JP2003289518A - サーバ及びcm番組出力装置、視聴料金管理方法 - Google Patents

サーバ及びcm番組出力装置、視聴料金管理方法

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JP2003289518A
JP2003289518A JP2002089750A JP2002089750A JP2003289518A JP 2003289518 A JP2003289518 A JP 2003289518A JP 2002089750 A JP2002089750 A JP 2002089750A JP 2002089750 A JP2002089750 A JP 2002089750A JP 2003289518 A JP2003289518 A JP 2003289518A
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JP2002089750A
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Shigenori Makaji
重徳 真梶
Akiko Fukuda
昭子 福田
Kazuyoshi Oshima
一喜 大島
Tsutomu Ono
力 小野
Torafumi Mita
虎史 三田
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Toppan Printing Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 番組出力中に、個人の嗜好等の条件に適合し
たCM番組を出力装置に出力するサーバ及びCM番組出
力装置を提供する。 【解決手段】 サーバ1は、CM番組を出力するための
CMデータにCM番組を視聴するユーザを特定するため
の属性情報を付与し、記憶している。STB3から送信
されたユーザの嗜好情報を含むユーザ情報を受信する
と、ユーザ情報と合致する属性情報を付与されたCMデ
ータを選択し、STB3に送信する。STB3は、受信
したCMデータを記憶する。本編番組中に、CM番組を
挿入することを示すCM枠信号を検出すると、記憶した
CMデータをCM番組として出力する。サーバ1は、S
TB3からユーザのCM番組の視聴状況を受信し、その
視聴状況に応じてポイントを換算する。さらに、換算し
たポイント数に応じて、ユーザの視聴したCM番組の広
告主から支払われた視聴料金をユーザに支払う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、番組出力中に、個
人の嗜好等の条件に適合したCM番組を出力装置に出力
するサーバ及びCM番組出力装置、視聴料金管理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビに出力されるニュースやド
ラマなど番組を無料で放映する放送局は、商品等を宣伝
するコマーシャル(以下、CMとする)番組を、ニュー
スやドラマなどの番組本編に挿入することでユーザに提
供し、宣伝する商品の提供者(製造者又は販売者など、
以下、広告主とする)から、CM番組を放映したことに
対する宣伝費用を受けることで、放送事業を成り立たせ
ている。一方、広告主は、放送局により放映されるCM
番組により、多くのユーザに商品等を宣伝することがで
き、当該商品等の販売に結びつけることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、広告主は、CM
番組を挿入して放送する番組を選択し、当該番組にCM
番組を挿入等させる。CM番組を挿入する番組を選択す
る基準は、例えば、商品等の購買層を認識し、当該購買
層が視聴しそうな番組を選択する。CM番組は、広告主
等により指示された番組本編中に挿入等され、放映され
る。従って、商品等の購買層となる個人が当該番組を視
聴していなかった場合、そのCM番組による宣伝効果は
低くなる。また、CM番組を情報源としているユーザも
おり、そのようなユーザは、必ずしもCM番組で宣伝す
る商品等の購買層と一致するわけではない。
【0004】また、ユーザは、ニュースやドラマ、バラ
エティなど、自身の所望する番組を、時間やチャンネル
を選択することにより視聴することができる。しかし、
CM番組は、ユーザ個人の希望にかかわらず広告主等に
指定された番組に挿入等されているので、自身の希望す
る商品のCM番組を視聴することができない。出力され
たCM番組で宣伝する商品等が自身の興味のない商品等
である場合、ユーザは、CM番組の間に、他のチャンネ
ルの番組を視聴したり、他の用事のために席を立つなど
してしまい、CM番組を視聴させ商品等に対し興味をも
ってもらうという宣伝効果が低くなる。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたもので、番組出力中に、個人
の嗜好等の条件に適合したCM番組を出力装置に出力す
るサーバ及びCM番組出力装置、視聴料金管理方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、通信ネットワークを介し
てユーザのCM番組出力装置と映像を出力するための映
像データを送信する放送局の送受信装置とに接続された
サーバであって、前記CM番組出力装置から送信される
前記ユーザのCM番組の視聴状況を受信する受信手段
と、前記受信した視聴状況に応じてポイントを換算する
換算手段と、前記換算したポイント数に応じて、前記ユ
ーザの視聴したCM番組の広告主から支払われる視聴料
金を前記ユーザ又は放送局に支払う支払手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、請求項1記載のサーバに
おいて、前記ユーザの嗜好情報を含むユーザ情報を格納
する第1の記憶手段と、CM番組を出力するためのCM
データに、前記CM番組を出力する条件を特定するため
の属性情報を付与する付与手段と、前記属性情報を付与
されたCMデータを格納する第2の記憶手段と、前記ユ
ーザ情報と合致する属性情報を付与されたCMデータを
前記第2の記憶手段から選択する選択手段と、前記選択
されたCMデータを前記CM番組出力装置に送信し、さ
らに、前記映像データに付与させるための前記属性情報
を前記放送局の送受信装置に送信する送信手段とを有す
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、請求項2に記載のサーバ
において、前記受信したCM番組の視聴状況に基づい
て、前記ユーザの嗜好を集計する集計手段とをさらに有
することを特徴とする。また、本発明は、請求項3に記
載のサーバにおいて、前記集計手段により集計されたユ
ーザの嗜好に基づいて、前記第1の記憶手段に格納した
ユーザの嗜好情報を変更する分析手段とをさらに有する
ことを特徴とする。また、本発明は、請求項1から請求
項4のうちいずれかに記載のサーバにおいて、前記CM
データには、CMデータを削除する条件を示す削除条件
が定められ、前記削除条件に基づいて、CM番組出力装
置に格納されたCMデータを削除させる管理手段とをさ
らに備えることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、通信ネットワークを介し
てサーバと映像を出力するための映像データを送信する
放送局の送受信装置とに接続されたCM番組出力装置で
あって、ユーザの嗜好情報を含むユーザ情報を前記サー
バへ送信する送信手段と、前記ユーザ情報に基づいて前
記サーバから送信されるCMデータを格納する記憶手段
と、前記CMデータに付与された属性情報に基づいて、
出力するCMデータを前記記憶手段から選択する選択手
段と、前記放送局が送信する映像データに付与されたC
M枠信号であってCM番組を出力する位置を示すCM枠
信号を検出すると、前記選択したCMデータをCM番組
として出力装置へ出力する出力手段とを備えることを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、通信ネットワークを介し
てユーザのCM番組出力装置と映像を出力するための映
像データを送信する放送局の送受信装置とに接続された
サーバに用いられる視聴料金管理方法であって、前記C
M番組出力装置から送信される前記ユーザのCM番組の
視聴状況を受信し、前記受信した視聴状況に応じてポイ
ントを換算し、前記換算したポイント数に応じて、前記
ユーザの視聴したCM番組の広告主から支払われる視聴
料金を前記ユーザ又は放送局に支払う処理を行うことを
特徴とする。
【0010】また、本発明は、請求項7記載の視聴料金
管理方法において、CM番組を出力するためのCMデー
タに、前記CM番組を出力する条件を特定するための属
性情報を付与し、前記ユーザの嗜好情報を含むユーザ情
報と合致する属性情報を付与されたCMデータを前記属
性情報が付与されたCMデータから選択し、前記選択さ
れたCMデータを前記CM番組出力装置に送信し、さら
に、前記映像データに付与させるための前記属性情報を
前記放送局の送受信装置に送信することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、請求項8に記載の視聴料
金管理方法において、前記受信したCM番組の視聴状況
に基づいて、前記ユーザの嗜好を集計することを特徴と
する。また、本発明は、請求項9に記載の視聴料金管理
方法において、前記集計されたユーザの嗜好に基づい
て、ユーザの嗜好情報を変更することを特徴とする。ま
た、本発明は、請求項7から請求項10のうちいずれか
に記載の視聴料金管理方法において、前記CMデータに
は、CMデータを削除する条件を示す削除条件が定めら
れ、前記削除条件に基づいて、CM番組出力装置に格納
されたCMデータを削除することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本実施形態の概要
を示す図である。本実施形態は、デジタル放送やインタ
ーネットなどによる動画、静止画を含む映像配信におい
て、ユーザの嗜好や居住地、年齢などの条件に合致した
CM番組を提示し、当該ユーザの視聴したCM番組に応
じて、CM番組の広告主がユーザ又は放送局に視聴料金
を支払うものである。
【0013】図1を参照して、本実施形態のシステムを
説明する。図1において、1は、管理センタのサーバで
あり、ユーザ情報やCM番組情報等を管理する。2は、
出力装置であり、テレビやAVアンプ、スピーカ等であ
る。3はユーザのSTB(Set Top Box、CM番組出力
装置)であり、放送局5から送信されるデータや情報を
受信し、受信したデータや情報を記憶するための受信機
である。出力装置2とSTB3とはケーブル等で接続さ
れ、STB3が受信したデータを、出力装置2に動画、
静止画、音声等として出力することができる。4は広告
主であり、CM番組の放送を希望する製造業や販売業等
の企業等である。5は放送局であり、ニュースや映画な
ど一般の番組等をユーザのSTB3に送信し、視聴した
番組や時間に応じて、ユーザに視聴料金を要求する。
【0014】なお、ここでは、放送局5とは、人工衛星
を介してデジタル放送を配信したり、インターネットを
介して動画や静止画、音声等の映像を配信する企業等の
ことをいう。また、番組とは、ニュース、ドラマ、バラ
エティ、映画などの放送単位であり、動画や静止画、音
声等の映像のことをいう。また、この放送局5には、こ
れらの動画や静止画、音声などのデータの送信及び各種
データの受信を行う送受信装置が設けられる。
【0015】図示されていないが、放送局5にはサーバ
等の情報機器が備えられ、STB3と放送局5とは、人
工衛星(通信衛星)及びインターネットなどの通信ネッ
トワークを介して接続される。また、サーバ1とSTB
3とは、インターネットなどの通信ネットワークを介し
て接続されている。また、図示されていないが、広告主
4はパーソナルコンピュータ等の情報機器を所有し、サ
ーバ1と広告主4のパーソナルコンピュータ等はインタ
ーネットなどの通信ネットワークで接続される。
【0016】管理センタのサーバ1の構成を、図2を参
照して説明する。この図において、11は通信インター
フェース(送信手段、受信手段)である。12はユーザ
情報制御部である。13はCM番組情報選択部(選択手
段)である。14はCM番組情報管理部(管理手段)で
ある。15はポイント換算部(換算手段)である。16
は視聴状況通知部である。17は属性情報通知部であ
る。18は請求・支払部(支払手段)である。19はC
M番組スケジュール管理部である。20は履歴集計部
(集計手段)である。21はユーザ情報分析部(分析手
段)である。22は情報付与部である。23はユーザ情
報DBである。24はCM番組情報DBである。25は
STB情報DBである。各部の機能は、後述する動作の
ところで説明する。
【0017】DBに格納されている情報を説明する。図
3は、ユーザ情報DB23に格納されているユーザ情報
の一例を示す図である。この図に一例を示すように、ユ
ーザ情報DB23には、ユーザ毎に、ユーザを一意に識
別するユーザID、氏名、住所、電話番号、性別、生年
月日、年齢、嗜好ジャンル(嗜好情報)、視聴履歴等が
格納されている。嗜好ジャンルとは、当該ユーザの嗜好
を示した情報であり、例えば、自動車、化粧品、映画、
ファッション、旅行等の各項目において「大変興味があ
る」ならば5が、「全く興味がない」ならば0(ゼロ)
というように記載され、当該項目に対する関心度合いを
示している。また、視聴履歴とは、ユーザの視聴したC
M番組の視聴履歴である。
【0018】図4は、CM番組情報DB24に格納され
ているCM番組情報の一例を示す図である。この図に一
例を示すように、CM番組情報DB24には、CM番組
を一意に識別するCMID、CM属性、視聴対象属性、
当該CM番組を出力するためのデータであるCMデータ
等が格納されている。ここで、CM属性とは、当該CM
番組がどのような条件を満たした時に提示されるかを示
す情報である。CM属性は、企業ID、企業データ、シ
リーズID、有効期間、番組連動IDというような細か
い条件に細分される。
【0019】企業IDとは、当該CM番組で宣伝する商
品のスポンサー企業(広告主)を一意に識別する情報で
ある。企業データとは、スポンサー企業が独自に設定で
きるデータであり、例えば、スポンサー企業が航空会社
であれば、当該航空会社の利用金額に応じて発行される
マイル毎にCM番組を流したい時などに、当該CM番組
が何マイル貯まっている人向けなのか、というような情
報が記載されている。シリーズIDとは、当該CM番組
が複数のCM番組の組み合わせから成るシリーズ物であ
る場合などに、そのシリーズ、シリーズ中の回数、出力
順序等を一意に識別するための情報である。
【0020】有効期間とは、当該CM番組の有効期間を
示す情報であり、例えば、何年何月何日まで有効である
という有効年月日、何回視聴されるまで有効かという有
効回数、無制限(CM番組情報DB24の残容量が特定
の値以下になるまで)などの情報である。番組連動ID
とは、当該CMが特定の番組と連動している場合、その
連動している番組のIDを指定するものである。
【0021】また、ユーザ対象属性とは、当該CM番組
を提示するユーザの条件であり、対象年齢、対象居住
地、対象嗜好ジャンル、対象時間帯というような細かい
条件に細分される。対象年齢とは、当該CM番組を提示
したい年齢を指定した情報であり、全年齢を対象とする
こともできる。対象居住地とは、当該CMを提示したい
地域を指定した情報であり、複数地域や全地域(全国)
を指定することもできる。対象嗜好ジャンルとは、当該
CM番組を出力するユーザの嗜好ジャンルを指定した情
報である。この嗜好ジャンルとは、ユーザ情報DB23
内に格納されているユーザの興味分野を示す嗜好ジャン
ルを指定するものであり、例えば、旅行という嗜好ジャ
ンルに対し「大変興味がある」ということを示すユーザ
にのみCM番組を出力する、というように指定する。対
象時間帯とは、当該CM番組を放送する時間帯を指定す
る情報であり、時間帯を複数指定することもできる。な
お、ここでは、CM属性及び視聴対象属性等のCM番組
を出力する条件を示す情報をまとめて属性情報ともい
う。
【0022】図5は、STB情報DB25に格納されて
いるSTB情報の一例を示す図である。この図に一例を
示すように、STB情報DB25には、STB3を一意
に識別するSTBID、当該STB3に格納したCM番
組のCMID等の情報が格納されている。
【0023】図6は、STB3の構成を示すブロック図
である。この図において、31は通信インターフェース
(送信手段、受信手段)である。32はユーザ情報制御
部である。33はCM番組情報受付部である。34はC
Mデータ選択部(選択手段)である。35は出力部(出
力手段)である。36は課金方法選択部である。37は
IC(integrated circuit)カードリーダである。38
はメモリである。各部の機能は、後述する動作のところ
で説明する。
【0024】次に、番組本編にCM番組を挿入する第1
の実施例を、図1及び図7を参照して説明する。管理セ
ンタは、あらかじめ、図1のようなシステムを構築し、
要求があればユーザ毎に最適なCM番組を出力できるよ
うにしておく(図1における(a))。
【0025】例えば、STB3に初めて電源を入れた場
合などに、ユーザは、ユーザ情報の登録をする(図1に
おける(b))。そのために、ユーザは、まず、STB
3のICカードリーダ37に、管理センタに本実施形態
のシステムにより提供されるサービスの申し込みをした
時などに発行されたICカードを挿入等する。このIC
カードには、ユーザを一意に識別するユーザID等が記
録されている。STB3のユーザ情報制御部32は、I
Cカードリーダ37を介してICカード内に記録されて
いるユーザIDを読み取る。次に、ユーザ情報制御部3
2は、ユーザ情報をユーザに入力又は選択させるための
画面を、出力部35を介して出力装置2に出力させる。
【0026】ユーザは、出力装置2に出力された画面等
をみながら、図示されていないリモコンやキーボードな
どを用いて、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、
年齢等を入力する。さらに、出力装置2に出力された自
動車、旅行、化粧品、ファッション等の各嗜好ジャンル
に対する興味の度合い(以下、興味度という)を選択す
る。STB3のユーザ情報制御部32は、このように取
得したユーザID、氏名、住所、電話番号、性別、生年
月日、年齢、各嗜好ジャンルに対する興味度などからな
るユーザ情報を、各STBを一意に識別するSTBID
と共に、インターネットなどの通信ネットワークを介し
て管理センタのサーバ1に送信する。さらに、メモリ3
8又はICカード内にユーザ情報を格納する。なお、こ
こでは、ICカードには、ユーザIDが記憶されている
場合について説明したが、ユーザIDの他に、申し込み
時にユーザの氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢な
どをICカードに予め登録して記憶しておくようにして
もよい。そして、ユーザ情報制御部32が、ユーザ情報
をユーザに入力又は選択させるための画面に、ユーザの
氏名、住所等の情報を入力した状態で出力部35を介し
て出力装置2に出力するようにしてもよい。これによ
り、ユーザは、表示内容を確認して、必要に応じて住所
などを変更すればよく、ユーザにとって、情報を入力す
る手間が省ける。また、ICカードにユーザ情報を記憶
しておく場合は、このユーザ情報をユーザIDに対応付
けてサーバ1のユーザ情報DB23に記憶しておくよう
にしてもよい。
【0027】ユーザ情報及びSTBIDを受信すると、
サーバ1のユーザ情報制御部12は、当該ユーザ情報を
ユーザ情報DB23に格納する。管理センタは、あらか
じめ、ユーザに提示するCM番組の作成依頼を広告主4
から受け(図1における(c))、管理センタが作成し
た動画や静止画などの映像又は広告主4等から提供され
た動画や静止画などの映像に、サーバ1の情報付与部2
2により、CM属性及び視聴対象属性のような属性情報
と、当該CM番組が出力される時間を示す長さ情報とを
タグとして付与するなどしてCMデータを作成する(図
1における(d))。このように作成したCMデータ
を、CMID、CM属性、視聴対象属性などとともにサ
ーバ1のCM番組情報DB24に格納しておく。サーバ
1のCM番組情報選択部13は、例えば、1日に1度、
または、広告主の要求やキャンペーンに応じて、また
は、夜・昼・朝などの時間毎に応じて、ユーザ情報DB
23に格納されているユーザ情報に基づいてユーザの嗜
好を分析し、ユーザに配信するCM番組のCMデータを
CM番組情報DB24から複数選択する。このとき、C
M番組情報の視聴対象属性と、ユーザ情報に示すユーザ
の嗜好とが一致するCMデータを優先的に選択する。
【0028】CM情報管理部14は、CM番組情報選択
部13により選択されたCMデータのCMIDと当該ユ
ーザのユーザIDとを、当該ユーザのSTBIDと関連
付けてSTB情報DB25に格納する。
【0029】情報付与部22は、CM番組情報選択部1
3により選択されたCMデータに、当該ユーザのSTB
IDを付与する。サーバ1は、そのCMデータを放送局
5に納入する(図1における(e))。放送局5へのS
TBIDを付与したCMデータの納入には、インターネ
ット等の通信ネットワークを介して放送局5のサーバ等
に送信してもよく、また、CD−ROM(Compact Disc
Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Dis
k)などの記録媒体にSTBIDを付与したCMデータ
を記録し、当該記録媒体を放送局5に渡してもよい。
【0030】放送局5は、STBIDを付与したCMデ
ータを各STB3に送信する(図1における(f))。
この送信の方法は、例えば、STBIDを付与したCM
データを、人工衛星を経由して放送することにより送信
する。又、例えば、インターネット等を介してSTBI
Dを付与したCMデータを各STB3に送信する。各S
TB3のCMデータ受付部33は、CMデータを受信す
ると、自身のSTBIDと一致するSTBIDを付与し
ているCMデータを検出し、当該検出したCMデータを
メモリ38に格納する(図1における(g))。この、
CMデータの送信(放送又は配信)の時間は任意でよい
が、例えば、夜中の12時から1時の間などに行なわれ
る。
【0031】サーバ1の属性情報通知部17は、CM属
性、視聴対象属性などの属性情報等をインターネットな
どの通信ネットワークを介して放送局5に送信する(図
1における(h))。放送局5では、放映する本編番組
や、放映する本編番組の広告主(スポンサー)等に応じ
て、番組を一意に識別するための番組ID、番組連動I
D、企業ID、企業データ、シリーズID等の属性情報
を、番組本編を出力するための映像データに付与する。
さらに、番組本編中に、CM番組を出力させるタイミン
グを示すCM枠信号、本編番組中で設定されたCM番組
枠の時間の長さを示すCM枠長さ情報等を映像データに
付与する(図1における(i))。ユーザは、STBの
ICカードリーダ37にICカードを挿入し、リモコン
等を操作するなどして、放送局5から放送されるニュー
ス、ドラマ、映画、バラエティなど自身の望む番組(映
像)の視聴を開始する(図1における(j)、図7にお
けるステップS10)。このとき、STB3は、放送局
5から放送される電波からユーザの望む番組を出力する
ための映像データが乗せられた電波を選択したり、又
は、インターネットなどを介して配信された映像データ
を受信するなどして、番組を出力装置2に出力する。
【0032】STB3の出力部35は、番組出力中に、
CM枠信号を検出すると(図7におけるステップS1
1)、CMデータ選択部34にCMデータの選択を指示
する。CMデータ選択部34は、メモリ38に格納され
たCMデータから、出力するCM番組のCMデータを選
択する。そのために、まず、CMデータ選択部34は、
本編番組に番組連動IDが付与されているかどうか確認
する(図7におけるステップS12)。本編番組に番組
連動IDが付与されている場合、その番組連動IDと同
じIDをCM属性として付与されているCMデータをメ
モリ38から選択する。出力部35は、CMデータ選択
部34により選択されたCMデータを本編番組に挿入
し、出力装置2に出力する(図7におけるステップS1
3)。
【0033】本編番組に番組連動IDが付与されていな
い場合、CMデータ選択部34は、ICカード内に格納
されているユーザIDを読出す。次に、読み出したユー
ザIDに基づいてSTB3又はICカード内に格納され
ているユーザ情報から当該ユーザの性別、年齢、居住
地、嗜好ジャンル等のユーザ属性を認識する。次に、C
Mデータ選択部34は、認識したユーザ属性に合致する
CMデータがメモリ38内に格納されているかどうか確
認する(図7におけるステップS14)。
【0034】認識したユーザ属性に合致するCMデータ
がメモリ38内に格納されていない場合、CMデータ選
択部34は、CMデータを選択しない。出力部35は、
放送局5により本編番組中に挿入されたCM番組をその
まま出力装置2に出力する(図7におけるステップS1
5)。認識したユーザ属性に合致するCMデータがメモ
リ38内に格納されている場合、そのCMデータをメモ
リ38から選択する。出力部35は、CMデータ選択部
34により選択されたCMデータを本編番組に挿入し、
出力装置2に出力する(図7におけるステップS1
6)。
【0035】なお、上述したように、メモリ38内に格
納したCMデータを選択する場合、例えば、管理会社が
航空会社とタイアップして当該ICカードにユーザのマ
イル情報を格納するようにし、CM属性の企業データに
よりマイル毎により出力するCM番組を指定されている
場合には、当該属性情報によって定められたCMデータ
を選択する。また、シリーズ物のCM番組を選択した場
合、シリーズIDで示すCM番組の出力順に従って選択
する。
【0036】また、CMデータ選択部34は、本編番組
に付与されたCM枠長さ情報から挿入できるCM番組の
長さを認識し、CMデータに付与されている長さ情報を
参照して、当該本編番組のCM枠の長さと一致するよう
なCMデータを選択する。また、本編番組中にCM番組
が挿入されていない場合、メモリ38に格納されている
CMデータを上述したような優先順位で選択してもよ
い。この場合、CM番組を出力している間の本編番組は
メモリ38等に格納され、CM番組出力終了後に読み出
され、出力されるものとする。
【0037】また、上述の実施形態において、当該CM
番組で宣伝した商品等の購入や、商品等の資料請求、当
該CM番組や商品等に対するアンケート回答等を可能と
してもよい。ここでは、マークアップ言語等で記述さ
れ、静止画、動画、音声等の映像データを出力装置2に
出力させ、ユーザに商品の購入や資料請求、アンケート
回答等のために必要な情報を提供したり、ユーザに必要
な情報を入力等させるためのデータを出力データとい
う。サーバ1の情報付与部22は、CM番組のCMデー
タに、当該CMデータに対応する出力データがある旨
と、当該出力データを一意に識別する出力データ識別情
報とをさらに付与する。サーバ1は、出力データとCM
データとを放送局5に納入する。放送局5では、出力デ
ータとCMデータとを各STB3に送信し、メモリ38
に格納させる。STB3の出力部35は、CMデータ選
択部34により選択されたCMデータに対応する出力デ
ータがある旨が付与されていると、同じCMデータに付
与されている出力データ識別情報を参照し、当該出力デ
ータをメモリ38から読み出し、出力装置2に出力す
る。ユーザは、ユーザIDやパスワード等必要な事項を
キーボードやリモコン等を用いて入力し、購入要求、資
料請求要求、アンケート回答結果等をサーバ1に送信す
る。サーバ1は、ユーザからの購入要求、資料請求要
求、アンケート回答結果等(以下、アクションという)
を受信すると、そのCM番組の広告主4のパーソナルコ
ンピュータ等に、受信したアクションを電子メールなど
で送信する。広告主4は、サーバ1からの購入要求や資
料請求要求に応じて、商品配送や資料配送等の処理をす
る。
【0038】ユーザは、出力されたCM番組を視聴する
(図1における(l))。CM番組を出力した後や、ユ
ーザがニュース、ドラマ、映画、バラエティなどひとつ
の番組を視聴し終わった後などに、STB3はユーザの
CM番組の視聴履歴やアクション等の視聴状況をサーバ
1に送信する(図1における(m))。これにより、広
告主4は、CM番組で宣伝する商品等の購買層に当該商
品のCM番組を出力させることができる。また、ユーザ
は、自身の興味のある商品等のCM番組を視聴すること
ができる。
【0039】次に、広告主4が、ユーザの視聴したCM
番組に応じて当該ユーザの視聴した本編番組の視聴料金
を支払う第2の実施例を、図1及び図8を参照して説明
する。この第2の実施例は、上述した第1の実施例と一
部共通する動作があるため、異なる部分のみ詳細に説明
する。
【0040】ユーザは、出力装置2に出力された画面等
をみながら、図示されていないリモコンやキーボードな
どを用いて、ユーザ情報を登録する。ここでは、ユーザ
情報として、上述と同様のユーザID、氏名、住所、電
話番号、性別、生年月日、年齢、各嗜好ジャンルに対す
る興味度などの他に、有料番組視聴情報と番組ジャンル
とがさらに登録される。有料番組視聴情報とは、有料番
組を視聴する際に、CM番組を挿入するかどうかという
ことを示す情報である。番組ジャンルとは、例えば、有
料番組にCM番組を挿入すると設定した場合、例外的に
CM番組を挿入しない番組のジャンルを指定したもので
ある。例えば、有料番組がスポーツ番組や映画である場
合はCM番組を挿入しない、というように指定すること
ができる。
【0041】管理センタは、あらかじめ、顧客に配信す
るCM番組の作成依頼を広告主4から受け(図1におけ
る(c))、映像に属性情報をタグとして付与するなど
してCMデータを作成する(図1における(d))。
【0042】放送局5は、STBIDを付与したCMデ
ータによるCM番組を配信する(図1における
(f))。各STB3のCMデータ受付部33は、自身
のSTBIDと一致するSTBIDを付与しているCM
データをメモリ38に格納する(図1における
(g))。
【0043】サーバ1の属性情報通知部17は、CM属
性、視聴対象属性、番組ジャンルなどの属性情報等をイ
ンターネットなどの通信ネットワークを介して放送局5
に通知する(図1における(h))。放送局では、番組
ID、番組連動ID、企業ID、企業データ、シリーズ
ID、番組ジャンル等の属性情報を番組本編に付与す
る。さらに、番組本編中に、CM番組を出力させるタイ
ミングを示すCM枠信号、本編番組中で設定されたCM
番組枠の長さを示すCM番組長さ情報等の情報を付与す
る(図1における(i))。ユーザは、STBのICカ
ードリーダ37にICカードを挿入し、リモコン等を操
作するなどして、放送局5から配信されるニュース、ド
ラマ、映画、バラエティなど自身の望む映像の視聴を開
始する(図1における(j)、図8におけるステップS
20)。
【0044】STB3の出力部35は、映像出力中に、
CM枠信号を検出すると(図8におけるステップS2
1)、STB3又はICカード内に格納されたユーザ情
報から、有料番組にCM番組を挿入する設定であるか否
か判断する(図8におけるステップS22)。ユーザが
CM番組を挿入しないと設定していれば、出力部35
は、CM番組挿入処理をすることなく本編番組を出力す
る。STB3は、放送局5の課金システムに従い、視聴
した番組の番組ID等を放送局5に送信したり、また、
先に視聴料金を支払っているのであればなにもせずに番
組本編を出力する。
【0045】STB3又はICカード内に格納されたユ
ーザ情報で、CM番組を挿入すると設定している場合、
出力部35は、ユーザ情報で番組ジャンルが指定されて
いるかどうか確認する。番組ジャンルが指定されている
場合、本編番組に付与された番組ジャンルを認識し、当
該本編番組がユーザ情報で指定されている番組ジャンル
と一致するかどうか判別する。例えば、ユーザが、スポ
ーツ番組は例外的にCM番組を挿入させないと設定して
いる場合、本編番組の番組ジャンルがスポーツ番組であ
れば、CM番組を挿入せず、そのまま本編番組を出力装
置2に出力する。
【0046】ユーザがCM番組を挿入すると設定してい
る場合、出力部35は、CMデータ選択部34にCMデ
ータの選択を指示する。CMデータ選択部34は、メモ
リ38に格納されたCMデータから、出力するCM番組
のCMデータを選択する。まず、CMデータ選択部34
は、本編番組に番組連動IDが付与されているかどうか
確認する(図8におけるステップS23)。本編番組に
番組連動IDが付与されている場合、その番組連動ID
と同じIDをCM属性として付与されているCMデータ
をメモリ38から選択する。出力部35は、CMデータ
選択部34により選択されたCMデータを本編番組に挿
入し、出力装置2に出力する(図8におけるステップS
24)。
【0047】本編番組に番組連動IDが付与されていな
い場合、CMデータ選択部34は、STB3又はICカ
ード内のユーザ情報に示されるユーザ属性と合致するC
Mデータがメモリ38内に格納されているかどうか確認
する(図8におけるステップS25)。認識したユーザ
属性に合致するCMデータがメモリ38内に格納されて
いない場合、CMデータ選択部34は、CMデータを選
択しない。出力部35は、本編番組中に予め挿入されて
いるCM番組を出力装置2に出力する(図8におけるス
テップS26)。
【0048】認識したユーザ属性に合致するCMデータ
がメモリ38内に格納されている場合、そのCMデータ
をメモリ38から選択する。出力部35は、CMデータ
選択部34により選択されたCMデータを本編番組に挿
入し、出力装置2に出力する(図8におけるステップS
27)。ユーザは、出力されたCM番組を視聴する(図
1における(l))。ユーザがCM番組を視聴した場
合、STB3はユーザのCM番組の視聴履歴やアクショ
ン等の視聴状況をサーバ1に送信する(図1における
(m))。
【0049】サーバ1のポイント換算部15は、ユーザ
の使用したCM番組からポイント数を換算する。視聴状
況通知部16は、ユーザの視聴履歴、ポイント数など
を、広告主4のパーソナルコンピュータ等に電子メール
などで送信する。
【0050】ユーザ又は放送局5からCM番組の視聴料
金又は有料放送の視聴料金の請求を受けると、サーバ1
の請求・支払部18は、広告主にCM番組視聴料金の請
求をする。広告主4は、ユーザのポイント数に応じてC
M視聴料金を管理センタに支払う。サーバ1の請求・支
払部18は、ユーザ又は放送局5に、広告主4から支払
われたCM視聴料金を支払う。広告主4から支払われる
金額がユーザの視聴した有料番組すべての番組視聴料金
の金額に満たない場合、ユーザが不足分を支払う。な
お、ここでは、ユーザのポイントを視聴料金の返却のた
めに利用した場合について説明したが、ユーザがポイン
トの使用方法を設定するようにしてもよい。例えば、ポ
イントをユーザ情報DB23、STB3、ICカードに
記憶しておき、電子ショッピングなどのユーザが希望す
る場面において、ポイントが0になるまで繰り返し利用
できるようにしてもよい。この場合、ポイントの使用方
法や残りのポイント数を出力装置2に出力するようにし
ておき、これにより、ユーザは、ポイントの使用方法や
残りのポイント数を確認することができる。さらに、残
りのポイント数が0でなければ、ポイント数に応じて、
ユーザ自身に現金を返却するようにしてもよい。
【0051】次に、本編番組の視聴形態に応じてユーザ
がCM番組を視聴するかどうか選択し、広告主4は、ユ
ーザの視聴したCM番組に応じて当該ユーザの視聴した
本編番組の視聴料金を支払う第3の実施例を、図1及び
図9を参照して説明する。この第3の実施例は、上述し
た第1の実施例及び第2の実施例と一部共通する動作が
あるため、異なる部分のみ詳細に説明する。
【0052】ユーザは、出力装置2に出力された画面等
をみながら、図示されていないリモコンやキーボードな
どを用いて、ユーザ情報を登録する。管理センタは、あ
らかじめ、顧客に配信するCM番組の作成依頼を広告主
4から受け(図1における(c))、映像に属性情報を
タグとして付与するなどしてCMデータを作成する(図
1における(d))。
【0053】放送局5は、STBIDを付与したCMデ
ータによるCM番組を送信する(図1における
(f))。各STB3のCMデータ受付部33は、自身
のSTBIDと一致するSTBIDを付与しているCM
データをメモリ38に格納する(図1における
(g))。
【0054】サーバ1の属性情報通知部17は、CM属
性、視聴対象属性などの属性情報等をインターネットな
どの通信ネットワークを介して放送局5に通知する(図
1における(h))。放送局では、番組ID、番組連動
ID、企業ID、企業データ、シリーズID等の属性情
報を番組本編に付与する。さらに、番組本編中に、CM
枠信号、CM番組長さ情報等の情報を付与する(図1に
おける(i))。
【0055】ユーザは、STBのICカードリーダ37
にICカードを挿入し、リモコン等を操作するなどし
て、放送局5から放送されるニュース、ドラマ、映画、
バラエティなど自身の望む番組(映像)の視聴開始を指
示する(図1における(j)、図9におけるステップS
30)。
【0056】STB3の出力部35は、ユーザに指定さ
れた番組が、ストリーム放送であるか蓄積型放送である
か判断する(図9におけるステップS31)。なお、こ
こでは、ストリーム放送とは、デジタル放送やインター
ネット等での映像配信において、映像を出力するための
データを受信し、受信したデータを蓄積せずに、又は映
像が途切れない程度に一部蓄積して出力装置2に出力す
ることをいう。また、蓄積型放送とは、デジタル放送や
インターネットなどによる映像配信において、ひとつの
番組の一部または全てをハードディスクなどの記録媒体
に蓄積し、ユーザは蓄積した番組を好きな時に視聴でき
る形式の放送のことをいう。また、ここでは、蓄積型放
送では、CM番組を挿入せずに本編番組のみの映像デー
タが格納されるものとし、蓄積型放送を視聴するには視
聴料金がかかるものとする。
【0057】ユーザに指定された番組が、メモリ38等
に予め格納しておいた番組を視聴する蓄積型放送である
場合、課金方法選択部36は、出力装置2に、ユーザに
課金方法を選択させる画面を出力部35を介して出力さ
せる(図9におけるステップS32)。ここでは、放送
局5は、ユーザの視聴した番組に応じて課金するPPP
(Pay Per Play)という課金形態をとっているものと
し、ユーザは、視聴した本編番組に応じて放送局5によ
り請求された視聴料金をそのまま支払う方法と、蓄積し
た番組にCM番組を挿入することで取得したCM視聴料
金により本編番組の視聴料金を支払う方法とが選択でき
る。
【0058】ユーザが、視聴料金を支払う方法を選択す
ると、課金方法選択部36はその旨をメモリ38等に記
録する。STB3の出力部35は、蓄積された映像デー
タを本編番組としてそのまま出力装置2に出力する。C
M番組を挿入する方法を選択すると、課金方法選択部3
6はその旨をメモリ38等に記録する。出力部35は、
メモリ38等に格納されている本編番組を出力装置2に
出力する。また、図9におけるステップS31におい
て、番組視聴形態がストリーム放送であった場合、出力
部35は、ユーザの望む番組を出力装置2に出力する。
【0059】STB3の出力部35は、番組出力中に、
CM枠信号を検出すると(図9におけるステップS3
3)、メモリ38等から、番組視聴料金をそのまま支払
う設定なのか、それともCM視聴料金により番組視聴料
金を支払う設定なのかを判断する(図9におけるステッ
プS34)。ユーザが番組視聴料金を支払う設定であれ
ば、STB3は、特別なことは何もせず、番組を出力装
置2に出力する。CM視聴料金により番組視聴料金を支
払う設定であれば、出力部35は、CMデータ選択部3
4にCMデータの選択を指示する。CMデータ選択部3
4は、メモリ38に格納されたCMデータから、出力す
るCM番組のCMデータを選択する。
【0060】まず、CMデータ選択部34は、本編番組
に番組連動IDが付与されているかどうか確認する(図
9におけるステップS35)。本編番組に番組連動ID
が付与されている場合、その番組連動IDと同じIDを
CM属性として付与されているCMデータをメモリ38
から選択する。出力部35は、CMデータ選択部34に
より選択されたCMデータを本編番組に挿入し、出力装
置2に出力する(図9におけるステップS36)。
【0061】本編番組に番組連動IDが付与されていな
い場合、CMデータ選択部34は、STB3又はICカ
ード内のユーザ情報に示されるユーザ属性と合致するC
Mデータがメモリ38内に格納されているかどうか確認
する(図9におけるステップS37)。認識したユーザ
属性に合致するCMデータがメモリ38内に格納されて
いない場合、CMデータ選択部34は、ランダムに選択
する。又は、CMデータ選択部34は、本編番組に付与
された情報により指示されたCMデータを選択する。又
は、CMデータ選択部34はCMデータを選択しない。
出力部35は、CMデータ選択部34により選択された
CMデータによるCM番組、又は本編番組中に予め挿入
されているCM番組を出力装置2に出力する(図9にお
けるステップS38)。
【0062】認識したユーザ属性に合致するCMデータ
がメモリ38内に格納されている場合、そのCMデータ
をメモリ38から選択する。出力部35は、CMデータ
選択部34により選択されたCMデータを本編番組に挿
入し、出力装置2に出力する(図9におけるステップS
39)。ユーザは、出力されたCM番組を視聴する(図
1における(l))。ユーザがCM番組を視聴した場
合、STB3はユーザのCM番組視聴状況をサーバ1に
送信する(図1における(m))。
【0063】サーバ1のポイント換算部15は、ユーザ
のCM番組視聴状況からポイント数を換算する。視聴状
況通知部16は、ユーザの視聴状況、ポイント数など
を、広告主4のパーソナルコンピュータ等に電子メール
などで送信する。
【0064】ユーザ又は放送局5からCM番組の視聴料
金又は有料放送の番組視聴料金の請求を受けると、請求
・支払部18は、広告主にCM番組視聴料金の請求をす
る。広告主4は、ユーザのポイント数に応じてCM視聴
料金を管理センタに支払う。サーバ1の請求・支払部1
8は、ユーザ又は放送局に、広告主4から支払われたC
M視聴料金を支払う。
【0065】なお、上述した実施形態において、本編番
組で定められたCM番組の時間枠以上の時間をCM視聴
に費やしてしまう場合、出力部35は、出力装置2の一
部分でCM番組を出力し、他の部分で本編番組を出力し
てもよく、また、本編番組をメモリ38等に格納してお
き、ユーザがCM番組の視聴を終了した後に、格納した
本編番組を出力してもよい。
【0066】また、上述した実施形態において、放送さ
れる番組本編は有料番組であるものとしたが、無料番組
でも本実施形態は適応可能である。その場合、取得した
CM視聴料金は、他の有料番組の視聴料金として使用し
たり、翌月に繰り越して使用することなどができる。
【0067】サーバ1の履歴集計部20は、例えば、毎
月一度、上述のように取得したCM番組の視聴履歴を集
計する。すなわち、広告主毎及びユーザ毎に、各CM番
組の視聴回数等を集計する。履歴集計部20は、さら
に、どのような嗜好のユーザはどのような番組を視聴し
ているのか、というような統計結果を算出してもよい。
この集計結果や統計結果を、各広告主4に電子メール等
で送信する。このとき、履歴集計部20は、広告主4に
は、各ユーザの氏名、住所、電話番号等の個人情報は提
供しない。
【0068】また、ユーザ情報分析部21は、例えば、
毎月一度、履歴集計部20により取得された各ユーザの
集計結果に基づいて、ユーザ情報DB23に格納されて
いるユーザ情報の各嗜好ジャンルの興味度を変更する。
例えば、ユーザ情報分析部21は、あるユーザが自動車
のCM番組に対しては特定の値以上の確率でアクション
を返しており、さらに、当該ユーザの自動車という嗜好
ジャンルに対する興味度が「まあまあ興味がある」であ
った場合、当該ユーザの自動車の興味度を「大変興味が
ある」に変更などする。逆に、例えば、あるユーザが旅
行のCM番組に対しては特定の値以下の確立でより深度
の深いCM番組の視聴を希望せず、さらに、当該ユーザ
の旅行という嗜好ジャンルに対する興味度が「まあまあ
興味がある」であった場合、当該ユーザの旅行の興味度
を「ふつう」に変更などする。
【0069】また、サーバ1のCM番組スケジュール管
理部19は、STB3に格納するCMデータの配信スケ
ジュールを管理する。例えば、放送局5により放送され
る番組のスケジュールを把握し、放送する番組と連動し
て出力する番組連動IDを付与されたCM番組がある場
合、番組が放送される前に、当該CM番組のCMデータ
をSTB3に配信し、格納させておく。
【0070】また、CM番組スケジュール管理部19
は、履歴集計部20により取得された統計結果を参照
し、特定の値以上のユーザにCM番組が視聴された場
合、当該CM番組のほかのパターンのCM番組をSTB
3に格納させるようにする。そのために、CM番組情報
DB24に格納されている当該CM番組のCM番組情報
を破棄(消去)し、ほかのパターンのCM番組情報を格
納等する。
【0071】また、サーバ1のCM番組情報管理部14
は、上述したように、各STB3に格納しているCMデ
ータを管理している。例えば、新商品が発売された場
合、CM番組情報管理部14は、既にSTB3のメモリ
38に格納されている旧商品のCMデータを破棄(消
去)する。また、例えば、地域限定販売していた商品が
全国販売になった場合、CM番組情報管理部14は、当
該商品のCM番組情報DB24に格納されている当該C
M番組の視聴対象属性の対象居住地を、地域限定から、
全国へと変更する。
【0072】また、例えば、CM属性の有効期間で指定
された期間や回数を過ぎた場合、CM番組情報管理部1
4は、CM番組情報DB24に格納しているCM番組情
報を破棄し、さらに、既にSTB3のメモリ38に格納
されているCMデータを破棄(消去)する。ここで、S
TB3のメモリ38に格納されている旧商品のCMデー
タの破棄(消去)とは、例えば、CM番組情報DB24
に格納されている当該CM番組のCM番組情報を破棄
(消去)し、ユーザにCMデータを送信する時に、新し
く送信したCMデータを既にあったCMデータに上書き
させたり、また例えば、STB情報DB25から当該C
Mデータを格納したSTB3のSTBIDを取得し、当
該STB3にCMデータの消去を指示することをいう。
【0073】なお、上述した実施形態において、ユー
ザ、STB、放送局、広告主はひとつしか図示されてい
ないが、本実施形態では、複数のユーザ、複数のST
B、複数の放送局に対し、CMデータ等を提供し、各ユ
ーザに最適なCM番組を出力することが可能である。ま
た、複数の広告主からのCM視聴料金をうけることも可
能である。
【0074】また、上述した実施形態において、サーバ
1の属性情報通知部17は、属性情報を放送局5に通知
し、放送局5は、通知された属性情報を配信する本編番
組に付与するものとしたが、これに限られるわけではな
い。例えば、放送局のパーソナルコンピュータ等がイン
ターネットなどの通信ネットワークを介してサーバ1に
アクセスし、サーバ1の情報付与部22の機能を用いて
本編番組に属性情報を付与してもよい。また、放送局5
が、管理センタに本編番組への属性情報の付与を依頼し
てもよい。
【0075】また、上述した実施形態において、例え
ば、ひとつのSTB3を家族など複数のユーザで使用す
る場合、各ユーザごとにICカードを発行し、各ユーザ
に最適なCM番組を出力してもよい。その場合、各ユー
ザは、各々別個のユーザIDを格納したICカードを所
有し、各々のICカードを挿入等して、ユーザ情報の登
録をする。STB3には、STBIDとユーザIDとが
付与されたCMデータが格納される。STB3のCMデ
ータ選択部34は、各ユーザがCM番組を視聴する時に
挿入等したICカード内に格納されているユーザIDに
基づいて、CMを選択する。このようにひとつのSTB
3を複数のユーザで共有する場合、ポイント数の換算
は、各ユーザごとに行なってもよく、STB3ごとに行
なってもよい。
【0076】また、上述した実施形態では、サーバ1か
ら広告主4へのユーザの視聴状況の通知、集計結果の通
知、CM視聴料金の請求、ユーザのアクション等は、電
子メールにより通知されるものとしたが、これに限られ
ることはなく、郵便、電話、FAX、インターネット上
のウェブサイトへの提示等でもよい。また、同じく、放
送局5からサーバ1への視聴料金の請求等は電子メール
により通知されるものとしたが、これに限られることは
なく、郵便、電話、FAX、インターネット上のウェブ
サイトへの提示等でもよい。また、同じく、サーバ1か
ら放送局5への属性情報の通知等は電子メールにより通
知されるものとしたが、これに限られることはなく、郵
便、電話、FAX、インターネット上のウェブサイトへ
の提示等でもよい。
【0077】また、上述した実施形態では、ユーザID
はICカード内に格納されているものとしたが、これに
限られるわけではなく、例えば、ユーザがユーザIDを
入力等したり、磁気カード、CD−ROM、携帯電話な
どの電子メディアに格納したユーザIDを読み込ませて
もよい。
【0078】また、上述した実施形態では、STB3
は、商品購入、資料請求、アンケート回答等のアクショ
ンを、直接サーバ1に送信するものとしたが、これに限
られたわけではなく、例えば、STB3から放送局5の
サーバ等を介してサーバ1に送信してもよく、放送局5
以外のサーバ等を介して送信してもよい。
【0079】また、上述した実施形態では、ユーザ情報
がSTB3又は電子メディア内に格納され、当該ユーザ
情報を参照してSTB3がCMデータを選択するものと
したが、STB3はユーザ情報を参照せず、ランダム
に、又はサーバ1に指定された順にCM番組を選択して
もよい。
【0080】また、上述した実施形態では、STB3が
出力装置2とケーブル等により接続され、STB3が格
納又は受信した番組を出力装置2に出力するものとした
が、これに限られることはなく、例えば、出力装置2に
STB3の機能が内包されていてもよい。この場合、S
TB3の機能が内包された出力装置2をCM番組出力装
置という。
【0081】また、ユーザ情報DB23、CM番組情報
DB24、STB情報DB25、メモリ38は、ハード
ディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ
等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しの
みが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)
のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせ
により構成されるもとのする。
【0082】また、図2及び図6に示す各部は専用のハ
ードウェアにより実現されるものであってもよく、ま
た、この各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)に
より構成され、各部の機能を実現するためのプログラム
をメモリにロードして実行することによりその機能を実
現させるものであってもよい。
【0083】また、図2及び図6における各部の機能を
実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプロ
グラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する
ことにより実現させてもよい。なお、ここでいう「コン
ピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウ
ェアを含むものとする。また、「コンピュータシステ
ム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、
ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むもの
とする。
【0084】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、
ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシス
テムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを
いう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の
通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線の
ように、短時間の間、動的にプログラムを保持するも
の、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュー
タシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プロ
グラムを保持しているものも含むものとする。また上記
プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのも
のであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータ
システムにすでに記録されているプログラムとの組み合
わせで実現できるものであっても良い。以上、この発明
の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な
構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明
の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるサー
バ及びCM番組出力装置によれば、下記の効果を得るこ
とができる。
【0086】請求項1に記載の発明により、ユーザに
は、視聴したCM番組に応じて、当該CM番組の広告主
から視聴料金が支払われる。これにより、ユーザにCM
番組を視聴させる動機付けを提供することができ、ま
た、視聴するユーザに適したCM番組を提示することが
できるので、当該ユーザに対する宣伝効果を向上させる
ことができる。
【0087】請求項2又は請求項6に記載の発明によ
り、個人の嗜好、居住地、年齢、現在見ている番組、季
節、期間等の条件に適したCM番組を、ニュース、映
画、スポーツ、バラエティなどの番組中に挿入して出力
することができる。これにより、当該商品に興味のある
対象にのみCM番組を提示することが可能となり、CM
番組の宣伝効果をさらに向上させることができる。
【0088】請求項3に記載の発明により、マーケティ
ングデータを取得することが可能となる。ユーザの嗜好
や、CM番組の宣伝効果などの情報をダイレクトに取得
することが可能となる。
【0089】請求項4に記載の発明により、ユーザの嗜
好が変化しても、再度ユーザ情報を取得することなく嗜
好情報を動的に変更することができる。また、ユーザの
嗜好情報がユーザに意思により設定され、取得されたも
のである場合、ユーザの意識していない嗜好情報を取得
することができ、より効果的なCM番組を提示すること
が可能となる。
【0090】請求項5に記載の発明により、例えば、季
節限定の商品を宣伝したCM番組や、あらかじめ放映期
間が決まっているCM番組でも、人手等により消去等の
作業をする必要が無くなり、CMデータの管理コストを
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、一実施形態のシステム構成を示す
図である。
【図2】 同実施形態において、サーバの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 同実施形態において、ユーザ情報DB内に格
納されている情報の一例である。
【図4】 同実施形態において、CM番組情報DB内に
格納されている情報の一例である。
【図5】 同実施形態において、STB情報DB内に格
納されている情報の一例である。
【図6】 同実施形態において、STBの構成を説明す
るブロック図である。
【図7】 同実施形態において、第1の実施例の動作を
説明する図である。
【図8】 同実施形態において、第2の実施例の動作を
説明する図である。
【図9】 同実施形態において、第3の実施例の動作を
説明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 出力装置 3 STB 4 広告主 5 放送局 11 通信イ
ンターフェース 12 ユーザ情報制御部 13 CM
番組情報選択部 14 CM番組情報管理部 15 ポイ
ント数換算部 16 視聴状況通知部 17 属性
情報通知部 18 請求・支払部 19 CM
番組スケジュール管理部 20 履歴集計部 21 ユー
ザ情報分析部 22 情報付与部 23 ユー
ザ情報DB 24 CM番組情報DB 25 ST
B情報DB 31 通信インターフェース 32 ユー
ザ情報制御部 33 CMデータ受付部 34 CM
データ選択部 35 出力部 36 課金
方法選択部 37 ICカードリーダ 38 メモ
フロントページの続き (72)発明者 大島 一喜 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 小野 力 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 三田 虎史 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 5C053 LA14 5C061 BB03 CC05 5C064 BA01 BB01 BB07 BC04 BC06 BC18 BC23 BD03 BD08 BD09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介してユーザのCM
    番組出力装置と映像を出力するための映像データを送信
    する放送局の送受信装置とに接続されたサーバであっ
    て、 前記CM番組出力装置から送信される前記ユーザのCM
    番組の視聴状況を受信する受信手段と、 前記受信した視聴状況に応じてポイントを換算する換算
    手段と、 前記換算したポイント数に応じて、前記ユーザの視聴し
    たCM番組の広告主から支払われる視聴料金を前記ユー
    ザ又は放送局に支払う支払手段と、 を有することを特徴とするサーバ。
  2. 【請求項2】 前記ユーザの嗜好情報を含むユーザ情報
    を格納する第1の記憶手段と、 CM番組を出力するためのCMデータに、前記CM番組
    を出力する条件を特定するための属性情報を付与する付
    与手段と、 前記属性情報を付与されたCMデータを格納する第2の
    記憶手段と、 前記ユーザ情報と合致する属性情報を付与されたCMデ
    ータを前記第2の記憶手段から選択する選択手段と、 前記選択されたCMデータを前記CM番組出力装置に送
    信し、さらに、前記映像データに付与させるための前記
    属性情報を前記放送局の送受信装置に送信する送信手段
    とを有することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
  3. 【請求項3】 前記受信したCM番組の視聴状況に基づ
    いて、前記ユーザの嗜好を集計する集計手段とをさらに
    有することを特徴とする請求項2に記載のサーバ。
  4. 【請求項4】 前記集計手段により集計されたユーザの
    嗜好に基づいて、前記第1の記憶手段に格納したユーザ
    の嗜好情報を変更する分析手段とをさらに有することを
    特徴とする請求項3に記載のサーバ。
  5. 【請求項5】 前記CMデータには、CMデータを削除
    する条件を示す削除条件が定められ、前記削除条件に基
    づいて、CM番組出力装置に格納されたCMデータを削
    除させる管理手段とをさらに備えることを特徴とする請
    求項1から請求項4のうちいずれかに記載のサーバ。
  6. 【請求項6】 通信ネットワークを介してサーバと映像
    を出力するための映像データを送信する放送局の送受信
    装置とに接続されたCM番組出力装置であって、 ユーザの嗜好情報を含むユーザ情報を前記サーバへ送信
    する送信手段と、 前記ユーザ情報に基づいて前記サーバから送信されるC
    Mデータを格納する記憶手段と、 前記CMデータに付与された属性情報に基づいて、出力
    するCMデータを前記記憶手段から選択する選択手段
    と、 前記放送局が送信する映像データに付与されたCM枠信
    号であってCM番組を出力する位置を示すCM枠信号を
    検出すると、前記選択したCMデータをCM番組として
    出力装置へ出力する出力手段とを備えることを特徴とす
    るCM番組出力装置。
  7. 【請求項7】 通信ネットワークを介してユーザのCM
    番組出力装置と映像を出力するための映像データを送信
    する放送局の送受信装置とに接続されたサーバに用いら
    れる視聴料金管理方法であって、 前記CM番組出力装置から送信される前記ユーザのCM
    番組の視聴状況を受信し、 前記受信した視聴状況に応じてポイントを換算し、 前記換算したポイント数に応じて、前記ユーザの視聴し
    たCM番組の広告主から支払われる視聴料金を前記ユー
    ザ又は放送局に支払う処理を行うことを特徴とする視聴
    料金管理方法。
  8. 【請求項8】 CM番組を出力するためのCMデータ
    に、前記CM番組を出力する条件を特定するための属性
    情報を付与し、 前記ユーザの嗜好情報を含むユーザ情報と合致する属性
    情報を付与されたCMデータを前記属性情報が付与され
    たCMデータから選択し、 前記選択されたCMデータを前記CM番組出力装置に送
    信し、さらに、前記映像データに付与させるための前記
    属性情報を前記放送局の送受信装置に送信することを特
    徴とする請求項7記載の視聴料金管理方法。
  9. 【請求項9】 前記受信したCM番組の視聴状況に基づ
    いて、前記ユーザの嗜好を集計することを特徴とする請
    求項8に記載の視聴料金管理方法。
  10. 【請求項10】 前記集計されたユーザの嗜好に基づい
    て、ユーザの嗜好情報を変更することを特徴とする請求
    項9に記載の視聴料金管理方法。
  11. 【請求項11】 前記CMデータには、CMデータを削
    除する条件を示す削除条件が定められ、前記削除条件に
    基づいて、CM番組出力装置に格納されたCMデータを
    削除することを特徴とする請求項7から請求項10のう
    ちいずれかに記載の視聴料金管理方法。
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