JP2002311670A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2002311670A
JP2002311670A JP2001120147A JP2001120147A JP2002311670A JP 2002311670 A JP2002311670 A JP 2002311670A JP 2001120147 A JP2001120147 A JP 2001120147A JP 2001120147 A JP2001120147 A JP 2001120147A JP 2002311670 A JP2002311670 A JP 2002311670A
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toner
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forming apparatus
color
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Yoichiro Maehashi
洋一郎 前橋
Tomoaki Nakai
智朗 中居
Hiroshi Sasame
裕志 笹目
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化及びユーザビリティの向上 【解決手段】 1)カラーLBPで各色のトナー使用量
を検出し、各色のトナー空きスペースを算出。空きスペ
ースの最も大きいトナーCRGに廃トナーを回収する。
2)カラーLBPで黒トナー容器に廃トナーを回収す
る。3)廃トナーの一時回収スペースを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年カラー画像が印字できる電子写真画
像形成装置が実用化されている。電子写真カラー画像形
成装置は一般に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
ク等複数色の現像装置を有しており、複数色のトナー画
像を紙などの転写材上に重ねあわせることによってカラ
ー画像を得ている。また、実用化されているカラー画像
形成装置の多くは、前記複数色のトナーを同時若しくは
順次に担持する像担持体を有している。
【0003】例としては、多重現像方式のカラー電子写
真画像形成装置に用いる感光体や、また多くのカラー画
像形成装置で採用されている中間転写体などが挙げられ
る。これらの像担持体上に形成されたトナー画像は、転
写手段により転写材等に転写されるわけであるが、その
際に像担持体上に残った転写残トナー(以降廃トナー)
は、クリーニング手段(以降クリーナー)によって除去
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合には像担持体から除去した廃トナーの処理が問題とな
る。クリーナーが長寿命であると、クリーナー内部に蓄
積される廃トナーの量は膨大になり、そのためクリーナ
ーの大型化を招き、同時に装置本体までも大型にしてし
まう。また、クリーナーの廃トナー収容部容量を小さく
すると、クリーナーの交換時期までに収納容量以上の廃
トナーが蓄積する可能性があり、そのためクリーニング
性能に支障をきたしたり、トナーがクリーナーからあふ
れだすおそれがある。
【0005】また、従来の一般の複写機等のように廃ト
ナー収納容器を設け、これに廃トナーを集め、時折使用
者がこれをすてることも考えられる。しかし、このよう
な方法はユーザービリティーの低下を招くので、最適な
方法とは言いがたい。
【0006】−方で上述の問題を解決するための方法と
して、モノクロの画像形成装置では、廃トナーを現像装
置内のトナー収容容器の空きスペース(現像装置内のト
ナーが消費された分だけ空きスペースができるので)に
戻すという方法が従来より提案されており、公知の技術
である(特公昭63−10424等に開示)。簡単に説
明すると、現像装置内のトナー収納部(以降、トナーホ
ッパー)をゴムシートやプラスチックシートなどの可撓
性部材で2つのエリア仕切っておき、片方のエリアにト
ナーを収納する。またもう片方のエリアは、廃トナーを
収容するエリアであり、現像装置が初期状態(未使用)
の時は、その空間体積は殆ど無い。トナーが消費される
とトナー容積が減少するので、即ちトナー収容エリアの
容積が減少し、同時に廃トナー収容エリアの容積が広が
ると共に増大していく。こうすることにより、廃トナー
収納用の空間をあらかじめ確保する必要が無くなり、従
って装置本体の体積を小さくできる。
【0007】しかしながら上述の手法は、カラー画像形
成装置にそのまま適用することが不可能であった。理由
は以下の通りである。カラー画像形成装置では、複数色
のトナーが使用されるわけであるが、印字する画像の種
類によって色毎のトナー使用量が大きく異なる。即ち、
沢山のカラー画像プリントを行っているにも関わらず、
色によっては現像装置内のトナーがあまり消費されてい
ない場合がある。一方で像担持体上に複数色のトナー画
像が形成される場合、クリーナーで回収される廃トナー
は、複数色のトナーが混ざったのものである。従って、
クリーナーで回収された廃トナーを現像装置内に戻し回
収しようとした場合、廃トナー回収先の現像装置のトナ
ーがあまり消費されていないと、現像装置内に廃トナー
を収容するための十分な空間が確保できていない場合が
発生する。
【0008】
【発明を解決するための手段】上記課題の解決は、以下
のカラー画像形成装置で達成される。 1)複数色に対応する複数個の現像手段と、複数色のト
ナー像が順次に形成される像担持体と、前記像担持体の
クリーニング手段と、前記クリーニング手段によりクリ
ーニング除去された廃トナーを収納する複数個の廃トナ
ー収納部と、前記廃トナー収納部と前記現像手段とを一
体支持する支持手段と、前記廃トナー収納部の空き容量
を検出する検出手段と、前記検出手段の検知結果に応じ
て使用する廃トナー収容部を切り替える手段と、を有す
ることを特徴とするカラー画像形成装置。 2)複数色のトナー像が順次に形成される像担持体と、
前記像担持体のクリーニング手段とを有するカラー画像
形成装置において、前記クリーニング手段によりクリー
ニング除去された廃トナーを収納する廃トナー収納部と
黒トナー現像手段とが一体支持されていることを特徴と
するカラー画像形成装置。 3)前記クリーニング手段と前記廃トナー収納部との間
に配設される廃トナーの一時収納手段と、前記廃トナー
収納部の空き容量を検出する検出手段と、前記検出手段
の検知結果に応じて前記廃トナーの一時収納手段から前
記廃トナー収納部への廃トナー搬送有無を切り替える手
段と、を有することを特徴とする2に記載のカラー画像
形成装置。 4)フルカラー印字モードと黒単色印字モードを有する
ことを特徴とする2、3に記載のカラー画像形成装置。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、図面を参照
しつつ、本発明の実施例を述べる。図1は本発明を適用
したカラー画像形成装置の主要部断面図である。
【0010】このカラー画像形成装置は、カラー画像出
力の高速化のために、感光体を複数個積載して、順次ト
ナー像を多重転写するものである(一般に4ドラムタン
デム方式と言われている)。
【0011】図1に示すようにこの画像形成装置は、複
数の画像形成ユニットK、C、M、Y(順にブラックユ
ニット、シアンユニット、マゼンタユニット、イエロー
ユニット)を有し、各画像形成ユニットを縦貫して中間
転写ベルト50が配設されている。各画像形成ユニット
K、C、M、Yには、それぞれ静電潜像担持体としての
円筒型の感光体(感光ドラム)1K、1C、1M、1Y
が、矢印方向へ回転可能に支持されている。2K、2
C、2M、2Yは一次帯電器で、それぞれ感光ドラム1
K、1C、1M、1Yと対向配置されている。3K、3
C、3M、3Yはレーザー露光装置であり、それぞれ一
次帯電器2K、2C、2M、2Yに対し、感光ドラム1
K、1C、1M、1Yの回転方向下流側において感光体
を露光する。
【0012】4K、4C、4M、4Yはそれぞれブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエロー色のトナーを収納した
現像器で、感光ドラム1K、1C、1M、1Yの露光装
置よりさらに下流側に、感光ドラムと隣接するようにし
て配置されている。
【0013】中間転写ベルト50は、駆動ローラー5
1、テンションローラー52、2次転写対向ローラー5
3の3本のローラーにより張架され、駆動される。
【0014】各感光ドラム1上に顕在化された画像は、
一次転写ローラー6K、6C、6M、6Yによって、順
次、中間転写ベルト50上に転写され、一旦、中間転写
ベルト上に反転したフルカラー画像を形成する。その
後、2次転写ローラー54により、転写材Pに一括転写
(2次転写)される。本実施例のように、中間転写体を
用いる方式は、直接転写紙などの転写材に転写してフル
カラー画像を形成するものと比較して、転写材の影響
(サイズや、厚さ、放置状態等)を少なくすることが可
能になる。従って、メディアタイプフレキシビリティー
やレジストレーション精度の向上等に有利であり、多く
のカラー画像形成装置で実用化されている。
【0015】中間転写ベルト50に残留した転写残トナ
ー(廃トナー)は中間転写ベルトクリーナー9により清
掃される。
【0016】以上のように構成された画像形成装置の動
作について、画像形成ユニットKを例にして説明する。
【0017】感光ドラム1Kは、アルミなどの導電性基
体の表面に光半導電層を有し、矢印a方向へ回転してい
る。そして一次帯電器2Kにより、表面を一様にマイナ
ス帯電された後、レーザー露光装置3Kにより露光が行
われて、原稿と対応した静電潜像が形成される。現像器
4Kは、マイナス帯電したトナーを用いて現像を行い、
静電潜像と対応したトナー像を感光ドラム1Kの表面に
形成する。そして、感光ドラム1Kの表面に形成された
トナー像は、二次転写ローラー54によって、中間転写
ベルト50に転写される。
【0018】以上の動作が所定のタイミングを持って、
各画像形成ユニットにおいて行われ、各感光ドラム上に
形成されたトナー像が、中間転写ベルト50に保持さ
れ、その後、二次転写ローラー55により、転写材Pに
一括転写される。
【0019】トナー像が転写された転写材Pは、定着器
8に供給され、加熱、加圧を受けて定着され、フルカラ
ー画像が得られる。
【0020】次に、現像器4K、4C、4M、4Y、の
構成にについて、ブラック現像器4Kを例にして説明す
る。現像器4Kは、トナーを収容するトナー容器42K
と現像容器41Kとにより構成されており、別々に交換
可能に設定されている。更にトナー容器42Kは、未使
用トナーの収容部43Kと廃トナー収容部44Kとに、
可撓性の部材45Kで仕切られている。可撓性の部材4
5Kは例えば薄いゴムシートや、折りたたまれたプラス
チックシートなどからなる。
【0021】図2(a)のようにトナー容器42Kが使
用初期(交換直後)のうちはトナーが多いため、廃トナ
ー収容部44Kの空間体積はほとんどない。しかし、ト
ナーが使用され現像することで収容されている未使用ト
ナーが減少するに従い、未使用トナーの収容部43Kの
容積は少なくなり、同時に廃トナーが送りこまれる廃ト
ナー収容部44Kの容積は、図2(b)のように広がる
と共に増大していく。
【0022】次に、中間転写ベルトクリーナー9で回収
された廃トナーの処理について説明する。図1に示すよ
うに中間転写ベルトクリーナー9と各色のトナー容器
(42K、42C、42M、42Y)は、廃トナー搬送
パイプ91により結ばれている。廃トナー搬送パイプ9
1内には、不図示の搬送手段(例えば搬送スクリュー)
が配設されており、中間転写ベルトクリーナー9で回収
された廃トナーを各色のトナー容器(42K、42C、
42M、42Y)まで搬送できる構造になっている。更
に、トナー容器42K、42C、42M、42Yと廃ト
ナー搬送パイプの接合部には、接続シャッター92K、
92C、92M、92Yが設けられており、各接続シャ
ッターは本体CPUからの指示によって、独立に開閉可
能な構造になっている。次に、接続シャッター92K、
92C、92M、92Yの開閉制御について図3のフロ
ーチャートに従い説明する。
【0023】接続シャッターの開閉制御プログラムは装
置本体のCPUにプリント要求が入ると同時にスタート
する。まず最初にK、C、M、Y、各色の廃トナー収容
部44K、44C、44M、44Yの空き容積を算出す
る(STEP1)。
【0024】廃トナー収容部の容量算出は、露光装置3
K、3C、3M、3Yの各々の印字ドット数と接続シャ
ッター92K、92C、92M、92Yの開閉時間を本
体CPUが積算カウントすることによって行われる。よ
り詳しくは、印字ドット数とトナーの消費容量の関係を
あらかじめ調べておいて、積算印字ドット数よりトナー
の消費容量を算出する。廃トナー収容部の容量は消費さ
れたトナー容量分だけ増加するので、制御時における廃
トナー収容部の容量が算出できる。
【0025】一方、すでに収容済みの廃トナー容量は、
接続シャッターが開かれていた時間をCPUが積算する
ことで算出している。
【0026】そして、廃トナー収容部の容量からすでに
収容済みの廃トナー容量を引けば、廃トナー収容部の空
き容量が算出できる。次に、各色の廃トナー収容部の空
き容量を比較し(STEP2)、最も空き容量の大きい
色のユニットに対応する接続シャッターを開く(STE
P3)。また、それ以外の色のユニットに対応する接続
シャッターを閉じる(STEP4)。尚、トナー容器が
交換された場合は、交換色に対応する積算印字ドット数
及び、接続シャッターの積算開放時間がリセットされ
る。
【0027】以上の制御によって、廃トナーを最も空き
スペースの大きいトナー容器に回収することが可能とな
る。従って、クリーナーで回収された廃トナーを現像装
置内に戻し回収しようとした場合に、廃トナー回収先の
現像装置に廃トナーを収納する余裕が無く、トナーが溢
れてしまうことを防止できる。
【0028】尚、本実施例では各色の廃トナー収容部の
空き容積を、印字ドット数と接続シャッターの開閉時間
から算出したが、光学センサー等を使用して直接検出し
ても良い。
【0029】また、本実施例では、廃トナーを収容する
現像装置が現像部とトナー収納部とから構成されてお
り、各々交換可能な場合について説明したが、現像部と
トナー収納部が一体であり、一括に交換される構造でも
かまわない。
【0030】以上本実施例では、カラー画像形成装置に
おいて、廃トナーの収納スペースと未使用トナーの収納
スペースを共通にし、廃トナー収納スペースを切り替え
選択することによって、廃トナーの収納のために必要な
空間を極力小さくでき、従ってユーザービリティーの低
下を招くことなしで、装置の小型化が達成する方法につ
いて説明した。
【0031】(第2の実施例)本実施例では、複数色のト
ナー画像を形成する像担持体から回収された廃トナーを
黒トナー現像装置に搬送し収容することによって、装置
本体の小型化とユーザービリティー向上を両立する方法
について説明する。
【0032】尚、本実施例は、一般にカラー画像形成装
置では、ブラックトナーの消費量が他の色トナーに比べ
て多い点に着目し、提案されるものである。ブラックト
ナーの消費量が多くなるのは、以下の理由からである。 1)一般にユーザーがカラー画像形成装置を使用する場
合、カラープリントの印字のみならずモノクロ(黒単
色)プリントの印字も多く行うケースが多く、近年その
比率は高まる傾向にあるから。 2)近年、カラー画像形成装置開発では、消費トナー量
を極力抑えつつ、画像品位を向上させる努力がなされて
いる。理由は、トナー消費を減らすことが省資源化に直
接つながることはもちろん、トナーの乗り量が大きい
と、転写・定着不良などの不具合が生じ易くなるからで
ある。従って殆どのカラー画像形成装置ではトナー消費
を減らす手法としてUCR(Under Color Removal)と
呼ばれる黒抽出技術が使われており、即ち、フルカラー
画像の印字時においても、黒トナーの消費量が比較的多
くなる。
【0033】次に、本実施例の詳細を図4を用いて説明
する。尚、本実施例で使用するカラー画像形成装置は実
施例1で用いた装置と略同様であり、共通な構成の説明
は省略するものとし、本実施例特有の機構についてのみ
を図4の装置断面図を用いて説明する。
【0034】図4に示すように中間転写ベルトクリーナ
ー9とブラックのトナー容器42Kとの間には、廃トナ
ー一時収納容器93(以降、廃トナーバッファ)が配設
されている。また、中間転写ベルトクリーナー9と廃ト
ナーバッファ93は、廃トナー搬送パイプ91により結
ばれている。
【0035】廃トナー搬送パイプ91内には、不図示の
搬送手段(例えば搬送スクリュー)が配設されており、
中間転写ベルトクリーナー9で回収された廃トナーを廃
トナーバッファ93まで搬送できる構造になっている。
更に、ブラックトナー容器42Kと廃トナーバッファ9
3の接合部には、接続シャッター92Kが設けられてお
り、シャッター92Kを開くことによって、廃トナーバ
ッファ93からブラックトナー容器42Kに廃トナーが
落下する仕組みになっている。更に、シャッターは本体
CPUからの指示によって、開閉可能な構造になってい
る。なお、実施例1と同様にトナー容器42Kは、未使
用トナーの収容部43Kと廃トナー収容部44Kとに、
可撓性の部材45Kで仕切られている。
【0036】次に、接続シャッター92K開閉制御につ
いて図5のフローチャートに従い説明する。
【0037】接続シャッターの開閉制御プログラムは装
置本体のCPUにプリント要求が入ると同時にスタート
する。まず最初に廃トナー収容部44Kの空き容積を算
出する(STEP1)。
【0038】廃トナー収容部の空き容量は、実施例1と
同様に露光装置3Kの印字ドット数と接続シャッター9
2Kの開閉時間から本体CPUが算出する。
【0039】次に、廃トナー収容部44Kの空き容量に
余裕があるかどうかの判断を行い(STEP2)、廃ト
ナー収容部44Kに空き容量が存在する時は、接続シャ
ッター92Kを開く(STEP3)。また、空き容量が
存在しない時は、接続シャッター92Kを閉じる(ST
EP4)。その場合、廃トナーは廃トナーバッファ93
に蓄積される。尚、トナー容器92Kが交換された場合
は、積算印字ドット数及び、接続シャッターの積算開放
時間がリセットされる。
【0040】以上、本実施例では、複数色のトナー画像
を形成する像担持体から回収された廃トナーを黒トナー
現像装置に搬送し収容することによって、装置本体の小
型化とユーザービリティー向上を両立する方法について
説明した。
【0041】尚、本実施例では、廃トナー収容部とクリ
ーナーの間に廃トナーバッファを設けたが、廃トナーバ
ッファの大きさは、装置本体にあわせ、適宜設定すれば
良い。更には、ブラックトナーの消費が非常に多い装置
に本発明を適用する場合、廃トナーバッファを用いなく
ても良い。また、廃トナーバッファと廃トナークリーナ
ーを一体構造にしても良い。
【0042】また尚、本実施例はブラックトナーが多く
消費されるカラー画像形成装置で有効な方法である。従
って例えば、黒単色モードとフルカラーモードを選択可
能な装置、つまりは単色画像が多く印字されるようなカ
ラー画像形成装置で特に有効な方法である。
【0043】(第3の実施例)次に、本発明を他の方式
(4ドラムタンデム方式以外の方式)のカラー画像形成
装置に適用する実施形態について図6を用いて説明す
る。
【0044】図6は、1ドラム方式(感光ドラムが1
つ)のカラー画像形成装置である。本体中央には、感光
ドラム1が配置されており、その周りに一次帯電装置
2、露光装置3、色トナー現像カルーセル100、ブラ
ック現像装置4K、中間転写ベルト50、感光ドラムク
リーナー8が順に配置されている。また、色トナー現像
カルーセル100内には、シアン現像装置4C、エロー
現像装置4Y、マゼンタ現像装置4M、が支持されてお
り、現像に先立って所定の現像器がドラムに対向する位
置に回転移動される。また、ブラックトナーの入った現
像装置4Kは、回転支持体100の下方に感光ドラム1
に対して当接・離間可能に配置されており、ブラックト
ナーの現像時に、感光ドラム1に当接する構造になって
いる。以下、画像形成プロセスについて簡単に説明す
る。
【0045】感光ドラム1は不図示の駆動手段により図
中矢印方向に駆動され、一次帯電器(帯電ローラー)2
により一様に帯電される。次いで、露光装置(レーザー
スキャナ)3よりシアンの画像パターンにしたがったレ
ーザー光Lが感光ドラム1に照射され感光ドラム1上に
潜像が形成される。
【0046】感光ドラム1上に形成された潜像は、感光
ドラム1の回転に伴い、あらかじめ感光ドラム1に対向
されているシアントナーの入った現像装置4Cにより現
像される。
【0047】現像により可視化された像(トナー像)
は、感光ドラム1と略同速で矢印方向に回転している中
間転写ベルト5上に、一次転写ローラー6に印加される
一次転写バイアスによって転写される。感光ドラム1上
に残った転写残トナーは、ブレードによる感光ドラムク
リーナー8によって除かれる。
【0048】上記の帯電、露光、現像、一次転写の工程
を、イエローに引き続いてマゼンタ、シアン、ブラック
の各色で行い、中間転写ベルト50上に重ねて複数色の
トナーからなる多色トナー像を形成する。
【0049】中間転写ベルト50上に形成された多色ト
ナー像は、不図示の搬送手段によって所定のタイミング
で送られてくる転写材Pに、二次転写ローラー54に印
加される二次転写バイアスによって転写される。また、
中間転写ベルト50上に残留した二次転写残トナーは、
中間転写ベルトクリーニング装置9によって除かれる。
【0050】多色トナー像が転写された転写材Pは、定
着装置7に搬送される。多色トナー像は、定着装置6に
より熱および圧を加えられて転写材に溶融固着され、最
終的なカラー画像となる。
【0051】次に、廃トナーの処理について説明する。
本実施例の画像形成装置では、複数色のトナー画像を同
時若しくは順次に形成される像担持体として、中間転写
ベルト50及び感光ドラム1が該当する。従って、中間
転写ベルトクリーナー9及び感光ドラムクリーナー8か
ら回収された廃トナーについての処理を行う必要があ
る。
【0052】図6に示すように中間転写ベルトクリーナ
ー9及び感光ドラムクリーナー8とブラックのトナー容
器42Kとの間には、廃トナー一時収納容器93(以
降、廃トナーバッファ)が配設されている。また、中間
転写ベルトクリーナー9と廃トナーバッファ93は、廃
トナー搬送パイプ91aにより結ばれている。更に感光
ドラムクリーナー8と廃トナーバッファ93は、廃トナ
ー搬送パイプ91bにより結ばれている。
【0053】廃トナー搬送パイプ91a、91b内に
は、不図示の搬送手段(例えば搬送スクリュー)が配設
されており、中間転写ベルトクリーナー9及び感光ドラ
ムクリーナー8で回収された廃トナーを廃トナーバッフ
ァ93まで搬送できる構造になっている。更に、ブラッ
クトナー容器42Kと廃トナーバッファ93の接合部に
は、接続シャッター92Kが設けられており、シャッタ
ー92Kを開くことによって、廃トナーバッファ93か
らブラックトナー容器42Kに廃トナーが落下する仕組
みになっている。更に、シャッターは本体CPUからの
指示によって、開閉可能な構造になっている。なお、実
施例1と同様にトナー容器42Kは、未使用トナーの収
容部43Kと廃トナー収容部44Kとに、可撓性の部材
45Kで仕切られている。
【0054】接続シャッター92K開閉制御は実施例2
と同様であり、ブラックの印字ドット数と接続シャッタ
ー92Kの開閉時間から廃トナー収容部44Kの空き容
量に余裕があるかどうかの判断を行い、廃トナー収容部
44Kに空き容量が存在する時は、接続シャッター92
Kを開く。また、空き容量が存在しない時は、接続シャ
ッター92Kを閉じる。その場合、廃トナーは廃トナー
バッファ93に蓄積される。尚、現像装置4Kが交換さ
れた場合は、積算印字ドット数及び、接続シャッターの
積算開放時間がリセットされる。
【0055】以上、本実施例では、複数色のトナー画像
を形成する像担持体が複数設けられているカラー画像形
成装置において、それぞれの像担持体から回収された廃
トナーを黒トナー現像装置に搬送し収容することによっ
て、装置本体の小型化とユーザービリティー向上を両立
する方法について説明した。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
カラー画像形成装置において、廃トナーの収納スペース
と未使用トナーの収納スペースを共通にし、廃トナー収
納スペースを切り替え選択することによって、廃トナー
の収納のために必要な空間を極力小さくでき、従ってユ
ーザービリティーの低下を招くことなしで、装置の小型
化を可能にできた。
【0057】更に、複数色のトナー画像を形成する像担
持体から回収された廃トナーを黒トナー現像装置に搬送
し収容することによっても、装置本体の小型化とユーザ
ービリティー向上を両立できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態例のカラー画像形成装置の説
明図。
【図2】 廃トナー収容容器の説明図。
【図3】 第1の実施形態例の制御説明図。
【図4】 第2の実施形態例のカラー画像形成装置の説
明図。
【図5】 第2の実施形態例の制御説明図。
【図6】 第3の実施形態例のカラー画像形成装置の説
明図。
【符号の説明】
50 中間転写ローラー 51 駆動ローラー 52 テンションローラー 53 2次転写対向ローラー
フロントページの続き (72)発明者 笹目 裕志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DA45 DB01 DD03 DE02 DE07 ED27 EE06 FA28 HB12 HB13 2H030 AA05 AB02 AD03 AD07 AD16 BB02 BB23 BB24 BB42 2H134 GA01 GA06 GB02 HD01 JA02 JB01 JB03 JB07 KA07 KA25 KA28 KA40 KB11 KF05 KG03 KH03 KH16 KJ02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数色に対応する複数個の現像手段と、
    複数色のトナー像が順次に形成される像担持体と、前記
    像担持体のクリーニング手段と、前記クリーニング手段
    によりクリーニング除去された廃トナーを収納する複数
    個の廃トナー収納部と、前記廃トナー収納部と前記現像
    手段とを一体支持する支持手段と、前記廃トナー収納部
    の空き容量を検出する検出手段と、前記検出手段の検知
    結果に応じて使用する廃トナー収容部を切り替える手段
    と、を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数色のトナー像が順次に形成される像
    担持体と、前記像担持体のクリーニング手段とを有する
    カラー画像形成装置において、前記クリーニング手段に
    よりクリーニング除去された廃トナーを収納する廃トナ
    ー収納部と黒トナー現像手段とが一体支持されているこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング手段と前記廃トナー収
    納部との間に配設される廃トナー一時収納手段と、前記
    廃トナー収納部の空き容量を検出する検出手段と、前記
    検出手段の検知結果に応じて前記廃トナーの一時収納手
    段から前記廃トナー収納部への廃トナー搬送有無を切り
    替える手段と、を有することを特徴とする請求項2に記
    載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 フルカラー印字モードと黒単色印字モー
    ドを有することを特徴とする請求項2、3に記載のカラ
    ー画像形成装。
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