以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図1の録画装置3)は、第1の時刻情報(例えば、録画開始時刻情報)が対応付けられた録画データを記憶する録画データ記憶手段(例えば、図2の録画データ記憶部39)と、録画データの番組を区別するための第1の区別情報(例えば、図3の番組ID情報168)、録画データのうち番組本編に関する第1のテキストデータ、録画データのうちコマーシャルに関する第2のテキストデータ、第2のテキストデータを区別するための第2の区別情報(例えば、CMID)、並びに、第1のテキストデータおよび第2のテキストデータに対応する第2の時刻情報(例えば、図3のタイムコード167)を含む第1のメタデータ(例えば、図3の第1のメタデータ165)を記憶する第1のメタデータ記憶手段(例えば、図2の第1のメタデータ記憶部43)と、コマーシャルに関する情報(例えば、CMコンテンツデータ、または、バナーデータなど)、および、キーワードを含む第2のメタデータ(例えば、図4の第2のメタデータ169−1)を記憶する第2のメタデータ記憶手段(例えば、図2の第2のメタデータ記憶部44)と、録画データ記憶手段により記憶された録画データの中から所望のものを検索するための、検索キーの候補となる単語の一覧(例えば、お勧めワード一覧データ)を含む、第3のメタデータ(例えば、第3のメタデータ)を記憶する第3のメタデータ記憶手段(例えば、図2の第3のメタデータ記憶部45)と、検索キーを選択する操作入力を受ける操作入力手段(例えば、図2の操作入力部33)と、操作入力手段により入力された検索キーと、第1のメタデータとを基に、録画データを検索する検索手段(例えば、図2の録画データ検索出力部51)と、検索手段により検索された検索結果、または、検索手段により検索された録画データの表示を制御するとともに、操作入力手段により入力された検索キーが第2のメタデータに含まれているキーワードと合致した場合、キーに合致した第2のメタデータに含まれているコマーシャルに関する情報の表示を、他のコマーシャルに関する情報よりも優先的に制御し、更に第3のメタデータ記憶手段により記憶された第3のメタデータに含まれる、単語の一覧の表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の画面表示制御部48)とを備え、操作入力手段は、表示制御手段により表示が制御される単語の一覧を参照したユーザが、単語の一覧から所望の単語を検索キーとして選択する操作入力を受けることを特徴とする。
表示制御手段は、更に、録画データに対応する第1のメタデータの、第1のテキストデータの表示を制御することができる。
第3のメタデータに含まれる一覧には、番組に関連する単語(例えば、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞など)が含まれているものとすることができる。
第2のメタデータに含まれるキーワードは、番組に関連する単語(例えば、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞など)であるものとすることができる。
請求項5に記載の情報処理方法は、記憶されている録画データの表示を制御することが可能な情報処理装置(例えば、図1の録画装置3)の情報処理方法であって、第1の時刻情報(例えば、録画開始時刻情報)が対応付けられた録画データの記憶を制御する録画データ記憶制御ステップ(例えば、図8のステップS4の処理)と、録画データの番組を区別するための第1の区別情報(例えば、図3の番組ID情報168)、録画データのうち番組本編に関する第1のテキストデータ、録画データのうちコマーシャルに関する第2のテキストデータ、第2のテキストデータを区別するための第2の区別情報(例えば、CMID)、並びに、第1のテキストデータおよび第2のテキストデータに対応する第2の時刻情報(例えば、図3のタイムコード167)を含む第1のメタデータ(例えば、図3の第1のメタデータ165)の記憶を制御する第1のメタデータ記憶制御ステップ(例えば、図10のステップS43の処理)と、コマーシャルに関する情報(例えば、CMコンテンツデータ、または、バナーデータなど)、および、キーワードを含む第2のメタデータ(例えば、図4の第2のメタデータ169−1)の記憶を制御する第2のメタデータ記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS103の処理)と、録画データ記憶制御ステップの処理により記憶が制御された録画データの中から所望のものを検索するための、検索キーの候補となる単語の一覧(例えば、お勧めワード一覧データ)を含む、第3のメタデータの記憶を制御する第3のメタデータ記憶制御ステップ(例えば、図12のステップS103の処理)と、第3のメタデータ記憶制御ステップの処理により記憶が制御された第3のメタデータに含まれる、単語の一覧を表示する単語一覧表示ステップ(例えば、図32のステップS236の処理)と、単語一覧表示ステップの処理により表示される単語の一覧を参照したユーザが、単語の一覧から所望の単語を検索キーとして選択する検索キー選択ステップ(例えば、図32のステップS239)と、検索キー選択ステップの処理により選択された検索キーと、第1のメタデータとを基に、録画データを検索する検索ステップ(例えば、図36のステップS347またはステップS348の処理)と、検索ステップの処理により検索された検索結果、または、検索ステップの処理により検索された録画データの表示を制御するとともに、検索キー選択ステップの処理により選択された検索キーが第2のメタデータに含まれているキーワードと合致した場合、キーに合致した第2のメタデータに含まれているコマーシャルに関する情報の表示を、他のコマーシャルに関する情報よりも優先的に制御する表示制御ステップ(例えば、図32のステップS241)とを含むことを特徴とする。
また、請求項6に記載のプログラムにおいても、各ステップが対応する実施の形態(但し一例)は、請求項5に記載の情報処理方法と同様である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの構成について説明するためのシステム図である。
放送局1は、地上波、または、衛星波などを用いて、番組を放送する。放送される番組のデータには、映像データと音声データが含まれる。
ユーザにより保有されるテレビジョン受像機2は、放送局1から放送された放送信号を
受信する。後述するメタデータを用いた検索処理、または、テキストによる番組情報の提供が行われない場合、録画装置3を用いなくても、チューナ11によって選局された放送信号は、映像および音声信号処理部12において復調され、映像信号が出力部13のディスプレイに表示されるとともに、音声信号が出力部13のスピーカに出力されるので、ユーザは、番組を視聴することが可能である。
録画装置3は、テレビジョン受像機2のチューナ11によって選局された放送信号の入力を受け、放送信号を処理することにより、録画開始時刻を示す情報(以下、録画開始時刻情報と称する)が対応付けられた録画データを生成して、内部の記録媒体に記録(すなわち、録画)することができる。録画開始時刻情報が対応付けられた録画データは、後述するメタデータを用いて、検索処理、または、テキストによる番組情報の提供を実行することが可能なデータである。メタデータは、インターネット5を介してメタデータ供給サーバ6から取得されるものであり、その詳細については後述する。また、録画装置3は、録画データ、および、検索処理により再生位置が指定された録画データを、出力部13に出力して表示および音声出力させることができる。
また、録画装置3は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6から、番組に関連するテキストデータと、テキストデータに対応するタイムコードにより構成される第1のメタデータの供給を受けるとともに、第1のメタデータを用いて、サムネイルデータファイルを生成し、内部の記録媒体に記録する。サムネイルデータファイルを構成するサムネイルデータは、サムネイル画像データに、第1のメタデータに含まれるテキストデータとタイムコードとが関連付けられているものである。
また、録画装置3は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6から、コマーシャル(以下、CMとも称す)に関連する情報である第2のメタデータ、および、ユーザが検索処理に用いて好適な情報、例えば、現在流行っている言葉など、検索に用いて好適なキーワードの一覧を示す情報などを含む第3のメタデータの供給を受け、内部の記録媒体に記録する。そして、録画装置3は、録画データ、第1乃至第3のメタデータ、または、ユーザが指定した番組に対応するサムネイルデータファイルを基に、出力部13に、サムネイル画像、番組に関連するテキストデータ、または、動画像データなどにより構成される表示画面や、ユーザの操作入力を補助するためのGUI(Graphic User Interface)画面などを表示させるための表示制御処理を実行する。
すなわち、ユーザは、出力部13に表示される各種表示画面を参照し、録画されている番組の内容を理解したり、再生開始位置を指令することができる。更に、ユーザは、録画装置3の処理により、興味を有するキーワードに対応するコマーシャルの提示を優先的に
受けることができる。
具体的には、例えば、ユーザにより、録画装置3に記録されている録画データのうちの所望のものや、内部に保存されているコマーシャルに関する情報を検索するための検索キーが入力され、検索処理が行われて、検索結果として、検索キーに対応する番組の一覧、または、コマーシャルの一覧が、ユーザに提示される。そして、提示された検索結果のうちのいずれかが選択されて再生させることが指令された場合、録画装置3において、ユーザが指定した番組に対応する番組IDや再生開始位置に対応するタイムコード、または、ユーザが指定したコマーシャルに対応する第2のメタデータが検出され、これらを基に、録画データまたはコマーシャルに関する情報が検索されて、出力部13に供給されて表示される。また、録画装置3においては、ユーザによる検索処理以外にも、ユーザの操作入力を補助するためのGUI画面において、ユーザが興味を持っていると想定されるコマーシャルの表示を指令するための後述するバナーボタンが表示されるように制御される。
ここで、検索される「番組」とは、例えば、2時間ドラマなどのプログラムの全体であっても、1つのプログラムがコマーシャルなどで区切られている場合の区切られた1単位ごとでも、複数のプログラムを含むものであっても、更に、コマーシャルを含むものやコマーシャルのみを示すものであっても良い。
なお、テレビジョン受像機2および録画装置3が実行可能な機能の一部または全部を、例えば、携帯型電話機やPDAなどの携帯端末を用いて実行するようにしても良い。
メタデータ供給サーバ6は、第1のメタデータをインターネット5を介してユーザに配布するためのウェブページをインターネット5に公開し、例えば、録画装置3や、図示しないパーソナルコンピュータ、携帯型電話機、または、PDAなどを用いたユーザからのアクセスを受け、ユーザが所望した番組の検索に利用される第1のメタデータを、インターネット5を介してダウンロードさせる。
なお、第1のメタデータのユーザへの配布方法は、ウェブページをインターネット5に公開する以外にも、例えば、ホストコンピュータを中心に、複数の情報処理装置を電話回線で接続し、データ通信を行う、いわゆる、パソコン通信や、その他、専用線を介した通信や、リムーバブルな記録媒体を介したデータの配布など、いかなる媒体を介するものであっても良い。
また、メタデータ供給サーバ6は、第2のメタデータおよび第3のメタデータを、インターネット5を介して、録画装置3に配布する。
なお、第2のメタデータまたは第3のメタデータのユーザへの配布方法は、インターネット5を介した情報の授受以外にも、例えば、ホストコンピュータを中心に、複数の情報処理装置を電話回線で接続し、データ通信を行う、いわゆる、パソコン通信や、その他、専用線を介した通信や、リムーバブルな記録媒体を介したデータの配布など、いかなる媒体を介するものであっても良い。
図2は、録画装置3の構成を示すブロック図である。
テレビジョン受像機2のチューナ11により選局された放送信号のうち、映像信号は、入力端子21−1より映像信号デコーダ31に供給され、音声信号は、入力端子21−2より音声信号デコーダ32に入力される。
操作入力部33は、例えば、ボタン、キー、タッチパネル、タッチパッド、レバーなどの入力デバイスで構成され、ユーザの操作入力を受ける。
操作入力部33により入力されたユーザの操作により、供給された映像信号および音声信号を録画することが指令された場合、録画制御部34は、映像信号デコーダ31および
音声信号デコーダ32を制御して、供給される映像信号および音声信号をデコードさせるとともに、取得された映像信号および音声信号を検索可能な情報として録画することができるように、録画データに番組IDおよび録画開始時刻情報を対応付けさせるための制御信号を生成し、録画データ生成部35に供給する。
映像信号デコーダ31は、録画制御部34の制御に基づいて、供給された映像信号をデコードし、デコードされた映像データをメモリ36に供給する。メモリ36は、供給された映像信号を一時保持するフレームメモリであり、一時保存された映像信号を、録画データ生成部35に供給する。音声信号デコーダ32は、録画制御部34の制御に基づいて、供給された音声信号をデコードし、デコードされた音声データを録画データ生成部35に供給する。
録画データ生成部35は、録画制御部34の制御に基づいて、番組ID情報抽出部37に、メモリ36に保持されている映像データから番組管理情報に含まれる番組IDを抽出させるように制御する。番組ID情報抽出部37は、映像信号デコーダ31によりデコードされた映像データに含まれる番組管理情報から、番組(ここでも、「番組」とは、検索される単位を示し、例えば、2時間ドラマなどのプログラムの全体であっても、1つのプログラムがコマーシャルなどで区切られている場合の区切られた1単位ごとでも、複数のプログラムを含むものであっても、更に、コマーシャルを含むものやコマーシャルのみを示すものであっても良い)を固有に区別可能な番組ID情報を抽出し、録画データ生成部35に供給する。
なお、映像データに番組管理情報が含まれていない場合、番組ID情報抽出部37は、録画データ生成部35を介して、タイマ38から時刻情報を取得し、取得した時刻情報から、番組ID情報を生成することができるようにしても良い。
録画データ生成部35は、タイマ38を参照して、録画が開始された時刻(絶対時刻)を取得し、メモリ36から供給される映像データ、または、音声信号デコーダ32から供給される音声データのうちの少なくともいずれか一方に、取得した時刻情報である録画開始時刻情報を対応付けるとともに、映像データおよび音声データに対して、番組ID情報抽出部37から供給された番組IDを対応付けて、録画データを生成し、録画データ記憶部39に供給する。この録画開始時刻情報は、後述する検索処理などにおいて用いられる。
すなわち、録画データ生成部35に供給される映像データまたは音声データのうちのいずれか少なくとも一方に、録画開始時刻情報が対応付けられる。そして、これらのデータに番組ID情報が関連付けられて、録画データが生成される。
録画データ記憶部39は、録画データ生成部35から供給される、番組IDと録画開始時刻情報が対応付けられた映像データおよび音声データにより構成される録画データを記憶する。録画データ記憶部39は、例えば、ハードディスクなどの大容量記録媒体により構成されるようにしても、DVD(Digital Versatile Disc)やビデオテープ(登録商標)などのリムーバブルな記録媒体により構成されるようにしても良い。
チャプタ設定部40は、ユーザが、操作入力部33に対して、録画データにチャプタを設定することを指令した場合、ユーザの操作入力に基づいて、録画データにチャプタとチャプタ名を設定する。
ネットワークインターフェース41は、インターネット5に公開されているウェブページの情報を取得して、表示部42に表示させたり、表示部42を参照したユーザが、操作
入力部33に入力した操作に基づいて、メタデータ供給サーバ6に、第1乃至第3のメタデータの送信を要求するために必要な情報を送信したり、メタデータ供給サーバ6から、第1のメタデータをダウンロードして、第1のメタデータ記憶部43に出力して記憶させたり、メタデータ供給サーバ6から、第2のメタデータまたは第3のメタデータを必要に応じて取得して、第2のメタデータを第2のメタデータ記憶部44に、第3のメタデータを第3のメタデータ記憶部45に記憶させる。また、ネットワークインターフェース41は、ユーザが保有する図示しないパーソナルコンピュータ、携帯型電話機、または、PDAなどを用いて取得された、第1乃至第3のメタデータを、有線または無線を介した通信により、図示しないパーソナルコンピュータ、携帯型電話機、または、PDAから受信することも可能である。
表示部42は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)またはCRT(Cathode Ray Tube)などで構成され、ネットワークインターフェース41を介して取得されたインターネット5に公開されているウェブページの情報や、操作入力部33によりユーザが入力した情報などを表示する。
第1のメタデータ記憶部43は、ネットワークインターフェース41によってダウンロードされた第1のメタデータを記憶する。第1のメタデータについては、図3を用いて後述する。
第2のメタデータ記憶部44は、ネットワークインターフェース41によって取得された第2のメタデータの供給を受けてこれを保存し、必要に応じて、CM置き換え処理部46、バナー表示制御部47、画面表示制御部48または、マッチング処理部49に、記憶されている第2のメタデータを供給する。第2のメタデータの例については、図4乃至図7を用いて後述する。
第3のメタデータ記憶部45は、ネットワークインターフェース41によって取得された第3のメタデータの供給を受けてこれを保存し、必要に応じて、画面表示制御部48に、記憶されている第3のメタデータを供給する。第3のメタデータには、例えば、検索処理に用いられるお勧めワード一覧データなど、ユーザが録画されたデータを検索するために用いて好適なデータや、ユーザの操作入力を補助するために表示される表示画面を表示させるために必要なデータなどが含まれている。
マッチング処理部49は、ユーザにより、録画されている番組の検索が実行される場合、操作入力部33から、検索する録画データを指定する情報や、検索のキーとなるテキストなどの入力を受け、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている第1のメタデータを参照して、マッチング処理を実行し、マッチング結果である番組IDとタイムコードを録画データ検索出力部51に供給する。更に、マッチング処理部49は、マッチング結果である番組IDに対応する第1のメタデータを、CM置き換え処理部46に供給する。また、マッチング処理部49は、ユーザにより、コマーシャルの検索が実行される場合、操作入力部33から、検索のキーとなるテキストの入力を受け、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータを参照して、マッチング処理を実行し、マッチング結果であるコマーシャルコンテンツデータを画面表示制御部48に供給する。
サムネイル生成部50は、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている第1のメタデータを参照して、録画データ記憶部39に記憶されている録画データから、映像信号のうちの1フレームの画像データであるサムネイル画像データとサムネイル画像データに対応するテキストデータとにより構成されるサムネイルデータを複数生成し、番組IDで区別される1つの番組分のサムネイルデータより生成されたサムネイルデータファイルを、録画データ記憶部39に記憶させる。
録画データ検索出力部51は、マッチング処理部49から供給されたマッチング結果である番組IDとタイムコードを基に、例えば、番組IDに対応する録画データの全体、または、タイムコードに示される時刻、もしくは、タイムコードより所定の時間だけ前または後などの所定の時刻に対応する位置から再生される録画データを、録画データ記憶部39を検索して読み出し、画面表示制御部48に供給する。録画データ記憶部39に記憶されている録画データには、録画開始時刻情報が付与されているので、録画データ検索出力部51は、録画開始時刻情報を基準として、タイムコードに対応する再生開始位置を検出することができる。
CM置き換え処理部46は、マッチング処理部49から供給された第1のメタデータと、第2のメタデータ記憶部44から供給された第2のメタデータとを基に、必要に応じて、再生される録画データに含まれるCMを置き換える処理を実行する。
バナー表示制御部47は、第2のメタデータ記憶部44から供給された第2のメタデータを基に、ユーザが所望の番組を検索したり、選択する場合に表示される表示画面内に表示される広告バナーの表示、および、表示されている広告バナーがユーザにより選択された場合のコマーシャルコンテンツの表示を制御する。広告バナーの表示例は、後述する図17乃至図27などに示される。また、表示されている広告バナーがユーザにより選択された場合のコマーシャルコンテンツの表示画面の例については、図31を用いて後述する。
フラグ設定部52は、第1のメタデータ記憶部43に保存されている第1のメタデータ、第2のメタデータ記憶部44に保存されている第2のメタデータ、または、第3のメタデータ記憶部45に記憶されている第3のメタデータを参照し、画面表示制御部48の画面遷移の判断に必要となる各種フラグを設定する。
例えば、フラグ設定部52は、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている所定の番組の第1のメタデータにCMに対応するテキストデータが含まれている場合、その番組コンテンツの再生に関して、CMフラグがアクティブ状態であるとし、第2のメタデータ記憶部44に、所定の番組をテキストにより情報提供する場合に提供可能なCMコンテンツデータを含む第2のメタデータが記憶されている場合、テキストによる番組提供画面専用のCMフラグがアクティブな状態であるとし、第2のメタデータ記憶部44に、検索処理中の待ち時間に提供可能なCMコンテンツデータを含む第2のメタデータが記憶されている場合、検索CMフラグがアクティブな状態であるとする。フラグ設定部52により設定されるフラグの有無による画面遷移の判断についての詳細は、後述する。
画面表示制御部48は、操作入力部33から供給されるユーザの操作入力に基づいて、画面の表示を制御するものである。具体的には、画面表示制御部48は、例えば、フラグ設定部52により設定されている各種フラグを参照し、ユーザにより選択された録画データを、最初から、または、ユーザの所望の位置から再生させるためにユーザに適切な操作入力を促すための各種表示画面の表示を制御するとともに、バナー表示制御部47の制御に基づいて、表示画面に広告バナーを表示させたり、ユーザにより選択された広告バナーに対応するコマーシャルを表示させるための表示画像データを生成し、映像データを映像出力処理部53に、音声データを音声出力処理部54にそれぞれ供給する。
また、画面表示制御部48は、フラグ設定部52により設定されている各種フラグを参照し、例えば、番組IDで区別される番組のサムネイルデータファイルを録画データ記憶部39から読み出し、操作入力部33により供給されるユーザの操作入力により選択された表示方法で表示させるために、映像データを映像出力処理部53に、音声データを音声
出力処理部54にそれぞれ供給する。また、画面表示制御部48は、第1のメタデータに含まれているテキストデータ、サムネイルデータに含まれるサムネイル画像、または、第2のメタデータ記憶部44により記憶されている第2のメタデータに含まれているコマーシャルに関する情報などを含むような表示データを生成し、映像出力処理部53に供給する。また、ユーザにより選択された表示画面の表示方法に、動画像が含まれているとき、画面表示制御部48は、表示される動画像に対応する音声データを、録画データ記憶部39から読み出して、これを更に用いて、画面の表示を制御するようにしてもよい。
更に、画面表示制御部48は、例えば、録画データ検索出力部51から供給された、番組IDに対応する録画データの全体、または、タイムコードに示される時刻、もしくは、タイムコードより所定の時間だけ前または後などの所定の時刻に対応する位置から再生される録画データを用いて、ユーザにより選択された録画データを、最初から、または、ユーザの所望の位置から再生させることもできる。
映像出力処理部53は、画面表示制御部48から供給された映像データを、出力端子22−1を介して、テレビジョン受像機2の出力部13のディスプレイに出力して表示させる。
音声出力処理部54は、画面表示制御部48から供給された音声データを、出力端子22−2を介して、テレビジョン受像機2の出力部13のスピーカに出力して音声出力させる。
図3乃至図7を用いて、第1のメタデータと第2のメタデータについて説明する。
まず、図3を用いて、第1のメタデータについて説明する。
第1のメタデータ165において、テキストデータ166は、適切な長さに分割されたテキスト群により構成され、CM部分ではない番組本編部分は、「テキスト1」、「テキスト2」、・・・に、CM部分は、「CM1」、「CM2」・・・に、それぞれ分類されている。このようなテキストデータ166に対して、それぞれのテキスト群の開始時刻と終了時刻が記載されたタイムコード167が対応付けられる。例えば、「テキスト1」として、“「7時のニュースです」「今日の初めの話題は、・・・」”の部分のテキストが分割された場合、番組本編の放送において、この部分のテキストが示す内容が放映される(例えば、このテキストの内容が音声出力されたり、このテキストが字幕として表示されたり、このテキストに示される映像が表示される)時刻に対応する開始時刻および終了時刻が、タイムコード167に記載される。また、「CM1」として、「○○自動車から・・・」の部分のテキストが分割された場合、CMの放送において、この部分のテキストが示す内容が放映される時刻に対応する開始時刻および終了時刻が、タイムコード167に記載される。そして、第1のメタデータ165には、更に、番組を固有に区別するための番組ID情報168が対応付けられる。
なお、「CM1」、「CM2」・・・を、CMIDとし、CM部分のテキストは、番組ID情報168とCMIDとで、固有に区別可能である。
次に、図4乃至図7を用いて、第2のメタデータについて説明する。
図4に示される第2のメタデータ169−1は、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、置き換え先の番組IDおよびCMIDが対応付けられて生成されている。この第2のメタデータ169−1は、録画装置3に記憶されている録画データに含まれるコマーシャルのうち、置き換え先の番組IDおよびCMIDとして指定されているものを、第2のメタデータ169−1に含まれているCMコンテンツデータにて置き換えるために用いられる。
具体的には、例えば、録画装置3に記憶されている録画データに含まれるコマーシャルのうち、季節感のあるコマーシャルや、所定期間の売り出しやサービスの内容を告知するコマーシャルが、そのコマーシャルの内容に合致した時期を過ぎてから視聴されても、スポンサーおよび視聴者の両者にとって、有益ではない。したがって、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、置き換え先の番組IDおよびCMIDが対応付けられている第2のメタデータ169−1を録画装置3に供給することにより、時期がずれてしまったコマーシャルを、新しいコマーシャルに置き換えることができる。コマーシャルの置き換え処理の詳細については、後述する。
また、図5に示される第2のメタデータ169−2は、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、キーワードおよび付帯データが対応付けられて生成されている。この第2のメタデータ169−2は、録画装置3に記憶されている録画データをユーザが検索する場合に所定のキーワードが用いられたとき、そのキーワードが対応付けられている第2のメタデータ169−2に含まれているCMコンテンツデータを優先的に表示させるために用いられる。また、付帯データとしては、例えば、同一キーワード内における表示の優先順位や、第2のメタデータ169−2の有効期間などの情報を記載することができる。
録画装置3に記憶されている録画データをユーザが検索する場合にユーザが利用するキーワードは、そのとき流行している番組に関する言葉であったり、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞であったり、ユーザの嗜好を表していたり、ユーザがそのとき興味を有しているものである場合が多い。したがって、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、キーワードが対応付けられている第2のメタデータ169−2を録画装置3に供給することにより、ユーザが検索に用いるキーワードに関連付けて最適なコマーシャルを提供することができる。そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞、ユーザの嗜好を表す単語、もしくは、ユーザがそのとき興味を有しているものに対応するキーワードを基に最適なコマーシャルを提供することは、スポンサーおよび視聴者の両者にとって、有益である。
また、そのとき流行している番組に関する言葉であったり、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞に対してコマーシャルが対応付けられることは、換言すれば、番組制作者(放送局)が提供した番組の視聴率が高いことや、放送された番組が広く知られることが、スポンサーの獲得に結びつくということにもなる。キーワードに対応付けられたCMコンテンツデータを優先的に表示させる処理の詳細については、後述する。
図6に示される第2のメタデータ169−3は、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、バナーデータおよび付帯データが対応付けられて生成されている。この第2のメタデータ169−3は、録画装置3に記憶されている録画データをユーザが検索する場合などに表示される各種表示画面に表示される広告バナーと、その広告バナーが選択された場合に表示されるCMコンテンツデータを含むものである。また、付帯データとして、例えば、キーワードが記載されている場合、録画装置3に記憶されている録画データを検索するためにユーザが用いたキーワードが対応付けられている第2のメタデータ169−3に含まれている広告バナーを、優先的に表示させるようにすることができる。付帯データには、キーワード以外にも、例えば、表示の優先順位に関する情報や、第2のメタデータ169−3の有効期間などの情報を記載することができる。バナーの表示の詳細や、バナーが選択された場合のコマーシャルの表示の詳細については、後述する。
図7に示される第2のメタデータ169−4は、映像や音声からなるCMコンテンツデータに、用途情報および付帯データが対応付けられて生成されている。用途情報とは、この第2のメタデータ169−4に含まれているCMコンテンツデータが表示される用途を示す情報であり、例えば、この第2のメタデータ169−4に含まれるCMコンテンツデ
ータが、検索中の待ち時間などに表示されるためのCMコンテンツデータである場合、用途情報として、「検索中に表示」されることを示す情報が記載され、この第2のメタデータ169−4に含まれるCMコンテンツデータが、テキストによる番組情報提供画面に表示されるためのCMコンテンツデータである場合、用途情報として、「テキストによる番組情報提供画面で表示」されることを示す情報が記載される。また、付帯データとして、例えば、キーワードが記載されている場合、検索処理の待ち時間に、検索に用いられたキーワードが対応付けられている第2のメタデータ169−4に含まれるCMコンテンツデータを、優先的に表示させることができる。更に、付帯データには、キーワード以外にも、例えば、表示の優先順位に関する情報や、第2のメタデータ169−4の有効期間などの情報を記載することができる。用途情報を利用したコマーシャルの表示の詳細については、後述する。
次に、図8のフローチャートを参照して、図2を用いて説明した、録画装置3が実行する処理である録画処理について説明する。
ステップS1において、録画制御部34は、操作入力部33から供給されるユーザの操作入力を基に、番組の録画が指令されているか否かを判断する。ステップS1において、番組の録画が指令されていないと判断された場合、処理が終了される。
ステップS1において、番組の録画が指令されたと判断された場合、ステップS2において、映像信号デコーダ31および音声信号デコーダ32は、録画制御部34の制御に基づいて、番組放送信号(映像信号および音声信号)の入力を受けて、デコードを行う。映像信号デコーダ31は、デコードした映像データをメモリ36に供給する。
ステップS3において、図9を用いて後述する録画データ作成処理が実行される。
ステップS4において、録画データ生成部35は、ステップS3の処理により作成された録画データを、録画データ記憶部39に供給する。録画データ記憶部39は供給された録画データを保存し、処理が終了される。
このような処理により、録画装置3は、ユーザの操作入力に基づいて、第1のメタデータに対応するテキストデータを用いて検索処理を行うことが可能な録画データを生成して、録画することが可能となる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図8のステップS3において実行される録画データ作成処理について説明する。
ステップS21において、番組ID情報抽出部37は、メモリ36に保持されているデコードされた映像データに含まれる番組管理情報から、録画される番組を個別に識別可能な番組ID情報を抽出して、録画データ生成部35に供給する。
ステップS22において、録画データ生成部35は、タイマ38を参照して、メモリ36から供給された映像データ、または、音声信号デコーダ32から供給された音声データのうちの少なくともいずれか一方に、録画開始時刻情報を対応付ける。
ステップS23において、録画データ生成部35は、録画開始時刻情報が対応付けられた映像データまたは音声データに、更に、番組IDを対応付け、録画データを生成して、処理は、図8のステップS3に戻り、S4に進む。
このような処理により、第1のメタデータに対応するテキストデータを検索処理に用いることが可能な、番組IDおよび録画開始時刻情報が対応付けられた録画データが生成される。
なお、映像データに番組管理情報が含まれていない場合、番組ID情報抽出部37は、録画データ生成部35を介して、タイマ38から時刻情報を取得し、取得した時刻情報から、番組ID情報を生成することができるようにしても良い。
次に、図10のフローチャートを参照して、第1のメタデータ記憶処理について説明する。
ステップS41において、ネットワークインターフェース41は、インターネット5において公開されている、ユーザが第1のメタデータ165を要求するためのウェブページにアクセスして、ウェブページを表示部42に表示する。ユーザは、表示部42に表示されたウェブページを参照して、操作入力部33を用いて、第1のメタデータ165の利用を希望する番組を指定するので、ネットワークインターフェース41は、操作入力部33から供給されるユーザの操作入力によって指定された番組に対応する番組名または番組IDを、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6に供給する。
ステップS42において、ネットワークインターフェース41は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6から、第1のメタデータ165を受信したか否かを判断する。ステップS42において、第1のメタデータ165を受信していないと判断された場合、処理は、ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS42において、第1のメタデータ165を受信したと判断された場合、ステップS43において、ネットワークインターフェース41は、受信した第1のメタデータ165を、第1のメタデータ記憶部43に供給する。第1のメタデータ記憶部43は、供給された第1のメタデータ165を記憶して、処理が終了される。
このような処理により、第1のメタデータ165をメタデータ供給サーバ6からダウンロードして記憶することができる。
なお、図10の処理においては、例えば、ユーザが第1のメタデータ165を要求するためのウェブページにアクセスすることにより、録画装置3がメタデータを取得して記憶することができるものとして説明したが、録画装置3は、録画された番組に対応する第1のメタデータ165を自動的に取得することができるようにしても良い。
次に、図11のフローチャートを参照して、図2を用いて説明した、ユーザが保有する録画装置3において実行されるサムネイル生成処理について説明する。
ステップS71において、サムネイル生成部50は、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている第1のメタデータ165を取得する。
ステップS72において、サムネイル生成部50は、ステップS71において取得した第1のメタデータ165の番組ID情報168に対応する録画データを、録画データ記憶部39から検索して取得する。
ステップS73において、サムネイル生成部50は、取得した第1のメタデータ165のタイムコード167に含まれるそれぞれのテキストの開始時刻を基に、例えば、開始時刻に対応する時刻、もしくは、開始時刻に対して、所定の時間だけ前または後の所定の時刻の映像を、録画データから1フレームずつ抽出して、サムネイル画像とする。
ステップS74において、サムネイル生成部50は、ステップS73において生成されたサムネイル画像に、タイムコード167およびテキストデータ166に記載されている、対応するタイムコードおよびテキストデータを関連付けて、サムネイルデータとする。
ステップS75において、サムネイル生成部50は、ステップS74において生成され
たサムネイルデータを基に、番組ID情報168で固有に区別可能なサムネイルデータファイルを生成する。すなわち、サムネイル生成部50は、タイムコード167を構成するテキスト群と同一の数のサムネイルデータを、サムネイル画像、タイムコード、テキストデータによって構成し、これらのサムネイルデータに番組ID情報168を付与して、サムネイルデータファイルとする。
ステップS76において、サムネイル生成部50は、生成されたサムネイルデータファイルを録画データ記憶部39に出力して記憶させて、処理が終了される。
このような処理により、画像、テキスト、タイムコードが関連付けられたサムネイルデータが生成され、同一の番組のサムネイルデータ群により、サムネイルデータファイルが生成される。
次に、図12乃至図16のフローチャートを参照して、ユーザの操作入力に基づいて、録画装置3において実行される、録画番組視聴処理について説明する。
ステップS101において、録画装置3の操作入力部33は、ユーザより、記憶されている録画データを検索したり、再生させるためのアプリケーションの起動の指令を受けたか否かを判断する。ステップS101において、アプリケーションの起動の指令を受けていないと判断された場合、アプリケーションの起動の指令を受けたと判断されるまで、ステップS101の処理が実行される。
ステップS101において、アプリケーションの起動の指令を受けたと判断された場合、ステップS102において、ネットワークインターフェース41は、メタデータ供給サーバ6にアクセスし、アプリケーションのバージョンなどの確認を取るとともに、新たな第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得する。
ここで、バージョンの不整合が検出された場合、ネットワークインターフェース41は、例えば、バージョンアップに必要な情報を、メタデータ供給サーバ6、または、その他の所定のサーバから、インターネット5を介してダウンロードし、録画装置3にインストールする処理を実行するようにしても良い。
ステップS103において、ネットワークインターフェース41は、取得した第2のメタデータを第2のメタデータ記憶部44に供給して記憶させるとともに、第3のメタデータを第3のメタデータ記憶部45に供給して記憶させる。第2のメタデータ記憶部44は、供給された第2のメタデータを記憶し、第3のメタデータ記憶部45は、供給された第3のメタデータを記憶する。
ステップS104において、バナー表示制御部47は、ステップS103において、第2のメタデータ記憶部44に記憶された第2のメタデータや、録画装置3が有する機能を基に、バナー表示のための条件を満たしているか否かを判断する。具体的には、バナー表示制御部47は、例えば、第2のメタデータ記憶部44に、図6を用いて説明した、バナーデータを有する第2のメタデータ169−3が記憶されており、更に、録画装置3が、バナーデータを有する第2のメタデータ169−3の表示を制御する処理を実行するために必要な機能を有している場合などに、バナー表示のための条件が満たされていると判断される。
ステップS104において、バナー表示のための条件を満たしていると判断された場合、ステップS105において、バナー表示制御部47は、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータのうち、バナーデータを有する第2のメタデータ169−3を読み出し、表示のために必要な各種設定処理を実行する。具体的には、バナー表示制御部47は、第2のメタデータ169−3に含まれるバナーデータを基に、表示画面に
表示させる、後述する広告バナーの表示画像データを生成したり、その表示順を決定するために、例えば、表示の優先順位や対応付けられたキーワードなどの情報が付帯データとして記載されている場合は、これらのデータを読み込む。
ステップS104において、バナー表示のための条件を満たしていないと判断された場合、または、ステップS105の処理の終了後、ステップS106において、画面表示制御部48は、録画データ記憶部39に記憶されている、録画データおよびそれらのサムネイル画像データを基に、例えば、図17に示されるような、録画済番組一覧表示画面251を表示させる。具体的には、画面表示制御部48は、録画済番組一覧表示画面251に対応する表示画像データを生成し、映像出力処理部53および出力端子22−1を介して、テレビジョン受像機2に出力して表示させる。以下、画面表示制御部48による各種表示画面の表示の制御は、同様にして実行されるので、具体的な記載は適宜省略し、単に、表示を制御する、または、表示させると記載する場合もある。
録画済番組一覧表示画面251には、図17に示されるように、録画されている番組名と、その番組に対応するサムネイル画像とにより構成される、録画済番組情報271−1乃至録画済番組情報271−8が表示される。図17においては、録画されている番組名と、その番組に対応するサムネイル画像とにより構成される録画済番組情報271が、8組表示可能なようになされているが、録画済番組情報271は、1画面に何組表示することが可能なようにしても良いということは言うまでもない。
ユーザは、例えば、リモートコントローラなどの操作入力デバイスを用いて、録画済番組情報271のうちのいずれかにカーソルを移動して、ハイライトを当てることが可能である。録画済番組一覧表示画面251には、ハイライトが当てられた状態の録画済番組情報271に対応する番組名、放送チャンネル、放送局名、または、放送日時などの情報が表示されるようにしても良い。
また、ステップS104において、バナー表示のための条件を満たしていると判断された場合においては、録画済番組一覧表示画面251に、複数の広告バナー272を表示させることが可能である。図17において表示されている、広告バナー272−1乃至広告バナー272−5は、ステップS102において取得され、ステップS103において、第2のメタデータ記憶部44に記憶された第2のメタデータのうち、図6を用いて説明した、バナーデータを有する第2のメタデータ169−3に基づいて、ステップS105において表示設定されたものである。画面表示制御部48は、バナー表示制御部47から、表示の優先順位の高いものとして設定された第2のメタデータ169−3のバナーデータを複数取得し、録画済番組一覧表示画面251の所定の位置への表示を制御する。
更に、録画済番組一覧表示画面251には、字幕表示ボタン273、並び替えボタン274、検索ボタン275、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。
字幕表示ボタン273は、カーソルが合わせられている録画済番組情報271に対応する番組に対して、テキストによる番組情報の提供を受けたい場合に、ユーザにより選択される。テキストによる番組情報の提供については、後述する。並び替えボタン274は、録画済番組一覧表示画面251内の録画済番組情報271の表示順番を並べ替えたい場合に、ユーザにより選択される。検索ボタン275は、テキストデータをキーワードとし、第1のメタデータ165を用いて、録画済番組データのうち、ユーザが所望する番組、または、ユーザが所望するコマーシャルを検索する処理の実行が指令される場合に、ユーザにより選択される。
前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、および、下へボタン279は、例えば、図示しないリモートコマンダなどを用いてカーソル位置の移動を指令する場合に選択されるボタンである。例えば、現在表示中の録画済番組情報271の数よりも多くの録画済番組データが存在し、カーソルが録画済番組情報271−1に合わせられている状態において、前へボタン276、または、上へボタン277が選択されて、カーソルの移動が指令された場合や、カーソルが録画済番組情報271−8に合わせられている状態において、次へボタン278、または、下へボタン279が選択されて、カーソルの移動が指令された場合、画面表示制御部48は、現在表示中の録画済番組情報271以外の録画済番組情報271を録画済番組一覧表示画面251に表示させるようにしても良い。
また、これらの操作ボタンの選択操作のうちの一部は、例えば、すでに広く用いられているBSチューナ用のリモートコマンダに用いられている、赤、黄、青、緑の4色のボタンの押下操作に対応させるようにしても良い。
そして、決定ボタン280は、現在、カーソルが合わせられている情報をユーザが選択決定する場合に選択されるボタンである。例えば、図17の録画済番組一覧表示画面251においては、録画済番組情報271のうち、現在、カーソルが合わせられてハイライトが当てられているものに対応する録画データを再生させる場合に選択される。
ステップS107において、操作入力部33は、検索ボタン275が選択されたか否かを判断する。ステップS107において、検索ボタン275が選択されたと判断された場合、処理は、後述するステップS109に進む。
ステップS107において、検索ボタン275が選択されていないと判断された場合、ステップS108において、操作入力部33は、字幕表示ボタン273が選択されて、ユーザから、テキストによる番組情報の提供が指令されたか否かを判断する。ステップS108において、テキストによる番組情報の提供が指令されたと判断された場合、処理は、後述するステップS135に進む。ステップS108において、テキストによる番組情報の提供が指令されていないと判断された場合、処理は、後述するステップS148に進む。
ステップS107において、検索ボタン275が選択されたと判断された場合、ステップS109において、操作入力部33は、検索ボタン275が選択されたことを画面表示制御部48に通知する。画面表示制御部48は、図18に示されるような、全体検索画面301を表示させる。
全体検索画面301には、ユーザにより操作入力された検索のためのキーワード、すなわち、検索キーが表示されるキーワードボックス311−1乃至311−mが表示される。全体検索画面301に表示されるキーワードボックス311の数は、いくつであってもかまわない。
また、全体検索画面301には、戻るボタン321、すべてを含む検索ボタン322、いずれかを含む検索ボタン323、削除ボタン324、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が備えられている。戻るボタン321は、表示画面を一つ前の画面、または、前に表示された所定の画面に遷移させる場合にユーザにより選択されるボタンであり、この場合、図17を用いて説明した、録画済番組一覧表示画面251に表示画面を遷移させる場合に、ユーザにより選択されるボタンである。すべてを含む検索ボタン322は、キーワードボックス311−1乃至311−mに記載されているすべてのキーワードを含む録画データ、または、コマーシャルを検索させる場合、すなわち、キーワードボックス311−1乃至311−mに記載されているすべてのキーワードを用
いた、いわゆるand検索を行わせる場合に、ユーザにより選択されるボタンである。いずれかを含む検索ボタン323は、キーワードボックス311−1乃至311−mに記載されているキーワードのうちの少なくともいずれか1つを含む録画データ、または、コマーシャルを検索させる場合、すなわち、キーワードボックス311−1乃至311−mに記載されているキーワードを用いた、いわゆるor検索を行わせる場合に、ユーザにより選択されるボタンである。削除ボタン324は、キーワードボックス311−1乃至311−mのうち、現在カーソルが当てられて、ハイライトされているキーワードボックス311に記載されているキーワードを削除させる場合に、ユーザにより選択されるボタンである。
上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280は、図17において上述した場合と基本的に同様の処理を実行させるためにユーザにより選択されるボタンであり、決定ボタン280が選択された場合、キーワードボックス311−1乃至311−mのうち、現在カーソルが当てられて、ハイライトされているキーワードボックス311へのテキストデータの入力処理が実行可能なようになされている。
また、全体検索画面301にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。
ステップS110において、操作入力部33は、キーワードボックス311−1乃至311−mのうちのいずれかにカーソルが当てられた状態で、決定ボタン280が選択された否かを基に、いずれかのキーワードボックス311へのキーワードの入力が指令されたか否かを判断する。ステップS110において、いずれかのキーワードボックス311へのキーワードの入力が指令されていないと判断された場合、処理は、後述するステップS115に進む。
ステップS110において、いずれかのテキストボックスへのテキストの入力が指令されたと判断された場合、ステップS111において、操作入力部33は、決定ボタン280が選択されたことを画面表示制御部48に通知する。画面表示制御部48は、図19に示されるような、検索方法選択画面341を表示させる。
検索方法選択画面341には、図19に示されるように、お勧めワードの選択により検索キーワードを入力する場合に選択されるおすすめワードの選択ボタン351と、フリーワードの入力により検索キーワードを入力する場合に選択されるフリーワードの入力ボタン352が設けられている。検索方法選択画面341には、更に、戻るボタン321、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。また、検索方法選択画面341にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。
ステップS112において、操作入力部33は、お勧めワードの選択ボタン351にカーソルが当てられた状態で、決定ボタン280が選択されたか否かを基に、お勧めワード検索が選択されたか否かを判断する。
ステップS112において、お勧めワード検索が選択されたと判断された場合、ステップS113において、図32のフローチャートを用いて後述される、お勧めワード検索処理が実行され、処理は、ステップS110に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS112において、お勧めワード検索が選択されなかったと判断された場合、フリーワード検索が選択されたので、ステップS114において、図34のフローチャートを用いて後述される、フリーワード検索処理が実行され、処理は、ステップS110に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS110において、いずれかのキーワードボックス311へのキーワードの入力が指令されていないと判断された場合、ステップS115において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを基に、図17を用いて説明した録画済番組一覧表示画面251に表示画面を遷移させる、すなわち、表示画面を戻すことが指令されたか否かを判断する。ステップS115において、「戻る」が指令されたと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS115において、「戻る」が指令されていないと判断された場合、ステップS116において、操作入力部33は、すべてを含む検索ボタン322、または、いずれかを含む検索ボタン323のうちのいずれか一方が選択されたか否かを基に、現在、全体検索画面301のキーワードボックス311−1乃至311−mに記入され表示されている検索キーワードを基にしたand検索またはor検索が指令されたか否かを判断する。
ステップS116において、and検索またはor検索が指令されていないと判断された場合、ステップS117において、操作入力部33は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判断する。ステップS117において、アプリケーションの終了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。ステップS117において、アプリケーションの終了が指令されなかったと判断された場合、処理は、ステップS110に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS116において、and検索またはor検索が指令されたと判断された場合、ステップS118において、操作入力部33は、and検索またはor検索が指令されたことを画面表示制御部48に通知するとともに、入力されたキーワードをマッチング処理部49および画面表示制御部48に供給する。画面表示制御部48は、図20に示されるような、検索結果の出力方法の選択画面381を表示させる。
検索結果の出力方法の選択画面381には、例えば、図20に示されるように、検索結果の出力方法として番組一覧を選択するための番組一覧ボタン391、および、検索結果の出力方法としてコマーシャル(CM)一覧を選択するためのCM一覧ボタン392が設けられている。アプリケーションにおいて他の検索結果の出力方法が用意されている場合、検索結果の出力方法の選択画面381には、用意されている検索結果の出力方法を選択することができるようなボタンが適宜表示される。検索結果の出力方法の選択画面381には、更に、戻るボタン321、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。また、検索結果の出力方法の選択画面381にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。
ステップS119において、操作入力部33は、番組一覧ボタン391またはCM一覧ボタン392にカーソルが当てられた状態で、決定ボタン280が選択されたか否かを基に、出力方法の選択を受けたか否かを判断する。ステップS119において、出力方法の選択を受けていないと判断された場合、出力方法の選択を受けたと判断されるまで、ステップS119の処理が繰り返される。
ステップS119において、出力方法の選択を受けたと判断された場合、ステップS120において、図36のフローチャートを用いて後述する検索処理が実行される。
ステップS121において、画面表示制御部48は、ステップS119において、操作入力部33が取得したユーザの操作入力を基に、検索結果の出力方法として、CM一覧が選択されていたか否かを判断する。
ステップS121において、検索結果の出力方法として、CM一覧が選択されていたと
判断された場合、ステップS122において、画面表示制御部48は、図21に示されるような、検索結果CM一覧表示画面421を表示させる。
検索結果CM一覧表示画面421には、図21に示されるように、検索結果に対応するCMの内容を示すCM検索結果ボタン431−1乃至CM検索結果ボタン431−6が表示されている。更に、検索結果CM一覧表示画面421には、戻るボタン321、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。ユーザが、CM検索結果ボタン431−1乃至CM検索結果ボタン431−6のうちの所望のものを選択して決定した場合、すなわち、CM検索結果ボタン431−1乃至CM検索結果ボタン431−6のうちのいずれかがハイライトされている状態で決定ボタン280が選択された場合、操作入力部33は、ユーザが選択決定したCM検索結果ボタン431はいずれであるかを示す信号を、マッチング処理部49に供給する。マッチング処理部49は、ユーザの操作入力に基づいて、対応するコマーシャルコンテンツデータを、第2のメタデータ記憶部44から読み出して、画面表示制御部48に供給する。画面表示制御部48は、供給されたコマーシャルコンテンツデータを、映像出力処理部53および出力端子22-1、並びに、音声出力処理部54および出力端
子22-2を介して、出力部13に供給するので、検索されたコマーシャルが再生される
。
ここでは、6つの検索結果が出力されたものとしているが、検索結果CM一覧表示画面421には、すべての検索結果が一度に表示されるようにしても、所定数以下の検索結果のみが表示可能なようにし、一度に表示しきれない検索結果に関しては、例えば、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、または、下へボタン279などの選択操作により、スクロールさせて表示可能なようにしても良い。
また、検索結果CM一覧表示画面421にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。更に、検索に用いられたキーワードに対応付けられた(付帯データとして、検索に用いられたキーワードが記載された)バナーデータを有する第2のメタデータ169−3がバナー表示制御部47により表示設定されている場合、検索結果CM一覧表示画面421には、検索に用いられたテキストに対応付けられたバナーデータを有する第2のメタデータ169−3に対応する広告バナー272を優先的に表示させるようにすることができる。
例えば、お勧めワードの中から選択された、または、フリーワード入力により入力された検索キーワードの中に、「結婚してください」というキーワードが含まれていた場合、付帯データとして、検索に用いられた「結婚してください」というキーワードが記載された第2のメタデータ169−3に対応する広告バナー272の表示が優先される。したがって、図21に示されるように、例えば、結婚したいと考えているユーザや、結婚の予定があるユーザにとって興味があると思われるダイヤモンドの広告バナー272−15、結婚式場の広告バナー272−16、または、結婚情報誌の広告バナー272−17などが、検索結果CM一覧表示画面421に表示されるようにすることができるので、スポンサーおよび視聴者の両者にとって有益なコマーシャルを優先的に提供することが可能となる。
ステップS123において、操作入力部33は、検索結果のうちのいずれか、すなわち、図21を用いて説明した検索結果CM一覧表示画面421のCM検索結果ボタン431−1乃至CM検索結果ボタン431−6のうちのいずれかを選択決定する操作入力を受けたか否か、具体的には、CM検索結果ボタン431−1乃至CM検索結果ボタン431−6のうちのいずれかにカーソルが当てられて選択され、決定ボタン280が選択された状態であるか否かを判断する。
ステップS123において、検索結果のうちのいずれかを選択決定する操作入力を受けたと判断された場合、ステップS124において、画面表示制御部48は、操作入力部33から供給される、ユーザの操作入力を示す信号を基に、ユーザにより選択されたコマーシャルに対応する第2のメタデータを第2のメタデータ記憶部44から読み出して、第2のメタデータに含まれるコマーシャルコンテンツデータを基に、表示データを映像出力処理部53および出力端子22-1を介して、音声データを音声出力処理部54および出力
端子22-2を介して、それぞれ出力部13に供給し、コマーシャルを表示させ、処理は
、後述するステップS159に進む。
ステップS123において、検索結果のうちのいずれかを選択決定する操作入力を受けなかったと判断された場合、ステップS125において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを判断する。ステップS125において、戻るボタン321が選択されたと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS125において、戻るボタン321が選択されなかったと判断された場合、ステップS126において、操作入力部33は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判断する。ステップS126において、アプリケーションの終了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。ステップS126において、アプリケーションの終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS123に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS121において、検索結果の出力方法として、CM一覧が選択されていなかったと判断された場合、検索結果の出力方法として、番組一覧が選択されているので、ステップS127において、画面表示制御部48は、図22に示されるような、検索結果番組一覧表示画面461を表示させる。
検索結果番組一覧表示画面461には、図22に示されるように、検索結果に対応する番組名と対応するサムネイル画像データとのペアである番組検索結果ボタン471−1乃至番組検索結果ボタン471−8が表示されている。更に、検索結果番組一覧表示画面461には、戻るボタン321、字幕表示ボタン273、並び替えボタン274、全画面再生ボタン434、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。ここでは、8つの検索結果が出力されたものとしているが、検索結果番組一覧表示画面461には、すべての検索結果が一度に表示されるようにしても、所定数以下の検索結果のみが表示可能なようにし、一度に表示しきれない検索結果に関しては、例えば、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、または、下へボタン279などの選択操作により、スクロールさせて表示可能なようにしても良い。
また、検索結果番組一覧表示画面461にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。更に、検索に用いられたキーワードに対応付けられた(付帯データとして、検索に用いられたキーワードが記載された)バナーデータを有する第2のメタデータ169−3がバナー表示制御部47により表示設定されている場合、検索結果番組一覧表示画面461にも、検索に用いられたキーワードに対応付けられたバナーデータを有する第2のメタデータ169−3に対応する広告バナー272を優先的に表示させるようにすることができる。
例えば、お勧めワードの中から選択された、または、フリーワード入力により入力された検索キーワードの中に、「ラーメン」というキーワードが含まれていた場合、付帯デー
タとして、検索に用いられた「ラーメン」というキーワードが記載された第2のメタデータに対応する広告バナー272の表示が優先される。したがって、図22に示されるように、ラーメン好きのユーザにとって興味があると思われる広告バナー272−18乃至広告バナー272−20などが、検索結果番組一覧表示画面461に表示されるようにすることができるので、スポンサーおよび視聴者の両者にとって有益なコマーシャルを優先的に提供することが可能となる。
ステップS127の処理の終了後、ステップS128において、操作入力部33は、検索結果のうちのいずれか、すなわち、図22に示される検索結果番組一覧表示画面461の番組検索結果ボタン471−1乃至番組検索結果ボタン471−6のうちのいずれかを選択する操作入力を受けたか否か、具体的には、いずれかにカーソルを当てて選択しているが、決定ボタン280は選択されていないので選択決定されていない状態であるか否かを判断する。ステップS128において、検索結果のうちのいずれかを選択する操作入力を受けたと判断された場合、処理は、後述するステップS131に進む。
ステップS128において、検索結果のうちのいずれかを選択する操作入力を受けなかったと判断された場合、ステップS129において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを判断する。ステップS129において、戻るボタン321が選択されたと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS129において、戻るボタン321が選択されなかったと判断された場合、ステップS130において、操作入力部33は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判断する。ステップS130において、アプリケーションの終了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。ステップS130において、アプリケーションの終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS128に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS128において、検索結果のうちのいずれかを選択する操作入力を受けたと判断された場合、ステップS131において、操作入力部33は、字幕表示ボタン273が選択されたか否かを基に、テキストによる番組情報の提供が指令されたか否かを判断する。ステップS131において、テキストによる番組情報の提供が指令されたと判断された場合、処理は、後述するステップS135に進む。
ステップS131において、テキストによる番組情報の提供が指令されていないと判断された場合、ステップS132において、操作入力部33は、全画面再生ボタン434が選択されたか否かを基に、全画面での再生が指令されたか否かを判断する。ステップS132において、全画面での再生が指令されたと判断された場合、処理は、後述するステップS149に進む。
ステップS132において、全画面での再生が指令されていないと判断された場合、ステップS133において、操作入力部33は、ユーザの操作入力を基に、その他の再生方法が指令されたか否かを判断する。ステップS133において、その他の再生方法が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS128に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS133において、その他の再生方法が指令されたと判断された場合、ステップS134において、操作入力部33は、指令された再生方法を示す情報を画面表示制御部48に通知するので、画面表示制御部48は、指令された再生方法による表示の制御を実行し、処理は、後述するステップS159に進む。
ステップS108、または、ステップS131において、テキストによる番組情報の提供が指令されたと判断された場合、ステップS135において、図40のフローチャートを用いて後述するテキストによる番組情報の提供処理が実行される。
図40のフローチャートを用いて後述するテキストによる番組情報の提供処理により、図23乃至図26に示される第1の字幕情報表示画面501乃至第3の字幕情報表示画面571の表示が制御される。
まず、チャプタが設定されていない場合の第1の字幕情報表示画面501の表示例を図23に示す。
第1の字幕情報表示画面501には、図23に示されるように、字幕情報表示エリア511と画像表示エリア512が設けられている。字幕情報表示エリア511には、第1のメタデータ記憶部43により記憶され、マッチング処理部49の処理によりマッチングされてユーザが入力した検索条件に合致した、または、ユーザにより選択された録画データに対応する第1のメタデータ165のテキストデータ166に含まれるテキストデータが、時系列に所定数表示される。画像表示エリア512には、マッチング処理部49の処理によりマッチングされてユーザが入力した検索条件に合致した、または、ユーザにより選択された録画データに対応するサムネイル画像データ、または、動画像データを表示させることができる。更に、第1の字幕情報表示画面501には、戻るボタン321、全画面再生ボタン434、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。
なお、画像表示エリア512に表示されたサムネイル画像データ、または、動画像データは、字幕情報表示エリア511に表示されているテキストデータがスクロールされるだけでは、そのスクロール動作の影響を受けて表示が変更されることはない(いずれかのテキストデータが選択決定されなければ、表示が変更されない)。
次に、チャプタが設定されている場合の第2の字幕情報表示画面541の表示例を図24に示す。
第2の字幕情報表示画面541には、図24に示されるように、字幕情報表示エリア511と画像表示エリア512に加えて、チャプタ名表示エリア551が設けられている。チャプタ名表示エリア551には、ユーザの操作入力に基づいて、チャプタ設定部40の処理により設定されたチャプタのチャプタ名のうち、字幕情報表示エリア511に表示されているテキストデータに対応する部分のチャプタ名が表示される。また、画像表示エリア512には、サムネイル画像データ、または、動画像データを表示させるようにすることができる。更に、第2の字幕情報表示画面541には、戻るボタン321、全画面再生ボタン434、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。
次に、チャプタが設定されている場合の第3の字幕情報表示画面571の表示例を図25に示す。
第3の字幕情報表示画面571には、図25に示されるように、字幕情報表示エリア511と画像表示エリア512が設けられているが、字幕情報表示エリア511には、第1のメタデータ165のテキストデータ166に含まれるテキストデータが、時系列に所定数表示されているのではなく、それに代わって、ユーザの操作入力に基づいて、チャプタ設定部40の処理により設定されたチャプタのチャプタ名のうち、ユーザが入力した検索条件に合致した、または、ユーザにより選択された録画データに設定されているチャプタ名が時系列に所定数表示される。また、画像表示エリア512には、サムネイル画像データ、または、動画像データを表示させるようにすることができる。更に、第3の字幕情報
表示画面571には、戻るボタン321、全画面再生ボタン434、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。
また、画像表示エリア512には、サムネイル画像データ、または、動画像データを表示させるのみならず、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータを基に、CMコンテンツを表示させるようにすることができる。図26に、その一例として、画像表示エリア512にCMコンテンツが表示されている第3の字幕情報表示画面571を示すが、第1の字幕情報表示画面501および第2の字幕情報表示画面541においても、サムネイル画像データ、または、動画像データに代わって、画像表示エリア512にCMコンテンツを表示させるようにしても良いことは言うまでもない。
ここで、画像表示エリア512には、ユーザが入力した検索キーワードに対応する第2のメタデータ169−2に含まれるCMコンテンツデータが、優先的に表示されるようにしても良いし、検索された、または、ユーザによって選択された番組の録画データに含まれるコマーシャルが、優先的に表示されるようにしても良い。
そして、第1の字幕情報表示画面501乃至第3の字幕情報表示画面571には、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることが可能であり、更に、検索に用いられたテキストに対応付けられた(付帯データとして、検索に用いられたテキストが記載された)バナーデータを有する第2のメタデータ169−3がバナー表示制御部47により表示設定されている場合、検索に用いられたテキストに対応付けられたバナーデータを有する第2のメタデータ169−3に対応する広告バナー272を優先的に表示させるようにすることができる。
録画番組視聴処理の説明に戻る(図15)。
ステップS136において、操作入力部33は、例えば、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、または、下へボタン279などの選択操作があるか否かを基に、表示されているテキストのスクロールが指令されたか否かを判断する。
ステップS136において、表示されているテキストのスクロールが指令されたと判断された場合、ステップS137において、操作入力部33は、ユーザの操作入力を示す信号を、画面表示制御部48に供給するので、画面表示制御部48は、ユーザの指令に基づいて、テキストがスクロールされて表示されるように、表示画面を変更する。
また、画像表示エリア512を有する表示画面が表示されている場合、ステップS136において、表示されているテキストのスクロールが指令されたと判断されても、サムネイル画像データ、または、動画像データが表示されている画像表示エリア512の表示は変更されない。すなわち、画像表示エリア512にサムネイル画像が表示されている場合、表示されているテキストのスクロールが指令されても、画像表示エリア512に表示されているサムネイル画像は変更されず、画像表示エリア512に動画像データが表示されている場合、表示されているテキストのスクロールが指令されても、画像表示エリア512に表示されている動画像データの再生位置はジャンプされない。換言すれば、字幕情報表示エリア511に表示されているテキストのタイムコードと、画像表示エリア512に表示されているサムネイル画像または動画像の再生開始位置のタイムコードは、いずれかのテキストに対する選択決定操作が行われない限りは、連動しない。
ステップS136において、表示されているテキストのスクロールが指令されなかったと判断された場合、または、ステップS137の処理の終了後、ステップS138において、操作入力部33は、供給されるユーザの操作入力を基に、表示されているテキストのいずれかが選択決定されたか否かを判断する。ステップS138において、表示されてい
るテキストのいずれかが選択決定されたと判断された場合、処理は、後述するステップS141に進む。
ステップS138において、表示されているテキストはいずれも選択決定されていないと判断された場合、ステップS139において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを判断する。ステップS139において、戻るボタン321が選択されたと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS139において、戻るボタン321が選択されなかったと判断された場合、ステップS140において、操作入力部33は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判断する。ステップS140において、アプリケーションの終了が指令されたと判断された場合、処理が終了される。ステップS140において、アプリケーションの終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS136に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS138において、表示されているテキストのいずれかが選択決定されたと判断された場合、ステップS141において、画面表示制御部48は、選択決定されたテキストに対応するサムネイル画像または動画像を表示させるために、録画データ記憶部39から、選択決定されたテキストに対応付けられているタイムスタンプに対応する、または、そのタイムスタンプの前後の所定の時間だけずれた時刻に対応するサムネイル画像データまたは動画像データを取得し、選択決定されたテキストに対応するサムネイル画像または動画像を表示させる。
ステップS142において、操作入力部33は、全画面再生ボタン434が選択されたか否かを基に、全画面での再生が指令されたか否かを判断する。ステップS142において、全画面での再生が指令されたと判断された場合、処理は、ステップS149に進む。
ステップS142において、全画面での再生が指令されなかったと判断された場合、ステップS143において、操作入力部33は、ユーザの操作入力を基に、サムネイルやテキストの表示方法の変更が指令されたか否かを判断する。
ステップS143において、サムネイルやテキストの表示方法の変更が指令されていないと判断された場合、ステップS144において、操作入力部33は、ユーザの操作入力を基に、その他の再生方法が指令されたか否かを判断する。ステップS144において、その他の再生方法が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS136に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS144において、その他の再生方法が指令されたと判断された場合、ステップS145において、操作入力部33は、指令された再生方法を示す情報を画面表示制御部48に通知するので、画面表示制御部48は、指令された再生方法にて表示の制御を実行し、処理は、後述するステップS159に進む。
ステップS143において、サムネイルやテキストの表示方法の変更が指令されたと判断された場合、ステップS146において、操作入力部33は、指令された再生方法を示す情報を画面表示制御部48に通知するので、画面表示制御部48は、録画データ記憶部39に記憶されている録画データ、または、サムネイル画像データ、および、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている第1のメタデータ165を用いて、指令された表示方法の表示画像データを生成する。具体的には、画面表示制御部48は、操作入力部33から供給された指令された再生方法を示す情報に基づいて、図23乃至図26を用いて説明
した第1の字幕情報表示画面501乃至第3の字幕情報表示画面571のうちのいずれかの表示形式における字幕情報表示画面に対応する表示画像データを生成する。
ステップS147において、画面表示制御部48は、ステップS146において生成された表示画像データにより字幕情報表示画面を表示させ、処理は、ステップS136に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS108において、テキストによる番組情報の提供が指令されていないと判断された場合、ステップS148において、操作入力部33は、いずれかの番組を選択決定する操作入力を受けたか否か、具体的には、録画済番組一覧表示画面251に表示されている録画済番組情報271のうちのいずれかにカーソルが移動されて、ハイライトが当られている状態において、決定ボタン280が選択されたか否かを判断する。ステップS148において、いずれかの番組を選択決定する操作入力を受けていないと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS148において、いずれかの番組を選択決定する操作入力を受けたと判断された場合、ステップS132において、全画面での再生が指令されたと判断された場合、または、ステップS142において、全画面での再生が指令されたと判断された場合、ステップS149において、画面表示制御部48は、フラグ設定部52を参照し、CMフラグがアクティブ状態であるか否かを判断する。ステップS149において、CMフラグがアクティブではないと判断された場合、処理は、後述するステップS157に進む。
ステップS149において、CMフラグがアクティブであると判断された場合、ステップS150において、画面表示制御部48は、CMの視聴を一番最初にまとめて行うか、CMを見ないかのいずれかの視聴方法を選択することができる、CM視聴方式選択機能を有しているか否かを判断する。CM視聴方式選択機能を有しているか否かは、例えば、録画装置3が予め有している機能や、アプリケーションのバージョンなどによって決まるものである。ステップS150において、CM視聴方式選択機能を有していないと判断された場合、処理は、後述するステップS153に進む。
ステップS150において、CM視聴方式選択機能を有していると判断された場合、ステップS151において、画面表示制御部48は、図27に示されるような、CM視聴方式選択画面671を表示させる。
CM視聴方式選択画面671には、図27に示されるように、例えば、「この番組は、ご希望により、CMの視聴をスキップすることができます。CMを見た場合、・・・CMを見なかった場合・・・となります。」など、CMの再生をスキップすることが可能であることと、CMを見た場合と見なかった場合のユーザに対する課金条件または特典などについて説明するメッセージを表示させるようにすることができる。また、CM視聴方式選択画面671には、CMを見ることをユーザが指令するための「CMを見る」ボタン681と、CMを見ないことをユーザが指令するための「CMを見ない」ボタン682とが設けられている。更に、CM視聴方式選択画面671には、戻るボタン321、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。そして、CM視聴方式選択画面671には、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることが可能である。
ステップS152において、操作入力部33は、CM視聴方式選択画面671の「CMを見る」ボタン681が選択されたか否かを基に、ユーザにより、CMの視聴が選択されたか否かを判断する。ステップS152において、CMの視聴が選択されたと判断された場合、処理は、後述するステップS154に、CMの視聴が選択されなかったと判断され
た場合、処理は、後述するステップS155に、それぞれ進む。
ステップS150において、CM視聴方式選択機能を有していないと判断された場合、ステップS153において、画面表示制御部48は、ユーザに対して、CMを最初にまとめて再生することを通知するための、図28に示される通知画面701を表示する。通知画面701には、例えば、「この番組は、本編再生の前に、CMがまとめて再生されますが、本編再生中のCMはスキップされます。」などのメッセージが表示される。
ステップS152において、CMの視聴が選択されたと判断された場合、または、ステップS153の処理の終了後、ステップS154において、図41を用いて後述する、CMまとめ視聴処理が実行され、処理は、後述するステップS159に進む。
ステップS152において、CMの視聴が選択されなかったと判断された場合、ステップS155において、録画データ検索出力部51は、ユーザに選択された録画データを録画データ記憶部39から検索して読み出し、画面表示制御部48に供給する。
ステップS156において、画面表示制御部48は、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている、ユーザに選択された録画データに対応する第1のメタデータ165のうちの、CMに対応する部分のタイムコード167を参照し、録画データ検索出力部51から供給された録画データからCM部分を削除する。
ステップS149において、CMフラグがアクティブではないと判断された場合、ステップS157において、録画データ検索出力部51は、ユーザに選択された録画データを録画データ記憶部39から検索して読み出し、画面表示制御部48に供給する。
ステップS156またはステップS157の処理の終了後、ステップS158において、画面表示制御部48は、CM部分を含む、または、CM部分を含まない録画データを、映像出力処理部53および出力端子22−1、並びに、音声出力処理部54および出力端子22−2を介してテレビジョン受像機2の出力部13に供給し、例えば、図29に示されるように、選択された番組を全画面711で通常再生させる。
ステップS124、ステップS134、ステップS145、ステップS154、または、ステップS158の処理の終了後、ステップS159において、操作入力部33、または、画面表示制御部48は、録画データの再生が終了したか、または、再生の終了が指令されたか否かを判断する。
ステップS159において、録画データの再生が終了したか、または、再生の終了が指令されたと判断された場合、処理は、ステップS106に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS159において、録画データの再生は終了しておらず、また、再生の終了も指令されていないと判断された場合、ステップS160において、操作入力部33は、アプリケーションの終了が指令されたか否かを判断する。ステップS160において、アプリケーションの終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS159に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS160において、アプリケーションの終了が指令されたと判断された場合、処理は終了される。
このような処理により、ユーザは、録画データと第1乃至第3のメタデータを用いて、さまざまな形で番組を視聴することができ、更に、ユーザにとっても、スポンサーにとっても有益なように、ユーザへコマーシャルが提供される。
次に、図30のフローチャートを参照して、それぞれの表示画面に表示されている広告バナー272のいずれかが選択された場合に実行される、バナーを選択されたときの処理について説明する。
ステップS191において、操作入力部33は、表示されている広告バナー272の選択を受けたか否かを判断する。ステップS191において、表示されている広告バナー272の選択を受けていないと判断された場合、広告バナー272の選択を受けたと判断されるまで、ステップS191の処理が繰り返される。
ステップS191において、表示されている広告バナー272の選択を受けたと判断された場合、ステップS192において、バナー表示制御部47は、第2のメタデータ記憶部44に、第2のメタデータ169−3として、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータ、すなわち、広告バナー272が選択されたときに表示されるCMコンテンツデータなどが再生可能な状態で保存されているか否かを判断する。例えば、第2のメタデータのうちの一部が壊れていたり、再生可能期間から過ぎている場合、再生可能な状態ではないと判断される。ステップS192において、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータが再生可能な状態で保存されていると判断された場合、処理は、後述するステップS196に進む。
ステップS192において、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータが再生可能な状態で保存されていないと判断された場合、ステップS193において、ネットワークインターフェース41は、インターネット5を介して、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータを取得するためにメタデータ供給サーバ6にアクセスする。
ステップS194において、ネットワークインターフェース41は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6に、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータ、または、対応するコマーシャルデータを含む第2のメタデータ169−3の配信を要求する。ネットワークインターフェース41は、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータ、または、対応するコマーシャルデータを含む第2のメタデータ169−3の配信を受けた場合、受信したデータを、第2のメタデータ記憶部44に供給する。
ステップS195において、バナー表示制御部47は、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータ169−3を検索し、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータを取得することができたか否かを判断する。
ステップS192において、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータが再生可能な状態で保存されていると判断された場合、または、ステップS195において、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータを取得することができたと判断された場合、ステップS196において、バナー表示制御部47および画面表示制御部48は、例えば、図31に示されるような、選択された広告バナー272に対応するコマーシャル表示画面731を表示させ、処理が終了され、画面の表示は、広告バナー272が選択される前の表示画面に戻る。
図31に示されるコマーシャル表示画面731は、動画であっても、静止画であってもよく、また、通常の番組の途中に挿入されているコマーシャルと同一であっても、異なるものであってもよいことは言うまでもない。
ステップS195において、選択された広告バナー272に対応するコマーシャルデータを取得することができなかったと判断された場合、ステップS197において、バナー表示制御部47および画面表示制御部48は、広告バナー272に対応するコマーシャルが表示できないことをユーザに通知するためのエラーメッセージを表示させて、処理が終了され、画面の表示は、広告バナー272が選択される前の表示画面に戻る。
このような処理により、ユーザが興味を有する広告バナー272に対応するコマーシャルを表示させることが可能となる。特に、広告バナー272が、検索キーワードに関連付けられている場合、各表示画面に表示される広告バナー272は、ユーザが興味を有しているものや、最近の流行に関連するものである可能性が非常に高いので、ユーザにとっても、スポンサーにとっても有益な形で、コマーシャルを提示することが可能となる。
次に、図32のフローチャートを参照して、図13のステップS113において実行される、お勧めワード検索処理について説明する。
ステップS231において、画面表示制御部48は、第3のメタデータ記憶部45に記憶されている第3のメタデータを参照し、お勧めワード一覧データが第3のメタデータとして保持されているか否かを判断する。ステップS231において、お勧めワード一覧データが第3のメタデータとして保持されていると判断された場合、処理は、後述するステップS236に進む。
ステップS231において、お勧めワード一覧データが第3のメタデータとして保持されていないと判断された場合、ステップS232において、ネットワークインターフェース41は、お勧めワード一覧データ、または、対応する第3のメタデータを取得するために、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6にアクセスする。
ステップS233において、ネットワークインターフェース41は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6に、お勧めワード一覧データ、または、対応する第3のメタデータの配信を要求する。ネットワークインターフェース41は、インターネット5を介して、メタデータ供給サーバ6から、お勧めワード一覧データ、または、対応する第3のメタデータを受信した場合、受信したお勧めワード一覧データ、または、対応する第3のメタデータを、第3のメタデータ記憶部45に供給して記憶させる。
ステップS234において、画面表示制御部48は、第3のメタデータ記憶部45に記憶されている第3のメタデータを検索することにより、お勧めワード一覧データを取得することができたか否かを判断する。
ステップS234において、お勧めワード一覧データを取得することができなかったと判断された場合、ステップS235において、画面表示制御部48は、お勧めワード検索を行うことができないことをユーザに通知するためのエラーメッセージを表示させて、処理は、図13のステップS113に戻り、ステップS110に進む。
ステップS231において、お勧めワード一覧データが第3のメタデータとして保持されていると判断された場合、または、ステップS234において、お勧めワード一覧データを取得することができたと判断された場合、ステップS236において、画面表示制御部48は、例えば、図33に示されるような、お勧めワード一覧表示画面751を表示させる。
図33に示されるお勧めワード一覧表示画面751には、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞、もしくは、現在の流行や、ニュースとなっている出来事などを基に、ユーザが検索処理に用いて好適なキ
ーワードの一覧を表示させるキーワード一覧表示エリア761が設けられている。また、お勧めワード一覧表示画面751には、更に、戻るボタン321、上へボタン277、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。また、お勧めワード一覧表示画面751にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。
ステップS237において、操作入力部33は、お勧めワード一覧表示画面751のキーワード一覧表示エリア761に表示されているキーワードのうち、いずれかのキーワードが選択されたか否かを判断する。
ステップS237において、いずれのキーワードも選択されなかったと判断された場合、ステップS238において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを判断する。ステップS238において、戻るボタン321が選択されたと判断された場合、処理は、図13のステップS113に戻り、ステップS110に進む。ステップS238において、戻るボタン321が選択されなかったと判断された場合、処理は、ステップS237に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS237において、いずれかのキーワードが選択されたと判断された場合、ステップS239において、操作入力部33は、いずれのキーワードが選択されたかを画面表示部87およびマッチング処理部49に通知する。画面表示部87は、選択されたキーワードを検索用キーワードとして保持し、上述した図18の全体検索画面301のキーワードボックス311−1乃至311−mのうちのいずれか空いているものに表示させる。マッチング処理部49は、録画データの検索処理に用いるため、選択されたキーワードを検索用キーワードとして保持する。
ステップS240において、画面表示制御部48は、選択されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが第2のメタデータ記憶部44に保存されているか否かを判断する。
ステップS240において、選択されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが保存されていると判断された場合、ステップS241において、画面表示制御部48は、選択されたキーワードに対応するCMまたはバナーの表示の優先順位を上位に変更し、処理は、図13のステップS113に戻り、ステップS110に進む。
ステップS240において、選択されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが保存されていないと判断された場合、処理は、図13のステップS113に戻り、ステップS110に進む。
このような処理により、録画された膨大な量の録画データや、取得されたコマーシャルコンテンツから、ユーザが所望のものを選び出して視聴するにあたって、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞、もしくは、現在の流行や、ニュースとなっている出来事などを基に、ユーザが検索処理に用いて好適なキーワードの一覧を提示することができ、更に予め用意されたキーワードから、ユーザが検索キーワードを選択することができるので、ユーザが検索キーワードを入力する操作を省略することができ、選択されたキーワードに関連付けられたコマーシャルが優先的に提供されるようにすることができる。
また、選択されたキーワードが、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞などに対応するキーワードである場合、これらを基に最適なコマーシャルを提供することは、換言すれば、番組制作者(放送局)が
提供した番組の視聴率が高いことや、放送された番組が広く知られることが、スポンサーの獲得に結びつくということにもなる。
次に、図34のフローチャートを参照して、図13のステップS114において実行される、フリーワード検索処理について説明する。
ステップS301において、画面表示制御部48は、例えば、図35に示されるような、フリーワード検索画面781を表示させる。
フリーワード検索画面781には、ユーザがキーボードなしでテキストデータを入力するための文字選択エリア791、および、文字選択エリア791にて選択された文字を表示するテキスト表示エリア792が設けられている。更に、フリーワード検索画面781には、戻るボタン321、入力完了ボタン793、入力切替ボタン794、前へボタン276、上へボタン277、次へボタン278、下へボタン279、および、決定ボタン280が設けられている。また、フリーワード検索画面781にも、広告バナー272を1つ、または、複数表示させることができる。
入力完了ボタン793は、文字選択エリア791にて選択された文字により構成されるテキスト表示エリア792に表示されているテキストデータを、検索キーワードとする場合に選択されるボタンであり、入力切替ボタン794は、文字選択エリア791内の「ひらがな」、「カタカナ」、「英数」のそれぞれのタブが選択された場合と同様に、文字選択エリア791に表示されている文字の種類を、ひらがな、カタカナ、英数で、順次切り替える場合に選択されるボタンである。
ステップS302において、操作入力部33は、ユーザが文字選択エリア791に表示されている文字のうちのいずれかの文字を選択する操作入力があったか否かを判断する。
ステップS302において、文字を選択する操作入力があったと判断された場合、ステップS303において、画面表示制御部48は、ユーザの操作入力に基づいて、選択した文字をテキスト表示エリア792に表示させる。
ステップS302において、文字を選択する操作入力がなかったと判断された場合、または、ステップS303の処理の終了後、ステップS304において、操作入力部33は、入力完了ボタン793が選択されて、入力完了が指令されたか否かを判断する。
ステップS304において、入力完了が指令されていないと判断された場合、ステップS305において、操作入力部33は、戻るボタン321が選択されたか否かを判断する。ステップS305において、戻るボタン321が選択されなかったと判断された場合、処理は、ステップS302に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS305において、戻るボタン321が選択されたと判断された場合、処理は、図13のステップS114に戻り、ステップS110に進む。
ステップS304において、入力完了が指令されたと判断された場合、ステップS306において、操作入力部33は、入力されたキーワードを画面表示部87およびマッチング処理部49に通知する。画面表示部87は、入力されたキーワードを検索用キーワードとして保持し、上述した図18の全体検索画面301のキーワードボックス311−1乃至311−mのうちのいずれか空いているものに表示させる。マッチング処理部49は、録画データの検索処理に用いるため、入力されたキーワードを検索用キーワードとして保持する。
ステップS307において、画面表示制御部48は、入力されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが第2のメタデータ記憶部4
4に保存されているか否かを判断する。
ステップS307において、入力されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが保存されていると判断された場合、ステップS308において、画面表示制御部48は、入力されたキーワードに対応するCMまたはバナーの表示の優先順位を上位に変更し、処理は、図13のステップS114に戻り、ステップS110に進む。
ステップS307において、入力されたキーワードに対応するCMまたは広告バナーを表示させるための第2のメタデータが保存されていないと判断された場合、処理は、図13のステップS114に戻り、ステップS110に進む。
このような処理により、ユーザが録画された録画データや、取得されたコマーシャルコンテンツから、所望のものを検索するためのキーワードを自由に入力することができ、入力されたキーワードに関連付けられたコマーシャルが優先的に提供されるようにすることができる。
また、この場合も、入力されたキーワードが、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞などに対応するキーワードである場合、これらを基に最適なコマーシャルを提供することは、換言すれば、番組制作者(放送局)が提供した番組の視聴率が高いことや、放送された番組が広く知られることが、スポンサーの獲得に結びつくということにもなる。
次に、図36のフローチャートを参照して、図13のステップS120において実行される、検索処理について説明する。
ステップS341において、画面表示制御部48は、フラグ設定部52により設定されている各種フラグを参照し、検索CMフラグがあるか否かを判断する。
ステップS341において、検索CMフラグがあると判断された場合、ステップS342において、画面表示制御部48は、第2のメタデータ記憶部44に、検索中に表示されるCMに対応する第2のメタデータが、再生可能な状態で保存されているか否かを判断する。例えば、第2のメタデータのうちの一部が壊れていたり、再生可能期間から過ぎている場合、再生可能な状態ではないと判断される。
ステップS341において、検索CMフラグがないと判断された場合、または、ステップS342において、検索中に表示されるCMに対応する第2のメタデータが、再生可能な状態で保存されていないと判断された場合、ステップS343において、画面表示制御部48は、検索中であることを示すメッセージや画像などを表示させ、処理は、後述するステップS346に進む。
ステップS342において、検索中に表示されるCMに対応する第2のメタデータが、再生可能な状態で保存されていると判断された場合、ステップS344において、画面表示制御部48は、検索中に表示されるCMに対応する第2のメタデータのうち、最も優先順位の高い第2のメタデータを、第2のメタデータ記憶部44から選択して取得する。
ステップS345において、画面表示制御部48は、選択された第2のメタデータに含まれるCMコンテンツデータの再生を開始し、例えば、図37に示されるような、検索中CM表示画面801を表示させる。検索中CM表示画面801には、CMコンテンツデータ以外に、例えば、「検索中、しばらくお待ちください」などのメッセージを表示させるようにしても良い。
ステップS343またはステップS345の処理の終了後、ステップS346において、マッチング処理部49は、図13のステップS119において、検索結果の出力方法として、CM一覧が選択されたか否かを判断する。
ステップS346において、CM一覧が選択されたと判断された場合、ステップS347において、図38のフローチャートを用いて後述するCM検索処理が実行される。
ステップS346において、CM一覧が選択されていないと判断された場合、ステップS348において、図39のフローチャートを用いて後述する番組名検索処理が実行される。
ステップS347、または、ステップS348の処理の終了後、ステップS349において、画面表示制御部48は、フラグ設定部52により設定されている各種フラグを参照し、検索CMフラグがあるか否かを判断する。
ステップS349において、検索CMフラグがあると判断された場合、すなわち、図37を用いて説明した、検索中CM表示画面801が表示されている場合、ステップS350において、画面表示制御部48は、CMコンテンツデータの再生が終了したか否かを判断する。ステップS350において、CMコンテンツデータの再生が終了していないと判断された場合、CMコンテンツデータの再生が終了したと判断されるまで、ステップS350の処理が実行される。
ステップS349において、検索CMフラグがないと判断された場合、または、ステップS350において、CMコンテンツデータの再生が終了したと判断された場合、ステップS351において、画面表示制御部48は、図21を用いて説明した検索結果CM一覧表示画面421、または、図22を用いて説明した検索結果番組一覧表示画面461により、ステップS347またはステップS348の処理における検索結果を表示させ、処理は、図13のステップS120に戻り、図14のステップS121に進む。
このような処理により、検索処理が実行されて、検索結果が表示され、ユーザが手持ち無沙汰になる検索処理中を狙って、コマーシャルを表示させることができる。また、上述したように、検索キーワードに対応するコマーシャルは、表示の優先順位が高くなるので、検索中に表示されるコマーシャルに対応する第2のメタデータ169であり、かつ、検索キーワードに合致した第2のメタデータ169が配布されている場合、ユーザにとって興味のある内容のコマーシャルが提供されるので、スポンサーにとってもユーザにとっても好適である。更に、検索キーワードが、そのとき流行している番組に関する言葉、視聴率の高いドラマの配役名や俳優名、または、きめ台詞などである場合、番組制作者(放送局)が提供した番組の視聴率が高いことや、放送された番組が広く知られることが、スポンサーの獲得に結びつくということにもなる。
次に、図38のフローチャートを参照して、図36のステップS347において実行される、CM検索処理について説明する。
ステップS381において、マッチング処理部49は、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータ169を参照し、検索のキーワードを基に、対応するCMコンテンツデータを検索する。
ステップS382において、マッチング処理部49は、対応するCMコンテンツデータが検索されたか否かを判断する。
ステップS382において、対応するCMコンテンツデータが検索されなかったと判断された場合、ステップS383において、マッチング処理部49は、該当なしであること
を、画面表示制御部48に供給するので、画面表示制御部48は、例えば、「キーワードに合致するものがありません。キーワードを入れなおしてください。」などのメッセージを表示させることなどにより、ユーザに、該当なしであることを通知し、処理は、図36のステップS347に戻り、ステップS349に進む。
ステップS382において、対応するCMコンテンツデータが検索されたと判断された場合、ステップS384において、画面表示制御部48は、検索された第2のメタデータ169のCMコンテンツデータを基に、図21を用いて説明した検索結果CM一覧表示画面421に対応する表示画面データを生成し、処理は、図36のステップS347に戻り、ステップS349に進む。
このような処理により、記録されているCMコンテンツデータの中から、キーワードに対応するCMコンテンツデータが検索され、図21を用いて説明した検索結果CM一覧表示画面421に対応する表示画面データが生成されて、表示される。
次に、図39のフローチャートを参照して、図36のステップS348において実行される、番組名検索処理について説明する。
ステップS401において、マッチング処理部49は、第1のメタデータ記憶部43に記憶されている第1のメタデータ165を参照し、検索のキーワードを基に、対応するテキストを検索する。
ステップS402において、マッチング処理部49は、対応するテキストが検索されたか否かを判断する。
ステップS402において、対応するテキストが検索されなかったと判断された場合、ステップS403において、マッチング処理部49は、該当なしであることを、画面表示制御部48に供給するので、画面表示制御部48は、例えば、「キーワードに合致する番組がありません。キーワードを入れなおしてください。」などのメッセージを表示させることなどにより、ユーザに、該当なしであることを通知し、処理は、図36のステップS348に戻り、ステップS349に進む。
ステップS402において、対応するテキストが検索されたと判断された場合、ステップS404において、マッチング処理部49は、検索結果に対応する番組IDを抽出し、録画データ検索出力部51に供給する。
ステップS405において、録画データ検索出力部51は、供給された番組IDに対応するサムネイル画像データを、録画データ記憶部39から読み込み、画面表示制御部48に供給する。
ステップS406において、画面表示制御部48は、番組ID、および、サムネイル画像データを基に、図22を用いて説明した検索結果番組一覧表示画面461に対応する表示画面データを生成し、処理は、図36のステップS348に戻り、ステップS349に進む。
このような処理により、記録されている録画データの中から、キーワードに対応するテキストデータを有する録画データがすべて検索され、図22を用いて説明した検索結果番組一覧表示画面461に対応する表示画面データが生成される。
次に、図40のフローチャートを参照して、図15のステップS135において実行される、テキストによる番組情報の提供処理について説明する。
ステップS451において、画面表示制御部48は、フラグ設定部52により設定され
ている各種フラグを参照し、CMフラグがあるか否かを判断する。ステップS451において、CMフラグがないと判断された場合、処理は、ステップS455に進む。
ステップS451において、CMフラグがあると判断された場合、ステップS452において、画面表示制御部48は、フラグ設定部52により設定されている各種フラグを参照し、テキストによる番組情報提供画面専用のCMフラグがあるか否かを判断する。ステップS452において、テキストによる番組情報提供画面専用のCMフラグがないと判断された場合、処理は、後述するステップS455に進む。
ステップS452において、テキストによる番組情報提供画面専用のCMフラグがあると判断された場合、ステップS453において、画面表示制御部48は、テキストによる番組情報提供画面専用のCMに対応する第2のメタデータ169−4を、第2のメタデータ記憶部44から抽出して取得する。
ステップS454において、画面表示制御部48は、抽出された第2のメタデータ169−4のうち、優先順位の高いものから順番に、所定数または所定時間分のCMに対応するものを選択する。
ステップS451において、CMフラグがないと判断された場合、ステップS452において、テキストによる番組情報提供画面専用のCMフラグがないと判断された場合、または、ステップS454の処理の終了後、ステップS455において、画面表示制御部48は、選択された録画データに対応する第1のメタデータ165を、第1のメタデータ記憶部43から抽出して取得する。
ステップS456において、画面表示制御部48は、テキストによる番組情報の提供時の最初の表示画面形式の設定、具体的には、図23乃至図26を用いて説明した第1の字幕情報表示画面501乃至第3の字幕情報表示画面571のうち、いずれの表示画面を最初に表示するように設定されているかを示す情報を読み込む。
ステップS457において、画面表示制御部48は、録画データ、サムネイル画像データ、および、第1のメタデータ165、並びに、ステップS454において選択された第2のメタデータ169−4が存在する場合は、その第2のメタデータ169−4を用いて、図23乃至図26を用いて説明した第1の字幕情報表示画面501乃至第3の字幕情報表示画面571のうち、設定された表示形式の表示画面データを生成する。
ステップS458において、画面表示制御部48は、生成された表示画像データを表示させ、処理は、図15のステップS135に戻り、ステップS136に進む。
すなわち、ステップS454において選択された第2のメタデータ169−4が存在する場合は、図23乃至図26を用いて説明した第1の字幕情報表示画面501、第2の字幕情報表示画面541、または、第3の字幕情報表示画面571の画像表示エリア512に、選択されたコマーシャルが所定数、または、所定時間分再生され、その後、マッチング処理部49の処理によりマッチングされてユーザが入力した検索条件に合致した、または、ユーザにより選択された録画データのサムネイル画像データ、または、動画像データが表示される。
このような処理により、テキストにより番組情報が提供されるので、ユーザは、迅速に、かつ、容易に番組の内容を理解することができる。すなわち、ユーザは、テキストにより番組情報の提供を受けることにより、例えば、早送り再生を行う場合と比較して、より多くの情報の提供を速やかに受けることができるので、録画データを再生させることなく、録画された番組の内容を理解することができ、更に、所望の再生開始位置を容易に選択
することができる。また、ユーザは、それぞれ自由な速度でテキストを読むことができる。例えば、簡単に大まかに番組の内容を知りたいユーザは、全体を再生するよりは短い時間で、テキスト情報を参照することが可能であり、一方、十分に番組の内容を知りたいユーザは、自分自身の要求に合致した速度でテキストデータをスクロールして、テキスト情報を参照することが可能である。また、テキストデータに付随して、サムネイル画像、または、動画像が表示されるので、例えば、充分に文字を読むことができない子供などのユーザであっても、番組の情報を得ることができる。また、第2のメタデータ169−4を利用することにより、所定の数、または、所定時間、表示の優先順位が高いコマーシャルを表示させるようにすることができる。
次に、図41のフローチャートを参照して、図16のステップS154において実行される、CMまとめ視聴処理について説明する。
ステップS471において、録画データ検索出力部51は、ユーザに選択された録画データを、録画データ記憶部39から検索して読み出し、画面表示制御部48に供給する。
ステップS472において、図42を用いて後述するCM置き換え処理が実行される。
ステップS473において、画面表示制御部48は、第1のメタデータ記憶部43から、ユーザにより選択された録画データに対応する第1のメタデータ165を読み出し、第1のメタデータ165のCM部分のタイムコードを検出する。
ステップS474において、画面表示制御部48は、第1のメタデータ165のCM以外の部分、すなわち、番組本編に対応する部分のタイムコードを検出する。
ステップS475において、画面表示制御部48は、録画データ検索出力部51から供給された録画データの中からCM部分のみを抽出して再生する。
ステップS476において、画面表示制御部48は、録画データ検索出力部51から供給された録画データの中からCM以外の部分、すなわち、番組本編に対応する部分を再生して、処理は、図16のステップS154に戻り、ステップS159に進む。
このような処理により、録画データを再生する場合に、CMの部分が最初にまとまって再生されるので、スポンサーにとっては、再生中にCMをスキップされてしまう場合と比較して、確実にCMを視聴してもらうことができ、放送番組に対してスポンサーが資金を出すことに対して、矛盾が発生しない。また、番組の本編の再生中に、途中でCMを再生させないで、連続して番組の本編を再生させるようにしたので、ユーザにとっては、途中でCMに邪魔されることなく、番組本編を視聴することができる。
なお、本実施の形態においては、CM部分を抽出して、番組本編に対応する部分よりも先に、まとめて視聴することができるものとして説明したが、CMをまとめて視聴するのを、番組本編の再生の途中とする場合も、番組本編の再生後とする場合も、上述した場合と同様にして実行することが可能であることはいうまでもない。
次に、図42のフローチャートを参照して、図41のステップS472において実行される、CM置き換え処理について説明する。
ステップS501において、CM置き換え処理部46は、第2のメタデータ記憶部44に記憶されている第2のメタデータのうち、ユーザに選択された録画データの番組IDに対応するもの、すなわち、図4を用いて説明した、ユーザに選択された録画データの番組IDが記載された第2のメタデータ169−1を検出する。
ステップS502において、CM置き換え処理部46は、ステップS501において検出された第2のメタデータ169−1があるか否かを基に、コマーシャルの置き換えがあ
るか否かを判断する。ステップS502において、コマーシャルの置き換えがないと判断された場合、処理は、図41のステップS472に戻り、ステップS473に進む。
ステップS502において、コマーシャルの置き換えがあると判断された場合、ステップS503において、CM置き換え処理部46は、第2のメタデータ169−1の対応する番組IDおよびCMIDを基に、マッチング処理部49から供給された第1のメタデータ165から、置き換えられるコマーシャル部分のタイムコードを検出する。
ステップS503において、CM置き換え処理部46は、検出された置き換えられるコマーシャル部分のタイムコードを基に、画面表示制御部48に供給されている録画データのうちのコマーシャル部分の映像および音声データを、第2のメタデータ169−1に含まれるCMコンテンツデータに置き換え、処理は、図41のステップS472に戻り、ステップS473に進む。
このような処理により、映像や音声からなるCMコンテンツデータに置き換え先の番組IDおよびCMIDが対応付けられて構成されている第2のメタデータ169−1を利用して、時期がずれてしまったコマーシャルを、新しいコマーシャルに置き換えるようにすることができる。例えば、録画装置3に記憶されている録画データに含まれるコマーシャルのうち、季節感のあるコマーシャルや、所定期間の売り出しやサービスの内容を告知するコマーシャルが、そのコマーシャルの内容に合致した時期を過ぎてから視聴されても、スポンサーおよび視聴者の両者にとって有益ではないが、このようにして、CMを置き換えることができるようにすることにより、時期に合致した最新のコマーシャルをユーザに提供することができる。
また、この処理を行った場合、新しいコマーシャルを提供することができるが、録画されている番組のスポンサーにかかわらずランダムに最新のコマーシャルを古いコマーシャルと置き換えて提供するのではなく、第2のメタデータ169−1によって、置き換えられるコマーシャルが指定されるので、放送番組に対してスポンサーが資金を出すことに対して、矛盾が発生しない。
以上説明した処理により、第1のメタデータ、コマーシャルに関する情報を含む第2のメタデータ、および、ユーザが検索に用いて好適な単語を集めた情報などを含む第3のメタデータを利用して、ユーザが検索処理を簡単に実行したり、録画された放送番組の大まかな内容をユーザが直感的に理解することができるような情報を提供することができるとともに、このような情報の提供時にコマーシャルを表示させることができる。また、録画された番組の検索中などに、コマーシャルを提供することができるようにしたり、録画された番組をキーワードで検索するときに、キーワードに対応するコマーシャルを優先的に表示させるようにすることができる。更に、録画データの再生時にコマーシャル部分を並び替えたり、コマーシャル部分を置き換えることができる。
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。この場合、例えば、図2を用いて説明した録画装置のすべてまたは一部は、図43に示されるようなパーソナルコンピュータ901により構成される。
図43において、CPU(Central Processing Unit)911は、ROM(Read Only Memory)912に記憶されているプログラム、または記憶部918からRAM(Random Access Memory)913にロードされたプログラムにしたがって、各種の処理を実行する。
RAM913にはまた、CPU911が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU911、ROM912、およびRAM913は、バス914を介して相互に接続されている。このバス914にはまた、入出力インタフェース915も接続されている。
入出力インタフェース915には、キーボード、マウスなどよりなる入力部916、ディスプレイやスピーカなどよりなる出力部917、ハードディスクなどより構成される記憶部918、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部919が接続されている。通信部919は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース915にはまた、必要に応じてドライブ920が接続され、磁気ディスク931、光ディスク932、光磁気ディスク933、もしくは、半導体メモリ934などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部918にインストールされる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図43に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを供給するために配布される、プログラムが記憶されている磁気ディスク931(フロッピディスクを含む)、光ディスク932(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク933(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ934などよりなるパッケージメディアに
より構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに供給される、プログラムが記憶されているROM912や、記憶部918に含まれるハードディスクなどで構成される。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
また、本明細書において、複数の装置により構成されるシステムの一部、または、全部が実行する処理が、同一の情報処理装置の処理によって実現される場合であっても、または、本明細書において、1つの装置が実行する処理が、複数の情報処理装置の処理によって実現される場合であっても、本発明は適用可能であることは言うまでもない。
また、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、録画番組視聴処理のステップS101において、アプリケーションの起動の指令を受けたと判断された場合、ステップS102において、ネットワークインターフェース41は、メタデータ供給サーバ6にアクセスし、新たな第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得する。このメタデータの取得方法としては、すべての第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得するだけではなく、番組毎に第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得することも可能である。具体的には、番組の録画を行なった場合に、メタデータを取得する。この場合、メタデータ供給サーバ6は、メタデータのバージョンを特定する情報を関連付けて登録する。このバージョンを特定する情報としては、例えばバージョン番号などのバージョン識別子から構成する。そして、このバー
ジョン識別子は、メタデータのバージョンアップ毎に更新される。そして、メタデータ供給サーバ6は、録画装置3にメタデータを供給する場合、このメタデータに付与されたバージョン識別子を併せて供給する。そして、録画装置3は、取得したメタデータを各メタデータ記憶部に格納する。この場合、各メタデータに関連付けてバージョン識別子を併せて記録する。
そして、アプリケーションの起動の指令を受けたと判断された場合、録画した番組IDとともに、各メタデータ記憶部に記録されているメタデータのバージョン識別子をメタデータ供給サーバ6に送信する。この場合、メタデータ供給サーバ6は、番組IDに関連付けられた最新のメタデータのバージョン識別子を特定する。そして、録画装置3から取得したバージョン識別子と、メタデータ供給サーバ6が保持しているメタデータのバージョン識別子とを比較する。そして、メタデータ供給サーバ6が保持しているメタデータがバージョンアップされて、2つのバージョン識別子が一致しない場合、メタデータ供給サーバ6は、この番組IDの最新のメタデータを録画装置3に供給する。この場合にも、メタデータ供給サーバ6は、このメタデータに付与されたバージョン識別子を併せて供給する。これにより、最新のメタデータを、通信負荷を軽減しながら効率的に供給することができる。
○ 上記実施形態では、録画番組視聴処理のステップS101において、アプリケーションの起動の指令を受けたと判断された場合、新たな第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得する。新たな第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得するタイミングは、これに限定されるものではない。例えば、定期的に第2のメタデータおよび第3のメタデータをアップデートしてもよい。具体的には、録画装置3は、最後にメタデータを取得した取得時刻を記録しておく。そして、アプリケーションが起動された場合、取得時刻からの経過時間を算出する。そして、この経過時間が所定の時間を経過している場合に新たな第2のメタデータおよび第3のメタデータを取得するための処理を実行する。これにより、アプリケーションの起動時の負荷を軽減することができる。
1…放送局、2…テレビジョン受像機、3…録画装置、5…インターネット、6…メタデータ供給サーバ、21…入力端子、33…操作入力部、35…録画データ生成部、37…番組ID情報抽出部、38…タイマ、39…録画データ記憶部、41…ネットワークインターフェース、43…第1のメタデータ記憶部、44…第2のメタデータ記憶部、45…第3のメタデータ記憶部、46…CM置き換え処理部、47…バナー表示制御部、48…画面表示制御部、49…マッチング処理部、50…サムネイル生成部、51…録画データ検索出力部、52…フラグ設定部、95…録画開始時刻情報、165…第1のメタデータ、166…テキストデータ、167…タイムコード、168…番組ID、169,169−1,169−2,169−3,169−4…第2のメタデータ