JP2012083512A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃トナーの回収量が増加した場合でもトナーコンテナ内の廃トナー回収部が満杯となりにくく、ユーザの作業負担を極力軽減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】クリーニング装置7により感光体ドラム1上から回収された廃トナーはバッファ容器20を経由してトナーコンテナ5に貯留される。現像装置4内のトナー残量レベルがL1以下になった場合は、制御部90はトナーコンテナ5内の補給トナーが空であると判断し、リーダ/ライタモジュール30を用いてトナーコンテナ5に装着されているICチップ27への書き込みテストを実行する。制御部90は書き込みテストが正しく成功したか否かを判断し、成功の場合はスパイラル駆動モータ31に制御信号を送信し、第1スパイラル23aと共に第2スパイラル23bを回転駆動し、バッファ容器20からトナーコンテナ5への廃トナーの移送を開始する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に関し、特にトナー担持体表面から除去された残留トナーを回収して貯留する廃トナー回収容器の交換時の制御に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤(以下、トナーという)が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像装置内のトナーによって可視化し、そのトナー像を直接、或いは中間転写体を介して記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
このような画像形成装置においては、感光体ドラムや中間転写体表面の残留トナーを除去するためのクリーニング装置が搭載されており、従来、クリーニング装置によって除去された残留トナーは、廃トナー回収容器内へ貯留されていた。そして、廃トナー回収容器が満杯になると、ユーザに通知されて廃トナー回収容器の廃棄、交換が行われていた。
この廃トナー回収システムでは、廃トナー回収容器が満杯になるたびにサービスマンやユーザ自身が容器の交換を行わなければならず、装置の操作性、使用性において問題があった。また、廃トナー回収容器の交換頻度を減らすために大容量の廃トナー回収容器を配置した場合は画像形成装置の大型化に繋がるという問題点もあった。
そこで、廃トナー回収容器の交換時の作業負担を軽減するとともに、装置の小型化も実現する方法が種々提案されており、例えば特許文献1には、廃トナーを貯留する廃トナー回収部をトナーコンテナに一体化した構成が開示されている。この構成によれば、廃トナー回収容器の交換をコンテナ交換と同時に行うことができ、ユーザによる廃トナー回収容器の交換頻度を低減するとともに、廃トナー回収容器の配置スペースを設ける必要もなくなる。
特開2006−154259号公報
しかしながら、特許文献1のようにトナーコンテナ内に廃トナー回収部を設ける構成では、トナーコンテナ内に補給トナーが残っているにも係わらず廃トナー回収部が満杯になってしまう場合がある。その場合、トナーコンテナ内に補給トナーを残した状態でトナーコンテナを交換する必要が生じ、トナーの無駄が発生するという問題点があった。
特に、低印字率の画像を頻繁に印字する場合に、現像剤担持体(現像ローラ)から静電潜像担持体(感光体ドラム)に飛翔して現像に用いられるトナーが少ないために現像装置内のトナー粒子の入れ替わりが少なく、トナーが過剰に帯電し、画像濃度低下やカブリが発生することがある。そこで、現像剤担持体上の劣化トナーを強制的に吐き出すことで劣化したトナーを画像形成に用いないようにする方法がとられている。この場合、トナーコンテナから現像装置に補給されるトナー量に対して回収される廃トナー量が増えるため、トナーコンテナ内の廃トナー回収部が満杯になり易い。
一方、トナーコンテナ内に補給トナーが残っている状態で廃トナー回収部が満杯となる現象を防止するためには、廃トナー回収部もそれに見合うだけの容積を確保する必要が生じ、トナーコンテナの大型化に繋がる。トナーコンテナが大型化すると、画像形成装置の省スペース化の妨げとなり、トナーコンテナを形成する樹脂量も多くなるためトナーコンテナ廃棄時の環境負荷も大きくなる。また、特許文献1のように、廃トナー回収部内の廃トナーを圧縮する手段を有する構成であっても、ある程度の初期容積は必要であり、トナーコンテナの構造が複雑化してしまう。
本発明は、上記問題点に鑑み、トナーコンテナから現像装置に補給されるトナー量に対して廃トナーの回収量が増加した場合でもトナーコンテナ内の廃トナー回収部が満杯となりにくく、ユーザの作業負担を極力軽減可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、トナー像を担持する像担持体と、該像担持体に供給するための未使用のトナーが収容されるトナー容器と、前記像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、該クリーニング手段と前記トナー容器とに連結され、前記クリーニング手段により除去された廃トナーを前記トナー容器へ移送する廃トナー移送手段と、該廃トナー移送手段の途中に設けられ、廃トナーを一時的に貯留するバッファ容器と、前記トナー容器内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、該トナー残量検知手段の検知結果に応じて前記廃トナー移送手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記トナー残量検知手段により前記トナー容器が空になっていないと判断した場合には前記バッファ容器へ廃トナーを貯留し、前記トナー残量検知手段により前記トナー容器内のトナーが空になったことを検知した時点で前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を開始する画像形成装置である。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー容器に搭載される不揮発性の記憶手段に対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールが設けられており、前記制御手段は、前記リーダ/ライタモジュールにより前記記憶手段に書き込まれた廃トナーの移送情報に基づいて前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を行うかどうかを判断することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を行う前に、前記記憶手段に書き込みテストを実行し、前記書き込みテストが成功した場合は前記トナー容器への廃トナーの移送を行い、前記書き込みテストが成功しなかった場合は前記バッファ容器への廃トナーの貯留を継続することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送情報が前記記憶手段に書き込まれていない場合に限り、前記トナー容器から前記現像装置へのトナー供給を許可することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記バッファ容器の容量は、前記トナー容器に収容されているトナーの容量よりも大きいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記バッファ容器は、画像形成装置本体に対し着脱可能に設けられていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記バッファ容器の容量は、前記トナー容器に収容されているトナーの容量よりも小さく、前記バッファ容器の満杯を検知する満杯検知手段が設けられていることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー容器の交換の要否を通知する通知手段が設けられており、前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送が完了したとき、前記通知手段を用いて前記トナー容器の交換を促す通知を行うことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送開始後、移送が完了する前に前記トナー容器が交換されたとき、前記通知手段を用いて交換前の前記トナー容器に戻すことを要求する通知を行うことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記像担持体にトナーを供給する現像装置が設けられており、前記トナー容器は、前記現像装置にトナーを供給するトナーコンテナであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー容器は、前記像担持体にトナーを供給する現像装置と、該現像装置にトナーを供給するトナー収納部とが一体化された現像カートリッジであることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記トナー残量検知手段は、前記現像装置内のトナー残量レベルを検知するトナー残量センサであり、前記制御手段は、前記トナー残量センサの検知結果に基づいて前記トナー容器内のトナー残量を推定することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、トナー容器内のトナーが空になった時点でバッファ容器からトナー容器内に廃トナーが移送されるため、トナー容器内に廃トナー回収用のスペースを設ける必要がなくなり、トナー容器の構成が簡単になるとともに、補給トナーの収容スペースを全て廃トナー回収用のスペースとして利用できる。従って、廃トナー回収用のスペースを設ける場合に比べてトナー容器の容量を大きくする必要もなく、画像形成装置の小型化、省スペース化にも寄与する。また、トナー容器を形成するための樹脂材料も少なくなるためトナー容器廃棄時の環境負荷も低減することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、トナー容器に不揮発性の記憶手段を搭載するとともに、記憶手段に書き込まれた廃トナーの移送情報に基づいてバッファ容器からトナー容器への廃トナーの移送を行うかどうかを判断することにより、記憶手段が破損したトナー容器や、記憶手段を有しないトナー容器に廃トナーが移送され、中に新たなトナーが入っているのか廃トナーが入っているのかが不明となる事態を防止することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の画像形成装置において、制御手段は、バッファ容器からトナー容器への廃トナーの移送に先立って実行される書き込みテストが成功した場合はトナー容器への廃トナーの移送を行い、書き込みテストが成功しなかった場合はバッファ容器への廃トナーの貯留を継続することにより、トナー容器への廃トナーの移送前にトナー容器の状態を確認して不具合の発生を確実に防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の画像形成装置において、トナー容器への廃トナーの移送情報が記憶手段に書き込まれていない場合に限り、トナー容器から現像装置へのトナー供給を許可することにより、廃トナーが移送された使用済みのトナー容器が再度装着された場合に、現像装置への廃トナーの供給を確実に防止することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、バッファ容器の容量を、トナー容器に収容されているトナーの容量よりも大きくすることにより、トナー容器内のトナーが空になる前にバッファ容器が満杯となるおそれがなく、バッファ容器の満杯を検知するセンサが不要になるとともにバッファ容器を交換する必要もないため、ユーザの作業負担が一層軽減される。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成の画像形成装置において、バッファ容器を画像形成装置本体に対し着脱可能とすることにより、バッファ容器が満杯となったときにバッファ容器を交換することができる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第6の構成の画像形成装置において、バッファ容器の容量をトナー容器に収容されているトナーの容量よりも小さくするとともに、バッファ容器の満杯を検知する満杯検知手段を設けることにより、画像形成装置の小型化、省スペース化を図るとともに、バッファ容器のオーバーフローを防止することができる。
また、本発明の第8の構成によれば、上記第1乃至第7のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー容器への廃トナーの移送が完了したとき、通知手段を用いてトナー容器の交換を促す通知が行われるため、トナー容器の交換忘れを防止することができる。
また、本発明の第9の構成によれば、上記第8の構成の画像形成装置において、トナー容器への廃トナーの移送開始後、移送が完了する前にトナー容器が交換されたときは、通知手段を用いて交換前のトナー容器に戻すことを要求する通知が行われるため、バッファ容器に廃トナーが残った状態でトナー容器が交換されてしまい、バッファ容器を効率的に使用できなくなる事態を防止することができる。
また、本発明の第10の構成によれば、上記第1乃至第9のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー容器を、現像装置にトナーを供給するトナーコンテナとすることにより、未使用のトナーを使い切った後のトナーコンテナを廃トナー回収容器として利用することができる。
また、本発明の第11の構成によれば、上記第1乃至第9のいずれかの構成の画像形成装置において、トナー容器を、像担持体にトナーを供給する現像装置と、該現像装置にトナーを供給するトナー収納部とが一体化された現像カートリッジとすることにより、未使用のトナーを使い切った後の現像カートリッジのトナー収納部を廃トナー回収容器として利用することができる。
また、本発明の第12の構成によれば、上記第10又は第11の構成の画像形成装置において、トナー残量検知手段として、現像装置内のトナー残量レベルを検知するトナー残量センサを用い、トナー残量センサの検知結果に基づいてトナー容器内のトナー残量を推定することにより、トナー容器内のトナー残量を検知するセンサを別途設ける必要がないため、画像形成装置の低コスト化に有利となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図 本発明の画像形成装置における廃トナーの移送経路を示す概略図 本発明の画像形成装置の制御経路を説明するためのブロック図 本発明の画像形成装置に用いられるメッセージ格納テーブルの構成例を示す図 本発明の画像形成装置における廃トナー移送制御を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置を備えた画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンタ)100では、プリント動作を行う場合、装置本体内の画像形成部Pにおいて、不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信された原稿画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像の電位が低減された箇所にトナーが付着されてトナー像が形成される。この現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ(トナー容器)5から行われる。そして、このような画像形成装置100では、感光体ドラム(像担持体)1を図1において時計回りに回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(時計回り)に沿って、帯電部2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラ6、クリーニング装置7、及び除電装置(図示せず)が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部2により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に、帯電電荷を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)や、帯電時のオゾンの発生が少なく高解像度の画像が得られる有機感光層(OPC)等が好ましい。
帯電部2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるものである。例えば帯電部2として、細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラに代表される帯電部材を感光体表面に接触させた状態で帯電部材に電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させるものである。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)が現像装置4に収容されている。転写ローラ6は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に転写する。クリーニング装置7は、感光体ドラム1の長手方向に線接触するクリーニングローラやブレード材等を備えており、トナー像が用紙に転写された後に、感光体ドラム1の表面に残った残留トナーを除去する。
そして、予め入力された画像データに基づいて露光ユニット3が感光体ドラム1上にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された画像形成部Pに向けて、用紙収容部10から用紙が用紙搬送路11及びレジストローラ対13を経由して所定のタイミングで搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラ6により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙上に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着部8に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着部8を通過した用紙は、排出ローラ対14を通過して用紙排出部15に排出される。
図2は、本発明の画像形成装置における廃トナーの移送経路を示す概略図である。クリーニング装置7は、摺擦ローラ16、クリーニングブレード17を有している。摺擦ローラ16は感光体ドラム1に所定の圧力で圧接されており、図示しない駆動手段により感光体ドラム1との当接面において感光体ドラム1と同一方向に回転駆動される。
感光体ドラム1表面の、摺擦ローラ16との当接面よりも回転方向下流側には、クリーニングブレード17が感光体ドラム1に当接した状態で固定されている。クリーニングブレード17の材質及び硬度、寸法、感光体ドラム1への食い込み量及び圧接力等は、感光体ドラム1の仕様に応じて適宜設定される。
クリーニング装置(クリーニング手段)7により感光体ドラム1上から回収された廃トナーはバッファ容器20を経由してトナーコンテナ5に貯留される仕組みになっている。クリーニング装置7とバッファ容器20との間には第1廃トナー移送パイプ21が連結され、バッファ容器20とトナーコンテナとの間には第2廃トナー移送パイプ22が連結されている。第1廃トナー移送パイプ21、第2廃トナー移送パイプ22内には、それぞれ第1スパイラル23a、第2スパイラル23bがスパイラル駆動モータ31(図3参照)により回転可能に配置されている。第1廃トナー移送パイプ21、第2廃トナー移送パイプ22、及び第1スパイラル23a、第2スパイラル23bは、クリーニング装置7により除去された廃トナーをトナーコンテナ5へ移送する廃トナー移送手段を構成する。
バッファ容器20の近傍には、バッファ容器20内に貯留される廃トナー量が満杯であるか否かを検出する満杯検知センサ25が設けられている。満杯検知センサ25の種類は特に限定されないが、バッファ容器20は、満杯となった後は廃棄、交換されるため、容器の外部から廃トナー量を検知可能な方法が好ましい。例えば、廃トナー量の増加に伴う透磁率の変化を透磁率センサで検知する方法や、バッファ容器20を揺動可能な台座上に載置するとともに、バッファ容器20の重量変化による台座の揺動をPI(フォトインタラプタ)センサを用いて検知する方法等が挙げられる。
バッファ容器20の容量を有効利用するためには、満杯検知センサ25はバッファ容器20内に隙間なく廃トナーが充填された状態を検知する必要がある。そのため、例えば満杯検知センサ25が透磁率センサの場合、図2のようにバッファ容器20の第1廃トナー移送パイプ21の連結される側と反対側(図2ではバッファ容器20の左側面)の上部に対向配置することが好ましい。
トナーコンテナ5の側面には、ICチップ(ICタグ)27が装着されている。画像形成装置100側にはICチップ27に対し情報の読み取り及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュール30が設けられており、本発明においては、リーダ/ライタモジュール30でICチップ27に記憶された各種情報の読み取りや書き換えを行う無線自動識別(Radio Frequency Identification、以下RFIDという)を、トナーコンテナ5に廃トナーが戻されたか否かの判別に利用している。
また、現像装置4内にはトナー残量センサ29が配置されている。トナー残量センサ29としては、現像装置4内におけるトナーの透磁率を検出する透磁率センサが用いられる。本実施形態においては、トナー残量センサ29によりトナーの透磁率を検出し、その検出結果に相当する電圧値を後述する制御部90(図3参照)に出力するよう構成されており、制御部90によってトナー残量センサ29の出力値からトナー残量が決定されるようになっている。センサ出力値はトナー残量に応じて変化し、磁性を帯びたトナー残量が多いほど出力値が高くなり、トナー残量が少ないほど出力値が低くなる。制御部90は、決定されたトナー残量に応じてトナー供給モータ33(図3参照)に制御信号を送信し、トナーコンテナ5のトナー供給ローラ5aを所定時間駆動させて現像装置4内に所定量のトナーを供給する。
なお、トナー残量センサ29としては、上記の透磁率センサの他、検知面に圧力が加わったことを電気信号として取り出す圧電センサや、トナーの圧力によって回動する検知フィラと、検知フィラの回動によって光路が開放または遮断されることを検知する検知センサ(フォトインタラプタ)とを有する光学式センサ等を用いることもできる。
図3は、本発明の画像形成装置の制御経路を説明するためのブロック図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御手段は複雑なものとなる。そこで、ここではトナーコンテナ5及びバッファ容器20への廃トナーの移送切換、並びにトナーコンテナ5及びバッファ容器20の交換時期通知制御に必要となる部分を重点的に説明する。また、既に説明した部分については説明を省略あるいは簡略化する。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(CentralProcessing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き自在の記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部50からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F95を少なくとも備えている。
ROM32には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御に必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、ROM92には、トナーコンテナ5或いはバッファ容器20の状態別に複数のメッセージを格納するメッセージ格納テーブルが備えられている。
メッセージ格納テーブルの構成例を図4に示す。メッセージ格納テーブルには装置の状態に応じた種々の文字メッセージがデータ化されて格納されている。ここでは、ユーザによる交換作業を促す交換表示1〜4の4種類のメッセージデータが格納されている。CPU91は、満杯検知センサ25、トナー残量センサ29、リーダ/ライタモジュール30からの検知信号に基づいてメッセージデータを選択し、操作部50内の液晶表示部51に表示する。
例えば、満杯検知センサ25によりバッファ容器20の満杯が検知されたときは、ユーザにバッファ容器20の交換を要求する「バッファ容器を交換してください。」というメッセージ(交換表示1)が選択される。また、トナー残量センサ29により検知される現像装置4内のトナー残量レベルが所定値L1以下となった場合は、トナーコンテナ5内のトナーは空になったものの、現像装置4内にはまだトナーが残存しているため、しばらくは画像形成が可能である。そこで、「トナーが残り少なくなりました。トナーコンテナの交換をお勧めします。」というメッセージ(交換表示2)が選択される。
また、現像装置4内のトナー残量レベルが所定値L2以下(L1>L2)となった場合は、現像装置4内の残存トナーもほとんど無くなった状態である。そこで、トナーコンテナ5の交換を要求する「トナーが無くなりました。トナーコンテナを交換してください。」というメッセージ(交換表示3)が選択される。さらに、廃トナーの移送開始後、移送が完了する前にトナーコンテナ5が交換された場合は、「元のトナーコンテナに交換して下さい。」というメッセージ(交換表示4)が選択される。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F95を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号が、I/F95を通じてCPU91に送信される。例えば、満杯検知センサ25、トナー残量センサ29、及びリーダ/ライタモジュール30からの検知信号は、I/F(インターフェイス)95を介して制御部90内のCPU91に送信される。なお、バッファ容器20、トナーコンテナ5への廃トナーの回収切換制御の内容は後述する。
操作部50には、液晶表示部51、各種の状態を示すLED52が設けられており、プリンタ100の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。プリンタ100の各種設定はパソコンのプリンタドライバから行われる。
その他、操作部50には、画像形成を開始するようにユーザが指示するスタートボタン、画像形成を中止する際等に使用するストップ/クリアボタン、画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする際に使用するリセットボタン等が設けられている。
リーダ/ライタモジュール30は、トナーコンテナ5が画像形成装置100内に収容された状態(図2の状態)でトナーコンテナ5のICチップ27と対峙するようになっている。ICチップ27のメモリにデータを書き込む場合には、リーダ/ライタモジュール30は書き込み命令およびデータを含んだ電磁波を発生させ、ICチップ27はこの電磁波を得て起動され、書き込み命令に従ってメモリへのデータの書き込みが行われる。また、ICチップ27のメモリからデータを読み出す場合には、リーダ/ライタモジュール30は読み出し命令を含んだ電磁波を発生させ、ICチップ27はこの電磁波を得て起動され、読み出し命令に従ってメモリに記憶されたデータをリーダ/ライタモジュール30に送信する。
スパイラル駆動モータ31は、制御部90からの制御信号によりクリーニング装置7からバッファ容器20へ廃トナーを搬送する第1スパイラル23a、バッファ容器20からトナーコンテナ5へ廃トナーを搬送する第2スパイラル23bを回転駆動するものである。第2スパイラル23bはクラッチ32を介してスパイラル駆動モータ31に連結されており、クラッチ32を接続または遮断することで第2スパイラル23bを第1スパイラル23aとは独立して回転または停止できるようになっている。
図5は、本発明の画像形成装置の廃トナー移送手順を示すフローチャートである。図1〜図4を参照しながら、図5のステップに従いバッファ容器20及びトナーコンテナ5への廃トナー回収時の制御について説明する。
ユーザにより印字が開始されると、トナー残量センサ29により検知される現像装置4内のトナー残量レベルに応じてトナー供給モータ33が駆動され、トナーコンテナ5から新たなトナーが供給される。また、スパイラル駆動モータ31により第1スパイラル23aは常に回転駆動しており、第2スパイラル23bはクラッチ32の遮断により停止しているため、クリーニング装置7により感光体ドラム1上から回収された廃トナーはバッファ容器20に貯留される。そして、トナーコンテナ5内のトナーが空になると、トナーコンテナ5から現像装置4へのトナー供給が停止するため、現像装置4内のトナー残量レベルが低下し始める。
そこで、印字中に現像装置4内のトナー残量レベルがL1以下となったか否かが判断される(ステップS1)。トナー残量レベルがL1よりも高い場合はトナー残量センサ29の検知結果に基づいてトナーコンテナ5から適量のトナーが供給されているため、印字を継続して行うとともに、廃トナーをバッファ容器20に継続して貯留する。トナー残量レベルがL1以下になった場合は、トナーコンテナ5からのトナー供給が行われていないため、制御部90はトナーコンテナ5内の補給トナーが空であると判断し、リーダ/ライタモジュール30を用いてトナーコンテナ5に装着されているICチップ27への書き込みテストを実行する(ステップS2)。
具体的には、ICチップ27に書き込まれる廃トナーの移送が開始されたことを示すフラグをF1、廃トナーの移送が完了したことを示すフラグをF2とし、F1、F2を初期値(=0)からF1=1、F2=1に変更する。そして、変更が正しく行われたことを確認すると、F1、F2を再び初期値(=0)に戻す。
制御部90は書き込みテストが正しく成功したか否かを判断し(ステップS3)、成功の場合はクラッチ32に制御信号を送信してクラッチ32を遮断状態から接続状態に切り換えることにより、既に回転している第1スパイラル23aと共に第2スパイラル23bを回転駆動し、バッファ容器20からトナーコンテナ5への廃トナーの移送を開始するとともに、廃トナーの移送を開始したことを示すフラグF1を初期値(=0)からF1=1に変更する(ステップS4)。廃トナーの移送を開始した後は、廃トナーが現像装置4に補給されるのを防止するため、新たなトナーコンテナ5に交換されるまでトナー供給モータ33の駆動を停止する。
次に、廃トナーの移送が完了すると、廃トナーの移送が完了したことを示すフラグF2を初期値(=0)からF2=1に変更し、フラグF1を初期値(=0)に戻す(ステップS5)。そして、トナーコンテナ5の交換を促す交換表示2をメッセージ格納テーブルから選択し、液晶表示部51に表示する(ステップS6)。
その後、さらに印字が継続して行われ、現像装置4内のトナー残量レベルがL2以下となったか否かが判断される(ステップS7)。トナー残量レベルがL2よりも高い場合は印字を継続する。トナー残量レベルがL2以下になった場合は、印字を強制終了して画像形成装置100の駆動を停止するとともに、トナーコンテナ5の交換を要求する交換表示3をメッセージ格納テーブルから選択し、液晶表示部51に表示する(ステップS8)。
一方、ICチップ27が破損している場合やトナーコンテナ5がICチップを有さない場合など、ステップS3において書き込みテストが正しく成功しなかった場合は、トナーコンテナ5内に廃トナーを移送すると、そのトナーコンテナ5が画像形成装置100に再度装着された場合に廃トナーが入っているのか新たなトナーが入っているのかが区別できなくなる。そこで、制御部90はバッファ容器20からの廃トナーの移送を行わず、廃トナーをバッファ容器20に貯留したままにしておく。そして、満杯検知センサ25によりバッファ容器20が満杯であるか否かを判断する(ステップS9)。バッファ容器20が満杯になっている場合はバッファ容器20の交換を要求する交換表示1をメッセージ格納テーブルから選択し、液晶表示部51に表示する(ステップS10)。
その後、書き込みテストが成功した場合と同様に、トナーコンテナ5の交換を促す交換表示2を液晶表示部51に表示し(ステップS6)、トナー残量レベルがL2以下となった場合は画像形成装置100の駆動を停止するとともに、トナーコンテナ5の交換を要求する交換表示3を液晶表示部51に表示する(ステップS7、S8)。
なお、図5のフローチャートには図示していないが、ステップS4で廃トナーの移送が開始された後、ステップS5で廃トナーの移送が完了するまでの間にトナーコンテナ5が交換された場合は、バッファ容器20に廃トナーが残った状態で新たなトナーコンテナ5が装着されてしまい、バッファ容器20を効率的に使用できなくなる。そこで、元のトナーコンテナ5への交換を要求する交換表示4を液晶表示部51に表示する。
また、満杯検知センサ25はバッファ容器20が満杯であるか否かを常に検知しており、印字中にバッファ容器20の満杯を検知した場合は画像形成装置100の駆動を停止してバッファ容器20の交換を要求する交換表示1を液晶表示部51に表示する。
上記の制御を行うことにより、トナーコンテナ5内の補給トナーが現像装置4に供給されるまでは廃トナーはバッファ容器20に貯留され、トナーコンテナ5内の補給トナーが空になった時点でバッファ容器20からトナーコンテナ5内に廃トナーが移送される。これにより、トナーコンテナ5内に廃トナー回収用のスペースを設ける必要がなくなり、トナーコンテナ5の構成が簡単になるとともに、補給トナーの収容スペースを全て廃トナー回収用のスペースとして利用できる。従って、廃トナー回収用のスペースを設ける場合に比べてトナーコンテナ5の容量を大きくする必要もなく、画像形成装置の小型化、省スペース化にも寄与するとともに、トナーコンテナ5を形成するための樹脂材料も少なくなるためトナーコンテナ廃棄時の環境負荷も低減することができる。
また、バッファ容器20は第1廃トナー移送パイプ21、第2廃トナー移送パイプ22を介してクリーニング装置7及びトナーコンテナ5と連結されるため、バッファ容器20を画像形成装置100の空きスペースに自由に配置することができる。
また、バッファ容器20の容量をトナーコンテナ5に収容されている補給トナーの容量以上にしておけば、仮に低印字率の画像の印刷を頻繁に行うユーザであって劣化トナーの吐き出し回数が多く、補給トナーのほぼ全量が廃トナーとしてバッファ容器20に回収されたとしても、補給トナーがトナーコンテナ5に残った状態でバッファ容器20が満杯になることはない。従って、満杯検知センサ25を設ける必要がなくなるとともに、バッファ容器20を交換する必要もなくなる。
一方、上記実施形態のように満杯検知センサ25を設けた場合は、バッファ容器20の容量を小さくできるため、バッファ容器20の交換は必要となるが、画像形成装置100の小型化、省スペース化に寄与することができる。
また、トナーコンテナ5から現像装置4にトナーを供給するトナー供給モータ33の駆動は、トナー残量センサ29により検知された現像装置4内のトナー残量レベルに基づく制御部90からの供給命令と、トナーコンテナ5に廃トナーの移送が行われたという情報がICチップ27に書き込まれていない(F1≠1、且つF2≠1)条件とのアンド条件で行われる。そのため、例えば廃トナーが移送された後のトナーコンテナ5が画像形成装置100に再度装着されたとしても、廃トナーが現像装置4に供給されるおそれはない。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、現像装置4内のトナー残量センサ29により検知される現像装置4内のトナー残量レベルに基づいてトナーコンテナ5内に新たなトナーが残っているか否かを判断しているが、例えばトナーコンテナ5内のトナー残量を直接検知する構成としても良い。その場合、トナーコンテナ5から現像装置4へのトナー補給量(トナー供給モータ33の積算回転数)に基づいてトナーコンテナ5内に新たなトナーが残っているか否かを判断することもできる。
また、上記実施形態では磁性を帯びたトナー成分のみからなる一成分現像剤を用いる場合を例に挙げて説明したが、磁性キャリアと非磁性のトナーとを含む二成分現像剤を用いる場合にも全く同様に適用することができる。
また、上記実施形態では、操作部50の液晶表示部51に文字メッセージを表示してバッファ容器20、トナーコンテナ5の交換時期等の通知を行うこととしたが、例えば文字メッセージデータに代えて音声メッセージデータをメッセージ格納テーブルに格納しておき、制御部90により選択された音声メッセージを用いて通知する構成としても良い。
また、本発明は図1に示したようなモノクロプリンタに限られるものではなく、タンデム式またはロータリー方式のカラー複写機及びプリンタ、モノクロ複写機、デジタル複合機、ファクシミリ等の、廃トナーの回収機構を有する種々の画像形成装置に適用できるのはもちろんである。例えばカラー画像形成装置の場合、感光体ドラム上から回収される廃トナーと、中間転写体(像担持体)上から回収される廃トナーを一旦バッファ容器に貯留し、各色のトナーコンテナのうち、空になったトナーコンテナに廃トナーを優先的に移送するように制御すれば良い。
さらに、上記実施形態ではトナーコンテナ5を廃トナー回収容器として利用したが、現像装置とトナー収納部とが一体となった現像カートリッジを用いる場合、現像カートリッジ内のトナーが空になったと判断した時点で現像カートリッジ内に廃トナーを移動し、現像カートリッジを交換するようにしても良い。
本発明は、トナー担持体表面から除去された残留トナーを回収してトナーコンテナ内に貯留する画像形成装置に利用可能であり、トナー残量検知手段によりトナーコンテナが空になったことを検知するまではバッファ容器へ廃トナーを貯留し、トナー残量検知手段によりトナーコンテナ内のトナーが空になったことを検知した時点でバッファ容器からトナーコンテナへの廃トナーの移送を開始するものである。
これにより、トナーコンテナ内に廃トナー回収用のスペースを設ける必要がなくなり、トナーコンテナの構成が簡単になるとともに、補給トナーの収容スペースを全て廃トナー回収用のスペースとして利用できる。従って、廃トナー回収用のスペースを設ける場合に比べてトナーコンテナの容量を大きくする必要もなく、コンパクトで操作性に優れた画像形成装置を提供することができる。また、トナーコンテナを形成するための樹脂材料も少なくなるためトナーコンテナ廃棄時の環境負荷も低減することができる。
1 感光体ドラム(像担持体)
4 現像装置
5 トナーコンテナ(トナー容器)
7 クリーニング装置(クリーニング手段)
20 バッファ容器
21 第1廃トナー移送パイプ(廃トナー移送手段)
22 第2廃トナー移送パイプ(廃トナー移送手段)
23a 第1スパイラル(廃トナー移送手段)
23b 第2スパイラル(廃トナー移送手段)
25 満杯検知センサ
27 ICチップ(記憶手段)
29 トナー残量センサ(トナー残量検知手段)
30 リーダ/ライタモジュール
31 スパイラル駆動モータ
33 トナー供給モータ
50 操作部
51 液晶表示部(通知手段)
90 制御部(制御手段)
100 画像形成装置
P 画像形成部

Claims (12)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    該像担持体に供給するための未使用のトナーが収容されるトナー容器と、
    前記像担持体上の残留トナーを除去するクリーニング手段と、
    該クリーニング手段と前記トナー容器とに連結され、前記クリーニング手段により除去された廃トナーを前記トナー容器へ移送する廃トナー移送手段と、
    該廃トナー移送手段の途中に設けられ、廃トナーを一時的に貯留するバッファ容器と、
    前記トナー容器内のトナー残量を検知するトナー残量検知手段と、
    該トナー残量検知手段の検知結果に応じて前記廃トナー移送手段の駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記トナー残量検知手段により前記トナー容器が空になっていないと判断した場合には前記バッファ容器へ廃トナーを貯留し、前記トナー残量検知手段により前記トナー容器内のトナーが空になったことを検知した時点で前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記トナー容器に搭載される不揮発性の記憶手段に対し情報の読み出し及び書き込みを行うリーダ/ライタモジュールが設けられており、前記制御手段は、前記リーダ/ライタモジュールにより前記記憶手段に書き込まれた廃トナーの移送情報に基づいて前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を行うかどうかを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記バッファ容器から前記トナー容器への廃トナーの移送を行う前に、前記記憶手段に書き込みテストを実行し、前記書き込みテストが成功した場合は前記トナー容器への廃トナーの移送を行い、前記書き込みテストが成功しなかった場合は前記バッファ容器への廃トナーの貯留を継続することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送情報が前記記憶手段に書き込まれていない場合に限り、前記トナー容器から前記現像装置へのトナー供給を許可することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記バッファ容器の容量は、前記トナー容器に収容されているトナーの容量よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記バッファ容器は、画像形成装置本体に対し着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記バッファ容器の容量は、前記トナー容器に収容されているトナーの容量よりも小さく、前記バッファ容器の満杯を検知する満杯検知手段が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記トナー容器の交換の要否を通知する通知手段が設けられており、前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送が完了したとき、前記通知手段を用いて前記トナー容器の交換を促す通知を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記トナー容器への廃トナーの移送開始後、移送が完了する前に前記トナー容器が交換されたとき、前記通知手段を用いて交換前の前記トナー容器に戻すことを要求する通知を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体にトナーを供給する現像装置が設けられており、前記トナー容器は、前記現像装置にトナーを供給するトナーコンテナであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 前記トナー容器は、前記像担持体にトナーを供給する現像装置と、該現像装置にトナーを供給するトナー収納部とが一体化された現像カートリッジであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記トナー残量検知手段は、前記現像装置内のトナー残量レベルを検知するトナー残量センサであり、前記制御手段は、前記トナー残量センサの検知結果に基づいて前記トナー容器内のトナー残量を推定することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の画像形成装置。
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