JP3487239B2 - テレビジョン信号蓄積再生装置及びテレビジョン信号蓄積再生システム - Google Patents

テレビジョン信号蓄積再生装置及びテレビジョン信号蓄積再生システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン信号
を蓄積，再生する技術に関し、特に、ユーザがテレビ番
組を視聴している時間を有効に利用して嗜好に合ったコ
マーシャルを視聴できるようにした技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】商用テレビジョン放送に於いては、通常
の番組以外にもコマーシャルを放送し、視聴者に種々の
商品の情報等を提供している。しかし、コマーシャル
は、通常の番組と異なり、何時どのような内容のコマー
シャルが放送されるかが視聴者に知らされないため、興
味のある商品のコマーシャルや、好きなタレントが出演
しているコマーシャルなど視聴者の嗜好に合ったコマー
シャルをなかなか視聴できない場合がある。また、コマ
ーシャルの放送時刻が分かったとしても、仕事の都合等
により、その時刻にテレビを見ることができない場合も
ある。
【０００３】そこで、ユーザが嗜好に合ったコマーシャ
ルを視聴できるようにするために、受信したテレビジョ
ン信号の中からユーザによって指定された属性のコマー
シャルのみを抜き出して蓄積しておき、後でユーザから
再生指示があった場合、蓄積してあるコマーシャルを再
生するという技術が従来から提案されている（例えば、
特開平９−２１４８７５号公報）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
よれば、ユーザは、自身の嗜好に合うコマーシャルの属
性を指定しておけば、後でまとめて嗜好に合ったコマー
シャルを視聴することができる。しかし、上述した従来
の技術では、コマーシャルを視聴するための時間をわざ
わざ作らなければならず、実用的でない。
【０００５】そこで、本発明の目的は、ユーザがわざわ
ざコマーシャルを見るための時間を作らなくとも、テレ
ビ番組を視聴している時間を有効利用して嗜好に合った
コマーシャルを視聴できるようにすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のテレビジョン信
号蓄積再生装置は、上記目的を達成するため、テレビジ
ョン信号を受信するチューナ装置と、該チューナ装置が
受信したテレビジョン信号を蓄積する蓄積装置と、ユー
ザのコマーシャルに対する嗜好を示す嗜好情報を取得す
るユーザ嗜好情報取得手段と、 前記蓄積装置に蓄積され
ている各コマーシャルそれぞれの内容を示すコマーシャ
ル内容情報を取得するコマーシャル内容情報取得手段
と、 前記ユーザ嗜好情報取得手段で取得した嗜好情報と
前記コマーシャル内容情報取得手段で取得したコマーシ
ャル内容情報とに基づいて、前記蓄積装置に蓄積されて
いるコマーシャルの中からユーザの嗜好に合ったコマー
シャルを選択し、ユーザがテレビ番組を視聴する際に視
聴装置へ出力される信号中のコマーシャル部分を前記選
択したコマーシャルで差し替えるコマーシャル選択手段
とを備えている。
【０００７】この構成に於いては、チューナ装置がテレ
ビジョン信号を受信し、蓄積装置に蓄積する。コマーシ
ャル選択手段は、ユーザ嗜好情報取得手段で取得した嗜
好情報とコマーシャル内容情報取得手段で取得したコマ
ーシャル内容情報とに基づいて、蓄積装置に蓄積されて
いるコマーシャルの中からユーザの嗜好に合ったコマー
シャルを選択し、視聴装置へ出力される信号中のコマー
シャル部分を上記選択したコマーシャルで差し替える。
従って、この構成によれば、テレビ番組を視聴している
時間を有効利用して嗜好に合ったコマーシャルを視聴す
ることが可能になる。更に、嗜好に合ったコマーシャル
のみを視聴することができるため、子供に悪影響を与え
るコマーシャル等、視聴したくないコマーシャルの視聴
を防止できる。
【０００８】更に、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、嗜好に合ったコマーシャルの視聴機会を増大さ
せるために、前記コマーシャル選択手段は、テレビジョ
ン信号蓄積再生装置の起動時に、前記蓄積装置に蓄積さ
れているコマーシャルの中からユーザの嗜好に合ったコ
マーシャルを１つ選択し前記視聴装置へ出力する構成、
前記視聴装置に電子番組表画面が表示されているとき、
前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し選択した
コマーシャルを前記電子番組表画面の一部に表示する構
成、前記視聴装置に録画予約画面が表示されていると
き、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中か
らユーザの嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し選択
したコマーシャルを前記録画予約画面の一部に表示する
構成、前記視聴装置に録画番組一覧画面が表示されてい
るとき、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの
中からユーザの嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し
選択したコマーシャルを前記録画番組一覧画面の一部に
表示する構成、ユーザによって電源断が指示された時、
前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルを１つ選択し前記視聴
装置へ出力する構成、或いは、ユーザによってコマーシ
ャルの視聴が要求されたとき、前記蓄積装置に蓄積され
ているコマーシャルの中からユーザに合ったコマーシャ
ルを順次選択し選択したコマーシャルを前記視聴装置へ
出力する構成を有する。
【０００９】この構成によれば、テレビジョン信号蓄積
再生装置の起動時、視聴装置に電子番組表画面が表示さ
れている時、視聴装置に録画予約画面が表示されている
時、視聴装置に録画番組一覧画面が表示されている時、
ユーザによって電源断が指示された時、或いは、ユーザ
によってコマーシャルの視聴が要求された時にも、嗜好
に合ったコマーシャルを視聴することが可能になる。
【００１０】また、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、コマーシャルが早送りされる傾向の高いジャン
ルの番組が再生されているときに、上記番組の映像とユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルの映像とを同時に表示
できるようにするため、テレビジョン信号を受信するチ
ューナ装置と、該チューナ装置が受信したテレビジョン
信号を蓄積する蓄積装置と、ユーザのコマーシャルに対
する嗜好を示す嗜好情報を取得するユーザ嗜好情報取得
手段と、前記蓄積装置に蓄積されている各コマーシャル
それぞれの内容を示すコマーシャル内容情報を取得する
コマーシャル内容情報取得手段と、コマーシャルも同時
に表示する番組のジャンルを示すコマーシャル再生ジャ
ンル情報を取得するコマーシャル再生ジャンル情報取得
手段と、ユーザの指示に従って、前記ユーザ嗜好情報取
得手段で取得した嗜好情報と前記コマーシャル内容情報
取得手段で取得したコマーシャル内容情報とに基づい
て、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中か
らユーザの嗜好に合ったコマーシャルを選択し、ユーザ
がテレビ番組を視聴する際に視聴装置へ出力される信号
中のコマーシャル部分を前記選択したコマーシャルで差
し替える処理、或いは前記蓄積装置に蓄積されている、
前記コマーシャル再生ジャンル情報取得手段で取得され
たジャンルの番組が、前記視聴装置へ出力されていると
き、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中か
らユーザの嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し、該
選択したコマーシャルの映像と前記番組の映像とを前記
視聴装置に同時に表示する処理を行うＣＭ選択手段とを
備えている。
【００１１】この構成に於いては、コマーシャル再生ジ
ャンル情報取得手段が、視聴装置に表示したジャンル設
定画面を前記視聴装置からの入力や、番組の再生時にそ
の番組中でコマーシャルが早送りされた割合に基づい
て、コマーシャル再生ジャンル情報を取得し、コマーシ
ャル選択手段が、蓄積装置に蓄積されている、コマーシ
ャル再生ジャンル情報取得手段で取得されたジャンルの
番組が、視聴装置へ出力されているとき、蓄積装置に蓄
積されているコマーシャルの中からユーザの嗜好に合っ
たコマーシャルを順次選択し、選択したコマーシャルの
映像を上記番組の映像とを同時に視聴装置に出力する。
【００１２】更に、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、コマーシャルについての付加情報を利用できる
ようにするため、コマーシャルについての付加情報が格
納される付加情報テーブルと、前記視聴装置へコマーシ
ャルが出力されている時に、ユーザによって付加情報の
表示が要求された場合、前記付加情報テーブルに蓄積さ
れている、現在出力中のコマーシャルに関連する付加情
報に基づいた付加情報画面を前記視聴装置に表示する付
加情報関連処理手段とを備えている。
【００１３】この構成に於いては、ユーザによって付加
情報の表示が指示されると、付加情報表示手段が、現在
再生中のコマーシャルに関連する付加情報に基づいて付
加情報画面を視聴装置に表示する。
【００１４】更に、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、視聴中のコマーシャルに関する資料を請求でき
るようにするため、前記付加情報は、資料請求先を示す
資料請求先情報を含み、前記付加情報関連処理手段は、
前記視聴装置に付加情報画面が表示されている時にユー
ザによって資料請求が要求された場合、前記付加情報画
面に関連する付加情報中の資料請求先情報によって示さ
れる資料請求先へ通信回線を介して資料請求を行う構成
を有する。
【００１５】この構成に於いては、ユーザによって資料
請求が指示されたとき、付加情報関連処理手段が、現在
表示されている付加情報画面に関連する付加情報中の資
料請求先情報によって示される資料請求先へ通信回線を
介して資料請求を行う。
【００１６】更に、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、コマーシャルによって紹介されている商品を容
易に購入できるようにするため、前記付加情報は、商品
購入画面を表示するための商品購入画面情報および商品
購入先を示す商品購入先情報を含み、前記付加情報関連
処理手段は、前記視聴装置に付加情報画面が表示されて
いる時にユーザによって商品購入が要求された場合、前
記付加情報画面に関連する商品購入画面情報に従って前
記視聴装置に商品購入画面を表示し、該商品購入画面に
ユーザが必要事項を入力することにより、前記商品購入
画面に関連する商品購入先情報によって示される商品購
入先へ通信回線を介して前記必要事項を送信する構成を
有する。
【００１７】この構成に於いては、ユーザによって商品
購入が指示されると、付加情報関連処理手段が、現在表
示されている付加情報画面に関連する商品購入画面情報
に従って商品購入画面を表示し、この商品購入画面にユ
ーザが必要事項を記入すると、上記商品購入画面に関連
する商品購入先情報によって示される商品購入先へ通信
回線を介して上記必要事項を送信する。
【００１８】また、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
システムは、ユーザ側装置の構成を複雑にすることな
く、ユーザがテレビ番組を視聴している時間を有効利用
して嗜好に合ったコマーシャルを視聴できるようにする
ため、コマーシャル情報配信センタと、該コマーシャル
情報配信センタに接続される複数のユーザ側装置とから
構成されるテレビジョン信号蓄積再生システムであっ
て、前記各ユーザ側装置は、テレビジョン信号を受信す
るチューナ装置と、該チューナ装置が受信したテレビジ
ョン信号を蓄積する蓄積装置と、前記コマーシャル情報
配信センタへユーザが過去に視聴或いは録画した番組の
履歴を通知すると共に、前記コマーシャル情報配信セン
タから送られてくるユーザの嗜好に合ったコマーシャル
の放映タイミング情報を受信する履歴通知手段と、該履
歴通知手段で受信したユーザの嗜好に合ったコマーシャ
ルの放映タイミング情報と、前記蓄積装置にテレビジョ
ン信号を蓄積した日時と蓄積アドレスとの対応関係とに
基づいて、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャル
の中からユーザの嗜好に合ったコマーシャルを選択し、
ユーザがテレビ番組を視聴する際に視聴装置へ出力され
る信号中のコマーシャル部分を前記選択したコマーシャ
ルで差し替えるコマーシャル選択手段とを備え、前記コ
マーシャル情報配信センタは、ユーザ側装置から通知さ
れた履歴に基づいて前記ユーザ側装置のユーザの嗜好に
合うコマーシャルの放映タイミング情報を求め、該求め
た放映タイミング情報を前記履歴の通知元のユーザ側装
置に送信する構成を有する。
【００１９】この構成に於いては、ユーザ側装置内の履
歴通知手段が、ユーザが過去に視聴或いは録画した番組
の履歴をコマーシャル情報配信センタに通知すると、コ
マーシャル情報配信センタでは、その通知に基づいてユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルの放映タイミングを求
め、それを送信元のユーザ側装置に返送する。ユーザ側
装置内のコマーシャル選択手段は、コマーシャル情報配
信センタから送られてきた嗜好に合ったコマーシャルの
放映タイミング情報と、蓄積装置にテレビジョン信号を
蓄積した日時と蓄積アドレスとの対応関係とに基づい
て、蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルを選択し、視聴装置へ
出力される信号中のコマーシャル部分を前記選択したコ
マーシャルで差し替える。
【００２０】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【００２１】図１は本発明の第１の実施の形態のブロッ
ク図である。本実施の形態は、ユーザが視聴しているテ
レビ番組中に、ユーザの嗜好に合わないコマーシャルが
存在する場合、そのコマーシャルをユーザの嗜好に合う
コマーシャルで差し替えてユーザに視聴させるものであ
り、チューナ装置101 と、蓄積装置102 と、日時アドレ
ス対応テーブル103 と、ＣＭ（コマーシャル）放映タイ
ミングＣＭ内容情報取得手段104 と、タイミング内容対
応テーブル105 と、ユーザ嗜好情報取得手段106 と、嗜
好情報テーブル107 と、ＣＭ選択手段108 と、視聴装置
109 と、前面パネル部に設けられて操作ボタンやリモー
トコントローラ等のユーザ操作部110 とを備えている。
【００２２】チューナ装置101 は、テレビジョン信号を
受信し、それをディジタル信号の形式で蓄積装置102 に
出力する機能を有する。ここで、チューナ装置101 が受
信するテレビジョン信号の放送形態は、アナログ地上放
送，ディジタル地上放送，アナログケーブルテレビ放
送，ディジタルケーブルテレビ放送，アナログ衛星放
送，ディジタル衛星放送，インターネット放送の何れで
あっても構わない。
【００２３】蓄積装置102 は、チューナ装置101 から出
力されたディジタル信号形式のテレビジョン信号を蓄積
する機能や、蓄積している情報をランダムアクセスする
機能や、テレビジョン信号の蓄積開始日時，蓄積終了日
時，蓄積開始アドレス，蓄積終了アドレス，蓄積したテ
レビジョン信号を放映しているチャネルを対応付けて日
時アドレス対応テーブル103 に登録する機能等を有す
る。このような機能を有する蓄積装置102 は、ハードデ
ィスク装置やディジタルビデオディスク装置等を利用し
て実現することができる。
【００２４】図２は日時アドレス対応テーブル103 の内
容例を示す図である。同図に示した例は、チャネルＣＨ
ｘで日時ＴＳ１〜ＴＥ１に放送された番組，コマーシャ
ルを蓄積装置102 のアドレスＡＳ１〜ＡＥ１に蓄積し、
チャネルＣＨｙで日時ＴＳ２〜ＴＥ２に放映された番
組，コマーシャルを蓄積装置102 のアドレスＡＳ２〜Ａ
Ｅ２に蓄積したことを示している。
【００２５】ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段
104 は、放映される各コマーシャルの放映タイミングを
示すコマーシャル放映タイミング情報と内容を示すコマ
ーシャル内容情報とを取得し、タイミング内容対応テー
ブル105 に登録する機能を有する。ここで、コマーシャ
ル放映タイミング情報には、コマーシャルの放映開始日
時とコマーシャルの長さとコマーシャルの放映チャネル
とが含まれる。また、コマーシャル内容情報には、その
コマーシャルが紹介している商品等についてのキーワー
ドや、出演しているタレントの氏名等が含まれる。
【００２６】図３はタイミング内容対応テーブル105 の
内容例を示す図である。同図の例は、チャネルＣＨｘで
日時Ｔａから放映される長さＬ１秒のコマーシャルは、
内容を表すキーワード１，…，キーワードｎがそれぞれ
「パソコン」，…，「Ｎ社」で、出演タレントが「○○
○」であることを示し、チャネルＣＨｙで日時Ｔｉから
放映される長さＬ２秒のコマーシャルは、キーワード
１，…，キーワードｎが「スポーツカー」，…，「Ｔ
社」で、出演タレントが「×××」であることを示して
いる。
【００２７】ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段
104 が、ＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容情報を取得
する具体的な方法としては、例えば、次の２つの方法を
採用することができる。
【００２８】第１の方法は、放送局から出力するテレビ
ジョン信号にＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容情報を
重畳させておき、ユーザからの指示に従って、ＣＭ放映
タイミングＣＭ内容情報取得手段104 がテレビジョン信
号に重畳されているＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容
情報を抽出するという方法である。
【００２９】第２の方法は、ＣＭ放映タイミング情報，
ＣＭ内容情報を管理する管理センタを設置しておき、そ
こからＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容情報を取得す
るという方法である。より具体的には、ユーザから指示
があった場合、ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手
段104 が、管理センタの電話番号やＥメールアドレスを
用いて自身と管理センタとを接続し、管理センタに対し
てＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容情報を要求する。
そして、この要求を受けた管理センタが、ＣＭ放映タイ
ミング情報，ＣＭ内容情報を要求元のＣＭ放映タイミン
グＣＭ内容情報取得手段104 に送信するという方法であ
る。
【００３０】ユーザ嗜好情報取得手段106 は、ユーザの
コマーシャルに対する嗜好を示す嗜好情報を取得し、嗜
好情報テーブル107 に登録する機能を有する。
【００３１】ユーザ嗜好情報取得手段106 が嗜好情報を
取得する具体的な方法としては、例えば、次の４つの方
法を採用することができる。
【００３２】第１の方法は図４に示すような嗜好情報設
定画面を使用する方法である。ユーザがユーザ操作部11
0 を用いて嗜好情報設定画面の表示指示を行うと、ユー
ザ嗜好情報取得手段106 は、視聴装置109 に図４に示す
ような嗜好情報設定画面を表示する。嗜好情報設定画面
が表示されると、ユーザは、ユーザ操作部110 を用いて
キーワード入力欄41に嗜好に合うコマーシャルに対する
キーワードを入力すると共にタレント名入力欄に好きな
タレントの氏名を入力する。ユーザ嗜好情報手段106
は、ユーザが入力完了操作を行うと、キーワード入力欄
41に入力されたキーワード及びタレント名入力欄42に入
力された氏名を嗜好情報テーブル107 に格納する。尚、
図４の例では、キーワード入力欄41，タレント名入力欄
42にユーザ自身がキーワードや氏名を入力するようにし
たが、キーワードやタレント名の一覧を表示し、その中
からキーワードやタレント名を選択させるようにしても
良い。
【００３３】第２の方法は、ユーザが過去に視聴或いは
録画した番組の履歴に基づいて嗜好情報を取得する方法
である。この方法を実現する場合は、放送局から出力す
るテレビジョン信号に、番組のジャンルや内容（出演者
を示す情報も含む）を示すキーワード（例えば、野球，
ドラマ，旅行，パソコン等）を重畳しておく。ユーザ嗜
好情報取得手段106 は、ユーザがテレビ番組を録画或い
は視聴すると、その番組のジャンルや内容を示すキーワ
ードをテレビジョン信号から取得する。そして、取得し
たキーワードに対応するカウンタが既に設けられている
場合には、そのカウンタの値を＋１し、設けられていな
い場合には、取得したキーワードに対するカウンタを新
たに設け、そのカウント値を「１」に設定する。このよ
うな処理をユーザ嗜好情報設定手段106 は一定期間行
い、一定期間が過ぎると、各キーワードに対応するカウ
ンタの中からカウント値が多い予め決められた数のカウ
ンタを選択し、選択したカウンタに対応するキーワード
を嗜好情報として嗜好情報テーブル107 に登録する。
【００３４】第３の方法は、蓄積装置102 に蓄積されて
いる各番組の再生比率と各番組のジャンルや内容を表す
キーワードに基づいて嗜好情報を取得する方法である。
この方法を実現する場合には、放送局から出力するテレ
ビジョン信号に、番組のジャンルや内容を示すキーワー
ドを重畳しておく。ユーザ嗜好情報取得手段106 は、蓄
積装置102 に番組が録画される際、その蓄積開始アドレ
ス，蓄積終了アドレス，キーワードを保持しておく。こ
のような情報は、録画した各番組毎に保持しておく。そ
して、蓄積装置102 に蓄積されている番組が再生された
際には、その何パーセントがユーザによって見られたか
を調べ、予め決められた割合以上ユーザによって見られ
ている場合は、保持している上記番組対応のキーワード
を嗜好情報として嗜好情報テーブル107 に登録する。こ
こで、ユーザによって番組の何パーセントが見られたか
は、例えば、蓄積開始アドレスと蓄積終了アドレスとの
間で早送りされずに再生された割合を求めることにより
算出できる。
【００３５】第４の方法は、再生時に早送りされずに再
生されたコマーシャルの内容を示すキーワードに基づい
て嗜好情報を取得する方法である。早送りされずに再生
されたコマーシャルのキーワードは、タイミング内容対
応テーブル105 の内容，日時アドレス対応テーブル103
の内容，蓄積装置102 が再生動作を行ったアドレスから
求めることができ、ユーザ嗜好情報取得手段106 は、上
記した各情報に基づいて求めたキーワードを嗜好情報と
して嗜好情報テーブル107 に登録する。
【００３６】ＣＭ選択手段108 は、視聴装置109 に出力
される信号中のコマーシャル部分を、蓄積装置102 に蓄
積されているコマーシャルの内の、ユーザの嗜好に合っ
たコマーシャルで差し替える機能等を有する。
【００３７】図５はユーザがオンエアされているテレビ
番組を視聴している時のＣＭ選択手段108 の処理例を示
す流れ図、図６はユーザが蓄積装置102 に蓄積されてい
るテレビ番組を視聴している時のＣＭ選択手段108 の処
理例を示す流れ図であり、以下各図を参照して本実施の
形態の動作について説明する。
【００３８】先ず、テレビジョン信号の蓄積時の動作を
説明する。テレビ番組の蓄積開始が指示されると、蓄積
装置102 は、チューナ装置101 が受信したテレビジョン
信号をディジタル信号の形式で蓄積すると共に、蓄積開
始日時，蓄積開始アドレスおよび蓄積する番組を放映し
ているチャネルを日時アドレス対応テーブル103 に登録
する。その後、テレビ番組の蓄積終了が指示されると、
蓄積装置102 は、テレビジョン信号の蓄積動作を終了す
ると共に、日時アドレス対応テーブル103 中の上記蓄積
開始日時，蓄積開始アドレス，チャネルを登録したエン
トリと同一のエントリに蓄積終了日時，蓄積終了アドレ
スを登録する。
【００３９】次に、オンエアされているテレビ番組の視
聴時の動作を説明する。
【００４０】オンエアされているテレビ番組の視聴が指
示された場合、ＣＭ選択手段108 は、先ず、その内部に
設けられている選択手段108 ａに対して、チューナ装置
101から出力されているテレビジョン信号を選択するこ
とを指示する（図５，Ｓ１）。これにより、選択手段10
8 ａは、チューナ装置102 から出力されるテレビジョン
信号を視聴装置109 に出力する。
【００４１】次に、ＣＭ選択手段108 は、現在日時と現
在視聴しているチャネルとに基づいてタイミング内容対
応テーブル105 を検索し、テレビ番組視聴開始後に最初
に放映されるコマーシャルのＣＭ放映タイミング情報，
ＣＭ内容情報を取得する（Ｓ２）。つまり、タイミング
内容対応テーブル105 の各エントリの中から、格納され
ているチャネルを示す情報が現在視聴中のチャネルを示
しているエントリを探し出し、更に、探し出したエント
リの中から、格納されている放映開始日時（但し、現在
時刻よりも未来の日時のみを対象にする）が現在日時に
最も近いエントリを探し出すことにより、最初に放映さ
れるコマーシャルのＣＭ放映タイミング情報，ＣＭ内容
情報を取得する。
【００４２】その後、ＣＭ選択手段108 は、Ｓ２で取得
した情報と、嗜好情報テーブル107に登録されている嗜
好情報に基づいて、最初に放映されるコマーシャルがユ
ーザの嗜好に合っているか否かを判断する（Ｓ３）。こ
の判断は、例えば、嗜好情報テーブル107 に登録されて
いるキーワードの類語が、Ｓ２で取得した情報中のキー
ワード，タレント名に存在するか否かに基づいて行う。
【００４３】そして、最初に放映されるコマーシャルが
ユーザの嗜好に合っていないと判断した場合（Ｓ３がＮ
Ｏ）は、タイミング内容対応テーブル105 を検索し、ユ
ーザの嗜好に合うコマーシャルに関する情報が格納され
ているエントリ（嗜好情報テーブル107 に登録されてい
るキーワードの類語がＣＭ内容情報として登録されてエ
ントリ）を１つ選択する（Ｓ４）。尚、最初の検索時
は、タイミング内容対応テーブル105 の先頭エントリを
検索開始位置とし、２回目以降の検索時には、前回の検
索時に目的の情報を得たエントリの次のエントリを検索
開始位置とする。また、タイミング内容対応テーブル10
5 の最終エントリまで検索した場合には、再び先頭エン
トリから検索を行う。
【００４４】その後、ＣＭ選択手段108 は、Ｓ４で選択
したエントリ中の情報によって示されるユーザの嗜好に
合うコマーシャルが、蓄積装置102 に蓄積されているか
否かを判断する（Ｓ５）。この判断は、Ｓ４で選択した
エントリ中のＣＭ放映タイミング情報と日時アドレス対
応テーブル103 に格納されている情報に基づいて行う。
即ち、日時アドレス対応テーブル103 の各エントリの中
に、格納されている放映チャネルがＳ４で選択したコマ
ーシャルの放映チャネルと一致し、且つ蓄積開始日時，
蓄積終了日時がＳ４で選択したコマーシャルの放映開始
日時の前後の日時であるものが存在するか否かによって
判断する。
【００４５】そして、蓄積装置102 に蓄積されていない
と判断した場合（Ｓ５がＮＯ）は、Ｓ４の処理に戻る。
これに対して、蓄積されていると判断した場合（Ｓ５が
ＹＥＳ）は、Ｓ４で選択したユーザの嗜好に合うコマー
シャルの長さが、実際に放映されるコマーシャルの長さ
と一致するか否かを判断する（Ｓ６）。
【００４６】そして、一致しないと判断した場合（Ｓ６
がＮＯ）は、Ｓ４の処理に戻り、一致すると判断した場
合（Ｓ６がＹＥＳ）は、Ｓ７の処理を行う。
【００４７】Ｓ７では、Ｓ６の判断結果がＹＥＳとなっ
たコマーシャル（ユーザの嗜好に合わないコマーシャル
と差し替えるコマーシャル）の、蓄積装置102 に於ける
蓄積開始アドレスＡｓ，蓄積終了アドレスＡｅを算出
し、保持する。尚、蓄積開始アドレスＡｓ，蓄積終了ア
ドレスＡｅは、上記コマーシャルの放映開始日時と、日
時アドレス対応テーブル103 に格納されている情報とに
基づいて算出する。今、例えば、日時アドレス対応テー
ブル103 の内容が図２に示すものであり、Ｓ６の判断結
果がＹＥＳとなったコマーシャルの放映開始日時がＴ２
（ＴＳ２＜Ｔ２＜ＴＥ２）であるとすると、以下の処理
を行うことにより、蓄積開始アドレスＡｓ，蓄積終了ア
ドレスＡｅを算出することができる。先ず、日時アドレ
ス対応テーブル103 のエントリの中から、蓄積されてい
る蓄積開始日時，蓄積終了日時が放映開始日時Ｔ２の前
後になっているエントリを探し出す。この例の場合、図
２に示した日時アドレス対応テーブル103 の第２番目の
エントリが探し出される。そして、条件に合うエントリ
を探し出すと、そのエントリに格納されている情報に基
づいて次式（１），（２）に演算を行い、蓄積開始アド
レスＡｓ，蓄積終了アドレスＡｅを求める。尚、式
（２）に於いて、Ｌａはコマーシャルの長さによって決
まる値である。
【００４８】 Ａｓ＝ＡＳ２＋（ＡＥ２−ＡＳ２）・（Ｔ２−ＴＳ２）／（ＴＥ２−ＴＳ２） …（１） Ａｅ＝Ａｓ＋Ｌａ … （２）
【００４９】その後、ＣＭ選択手段108 は、ユーザの嗜
好に合ったコマーシャルと差し替えられるコマーシャル
の放映日時になるのを待つ（Ｓ８）。そして、コマーシ
ャルの放映日時になると（Ｓ８がＹＥＳ）、ＣＭ選択手
段108 は、蓄積装置102 に対して、Ｓ７で算出した蓄積
開始アドレスから蓄積終了アドレスまでを再生すること
を指示すると共に、内部に設けられている選択手段108
ａに対して蓄積装置102 から再生信号が出力されている
間だけ、蓄積装置102 の出力を選択することを指示する
（Ｓ９）。これにより、放映されているユーザの嗜好に
合っていないコマーシャルは、蓄積装置102 に蓄積され
ているユーザの嗜好に合ったコマーシャルに差し替えら
れる。選択手段108 ａは、蓄積装置102 から再生信号が
出力されなくなると、再びチューナ101 の出力信号を選
択する。
【００５０】ＣＭ選択手段108 は、Ｓ９の処理が終了す
ると、タイミング内容対応テーブル105 を検索して、放
映順が次のコマーシャルの情報を取得する（Ｓ１０）。
また、Ｓ３の判断結果がＹＥＳとなった場合も、Ｓ１０
の処理を行う。その後、ＣＭ選択手段108 は、放映順が
次のコマーシャルがユーザの嗜好に合っているか否かを
判断する（Ｓ３）。以後、ＣＭ選択手段108 は、前述し
たと同様の処理を行う。尚、上述した説明では、式
（１），（２）に示す演算を行うことにより、差し替え
るコマーシャルの蓄積開始アドレスＡｓ，蓄積終了アド
レスＡｅを求めるようにしたが、この方法は、蓄積装置
102にデータを蓄積する際に、蓄積するデータの長さと
時間とに比例関係を持たせるようにした場合にしか適用
できず、ＭＰＥＧ２等のようにデータの長さと時間とが
比例関係を持たないような場合がある形式でデータを蓄
積した場合には適用できない。MPEG２等でデータを蓄積
した場合には、図１に示した日時アドレス対応テーブル
103の代わりに、蓄積装置102の各アドレスに対応付け
て、そのアドレスに蓄積されているデータの放映時刻と
放映チャネルとを登録したテーブルを設け、このテーブ
ルを利用して差し替えるコマーシャルの蓄積開始アドレ
スAs，蓄積終了アドレスＡｅを求めるようにすれば良
い。
【００５１】次に、蓄積装置102 に蓄積されているテレ
ビ番組の視聴時の動作について説明する。
【００５２】蓄積装置102 は、テレビ番組の再生が指示
されると、その指示に従って蓄積しているテレビ番組を
再生する。また、ＣＭ選択手段108 は、テレビ番組の再
生が指示されると、内部の選択手段108 ａに対して蓄積
装置102 の出力を選択することを指示する（図６，Ｓ１
１）。これにより、選択手段108 ａは、蓄積装置102か
ら出力される再生信号を視聴装置109 に出力し、ユーザ
に蓄積されているテレビ番組を視聴させる。
【００５３】次に、ＣＭ選択手段108 は、蓄積装置102
に於ける現在の再生アドレスを取得し（Ｓ１２）、それ
と日時アドレス対応テーブル103 の内容とに基づいて、
現在の再生部分を蓄積した日時（蓄積日時Ｔ）を算出す
ると共に、現在の再生部分を放映していたチャネルを示
す情報を取得する（Ｓ１３）。今、例えば、日時アドレ
ス対応テーブル103 の内容が図２に示すものであり、現
在の再生アドレスがＡ１（ＡＳ１＜Ａ１＜ＡＥ１）であ
るとすると、以下の処理を行うことにより、蓄積日時Ｔ
を算出できると共に、現在の再生部分を放映していたチ
ャネルを示す情報を取得することができる。先ず、日時
アドレス対応テーブル103 中の各エントリの中から、そ
のエントリに格納されている蓄積開始アドレス，蓄積終
了アドレスが、現在の再生アドレスＡ１の前後になって
いるエントリを探し出す。この例の場合、図２に示した
日時アドレス対応テーブル103 の第１番目のエントリが
探し出される。条件に合うエントリを探し出すと、ＣＭ
選択手段108 は、探し出したエントリに格納されている
放映チャネルＣＨｘを現在の再生部分を放映していたチ
ャネルを示す情報とする。更に、ＣＭ選択手段108 は、
探し出したエントリに格納されている情報を利用して次
式（３）に示す演算を行い、現在の再生部分の蓄積日時
Ｔを算出する。
【００５４】 Ｔ＝ＴＳ１＋（ＴＥ１−ＴＳ１）・（Ａ１−ＡＳ１）／（ＡＥ１−ＡＳ１） …（３）
【００５５】次いで、ＣＭ選択手段108 は、再生開始後
に最初に再生されるコマーシャルに関する情報をタイミ
ング内容対応テーブル105 から取得する（Ｓ１４）。つ
まり、タイミング内容対応テーブル105 の各エントリの
中から、格納されている放映開始日時（但しＳ１３で算
出した蓄積日時よりも未来の日時のみを対象にする）が
Ｓ１３で算出した蓄積日時Ｔに最も近いエントリを探し
出すことにより、最初に再生されるコマーシャルに関す
る情報を取得する。更に、Ｓ１４では、最初に再生され
るコマーシャルの蓄積開始アドレス，蓄積終了アドレス
も算出する。
【００５６】その後、ＣＭ選択手段108 は、最初に再生
されるコマーシャルがユーザの嗜好に合っているか否か
を、嗜好情報テーブル107 の内容とＳ１４で取得した最
初に再生されるコマーシャルのＣＭ内容情報とに基づい
て判断する（Ｓ１５）。
【００５７】そして、ユーザの嗜好に合っていないと判
断した場合（Ｓ１５がＮＯ）は、タイミング内容対応テ
ーブル105 からユーザの嗜好に合うコマーシャルに関す
る情報が格納されているエントリを１つ検索する（Ｓ１
６）。
【００５８】その後、Ｓ１６で検索したエントリに格納
されている情報によって示されるコマーシャルが蓄積装
置102 に蓄積されているか否かを判断する（Ｓ１７）。
そして、格納されていないと判断した場合（Ｓ１７がＮ
Ｏ）は、検索開始位置を前回の検索時に探し出したエン
トリの次のエントリに変更して再びＳ１６の処理を行
う。これに対して、格納されていると判断した場合（Ｓ
１７がＹＥＳ）は、Ｓ１８の処理を行う。
【００５９】Ｓ１８では、ユーザの嗜好に合っていない
コマーシャルと差し替えるコマーシャル（Ｓ１７の判断
結果がＹＥＳとなったコマーシャル）の蓄積開始アドレ
ス，蓄積終了アドレスを算出する。
【００６０】その後、ＣＭ選択手段108 は、蓄積装置10
2 に於ける再生アドレスが、差し替えられるコマーシャ
ルの開始アドレスになるのを待つ（Ｓ１９）。この再生
開始アドレスは、Ｓ１４或いはＳ２１で求められるもの
である。
【００６１】そして、差し替えられるコマーシャルの開
始アドレスになったと判断すると、ＣＭ選択手段108
は、蓄積装置102 に対して、Ｓ１８で算出した蓄積開始
アドレスから蓄積終了アドレスまでを再生し、その後、
差し替えられるコマーシャルの最終アドレスの次のアド
レスから再生を行うことを指示する（Ｓ２０）。これに
より、ユーザの嗜好に合わないコマーシャルはユーザの
嗜好に合うコマーシャルに差し替えられる。
【００６２】その後、ＣＭ選択手段108 は、再生順が次
のコマーシャルに関する情報をタイミング内容対応テー
ブル105 から取得すると共に、上記コマーシャルの蓄積
開始アドレス，蓄積終了アドレスを算出する（Ｓ２
１）。また、Ｓ１５の判断結果がＹＥＳとなった場合
も、ＣＭ選択手段108 は、Ｓ２１の処理を行う。
【００６３】Ｓ２１の処理が終了すると、ＣＭ選択手段
108 は、再生順が次のコマーシャルがユーザの嗜好と合
うか否かを判断する（Ｓ１５）。以後、ＣＭ選択手段10
8 は、前述したと同様の処理を繰り返し行う。
【００６４】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ユーザが視聴しているテレビ番組中にユーザの嗜好
に合わないコマーシャルが存在する場合、そのコマーシ
ャルをユーザの嗜好に合うコマーシャルと差し替えるこ
とが可能になり、ユーザがわざわざコマーシャルを視聴
するための時間を作らなくとも、嗜好に合ったコマーシ
ャルを視聴することが可能になる。
【００６５】次に本発明の第２の実施の形態について説
明する。本実施の形態は、ユーザの嗜好に合わないコマ
ーシャルをユーザの嗜好に合うコマーシャルと差し替え
るだけでなく、起動時，終了時，電子番組表（ＥＰＧ）
画面表示時，録画予約画面表示時などにもユーザの嗜好
に合ったコマーシャルを出力することにより、嗜好に合
ったコマーシャルの視聴機会を増大させるようにしたも
のである。
【００６６】図７は本発明の第２の実施の形態のブロッ
ク図である。本実施の形態と図１に示した第１の実施の
形態との相違点は、ＣＭ再生ジャンル情報取得手段211
，ＣＭ再生ジャンルテーブル212 ，動作モード設定手
段213 ，動作モードテーブル214 が追加されている点
と、蓄積装置102 の代わりに蓄積装置202 を備えている
点と、日時アドレス対応テーブル103 の代わりに日時ア
ドレス対応テーブル203 を備えている点と、ＣＭ選択手
段108 の代わりにＣＭ選択手段208 を備えている点であ
る。尚、他の図１と同一符号は同一部分を表している。
【００６７】蓄積装置202 は、チューナ装置101 から出
力されたディジタル信号形式のテレビジョン信号を蓄積
する機能や、蓄積している情報をランダムアクセスする
機能や、蓄積したテレビ番組毎にその蓄積開始日時，蓄
積終了日時，蓄積開始アドレス，蓄積終了アドレス，蓄
積したテレビ番組を放映しているチャネル，ジャンルを
対応付けて日時アドレス対応テーブル203 に登録する機
能を有する。尚、テレビ番組のジャンルは、テレビジョ
ン信号に重畳されているジャンルを示す情報を抽出する
ことにより取得するものとする。図８は日時アドレス対
応テーブル203の内容例を示した図であり、図２に示し
た日時アドレス対応テーブル103 が有している項目の他
にジャンルの項目を有している。
【００６８】動作モードテーブル214 には、各動作モー
ドを有効にするか否かを示す情報が格納される。図９
は、動作モードテーブル214 の内容例を示す図である。
この図９に示した例は、起動時モード，差し替えモード
が有効になっており、ＥＰＧ画面モード，録画予約画面
モード，録画番組一覧画面モード，終了時モード，ＣＭ
再生ジャンルモードが無効になっていることを示してい
る。これら各動作モードの有効無効は、ユーザが動作モ
ード設定手段213 を用いて設定する。
【００６９】ここで、各動作モードについて説明してお
く。
【００７０】ａ．起動時モード…電源投入時に、蓄積装
置202 に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの
嗜好に合ったコマーシャルを１つ選択して視聴装置109
へ出力する動作モード。
【００７１】ｂ．ＥＰＧ画面モード…視聴装置109 にＥ
ＰＧ画面が表示されている時に、ＥＰＧ画面の一部に、
蓄積装置202 に蓄積されているユーザの嗜好に合ったコ
マーシャルを連続して表示する動作モード。
【００７２】ｃ．録画予約画面モード…視聴装置109 に
録画予約画面が表示されている時に、録画予約画面の一
部に、蓄積装置202 に蓄積されているユーザの嗜好に合
ったコマーシャルを連続して表示する動作モード。
【００７３】ｄ．録画番組一覧画面モード…視聴装置10
9 に録画番組一覧画面が表示されている時に、録画番組
一覧画面の一部に、蓄積装置202 に蓄積されているユー
ザの嗜好に合ったコマーシャルを連続して表示する動作
モード。
【００７４】ｅ．終了時モード…ユーザによって電源断
が指示された時に、蓄積装置202 に蓄積されているコマ
ーシャルの中からユーザの嗜好に合うコマーシャルを１
つ選択して視聴装置109 へ出力した後、電源を断とする
動作モード。
【００７５】ｆ．差し替えモード…ユーザが視聴してい
るテレビ番組中に存在するユーザの嗜好に合わないコマ
ーシャルを、蓄積装置202 に蓄積されているユーザの嗜
好に合うコマーシャルで差し替える動作モード。
【００７６】ｇ．ＣＭ再生ジャンルモード…ＣＭ再生ジ
ャンルテーブル212 に格納されているジャンルのテレビ
番組を再生している時、画面の一部に、蓄積装置202 に
蓄積されているユーザの嗜好に合うコマーシャルを連続
して表示する動作モード。
【００７７】ＣＭ再生ジャンル情報取得手段211 は、再
生中の番組の映像の一部に、ユーザの嗜好に合ったコマ
ーシャルの映像を組み込む番組のジャンルを取得し、取
得したジャンルを、コマーシャル再生ジャンル情報とし
てＣＭ再生ジャンルテーブル212 に格納する機能を有す
る。
【００７８】ＣＭ再生ジャンル情報取得手段211 が、ユ
ーザの嗜好に合ったコマーシャルの映像を組み込む番組
のジャンルを取得する具体的な方法としては、例えば、
次の２つの方法を採用することができる。
【００７９】第１の方法は、図１０に示すように、視聴
装置109 に、番組のジャンルの一覧を含むジャンル設定
画面を表示し、ユーザにコマーシャルの映像を組み込む
番組のジャンルを指定させる方法である。
【００８０】第２の方法は、蓄積されているテレビ番組
の再生時に、その番組中に存在するコマーシャルの内
の、早送りされたコマーシャルの割合を求め、その割合
が所定割合以上の番組のジャンルをＣＭ再生ジャンル情
報とする方法である。
【００８１】ＣＭ選択手段208 は、ユーザの嗜好に合わ
ないコマーシャルを蓄積装置202 に蓄積されているユー
ザの嗜好に合ったコマーシャルと差し替える機能や、起
動時，終了時などにユーザの嗜好に合ったコマーシャル
を視聴装置109 へ出力する機能や、ＥＰＧ画面表示時，
録画予約画面表示時などに表示画面の一部にユーザの嗜
好に合ったコマーシャルの映像を組み込む機能や、ＣＭ
再生ジャンルテーブル212 に格納されているジャンルの
テレビ番組の視聴時に、画面の一部にユーザの嗜好に合
ったコマーシャルの映像を組み込む機能等を有してい
る。
【００８２】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【００８３】ユーザによって電源が投入されると、ＣＭ
選択手段208 は、動作モードテーブル214 を参照し、起
動時モードがＯＮになっているか否かを調べる（図１
１，Ｓ３１）。そして、ＯＮになっていない場合（Ｓ３
１がＮＯ）は、電源投入時の処理を終了する。これに対
して、起動時モードがＯＮになっている場合（Ｓ３１が
ＹＥＳ）は、タイミング内容対応テーブル105 からユー
ザの嗜好に合うコマーシャルに関する情報が格納されて
いるエントリを１つ選択し（Ｓ３２）、更に、そのエン
トリに格納されている情報によって示されるコマーシャ
ルが蓄積装置202に蓄積されているか否かを調べる（Ｓ
３３）。
【００８４】そして、蓄積されていない場合には、再び
Ｓ３２の処理を行い、蓄積されている場合は、蓄積装置
202 に対して上記コマーシャルの再生を指示すると共
に、選択手段208ａに対して蓄積装置202 からの再生信
号を視聴装置109 に出力することを指示する。これによ
り、ユーザの嗜好に合ったコマーシャルが視聴装置109
に出力される。
【００８５】その後、ユーザによって放映されているテ
レビ番組の視聴が指示された場合は、ＣＭ選択手段208
は、動作モードテーブル214 を参照し、差し替えモード
がＯＮになっているか否かを調べる。そして、ＯＮにな
っている場合は、図５の流れ図に示した処理と同様の処
理を行う。
【００８６】また、ユーザによって蓄積されているテレ
ビ番組の再生が指示された場合は、ＣＭ選択手段208
は、動作モードテーブル214 を参照し、差し替えモード
がＯＮになっているか否かを調べる。そして、ＯＮにな
っている場合は、図６の流れ図に示した処理と同様の処
理を行う。これに対して、差し替えモードがＯＦＦにな
っている場合は、動作モードテーブル214 を参照し、Ｃ
Ｍ再生ジャンルモードがＯＮになっているか否かを調べ
る。そして、ＣＭ再生ジャンルモードがＯＮになってい
る場合には、ＣＭ選択手段208 は、図１２の流れ図に示
す処理を行う。
【００８７】図１２に於いて、ＣＭ選択手段208 は、先
ず、蓄積装置202 が現在再生しているテレビ番組のジャ
ンルを求める（Ｓ４１）。これは、蓄積装置202 の現在
の再生アドレスと日時アドレス対応テーブル203 の内容
から求めることができる。
【００８８】次いで、ＣＭ選択手段208 は、再生ジャン
ルテーブル212 に格納されているコマーシャル再生ジャ
ンル情報の中に、現在再生中の番組のジャンルと一致す
るものがあるか否かを調べる（Ｓ４２）。
【００８９】そして、一致するものが存在しない判断し
た場合（Ｓ４２がＮＯ）は、選択手段208 ａに対して蓄
積装置202 から出力される信号を選択することを指示し
（Ｓ４７）、その後、再びＳ４１の処理を行う。従っ
て、一致するものが存在しない場合は、再生中のテレビ
番組のみが視聴装置109 から出力される。
【００９０】これに対して、一致するものが存在すると
判断した場合（Ｓ４２がＹＥＳ）は、タイミング内容対
応テーブル105 から、ユーザの嗜好に合うコマーシャル
に関する情報を１つ検索し、その情報によって示される
コマーシャルが蓄積装置202に蓄積されているか否かを
調べる（Ｓ４３，Ｓ４４）。そして、蓄積されていない
場合は検索開始位置を前回の検索時に検索したエントリ
の次のエントリに変更して再びＳ４３の処理を行い、蓄
積されている場合はＳ４５の処理を行う。
【００９１】Ｓ４５では、ＣＭ選択手段208 は、再生装
置202 に対して現在再生中のテレビ番組とＳ４４の判断
結果がＹＥＳとなったユーザの嗜好に合うコマーシャル
とを再生することを指示し、合成手段208 ｂに対して蓄
積装置202 から出力されるテレビ番組とコマーシャルと
を合成して図１３に示すような画面を表示するための信
号を生成することを指示し、選択手段208 ａに対して合
成手段208 ｂの出力を選択することを指示する。これに
より、視聴装置109 には、図１３に示すように再生中の
テレビ番組とユーザの嗜好に合ったコマーシャルが同時
に表示される。
【００９２】Ｓ４５の処理が終了すると、ＣＭ選択手段
208 は、コマーシャルが終わるのを待って（Ｓ４６がＹ
ＥＳとなるのを待って）、Ｓ４１の処理を行う。
【００９３】次に、ユーザによってＥＰＧ画面の表示が
指示された時の動作について説明する。
【００９４】ユーザがユーザ操作部１１０を用いてＥＰ
Ｇ画面の表示を指示すると、ＣＭ選択手段208 は、図１
４の流れ図に示すように、動作モードテーブル214 を参
照し、ＥＰＧ画面モードがＯＮになっているか否かを調
べる（Ｓ５１）。
【００９５】そして、ＥＰＧ画面モードがＯＮになって
いる場合は、合成手段208 ｂに対してＥＰＧ画面用の信
号と蓄積装置202 から出力されるコマーシャルの信号と
を合成し、図１５に示すような画面を視聴装置109 に表
示するための信号を生成することを指示すると共に、選
択手段208 ａに対して合成手段208 ｂの出力を選択する
ことを指示する（Ｓ５２）。
【００９６】その後、ＣＭ選択手段208 は、タイミング
内容対応テーブル105 からユーザの嗜好に合うコマーシ
ャルに関する情報を１つ選択し、その情報によって示さ
れるコマーシャルが蓄積装置202 に蓄積されているか否
かを判断する（Ｓ５３，Ｓ５４）。そして、蓄積されて
いない場合は、検索開始エントリをずらして再びＳ５３
の処理を行い、蓄積されている場合は、蓄積装置202 に
対してＳ５４の判断結果がＹＥＳとなったコマーシャル
を再生することを指示する（Ｓ５５）。これにより、視
聴装置109 には、図１５に示すように、ＥＰＧ画面の一
部にユーザの嗜好に合ったコマーシャルが組み込まれた
画像が表示される。その後、ＣＭ選択手段208 は、コマ
ーシャルが終了するのを待って（Ｓ５６）、再び、Ｓ５
３の処理を行う。尚、上記した処理は、ユーザによって
ＥＰＧ画面の終了が指示されるまで（Ｓ５７がＹＥＳと
なるまで）繰り返し行われる。
【００９７】次に、ユーザによって録画予約画面の表示
が指示されたときの動作について説明する。
【００９８】ユーザがユーザ操作部110 を用いて録画予
約画面の表示を指示すると、ＣＭ選択手段208 は、動作
モードテーブル214 を参照し、録画予約画面モードがＯ
Ｎになっているか否かを調べる（Ｓ６１）。
【００９９】そして、録画予約画面モードがＯＮになっ
ていると判断した場合は、合成手段208 ｂに対して録画
予約画面用の信号と蓄積装置202 から出力されるユーザ
の嗜好に合ったコマーシャルの信号とを合成し、図１７
に示すような画面を視聴装置109 に表示するための信号
を生成することを指示すると共に、選択手段208 ａに対
して合成手段208 ｂの出力を選択することを指示する
（Ｓ６２）。
【０１００】その後、ＣＭ選択手段208 は、タイミング
内容対応テーブル105 からユーザの嗜好に合うコマーシ
ャルに関する情報を１つ選択し（Ｓ６３）、その情報に
よって示されるコマーシャルが蓄積装置202 に蓄積され
ているか否かを調べる（Ｓ６４）。そして、蓄積されて
いない場合は、検索開始エントリをずらして再びＳ６３
の処理を行い、蓄積されている場合はＳ６５の処理を行
う。
【０１０１】Ｓ６５では、ＣＭ選択手段208 は、蓄積装
置202 に対してＳ６４の判断結果がＹＥＳとなったコマ
ーシャルの再生を指示する（Ｓ６５）。これにより、視
聴装置109 には、図１７に示すように、録画予約画面の
一部にユーザの嗜好に合ったコマーシャルが組み込まれ
た映像が表示される。その後、ＣＭ選択手段208 は、コ
マーシャルが終了するのを待って（Ｓ６６）、再びＳ６
３の処理を行う。以上の処理は、ユーザによって録画予
約画面の終了が指示されるまで（Ｓ６７がＹＥＳとなる
まで）、繰り返し行われる。
【０１０２】次に、ユーザによって録画番組一覧画面の
表示が指示された時の動作について説明する。
【０１０３】ユーザがユーザ操作部110 を操作して録画
番組一覧画面の表示を指示すると、ＣＭ選択手段208
は、図１８の流れ図に示すように、動作モードテーブル
214 を参照し、録画番組一覧画面モードがＯＮになって
いるか否かを調べる（Ｓ７１）。
【０１０４】そして、録画番組一覧画面モードがＯＮに
なっている場合は、合成手段208 ｂに対して録画番組一
覧画面用の信号と蓄積装置202 から出力されるユーザの
嗜好の合ったコマーシャルの信号とを合成し、視聴装置
109 に図１９に示すような画面を表示するための信号を
生成することを指示すると共に、選択手段208 ａに対し
て合成手段208 ｂの出力を選択することを指示する（Ｓ
７２）。
【０１０５】その後、ＣＭ選択手段208 は、タイミング
内容対応テーブル105 からユーザの嗜好に合うコマーシ
ャルに関する情報を１つ選択し（Ｓ７３）、その情報に
よって示されるコマーシャルが蓄積装置202 に蓄積され
ているか否かを調べる（Ｓ７４）。
【０１０６】そして、蓄積されていない場合は、検索開
始エントリをずらして再びＳ７３の処理を行い、蓄積さ
れている場合は、蓄積装置202 に対して、Ｓ７４の判断
結果がＹＥＳとなったコマーシャルの再生を指示する
（Ｓ７５）。これにより、視聴装置109 には、図１９に
示すように、録画番組一覧画面の一部にユーザの嗜好に
合ったコマーシャルが組み込まれた画像が表示される。
その後、ＣＭ選択手段208 は、コマーシャルが終わるの
を待って（Ｓ７６がＹＥＳ）、再びＳ７３の処理を行
う。以上の処理は、ユーザによって録画番組一覧画面の
表示終了が指示されるまで（Ｓ７７がＹＥＳ）、繰り返
し行われる。
【０１０７】次に、ユーザによって電源断が指示された
場合の動作について説明する。
【０１０８】ユーザによって電源断が指示されると、Ｃ
Ｍ選択手段208 は、図２０の流れ図に示すように、動作
モードテーブル214 を参照し、終了時モードがＯＮにな
っているか否かを調べる（Ｓ８１）。
【０１０９】そして、終了時モードがＯＦＦになってい
ると判断した場合（Ｓ８１がＮＯ）は、図示を省略した
電源リレーを制御する等して電源を断とする（Ｓ８
７）。
【０１１０】これに対して、終了時モードがＯＮになっ
ていると判断した場合（Ｓ８１がＹＥＳ）は、選択手段
208 ａに対して蓄積装置202 の出力信号を選択すること
を指示すると共に、タイミング内容対応テーブル105 か
らユーザの嗜好に合うコマーシャルに関する情報を１つ
選択する（Ｓ８２，Ｓ８３）。その後、上記選択した情
報によって示されるコマーシャルが、蓄積装置202 に蓄
積されているか否かを調べる（Ｓ８４）。
【０１１１】そして、蓄積されていない場合は、検索開
始エントリをずらして再びＳ８３の処理を行い、蓄積さ
れている場合には、蓄積装置202 に対してＳ８４の判断
結果がＹＥＳとなったコマーシャルを再生することを指
示する（Ｓ８５）。これにより、視聴装置109 には、ユ
ーザの嗜好に合うコマーシャルが１つ出力される。
【０１１２】その後、ＣＭ選択手段208 はコマーシャル
が終わるのを待ち（Ｓ８６）、コマーシャルが終わる
と、電源を断にする（Ｓ８７）。
【０１１３】次に、ユーザによって仮想的ＣＭ専門チャ
ネルの視聴が要求された場合の動作について説明する。
【０１１４】ユーザは、図２１に示すように、蓄積装置
202 に蓄積されているコマーシャルの中から自身の嗜好
に合ったコマーシャルのみを抜き出してつなげた仮想的
ＣＭ専門チャネルを視聴したい場合、ユーザ操作部110
から仮想的ＣＭ専門チャネルの視聴要求を入力する。
【０１１５】ＣＭ選択手段208 は、仮想的ＣＭ専門チャ
ネルの視聴要求が入力されると、図２２の流れ図に示す
ように、選択手段208 ａに対して蓄積装置202 から出力
される再生信号を選択することを指示する（Ｓ９１）。
【０１１６】その後、ＣＭ選択手段208 は、タイミング
内容対応テーブル105 からユーザの嗜好に合ったコマー
シャルに関する情報を１つ検索し（Ｓ９２）、検索した
情報によって示されるコマーシャルが蓄積装置２０２に
蓄積されているか否かを調べる（Ｓ９３）。
【０１１７】そして、蓄積されていない場合（Ｓ９３が
ＮＯ）は、前回の検索終了位置の次のエントリから検索
を開始し、ユーザの嗜好に合ったコマーシャルに関する
情報を１つ選択する（Ｓ９２）。これに対して、蓄積さ
れている場合（Ｓ９３がＹＥＳ）は、蓄積装置202 に対
してＳ９３の判断結果がＹＥＳとなったコマーシャルの
再生を指示し（Ｓ９４）、そのコマーシャルが終了する
と（Ｓ９５がＹＥＳ）、Ｓ９２の処理を再び行う。以上
の処理により、視聴装置109 には、ユーザの嗜好に合っ
たコマーシャルが連続的に出力される。尚、上述した処
理は、ユーザによって仮想的ＣＭ専門チャネルの終了が
指示されるまで（Ｓ９６がＹＥＳとなるまで）、繰り返
し行われる。
【０１１８】次に本発明の第３の実施の形態について説
明する。
【０１１９】図２３は本発明の第３の実施の形態のブロ
ック図であり、複数のユーザ側装置300-1 〜300-n と、
ＣＭ情報配信センタ400 とから構成されている。ユーザ
側装置300-1 〜300-n とＣＭ情報配信センタ400 とは、
インターネット等の回線を介して接続されている。
【０１２０】ユーザ側装置300-1 は、送受信手段301
と、チューナ装置302 と、蓄積装置303と、日時アドレ
ス対応テーブル304 と、履歴通知手段305 と、嗜好合致
テーブル306 と、ＣＭ選択手段307 と、視聴装置308
と、ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段309 と、
タイミング内容対応テーブル310 と、付加情報取得手段
311と、付加情報テーブル312 と、付加情報関連処理手
段313 と、ユーザ操作部314とを備えている。尚、他の
ユーザ側装置も同様の構成を有している。
【０１２１】送受信手段301 は、インターネット等の回
線を介してデータをやり取りする機能を有する。
【０１２２】チューナ装置302 は、インターネット放送
にも対応したもので、サイト間やサイト内のディレクト
リ，ファイル等を切り替えることでチャネルの代用とす
る機能を備えている。
【０１２３】蓄積装置303 ，日時アドレス対応テーブル
304 は、図１に示した蓄積装置102，日時対応テーブル1
03 と同様の機能，構成を有している。
【０１２４】履歴通知手段305 は、一定期間（例えば１
週間）毎に、その期間にユーザが視聴，録画したテレビ
番組を示す視聴履歴，録画履歴を、ＣＭ情報配信センタ
400に送信する機能を有すると共に、ＣＭ情報配信セン
タ400 から送られてくるユーザの嗜好に合ったコマーシ
ャルの放映タイミング情報を受信して嗜好合致ＣＭテー
ブル306 に格納する機能を有する。
【０１２５】ＣＭ選択手段307 は、視聴装置308 に出力
される信号中のコマーシャル部分を、蓄積装置303 に蓄
積されているユーザの嗜好に合ったコマーシャルで差し
替える機能や、付加情報関連処理手段313 からのデータ
を視聴装置308 に出力する機能を有する。
【０１２６】ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段
309 は、放映される各コマーシャルの放映タイミングを
示すコマーシャル放映タイミング情報と、内容を示すコ
マーシャル内容情報と、コマーシャルを識別するための
ＣＭ識別情報とを取得し、タイミング内容対応テーブル
310 に登録する機能を有する。
【０１２７】付加情報取得手段311 は、コマーシャルに
関する付加情報を取得し、付加情報テーブル312 に格納
する機能を有する。付加情報は、図２４に示すように、
その付加情報と関連するコマーシャルのＣＭ識別情報
と、付加情報画面を表示するための付加情報画面用デー
タと、資料請求先のＥメールアドレス，電話番号等の資
料請求先情報と、商品購入画面を表示するための商品購
入画面用データと、ユーザが商品購入画面を用いて入力
した商品購入情報の送信先を示すＥメールアドレス，電
話番号等の商品購入先情報とを含んでいる。尚、このよ
うな付加情報は、付加情報を管理している放送局等か
ら、現行の文字放送のような仕組みで放送波に重畳して
ユーザ側装置へ送ったり、電話回線やケーブルテレビ等
を用いてユーザ側装置へ送ることができる。
【０１２８】付加情報関連処理手段313 は、視聴装置30
8 に、付加情報画面，商品購入画面を表示したり、カタ
ログ等の資料請求を行ったり、商品購入情報を送信した
りする機能を有する。
【０１２９】ＣＭ情報配信センタ400 は、送受信手段40
1 と、ユーザ分類手段402 と、分類テーブル403 と、Ｃ
Ｍ放映タイミング通知手段404 と、タイミング分類対応
テーブル405 とを備えている。
【０１３０】送受信手段401 は、ユーザ側装置300-1 〜
300-n とデータを送受信する機能を有する。
【０１３１】分類テーブル403 には、分類番号と、その
分類に属するユーザが良く視聴する番組のジャンルや好
きなタレントとが対応して登録されている。
【０１３２】ユーザ分類手段402 は、ユーザ側装置300-
i （１≦ｉ≦ｎ）から送られてきた視聴履歴，録画履歴
と分類テーブル403 の内容とに基づいて、ユーザ側装置
300-i のユーザが属する分類の分類番号を取得する機能
を有する。
【０１３３】タイミング分類対応テーブル405 には、分
類番号と、その分類に属するユーザの嗜好に合うと予想
される複数のコマーシャルの放映タイミング情報とが対
応して登録されている。
【０１３４】ＣＭ放送タイミング通知手段404 は、ユー
ザ分類手段402 が取得したユーザ側装置300-i のユーザ
の分類番号とタイミング分類対応テーブル405 との内容
に基づいて、上記ユーザの嗜好に合うコマーシャルの放
映タイミング情報を取得し、ユーザ側装置300-i に通知
する機能を有する。尚、分類テーブル403 やタイミング
分類テーブル405 の内容は、各ユーザ側装置300-1 〜30
0-n のユーザに対して行った、好きな番組, タレント,
コマーシャルのアンケート結果や、各ユーザ側装置300-
1 〜300-n からインターネットを介して送られてくる視
聴履歴, 操作履歴に基づいて決定するものである。
【０１３５】次に本実施の形態の動作について説明す
る。
【０１３６】ユーザ側装置300-1 のユーザが放映されて
いるテレビ番組を視聴するための操作を行った場合およ
び蓄積装置308 に蓄積されているテレビ番組を再生する
ための操作を行った場合、図１に示した第１の実施の形
態と同様な処理が行われ、ユーザの嗜好に合わないコマ
ーシャルがユーザの嗜好に合うコマーシャルに差し替え
られて視聴装置308 に出力される。但し、第１の実施の
形態では、図５のＳ４及び図６のＳ１６において、タイ
ミング内容対応テーブルからユーザの嗜好に合うコマー
シャルに関する情報を１つ検索するようにしたが、本実
施の形態では、嗜好合致ＣＭテーブル306 からユーザの
嗜好に合うコマーシャルに関するＣＭ放映タイミング情
報を１つ検索する。
【０１３７】次に、ユーザが付加情報関連処理手段313
に対して各種の要求を行った場合の動作について説明す
る。
【０１３８】ユーザは、図２５（Ａ）に示すように車の
コマーシャルが流されているときに、その車についての
付加情報を知りたい場合、ユーザ操作部314 を操作し、
付加情報関連処理手段313 に対して付加情報画面の表示
を要求する。
【０１３９】この要求を受けると、付加情報関連処理手
段313 は、現在流されているコマーシャルのＣＭ識別情
報を取得する（図２６，Ｓ101 ）。尚、ＣＭ識別情報
は、例えば、次のようにして取得することができる。
【０１４０】視聴装置308 に出力されているコマーシャ
ルが放映中のものである場合は、タイミング内容対応テ
ーブル310 のエントリの内の、格納されている放映開始
日時が現在日時よりも過去のエントリを対象にして、格
納されている放映開始日時が現在時刻に最も近いエント
リを探し出し、そのエントリに格納されているＣＭ識別
情報を現在流されているコマーシャルのＣＭ識別情報と
する。また、視聴装置308 に出力されているコマーシャ
ルが、蓄積装置303 から出力されているものである場合
は、蓄積装置303 の現在の再生アドレスと日時アドレス
対応テーブル304 の内容に基づいて現在流されているコ
マーシャルの放映日時を算出し、更に、タイミング内容
対応テーブル310 のエントリの内の、格納されている放
映開始日時が上記算出した放映日時よりも過去のエント
リを対象にして、格納されている放映開始日時が上記放
映日時に最も近いエントリを探し出し、そのエントリに
格納されているＣＭ識別情報を現在流されているコマー
シャルのＣＭ識別情報とする。
【０１４１】Ｓ101 でＣＭ識別情報を取得すると、それ
をキーにして付加情報テーブル312を検索し、現在流さ
れているコマーシャルに関連する付加情報を探す（Ｓ10
2 ）。そして、探し出せなかった場合は、処理終了と
し、探し出せた場合は、Ｓ103の処理を行う。尚、付加
情報が蓄積されていないコマーシャルが視聴装置308 に
出力されている時に、ユーザが付加情報画面の表示を要
求しないようにするために、コマーシャルの表示時に、
付加情報の有無を示す印を表示するようにしても良い。
【０１４２】Ｓ103 では、ＣＭ選択手段307 内の選択手
段307 ａに対して付加情報関連処理手段313 からの出力
信号を選択することを指示すると共に、Ｓ102 で探し出
した付加情報中の付加情報画面用データを出力する。こ
れにより、視聴装置308 に、例えば、図２５（Ｂ）に示
すような、ディーラーの電話番号等を示す付加情報画面
が表示される。
【０１４３】付加情報画面が表示された後、ユーザは、
カタログ等の資料が必要な場合は、ユーザ操作部314 か
ら資料請求要求を入力し、商品を購入したい場合は、商
品購入要求を入力する。
【０１４４】付加情報関連処理手段313 は、資料請求要
求が入力されると（Ｓ104 がＹＥＳ）、付加情報中に資
料請求先情報によって示される資料請求先に、回線を介
してカタロク等を請求するＥメールを送る（Ｓ105 ）。
【０１４５】また、商品購入要求が入力された場合（Ｓ
106 がＹＥＳ）は、付加情報関連処理手段313 は、付加
情報中の商品購入画面用データを出力する（Ｓ107 ）。
これにより、視聴装置308 には、図２５（Ｃ）に示すよ
うな商品購入画面が表示される。ユーザは、商品購入画
面が表示されると、商品を購入するための必要事項を入
力し、付加情報関連処理手段313 は、入力された必要事
項（商品購入情報）を付加情報中の商品購入先情報によ
って示される商品購入先へ回線を介して送信する（Ｓ10
8）。
【０１４６】ユーザは、付加情報関連処理手段313 の処
理を終了させる場合には、ユーザ操作部314 から終了指
示を入力する。終了指示が入力されると（Ｓ109 がＹＥ
Ｓ）、付加情報関連手段313 は、選択手段307 ａを元の
状態（チューナ装置302 の出力を選択する状態あるいは
蓄積装置303 の出力を選択する状態）に戻す（Ｓ11
0）。
【０１４７】次に、履歴通知手段305 及びＣＭ情報配信
センタ400 の動作について説明する。
【０１４８】ユーザ側装置300-1 内の履歴通知手段305
は、一定期間（例えば１週間）毎に、その期間にユーザ
が視聴，録画したテレビ番組を示す視聴履歴，録画履歴
と、ユーザＩＤとを回線を介してＣＭ情報配信センタ40
0 へ送る。
【０１４９】ＣＭ情報配信センタ400内のユーザ分類手
段402 は、ユーザ側装置300-1 から送られてきた視聴履
歴，録画履歴と分類テーブル403 の内容とに基づいて、
ユーザ側装置300-1 のユーザが属する分類の分類番号を
取得し、取得した分類番号及びユーザ側装置300-1 のユ
ーザＩＤをＣＭ放映タイミング通知手段404 に渡す。こ
れにより、ＣＭ放送タイミング通知手段404 は、タイミ
ング分類対応テーブル405 から、上記分類番号と対応し
て登録されているＣＭ放映タイミング情報（ユーザ側装
置300-1 のユーザの嗜好に合うと予想されるコマーシャ
ルの放映タイミング情報）を、送受信手段401 を使用し
て、上記ユーザＩＤによって示されるユーザ側装置300-
1 へ送信する。
【０１５０】ユーザ側装置300-1 内の履歴通知手段305
は、ＣＭ情報配信センタ400 からＣＭ放映タイミング情
報が送られてくると、それを嗜好合致ＣＭテーブル306
に格納する。
【０１５１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテレビジ
ョン信号蓄積再生装置は、視聴装置へ出力される信号中
のコマーシャル部分を、ユーザの嗜好に合うコマーシャ
ルに差し替えるので、ユーザがテレビ番組を視聴してい
る時間を有効利用して嗜好に合ったコマーシャルを視聴
することが可能になるという効果がある。更に、嗜好に
合ったコマーシャルのみを視聴することができるため、
子供に悪影響を与えるコマーシャル等、視聴したくない
コマーシャルの視聴を防止できる。
【０１５２】また、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、テレビジョン信号蓄積再生装置の起動時、視聴
装置に電子番組表画面が表示されている時、視聴装置に
録画予約画面が表示されている時、視聴装置に録画番組
一覧画面が表示されている時、ユーザによって電源断が
指示された時、或いは、ユーザによってコマーシャルの
視聴が要求された時にも、ユーザの嗜好に合ったコマー
シャルが出力されるので、ユーザが嗜好に合ったコマー
シャルを視聴する機会が増えるという効果がある。
【０１５３】また、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、コマーシャルも同時に表示する番組のジャンル
を取得するコマーシャル再生ジャンル情報取得手段を備
えているので、コマーシャルが早送りされる傾向の高い
ジャンルの番組が再生されているときに、ユーザの嗜好
に合ったコマーシャルを視聴させることができる効果も
ある。
【０１５４】更に、本発明のテレビジョン信号蓄積再生
装置は、コマーシャル情報配信センタが、ユーザ側装置
から通知された履歴に基づいてユーザ側装置のユーザの
嗜好に合うコマーシャルの放映タイミング情報を求める
構成を有しているので、ユーザ側装置の構成を簡単なも
のにすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態のブロック図であ
る。
【図２】日時アドレス対応テーブル103 の内容例を示す
図である。
【図３】タイミング内容対応テーブル105 の内容例を示
す図である。
【図４】嗜好情報設定画面の一例を示す図である。
【図５】オンエアされている番組を視聴している時のＣ
Ｍ選択手段108 の処理例を示す流れ図である。
【図６】蓄積されている番組を視聴している時のＣＭ選
択手段108 の処理例を示す流れ図である。
【図７】本発明の第２の実施の形態のブロック図であ
る。
【図８】日時アドレス対応テーブル203 の内容例を示す
図である。
【図９】動作モードテーブル214 の内容例を示す図であ
る。
【図１０】ジャンル設定画面の一例を示す図である。
【図１１】起動時のＣＭ選択手段208 の処理例を示す流
れ図である。
【図１２】ＣＭ再生ジャンルモードＯＮ時のＣＭ選択手
段208 の処理例を示す流れ図である。
【図１３】ＣＭ再生ジャンルモードＯＮ時の表示例を示
す図である。
【図１４】ＥＰＧ画面表示時のＣＭ選択手段208 の処理
例を示す流れ図である。
【図１５】ＥＰＧ画面モードＯＮ時の表示例を示す図で
ある。
【図１６】録画予約画面表示時のＣＭ選択手段208 の処
理例を示す流れ図である。
【図１７】録画予約画面モードＯＮ時の表示例を示す図
である。
【図１８】録画番組一覧画面表示時のＣＭ選択手段208
の処理例を示す流れ図である。
【図１９】録画番組一覧画面モードＯＮ時の表示例を示
す図である。
【図２０】電源断が指示された時のＣＭ選択手段208 の
処理例を示す流れ図である。
【図２１】仮想的ＣＭ専門チャネルを説明するための図
である。
【図２２】仮想的ＣＭ専門チャネルの再生が要求された
時のＣＭ選択手段208 の処理例を示す流れ図である。
【図２３】本発明の第３の実施の形態のブロック図であ
る。
【図２４】付加情報の内容例を示す図である。
【図２５】付加情報関連処理手段313 の動作を説明する
ための図である。
【図２６】付加情報関連処理手段313 の処理例を示す流
れ図である。
【符号の説明】
101 …チューナ装置 102 …蓄積装置 103 …日時アドレス対応テーブル 104 …ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段 105 …タイミング内容対応テーブル 106 …ユーザ嗜好情報取得手段 107 …嗜好情報テーブル 108 …ＣＭ選択手段 108 ａ…選択手段 109 …視聴装置 110 …ユーザ操作部 202 …蓄積装置 203 …日時アドレス対応テーブル 208 …ＣＭ選択手段 208 ａ…選択手段 208 ｂ…合成手段 211 …ＣＭ再生ジャンル情報取得手段 212 …ＣＭ再生ジャンルテーブル 213 …動作モード設定手段 214 …動作モードテーブル 300-1 〜300-n …ユーザ側装置 301 …送受信手段 302 …チューナ装置 303 …蓄積装置 304 …日時アドレス対応テーブル 305 …履歴通知手段 306 …嗜好合致ＣＭテーブル 307 …ＣＭ選択手段 307 ａ…選択手段 308 …視聴装置 309 …ＣＭ放映タイミングＣＭ内容情報取得手段 310 …タイミング内容対応テーブル 311 …付加情報取得手段 312 …付加情報テーブル 313 …付加情報関連処理手段 314 …ユーザ操作部 400 …ＣＭ情報配信センタ 401 …送受信手段 402 …ユーザ分類手段 403 …分類テーブル 404 …ＣＭ放映タイミング通知手段 405 …タイミング分類対応テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−61111（ＪＰ，Ａ) 特開2000−250944（ＪＰ，Ａ) 特開2000−134588（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 5/44 - 5/46 H04N 7/16 - 7/173

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 テレビジョン信号を受信するチューナ装
    置と、 該チューナ装置が受信したテレビジョン信号を蓄積する
    蓄積装置と、ユーザのコマーシャルに対する嗜好を示す嗜好情報を取
    得するユーザ嗜好情報取得手段と、 前記蓄積装置に蓄積されている各コマーシャルそれぞれ
    の内容を示すコマーシャル内容情報を取得するコマーシ
    ャル内容情報取得手段と、 前記ユーザ嗜好情報取得手段で取得した嗜好情報と前記
    コマーシャル内容情報取得手段で取得したコマーシャル
    内容情報とに基づいて、前記 蓄積装置に蓄積されている
    コマーシャルの中からユーザの嗜好に合ったコマーシャ
    ルを選択し、ユーザがテレビ番組を視聴する際に視聴装
    置へ出力される信号中のコマーシャル部分を前記選択し
    たコマーシャルで差し替えるコマーシャル選択手段とを
    備えたことを特徴とするテレビジョン信号蓄積再生装
    置。
  2. 【請求項２】 前記コマーシャル選択手段は、テレビジ
    ョン信号蓄積再生装置の起動時に、前記蓄積装置に蓄積
    されているコマーシャルの中からユーザの嗜好に合った
    コマーシャルを１つ選択し、前記視聴装置へ出力する構
    成を有することを特徴とする請求項１記載のテレビジョ
    ン信号蓄積再生装置。
  3. 【請求項３】 前記コマーシャル選択手段は、前記視聴
    装置に電子番組表画面が表示されているとき、前記蓄積
    装置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの嗜
    好に合ったコマーシャルを順次選択し、選択したコマー
    シャルを前記電子番組表画面の一部に表示する構成を有
    することを特徴とする請求項１記載のテレビジョン信号
    蓄積再生装置。
  4. 【請求項４】 前記コマーシャル選択手段は、前記視聴
    装置に録画予約画面が表示されているとき、前記蓄積装
    置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの嗜好
    に合ったコマーシャルを順次選択し、選択したコマーシ
    ャルを前記録画予約画面の一部に表示する構成を有する
    ことを特徴とする請求項１記載のテレビジョン信号蓄積
    再生装置。
  5. 【請求項５】 前記コマーシャル選択手段は、前記視聴
    装置に録画番組一覧画面が表示されているとき、前記蓄
    積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの
    嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し、選択したコマ
    ーシャルを前記録画番組一覧画面の一部に表示する構成
    を有することを特徴とする請求項１記載のテレビジョン
    信号蓄積再生装置。
  6. 【請求項６】 前記コマーシャル選択手段は、ユーザに
    よってテレビジョン信号蓄積再生装置の電源断が指示さ
    れた時、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシャルの
    中からユーザの嗜好に合ったコマーシャルを１つ選択
    し、前記視聴装置へ出力する構成を有することを特徴と
    する請求項１記載のテレビジョン信号蓄積再生装置。
  7. 【請求項７】 前記コマーシャル選択手段は、ユーザに
    よってコマーシャルの視聴が要求されたとき、前記蓄積
    装置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの嗜
    好に合ったコマーシャルを順次選択し、選択したコマー
    シャルを前記視聴装置へ出力する構成を有することを特
    徴とする請求項１記載のテレビジョン信号蓄積再生装
    置。
  8. 【請求項８】 前記コマーシャル内容情報取得手段は、
    前記チューナ装置が受信するテレビジョン信号に重畳さ
    れているコマーシャル内容情報を取得する構成を有する
    ことを特徴とする請求項１記載のテレビジョン信号蓄積
    再生装置。
  9. 【請求項９】 前記コマーシャル内容情報取得手段は、
    コマーシャル内容情報を管理しているコマーシャル内容
    情報管理センタと通信を行うことにより、コマーシャル
    内容情報を取得する構成を有することを特徴とする請求
    項１記載のテレビジョン信号蓄積再生装置。
  10. 【請求項１０】 前記ユーザ嗜好情報取得手段は、前記
    視聴装置に嗜好情報設定画面を表示し、該嗜好情報設定
    画面を用いてユーザが設定した嗜好情報を取得する構成
    を有することを特徴とする請求項１記載のテレビジョン
    信号蓄積再生装置。
  11. 【請求項１１】 前記ユーザ嗜好情報取得手段は、ユー
    ザが過去に視聴或いは録画した番組の履歴に基づいて嗜
    好情報を取得する構成を有することを特徴とする請求項
    １記載のテレビジョン信号蓄積再生装置。
  12. 【請求項１２】 前記ユーザ嗜好情報取得手段は、前記
    蓄積装置に蓄積されている各番組毎の再生比率と各番組
    の内容とに基づいて嗜好情報を取得する構成を有するこ
    とを特徴とする請求項１記載のテレビジョン信号蓄積再
    生装置。
  13. 【請求項１３】 前記ユーザ嗜好情報取得手段は、再生
    時に早送りされなかったコマーシャルの内容に基づいて
    嗜好情報を取得することを特徴とする請求項１記載のテ
    レビジョン信号蓄積再生装置。
  14. 【請求項１４】 テレビジョン信号を受信するチューナ
    装置と、 該チューナ装置が受信したテレビジョン信号を蓄積する
    蓄積装置と、 ユーザのコマーシャルに対する嗜好を示す嗜好情報を取
    得するユーザ嗜好情報取得手段と、 前記蓄積装置に蓄積されている各コマーシャルそれぞれ
    の内容を示すコマーシャル内容情報を取得するコマーシ
    ャル内容情報取得手段と、 コマーシャルも同時に表示する番組のジャンルを示すコ
    マーシャル再生ジャンル情報を取得するコマーシャル再
    生ジャンル情報取得手段と、 ユーザの指示に従って、前記ユーザ嗜好情報取得手段で
    取得した嗜好情報と前記コマーシャル内容情報取得手段
    で取得したコマーシャル内容情報とに基づいて、前記蓄
    積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの
    嗜好に合ったコマーシャルを選択し、ユーザがテレビ番
    組を視聴する際に視聴装置へ出力される信号中のコマー
    シャル部分を前記選択したコマーシャルで差し替える処
    理、或いは前記蓄積装置に蓄積されている、前記コマー
    シャル再生ジャンル情報取得手段で取得されたジャンル
    の番組が、前記視聴装置へ出力されているとき、前記蓄
    積装置に蓄積されているコマーシャルの中からユーザの
    嗜好に合ったコマーシャルを順次選択し、該選択したコ
    マーシャルの映像と前記番組の映像とを前記視聴装置に
    同時に表示する処理を行うＣＭ選択手段とを備えたこと
    を特徴とするテレビジョン信号蓄積再生装置。
  15. 【請求項１５】 前記コマーシャル再生ジャンル情報取
    得手段は、ジャンル設定画面を前記視聴装置に表示し、
    前記ジャンル設定画面を用いてユーザが指定したジャン
    ルをコマーシャル再生ジャンル情報として取得する構成
    を有することを特徴とする請求項１４記載のテレビジョ
    ン信号蓄積再生装置。
  16. 【請求項１６】 前記コマーシャル再生ジャンル情報取
    得手段は、前記蓄積装置に蓄積されている番組の再生時
    に、その番組中のコマーシャルの内の早送りされたコマ
    ーシャルの割合を求め、その割合が所定値以上の番組の
    ジャンルをコマーシャル再生ジャンル情報として取得す
    る構成を有することを特徴とする請求項１４記載のテレ
    ビジョン信号蓄積再生装置。
  17. 【請求項１７】 コマーシャルについての付加情報が格
    納される付加情報テーブルと、 前記視聴装置へコマーシャルが出力されている時に、ユ
    ーザによって付加情報の表示が要求された場合、前記付
    加情報テーブルに蓄積されている、現在出力中のコマー
    シャルに関連する付加情報に基づいた付加情報画面を前
    記視聴装置に表示する付加情報関連処理手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項１記載のテレビジョン信号蓄積
    再生装置。
  18. 【請求項１８】 前記付加情報は、資料請求先を示す資
    料請求先情報を含み、 前記付加情報関連処理手段は、前記視聴装置に付加情報
    画面が表示されている時にユーザによって資料請求が要
    求された場合、前記付加情報画面に関連する付加情報中
    の資料請求先情報によって示される資料請求先へ通信回
    線を介して資料請求を行う構成を有することを特徴とす
    る請求項１７記載のテレビジョン信号蓄積再生装置。
  19. 【請求項１９】 前記付加情報は、商品購入画面を表示
    するための商品購入画面情報および商品購入先を示す商
    品購入先情報を含み、 前記付加情報関連処理手段は、前記視聴装置に付加情報
    画面が表示されている時にユーザによって商品購入が要
    求された場合、前記付加情報画面に関連する商品購入画
    面情報に従って前記視聴装置に商品購入画面を表示し、
    該商品購入画面にユーザが必要事項を入力することによ
    り、前記商品購入画面に関連する商品購入先情報によっ
    て示される商品購入先へ通信回線を介して前記必要事項
    を送信する構成を有することを特徴とする請求項１７記
    載のテレビジョン信号蓄積再生装置。
  20. 【請求項２０】 コマーシャル情報配信センタと、該コ
    マーシャル情報配信センタに接続される複数のユーザ側
    装置とから構成されるテレビジョン信号蓄積再生システ
    ムであって、 前記各ユーザ側装置は、 テレビジョン信号を受信するチューナ装置と、 該チューナ装置が受信したテレビジョン信号を蓄積する
    蓄積装置と、 前記コマーシャル情報配信センタへユーザが過去に視聴
    或いは録画した番組の履歴を通知すると共に、前記コマ
    ーシャル情報配信センタから送られてくるユーザの嗜好
    に合ったコマーシャルの放映タイミング情報を受信する
    履歴通知手段と、 該履歴通知手段で受信したユーザの嗜好に合ったコマー
    シャルの放映タイミング情報と、前記蓄積装置にテレビ
    ジョン信号を蓄積した日時と蓄積アドレスとの対応関係
    とに基づいて、前記蓄積装置に蓄積されているコマーシ
    ャルの中からユーザの嗜好に合ったコマーシャルを選択
    し、ユーザがテレビ番組を視聴する際に視聴装置へ出力
    される信号中のコマーシャル部分を前記選択したコマー
    シャルで差し替えるコマーシャル選択手段とを備え、 前記コマーシャル情報配信センタは、 ユーザ側装置から通知された履歴に基づいて前記ユーザ
    側装置のユーザの嗜好に合うコマーシャルの放映タイミ
    ング情報を求め、該求めた放映タイミング情報を前記履
    歴通知元のユーザ側装置に送信する構成を有することを
    特徴とするテレビジョン信号蓄積再生システム。
  21. 【請求項２１】 前記チューナ装置は、アナログ地上波
    放送を受信する構成、ディジタル地上波放送を受信する
    構成、アナログケーブルテレビ放送を受信する構成、デ
    ィジタルケーブルテレビ放送を受信する構成、アナログ
    衛星放送を受信する構成、ディジタル衛星放送を受信す
    る構成、或いはインターネット放送を受信する構成を有
    することを特徴とする請求項１または１４記載のテレビ
    ジョン信号蓄積再生装置。
  22. 【請求項２２】 前記蓄積装置は、ハードディスク装
    置、或いはディジタルビデオディスク装置であることを
    特徴とする請求項１または１４記載のテレビジョン信号
    蓄積再生装置。
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