JP4123805B2 - サーバ及び広告配信方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、個人の嗜好等の条件に適合したCM番組を出力装置に出力するサーバ及びCM番組出力装置、広告配信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビなどで出力されるアナログ放送は、一つの電波には一つの映像しか乗せられず、音声は別の電波で送る必要があった。ところが、現在サービスが開始されているBS(Broadcasting Satellite、放送専用人工衛星)デジタル放送や、CS(Communications Satellite、汎用通信衛星)デジタル放送などは、一つの電波に複数の映像や音声などを乗せることができ、また、品質を落とさずに情報を圧縮できる。そのため、従来のアナログ放送1チャンネル分の周波数帯で4〜8チャンネルを設定することができる。
【0003】
このようなデジタル放送は、コンピュータなどを用いて情報をコントロールしやすい。また、デジタル放送の電波を受信するために家庭などに設置される受信機には、インターネット接続機能が備えられ、このインターネット接続機能を用いることで視聴者側から情報を送ることもできる。これにより、画面の一部分で通常の番組を出力し、同画面の他の部分で天気予報を出力するようなデータ放送サービスや、通信販売の番組を見ながら当該番組で紹介された商品を購入するような双方向テレビサービスが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
デジタル放送では、受信機に、インターネット接続機能とハードディスク等を搭載し、当該ハードディスクに随時見たい番組を記録し、好きな時に記録した番組を見るという格納型放送が可能となる。すなわち、ハードディスク内に格納された情報(番組)を瞬時に検索したり、外部からインターネットを経由して番組の録画予約を指示するようなことが可能となる。
【0005】
従来のテレビ放送は、番組に対し資金を提供するスポンサーがつき、番組出力中の特定の時間枠にそのスポンサーのCM(コマーシャル)番組を出力していた。しかし、上述の格納型放送により、視聴者は、見たい番組を見たい時間に視聴することが可能となるため、番組中の特定の時間枠に挿入されたCM番組を視聴しないですむようになる。従って、スポンサーは、提供する資金に見合う宣伝効果を得られることが少なくなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、個人の嗜好等の条件に適合したCM番組を出力装置に出力するサーバ及びCM番組出力装置、広告配信方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、ユーザのCM番組出力装置と通信ネットワークにより接続されたサーバであって、前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を示す嗜好情報を含むユーザ情報を格納するユーザ情報記憶手段と、CM番組データに対して、該CM番組データを視聴するべきユーザを特定するための嗜好ジャンル情報を付与する付与手段と、前記嗜好ジャンル情報を付与された複数のCM番組データを格納するCM番組情報記憶手段と、前記ユーザ情報記憶手段に格納された前記嗜好ジャンル毎の興味度のうち、前記興味度が高い嗜好ジャンル情報付与されたCM番組データを前記CM番組情報記憶手段から選択して読み出す選択手段と、前記読み出されたCM番組データを前記CM番組出力装置に送信する送信手段と、前記CM番組出力装置から送信される前記CM番組データの視聴状況情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した視聴状況情報に基づいて、前記ユーザ情報記憶手段に格納されている前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を変更するユーザ情報分析手段とを備えることを特徴とする。
前記CM番組データは、とつの対象を宣伝するためのシリーズを構成する複数のCM番組データからなり、
前記送信手段は、前記CM番組出力装置に、前記シリーズを構成する複数のCM番組データを送信することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、前記CM番組データは、とつの対象を宣伝するためのシリーズを構成する複数のCM番組データからなり、前記送信手段は、前記CM番組出力装置に、前記シリーズを構成する複数のCM番組データを送信することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、CM番組データをCM番組出力装置に対して配信するために、ユーザの前記CM番組出力装置と通信ネットワークにより接続され、前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を示す嗜好情報を含むユーザ情報を格納するユーザ情報記憶手段と、前記CM番組データを格納するCM番組情報記憶手段とを備えたサーバにおける広告配信方法であって、前記CM番組データに対して、該CM番組データを視聴するべきユーザを特定するための嗜好ジャンル情報を付与する情報付与ステップと前記嗜好ジャンル情報を付与された複数のCM番組データを前記CM番組情報記憶手段に格納する格納ステップと、前記ユーザ情報記憶手段に格納された前記嗜好ジャンル毎の興味度のうち、前記興味度が高い嗜好ジャンル情報付与されたCM番組データを前記CM番組情報記憶手段から選択して読み出す選択ステップと、前記読み出されたCM番組データを前記CM番組出力装置に送信する送信ステップと、前記CM番組出力装置から送信される前記CM番組データの視聴状況情報を受信する受信ステップと、前記受信した視聴状況情報に基づいて、前記ユーザ情報記憶手段に格納されている前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を変更するユーザ情報分析ステップとを有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、前記CM番組データは、ひとつの対象を宣伝するためのシリーズを構成する複数のCM番組データからなり、前記送信ステップは、前記CM番組出力装置に、前記シリーズを構成する複数のCM番組データを送信することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の概要を示す図である。本実施形態は、ユーザの嗜好や居住地、年齢などの条件に合致したCM番組を提示し、当該ユーザの視聴したCM番組に応じて、CM番組の広告主がユーザに視聴料金を支払うものである。
【0014】
図1を参照して、本実施形態のシステムを説明する。1は、管理センタのサーバであり、ユーザ情報やCM番組情報等を管理する。2は、出力装置であり、テレビやAVアンプ、スピーカ等である。3はユーザのSTB(Set Top Box、CM番組出力装置)であり、デジタル放送を受信し、記憶するための受信機である。出力装置2とSTB3とはケーブル等で接続され、STB3が受信したデジタル放送を、出力装置2に、動画、静止画、音声等として出力することができる。4は広告主であり、CM番組の放送を希望する企業等である。5は放送局であり、ニュースや映画など一般の番組等をユーザのSTB3に送信し、視聴した番組や時間に応じて、ユーザに視聴料金を要求する。なお、図中では、広告主4はひとつしか示されていないが、本実施形態では、複数の広告主からのCM番組を放送することが可能である。
【0015】
図示されていないが、放送局5にはサーバ等の情報機器が備えられ、STB3と放送局5とは、人工衛星(通信衛星)及びインターネットなどの通信ネットワークを介して接続される。また、この放送局5には、これらの動画や静止画、音声などのデータの送信及び各種データの受信を行う送受信装置が設けられる。また、サーバ1とSTB3とは、インターネットなどの通信ネットワークを介して接続されている。また、図示されていないが、広告主4はパーソナルコンピュータ等の情報機器を所有し、サーバ1と広告主4のパーソナルコンピュータ等はインターネットなどの通信ネットワークで接続される。
【0016】
管理センタのサーバ1の構成を、図2を参照して説明する。この図において、11は通信インターフェースである。12はユーザ情報制御部である。13はCM番組情報選択部である。14はCM番組情報管理部である。15はポイント換算部である。16は視聴状況通知部である。18は請求・支払部である。19はCM番組スケジュール管理部である。20は履歴集計部である。21はユーザ情報分析部である。22は情報付与部である。23はユーザ情報DBである。24はCM番組情報DBである。25はSTB情報DBである。26はデータ放送制御部である。各部の機能は、後述する動作のところで説明する。
【0017】
DBに格納されている情報を説明する。図3は、ユーザ情報DB23に格納されているユーザ情報の一例を示す図である。この図に一例を示すように、ユーザ情報DB23には、ユーザ毎に、ユーザを一意に識別するユーザID、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、年齢、嗜好ジャンル(嗜好情報)、視聴履歴等が格納されている。
嗜好ジャンルとは、当該ユーザの嗜好を示した情報(嗜好情報)であり、例えば、自動車、化粧品、映画、ファッション、旅行等の各項目において「大変興味がある」ならば5が、「全く興味がない」ならば0(ゼロ)というように記載され、当該項目に対する関心度合いを示している。また、視聴履歴とは、ユーザの視聴したCM番組の視聴履歴である。
【0018】
図4は、CM番組情報DB24に格納されているCM番組情報の一例を示す図である。この図に一例を示すように、CM番組情報DB24には、CM番組を一意に識別するCMID、CM属性、視聴対象属性、当該CM番組を出力するためのデータであるCMデータ等が格納されている。
ここで、CM属性とは、当該CM番組がどのような条件を満たした時に提示されるかを示す情報である。CM属性は、企業ID、企業データ、シリーズID(シリーズ回数情報)、有効期間、連動番組IDというような細かい条件に細分される。
【0019】
企業IDとは、当該CM番組で宣伝する商品のスポンサー企業を一意に識別する情報である。企業データとは、スポンサー企業が独自に設定できるデータであり、例えば、スポンサー企業が航空会社であれば、当該航空会社の利用金額に応じて発行されるマイル毎にCM番組を流したい時などに、当該CM番組が何マイル貯まっている人向けなのか、というような情報が記載されている。
シリーズIDとは、当該CM番組が複数のCM番組の組み合わせから成るシリーズ物である場合などに、そのシリーズ、シリーズ中の回数、出力順序等を一意に識別するための情報である。また、ある商品等を宣伝するシリーズ物のCM番組において、当該商品等に関する情報を複数の段階に分けて示す場合もあり、ここでは、このような段階を深度という。シリーズIDは、このようなシリーズ及びシリーズ中の深度も示している。
【0020】
有効期間とは、当該CM番組の有効期間を示す情報であり、例えば、何年何月何日まで有効であるという有効年月日、何回視聴されるまで有効かという有効回数、無制限(CM番組情報DB24の残容量が特定の値以下になるまで)などの情報である。連動番組IDとは、当該CMが特定の番組と連動している場合、その連動している番組のIDを指定するものである。
【0021】
また、視聴者対象属性とは、当該CM番組を提示する視聴者の条件であり、対象年齢、対象居住地、対象嗜好ジャンル、対象時間帯というような細かい条件に細分される。対象年齢とは、当該CM番組を提示したい年齢を指定した情報であり、全年齢を対象とすることもできる。対象居住地とは、当該CMを提示したい地域を指定した情報であり、複数地域や全地域(全国)を指定することもできる。対象嗜好ジャンルとは、当該CM番組を出力するユーザの嗜好ジャンルを指定した情報である。この嗜好ジャンルとは、ユーザ情報DB23内に格納されているユーザの興味分野を示す嗜好ジャンルを指定するものであり、例えば、旅行という嗜好ジャンルに対し「大変興味がある」ということを示すユーザにのみCM番組を出力する、というように指定する。対象時間帯とは、当該CM番組を放送する時間帯を指定する情報であり、時間帯を複数指定することもできる。
なお、ここでは、CM属性及び視聴対象属性をまとめて属性情報ともいう。
【0022】
図5は、STB情報DB25に格納されているSTB情報の一例を示す図である。この図に一例を示すように、STB情報DB25には、STB3を一意に識別するSTBID、当該STB3に格納したCM番組のCMID等の情報が格納されている。
【0023】
図6は、STB3の構成を示すブロック図である。この図において、31は通信インターフェースである。32はユーザ情報制御部である。33はCMデータ受付部である。34はCMデータ選択部である。35は出力部である。37はIC(integrated circuit)カードリーダである。38はメモリである。39はデータ放送制御部である。各部の機能は、後述する動作のところで説明する。
【0024】
次に、図1及び図7を参照して動作を説明する。ここでは、まず、ユーザにとって都合のいい時間にCM番組を視聴するカタログ的な動作をする第1の実施例を説明する。
管理センタは、あらかじめ、顧客に配信するCM番組の作成依頼を広告主4から受け(図1におけるc)、広告主4等から提供された動画や静止画などの映像に、サーバ1の情報付与部22により、上述したCM属性及び視聴対象属性のような属性情報をタグとして付与するなどしてCMデータを作成する。このように作成したCMデータを、CMID、CM属性、視聴対象属性などとともにサーバ1のCM番組情報DB24に格納しておく。
【0025】
例えば、STB3に初めて電源を入れた場合などに、ユーザは、ユーザ情報の登録をする(図1におけるa、b)。そのために、ユーザは、まず、STB3のICカードリーダ37に、デジタル放送視聴申し込みをした時などに発行されたICカードを挿入等する。このICカードには、ユーザを一意に識別するユーザID等が記録されている。STB3のユーザ情報制御部32は、ICカードリーダ37を介してICカード内に記録されているユーザIDを読み取る。次に、ユーザ情報制御部32は、ユーザ情報をユーザに入力又は選択させるための画面を、出力部35を介して出力装置2に出力させる。
【0026】
ユーザは、出力装置2に出力された画面等をみながら、図示されていないリモコンやキーボードなどを用いて、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、年齢等を入力する。さらに、出力装置2に出力された自動車、旅行、化粧品、ファッション等の各嗜好ジャンルに対する興味の度合い(以下、興味度という)を選択する。STB3のユーザ情報制御部32は、このように取得したユーザID、氏名、住所、電話番号、性別、生年月日、年齢、各嗜好ジャンルに対する興味度などからなるユーザ情報を、各STBを一意に識別するSTBIDと共に、インターネットなどの通信ネットワークを介して管理センタのサーバ1に送信する(図7におけるステップS10)。さらに、メモリ38又はICカード内にユーザ情報を格納する。なお、ここでは、ICカードには、ユーザIDが記憶されている場合について説明したが、ユーザIDの他に、申し込み時にユーザの氏名、住所、電話番号、生年月日、年齢などをICカードに予め登録して記憶しておくようにしてもよい。そして、ユーザ情報制御部32が、ユーザ情報をユーザに入力又は選択させるための画面に、ユーザの氏名、住所等の情報を入力した状態で出力部35を介して出力装置2に出力するようにしてもよい。これにより、ユーザは、表示内容を確認して、必要に応じて住所などを変更すればよく、ユーザにとって、情報を入力する手間が省ける。また、ICカードにユーザ情報を記憶しておく場合は、このユーザ情報をユーザIDに対応付けてサーバ1のユーザ情報DB23に記憶しておくようにしてもよい。
【0027】
ユーザ情報及びSTBIDを受信すると(図7におけるステップS11)、サーバ1のユーザ情報制御部12は、当該ユーザ情報をユーザ情報DB23に格納する。また、CM番組情報選択部13は、受信したユーザ情報に基づいてユーザの嗜好を分析し、ユーザに配信するCM番組のCMデータを複数選択する(図7におけるステップS12)。このとき、CM番組情報の視聴対象属性と、ユーザ情報に示すユーザの嗜好とが一致するCMデータを優先的に選択する。情報付与部22は、CM番組情報選択部13により選択されたCMデータに、当該ユーザのユーザID及びSTBIDを付与し、そのCMデータを放送局5に納入する(図1におけるd)。放送局5へのユーザID及びSTBIDを付与したCMデータの納入には、インターネット等の通信ネットワークを介して放送局5のサーバ等に送信してもよく、また、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体にユーザID及びSTBIDを付与したCMデータを記録し、当該記録媒体を放送局5に渡してもよい。
【0028】
放送局5は、ユーザID及びSTBIDを付加したCMデータによるCM番組を、人工衛星を経由して放送する(図1におけるe)。各STB3のCMデータ受付部33は、CM番組を受信し(図7におけるステップS13、ステップS14)、自身のSTBIDと一致するSTBIDを付与しているCM番組を検出し、当該検出したCM番組のCMデータをメモリ38に格納する(図7におけるステップS15)。この、CM番組の放送の時間は任意でよいが、例えば、夜中の12時から1時の間などに行なわれる。
【0029】
ユーザは、自身の都合のよい時間に、CM番組を視聴する(図1におけるf)。そのために、まず、STBのICカードリーダ37にICカードを挿入し、リモコン等を操作するなどして、格納したCM番組の出力をSTB3に指示する。CM放送開始指示を受けると(図7におけるステップS16)、STB3のCMデータ選択部34は、メモリ38に格納されている複数のCMデータから、出力するCM番組のCMデータを選択する(図7におけるステップS17)。ここで、CMデータを選択する優先順位は任意でよいが、例えば、ICカード又はSTB3内に格納されたユーザ情報とCMデータの視聴対象属性とを参照し、各嗜好ジャンルにおいて当該ユーザの最も興味のある分野のCMデータを優先的に選択する。また例えば、管理会社が航空会社とタイアップして当該ICカードにユーザのマイル情報を格納するようにし、CM属性の企業データによりマイル毎により出力するCM番組を指定されている場合には、当該属性情報によって定められたCMデータを選択する。また、シリーズ物のCM番組を選択した場合、シリーズIDで示すCM番組の出力順に従って選択する。出力部35は、CMデータ選択部34により選択されたCMデータを、CM番組として出力装置2へ出力する。
【0030】
ここで、出力したCM番組が、複数のCM番組からなるシリーズ物であった場合、ユーザは、一番初めに出力すると定められたCM番組(以下、第1フェイズとする)を視聴した後(図7におけるステップS18)、そのCM番組の次の深度(以下、第2フェイズとする)のCM番組の視聴を希望するかどうか選択することができる(図7におけるステップS19)。第2フェイズのCM番組の視聴したいと思った場合、ユーザは、リモコンのボタンを押すなどして、第2フェイズのCM番組の出力をSTB3に要求する。STB3のCMデータ選択部34は、当該CMデータに付与されたシリーズIDに基づいて、当該CM番組と同シリーズの、次の深度のCM番組のCMデータをメモリ38から選択する。出力部35は、選択されたCMデータを、出力装置2に出力する。
【0031】
このように、そのCM番組の次の深度のCM番組の視聴を希望するかどうかの選択を繰り返すことで、当該CM番組の最後の深度(以下、最終フェイズとする)まで視聴することができる(図7におけるステップS20、ステップS21)。CM番組の最終フェイズでは、例えば、当該CM番組で宣伝した商品を購入したり、商品の資料を請求したり、商品やCM番組に対するアンケートに回答したりすることができる。
【0032】
商品を購入する場合の例を説明する。ユーザが、リモコン等により商品の購入要求を指示すると、STB3のデータ通信制御部39は、インターネットなどの通信ネットワークを介して、当該商品の購入要求を管理センタのサーバ1に送信する。サーバ1のデータ放送制御部26は、商品を購入するための必要事項を入力させる画面を出力させるためのデータをSTB3に送信する。STB3のデータ通信制御部39は、受信したデータを出力部35に出力させる。ユーザは、キーボードやリモコン等を用いて、氏名、住所、電話番号、支払方法等の必要事項を記入する。STB3は、ユーザにより入力された情報をサーバ1に送信する。サーバ1のデータ放送制御部26は、受信した情報を当該商品の広告主4のパーソナルコンピュータ等に送信する。これにより、商品購入の申し込みが完了する。
商品の資料請求や、アンケート回答も、上述の商品購入と同様の動作が行なわれる。
【0033】
最終フェイズまでCM番組を視聴したり当該CM番組の視聴終了を要求するなどしてユーザがある商品に対するCM番組の視聴を終了すると、STB3のCMデータ選択部34は、ユーザのCM視聴履歴と、上述した最終フェイズでのユーザのアクション(商品購入、資料請求、アンケート回答等)等の視聴状況をサーバ1に送信する(図7におけるステップS22、図1におけるg)。サーバ1はユーザのCM視聴履歴及び最終フェイズでのアクション等を受信する(図7におけるステップS23)。サーバ1のポイント数換算部15は、ユーザのCM視聴履歴と、最終フェイズでのアクションによりポイント数を換算する(図7におけるステップS24)。このポイント数の換算は、例えば、ユーザの視聴したCM番組の深度や、最終フェイズでのアクションの有無により、広告主4等が定めた規定にしたがって換算されるものとする。
【0034】
STB3によりCM視聴履歴及び最終フェイズにおけるアクションを送信された後、ユーザが、他の商品等を宣伝したCM番組の視聴を希望する場合(図7におけるステップS25)、リモコンを操作するなどしてCM番組出力を指示する。STB3のCMデータ選択部34は、メモリ38に格納しているCMデータから、他のCMデータを選択する(図7におけるステップS17)。出力部35は選択されたCMデータをCM番組として出力装置2に出力し、上述と同様の動作を繰り返す。
【0035】
ユーザが、他の商品を宣伝したCM番組の視聴を希望しない場合(図7におけるステップS25)、STB3はCM番組の出力を終了し、サーバ1にCM視聴終了通知を送信する(図7におけるステップS26)。CM視聴終了通知を受信すると(図7におけるステップS27)、サーバ1のポイント換算部15は、換算したポイント数をSTB3に送信する(図7におけるステップS28、図1におけるh)。STB3はポイント数を受信し(図7におけるステップS29)、STB3の出力部35は、受信したポイント数を出力装置2に出力する(図7におけるステップS30、図1におけるi)。
【0036】
なお、上述したCM視聴履歴を送信するタイミングは、ひとつのCM番組を見た後に限られることはなく、すべてのCM番組の視聴を終了したでもよい。また、上述したポイント数を提示するタイミングは、すべてのCM番組の視聴を終了した後に限られたものではなく、例えば、ひとつの商品のCM番組を見た後に提示してもよい。また、例えば、受信したポイント数をメモリ38等に格納しておき、週ごと、月ごとなど一定の期間内に提示したり、また、リモコン等によりユーザに指示された場合などにポイント数を提示してもよい。
【0037】
CM番組の出力を終了した後などに、サーバ1の視聴状況通知部16は、ユーザIDと当該ユーザのCM視聴履歴、アクション等の視聴状況を、広告主5に電子メールなどで通知する(図1におけるj)。
このように、ユーザは、予めSTB3に格納されたCM番組を視聴する。例えば、格納されたポイント数を利用しようと思った時などに、ユーザは、STB3のICリーダ37にICカードを挿入等し、リモコン等を用いて、視聴料金代行支払いサービスの利用をSTB3に指示する。STB3のデータ通信制御部39は、ICカードから読み取ったユーザIDを含む視聴料金代行支払いサービス利用要求を放送局5のサーバ等に送信する(図1におけるk)。
【0038】
放送局5のサーバ等は、ユーザIDを含む視聴料金代行支払いサービス利用による視聴料金の請求を、インターネット等の通信ネットワークを介して管理センタのサーバ1に送信する(図1におけるl)。サーバ1の請求・支払部18は、受信したユーザIDから、ユーザ情報DB23を参照し、当該ユーザの格納したポイント数を取得する。次に、広告主4に、ユーザID及び当該ユーザのポイント数等とともに視聴料金の請求を電子メールなどで送信する(図1におけるm)。
【0039】
広告主4は、ポイント数に応じて視聴料金を管理センタに支払う(図1におけるn)。管理センタのサーバ1の請求・支払部18は、広告主4から支払われた視聴料金を放送局5に支払う処理をする(図1におけるo)。放送局5は、本来ユーザが支払うべき視聴料金から、広告主4が管理センタを介して支払った視聴料金を差し引いた金額を、ユーザに請求する(図1におけるp)。
【0040】
次に、第2の実施例の動作を図1及び図8を参照して説明する。ここでは、まず、ユーザが放送局5の放送するデジタル放送の番組を視聴している時に、当該番組に挿入されたCM番組の時間枠に、ユーザに興味のあるCM番組を挿入する動作の実施例を説明する。この実施例は、上述した第1の実施例と共通する部分があるので、異なる部分のみ詳細に説明する。
【0041】
上述と同様に、管理センタは、あらかじめ、顧客に配信するCM番組の作成依頼を広告主4から受け(図1におけるc)、広告主4等から提供された動画や静止画などの映像に、上述したCM属性及び視聴対象属性のような情報をタグとして付与するなどしてCMデータを作成する。例えば、STB3に初めて電源を入れた場合などに、ユーザは、ユーザ情報の登録をする(図1におけるa、b)。STB3のユーザ情報制御部12は、ユーザ情報を、各STBを一意に識別するSTBIDと共に、インターネットなどの通信ネットワークを介して管理センタのサーバ1に送信する(図8におけるステップS40)。さらに、メモリ38又はICカード内にユーザ情報を格納する。
【0042】
ユーザ情報及びSTBIDを受信すると(図8におけるステップS41)、サーバ1のユーザ情報制御部12は、当該ユーザ情報をユーザ情報DB23に格納する。また、CM番組情報選択部13は、受信したユーザ情報に基づいてユーザの嗜好を分析し、ユーザに配信するCM番組のCMデータを選択する(図8におけるステップS42)。情報付与部22は、CM番組情報選択部13の選択したCMデータに、当該ユーザのユーザID及びSTBIDを付与し、そのCMデータを放送局5に納入する(図1におけるd)。
【0043】
放送局5は、ユーザID及びSTBIDを付加したCMデータによるCM番組を、人工衛星を経由して放送する(図1におけるe)。各STB3のCMデータ受付部33は、CM番組を受信し(図8におけるステップS43、ステップS44)、自身のSTBIDと一致するSTBIDを付与しているCM番組を選択し、当該選択したCM番組のCMデータをメモリ38に格納する(図8におけるステップS45)。
【0044】
ユーザは、放送局5から放送されるデジタル放送によるニュースやドラマなど通常の番組を視聴する(図8におけるステップS46)。この番組の本編中には、CM番組が挿入されており、そのCM番組が挿入されるところには、CM番組が挿入される旨を示すタグ(CM番組信号)が付与されている。STB3の出力部35は、番組出力中に、CM番組信号を検出すると(図8におけるステップS47)、CMデータ選択部34にCMデータの選択を指示する。CMデータ選択部34は、メモリ38に格納されたCMデータから、出力するCM番組のCMデータを選択する。ここで、CMデータを選択する優先順位は任意でよいが、例えば、番組本編中に、当該番組を一意に識別する連動番組IDが付与されている場合、その連動番組IDと同じIDをCM属性として付与されているCMデータを優先的に選択する。出力部35は、CMデータ選択部34により選択されたCMデータを本編番組中のCM番組信号を検出した部分に挿入し(図8におけるステップS48)、出力装置2へ出力する。
【0045】
ここで、出力したCM番組が、複数の深度のCM番組からなるシリーズ物であった場合、ユーザは、第1フェイズを視聴した後、CM番組の視聴継続を希望するか選択する(図8におけるステップS49)。ユーザがCM番組視聴継続を希望した場合、CMデータ選択部34は、第2フェイズのCMデータを選択し、出力させる(図8におけるステップS50)。このように、そのCM番組の次の深度のCM番組の視聴を希望するかどうかの選択を繰り返すことで、当該CM番組の最終フェイズまで視聴することができる(図8におけるステップS51〜ステップS53)。
【0046】
ユーザがある商品に対するCM番組の視聴を終了すると、STB3のCMデータ選択部34は、視聴状況をサーバ1に送信する(図8におけるステップS54、図1におけるg)。サーバ1はユーザの視聴状況を受信する(図8におけるステップS55)。サーバ1のポイント数換算部15は、ユーザの視聴状況によりポイント数を換算する(図8におけるステップS56)。次に、ポイント換算部15は、換算したポイント数をSTB3に送信する(図8におけるステップS57、図1におけるh)。STB3はポイント数を受信し(図8におけるステップS58)、STB3の出力部35は、受信したポイント数を出力装置2に出力する(図8におけるステップS59、図1におけるi)。
【0047】
すなわち、上述した実施例は、番組放映中に、各ユーザに最適なCM番組を動的に挿入する実施例である。例えば、図9に示すように、本来の番組中で挿入されているCM番組が、飲料水のCM番組であったものとする。しかし、STB3のCMデータ選択部34は、そのCM番組の属性情報が当該ユーザのユーザ情報と一致しないものである場合などに、メモリ38に格納しているCMデータから、ユーザに最適なCMデータを選択し、選択したCMデータを出力させる。これにより、例えば、ユーザが50〜60代の女性であった場合高級家具のCM番組を、ユーザが20〜30代の男性であった場合自動車のCMを出力させる、というようなことが可能となる。また、STB3のCMデータ選択部34が、そのCM番組の属性情報がユーザ情報と一致する場合、メモリ38に格納されているCMデータを出力させず、放送されたCM番組をそのまま出力することもできる。
【0048】
なお、図1及び図8を参照して説明した実施例では、ユーザがCM番組の視聴継続を希望する場合、本編番組で定められたCM番組の時間枠以上の時間をCM視聴に費やしてしまう場合がある。その場合、出力部35は、出力装置2の一部分でCM番組を出力し、他の部分で本編番組を出力してもよく、また、本編番組をメモリ38等に格納しておき、ユーザがCM番組の視聴を終了した後に、格納した本編番組を出力してもよい。
【0049】
サーバ1の履歴集計部20は、例えば、毎月一度、上述のように取得したCM番組の視聴履歴を集計する。すなわち、広告主毎及びユーザ毎に、各CM番組の視聴回数、視聴したCM番組の深度、視聴したCM番組で宣伝した商品を購入した回数、視聴したCM番組で宣伝した商品に対し資料請求した回数、視聴したCM番組でのアンケート回答回数等を集計する。履歴集計部20は、さらに、各CM番組毎の全ユーザの最終フェイズ到達率、商品購入率、資料請求率、アンケート回答率等の統計結果を算出してもよい。この集計結果や統計結果を、各広告主4に電子メール等で送信する。このとき、履歴集計部20は、広告主4には、各ユーザの氏名、住所、電話番号等の個人情報は提供しない。
【0050】
また、ユーザ情報分析部21は、例えば、毎月一度、履歴集計部20により取得された各ユーザの集計結果に基づいて、ユーザ情報DB23に格納されているユーザ情報の各嗜好ジャンルの興味度を変更する。例えば、ユーザ情報分析部21は、あるユーザが自動車のCM番組に対しては特定の値以上の確率でより深度の深いCM番組の視聴を希望しており、さらに、当該ユーザの自動車という嗜好ジャンルに対する興味度が「まあまあ興味がある」であった場合、当該ユーザの自動車の興味度を「大変興味がある」に変更などする。逆に、例えば、あるユーザが旅行のCM番組に対しては特定の値以下の確立でより深度の深いCM番組の視聴を希望せず、さらに、当該ユーザの旅行という嗜好ジャンルに対する興味度が「まあまあ興味がある」であった場合、当該ユーザの旅行の興味度を「ふつう」に変更などする。
【0051】
また、サーバ1のCM番組スケジュール管理部19は、STB3に格納するCMデータの配信スケジュールを管理する。例えば、放送局5により放送される番組のスケジュールを把握し、放送する番組と連動して出力する連動番組IDを付与されたCM番組がある場合、番組が放送される前に、当該CM番組のCMデータをSTB3に配信し、格納させておく。
【0052】
また、CM番組スケジュール管理部19は、履歴集計部20により取得された統計結果を参照し、特定の値以上のユーザにCM番組が視聴された場合、当該CM番組のほかのパターンのCM番組をSTB3に格納させるようにする。そのために、CM番組情報DB24に格納されている当該CM番組のCM番組情報を破棄(消去)し、ほかのパターンのCM番組情報を格納等する。
【0053】
また、サーバ1のCM番組情報管理部14は、上述したように、各STB3に格納しているCMデータを管理している。例えば、新商品が発売された場合、CM番組情報管理部14は、既にSTB3のメモリ38に格納されている旧商品のCMデータを破棄(消去)する。また、例えば、地域限定販売していた商品が全国販売になった場合、CM番組情報管理部14は、当該商品のCM番組情報DB24に格納されている当該CM番組の視聴対象属性の対象居住地を、地域限定から、全国へと変更する。
【0054】
また、例えば、CM属性の有効期間で指定された期間や回数を過ぎた場合、CM番組情報管理部14は、CM番組情報DB24に格納しているCM番組情報を破棄し、さらに、既にSTB3のメモリ38に格納されているCMデータを破棄(消去)する。ここで、STB3のメモリ38に格納されている旧商品のCMデータの破棄(消去)とは、例えば、CM番組情報DB24に格納されている当該CM番組のCM番組情報を破棄(消去)し、ユーザにCMデータを送信する時に、新しく送信したCMデータを既にあったCMデータに上書きさせたり、また例えば、STB情報DB25から当該CMデータを格納したSTB3のSTBIDを取得し、当該STB3にCMデータの消去を指示することをいう。
【0055】
なお、上述した実施形態において、ユーザ及びSTB並びに放送局はひとつしか図示されていないが、本実施形態では、複数のユーザ、複数のSTB、複数の放送局に対し、CMデータ等を提供し、各ユーザに最適なCM番組を出力することが可能である。
【0056】
また、上述した実施形態において、例えば、ひとつのSTB3を家族など複数のユーザで使用する場合、各ユーザごとにICカードを発行し、各ユーザに最適なCM番組を出力してもよい。その場合、各ユーザは、各々別個のユーザIDを格納したICカードを所有し、各々のICカードを挿入等して、ユーザ情報の登録をする。STB3には、STBIDとユーザIDとが付与されたCMデータが格納さる。STB3のCMデータ選択部34は、各ユーザがCM番組を視聴する時に挿入等したICカード内に格納されているユーザIDに基づいて、CMを選択する。このようにひとつのSTB3を複数のユーザで共有する場合、ポイント数の換算は、各ユーザごとに行なってもよく、STB3ごとに行なってもよい。
【0057】
また、上述した実施形態では、STB3に格納されるCMデータは、放送局5を介して人工衛星から送信されるものとしたが、これに限られることはない。例えば、サーバ1からSTB3に、インターネットなどの通信ネットワークを介して直接送信してもよく、CD−ROM、DVDなどの記録媒体にCMデータを格納し、当該記録媒体をユーザに郵送等してもよい。
【0058】
また、上述した実施形態では、サーバ1から広告主4へのユーザの視聴状況の通知、集計結果の通知、CM視聴料金の請求、ユーザのアクション等は、電子メールにより通知されるものとしたが、これに限られることはなく、郵便、電話、FAX、インターネット上のウェブサイトへの提示等でもよい。また、同じく、放送局5からサーバ1への視聴料金の請求、ユーザのアクション等は電子メールにより通知されるものとしたが、これに限られることはなく、郵便、電話、FAX、インターネット上のウェブサイトへの提示等でもよい。
【0059】
また、上述した実施形態では、ユーザIDはICカード内に格納されているものとしたが、これに限られるわけではなく、例えば、ユーザがユーザIDを入力等したり、磁気カードやCD−ROMなどの電子メディアに格納したユーザIDを読み込ませてもよい。
【0060】
また、上述した実施形態では、STB3は、商品購入、資料請求、アンケート回答等のアクションを、直接サーバ1に送信されるものとしたが、これに限られたわけではなく、例えば、STB3から放送局5のサーバ等を介してサーバ1に送信してもよく、放送局5以外のサーバ等を介して送信してもよい。
【0061】
また、上述した実施形態では、ユーザ情報がSTB3又は電子メディア内に格納され、当該ユーザ情報を参照してSTB3がCMデータを選択するものとしたが、STB3はユーザ情報を参照せず、ランダムに、又はサーバ1に指定された順にCM番組を選択してもよい。
【0062】
また、上述した実施形態では、デジタル放送においてCM番組を出力するものとしたが、これに限られたわけではなく、例えば、インターネットなどによる動画、静止画を含む画像配信にも適応可能である。
【0063】
また、上述した実施形態では、STB3が出力装置2とケーブル等により接続され、STB3が格納又は受信した番組を出力装置2に出力するものとしたが、これに限られることはなく、例えば、出力装置2にSTB3の機能が内包されていてもよい。この場合、STB3の機能が内包された出力装置2をCM番組出力装置という。
【0064】
また、ユーザ情報DB23、CM番組情報DB24、STB情報DB25、メモリ37は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるもとのする。
【0065】
また、図2及び図6に示す各部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
【0066】
また、図2及び図6における各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより実現させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
【0067】
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によるサーバ及びCM番組出力装置によれば、下記の効果を得ることができる。
【0069】
発明により、個人の嗜好、居住地、年齢、現在見ている番組、季節、期間等の条件に適したCM番組を出力することができる。
これにより、当該商品に興味のある対象にのみCM番組を提示することが可能となり、CM番組の宣伝効果が大きくなる。
【0070】
発明により、ユーザには、視聴したCM番組に応じて、当該CM番組の広告主から視聴料金が支払われる。これにより、ユーザにCM番組を視聴させる動機付けを提供することができ、また、視聴するユーザに適したCM番組を提示することができるので、当該ユーザに対する宣伝効果はさらに大きくなる。
【0071】
本発明により、マーケティングデータを取得することが可能となる。ユーザの嗜好や、CM番組の宣伝効果などの情報をダイレクトに取得することが可能となる。
【0072】
発明により、CM番組を視聴したユーザが、当該CM番組で宣伝する商品等に興味をもった場合、当該商品等のより詳細な情報を提供するCM番組や他のバージョンのCM番組を視聴することができる。これにより、ユーザが望んだ時により多くの情報を提供することができ、また、ユーザが当該商品等を購入したい場合や、当該商品の資料請求をしたい場合などにも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の、一実施形態のシステム構成を示す図である。
【図2】 同実施形態において、サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施形態において、ユーザ情報DB内に格納されている情報の一例である。
【図4】 同実施形態において、CM番組情報DB内に格納されている情報の一例である。
【図5】 同実施形態において、STB情報DB内に格納されている情報の一例である。
【図6】 同実施形態において、STBの構成を説明するブロック図である。
【図7】 同実施形態において、第1の実施例の動作を説明する図である。
【図8】 同実施形態において、第2の実施例の動作を説明する図である。
【図9】 同実施形態において、第2の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 出力装置
3 STB 4 広告主
5 放送局 11 通信インターフェース
12 ユーザ情報制御部 13 CM番組情報選択部
14 CM番組情報管理部 15 ポイント数換算部
16 視聴状況通知部 18 請求・支払部
19 CM番組スケジュール管理部 20 履歴集計部
21 ユーザ情報分析部 22 情報付与部
23 ユーザ情報DB 24 CM番組情報DB
25 STB情報DB 26 データ放送制御部
31 通信インターフェース 32 ユーザ情報制御部
33 CMデータ受付部 34 CMデータ選択部
35 出力部 37 ICカードリーダ
38 メモリ 39 データ通信制御部

Claims (4)

  1. ユーザのCM番組出力装置と通信ネットワークにより接続されたサーバであって、
    前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を示す嗜好情報を含むユーザ情報を格納するユーザ情報記憶手段と、
    CM番組データに対して、該CM番組データを視聴するべきユーザを特定するための嗜好ジャンル情報を付与する付与手段と、
    前記嗜好ジャンル情報を付与された複数のCM番組データを格納するCM番組情報記憶手段と、
    前記ユーザ情報記憶手段に格納された前記嗜好ジャンル毎の興味度のうち、前記興味度が高い嗜好ジャンル情報が付与されたCM番組データを前記CM番組情報記憶手段から選択して読み出す選択手段と、
    前記読み出されたCM番組データを前記CM番組出力装置に送信する送信手段と、
    前記CM番組出力装置から送信される前記CM番組データの視聴状況情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した視聴状況情報に基づいて、前記ユーザ情報記憶手段に格納されている前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を変更するユーザ情報分析手段と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  2. 前記CM番組データは、ひとつの対象を宣伝するためのシリーズを構成する複数のCM番組データからなり、
    前記送信手段は、前記CM番組出力装置に、前記シリーズを構成する複数のCM番組データを送信することを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. CM番組データをCM番組出力装置に対して配信するために、ユーザの前記CM番組出力装置と通信ネットワークにより接続され、前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を示す嗜好情報を含むユーザ情報を格納するユーザ情報記憶手段と、前記CM番組データを格納するCM番組情報記憶手段とを備えたサーバにおける広告配信方法であって、
    前記CM番組データに対して、該CM番組データを視聴するべきユーザを特定するための嗜好ジャンル情報を付与する情報付与ステップと、
    前記嗜好ジャンル情報を付与された複数のCM番組データを前記CM番組情報記憶手段に格納する格納ステップと、
    前記ユーザ情報記憶手段に格納された前記嗜好ジャンル毎の興味度のうち、前記興味度が高い嗜好ジャンル情報が付与されたCM番組データを前記CM番組情報記憶手段から選択して読み出す選択ステップと、
    前記読み出されたCM番組データを前記CM番組出力装置に送信する送信ステップと、 前記CM番組出力装置から送信される前記CM番組データの視聴状況情報を受信する受信ステップと、
    前記受信した視聴状況情報に基づいて、前記ユーザ情報記憶手段に格納されている前記ユーザの嗜好ジャンル毎の興味度を変更するユーザ情報分析ステップと
    を有することを特徴とする広告配信方法。
  4. 前記CM番組データは、ひとつの対象を宣伝するためのシリーズを構成する複数のCM番組データからなり、
    前記送信ステップは、前記CM番組出力装置に、前記シリーズを構成する複数のCM番組データを送信することを特徴とする請求項に記載の広告配信方法。
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