JP2002319645A - 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置 - Google Patents
半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置Info
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Abstract
波信号成分が反射して入り込んで半導体素子が誤作動を
起こすのを防ぐこと。 【解決手段】 半導体パッケージ内に載置される回路基
板6は、その上面に一端が半導体素子5に電気的に接続
され他端が上面の縁部に達しておりかつ途中に高抵抗部
8を設けた接地用の線路導体6bが形成されているとと
もに、上面に線路導体6bを取り囲むように形成されか
つ線路導体6bの他端側に接続された同一面接地導体層
16が設けられ、下面に接地導体層6cが形成されてお
り、さらに線路導体6bの他端から回路基板6の端面お
よび接地導体層6cにかけて導体層6dが形成されてい
る。
Description
する半導体素子を収納するための半導体素子収納用パッ
ケージに関する。
クロ波帯、ミリ波帯等の高周波信号を用いる各種半導体
素子を収納する半導体素子収納用パッケージ(以下、半
導体パッケージという)には、半導体素子を電気的に接
地するための導体パターンとしての線路導体が設けられ
ている。このような半導体パッケージを図4に断面図で
示す。同図において、21は基体、22は金属製の枠
体、26は回路基板である。
−コバルト(Co)合金や銅(Cu)−タングステン
(W)等の金属から成る略四角形状の板状体であり、そ
の上側主面の略中央部には、IC、LSI、半導体レー
ザ(LD)、フォトダイオード(PD)等の半導体素子
25を搭載して成る回路基板26を載置する載置部21
aが形成されている。載置部21aには、半導体素子2
5が、例えばアルミナ(Al2O3)、窒化アルミニウム
(AlN)、ムライト(3Al2O3・2SiO2)等の
セラミックスから成る回路基板26に搭載された状態で
載置固定される。回路基板26の下面には、接地導体層
26cが被着されており、銀(Ag)ろう、Ag−銅
(Cu)ろう等のろう材や半田によって接地導体層26
cと載置部21aが強固に接着固定される。
子25は、その電極が回路基板26に被着されている第
1の線路導体26aと第2の線路導体26bにそれぞれ
ボンディングワイヤ27a,27bを介して電気的に接
続されている。
1aを囲繞するようにして枠体22が立設されており、
枠体22は基体21とともにその内側に半導体素子25
を収容する空所を形成する。枠体22は基体21と同様
にFe−Ni−Co合金やCu−Wの焼結材等から成
り、基体21と一体成形される、または基体21にAg
ろう、Ag−Cuろう等のろう材を介してろう付けされ
る、またはシーム溶接法等の溶接法により接合されるこ
とによって基体21の上側主面外周部に立設される。
着される貫通孔22aが形成されており、貫通孔22a
内に同軸コネクタ23を嵌め込むとともに半田等の封着
材を貫通孔22a内の隙間に挿入し、しかる後、加熱し
て封着材を溶融させ、溶融した封着材を毛細管現象によ
り同軸コネクタ23と貫通孔22aの内壁との隙間に充
填させることによって、同軸コネクタ23が貫通孔22
a内に半田等の封着材を介して嵌着接合される。
路としてFe−Ni−Co合金等の金属から成る棒状の
中心導体23aが固定されている。中心導体23aが半
田等から成る導電性接着材を介して回路基板26の第1
の線路導体26aに電気的に接続される。この同軸コネ
クタ23には、外部電気回路(図示せず)に接続された
同軸ケーブル(図示せず)が装着されることによって、
内部に収納された半導体素子25が同軸コネクタ23の
中心導体23aを介して外部電気回路に電気的に接続さ
れることとなる。
平面図を示すように、回路基板26の第2の線路導体2
6bの延長部の端面に設けられた導体層26dを介し
て、接地導体層26cに電気的に接続される。第2の線
路導体26bには高抵抗部28が設けられており、第2
の線路導体26bに接続されて接地導体層26cに接地
される、高周波信号成分を含む終端用信号を電気エネル
ギーから熱エネルギーに変換し、接地導体層26cから
の終端用信号の反射によるノイズを抑制して、電気的に
接地している。
内部に半導体素子25を収容し、枠体22の上面に蓋体
24をろう付け法やシームウエルド法等の溶接法により
接合し、容器内部を気密に封止することによって製品と
しての半導体装置となる。
来の半導体パッケージにおいては、第2の線路導体26
bと導体層26dとの境界部および導体層26dと接地
導体層26cとの境界部で終端用信号が略直角に曲がっ
て伝送するため、終端用信号の伝送をスムーズにできな
いといった理由により、回路基板26に設けた第2の線
路導体26bを伝送する終端用信号を確実に接地させる
のが困難であった。そのため、第2の線路導体26bを
伝わる終端用信号の反射によるノイズが発生し、半導体
素子25を正常に作動させることができないという問題
点を有していた。
用信号の高周波化が進むと、第2の線路導体26bに設
けられた高抵抗部28において、終端用信号の電気エネ
ルギーを熱エネルギーに変換することが十分に行なうこ
とができなくなるとともに、接地導体層26cは終端用
信号を接地させるには不十分な面積となっていた。即
ち、高抵抗部28では終端用信号を確実に電気エネルギ
ーから熱エネルギーに変換することができず、また接地
導体26cの面積が不十分であるため、第2の線路導体
26bを伝送する終端用信号を確実に接地できなくな
り、第2の線路導体26bを伝わる終端用信号によって
接地導体層26cからの反射によるノイズが発生し、そ
のノイズが半導体素子25に入り込んで誤作動を発生さ
せるという問題点を有していた。
れたりマイクロ波帯やミリ波帯等の高周波信号を用いる
各種半導体素子を組み込んだ半導体装置の高速情報処理
化が進み、第1の線路導体26aおよび第2の線路導体
26bを介して半導体素子25に入出力される信号が高
周波領域になると、より顕著となっていた。
れたものであり、その目的は、半導体素子の終端用電極
に終端用信号の高周波信号成分が反射して入り込んで半
導体素子が誤作動を起こすのを防ぐことにより、信頼性
の高いものとすることにある。
ジは、上側主面に半導体素子および回路基板を載置する
ための載置部を有する基体と、前記上側主面の外周部に
前記載置部を囲繞するように接合された枠体とを具備し
た半導体素子収納用パッケージにおいて、前記回路基板
は、その上面に一端が前記半導体素子に電気的に接続さ
れ他端が前記上面の縁部に達しておりかつ途中に高抵抗
部を設けた接地用の線路導体が形成されているととも
に、前記上面に前記線路導体を取り囲むように形成され
かつ前記線路導体の他端側に接続された同一面接地導体
層が設けられ、下面に接地導体層が形成されており、さ
らに前記線路導体の他端から前記回路基板の端面および
前記接地導体層にかけて導体層が形成されていることを
特徴とする。
導体の他端に接続された同一面接地導体層が回路基板の
上面に形成されていることから、線路導体の他端におい
て線路導体を伝送する終端用信号を電気的に接地させる
ための接地導体層の面積を拡大できるため、線路導体か
ら接地導体層に向けての終端用信号の伝送をスムーズに
行なうことができ、他端における終端用信号の反射を有
効に減少させることができる。
に同一面接地導体層が設けられていることから、線路導
体から同一面接地導体層に終端用信号の高周波信号成分
を空間を介して短絡させることができ、線路導体におい
て終端用信号を大幅に減衰させて確実に接地させること
ができる。即ち、線路導体を進行する終端用信号は、線
路導体の他端側に向かって同一面接地導体層に空間を介
して短絡されながら進行するため、他端側にいくにつれ
て大幅に減衰されることとなる。
しくは金属から成る枠体に向けて終端用信号を放射し易
くなり、線路導体に設けられた高抵抗部において接地し
きれない終端用信号を放射することによって終端用信号
をより確実に接地することができる。
り、線路導体を伝わる終端用信号の反射によるノイズが
発生することを防止し、半導体素子を正常に作動させ得
る。
の半導体素子収納用パッケージと、前記載置部に載置固
定された前記回路基板および前記半導体素子と、前記枠
体の上面に接合された蓋体とを具備したことを特徴とす
る。
発明の半導体パッケージを用いた信頼性の高い半導体装
置を提供できる。
て以下に詳細に説明する。図1は本発明の半導体パッケ
ージについて実施の形態の一例を示す断面図であり、1
は基体、2は枠体、6は回路基板である。
等の金属やCu−Wの焼結材等から成る略四角形の板状
体であり、そのインゴットに圧延加工や打ち抜き加工等
の従来周知の金属加工法、または射出成形と切削加工等
を施すことによって、所定の形状に製作される。基体1
の上側主面の略中央部には、IC、LSI、LD、PD
等の半導体素子5を載置するための載置部1aが形成さ
れており、載置部1aには半導体素子5が、例えばAl
2O3,AlN,3Al2O3・2SiO2等のセラミック
スからなる回路基板6に搭載された状態で載置固定され
る。回路基板6の下面には接地導体層6cが被着形成さ
れており、Agろう、Ag−Cuろう等のろう材やAu
−Sn半田やPb−Sn半田等の半田によって接地導体
層6cと載置部1aが強固に接着固定される。
上面に被着形成されている第1の線路導体6aおよび接
地用の第2の線路導体6bにそれぞれボンディングワイ
ヤ7a,7bを介して電気的に接続される。
スから成る場合、以下のようにして作製される。まず、
Al2O3,酸化珪素(SiO2),酸化カルシウム(C
aO),酸化マグネシウム(MgO)等の原料粉末に適
当な有機バインダや可塑剤,分散剤,溶剤等を添加混合
して泥漿状となす。これを従来周知のドクターブレード
法でシート状となすことによってセラミックグリーンシ
ートを得る。しかる後、このセラミックグリーンシート
に適当な打ち抜き加工を施す、または、Al2O3,Si
O2,CaO,MgO等の原料粉末を金型に充填しプレ
ス成型することによって、所定の形状に成形する。その
セラミックグリーンシートの上面に第1の線路導体6
a、第2の線路導体6bおよび接地導体層6cとなる金
属ペーストを印刷塗布し、還元雰囲気中で約1600℃
の温度で焼成することによって製作される。
および接地導体層6cとなる金属ペーストは、W,モリ
ブデン(Mo),マンガン(Mn)等の高融点金属粉末
に適当な有機バインダや溶剤を添加混合してペースト状
となしたものを従来周知のスクリーン印刷法を採用して
印刷することにより、セラミックグリーンシートまたは
セラミックスの成形体に印刷塗布される。
体6bおよび接地導体層6cは薄膜形成法によって形成
されていても良く、その場合、第1の線路導体6a、第
2の線路導体6bおよび接地導体層6cは窒化タンタル
(Ta2N)、ニクロム(Ni−Cr合金)、チタン
(Ti)、パラジウム(Pd)、白金(Pt)、Au等
から形成され、セラミックグリーンシートを焼成した後
に形成される。
て、図2のように上面に第1の線路導体6aと下面に接
地導体層6c−Aが被着形成された回路基板6−Aと、
上面に第2の線路導体6bと下面に接地導体層6c−B
が被着形成された回路基板6−Bとから構成されていて
も良い。その場合、半導体素子5は回路基板6−Aと回
路基板6−Bの間に載置固定され、半導体素子5の電極
が第1の線路導体6aおよび第2の線路導体6bにそれ
ぞれボンディングワイヤ7a,7bを介して電気的に接
続されていても良い。
部1aを囲繞するようにして枠体2が立設するように接
合されており、枠体2は基体1とともにその内側に半導
体素子5を収容する空所を形成する。この枠体2は、基
体1と同様にFe−Ni−Co合金やCu−Wの焼結材
等から成り、基体1と一体成形される、または基体1に
銀ろう等のろう材を介してろう付けされる、またはシー
ム溶接法等の溶接法により接合されることによって、基
体1の上側主面の外周部に立設される。
か、またはセラミックス等の誘電体材料から成りかつそ
の表面にメタライズ層等の導体層が形成されているのが
好ましい。この場合、後述するように、同一面接地導体
層16から枠体2に向けて放射された高周波信号成分を
接地し易くなり、第2の線路導体6bに設けられた高抵
抗部8において接地しきれない終端用信号を放射するこ
とによって終端用信号をより確実に接地することができ
る。
を入力させるものとして、例えば同軸コネクタ3が用い
られ、以下のようにして枠体2に設置される。枠体2の
側面に同軸コネクタ3が嵌着される貫通孔2aを形成
し、貫通孔2a内に同軸コネクタ3を嵌め込むとともに
Au−Sn半田やPb−Sn半田等の封着材を貫通孔2
aとの隙間に挿入する。しかる後、加熱して封着材を溶
融させ、溶融した封着材は毛細管現象により同軸コネク
タ3と貫通孔2aの内壁との隙間に充填されることによ
って、同軸コネクタ3が貫通孔2a内に半田等の封着材
を介して嵌着接合される。
素子5を外部電気回路に接続された同軸ケーブルに電気
的に接続するものであり、Fe−Ni−Co合金等の金
属から成る円筒形等の筒状の外周導体にガラス等の絶縁
体が充填され、中心軸にFe−Ni−Co合金等の金属
から成る中心導体3aが固定されて成る。中心導体3a
が半田等から成る導電性接着材を介して回路基板6の第
1の線路導体6aに電気的に接続される。この同軸コネ
クタ3に、同軸ケーブルが装着されることによって、半
導体パッケージの内部に収納された半導体素子5が同軸
コネクタ3の中心導体3aを介して、外部電気回路に電
気的に接続されることとなる。
の上面に形成された第1の線路導体6aとがボンディン
グワイヤ7aにより電気的に接続され、第1の線路導体
6aと中心導体3aとが半田等の導電性接着材を介して
電気的に接続される。
第2の線路導体6bは、図3に示すように、一端が半導
体素子5に電気的に接続され、他端が回路基板6の上面
の縁部に達しており、かつ途中に高抵抗部8が設けら
れ、他端は回路基板6の上面の略全周に線路導体6bに
略平行かつ取り囲むように設けられた同一面接地導体層
16に接続されている。この場合、同一面接地導体層1
6は、回路基板6の上面に線路導体6bを取り囲むよう
に設けられるが、好ましくは、回路基板6の上面の略全
周に設けられるのがよく、同一面接地導体層16から高
周波信号成分が枠体2に向けて放射され易くなる。
抵抗部8は、Ta2N、Ni−Cr合金等の材料から成
り、回路基板6に印刷塗布された後に焼成されるか、薄
膜形成法により形成され、所望の抵抗値を有する厚み、
幅、形状となるように適宜形成される。抵抗値を微小調
整するために、高抵抗部8の一部をレーザー加工によっ
て除去することもできる。
6bを他端側に延長した部位には導体層6dが設けら
れ、第2の線路導体6bが導体層6dを介して接地導体
層6cに電気的に接続されている。
一面接地導体層16が接続するように形成されているこ
とから、従来に比べ第2の線路導体6bの他端において
第2の線路導体6bを伝送する終端用信号を接地させる
ための接地導体層6cの面積を拡大できる。そのため、
第2の線路導体6bから接地導体層6cに向けての高周
波信号の伝送をスムーズに行なうことができ、第2の線
路導体6bの他端における終端用信号の反射を有効に減
少させることができる。
取り囲むように同一面接地導体層16が設けられている
ことから、第2の線路導体6bから同一面接地導体層1
6に終端用信号を空間を介して短絡させることができ、
第2の線路導体6bにおいて終端用信号を減衰させて確
実に接地させることができる。
体2に向けて高周波信号を放射し易くなり、第2の線路
導体6bに設けられた高抵抗部8において接地しきれな
い終端用信号を放射することによって終端用信号をより
確実に接地することができる。
わる終端用信号をより確実に接地することができ、第2
の線路導体6bを伝わる終端用信号により生じる接地導
体層6cからの反射によるノイズが発生し、そのノイズ
が半導体素子5に入り込むのを防止し、従って半導体素
子5を正常に作動させ得る。
枠体2上面にFe−Ni−Co合金等の金属から成る蓋
体4を半田付けやシームウエルド法により接合すること
によって、製品としての半導体装置となる。蓋体4によ
り、容器内部に収納した半導体素子5を気密に収容し、
半導体素子5を長期にわたり正常かつ安定に作動させる
ことができる。この半導体装置は、基体1が外部電気回
路基板に固定実装され、同軸コネクタ3と外部電気回路
に接続された同軸ケーブルとを接続することにより、内
部に収納した半導体素子5が外部電気回路に電気的に接
続され、半導体素子5が高周波信号で作動することとな
る。
数は5〜20GHz程度であり、この場合に高周波信号
の伝送特性を良好なものとすることができる。
て、線路導体の伝送特性を以下のように解析した。伝送
特性の解析は、図6(a),(b)に示した2種類の解
析モデルについて行なった。この解析モデルは、図2に
示した構成をモデル化したものである。即ち、回路基板
6が回路基板6−A,回路基板6−Bから構成される構
成をモデル化したものであり、図6(a)は本発明の実
施例による回路基板6の解析モデル(モデルA)の上面
図、図6(b)は従来の回路基板の解析モデル(モデル
B)の上面図である。
(26)(厚さ1mm)はアルミナセラミックス(比誘
電率εr=9.4)からなり、回路基板6(26)の上
面には高抵抗部8(28)を50Ωとした第2の線路導
体6b(26b)を形成した。また、ボンディングワイ
ヤ7b(27b)が接続される側と反対側である、回路
基板6の端面の第2の線路導体6b(26b)を延長し
た部位に、導体層6d(26d)を形成した。この導体
層6d(26d)を介して、第2の線路導体6b(26
b)を回路基板6(26)の下面の接地導体層6c(2
6c)に電気的に接続した。
終端用電極の両脇に接地用電極が設けられているものに
ついてモデル化しているため、その接地用電極にボンデ
ィングワイヤ7b(27b)を介して接続される接地電
極層を、回路基板6(26)の上面の縁部で第2の線路
導体6b(26b)の両側に形成した。その接地電極層
は、回路基板6(26)の端面に設けられた配線導体を
介して接地導体層6cに電気的に接続されるようにし
た。
第2の線路導体6bを取り囲むようにして同一面接地導
体層16を形成した。また、各モデルA,Bにおいて、
基体1(11)の材質はFe−Ni−Co合金、枠体2
(22)の材質はFe−Ni−Co合金、ボンディング
ワイヤ7b(27b)の材質はAuであり、それぞれ同
様の材質から成るものとした。回路基板6(26)、第
2の線路導体6b(26b)および同一面接地導体層1
6の詳細な寸法は、それぞれ図6(a),(b)に示す
通りとした(単位はmm)。
0GHzの周波数帯域おける反射損失をシミュレーショ
ンによって求めた。図7は各モデルA,Bの反射損失の
グラフである。図7において、周波数が0〜20GHz
の大部分で、従来のモデルBに比べ、本発明のモデルA
の反射損失が改善されていることがわかる。
る各部位は、それぞれ同様の材質から成っており、第2
の線路導体6b(26b)部、接地導体層6c(26
c)部、導体層6d(26d)部および高抵抗部8(2
8)に起因する伝送損失は同じとみなせることから、各
モデルA,Bの伝送損失の違いは、同一面接地導体層1
6の有無に基づくものとみなせる。12〜15.5GH
zにおいて、モデルBに比べ、モデルAの反射損失が大
きくなっているが、これは第2の線路導体6b(26
b)の長さによる共振の影響により、モデルBの反射損
失が部分的に低減したものと考えられる。
ルBに比べ、0〜20GHzの周波数帯域の大部分で反
射特性に優れた良好な信号線路を構成することがわかっ
た。
第2の線路導体6の他端において第2の線路導体6を伝
送する終端用信号を接地させるための接地導体層6cの
面積を拡大できたため、第2の線路導体6から接地導体
層6cに向けての終端用信号の伝送をスムーズに行なう
ことができ、第2の線路導体6の他端における終端用信
号の反射が減少したためである。また、第2の線路導体
6に略平行かつ取り囲むように同一面接地導体層16を
設けたことで、第2の線路導体6bから同一面接地導体
層16に終端用信号を空間を介して短絡させることがで
き、第2の線路導体6bにおいて終端用信号を減衰させ
て確実に接地させたためである。さらに、同一面接地導
体層16において枠体2に向けて終端用信号を放射し易
くなり、第2の線路導体6bの高抵抗部8において接地
しきれない終端用信号を放射して、終端用信号をより確
実に接地したためである。
ことができたため、終端用信号の反射特性が良好になっ
ていると考えられる。このような、終端用信号を確実に
接地することによる反射特性の向上は終端用信号の周波
数が高くなるほど重要である。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば
種々の変更は可能である。
れた回路基板は、その上面に一端が半導体素子に電気的
に接続され他端が上面の縁部に達しておりかつ途中に高
抵抗部を設けた接地用の線路導体が形成されているとと
もに、上面に線路導体を取り囲むように形成されかつ線
路導体の他端側に接続された同一面接地導体層が設けら
れ、下面に接地導体層が形成されており、さらに線路導
体の他端から回路基板の端面および接地導体層にかけて
導体層が形成されていることにより、線路導体の他端に
おいて線路導体を伝送する終端用信号を電気的に接地さ
せるための接地導体層の面積を拡大できるため、線路導
体から接地導体に向けての終端用信号の伝送をスムーズ
に行なうことができ、線路導体の他端における終端用信
号の反射を有効に減少させることができる。
端用信号の高周波信号成分を空間を介して短絡させるこ
とができ、線路導体において終端用信号を減衰させて確
実に接地させることができる。さらに、同一面接地導体
層において枠体に向けて高周波信号を放射し易くなり、
線路導体に設けられた高抵抗部において接地しきれない
終端用信号を放射することによってより確実に接地する
ことができる。
射によるノイズが発生することを防止し、半導体素子を
正常に作動させることが可能になる。
子収納用パッケージと、載置部に載置固定された回路基
板および半導体素子と、枠体の上面に接合された蓋体と
を具備したことにより、上記本発明の作用効果を有する
半導体パッケージを用いた信頼性の高い半導体装置を提
供できる。
の例を示す断面図である。
の他の例を示す断面図である。
要部拡大平面図である。
部拡大平面図である。
について実施の形態の例を示す解析モデルAの平面図で
あり、(b)は従来例の回路基板を示す解析モデルBの
平面図である。
を示すグラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 上側主面に半導体素子および回路基板を
載置するための載置部を有する基体と、前記上側主面の
外周部に前記載置部を囲繞するように接合された枠体と
を具備した半導体素子収納用パッケージにおいて、前記
回路基板は、その上面に一端が前記半導体素子に電気的
に接続され他端が前記上面の縁部に達しておりかつ途中
に高抵抗部を設けた接地用の線路導体が形成されている
とともに、前記上面に前記線路導体を取り囲むように形
成されかつ前記線路導体の他端側に接続された同一面接
地導体層が設けられ、下面に接地導体層が形成されてお
り、さらに前記線路導体の他端から前記回路基板の端面
および前記接地導体層にかけて導体層が形成されている
ことを特徴とする半導体素子収納用パッケージ。 - 【請求項2】 請求項1記載の半導体素子収納用パッケ
ージと、前記載置部に載置固定された前記回路基板およ
び前記半導体素子と、前記枠体の上面に接合された蓋体
とを具備したことを特徴とする半導体装置。
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