えることができる。
【0036】(16)この発明の受信装置は、第2の記録手
段に記録された導入コンテンツが使用中であるか否かを
判定するコンテンツ判定手段をさらに備え、前記第2の
記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録された元導
入コンテンツに対応する更新導入コンテンツを受信した
場合に、受信した更新導入コンテンツを元導入コンテン
ツとは別に第2の記録手段に記録するとともに、元導入
コンテンツが使用中の場合には、当該使用が終了した後
で前記元導入コンテンツを前記更新導入コンテンツと置
き換えるよう制御することを特徴とするもの。
【0037】したがって、使用中の元導入コンテンツに
対して更新導入コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元導入コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、導入コンテンツ更新の遅れを抑えつつ導入コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0038】(17)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツは初期コンテンツの抽出部分コンテンツであり、前記
第2の記録手段に記録された初期コンテンツが使用中で
あるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに備
え、前記第2の記録制御手段は、前記第2の記録手段に
記録された元初期コンテンツの元抽出部分コンテンツに
対応する更新初期コンテンツの更新抽出部分コンテンツ
を受信した場合に、受信した更新抽出部分コンテンツを
元抽出部分コンテンツとは別に第2の記録手段に記録す
るとともに、元初期コンテンツが使用中の場合には、当
該使用が終了した後で前記元抽出部分コンテンツを前記
更新更新部分コンテンツと置き換えるよう制御すること
を特徴としている。
【0039】したがって、使用中の元初期コンテンツに
対して更新初期コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元初期コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、初期コンテンツ更新の遅れを抑えつつ初期コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0040】(18)この発明の受信装置は、第1の記録制
御手段が、導入コンテンツを受信した際に、一旦、当該
導入コンテンツを第1の記録手段に記録するよう制御
し、第2の記録制御手段は、第1の記録手段に記録され
た導入コンテンツを第2の記録手段に転送して、第1の
記録手段から導入コンテンツを削除するよう制御するこ
とを特徴としている。
【0041】したがって、第2の記録手段への導入コン
テンツの記録を確実化しつつ、導入コンテンツ記録に必
要な容量を削減することができる。
【0042】(19)この発明の受信装置は、第2の記録手
段に記録された導入コンテンツが使用中であるか否かを
判定するコンテンツ判定手段をさらに備え、前記第1の
記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録された元導
入コンテンツに対応する更新導入コンテンツを受信した
場合に、受信した更新導入コンテンツを第1の記録手段
に記録するよう制御し、前記第2の記録制御手段は、元
導入コンテンツが使用中の場合には、当該使用が終了し
た後で、第2の記録手段に記録されている元導入コンテ
ンツを、第1の記録手段に記録した更新導入コンテンツ
によって置き換えるとともに、第1の記録手段に記録さ
れている元導入コンテンツを削除するよう制御すること
を特徴としている。
【0043】したがって、使用中の元導入コンテンツに
対して更新導入コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元導入コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、導入コンテンツ更新の遅れを抑えつつ導入コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0044】(20)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツが、初期コンテンツの抽出コンテンツであり、前記第
2の記録手段に記録された初期コンテンツが使用中であ
るか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに備え、
前記第1の記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録
された元初期コンテンツの元抽出部分コンテンツに対応
する更新初期コンテンツの更新抽出部分コンテンツを受
信した場合に、受信した更新抽出部分コンテンツを第1
の記録手段に記録するよう制御し、前記第2の記録制御
手段は、元初期コンテンツが使用中の場合には、当該使
用が終了した後で、第2の記録手段に記録されている元
抽出部分コンテンツを、第1の記録手段に記録した更新
抽出部分コンテンツによって置き換えるとともに、第1
の記録手段に記録されている元抽出部分コンテンツを削
除するよう制御することを特徴としている。
【0045】したがって、使用中の元初期コンテンツに
対して更新初期コンテンツが送信されてきた場合であっ
ても、元初期コンテンツを破壊するおそれを少なくし、
また、初期コンテンツ更新の遅れを抑えつつ初期コンテ
ンツ使用の中断を低減することができる。
【0046】(21)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツには、導入コンテンツであることを示す導入コンテン
ツ識別子が付されて送信されてくるものであり、前記第
1の記録制御手段または第2の記録制御手段は、前記導
入コンテンツ識別子に基づいて導入コンテンツであるか
否かを判断することを特徴としている。
【0047】したがって、第2の記録制御手段に記録す
べきか否かを迅速に判断することができる。
【0048】(22)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツには、コンテンツ内容を識別するコンテンツ内容識別
子が付されて送信されてくるものであり、前記第1の記
録制御手段は、複数の初導入コンテンツを第1の記録手
段に記録するよう制御し、前記第2の記録制御手段は、
使用者の属性を示す使用者属性情報と前記コンテンツ内
容識別子とに基づいて、第1の記録手段に記録された導
入コンテンツから選択して、第2の記録手段に記録する
ことを特徴としている。
【0049】したがって、使用者の属性に応じた導入コ
ンテンツを使用させることができる。
【0050】(23)この発明の受信装置は、初期コンテン
ツ全体または抽出部分コンテンツが、受信装置を使用者
に渡す前に、予め第2の記録手段に記録されていること
を特徴としている。
【0051】したがって、使用者は、送信装置からの受
信記録を待たずに、初期コンテンツまたは抽出部分コン
テンツを使用することができる。
【0052】(24)この発明の受信装置は、初期コンテン
ツ全体または抽出部分コンテンツは、受信装置を使用者
に渡す前に、予め第3の記録手段に記録されており、初
期化指令を受けて、前記第3の記録手段から前記初期コ
ンテンツ全体または抽出部分コンテンツを読み出し、第
2の記録手段に記録するよう制御する第3の記録制御手
段を備えたことを特徴としている。
【0053】したがって、第2の記録手段の初期コンテ
ンツまたは抽出部分コンテンツが失われても、第3の記
録手段の内容に基づいて復元することができる。
【0054】(25)この発明の受信装置は、導入コンテン
ツと当該導入コンテンツからリンクされたコンテンツを
含む1組のコンテンツが送信されてくるものであり、第
2の記録制御手段は、前記1組のコンテンツの送信期間
が終了した後に、前記導入コンテンツを第2の記録手段
に記録すること、もしくは第2の記録手段に記録してい
た前記導入コンテンツを使用可能とすることを特徴とし
ている。
【0055】したがって、導入コンテンツが第2の記録
手段から使用可能となった場合には、リンクによって他
のコンテンツが使用可能である確率を高くすることがで
きる。
【0056】(26)この発明の受信装置は、第2の記録手
段が、非定常状態から動作を始める場合において、第1
の記録手段よりもデータ取得に要する時間が短いことを
特徴としている。
【0057】したがって、非定常状態から導入コンテン
ツを使用するまでの時間を短くすることができる。
【0058】(27)この発明の受信装置は、第2の記録手
段の容量が、前記第1の記録手段の容量よりも小さいこ
とを特徴としている。したがって、第2の記録手段の容
量を抑えることができる。
【0059】(28)この発明の受信装置は、第1の記録手
段と第2の記録手段は、異なる記録装置として構成され
ていることを特徴としている。
【0060】したがって、第1の記録手段に比べて十分
に読み出しの迅速な第2の記録手段を用いることができ
る。
【0061】(29)この発明の受信装置は、第1の記録手
段は、駆動部を有する記録装置であり、第2の記録手段
は、駆動部を有さない記録装置であることを特徴として
いる。
【0062】第2の記録手段は駆動部を有していないの
で、駆動部を有する第1の記録手段よりも、立ち上げ時
に、読み出しに要する時間が短くなる場合が多い。
【0063】(30)この発明の受信装置は、コンテンツ送
信のために複数の所定期間が設けられており、各所定期
間においては、1以上のコンテンツが送信されるもので
あって、既に記録したコンテンツを送信する所定期間が
繰り返される場合には、前記第2の記録手段の駆動部を
待機状態にするよう制御する駆動部制御手段を備えてい
ることを特徴としている。
【0064】既に記録済のコンテンツが送られてきてい
る場合には、第2の記録手段の駆動部を待機状態にして
電力消費を減らすことができる。
【0065】(31)この発明の受信装置は、第1の記録手
段と第2の記録手段が、同一の記録装置の異なる記録領
域として構成されていることを特徴としている。
【0066】したがって、同一の装置によって、第1の
記録手段と第2の記録手段を構築することができる。
【0067】(32)この発明の受信装置は、同じ内容のコ
ンテンツが繰り返し送信されてくることを特徴としてい
る。
【0068】したがって、コンテンツの受信の確実性を
高くすることができる。
【0069】(33)この発明の受信装置は、受信した導入
コンテンツが、既に記録済であるか否かを判定するコン
テンツ判定手段を備えており、前記第1の記録制御手段
および第2の記録制御手段は、前記受信した導入コンテ
ンツが既に蓄積済みであると判断された場合には、当該
導入コンテンツの記録処理を行わないことを特徴してい
る。
【0070】したがって、すでに蓄積済のコンテンツに
対する無駄な処理を防ぐことができる。
【0071】(34)この発明の受信装置は、コンテンツ判
定手段は、受信した導入コンテンツに示された更新情報
と、記録済の対応する元導入コンテンツの更新情報とに
基づいて、受信した更新コンテンツが既に記録済である
か否かを判断することを特徴としている。
【0072】したがって、受信したコンテンツが記録済
であるか否かを容易に判断することができる。
【0073】(35)この発明の受信装置は、各コンテンツ
をユニークに識別可能な同一性識別情報が、前記コンテ
ンツに関連づけて送信されるものであり、前記コンテン
ツ判別手段は、コンテンツ記録時に前記同一性識別情報
を対応づけて記録するものであり、現在送信されている
コンテンツが、既に記録済であるか否かを、前記同一性
識別情報に基づいて判定することを特徴としている。
【0074】したがって、受信したコンテンツが記録済
であるか否かを容易に判断することができる。
【0075】(36)この発明の受信装置は、コンテンツ送
信のために複数の所定期間が設けられており、各所定期
間においては、1以上のコンテンツが送信されるもので
あって、前記所定期間の更新情報を受信し、当該所定期
間に対応する全ての前記コンテンツの記録が完了したか
否かを前記更新情報に基づいて判定することを特徴とし
ている。
【0076】したがって、受信したコンテンツが記録済
であるか否かを容易に判断することができる。
【0077】(37)この発明の受信装置は、第2の記録制
御手段が、緊急コンテンツを受信した場合、当該緊急コ
ンテンツを第2の記録手段に記録するよう制御すること
を特徴としている。
【0078】したがって、緊急コンテンツを優先して使
用することができる。
【0079】(38)この発明の受信装置は、前記初期コン
テンツの送信に先立って、当該初期コンテンツの送信予
定時間情報が送信されてくるものであり、前記第1の記
録制御手段および前記第2の記録制御手段は、当該送信
予定時間情報に基づいて、前記初期コンテンツの記録を
行うことを特徴としている。
【0080】したがって、予め、どの時間に初期コンテ
ンツを受信し、記録すれば容易化を判断することができ
る。
【0081】(39)この発明の受信装置は、コンテンツ送
信のために複数の所定期間が設けられており、各所定期
間においては、1以上のコンテンツが送信されるもので
あって、受信した前記コンテンツを記録手段に記録する
記録制御手段と、既に記録したコンテンツを送信する所
定期間が繰り返される場合には、前記記録手段の駆動部
を待機状態にするよう制御する駆動部制御手段とを備え
ていることを特徴としている。
【0082】したがって、既に記録したコンテンツを送
信する所定期間においては、記録手段の駆動部の電力消
費を抑えることができる。
【0083】(40)この発明の受信装置は、記録手段は、
前記駆動部を有する第1の記録手段と、前記駆動部を有
さない第2の記録手段とを備えており、記録制御手段
は、受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録
させる制御を行う第1の記録制御手段と、受信された前
記コンテンツのうち、第1の記録手段に記録される前記
コンテンツへの関連づけを有する導入コンテンツを、第
1の記録手段よりもデータ取得に要する時間が短い第2
の記録手段に記録させる制御を行う第2の記録制御手段
とを備えていることを特徴としている。
【0084】したがって、関連づけられたコンテンツへ
の導入的役割りを果たす導入コンテンツを迅速に取り出
して使用することができる。
【0085】(41)この発明の受信装置は、送信されてき
たコンテンツを受信して記録する受信装置であって、受
信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録させる
制御を行う第1の記録制御手段と、受信されたコンテン
ツのうち、前記第1の記録手段が非定常状態から動作を
始める場合に前記他のコンテンツに先立って使用される
先使用コンテンツを、前記第1の記録手段が非定常状態
から動作を始める場合に、前記第1の記録手段よりもデ
ータ取得に要する時間が短い第2の記録手段に記録させ
る制御を行う第2の記録制御手段とを備えたことを特徴
としている。
【0086】したがって、他のコンテンツに先立って使
用される先使用コンテンツを迅速に取り出して使用する
ことができる。
【0087】(46)この発明の送信装置は、送信装置から
送信したコンテンツを受信装置の側で記録して使用する
通信方式に用いる送信装置であって、前記コンテンツに
は、他のコンテンツへの関連づけを有する導入コンテン
ツとその他のコンテンツとが含まれており、コンテンツ
送信の際に、当該コンテンツが導入コンテンツであるか
否かのコンテンツ種別識別情報をコンテンツとともに送
信することを特徴としている。
【0088】したがって、受信装置の側において、受信
したコンテンツが導入コンテンツであるか否か容易に判
断することができる。
【0089】(47)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、他のコンテンツへのリンクを有する初期コンテンツ
とその他のコンテンツとが含まれており、コンテンツ送
信の際に、当該コンテンツが初期コンテンツであるか否
かのコンテンツ識別情報をコンテンツとともに送信する
ことを特徴としている。
【0090】したがって、受信装置の側において、受信
したコンテンツが初期コンテンツであるか否かを容易に
判断することができる。
【0091】(48)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、初期コンテンツのリンク機能部部分を有する抽出部
分コンテンツとその他のコンテンツとが含まれており、
コンテンツ送信の際に、当該コンテンツが初期コンテン
ツの抽出部分コンテンツであるか否かのコンテンツ種別
識別情報をコンテンツとともに送信することを特徴とし
ている。
【0092】したがって、受信装置の側において、受信
したコンテンツが初期コンテンツの抽出部分コンテンツ
であるか否かを容易に判断することができる。
【0093】(49)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、他のコンテンツへのリンクを有する初期コンテンツ
とその他のコンテンツとが含まれており、初期コンテン
ツと初期コンテンツ以外のコンテンツとの送信頻度を異
ならせたことを特徴としている。
【0094】したがって、初期コンテンツの重要性に鑑
みて、他のコンテンツよりも大きな頻度または小さな頻
度で送信することができる。
【0095】(50)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、他のコンテンツへのリンクを有する初期コンテンツ
とその他のコンテンツとが含まれており、初期コンテン
ツと当該初期コンテンツに関連づけられた他のコンテン
ツを含む1組のコンテンツの送信時において、初期コン
テンツを最初に送信することを特徴としている。
【0096】したがって、受信装置の側において、いち
早く初期コンテンツの利用を開始可能とできる。
【0097】(51)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、他のコンテンツへのリンクを有する初期コンテンツ
とその他のコンテンツとが含まれており、初期コンテン
ツと当該初期コンテンツに関連づけられた他のコンテン
ツを含む1組のコンテンツの送信時において、初期コン
テンツを最後に送信することを特徴としている。
【0098】したがって、受信装置の側において、初期
コンテンツから関連づけられたコンテンツを受信して記
録し終えた後に、初期コンテンツを受信して記録するこ
とが容易となる。すなわち、受信装置側において特別な
制御を行うことなく、初期コンテンツからのリンク先の
コンテンツが記録できた状態にて、初期コンテンツを使
用可能にすることができる。
【0099】(52)この発明の送信装置は、コンテンツに
は、他のコンテンツへのリンクを有する初期コンテンツ
とその他のコンテンツとが含まれており、前記初期コン
テンツと他のコンテンツとを、異なるカルーセルによっ
て送信することを特徴としている。
【0100】したがって、初期コンテンツと他のコンテ
ンツとの送信頻度を独立して変更することが可能とな
る。
【0101】(60)この発明の通信方法は、送信側からコ
ンテンツを送信し、受信側において受信して記録し使用
する通信方法であって、送信側からは、導入コンテンツ
と、当該導入コンテンツから関連づけられた他のコンテ
ンツとを、受信側において区別可能に送信し、受信側で
は、受信した前記他のコンテンツを第1の記録領域に記
録し、受信した前記導入コンテンツを、第1の記録領域
よりもデータ取得に要する時間が短い第2の記録領域に
記録して使用することを特徴としている。
【0102】したがって、受信側において、関連づけら
れたコンテンツへの導入的役割りを果たす導入コンテン
ツを迅速に取り出して使用することができる。
【0103】(61)この発明の受信記録方法は、コンテン
ツを受信して記録する受信記録方法であって、受信した
コンテンツの内、導入コンテンツから関連づけられた他
のコンテンツを第1の記録領域に記録し、受信したコン
テンツの内、前記導入コンテンツを、第1の記録領域よ
りもデータ取得に要する時間が短い第2の記録領域に記
録することを特徴としている。
【0104】したがって、関連づけられたコンテンツへ
の導入的役割りを果たす導入コンテンツを迅速に取り出
して使用することができる。
【0105】(62)この発明の記録方法は、コンテンツを
記録する記録方法であって、コンテンツの内、導入コン
テンツから関連づけられた他のコンテンツを第1の記録
領域に記録し、前記導入コンテンツを、第1の記録領域
よりもデータ取得に要する時間が短い第2の記録領域に
記録することを特徴としている。
【0106】したがって、関連づけられたコンテンツへ
の導入的役割りを果たす導入コンテンツを迅速に取り出
して使用することができるように記録することができ
る。
【0107】この発明において、「受信装置」とは、送
信装置からのデータを受信する機能を有する装置をい
い、表示装置を持たないいわゆるセット・トップ・ボッ
クスや、表示装置を有するテレビセットを含む概念であ
る。また、無線放送だけでなく、有線放送の為の受信装
置も含み、放送だけでなく、一対一にて受信する装置も
含むものである。
【0108】「コンテンツ」とは、受信装置において使
用するためのデータまたはプログラムもしくはこれら双
方を含むものをいう。「コンテンツとしてのデータ」と
は、静止画データ、動画データ、音声データ、制御に用
いるためのデータなどを含む概念であり、たとえば、テ
レビ番組、映画、ニュース、ドラマ、ゲーム、音楽、機
器制御のためのデータなどである。「コンテンツとして
のプログラム」とは、何らかの処理を行うための手順を
記述したものであり、スクリプト、モジュール等の形式
を問わない。たとえば、双方向テレビを実現するための
プログラム、ゲーム実行のためのプログラム、機器を制
御するためのプログラムなどである。
【0109】コンテンツの「使用」とは、コンテンツの
本来の目的を直接的または間接的に達成するために行わ
れる処理をいい、コンテンツの閲覧、コンテンツの視
聴、コンテンツに基づくゲームプレイ、コンテンツによ
る音楽再生、コンテンツに基づく機器の制御、コンテン
ツの記録、コンテンツの出力などを含む概念である。
【0110】コンテンツを「関連づける」とは、コンテ
ンツの使用時に、あるコンテンツの使用と他のコンテン
ツの使用とを関連づけることをいう。たとえば、コンテ
ンツの閲覧において、使用者の選択により他のコンテン
ツに遷移する「リンク」や、あるコンテンツの中に他の
コンテンツを取り込む「参照」などを含む概念である。
【0111】「コンテンツの削除」とは、当該コンテン
ツの読み出しをできなくすることをいい、コンテンツ自
体を削除する場合だけでなく、コンテンツの登録だけを
削除する場合を含む概念である。
【0112】「プログラムを記録した記録媒体」とは、
プログラムを記録したROM、RAM、フレキシブルデ
ィスク、CD−ROM、メモリカード、ハードディスク
等の記録媒体をいう。また、電話回線、搬送路等の通信
媒体も含む概念である。CPUに接続されて、記録され
たプログラムが直接実行されるハードディスクのような
記録媒体だけでなく、一旦ハードディスク等にインスト
ールした後に実行されるプログラムを記録したCD−R
OM等の記録媒体を含む概念である。
【0113】「プログラム」とは、CPUにより直接実
行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラ
ム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログ
ラム等を含む概念である。また、1台のコンピュータに
よって実行されるものだけでなく、複数のコンピュータ
によって協同して実行されるものも含む概念である。さ
らに、そのプログラム単独で動作する場合だけでなく、
オペレーティングシステムと協同して機能するプログラ
ムも含む概念である。なお、単一に構成されるものに限
らず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成さ
れるものも含む概念である。
【0114】「データを記録した記録媒体」とは、デー
タを記録したROM、RAM、フレキシブルディスク、
CD−ROM、メモリカード、ハードディスク等の記録
媒体をいう。また、電話回線、搬送路等の通信媒体も含
む概念である。
【0115】「データ」とは、CPUが直接処理可能な
データだけでなく、暗号化されたデータ、パケット化さ
れたデータ、搬送波にのせられたデータ(すなわちデー
タによって変調した搬送波)等を含む概念である。
【0116】「導入コンテンツ」とは、他のコンテンツ
の導入的役割を有するコンテンツであり、他のコンテン
ツに対する関連づけを有するコンテンツをいい、第1の
実施形態においては「初期コンテンツの抽出部分」、第
2の実施形態においては「初期コンテンツ」が、それぞ
れ、導入コンテンツに対応する。
【0117】「初期コンテンツ」とは、他のコンテンツ
に対するリンクを有するコンテンツをいうものである。
【0118】「初期コンテンツの抽出部分」とは、「初
期コンテンツ」中の少なくとも主要なリンク機能を有す
る部分を抽出した部分をいう。
【0119】「初期コンテンツの非抽出部分」とは、
「初期コンテンツ」から「初期コンテンツの抽出部分」
を除いた残りの部分をいう。
【0120】「中心コンテンツ」とは、関連づけられた
複数のコンテンツにおいて、その関連づけにおいて中心
的となっているコンテンツをいう。上記導入コンテンツ
は、多くの場合、中心コンテンツでもある。
【0121】記録手段の「非定常状態」とは、通常の動
作状態ではない状態をいい、電源が供給されていないス
イッチオフの状態を含む概念である。記録手段がハード
ディスクなどの駆動手段を有するものである場合、スイ
ッチオフの状態、回転を停止させた待機状態を含むもの
である。
【0122】「記録手段」とは、少なくともコンテンツ
を記録できる手段をいうものであり、電気的、光学的等
の方式を問わない。電気的メモリ、ハードディスク、D
VD、NV−RAM、メモリカードなどを含む概念であ
る。
【0123】「第1の記録制御手段」とは、少なくとも
第1の記録手段への記録を制御する手段をいい、下記実
施形態では、図20、図21のステップS122、S1
32、S134などがこれに対応する。
【0124】「第2の記録制御手段」とは、少なくとも
第2の記録手段への記録を制御する手段をいい、下記実
施形態では、図21のステップS135などがこれに対
応する。
【0125】「第3の記録制御手段」とは、少なくとも
第2の記録手段に導入コンテンツを転送するものであ
り、下記実施形態では、図27の13などがこれに対応
する。
【0126】「コンテンツ判定手段」とは、少なくと
も、コンテンツが使用されているか否かを判断する機能
を有するものである。以下の実施形態では、たとえば、
図20のステップS125がこれに対応する。
【0127】「駆動部制御手段」とは、記録手段の駆動
部分を制御するものであり、下記実施形態では、図17
のステップS54がこれに対応する。
【0128】なお、上記各手段は、下記の実施形態で
は、CPUとプログラムを用いて実現しているが、ハー
ドウエアロジックによって構成してもよい。
【0129】
【発明の実施の形態】1.第1の実施形態 (1)全体構成と概要 図1に、この発明の一実施形態による受信装置を用いた
送受信システムの全体構成を示す。コンテンツ提供者
は、コンテンツ提供者装置6から送信装置2にコンテン
ツを送信する。送信装置2は、このコンテンツデータを
放送する。受信装置4は、衛星8を介して、コンテンツ
データを受信し蓄積する。受信装置4の使用者は、蓄積
されたコンテンツを閲覧等により使用することができ
る。なお、コンテンツ提供者装置6と送信装置2とは、
一体となっていてもよい。
【0130】コンテンツとしては、テレビ番組、映画、
ニュース、ドラマ、ゲーム、音楽、機器を制御するため
のプログラムやデータなどを送信することができる。
【0131】コンテンツがオンラインショッピングのよ
うなものである場合、使用者は受信装置4を操作して、
商品等の購入を申し込むことができる。購入申込は、通
信回線を介して、コンテンツ提供者装置6に送信され
る。
【0132】各種コンテンツへの入り口として、ポータ
ルコンテンツも併せて送信される。ポータルコンテンツ
によるポータル画面の表示例を図4に示す。受信側で
は、このポータル画面から、上記の他のコンテンツを呼
び出すことができる。送信装置は、これら複数のコンテ
ンツと、このポータルコンテンツを1組のコンテンツと
して送信する。
【0133】図4のポータル画面において、「おすす
め」「ショッピング」などは、リンクのためのアイコン
である。受信側においてこれを選択することにより、各
コンテンツを出力することができる。また、画面に右に
は、今日の天気WとトップニュースNが表示されるよう
になっている。これらコンテンツは、リンクと異なり使
用者が選択することなく、画面上に表示されるものであ
る。つまり、ポータル部分コンテンツが参照して取り込
んだ画像である。ポータル非抽出部分コンテンツは、主
として、このようにポータル抽出部分コンテンツから参
照されて表示されるコンテンツである。
【0134】上記の各コンテンツの関係を模式的に示し
たのが、図5である。ポータルコンテンツは、ポータル
抽出部分コンテンツとポータル非抽出部分コンテンツに
分けられている。また、「おすすめ」や「ショッピン
グ」などの他のコンテンツへのリンクは、ポータル抽出
部分コンテンツから張られている。さらに、ポータル抽
出部分コンテンツは、ポータル非抽出部分コンテンツを
参照している。この実施形態では、各アイコンICを表
示するための画像や、「今日のお天気」「トップニュー
ス」などのコンテンツが参照されている。
【0135】上記のような1組のコンテンツの変更を行
う場合には、コンテンツ提供者装置6から、送信装置2
に更新コンテンツを送信する。これを受けて、送信装置
2は、更新コンテンツを受信装置4に向けて放送する。
受信装置4では、元のコンテンツを受信した更新コンテ
ンツで置き換える。これにより、コンテンツの内容を更
新することができる。また、コンテンツの追加を行う場
合も同様である。
【0136】図2に送信装置2のブロック図を示す。コ
ンテンツ受信部1は、コンテンツ提供者装置6から送信
されてきた1組のコンテンツを受信する。コンテンツ蓄
積部3には、受信した1組のコンテンツが蓄積される。
なお、DVDディスク等の可搬性記録媒体を介してコン
テンツをコンテンツ蓄積部3に入力するようにしてもよ
い。コンテンツ提供装置6からは、更新コンテンツ(既
に送信済みのコンテンツと置き換えるためのコンテン
ツ)や追加コンテンツ(新たに追加するコンテンツ)が
送られてくる。
【0137】この実施形態では、送信装置2のコンテン
ツ蓄積部3に蓄積した1組コンテンツを、そのディレク
トリ構造も含めて、受信装置4の側で再現するようにし
ている。このようにすることにより、送信装置2の側に
おけるコンテンツの管理が容易となる。
【0138】データ送信制御部5は、コンテンツ蓄積部
3に記録された新たな更新コンテンツ、追加コンテンツ
を、多重化部7に与える。多重化部7は、パケット化を
行って、パケット化のための制御データDII、DDB
などを付して送信部9に与える。送信部9は、与えられ
たトランスポートストリームを送信する。
【0139】なお、前述のように、この実施形態では、
送信装置2は、ポータルコンテンツを抽出部分コンテン
ツと非抽出部分コンテンツとに分けて送信するようにし
ている。
【0140】図3に、一実施形態による受信装置4のブ
ロック図を示す。この実施形態では、受信装置4とし
て、いわゆるセット・トップ・ボックスを示したが、T
Vセット10を含めて受信装置4を構成してもよい。ま
た、記録部24の第1の記録手段23や第2の記録手段
25を受信装置4とは別に設けてもよい。
【0141】受信部18は、放送されてきたコンテンツ
を受信する。受信したコンテンツは、記録制御部20の
制御により、記録部24に蓄積される。操作受付部16
は、使用者の操作指令を受け付けて、使用制御手段22
に与える。使用制御手段22は、操作指令に基づいて、
記録部24に蓄積されているコンテンツを読み出して、
TVセット10に出力する。TVセット10は、コンテ
ンツの表示および音声出力を行う。使用者の操作指令
が、電話回線等の通信回線による通信である場合、当該
操作指令は、通信制御部14に与えられる。通信制御部
14は、この指令(たとえば、オンラインショッピング
の購入申込)を、通信部12を介して外部に送信する。
なお、操作受付部16は、リモコンからの信号を受信す
る信号受信部によって構成することができ、また、受信
装置4本体に設けた操作入力ボタンによって構成しても
よい。
【0142】記録部24は、第1の記録手段23と、第
1の記録手段23よりもデータ取得に要する時間の短い
第2の記録手段25を備えている。第1の記録制御手段
19は、受信部18によって受信した1組のコンテンツ
を第1の記録手段23に記録する。すなわち、図6に示
すように、第1の記録手段19には、ポータル抽出部部
分コンテンツ、ポータル非抽出部分コンテンツ、その他
のコンテンツが記録される。第2の記録制御手段21
は、第1の記録手段23に記録された1組コンテンツの
うち、ポータル抽出部分コンテンツを、読み出し速度の
速い第2の記録手段25に複製する。
【0143】使用制御手段22は、速度の速い第2の記
録手段25からポータル抽出部分コンテンツを読み出し
てTVセット10に出力する。図6に示すように、ポー
タル抽出部分コンテンツからは、ポータル非抽出部分コ
ンテンツへの参照が行われている。しかし、ポータル非
抽出部分コンテンツは、読み出しに時間を要する第1の
記録手段19に記録されているため、最初は、ポータル
抽出部分コンテンツだけが表示されることになる。しか
し、ポータル抽出部分コンテンツには、リンク機能の部
分が含まれているので、使用者は、他のコンテンツへの
リンク操作を行うことができる。その後、使用制御手段
22は、第1の記録手段23からポータル非抽出部分コ
ンテンツを読み出してTVセット10へ出力する。上記
のようにして、迅速に必要なポータル画面を表示するこ
とができる。
【0144】なお、使用制御手段22は、ポータルコン
テンツからリンクされた他のコンテンツが、使用者の操
作によって操作受付部16から指定された時に、第1の
記録手段23に記録されたコンテンツを読み出してTV
セット10に出力する制御も行っている。
【0145】この実施形態では、ポータル抽出部分コン
テンツを第2の記録手段21に複製した後も、第1の記
録手段19にポータル抽出部分コンテンツを残すように
している。これにより、何らかの原因で第2の記録手段
のポータル抽出部分コンテンツが失われた場合であって
も、第1の記録手段19のポータル抽出部分コンテンツ
を複製して復元することができる。
【0146】なお、この実施形態による受信装置4にお
いては、蓄積型のコンテンツだけでなく、例えば、リア
ルタイムに視聴する放送コンテンツ等の非蓄積型コンテ
ンツも受信できるようにしている。しかしながら、図3
のブロック図においては、非蓄積型コンテンツ受信のた
めの機能ブロックは省略している。
【0147】また、他の実施形態においては、蓄積型コ
ンテンツのための専用装置として受信装置4を構成して
もよい。
【0148】(2)受信装置のハードウエア構成 図7に、図3の受信装置4のハードウエア構成を示す。
この受信装置4は、チューナ32、トランスポートデコ
ーダ(TSデコーダ)34、AVデコーダ36、OSD
(On Screen Display)38、第2の記録手段である不
揮発性メモリ(NV−RAM)39、ROM40、RA
M42、CPU44、第1の記録手段であるハードディ
スク46、モデム48、信号受信部50を備えている。
信号受信部50は、リモコン装置からの信号などを受信
するためのものである。図7に示したハードウエア構成
では、モデム48が通信部12に対応し、信号受信部5
0が操作受付部16に対応し、受信部18がチューナ3
2に対応している。また、通信制御部14、記録制御部
20、使用制御部22は、CPU44とハードディスク
やROM等に記録されたプログラムによって実現されて
いる。
【0149】第1の記録手段23であるハードディスク
46および第2の記録手段21であるNV−RAM39
には、受信したコンテンツが記録される。ハードディス
クが停止状態や待機状態などの非定常状態にある時に
は、これを立ち上げてデータを取得するために要する時
間に比べて、NV−RAMからデータを取得するために
要する時間のほうが短い。したがって、この実施形態で
は、ハードディスク46を第1の記録手段23として用
いた場合に、NV−RAM39を第2の記録手段として
用いている。なお、NV−RAM39に代えて、電源バ
ックアップされたRAMなどを用いてもよい。
【0150】また、ハードディスクが電源オンで回転が
安定している状態(定常状態)では、NV−RAMより
も、データ取得に要する時間が短い場合がある。したが
って、NV−RAM39に代えて、常時電源をオンにし
て回転を安定させて使用する小容量のハードディスク等
を用いてもよい。
【0151】図8に、ハードディク46およびNV−R
AM39に記録されたコンテンツのデータ構成を示す。
【0152】ハードディスク46には、各コンテンツが
ディレクトリ単位で記録される。たとえば、図4に示し
た「おすすめ」のコンテンツは、ディレクトリosusume
に記録される。同様に、「ショッピング」のコンテンツ
は、ディレクトリshopping以下に記録される。また、ポ
ータル抽出コンテンツは、ディレクトリportiniに記録
され、ポータル非抽出コンテンツは、ディレクトリport
に記録される。図において、ファイルportiniはポータ
ル抽出部分コンテンツであり、ファイルport1,port
2....はポータル非抽出部分コンテンツである。ファイ
ルport1は、図4の「おすすめ」のアイコンIC1を生
成するための画像データである。ファイルport2は、
「ショッピング」のアイコンIC2を生成するための画
像データである。ファイルportwethは、天気予報を表示
するためのコンテンツである。
【0153】NV−RAM39には、ポータル抽出部分
コンテンツであるファイルportiniだけが記録される。
【0154】(3)記録コンテンツ使用処理 受信装置4の使用者は、ハードディスク46およびNV
−RAM39に記録されたコンテンツを、使用(この例
では主して閲覧)することができる。この実施形態で
は、使用者が受信装置4の電源を入れると、コンテンツ
を閲覧するためのブラウザプログラムを立ち上げる指令
と、ポータルコンテンツを読み出して表示する指令が、
自動的にCPU44に与えられる。これを受けて、CP
U44は、ROM40に格納されているブラウザプログ
ラムを起動させる。なお、ブラウザプログラムは、RO
M40に限らず、どのように格納してもよい。たとえ
ば、ハードディスクに格納してもよい。また、ネットワ
ークからダウンロードしたものを格納してもよい。下記
のオペレーティングシステムも同様である。
【0155】このブラウザプログラムに基づき、CPU
44は、NV−RAM39のファイルportiniを読み出
し、ポータル画面を生成して、OSD38からTVセッ
ト10に出力する。
【0156】なお、ファイルportiniは、BML言語で
記述されている。BML言語に代えて、HTML等の構
造記述言語や他の言語を用いてもよい。例えば、以下の
ようなリンクや参照の記述を含んでいる。
【0157】<a href="A:osusume/osusume.bml"><img s
rc="A:port/port1.png" alt="おすすめ"></a> <a href="A:osusume/osusume.bml"><img src="A:port/p
ort2.png" alt="ショッピング"></a>
【0158】ここで、<a href="ad1"><img src="ad2"><
/a>は、画面上に、アドレスad2にある画像を参照して表
示し、当該画像にアドレスad1をリンクづけることを示
している。したがって、上記の記述は、図4のリンクの
ためのアイコンIC1(「おすすめ」)の画像として、
ハードディスクのportのport1.pmgを参照することを示
すものである。また、このアイコンIC1を、図8のハ
ードディスク中のosusumeのosusume.bmlにリンクさせる
ものである。他の「ショッピング」「お好み」「トラベ
ル」についても、同様の記述がなされている。
【0159】この明細書では、上記のように自動的に他
のファイル等の内容を取り込んで使用することを参照と
呼ぶ。たとえば、bmlテキストからJava(商標)スクリ
プトなどが実行される場合も参照である。また、プログ
ラムで用いられるテーブル等のデータは、プログラムに
参照されていることになる。
【0160】「リンク」においては、使用者の行為(選
択行為)があって初めて関連づけられたファイルが表示
されるが、「参照」においては、使用者の行為なくして
自動的に関連づけられたファイルが表示される。上記の
<img src="ad2">は参照であり、<a href="ad1">・・・
・</a>は、リンクである。
【0161】上記のBMLの記述が全て実行されれば、
図4に示すようなポータル画面が得られる。しかし、電
源投入時に、ハードディスク46は、そのモータの回線
速度が、所定の速度に達するまで、読み出しを行うこと
はできない。一方、NV−RAM39は、電源投入から
すぐに読み出しが可能となる。なお、この実施形態にお
いては、24時間の受信を可能とするため、受信装置4
の電源スイッチを切っても、ハードディスク46等は駆
動可能であるようになっている。したがって、上記電源
投入時とは、コンセントなどを抜いた後の電源投入時等
をいうものである。
【0162】このため、ブラウザプログラムは、電源投
入直後は、ファイルportiniの内容を読み出すことはで
きるが、その参照先であるハードディスク中の画像ファ
イルport1.pmgなどを読み出すことはできない。したが
って、図9に示すような表示がなされる。つまり、上記
BML記述の <img src="A:port/port1.png" alt="
おすすめ"> においてて指定したように”おすすめ”
という文字列を表示する。ここで、alt="text"は、画像
が取得できなかった場合に、その画像の代わりにテキス
ト文字textを表示せよという記述である。
【0163】図9に示すように、画像は完全ではない
が、この画面により、使用者は、いち早く、利用可能な
コンテンツの一覧を確認することができる。また、各ア
イコンICのリンク機能はあるので、使用者は所望のコ
ンテンツを選択することができる。
【0164】その後、ハードディスク46からの読み出
しが可能となった時点で、前記の参照が実行されて図4
のようなポータル画面が得られる。また、使用者がコン
テンツを選択していた場合には、リンク先のコンテンツ
の読み出しが行われて表示される。
【0165】なお、上記では、電源立ち上げ時にポータ
ルコンテンツが呼び出される場合について説明したが、
使用者の操作によって、リモコンボタンからポータル画
面呼出命令が与えられたような場合にも、同様の処理に
よってポータル画面が表示される。また、この場合に
も、後述のようにハードディスク46のモータが停止し
ており、読み出しに時間を要する場合があるので、NV
−RAM39にポータル抽出部分コンテンツが記録され
ていることによる効果がある。
【0166】(4)コンテンツ記録処理 次に、コンテンツ記録処理について説明する。コンテン
ツ蓄積処理のためのプログラムは、ROM40に格納さ
れている。もちろん、ハードディスクや他の媒体に記録
してもよく、ダウンロードによって取得するようにして
もよい。なお、この実施形態では、コンテンツ記録処理
は、常時行われている。つまり、使用者の操作を要さず
に、24時間自動的に行われる。
【0167】送信されてくるデータ 図10、図11に、送信装置から放送される追加または
更新コンテンツのデータ構造を示す。ここでは、ポータ
ル抽出分部コンテンツを例として示した。図10は、デ
ータDII(Download Info Indication)の内容を示してい
る。データDIIにおいては、コンテンツの識別情報とし
て更新・追加するコンテンツのディレクトリ名portが示
されている。また、「更新情報」欄には、送信装置側に
おける更新日時(コンテンツ全体としての更新日時)が
示されている。この例では、2001年1月15日18
時15分に更新された(あるいは新たに追加された)デ
ータであることが示されている。
【0168】また、「種別」欄において、このコンテン
ツの種類が記述されている。通常コンテンツ、ポータル
抽出コンテンツ、ポータル非抽出コンテンツの別があ
る。この例では、ポータル抽出部分コンテンツであるこ
とが示されている。
【0169】さらに、「更新方法」欄において、更新方
法に関する情報が記述されている。更新方法が「参照時
更新待ち」であれば、更新コンテンツを受信した際に、
元コンテンツが使用中であれば、その使用が終わってか
ら置き換える。また、更新方法が「強制」であれば、元
コンテンツが使用中であっても、当該使用を中止して、
強制的に置き換えを行う。
【0170】加えて、「緊急」欄において、緊急コンテ
ンツであるか否かの情報が記述されている。「0」であ
れば緊急でないコンテンツ、「1」であれば緊急コンテ
ンツであることを示す。ここで、緊急情報とは、災害情
報など緊急性の高い情報をいう。
【0171】続いて、データDIIでは、モジュールとし
てまとめて送信するファイルのディレクトリ情報が、
「モジュールID」欄と「サブディレクトリ」欄とによ
って示されている。この例では、モジュール「0」とし
て送信するファイルは、サブディレクトリの指定がな
く、ディレクトリportに記録すべきことが記述されてい
る。
【0172】図11は、データDDB(Download Data Bloc
k)の内容を示している。データDBBにおいては、データD
IIによって示された各モジュールにどのようなファイル
が含まれているかという情報、および各ファイルの内容
が示されている。この例では、モジュール「0」として
は、ファイルportini.bmlが送信されることが示されて
いる。データDDBでは、このようなモジュールとファイ
ルの対応情報に続いて、各ファイルの内容が送信され
る。
【0173】同様に、ポータル非抽出部分コンテンツに
ついてのデータ例を図12、図13に示す。また、通常
のコンテンツについてのデータ例を図14、図15に示
す。なお、この実施形態では、通常のコンテンツについ
て、互いにリンクや参照を行っていない独立した単位を
ひとまとめにして、DII、DDBにて送信している。
この例では、ショッピングモール中の各店舗ごとをひと
かたまりとして扱っている。
【0174】上記のように、データDII、データDDBを受
信すれば、受信装置側において、ディレクトリ構造も含
めて、データを再現することができる。
【0175】送信されてくる方法 上記のデータDII、データDDBは、図16に示すよ
うなタイミングで送信されてくる。この実施形態では、
1日の特定の時間帯に繰り返して送信するようにしてい
る。また、トランスポートストリームの連続するパケッ
ト列として送信している(カルーセル方式)。
【0176】図に示すように、この実施形態では、1日
3回、同じ内容のコンテンツを送信するようにしてい
る。もちろん、1日2回以下、4回以上であってもよ
い。また、3回のうち1回は、ポータルコンテンツから
選択することのできる全ての番組を送信するようにして
いる。新規に受信装置4を購入した使用者のハードディ
スク46等に、新たに記録を行うためである。また、他
の2回では、更新や追加された番組だけを送信するよう
にしている。これらの回数も、他の実施形態として、任
意に変更することができる。また、3回とも同じ番組群
を送信してもよい。
【0177】この実施形態では、1つの番組は、1つの
イベント期間において送信される。また、1つのイベン
ト期間は、1以上ののカルーセルを含んでいる。
【0178】図において、イベント期間1においては、
カルーセルK1、K2が送信される。カルーセルK1に
おいては、ポータル抽出部分コンテンツが送られ、カル
ーセルK2においては、ポータル非抽出部分コンテンツ
が送られる。イベント期間2では、カルーセル3、4に
よって、コンテンツ1、2が送られる。たとえば、ポー
タル抽出部分コンテンツは、図10、図11に示すよう
なものであり、ポータル非抽出部分コンテンツは、図1
2、図13に示すようなものであり、コンテンツは、図
14、図15に示すようなものである。
【0179】なお、各カルーセルでは、同じコンテンツ
が2回繰り返して送られる。受信を確実にするためであ
る。
【0180】この実施形態では、上記のように、1つの
カルーセルにポータル用のコンテンツと他のコンテンツ
とを混在させないようにしている。なお、1つのカルー
セルにポータル用のコンテンツと他のコンテンツを混在
させてもよい。
【0181】イベント期間はn回設けられており、これ
により、たとえば、図4のポータル画面を含めて、この
ポータル画面から選択できる1組のコンテンツ(番組
群)が送信される。このようにして1回目の送信が終了
すると、1回目のコンテンツのうちの更新や追加された
番組だけのコンテンツが2回目、3回目に送信される。
したがって、更新や追加された番組については、1日に
3回送信され、受信を確実できるようにしている。ま
た、3回とも同じ番組群を送信してもよい。
【0182】なお、他の実施形態として、各コンテンツ
を1度だけ送信するようにしてもよい。
【0183】記録処理 次に、受信装置4におけるコンテンツの記録処理につい
て説明する。記録処理の概要を、図24、図25に示
す。この実施形態では、受信したコンテンツは一旦ハー
ドディスク46内のバッファ領域に記録する。追加コン
テンツである場合には、バッファへの記録完了後に、デ
ィレクトリのリネームなどによって本来記録すべき場所
に蓄積する。更新コンテンツである場合には、バッファ
への記録完了後であっても、対応する古いコンテンツ
(元コンテンツという)が現在表示などで使用中である
か否かを判断する。使用中であれば、その使用が終了す
るまで置き換えを待つ(図24参照)。
【0184】なお、ポータルコンテンツの場合も基本的
には同様の処理を行うが、抽出部分コンテンツと非抽出
部分コンテンツに分かれていることから、やや異なる処
理となる。すなわち、i)抽出部分と非抽出部分の双方の
コンテンツが使用されておらず、ii)抽出部分と非抽出
部分の双方のコンテンツがバッファに記録された場合
に、置き換えを行う。さらに、抽出部分コンテンツは、
NV−RAM39に複製される。なお、抽出部分と非抽
出部分は、それぞれ独立して更新を行うようにしてもよ
い。すなわち、一方だけで更新することも可能である。
【0185】図17に、記録処理プログラムのフローチ
ャートを示す。まず、CPU44(図7)は、1組のコ
ンテンツを送信するイベント期間が開始されると、TS
デコーダ34を制御して、番組情報を取得する(ステッ
プS51)。次に、この番組が、既に記録済であるか否
かを判断する(ステップS52)。記録済の番組につい
ては、NV−RAM39内のテーブル(図示せず)に、
番組名に対応づけて記録済のフラグを立てるようにして
いるので、CPU44は、これによって判断することが
できる。
【0186】送信されてきた番組が記録済である場合、
ハードディスク46のモータが駆動中であれば、そのモ
ータの動作を停止する(ステップS54)。モータが停
止中であれば、そのままにする。
【0187】送信されてきた番組が記録済でない場合、
コンテンツ記録処理を実行する(ステップS53)。以
下に述べるように、コンテンツ記録処理中は、ハードデ
ィスク46が稼動し、そのモータも駆動される。
【0188】このように、必要でないときにハードディ
スク46のモータを停止させることにより、省電力を図
ることができる。なお、ハードディスク46を常にオン
にしておいてもよい。
【0189】ステップS53におけるコンテンツ記録処
理プログラムの詳細なフローチャートを図18、図19
に示す。
【0190】まず、CPU44は、データDIIのパケ
ットID(PID)などの蓄積用のパケットを取り出す
ためのフィルタリング条件を、TSデコーダ34(図7
参照)に設定する(ステップS101)。なお、放送装
置からの電波は、アンテナ30によって捕捉され、チュ
ーナ32によって選択される。TSデコーダ34は、チ
ューナ32によって選択されたトランスポートストリー
ム中から、データDIIを選択し、CPU44に与える
(ステップS102)。
【0191】データDIIを取得したCPU44は、受
信したデータDIIの内容に基づいて、送信されてきて
いるコンテンツが、追加コンテンツであるか更新コンテ
ンツであるかを判断する(ステップS103)。追加コ
ンテンツであるか更新コンテンツであるかは、データD
IIのディレクトリ名に基づいて判断する。すなわち、
図6のハードディスクのディレクトリ構造中に、DII
に記述されたディレクトリ(図10のport、図12のpo
rt、図14のshopping/shop1など)が存在するか否かを
判断する。存在しなければ、追加コンテンツであり、存
在すれば更新コンテンツであると判断することができ
る。追加コンテンツの場合には、ステップS105に進
む。
【0192】更新コンテンツである場合には、次に、既
に蓄積したものであるか否かを判断する(ステップS1
04)。既に記録済であるか否かは、データDIIのデ
ィレクトリ名と更新日時に基づいて判断する。図8に示
すように、ハードディスク46に蓄積したコンテンツに
は、各ディレクトリごとに、送信されてきた更新日時が
記録されている。したがって、データDIIに記述され
たディレクトリの更新日時が、ハードディスクに蓄積さ
れた当該ディレクトリの更新日時と一致していれば、既
に蓄積済であると判断することができる。この場合に
は、ステップS1に戻って、次のデータDIIを受信す
べく、TSデコーダにフィルタリング条件を設定する。
【0193】CPU44は、RAM42の上に、コンテ
ンツ記憶のためのワーク領域を確保する(ステップS1
05)。以下、更新コンテンツの場合を例として処理を
説明するが、追加コンテンツの場合においても同様の処
理が行われる。
【0194】次に、CPU44は、TSデコーダにデー
タDDBのフィルタリング条件を設定する(ステップS1
06)。これにより、TSデコーダ34は、データDDB
を取得し、CPU44に与える(ステップS107)。
【0195】CPU44は、データDIIの「識別」欄
に基づいて、送信されてきたコンテンツが緊急コンテン
ツであるか否かを判断する(ステップS108)。緊急
コンテンツであれば、CPU44は、これをOSD38
に送って表示を行う(ステップS109)。緊急コンテ
ンツでなければ、ステップS110に進み、取得したコ
ンテンツがポータル抽出部分コンテンツであるか否かを
判断する。ポータル抽出部分コンテンツであれば、CP
U44は、ポータル抽出部分コンテンツ処理(ステップ
S112)を実行し、ポータル抽出部分コンテンツでな
ければ、通常コンテンツ処理(ステップS111)を実
行する。なお、通常コンテンツ処理においては、ポータ
ル非抽出部分コンテンツに対する処理も行う。
【0196】図20、図21に、通常コンテンツ処理の
フローチャートを示す。CPU44は、まず、受信した
コンテンツをRAM42上に展開する(ステップS12
1)。次に、CPU44は、展開したコンテンツを、ハ
ードディスク46のフルバッファA、Bのいずれか空い
ている方に記録する(ステップS122)。
【0197】なお、この実施形態では、ハードディスク
46にバッファを設け、一旦ここに記録した後、元のコ
ンテンツと置き換えることによって、更新を行うように
している。ここでは、図23に示すように、フルバッフ
ァA、Bを256Mバイトの容量、抽出部分用バッファ
を512Kバイトの容量としている。この実施形態で
は、1つのDIIによってカルーセルとしてまとめて送
信されるコンテンツの容量を256Mバイト以下となる
ように定めている。したがって、1つのカルーセルによ
って受信したコンテンツは、フルバッファに記録可能で
あることが保証される。
【0198】また、1つのDIIによってカルーセルと
してまとめて送信されポータル抽出部分コンテンツの容
量を512Kバイト以下と定めている。したがって、1
つのカルーセルによって受信したコンテンツは、抽出部
分用バッファに記録可能であることが保証される。
【0199】ステップS122において、フルバッファ
A、Bの双方とも空いている場合には、フルバッファA
に記録する。この処理を、1つのカルーセルによるコン
テンツ(カルーセル単位コンテンツ)の内容を全て記録
するまで行う(ステップS123)。
【0200】この実施形態では1つのバッファには、1
つのカルーセル単位コンテンツのみを記録するようにし
ている。
【0201】また、この実施形態では、ポータルコンテ
ンツ以外の通常コンテンツにおいては、参照やリンクに
よるデータ間の関連づけは1つのカルーセル単位コンテ
ンツ内で行うようにし、カルーセル単位コンテンツ間で
は行わないようにしている。
【0202】次に、CPU44は、現在オープンされて
いるファイルのファイル名を取得する(ステップS12
4)。これにより、CPU44は、何れのディレクト
リ、つまり何れのコンテンツが現在使用中であるかを知
ることができる。続いて、CPU44は、先ほどステッ
プS122においてフルバッファに記録した更新コンテ
ンツに対応する元コンテンツが、現在使用中であるかど
うかを判断する(ステップS125)。使用中でなけれ
ば、先ほどステップS122においてフルバッファに記
録したコンテンツを、置き換えを行う処理対象コンテン
ツとする(ステップS126)。
【0203】なお、記録したコンテンツが、ポータル非
抽出部分コンテンツである場合には、CPU44は、当
該ポータル非抽出部分コンテンツに対応する元コンテン
ツが使用されている場合だけでなく、ポータル抽出部分
コンテンツに対応する元コンテンツが使用されている場
合にも、使用されているものと判断する。
【0204】ステップS125においてフルバッファ中
の更新コンテンツに対応する元コンテンツが使用中であ
ると判断すると、CPU44は、他方のフルバッファ
に、未処理コンテンツが記録されているか否かを判断す
る(ステップS127)。他方のフルバッファに未処理
コンテンツが記録されていれば、CPU44は、この未
処理コンテンツを処理対象コンテンツとする(ステップ
S128)。
【0205】この実施形態では、同時に2以上のカルー
セル単位コンテンツは使用しないよいうにしている。し
たがって、一方のフルバッファの更新コンテンツに対応
する元コンテンツが使用中であれば、当然他方の更新コ
ンテンツに対応する元コンテンツは使用中でないと判断
できる。
【0206】なお、ステップS127において、他方の
フルバッファにコンテンツが記録されていないと判断し
た場合には、CPU44は、一方のフルバッファに記録
されたコンテンツの更新方法が、「強制」であるか否か
を判断する(ステップS129)。「強制」であれば、
CPU44は、現在使用中のファイルをクローズして
(ステップS130)、一方のフルバッファに記録され
たコンテンツを処理対象コンテンツとする(ステップS
126)。「強制」でなければ、初期画面・通常コンテ
ンツ処理を終了し、図18のステップS101に戻る。
【0207】以上のようにして処理対象コンテンツが決
まると、CPU44は、処理対象コンテンツがポータル
非抽出部分コンテンツであるか否かを判断する(ステッ
プS131)。これは、図10、12、14に示すDI
Iのコンテンツの種類によって判断することができる。
【0208】ポータル非抽出部分コンテンツでなけれ
ば、CPU44は、コンテンツの置き換え処理を行う
(ステップS132)。すなわち、バッファに記録した
コンテンツのディレクトリをリネームし、元のコンテン
ツに上書きするようにして置き換えを行う。置き換え処
理を終えると、通常コンテンツ処理を終了し、図18の
ステップS101に戻る。
【0209】ステップS131において、処理対象コン
テンツがポータル非抽出部分コンテンツであれば、CP
U44は、バッファxに、未処理の抽出部分コンテンツ
が記録されているか否かを判断する(ステップS13
3)。すなわち、ポータル非抽出部分コンテンツに対応
するポータル抽出部分コンテンツがバッファxに既に記
録されているか否かを判断する。
【0210】ポータル抽出部分コンテンツがバッファx
に記録されていれば、CPU44は、置き換え処理を実
行する(ステップS134)。ただし、ここでは、ポー
タル抽出部分コンテンツおよびポータル非抽出部分コン
テンツの双方について、元コンテンツを更新コンテンツ
に置き換える。両コンテンツがそろって初めて、完全な
ポータルコンテンツを形成できるからである。
【0211】次に、CPU44は、ハードディスク46
に記録したポータル抽出部分コンテンツを、NV−RA
M39に複製して記録する。
【0212】このようにして、ポータル抽出部分コンテ
ンツ、ポータル非抽出部分コンテンツを更新することが
できる。
【0213】次に、図19のステップS110におい
て、CPU44が、受信したコンテンツがポータル抽出
部分コンテンツであると判断した場合に行うポータル抽
出部分コンテンツ処理(ステップS112)について説
明する。
【0214】ポータル抽出部分コンテンツ処理のフロー
チャートを図22に示す。CPU44は、ステップS1
51〜S153において、ハードディスク46のバッフ
ァxにポータル抽出部分の更新コンテンツを記録する。
【0215】次に、CPU44は、現在オープンされて
いるファイルのファイル名を取得し、現在使用されてい
るコンテンツを判断する(ステップS154)。続い
て、CPU44は、ポータル抽出部分の更新コンテンツ
に対応する元コンテンツ、あるいは、ポータル非抽出部
分の元コンテンツが使用中であるかどうかを判断する
(ステップS155)。ポータル抽出部分の更新コンテ
ンツに対応する元コンテンツの使用だけでなく、ポータ
ル非抽出部分の元コンテンツの使用も考慮したのは、ポ
ータル抽出部分コンテンツとポータル非抽出分コンテン
ツは、リンクや参照によって関係づけられているからで
ある。
【0216】したがって、何れか一方でも使用中であれ
ば、CPU44は、置き換え処理を行わず、ポータル抽
出部分コンテンツ処理を終了し、図18のステップS1
01に戻る。
【0217】双方とも使用されていなければ、CPU4
4は、ポータル非抽出部分コンテンツの更新コンテンツ
がフルバッファに記録されているか否かを判断する(ス
テップS156)。記録されていなければ、置き換え処
理を行わず、ポータル抽出部分コンテンツ処理を終了
し、図18のステップS101に戻る。
【0218】ステップS156において、ポータル非抽
出部分コンテンツの更新コンテンツがフルバッファに記
録されていれば、ステップS157において、置き換え
処理を行う。ここでは、ポータル非抽出部分コンテンツ
およびポータル抽出部分コンテンツの双方について、元
コンテンツを更新コンテンツに置き換える。
【0219】次に、CPU44は、ハードディスク46
に記録したポータル抽出部分コンテンツコンテンツを、
NV−RAM39に複製して記録する(ステップS15
8)。
【0220】(5)ユーザ属性に合わせたポータルコンテ
ンツの出力 この実施形態では、ポータル抽出部分コンテンツ、ポー
タル非抽出部分コンテンツに図10、図12に示すよう
に、当該コンテンツがどのような属性を持つユーザに合
致するかを示すユーザ情報の記述をデータDII中に設
けている。
【0221】ここには、性別や年齢、居住地、趣味など
のユーザ属性を記述することができる。たとえば、図2
6に示すように、複数のポータルコンテンツ1〜3を送
信して、受信装置に記録する。ポータルコンテンツ1、
2、3に付されたユーザ情報は、それぞれ、「共通」
「男性」「女性」であり、これを対応づけてハードディ
スク46に記録する。
【0222】当初は、「共通」の属性を持つポータル抽
出部分コンテンツ1が優先されて、NV−RAM39に
複製される。このポータルコンテンツ1は、性別を問わ
ない一般化した内容となっている。
【0223】使用者が、リモコンなどによって(「男
性」「女性」などのボタンを用意すればよい)、ポータ
ルの選択指令を与えると、CPU44は、与えられた指
令に合致したポータル抽出部分コンテンツを読み出し
て、NV−RAM39に複製する。たとえば、選択指令
として「男性」が与えられると、NV−RAM39の内
容は、ポータル抽出部分コンテンツ1からポータル抽出
部分コンテンツ2に変更される。これにより、男性向け
のポータル画面が表示される。
【0224】このようにして、使用者の属性に合致した
ポータルコンテンツを選択することが可能である。
【0225】また、受信装置の側のICカード(図示せ
ず)や、NV−RAM39に、使用者の属性を予め記録
しておけば、最初から使用者の属性に合致したポータル
コンテンツを出力することが可能である。
【0226】(6)スケジュールを用いた受信記録 上記実施形態では、番組を蓄積するごとに、番組名をN
V−RAM39等に記録しておき、新たに受信した番組
名と対比することにより、既に受信した番組であるか否
かを判断するようにしている。そして、既に受信済の番
組である場合には、ハードディスク46を待機状態にし
て、電力使用を抑えている。
【0227】しかし、送信装置から送られてくるイベン
ト情報テーブル(EIT)を用いて、予め番組送信のス
ケジュールを知り、必要な番組が送られてくる場合にの
みハードディスク46を定常状態にするようにしてもよ
い。図31に、イベント情報テーブル(EIT)に記述
された番組送信のスケジュール例を示す。個々の番組
は、サービスID、シリーズID、エピソードID(エ
ピソードNo.)によって特定される。
【0228】サービスIDは、地上波放送のチャネルに
相当する概念である。16ビットのフィールドである。
シリーズIDは、シリーズ番組(ドラマなど)を識別す
るために用いられる識別子である。エピソードナンバー
(話数)は、この記述子が示す番組のシリーズ内の話数
を示す。12ビットのフィールドである。第1回から4
095回目で記載できる。話数がこれを越える場合は、
シリーズを別に定義する。連続番組の場合で番組回数が
定義できない場合は、[0x000]とする。また、データE
ITには、各番組の送信開始時間と継続時間が記述され
ている。
【0229】CPU44は、番組の記録を完了した際
に、このサービスID、シリーズID、エピソードID
をNV−RAM39などに記録しておく。CPU44
は、イベント情報テーブル(EIT)を定期的に(ある
いは変更されるたびに)受信するよう制御し、イベント
情報テーブル(EIT)に記述された放送予定の各番組
について、既に蓄積済であるか否かを判断する。蓄積し
ていない番組を見いだせば、その送信開始時間に基づい
て、当該時間に当該番組を受信するようにVN−RAM
39等に記録する。すなわち、受信記録の予約を行う。
【0230】CPU44は、予約された時間の所定時間
前(たとえば、数十秒前)に、ハードディスク46を定
常状態にし、当該番組の受信と蓄積を行う。予約時間が
終了すると、CPU44は、ハードディスク46を待機
状態にする。
【0231】(7)その他の実施形態 ポータル抽出部分コンテンツを、工場出荷前や販売前、
すなわち使用者に渡す前に、NV−RAM39に記録
し、ポータル非抽出部分コンテンツをハードディスク4
6に記録しておいてもよい。このようにすれば、使用者
は、購入後最初に電源を入れた場合であっても、直ち
に、ポータルコンテンツを使用することができる。な
お、ポータル抽出部分コンテンツを、NV−RAM39
に記録するだけでもよい。
【0232】また、図27に示すように、不揮発性の第
3の記録手段13を設け、これにポータル抽出部分コン
テンツを工場出荷前に記録し、ポータル非抽出部分コン
テンツをハードディスク46に記録しておく。何らかの
原因で、第2の記録手段25及び第1の記録手段23に
記録しているポータル抽出部分コンテンツが失われれた
場合には、使用者はリモコン装置等によって、初期化指
令を与える。初期化指令を受けると、第3の記録制御手
段15は、第3の記録手段13に記録されているポータ
ル抽出部分コンテンツを読み出して、第2の記録手段2
5に複製する。これにより、ポータルコンテンツを利用
することが可能となる。また、同時にポータル非抽出部
分コンテンツも失われてしまった場合であっても、ポー
タル抽出部分コンテンツさえあれば、他コンテンツへの
リンクというポータルコンテンツとしての機能を果たす
ことができる。
【0233】なお、この第3の記録手段としては、不揮
発性の記録装置が好ましく、マスクROM40やNV−
ROMを用いることができる。
【0234】また、図16に示すような1組のコンテン
ツによる番組を受信して記録する際に、ポータルコンテ
ンツからリンクされた全てのコンテンツを受信し、記録
した後に、ポータル抽出部分コンテンツをNV−RAM
39に複製するようにしてもよい。また、ポータル抽出
部分コンテンツはNV−RAM39に記録しても、その
実質的利用ができないようにロックしておいてもよい。
全てのコンテンツが記録できた後に、ロックを解除し、
記録していたポータル抽出部分を利用可能にしてもよ
い。このようにすれば、ポータルコンテンツが表示され
ているにもかかわらず、リンク先のコンテンツが利用で
きないという事態を避けることができる。
【0235】また、送信側から、1組のコンテンツを送
る場合に、図28に示すようにポータルコンテンツを最
後のカルーセルとして送るようにすれば、受信装置の側
にて上記のような事態を避けるための制御を行わなくと
もよくなる。
【0236】反対に、図16に示すように、最初にポー
タルコンテンツを送信することにより、受信装置側で
は、いち早くポータルコンテンツの利用が可能となると
いう効果がある。
【0237】また、図16の例では、各回とも同じよう
にコンテンツを送信している。しかし、図29に示すよ
うに、ポータルコンテンツだけを送る回を設けてもよ
い。このようにすることにより、ポータルコンテンツの
送信頻度を他のコンテンツよりも高くすることができ
る。すなわち、受信側において、より確実にポータルコ
ンテンツを受信記録することができる。
【0238】なお、送信側から予め、ポータルコンテン
ツ送信のスケジュール(予定時間や日など)を送信して
おき、受信装置側ではこれに従って、ポータルコンテン
ツを受信するようにしてもよい。これにより、ポータル
コンテンツを受信できる確率を高くすることができる。
【0239】また、このポータルコンテンツ送信のスケ
ジュールは、各使用者における受信装置の使用状況を電
話回線等を通じて収集して統計的に処理し、確実に受信
されやすい時間帯を選ぶようにしてもよい。
【0240】ところで、送信されてきた1組のコンテン
ツのうち、記録できなかったものまたは未記録のものが
あった場合、ポータルコンテンツにおける当該コンテン
ツへのリンク表示の形態を変えるようにしてもよい。た
とえば、「お好み」のコンテンツが記録できなかった場
合、図30に示すように、「お好み」のリンク表示をリ
ゾルブ表示とし、リンク機能が作用しないようにしても
よい。また、「お好み」のリンクを全く表示しないよう
にしてもよい。
【0241】上記実施形態では、ハードディスク46に
ポータル抽出部分コンテンツを記録した後、NV−RA
M39に複製するようにしている。しかし、受信したポ
ータル抽出コンテンツを、ハードディスク46とNV−
RAM39の双方に並行して記録するようにしてもよ
い。この場合においても、ポータルコンテンツが使用中
である場合には、その使用終了まで、ポータル抽出部分
コンテンツ、ポータル非抽出部分コンテンツの置き換え
を待つようにしてもよい。
【0242】上記実施形態では、NV−RAM39とハ
ードディスク46との双方にポータル抽出部分コンテン
ツを記録している。しかし、ポータル抽出部分コンテン
ツを、NV−RAM39に記録し、ハードディスク46
には記録しないようにしてもよい。この場合、受信時
に、NV−RAM39だけに記録し、ハードディスク4
6に記録しないようにすればよい。また、一旦ハードデ
ィスク46に記録した後、NV−RAM39に移動させ
ることにより、ハードディスクから削除するようにして
もよい。この場合においても、ポータルコンテンツが使
用中である場合には、その使用終了まで、ポータル抽出
部分コンテンツ、ポータル非抽出部分コンテンツの置き
換えを待つようにしてもよい。
【0243】なお、上記実施形態では、受信装置4に第
1の記録手段23、第2の記録手段25が格納されてい
る。しかし、何れか一方または双方を、受信装置4と
は、別体として設けてもよいまた、上記実施形態では、
ブラウザプログラムが受信装置4に格納されており、受
信装置が閲覧制御部を有している。しかし、TVセット
の側に、CPUともにブラウザプログラムを格納して閲
覧制御部を設けてもよい。
【0244】上記実施形態では、参照画面や参照コンテ
ンツを除くことによってポータル抽出部分コンテンツを
構成した。しかし、一部のリンク表示を除いたり、画像
の質を落としたりすることにより容量を減らしてポータ
ル抽出部分コンテンツを構成してもよい。
【0245】上記実施形態では、イベント期間ごとに、
既に蓄積済のコンテンツが送信されてきているか否かを
判断して、ハードディスク46を待機状態にするように
制御している。これは、各カルーセルごとに待機状態の
制御を行うと、カルーセル期間が短すぎて、ハードディ
スクの待機状態と定常状態との切替が間に合わなくなる
おそれがあるからである。もちろん、切替時間が間に合
うようであれば、このようにしてもよい。
【0246】なお、上記実施形態では、緊急コンテンツ
をOSD38に与えて表示を行うようにしている。しか
し、一旦、NV−RAM39に記録した後、表示(使
用)させるようにしてもよい。
【0247】上記実施形態では、衛星放送について適用
した場合について説明したが、ケーブルテレビとの有線
放送、インターネットによる放送や、一対一の送信等の
場合にも適用することができる。
【0248】また、上記実施形態では、ポータルコンテ
ンツ以外では、参照やリンクによるデータ間の関連づけ
は1つのコンテンツ内で行うようにし、コンテンツ間で
は行わないようにしている。ただし、ポータル抽出部分
コンテンツとポータル非抽出部分コンテンツとの間で
は、参照を含む関連づけが行われる。また、ポータル抽
出部分コンテンツとポータル非抽出部分コンテンツとの
間、ポータル抽出部分コンテンツと通常コンテンツとの
間、ポータル抽出部分コンテンツおよびポータル非抽出
部分コンテンツの双方と通常コンテンツとの間では、リ
ンク付けが行われる。また、通常コンテンツ間で参照を
禁止し、リンク付けを許容してもよい。
【0249】上記実施形態では、コンテンツの最大容量
より大きいバッファを2つと、最初に用いられるコンテ
ンツ(簡略初期画面コンテンツなど)の最大容量より大
きいバッファを1つ設けている。しかし、コンテンツの
最大容量2つと、導入コンテンツの最大容量の和以上の
バッファを1つ設けるようにしてもよい。
【0250】また、コンテンツの最大容量より大きいバ
ッファを2つ設けるようにしてもよい。一方のバッファ
に記録されたコンテンツが使用中であって更新できない
場合にも、他方のバッファに他のコンテンツを蓄積して
更新を行うことができる。この場合も、コンテンツの最
大容量2つ分より大きいバッファを1つ設けるようにし
てもよい。
【0251】なお、下記の第2の実施形態の「その他の
実施形態」その他の項目において述べる変形例も、第1
の実施形態に適用することができる。特に、第2の実施
形態におけるポータルコンテンツは、第1の実施形態に
おけるポータル抽出部分コンテンツに対応するもので
り、両者共に導入コンテンツであるという共通性を有し
ている。したがって、第2の実施形態のポータルコンテ
ンツに適用できることは、第1の実施形態のポータル抽
出部分コンテンツにも適用できる。
【0252】2.第2の実施形態 (1)概要 第1の実施形態においては、初期コンテンツであるポー
タルコンテンツを、抽出部分コンテンツと、非抽出部分
コンテンツに分けて扱っている。第2の実施形態では、
ポータルコンテンツを分けることなく、他のコンテンツ
と同様、ポータルコンテンツ全体で、1つのカルーセル
にて送信するようにしている。したがって、この実施形
態では、図32に示すように、ポータルコンテンツ全体
が、NV−RAM39に記録される。
【0253】図1に示す全体システムの構成、図2に示
す送信装置の構成、図3に示す受信装置のブロック図、
図4のポータル画面、図7の受信装置のハードウエア構
成などは、第1の実施形態と同等である。
【0254】(2)データ送信の概要 図33は、第2の実施形態によるデータ送信手順と受信
装置に内臓されたハードディスクの動作状態との時系列
な関係の一例を、模式的に示す図である。特に衛星ディ
ジタル放送のような無線系の場合には、気象条件その他
の外的要因により放送の受信が1度で100%確実では
ないため、図33に示す例では、複数のイベント期間が
組として、1日(24時間)の内に放送局から通信衛星
を介して複数回送信されるようになっている。図33の
例では、イベント期間1、イベント期間2、イベント期
間3など複数のイベントが1組の単位(以下、放送単
位)として1日に3回繰り返して送信される。また、各
イベント期間に対応して、ポータル画面を出力させるた
めのデータであるポータルコンテンツ、使用者に提供さ
れるコンテンツがカルーセル伝送方式によってトランス
ポートストリームの連続するパケット列として送信され
る。また更にそれぞれのイベント期間に、ポータルコン
テンツまたはコンテンツを含む複数のデータカルーセル
が送信されるようになっている。このように送信される
ポータルコンテンツ及びコンテンツを受信装置に受信
後、受信装置に内臓されるハードディスクに記録するこ
とによって、使用者は自己の欲する時に記録された番組
の視聴、記録されたポータルコンテンツ、コンテンツを
出力することが可能となる。ここで、データカルーセル
は、1または複数のコンテンツを含むものである。ここ
で、図33の1回目の放送単位において、K1、K2は
イベント期間1の間に送信されるデータカルーセルであ
って、それぞれ1番目に送信されるデータカルーセル、
2番目に送信されるデータカルーセルである。同様に、
K3、K4はイベント期間2の送信中に送信されるデー
タカルーセルであって、それぞれ1番目に送信されるデ
ータカルーセル、2番目に送信されるデータカルーセル
である。以下同様に、イベント期間3以降のイベント期
間中においても、複数のデータカルーセルが順次送信さ
れる。また、データカルーセルK1は1または複数のポ
ータルコンテンツP1で構成され、放送単位それぞれに
おいて最初のデータカルーセルとして送信される。デー
タカルーセルK1では、一例としてポータルコンテンツ
P1が2周期分送信される。1周期目の送信時に受信装
置側で受信エラーが発生したとしても2周期目の送信時
に受信できる機会を設けることによって、ポータルコン
テンツの確実な受信が可能となる。1回目の放送単位中
のデータカルーセルK2以降のデータカルーセルは1ま
たは複数のコンテンツで構成される。データカルーセル
K1と同様にコンテンツも一例として2周期分繰り返し
送信される。例えば、データカルーセルK2では、コン
テンツC1が2周期分繰り返し送信される。次に、2回
目の放送単位、3回目の放送単位として、1回目の放送
単位が繰り返し同様の送信手順によって送信される。2
回目の放送単位、3回目の放送単位の最初のデータカル
ーセルとしてポータルコンテンツP1が再送信される。
このようなデータ送信手順によって、1回目の放送単位
の受信時に受信エラーが発生した場合であっても、2回
目以降の再送信時に再受信できる機会が設けられてお
り、確実な受信が可能となる。このように送信されるポ
ータルコンテンツやコンテンツは、受信装置に内臓され
るハードディスクに後述する記録手順で順次記録され
る。本実施の形態の受信装置においては、イベント期間
ごとにハードディスクの動作状態が制御され、対応する
全てのポータルコンテンツ、またはコンテンツのハード
ディスクへの記録が完了した番組が再送信される場合は
ハードディスクが動作状態から停止状態に移行する。こ
れにより、受信装置の無駄な電力消費を回避できる。例
えば、図2において、1回目の放送単位の送信中は全て
の番組に対応するポータルコンテンツやコンテンツを受
信して記録する必要があるので、ハードディスクは常に
稼動状態である。このとき、データカルーセルK3の受
信エラーが発生した場合、イベント期間2のデータカル
ーセルK3が受信エラーによって未受信である旨が記録
される。2回目の放送単位の送信時におけるイベント期
間1は、1回目の放送単位の送信時に対応する全てのポ
ータルコンテンツ、コンテンツが既にハードディスクに
記録されているのでハードディスクは停止状態となる。
続いて、イベント期間2の間は、1回目の放送単位の送
信時に未受信であったのでハードディスクは稼動状態と
なる。イベント期間3以降は、1回目の放送単位の送信
時に全てのポータルコンテンツ、コンテンツがハードデ
ィスクに記録されているのでハードディスクは再び停止
状態となる。これにより、受信装置の無駄な電力消費を
回避できる。
【0255】(3)受信装置の構成 本実施形態においても、受信装置4の機能ブロック図
は、図3と同様に表すことができる。図34に、CPU
44の果たす機能を、ハードディスク動作制御部21
4、カルーセル蓄積部212、カルーセル蓄積制御部2
15、ポータル管理部216、ファイル読出部219と
して捉えた場合のブロック図を示す。
【0256】受信装置4は、チューナ部211、カルー
セル蓄積部212、ハードディスク46、ハードディス
ク動作制御部214、蓄積制御部215、ポータル管理
部216、NV−RAM39、インターフェース部21
8、ファイル読出部219、表示制御部220、音声出
力制御部224を備えている。チューナ部211は、通
信衛星から送信されてくる電波からアンテナ221を介
して受信信号を得て、蓄積制御部215の指示に応じた
周波数のポータルコンテンツ、コンテンツを含む受信信
号を抽出し、カルーセル蓄積部212に供給する。カル
ーセル蓄積部212は、チューナ部211から供給され
る受信信号をキャッシュ領域に一時蓄積し、蓄積された
受信信号から蓄積制御部215からの指示に応じたデー
タを抽出する。また、カルーセル蓄積部212は、蓄積
された受信信号に従ってポータルコンテンツやコンテン
ツを所定の複数階層のディレクトリ構造を有するファイ
ルとしてハードディスク46へ記録させる。ハードディ
スク46は、受信装置4に内臓され、ハードディスク動
作制御部214によって、ハードディスク46の駆動モ
ータの稼動、停止状態が制御される。ハードディスク4
6には、受信されたポータルコンテンツ、コンテンツそ
れぞれがファイル単位で記録される。蓄積制御部215
は、CPU、ROM、RAM、タイマからなり、受信装
置4の各回路の動作を制御している。ポータル管理部2
16は、ハードディスク46に記録されたポータルコン
テンツをNV−RAM39に記録する。具体的には、カ
ルーセル蓄積部212によってハードディスク46に記
録されたポータルコンテンツをNV−RAM39にコピ
ーする。NV−RAM39は不揮発性の高速応答半導体
メモリで構成され、ポータルコンテンツが記憶される。
インターフェース部218は、ユーザの操作指示を入力
するリモートコントロールユニット222(以下、リモ
コン222)から送信される赤外線などの無線信号を受
信し、その無線信号に応じた操作信号を蓄積制御部21
5に供給する。蓄積制御部215は、供給された操作信
号に応じて受信装置4の各回路を制御してユーザから入
力された操作指示に応じた動作を実行させる。ファイル
読出部219は、蓄積制御部215の指示の下でハード
ディスク46、NV−RAM39からポータルコンテン
ツやコンテンツを読出し、コンテンツデータとして表示
制御部220、音声出力制御部224に供給する。この
際、ポータルコンテンツに対する参照指示があった場合
には、まずNV−RAM39を先に参照し、この内容を
供給しようとし、仮にNV−RAM39上のポータルコ
ンテンツが壊れている場合には、改めてハードディスク
46上の該当するポータルコンテンツをファイルとして
読み出すことを試みる。表示制御部220は、ファイル
読出部219から供給されるコンテンツデータに対して
変調処理を施して映像信号を出力部223に供給し、そ
の映像信号に応じた画像を出力部223の画面DPに表
示させる。音声出力制御部224は、ファイル読出部2
19から供給されるコンテンツデータに基づいて音声信
号を出力部223に供給し、その音声信号に応じた音声
を出力部223のスピーカSPから出力させる。本実施
の形態の受信装置4では、通常、NV−RAM39に記
録されたポータルコンテンツにしたがって、ポータル画
面が画面DPに表示されたり音声がスピーカSPから出
力される。図34に示すように本実施の形態では、ハー
ドディスク46には2つのポータルコンテンツPA、P
Bと、コンテンツMAが記録されており、NV−RAM
39にはこれらのうちのポータルコンテンツPAが記録
されている。すなわちデータカルーセル中のポータルコ
ンテンツとして同時に複数のポータルコンテンツが受信
されてハードディスク46に記録され、このうち、デフ
ォルト設定された初期画面用のポータルコンテンツPA
のみがNV−RAM39に記録されている。なお、複数
のポータルコンテンツをNV−RAM39に記録しても
よい。図34の場合、NV−RAM39のポータルコン
テンツPAに基づいてポータル画面が画面DPに表示さ
れる。また、表示されたポータル画面から、コンテンツ
MAに対応するアイコンがユーザによって選択された場
合、コンテンツMAがハードディスク46から読み出さ
れて出力される。詳細には、ポータル画面を機能させる
BMLブラウザによるコンテンツMAのリソースデータ
の読み出し要求に応じて、蓄積制御部215からファイ
ル読出部219へハードディスク46のコンテンツMA
を読み出す指示が実行される。その後、コンテンツMA
中のリソースデータがファイル読出部219によって読
み出され、表示制御部220、音声出力制御部224を
介して出力部の画面DPやスピーカSPにコンテンツM
Aに基づく画面や音声が出力される。不揮発性であり、
ハードディスク46よりも高速応答が可能なランダムア
クセス半導体メモリであるNV−RAM39にポータル
コンテンツを記録することによって、ハードディスク4
6からポータルコンテンツを読み出してポータル画面を
読み出すよりも高速にポータル画面を出力させることが
可能になる。とりわけ、受信装置4の電源が入れられて
ポータル画面が初期画面として画面DPに表示させた
り、音声を出力させる場合に顕著に効果が現れる。電源
オン時はハードディスク46の駆動モータが安定するま
でポータルコンテンツを読み出せないが、NV−RAM
39からは迅速にポータルコンテンツを読み出すことが
可能になる。また、受信機の電源がオン状態の時におい
てもハードディスク46の駆動モータが停止している場
合(例えば、図2で1回目の放送単位が正しく受信でき
て2回目以降の放送単位受信時でハードディスク46の
駆動モータが停止状態の場合)にも、リモコン222を
用いてポータル画面を表示させる操作指示が受信装置4
へユーザによって入力されるとNV−RAM217から
は高速にポータルコンテンツを読み出すことが可能にな
る。これにより、ユーザに対して迅速にポータル画面を
提供でき、ユーザに焦燥感を抱かすことがなくなる。ま
た、受信されるデータの少なくとも一部であるポータル
コンテンツのみがNV−RAM39に記録されるように
し、NV−RAM39のメモリ容量をハードディスク4
6のメモリ容量よりも小さく抑えておくことが望まし
い。大容量のメモリ中からデータをシークするよりも、
比較的小容量のメモリ中からデータをシークする方がシ
ーク時間においてもデータの読出し時間が短縮されるか
らである。また、ハードディスク46にポータルコンテ
ンツが完全に記録された後でNV−RAM39にポータ
ルコンテンツがコピーされるので、NV−RAM39の
ポータルコンテンツが削除されても、あるいは何らかの
障害によりNV−RAM39とハードディスク46の内
容の同一性が失われた場合でも、ハードディスク46に
記録されたポータルコンテンツを用いてNV−RAM3
9上のポータルコンテンツの復旧作業が容易にできる。
【0257】(4)ポータルコンテンツのデータ構造 続いて、データカルーセルによって受信されるポータル
コンテンツのデータ構造について説明する。図35は、
ポータルコンテンツのデータ構造を示す図である。ここ
では、一例として、図34のポータルコンテンツPAの
データ構造について説明する。ポータルコンテンツPA
は、データカルーセルKRとリソースデータRRから構
成される。後述する受信手順によってポータルコンテン
ツPAが受信装置4によって受信される場合、データカ
ルーセルKRがカルーセル蓄積部212に先に蓄積さ
れ、続いて蓄積制御部215の指示に応じてリソースデ
ータRRのデータが蓄積される。データカルーセルKR
には、ポータルコンテンツPAを識別するための識別情
報KRa、ハードディスク46に記録されるときのディ
レクトリ構造を指示するディレクトリ情報KRbが含ま
れている。識別情報KRaには、ポータルコンテンツP
Aのバージョンを示す更新情報KR1、ポータルコンテ
ンツであるか否かを識別するための識別子KR2、ユー
ザに緊急に伝える情報であるか否かを1ビットのフラグ
によって示す緊急識別子KR3、ユーザ層を識別するユ
ーザ情報KR4が含まれている。図35の例では、更新
情報KR1が「1.23」、識別子KR2が「ポータ
ル」、緊急識別子KR3が「0」、ユーザ情報KR4が
「共通」となっている。ここで、緊急識別子KR3が
「1」である場合、ポータルコンテンツには、地震、津
波情報など緊急にユーザに伝えるべき情報が含まれてお
り、仮に利用者がポータル画面を参照している場合であ
っても、強制的にNV−RAM397に書き込まれて画
面DPに強制的に表示される。また、ユーザ情報KR4
はユーザ層を識別するための情報であり、「お父さん」
「お母さん」「若年層」など年齢層や性別、好みの歌手
などその他ユーザの様々な好みに応じたユーザ情報KR
4が設定される。また、世代間に共通する「共通」とい
うユーザ情報も定義されている。このユーザ情報KR4
が「共通」であるポータルコンテンツは、特にデフォル
ト設定されている。すなわち、ハードディスク46に記
録された後、他のポータルコンテンツに優先してNV−
RAM39にコピーされる。ディレクトリ情報KRbに
は、各ディレクトリを識別する識別番号(ID)、ディ
レクトリの名称、従属先のディレクトリ、各ディレクト
リに記録されるデータのタイプを示すデータが含まれて
いる。図35において、識別番号0のディレクトリ情報
KR5は、ディレクトリ名称「A」、従属先のディレク
トリ「−(Null)」及びタイプ「−(Null)」
となっており、最上位のディレクトリつまりファイル名
が「A」であることが示されている。また、識別番号1
のディレクトリ情報KR6は、ディレクトリ名称
「B」、従属先のディレクトリ「A」及びタイプ「BM
L(Broadcasting Markup Lan
guage)」となっている。一方、リソースデータR
Rには、ポータル画面の見出しであるアイコンやその他
の画像データ、音声データ及びポータル画面を画面上で
機能させるためのプログラムが含まれている。リソース
データRRには、ディレクトリ情報KRbの識別番号に
対応してリソースデータの名称、図示はしないがリソー
スデータが含まれている。図35では、識別番号「0」
のリソースデータRR1の名称「C」、識別番号「1」
のリソースデータRR2の名称「D」となっている。リ
ソースデータRR1はディレクトリ「A」に、リソース
データRR2はディレクトリ「B」の下位層にBMLデ
ータが記録されることが示されている。BMLデータは
コンテンツのリンク先などが定義されている。このよう
にポータルコンテンツには画面上でポータル画面として
機能するためのデータやプログラムが含まれているの
で、NV−RAM17に記録されるポータルコンテンツ
によってポータル画面として画面上で機能させることが
できる。例えば、ポータル画面上に「ニュース」や「天
気予報」のようなコンテンツを掲示することも可能とな
る。
【0258】(5)データ受信手順 図36は、受信装置4が受信したデータを記録する処理
プログラムの流れを示すフローチャートである。番組の
送信開始時において、開始された番組に対応する全ての
ポータルコンテンツおよびコンテンツが既にハードディ
スク46に記録されているか否かが蓄積制御部215に
よって判定される(ステップS1)。具体的には、蓄積
制御部215のRAM(図示せず)に番組ごとに記録さ
れ、ハードディスク46への記録が完了したか否かを示
すデータ(例えば、1ビットのフラグ)が参照される。
番組に対応する全てのポータルコンテンツおよびコンテ
ンツのハードディスク46への記録が完了している場合
(ステップS1;Yes)、蓄積制御部215からの指
示に応じてハードディスク動作制御部214によってハ
ードディスク46の駆動モータが停止され(ステップS
2)、ステップ1に移行して、次の番組の送信が開始さ
れるまで停止状態が継続される。番組に対応するいずれ
かのポータルコンテンツおよびコンテンツのハードディ
スク46への記録が完了していない場合(ステップS
1;No)、蓄積制御部215からの受信要求に応じて
チューナ211を介してデータカルーセルの受信が開始
される(ステップS3)。まず、カルーセル蓄積部21
2のキャッシュメモリにデータカルーセルKRが蓄積さ
れる(ステップS4)。続いて、データカルーセルKR
中の識別子KR2がポータルコンテンツであることを示
す識別子「ポータル」であるか否かが判定される(ステ
ップS5)。識別子KR2がポータルコンテンツである
ことを示す識別子である場合(ステップS5;Ye
s)、続いて、リソースデータRRがカルーセル蓄積部
212のキャッシュメモリに蓄積され(ステップS
6)、後述するポータルコンテンツ記録処理が実行され
る(ステップS7)。データカルーセルKRの識別子K
R2が「ポータル」でなければ(ステップS5;N
o)、コンテンツをハードディスク46に記録するコン
テンツ記録処理が実行される(ステップS8)。ステッ
プS8のコンテンツ記録処理では、カルーセル蓄積部2
12に蓄積されたコンテンツがディレクトリ情報KRb
にしたがってハードディスク46に記録される。コンテ
ンツのハードディスク46への記録が完全に完了した場
合、カルーセル蓄積部212から書込完了の通知が蓄積
制御部215へ実行され、蓄積制御部215のRAM
に、ステップS3で蓄積が開始されたコンテンツの書込
が完了したことが記録される。また、エラー発生のため
にコンテンツのハードディスク46への記録が完全に完
了しなかった場合、カルーセル蓄積部212から書込エ
ラー発生の通知が蓄積制御部215へ実行され、蓄積制
御部215のRAMに、ステップS3で蓄積が開始され
たコンテンツの書込が未完了であることが記録される。
次に、前述のステップS1で送信が開始されたイベント
期間が終了したか否かが判定される(ステップS9)。
イベント期間が終了していなければ(ステップS9;N
o)、再びステップS3に戻り、次のデータカルーセル
の受信が開始されてステップS3からステップS9まで
の処理が繰り返される。ステップS1で送信が開始され
たイベント期間が終了したと判定された場合(ステップ
S9;Yes)、ステップS1に戻り、次のイベント期
間が開始された時からステップS1からステップS9ま
での処理が繰り返される。続いて、ステップS7のポー
タルコンテンツ記録処理について説明する。図37は、
ポータルコンテンツ記録処理についての処理の流れを示
すフローチャートである。まず、図37のステップS4
でカルーセル蓄積部212によって蓄積されたデータカ
ルーセルKR中の更新情報KR1のバージョンが参照さ
れて、ステップS3で蓄積が開始されたポータルコンテ
ンツが既にハードディスク46中に記録されているか否
かが判定される(ステップS11)。詳細には、新たに
蓄積されたポータルコンテンツと同じファイル名を有す
るポータルコンテンツがハードディスク46に無い場
合、新たに蓄積されたポータルコンテンツはまだハード
ディスク46に記録されていないと判定される。また、
既に同じファイル名を有するポータルコンテンツがハー
ドディスク46にある場合、ハードディスク46中のポ
ータルコンテンツの更新情報KR1と新たに蓄積された
ポータルコンテンツの更新情報KR1とが比較される。
両者が異なっていれば、新たに蓄積されたポータルコン
テンツはまだハードディスク46に記録されていないと
判定される。新たに蓄積されたポータルコンテンツがハ
ードディスク46中に記録されていると判定された場合
(ステップS11;Yes)、再びステップS3に戻
り、次のデータカルーセルの受信が開始されてステップ
S3からステップS9までの処理が繰り返される。新た
に蓄積されたポータルコンテンツが既にハードディスク
46中に記録されていないと判定された場合(ステップ
S11;No)、蓄積されたポータルコンテンツのハー
ドディスク46への書込みがカルーセル蓄積部212に
よって開始される(ステップS12)。具体的には、デ
ータカルーセルKR中のディレクトリ情報KRbにした
がって、ポータルコンテンツが、暫定的に特異なファイ
ル名でハードディスク46中に既に存在するポータルコ
ンテンツの記憶領域とは別の記憶領域に書込みされる。
書込みが開始された後、書込みエラーが発生したか否か
が判定される(ステップS13)。書込エラーが発生し
た場合(ステップS13;Yes)、カルーセル蓄積部
212から書込エラー発生の通知が蓄積制御部215へ
実行され、ステップS3で蓄積が開始されたコンテンツ
の書込が未完了であることが蓄積制御部215に記録さ
れる。その後、ハードディスク46中の書込が途中まで
完了しているデータが削除される(ステップS14)。
再びステップS3に戻り、次のデータカルーセルの受信
が開始されてステップS3からステップS9までの処理
が繰り返される。書込エラーが発生しなかった場合(ス
テップS13;No)、ポータルコンテンツの書込みが
完了したとみなされて、ステップS11の時点で既にハ
ードディスク46に記録されていたポータルコンテンツ
が削除される(ステップS15)。新たにハードディス
ク46に記録されたポータルコンテンツの暫定的なファ
イル名が、削除されたポータルコンテンツのファイル名
に変更される。新たに蓄積されたポータルコンテンツの
書込が完了した時点で更新前のポータルコンテンツが削
除されるので、安全でかつ確実にデータ更新が実行でき
る。ポータルコンテンツの更新が完全に完了した場合、
カルーセル蓄積部212から書込完了の通知が蓄積制御
部215へ実行され(ステップS16)、ステップS3
で蓄積されたポータルコンテンツの書込が完了されたこ
とが蓄積制御部215に記録される。続いて、ファイル
読み出し部219により、NV−RAM39のポータル
コンテンツがファイル読出部219によって参照され
て、ポータル画面が出力部223に出力されているか否
かが判定される(ステップS17)。出力中であれば
(ステップS17;Yes)、参照が終了するまでNV
−RAM39のポータルコンテンツの更新は実施されな
い。この場合、データカルーセルの受信効率を高めるた
めに非同期で次のデータカルーセルの蓄積を開始するこ
とが望ましい。ポータル画面が出力部223に出力され
ていなければ(ステップS17;No)、ステップS1
6でハードディスク46に書込完了されたポータルコン
テンツがポータル管理部216によってNV−RAM3
9にコピーされる(ステップS18)。コピー中は書込
エラーが発生したか否かが判定され(ステップS1
9)、書込エラーが発生した場合(ステップS19;Y
es)、NV−RAM39中の書込が途中まで完了して
いるデータが削除される(ステップS20)。その後、
再びステップS18に戻り、ハードディスク46に書込
完了されたポータルコンテンツのコピーが開始される。
予めNV−RAM39へのコピー処理のリトライ回数を
設定しておくことが望ましい。リトライ回数内でNV−
RAM39へのコピー処理が完了しなければ、ハードデ
ィスク46に記録されたポータルコンテンツに何らかの
エラーが含まれていると判断され、ステップS3で蓄積
されたポータルコンテンツの書込が未完了であることを
蓄積制御部215に記録し、次に送信されてくるデータ
カルーセルで再受信するようにすればよい。書込エラー
が発生しなかった場合(ステップS19;No)、ポー
タル管理部216から書込完了の通知が蓄積制御部21
5へ実行され(ステップS21)、カルーセル蓄積部2
12に蓄積されたポータルコンテンツの書込が完了され
たことが蓄積制御部215に記録される。ステップS1
6、S17で説明したように、受信されたポータルコン
テンツのハードディスク46への記録が完全に完了した
後、NV−RAM39にポータルコンテンツが記録され
るので、NV−RAM39のポータルコンテンツに欠損
が生じてもハードディスク46に記録されたポータルコ
ンテンツを用いて容易にデータの復旧が可能になる。す
なわち、ハードディスク46へポータルコンテンツの書
込みが完了した後でNV−RAM39にポータルコンテ
ンツがコピーされるので、ハードディスク46とNV−
RAM39とのバージョンの新旧の関係を確実に保つこ
とができる。そこで仮にポータルコンテンツの書込み途
中で受信装置1における何らかの障害が発生したため
に、NV−RAM39のポータルコンテンツとハードデ
ィスク46のポータルコンテンツのバージョンが異なっ
てしまい、両者の同一性が失われた場合にも、ハードデ
ィスク46の内容をNV−RAM39に転記するだけで
簡易なデータ復旧が可能となる。特に、半導体メモリで
あるNV−RAM39とハードディスク46とでは書込
み所用時間が異なるため、障害などの発生のタイミング
によっては、仮に同時に書きこみ開始をしても、一方の
み成功して片方が失敗する可能性が考えられる。また、
NV−RAM39へのポータルコンテンツの書込みのタ
イミングは、例えば、イベント期間群が切り替わるタイ
ミングでNV−RAM39のポータルコンテンツを更新
するようにしてもよい。ポータルコンテンツに続いてコ
ンテンツも順次受信されていくので、ユーザからの要求
時にポータル画面からのリンク先のコンテンツがハード
ディスク46中にまだ記録されていないという不具合を
回避することが可能になる。また、ステップS4で蓄積
されるデータカルーセルKR中の緊急識別子KR3が
「1」であることが検出された場合、強制的にNV−R
AM39に書き込まれて画面DPが出力されるように制
御すれば、ユーザが番組を視聴中であっても緊急時の情
報を迅速に提供することが可能になる。例えば、地震情
報、津波情報、緊急速報などをユーザに提供するときに
有益である。また、ユーザが好みのポータル画面を出力
しようとする場合、リモコン222を介して入力された
ユーザ情報に基づいて、蓄積制御部215が、ユーザ嗜
好のコンテンツがリンクされたポータルコンテンツをハ
ードディスク46からNV−RAM397にコピーさせ
て出力させればよい。データカルーセルKRのユーザ情
報KR4が参照されるようにすれば、ユーザ嗜好のポー
タル画面を容易に出力させることができる。また、受信
装置1の電源オン時にユーザ情報を予め入力させ、入力
されたユーザ情報に対応するポータルコンテンツに基づ
くポータル画面を優先的に出力させるようにしてもよ
い。一般的に、年齢層や性別ごとに嗜好のコンテンツが
異なっており、ユーザ層別にポータル画面を提供するこ
とによって、ユーザ層ごとに異なるコンテンツを提供す
ることができる。
【0259】(6)その他の実施形態 また、ポータルコンテンツが送信される時間帯を指示す
るスケジュール情報を予め受信しておき、その送信時間
に応じてポータルコンテンツを受信するようにしてもよ
い。
【0260】また、1つのカルーセルに、ポータルコン
テンツおよび他のコンテンツを混在させてもよいし、1
つのカルーセルとしてポータルコンテンツのみを送信し
てもよい。
【0261】ポータルコンテンツとコンテンツとがデー
タカルーセルとして送信されるようになっていたが、ポ
ータルコンテンツのみを送信するようにしてもよい。ま
た、番組に対応する全てのポータルコンテンツおよびコ
ンテンツがハードディスク46に完全に記録されている
場合(図37のステップS1)はハードディスク46が
停止するようになっていたがこの限りではない。例え
ば、送信されたポータルコンテンツごとに更新情報KR
1を必ず参照するようにすれば、送信されるポータルコ
ンテンツが1日の間に複数回更新される場合にも漏れな
く受信することができるようになる。なお、カルーセル
蓄積部212に蓄積されたポータルコンテンツおよびコ
ンテンツを記録する記録媒体としてハードディスクを例
として説明したが、磁気ディスク、光磁気ディスク、フ
レキシブルディスク、DVD、CD−R等の記録媒体及
びこれらの組み合わせを用いてもよい。さらに、本発明
のプログラムをCD−ROM、FD、DVD等の記録媒
体に格納し、汎用コンピュータに対して着脱自在な形で
提供される形態でもよい。これにより、本発明のプログ
ラムが格納されたソフトウェア商品として装置と独立し
て容易に配布、販売することができるようになる。汎用
コンピュータなどのハードウェアを用いてこのソフトウ
ェアを使用することにより、これらのハードウェアで本
発明が容易に実施できるようになる。加えて、本発明を
実現するためのプログラムやデータは、通信回線などを
介して接続された他の機器から受信してメモリに記録す
る形態であってもよい。さらには、通信回線などを介し
て接続された他の機器側のメモリに上記プログラムやデ
ータを記録し、このプログラムやデータを通信回線など
を介して使用する形態であってもよい。
【0262】上記実施形態では、ポータルコンテンツを
第2の記録手段に記録する場合について説明した。しか
し、デモ画面のように、他のコンテンツの使用に先立っ
て使用される先使用コンテンツを第2の記録手段に記録
するようにしてもよい。なお、先使用コンテンツとは、
他のコンテンツへのリンクや参照を有しているか否かを
問わず、他のコンテンツに先立って使用されるコンテン
ツをいうものである。
【0263】上記実施形態では、ハードディスク46に
ポータルコンテンツを記録した後、NV−RAM39に
複製するようにしている。しかし、受信したポータルコ
ンテンツを、ハードディスク46とNV−RAM39の
双方に並行して記録するようにしてもよい。この場合に
おいても、ポータルコンテンツが使用中である場合に
は、その使用終了まで、ポータルコンテンツの置き換え
を待つようにしてもよい。
【0264】上記実施形態では、NV−RAM39とハ
ードディスク46との双方にポータルコンテンツを記録
している。しかし、ポータルコンテンツを、NV−RA
M39に記録し、ハードディスク46には記録しないよ
うにしてもよい。この場合、受信時に、NV−RAM3
9だけに記録し、ハードディスク46に記録しないよう
にすればよい。また、一旦ハードディスク46に記録し
た後、NV−RAM39に移動させることにより、ハー
ドディスクから削除するようにしてもよい。この場合に
おいても、ポータルコンテンツが使用中である場合に
は、その使用終了まで、ポータルコンテンツの置き換え
を待つようにしてもよい。
【0265】上記第1の実施形態の「その他の実施形
態」およびその他の項において述べた変形例は、本第2
の実施形態にも適用できるものである。
【0266】3.その他の実施形態 上記実施形態では、受信したデータを記録する場合につ
いて説明した。しかし、本発明は、一般的にデータを記
録し、これを読み出して使用する場合に適用できるもの
である。第1の記録手段に記録されているコンテンツの
うち、他のコンテンツへのリンク機能や参照機能を有す
る中心的なコンテンツを選択して第2の記録手段に記録
することができる。これにより、従来のキャッシュメモ
リ方式のように、直前に使ったものを高速メモリに置く
のではなく、コンテンツの構造から見て重要性の高い中
心的コンテンツを第2の記録手段におくことができる。
すなわち、コンテンツのリンク構造等の有機的構造に合
致した、好適なデータ記録使用方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星放送通信システムの全体を示す図である。
【図2】送信装置の構成を示す図である。
【図3】受信装置のブロック構成を示す図である。
【図4】ポータル画面の例を示す図である。
【図5】ポータルコンテンツと多のコンテンツとの関係
を示す図である。
【図6】第1の記録手段と第2の記録手段に記録される
コンテンツの関係を示す図である。
【図7】受信装置のハードウエア構成を示す図である。
【図8】ハードディスク46とNV−RAM39のディ
レクトリ構造を示す図である。
【図9】抽出部分コンテンツによって表示されたポータ
ル画面の例を示す図である。
【図10】ポータル抽出コンテンツについてのDIIの
例を示す図である。
【図11】ポータル抽出コンテンツについてのDDBの
例を示す図である。
【図12】ポータル非抽出コンテンツについてのDII
の例を示す図である。
【図13】ポータル非抽出コンテンツについてのDDB
の例を示す図である。
【図14】通常コンテンツについてのDIIの例を示す
図である。
【図15】通常コンテンツについてのDDBの例を示す
図である。
【図16】データ送出の状態を示す図である。
【図17】記録処理プログラムのフローチャートを示す
図である。
【図18】記録処理プログラムのフローチャートを示す
図である。
【図19】記録処理プログラムのフローチャートを示す
図である。
【図20】通常コンテンツ処理のフローチャートを示す
図である。
【図21】通常コンテンツ処理のフローチャートを示す
図である。
【図22】抽出部分コンテンツ処理のフローチャートを
示す図である。
【図23】バッファを示す図である。
【図24】通常コンテンツの更新を示す図である。
【図25】ポータルコンテンツの更新を示す図である。
【図26】複数のポータルコンテンツを記録する場合を
示す図である。
【図27】第3の記録手段を設けた場合を示す図であ
る。
【図28】番組群を示す図である。
【図29】他の実施形態による送信状態を示す図であ
る。
【図30】他の実施形態によるポータル画面を示す図で
ある。
【図31】イベント情報テーブルを示す図である。
【図32】第2の実施形態において、第1の記録手段と
第2の記録手段に記録されるコンテンツを示す図であ
る。
【図33】コンテンツの送出状態を示す図である。
【図34】受信装置の機能ブロックを示す図である。
【図35】カルーセルデータを示す図である。
【図36】カルーセル記録処理のフローチャートを示す
図である。
【図37】ポータルコンテンツ記録処理のフローチャー
トを示す図である。
【符号の説明】
19・・・第1の記録制御手段 21・・・ぢ2の記録制御手段 23・・・第1の記録手段 25・・・第2の記録手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/445 H04N 5/445 A 5/85 5/85 Z 5/92 5/92 H (72)発明者 楠見 雄規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 下地 達也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石川 亮 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C022 CA03 5C025 AA25 BA30 CA02 CB10 DA01 DA10 5C052 AA02 AA17 AB03 AB04 DD10 EE02 EE03 5C053 FA20 FA24 FA27 JA30 KA24 LA07 LA14

Claims (62)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信されてきたコンテンツを受信して記録
    する受信装置であって、 受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録させ
    る制御を行う第1の記録制御手段と、 受信された前記コンテンツのうち、第1の記録手段に記
    録される前記コンテンツへの関連づけを有する導入コン
    テンツを、第1の記録手段よりもデータ取得に要する時
    間が短い第2の記録手段に記録させる制御を行う第2の
    記録制御手段と、 を備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1の受信装置において、 前記導入コンテンツは、他の1以上のコンテンツを使用
    するためのリンク表示を有する初期コンテンツであるこ
    とを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1の受信装置において、 前記導入コンテンツは、他の1以上のコンテンツを使用
    するためのリンク表示を有する初期コンテンツの抽出部
    分コンテンツであり、 当該初期コンテンツの抽出部分以外の非抽出部分コンテ
    ンツは、前記第2の記録手段に記録されることを特徴と
    するもの。
  4. 【請求項4】請求項3の受信装置において、 前記初期コンテンツの抽出部分コンテンツは、前記初期
    コンテンツから、他のコンテンツへのリンク機能に影響
    のない部分の一部または全部を除いて構成された部分を
    含むことを特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項3または4のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記初期コンテンツの抽出部分コンテンツは、前記初期
    コンテンツから、他のコンテンツへのリンク機能に影響
    のある部分の一部または全部を除いて構成された部分を
    含むことを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項3〜5のいずれかの受信装置におい
    て、 前記第2の記録手段に記録される初期コンテンツの抽出
    部分コンテンツは、前記第1の記録手段に記録される初
    期コンテンツの非抽出部分コンテンツを参照することを
    特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項6の受信装置において、 前記第1の記録手段に記録される初期コンテンツの非抽
    出部分コンテンツは、前記第2の記録手段に記録される
    初期コンテンツの非抽出部分コンテンツ以外からは参照
    されないことを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかの受信装置におい
    て、 前記導入コンテンツは、第1の記録手段および第2の記
    録手段の双方に記録されることを特徴とするもの。
  9. 【請求項9】請求項8の受信装置において、 前記第1の記録制御手段は、導入コンテンツも含めて受
    信したコンテンツを第1の記録手段に記録するよう制御
    し、 前記第2の記録制御手段は、第1の記録手段に記録され
    た導入コンテンツを第2の記録手段に複製するよう制御
    することを特徴とするもの。
  10. 【請求項10】請求項9の受信装置において、 前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
    導入コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテ
    ンツ判定手段をさらに備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元導入コンテンツに対応す
    る更新導入コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    導入コンテンツを元導入コンテンツとは別に第1の記録
    手段に記録するとともに、元導入コンテンツが使用中の
    場合には、当該使用が終了した後で前記元導入コンテン
    ツを前記更新導入コンテンツと置き換える制御を行うも
    のであり、 前記第2の記録制御手段は、前記置き換え後に、第1の
    記録手段の前記更新導入コンテンツを第2の記録手段に
    複製するよう制御することを特徴とするもの。
  11. 【請求項11】請求項9の受信装置において、 前記導入コンテンツは、初期コンテンツの抽出部分コン
    テンツであり、 前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
    初期コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテ
    ンツ判定手段をさらに備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元初期コンテンツに対応す
    る更新初期コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    初期コンテンツを元初期コンテンツとは別に第1の記録
    手段に記録するとともに、元初期コンテンツが使用中の
    場合には、当該使用が終了した後で前記元初期コンテン
    ツを前記更新初期コンテンツと置き換える制御を行うも
    のであり、 前記第2の記録制御手段は、前記置き換え後に、第1の
    記録手段の前記更新初期コンテンツの抽出部分コンテン
    ツを第2の記録手段に複製するよう制御することを特徴
    とするもの。
  12. 【請求項12】請求項8の受信装置において、 前記第1の記録制御手段は、導入コンテンツも含めて受
    信したコンテンツを第1の記録手段に記録するよう制御
    し、 前記第2の記録制御手段は、受信した導入コンテンツ
    を、第1の記録手段を介さずに、第2の記録手段に記録
    するよう制御することを特徴とするもの。
  13. 【請求項13】請求項12の受信装置において、 前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
    導入コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテ
    ンツ判定手段をさらに備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元導入コンテンツに対応す
    る更新導入コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    導入コンテンツを元導入コンテンツとは別に第1の記録
    手段に記録するとともに、元導入コンテンツが使用中の
    場合には、当該使用が終了した後で前記元導入コンテン
    ツを前記更新導入コンテンツと置き換える制御を行うも
    のであり、 前記第2の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元導入コンテンツに対応す
    る更新導入コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    導入コンテンツを元導入コンテンツとは別に第2の記録
    手段に記録するとともに、元導入コンテンツが使用中の
    場合には、当該使用が終了した後で前記元導入コンテン
    ツを前記更新導入コンテンツと置き換えるよう制御する
    ことを特徴とするもの。
  14. 【請求項14】請求項12の受信装置において、 前記導入コンテンツは、初期コンテンツの抽出部分コン
    テンツであり、 前記第1の記録手段または第2の記録手段に記録された
    初期コンテンツが使用中であるか否かを判定するコンテ
    ンツ判定手段をさらに備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元初期コンテンツに対応す
    る更新初期コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    初期コンテンツを元初期コンテンツとは別に第1の記録
    手段に記録するとともに、元初期コンテンツが使用中の
    場合には、当該使用が終了した後で前記元初期コンテン
    ツを前記更新初期コンテンツと置き換える制御を行うも
    のであり、 前記第2の記録制御手段は、前記第1の記録手段または
    第2の記録手段に記録された元初期コンテンツに対応す
    る更新初期コンテンツを受信した場合に、受信した更新
    初期コンテンツの更新抽出部分コンテンツを元初期コン
    テンツの元抽出部分コンテンツとは別に第2の記録手段
    に記録するとともに、元初期コンテンツが使用中の場合
    には、当該使用が終了した後で前記元抽出部分コンテン
    ツを前記更新抽出部分コンテンツと置き換えるよう制御
    することを特徴とするもの。
  15. 【請求項15】請求項1〜7のいずれかの受信装置にお
    いて、 前記導入コンテンツは、少なくとも通常の運用状態にお
    いては、前記第1の記録手段に記録されないことを特徴
    とするもの。
  16. 【請求項16】請求項15の受信装置において、 前記第2の記録手段に記録された導入コンテンツが使用
    中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに
    備え、 前記第2の記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録
    された元導入コンテンツに対応する更新導入コンテンツ
    を受信した場合に、受信した更新導入コンテンツを元導
    入コンテンツとは別に第2の記録手段に記録するととも
    に、元導入コンテンツが使用中の場合には、当該使用が
    終了した後で前記元導入コンテンツを前記更新導入コン
    テンツと置き換えるよう制御することを特徴とするも
    の。
  17. 【請求項17】請求項15の受信装置において、 前記導入コンテンツは初期コンテンツの抽出部分コンテ
    ンツであり、 前記第2の記録手段に記録された初期コンテンツが使用
    中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに
    備え、 前記第2の記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録
    された元初期コンテンツの元抽出部分コンテンツに対応
    する更新初期コンテンツの更新抽出部分コンテンツを受
    信した場合に、受信した更新抽出部分コンテンツを元抽
    出部分コンテンツとは別に第2の記録手段に記録すると
    ともに、元初期コンテンツが使用中の場合には、当該使
    用が終了した後で前記元抽出部分コンテンツを前記更新
    更新部分コンテンツと置き換えるよう制御することを特
    徴とするもの。
  18. 【請求項18】請求項15の受信装置において、 前記第1の記録制御手段は、前記導入コンテンツを受信
    した際に、一旦、当該導入コンテンツを第1の記録手段
    に記録するよう制御し、 前記第2の記録制御手段は、第1の記録手段に記録され
    た導入コンテンツを第2の記録手段に転送して、第1の
    記録手段から導入コンテンツを削除するよう制御するこ
    とを特徴とするもの。
  19. 【請求項19】請求項18の受信装置において、 前記第2の記録手段に記録された導入コンテンツが使用
    中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに
    備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録
    された元導入コンテンツに対応する更新導入コンテンツ
    を受信した場合に、受信した更新導入コンテンツを第1
    の記録手段に記録するよう制御し、 前記第2の記録制御手段は、元導入コンテンツが使用中
    の場合には、当該使用が終了した後で、第2の記録手段
    に記録されている元導入コンテンツを、第1の記録手段
    に記録した更新導入コンテンツによって置き換えるとと
    もに、第1の記録手段に記録されている元導入コンテン
    ツを削除するよう制御することを特徴とするもの。
  20. 【請求項20】請求項18の受信装置において、 前記導入コンテンツは、初期コンテンツの抽出コンテン
    ツであり、 前記第2の記録手段に記録された初期コンテンツが使用
    中であるか否かを判定するコンテンツ判定手段をさらに
    備え、 前記第1の記録制御手段は、前記第2の記録手段に記録
    された元初期コンテンツの元抽出部分コンテンツに対応
    する更新初期コンテンツの更新抽出部分コンテンツを受
    信した場合に、受信した更新抽出部分コンテンツを第1
    の記録手段に記録するよう制御し、 前記第2の記録制御手段は、元初期コンテンツが使用中
    の場合には、当該使用が終了した後で、第2の記録手段
    に記録されている元抽出部分コンテンツを、第1の記録
    手段に記録した更新抽出部分コンテンツによって置き換
    えるとともに、第1の記録手段に記録されている元抽出
    部分コンテンツを削除するよう制御することを特徴とす
    るもの。
  21. 【請求項21】請求項1〜20のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記導入コンテンツには、導入コンテンツであることを
    示す導入コンテンツ識別子が付されて送信されてくるも
    のであり、 前記第1の記録制御手段または第2の記録制御手段は、
    前記導入コンテンツ識別子に基づいて導入コンテンツで
    あるか否かを判断することを特徴とするもの。
  22. 【請求項22】請求項1〜14のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記導入コンテンツには、コンテンツ内容を識別するコ
    ンテンツ内容識別子が付されて送信されてくるものであ
    り、 前記第1の記録制御手段は、複数の初導入コンテンツを
    第1の記録手段に記録するよう制御し、 前記第2の記録制御手段は、使用者の属性を示す使用者
    属性情報と前記コンテンツ内容識別子とに基づいて、第
    1の記録手段に記録された導入コンテンツから選択し
    て、第2の記録手段に記録することを特徴とするもの。
  23. 【請求項23】請求項2〜22のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記初期コンテンツ全体または抽出部分コンテンツは、
    受信装置を使用者に渡す前に、予め第2の記録手段に記
    録されていることを特徴とするもの。
  24. 【請求項24】請求項2〜23のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記初期コンテンツ全体または抽出部分コンテンツは、
    受信装置を使用者に渡す前に、予め第3の記録手段に記
    録されており、 初期化指令を受けて、前記第3の記録手段から前記初期
    コンテンツ全体または抽出部分コンテンツを読み出し、
    前記第2の記録手段に記録するよう制御する第3の記録
    制御手段を備えたことを特徴とするもの。
  25. 【請求項25】請求項1〜24のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記導入コンテンツと当該導入コンテンツからリンクさ
    れたコンテンツを含む1組のコンテンツが送信されてく
    るものであり、 前記第2の記録制御手段は、前記1組のコンテンツの送
    信期間が終了した後に、前記導入コンテンツを第2の記
    録手段に記録すること、もしくは第2の記録手段に記録
    していた前記導入コンテンツを使用可能とすることを特
    徴とするもの。
  26. 【請求項26】請求項1〜25のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記第2の記録手段は、非定常状態から動作を始める場
    合において、第1の記録手段よりもデータ取得に要する
    時間が短いことを特徴とするもの。
  27. 【請求項27】請求項1〜26のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記第2の記録手段の容量は、前記第1の記録手段の容
    量よりも小さいことを特徴とするもの。
  28. 【請求項28】請求項1〜27のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記第1の記録手段と前記第2の記録手段は、異なる記
    録装置として構成されていることを特徴とするもの。
  29. 【請求項29】請求項28の受信装置において、 前記第1の記録手段は、駆動部を有する記録装置であ
    り、 前記第2の記録手段は、駆動部を有さない記録装置であ
    ることを特徴とするもの。
  30. 【請求項30】請求項29の受信装置において、 前記コンテンツ送信のために複数の所定期間が設けられ
    ており、各所定期間においては、1以上のコンテンツが
    送信されるものであって、 既に記録したコンテンツを送信する所定期間が繰り返さ
    れる場合には、前記第2の記録手段の駆動部を待機状態
    にするよう制御する駆動部制御手段を備えていることを
    特徴とするもの。
  31. 【請求項31】請求項1〜27のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記第1の記録手段と前記第2の記録手段は、同一の記
    録装置の異なる記録領域として構成されていることを特
    徴とするもの。
  32. 【請求項32】請求項1〜31のいずれかの受信装置に
    おいて、 同じ内容のコンテンツが繰り返し送信されてくることを
    特徴とするもの。
  33. 【請求項33】請求項32のいずれかの受信装置におい
    て、 受信した導入コンテンツが、既に記録済であるか否かを
    判定するコンテンツ判定手段を備えており、 前記第1の記録制御手段および第2の記録制御手段は、
    前記受信した導入コンテンツが既に蓄積済みであると判
    断された場合には、当該導入コンテンツの記録処理を行
    わないことを特徴とするもの。
  34. 【請求項34】請求項33の受信装置において、 前記コンテンツ判定手段は、受信した導入コンテンツに
    示された更新情報と、記録済の対応する元導入コンテン
    ツの更新情報とに基づいて、受信した更新コンテンツが
    既に記録済であるか否かを判断することを特徴とするも
    の。
  35. 【請求項35】請求項1〜32のいずれかの受信装置に
    おいて、 各コンテンツをユニークに識別可能な同一性識別情報
    が、前記コンテンツに関連づけて送信されるものであ
    り、 前記コンテンツ判別手段は、コンテンツ記録時に前記同
    一性識別情報を対応づけて記録するものであり、現在送
    信されているコンテンツが、既に記録済であるか否か
    を、前記同一性識別情報に基づいて判定することを特徴
    とするもの。
  36. 【請求項36】請求項1〜32のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記コンテンツ送信のために複数の所定期間が設けられ
    ており、各所定期間においては、1以上のコンテンツが
    送信されるものであって、 前記所定期間の更新情報を受信し、 当該所定期間に対応する全ての前記コンテンツの記録が
    完了したか否かを前記更新情報に基づいて判定すること
    を特徴とするもの。
  37. 【請求項37】請求項1〜36のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記第2の記録制御手段は、緊急コンテンツを受信した
    場合、当該緊急コンテンツを第2の記録手段に記録する
    よう制御することを特徴とするもの。
  38. 【請求項38】請求項2〜37のいずれかの受信装置に
    おいて、 前記初期コンテンツの送信に先立って、当該初期コンテ
    ンツの送信予定時間情報が送信されてくるものであり、 前記第1の記録制御手段および前記第2の記録制御手段
    は、当該送信予定時間情報に基づいて、前記初期コンテ
    ンツの記録を行うことを特徴とするもの。
  39. 【請求項39】送信されてきたコンテンツを受信して記
    録する受信装置であって、 前記コンテンツ送信のために複数の所定期間が設けられ
    ており、各所定期間においては、1以上のコンテンツが
    送信されるものであって、 受信した前記コンテンツを記録手段に記録する記録制御
    手段と、 既に記録したコンテンツを送信する所定期間が繰り返さ
    れる場合には、前記記録手段の駆動部を待機状態にする
    よう制御する駆動部制御手段と、 を備えていることを特徴とする受信装置。
  40. 【請求項40】請求項39の受信装置であって、 前記記録手段は、前記駆動部を有する第1の記録手段
    と、前記駆動部を有さない第2の記録手段とを備えてお
    り、 前記記録制御手段は、 受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録させ
    る制御を行う第1の記録制御手段と、 受信された前記コンテンツのうち、第1の記録手段に記
    録される前記コンテンツへの関連づけを有する導入コン
    テンツを、第1の記録手段よりもデータ取得に要する時
    間が短い第2の記録手段に記録させる制御を行う第2の
    記録制御手段と、 を備えていることを特徴とするもの。
  41. 【請求項41】送信されてきたコンテンツを受信して記
    録する受信装置であって、 受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録させ
    る制御を行う第1の記録制御手段と、 受信されたコンテンツのうち、前記第1の記録手段が非
    定常状態から動作を始める場合に前記他のコンテンツに
    先立って使用される先使用コンテンツを、前記第1の記
    録手段が非定常状態から動作を始める場合に、前記第1
    の記録手段よりもデータ取得に要する時間が短い第2の
    記録手段に記録させる制御を行う第2の記録制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする受信装置。
  42. 【請求項42】送信されてきたコンテンツを受信して記
    録する受信装置を制御するためのプログラムであって、 受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録さ
    せ、 受信された前記コンテンツのうち、第1の記録手段に記
    録される前記コンテンツへの関連づけを有する導入コン
    テンツを、第1の記録手段よりもデータ取得に要する時
    間が短い第2の記録手段に記録させるよう制御するため
    のプログラム。
  43. 【請求項43】送信されてきたコンテンツを受信して記
    録する受信装置を制御するためのプログラムであって、 前記コンテンツ送信のために複数の所定期間が設けられ
    ており、各所定期間においては、1以上のコンテンツが
    送信されるものであって、 受信した前記コンテンツを記録手段に記録し、 既に記録したコンテンツを送信する所定期間が繰り返さ
    れる場合には、前記記録手段の駆動部を待機状態にする
    よう制御することを特徴とするプログラム。
  44. 【請求項44】送信されてきたコンテンツを受信して記
    録する受信装置を制御するためのプログラムであって、 受信された前記コンテンツを第1の記録手段に記録さ
    せ、 受信されたコンテンツのうち、前記第1の記録手段が非
    定常状態から動作を始める場合に前記他のコンテンツに
    先立って使用される先使用コンテンツを、前記第1の記
    録手段が非定常状態から動作を始める場合に、前記第1
    の記録手段よりもデータ取得に要する時間が短い第2の
    記録手段に記録させる制御を行うことを特徴とするプロ
    グラム。
  45. 【請求項45】請求項42〜44のいずれかのプログラ
    ムを記録した記録媒体。
  46. 【請求項46】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへの関連づけを有
    する導入コンテンツとその他のコンテンツとが含まれて
    おり、 コンテンツ送信の際に、当該コンテンツが導入コンテン
    ツであるか否かのコンテンツ種別識別情報をコンテンツ
    とともに送信することを特徴とするもの。
  47. 【請求項47】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへのリンクを有す
    る初期コンテンツとその他のコンテンツとが含まれてお
    り、 コンテンツ送信の際に、当該コンテンツが初期コンテン
    ツであるか否かのコンテンツ識別情報をコンテンツとと
    もに送信することを特徴とするもの。
  48. 【請求項48】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、初期コンテンツのリンク機能部部
    分を有する抽出部分コンテンツとその他のコンテンツと
    が含まれており、 コンテンツ送信の際に、当該コンテンツが初期コンテン
    ツの抽出部分コンテンツであるか否かのコンテンツ種別
    識別情報をコンテンツとともに送信することを特徴とす
    るもの。
  49. 【請求項49】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへのリンクを有す
    る初期コンテンツとその他のコンテンツとが含まれてお
    り、 初期コンテンツと初期コンテンツ以外のコンテンツとの
    送信頻度を異ならせたことを特徴とする送信装置。
  50. 【請求項50】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへのリンクを有す
    る初期コンテンツとその他のコンテンツとが含まれてお
    り、 初期コンテンツと当該初期コンテンツに関連づけられた
    他のコンテンツを含む1組のコンテンツの送信時におい
    て、初期コンテンツを最初に送信することを特徴とする
    送信装置。
  51. 【請求項51】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへのリンクを有す
    る初期コンテンツとその他のコンテンツとが含まれてお
    り、 初期コンテンツと当該初期コンテンツに関連づけられた
    他のコンテンツを含む1組のコンテンツの送信時におい
    て、初期コンテンツを最後に送信することを特徴とする
    送信装置。
  52. 【請求項52】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いる送信装置
    であって、 前記コンテンツには、他のコンテンツへのリンクを有す
    る初期コンテンツとその他のコンテンツとが含まれてお
    り、 前記初期コンテンツと他のコンテンツとを、異なるカル
    ーセルによって送信することを特徴とするもの。
  53. 【請求項53】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で蓄積して使用する通信方式において用いるデ
    ータであって、 当該データは、コンテンツの内容を示すデータ部分と、 当該コンテンツの内容を示すデータ部分と関連付けられ
    ており、当該コンテンツの更新情報を示すデータ部分
    と、 を備えるように構成されることを特徴とするもの。
  54. 【請求項54】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式において用いるデ
    ータであって、 前記データは、 所定の頻度にて繰り返される初期コンテンツと、 前記初期コンテンツの所定の頻度とは異なる頻度にて繰
    り返される当該初期コンテンツに関連づけられた他のコ
    ンテンツと、 を備えていることを特徴とするもの。
  55. 【請求項55】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いるデータで
    あって、 前記データは、 初期コンテンツと当該初期コンテンツに関連づけられた
    他のコンテンツを含む1連のコンテンツを備えて構成さ
    れており、 前記初期コンテンツが最初に位置することを特徴とする
    データ。
  56. 【請求項56】送信装置から送信したコンテンツを受信
    装置の側で記録して使用する通信方式に用いるデータで
    あって、 初期コンテンツと当該初期コンテンツに関連づけられた
    他のコンテンツを含む1連のコンテンツを備えており構
    成されており、 前記初期コンテンツが最後に位置することを特徴とする
    データ。
  57. 【請求項57】複数のコンテンツを記録して使用するに
    適した構造を有するデータであって、 前記複数のコンテンツのうち、当該コンテンツを中心と
    して他のコンテンツへの関連づけが行われているような
    中心コンテンツ以外のコンテンツを記録する第1の記録
    領域と、 前記中心コンテンツを記録する、前記第1の記録領域よ
    りも読み出し時間が早い第2の記録領域を有するデー
    タ。
  58. 【請求項58】周辺コンテンツへのリンクを有する中心
    コンテンツを表すためのデータであって、 中心コンテンツの内、周辺コンテンツへのリンク機能に
    影響を与えない第1の部分を記録する第1の記録領域
    と、 前記中心コンテンツの第1の部分以外の第2の部分を記
    録する、前記第1の記録領域よりも読み出し時間が早い
    第2の記録領域を有するデータ。
  59. 【請求項59】請求項55〜58のいずれかに記載のデ
    ータを記録した記録媒体。
  60. 【請求項60】送信側からコンテンツを送信し、受信側
    において受信して記録し使用する通信方法であって、 送信側からは、導入コンテンツと、当該導入コンテンツ
    から関連づけられた他のコンテンツとを、受信側におい
    て区別可能に送信し、 受信側では、受信した前記他のコンテンツを第1の記録
    領域に記録し、受信した前記導入コンテンツを、第1の
    記録領域よりもデータ取得に要する時間が短い第2の記
    録領域に記録して使用することを特徴とするもの。
  61. 【請求項61】コンテンツを受信して記録する受信記録
    方法であって、 受信したコンテンツの内、導入コンテンツから関連づけ
    られた他のコンテンツを第1の記録領域に記録し、受信
    したコンテンツの内、前記導入コンテンツを、第1の記
    録領域よりもデータ取得に要する時間が短い第2の記録
    領域に記録することを特徴とする受信記録方法。
  62. 【請求項62】コンテンツを記録する記録方法であっ
    て、 コンテンツの内、導入コンテンツから関連づけられた他
    のコンテンツを第1の記録領域に記録し、前記導入コン
    テンツを、第1の記録領域よりもデータ取得に要する時
    間が短い第2の記録領域に記録することを特徴とする記
    録方法。
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