JP2007086220A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】消耗部材が使用不可能となったときに、予め定められた画像形成保証量まで画像形成することを保証する処理を可能とする。
【解決手段】カートリッジに設けられたメモリに登録されている画像形成することが保証または可能とされた量を読み出すステップS10と、カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったか否かを判定するステップS14と、ステップS14においてカートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったと判定された場合に、保証または可能とされた量とカートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じて処理を行うステップS26とを含む画像形成装置の制御方法によって上記課題を解決することができる。
【選択図】図2
【解決手段】カートリッジに設けられたメモリに登録されている画像形成することが保証または可能とされた量を読み出すステップS10と、カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったか否かを判定するステップS14と、ステップS14においてカートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったと判定された場合に、保証または可能とされた量とカートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じて処理を行うステップS26とを含む画像形成装置の制御方法によって上記課題を解決することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、消耗部材の使用保証残量に応じて画像形成処理を制御する画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラムに関する。
電子写真印刷方式の画像形成装置では、トナーやインク等の色材、感光ドラム、排トナーボトル等を内装して、ユニット単位で取り外しを可能としたプロセスカートリッジ(CRU:Customer Replaceable Unit)を装着して画像形成を行うことが多い。
このようなプロセスカートリッジを用いる画像形成装置では、例えば、プロセスカートリッジ内のトナーがなくなるとプロセスカートリッジ自体を再購入する必要がある。プロセスカートリッジは、画像形成装置の機種や種類ごとにプリント保証枚数が6000枚、10000枚、30000枚といったように表記されている。しかしながら画像形成の内容によってトナーの使用量が異なるため、プリント保証枚数はあくまでも目安で、場合によっては表記された枚数分のプリントができず、ユーザに不透明な印象を与えてしまうと言う問題があった。
そこで、特許文献1では、ユーザが予め支払った料金毎に、所定枚数のプリントアウトを保証する方法が紹介されている。この方法では、画像形成装置で使用されるプロセスカートリッジに不揮発性メモリを搭載しておき、ユーザが料金を支払うと、ユーザにパスワードが提供される。ユーザがこのパスワードを画像形成装置に入力等をすると所定枚数のプリントアウトを保証する。
しかしながら、プロセスカートリッジ内のトナー残量によらずユーザに対して画像形成が保証された枚数を登録すると、画像形成の内容によってトナーの使用量が異なるためにプリント保証枚数に達する前にプロセスカートリッジ内のトナーがなくなってしまう場合がある。そのような状態で使用を続けると、トナー不足した状態で画像形成を続けるため画質が低下する。特にカラー複写機などで多く用いられている画像形成方法では、画像形成装置が破損してしまったりするおそれがあるため、トナーがなくなった時点で画像形成処理を止める必要がある。
上記従来技術では、料金先払い方式(プリペイド方式)を前提に、プロセスカートリッジにトナーを多めに充填しておくとしているが、写真等のトナー使用量が多い画像を多くプリントする場合等では一枚当りのトナー使用量が増え、プリント保証枚数に達する前にトナーがなくなってしまう可能性は残されている。
このように、上記従来技術では、画像形成することが許されるプリント保証枚数分の料金を支払っているにもかかわらず、消耗部材であるトナーが不足してプリント保証枚数まで画像形成ができなくなった場合の処理についてはなんら考慮されていない。このことは、トナーのみならず、インク等の他の色材や画像形成装置において用いられる他の消耗部材に対して使用が許可される量を予め登録して、登録された量まで画像形成を行う前に消耗部材が使用できなくなった場合についても同様である。
また、上記のような問題を起さないために、プロセスカートリッジに余裕をみて多目にトナーを充填すると、1つのプロセスカートリッジを画像形成装置に取り付けている期間が長くなってしまい、経時劣化などでトナーが変化し、信頼性が下がるといった問題も生じ易くなる。また、期限切れなどで破棄するトナーなどが増えてしまう問題も起きる。さらに、プリント枚数をユーザが支払った金額に応じて、一定程度管理することもできるが、操作が複雑となってユーザにかける負荷が大きくなる。
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、画像形成することが保証または可能とされる量が定められている消耗部材を用いて画像形成を行う際に、画像形成することが保証または可能とされた量までの画像形成処理を保証することを容易にする画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び画像形成装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、印刷媒体上に画像形成する際に用いられる消耗部材(例えば、トナーやインク等の色材、感光体ドラム等)を含むカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、前記カートリッジに設けられたメモリに登録されている前記消耗部材を用いた画像形成することが保証または可能とされた量(例えば、予め定められたプリント保証枚数、使用保証期間等)を読み出す情報読出手段を備え、前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなった場合に、前記保証または可能とされた量と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じた所定の処理を行うことを特徴とする。
また、本発明は、印刷媒体上に画像形成する際に用いられる消耗部材(例えば、トナーやインク等の色材、感光体ドラム等)を含むカートリッジが着脱可能な画像形成装置の制御方法であって、前記カートリッジに設けられたメモリに登録されている前記消耗部材を用いた画像を形成することが保証または可能とされた量(例えば、予め定められたプリント保証枚数、使用保証期間等)を読み出す第1のステップと、前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったか否かを判定する第2のステップと、前記第2のステップにおいて前記カートリッジに含まれる消耗部材の残量がなくなる等で使用できなくなったと判定された場合に、前記保証または可能とされた量と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じた所定の処理を行う第3のステップと、を備えることを特徴とする。
これらの処理は、画像形成装置の各部を制御するための制御部のコンピュータによって制御プログラムを実行することによって実現することができる。
これによって、消耗部材が使用不可能となったときに、前記所定の処理として前記画像形成することが保証または可能とされる量までの画像形成を保証する処理を実行することができる。
具体的には、トナーカートリッジの例とすると以下のように処理を行うことが好適である。トナーカートリッジにメモリを設け、このメモリに各種カートリッジ毎のプリントアウト保証枚数を登録する。次に、実際にプリントアウトした数を、プリントアウトを行う毎に直接、または、マシン側のメモリに一旦数値を保存した後に所定時間毎に、トナーカートリッジ側のメモリに保存する。トナーカートリッジのトナー残量が所定量より少なくなった場合、プリント保証枚数と実際にプリントアウトされた枚数との差を比較する。実際のプリントアウトされた枚数が、予め設定されているプリント保証枚数よりも少ないときは、その差(不足分)をマシン側のメモリに記録し、その処理が完了したことを示す記録をカートリッジ側のメモリに登録する。ここで、本体側のメモリに差(不足分)が既に記録されている場合には予め記録している差の値と新しい差の値とを加算して更新する。本体のメモリに記録された差(不足分)が一定量(閾値)を超えた場合には、所定の処理を行う。
ここで、前記所定の処理として、ネットワークを介して、前記の差(不足分)が閾値を超えたことを示す情報を送信することが好適である。例えば、画像形成装置がネットワークを介して外部と通信可能な環境にあるような場合、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との累積差が、閾値(例えばカートリッジ1個分に相当する不足量など)を超えた場合、マシンのシリアル番号やユーザ情報などのユーザを特定可能な情報等とともに自動的、もしくは操作パネルなどに通知し、ユーザがその内容を確認・許可した上で、外部に情報を送信することが好適である。ユーザ情報は操作パネルを使って送信の都度に入力しても良いし、予めマシン側に記録しておいてもよい。
前記カートリッジの供給元は、ネットワークを介して送信された情報を受け取ることによって、前記画像形成することが保証または可能とされた量と前記実際に画像形成された量との累積差が一定量に達したことを瞬時に把握し、保証用のカートリッジをユーザに迅速かつ容易に供給することができる。
また、前記所定の処理として、前記画像形成することが保証または可能とされた量と前記実際に画像形成された枚数との量を示す情報を印刷媒体上に画像形成することが好適である。例えば、画像形成装置がネットワークを介して外部と通信できない環境、またはそのような設定となっているような場合、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との累積差が、閾値(例えばカートリッジ1個分に相当する不足量など)を超えた場合、マシンのシリアル番号やユーザ情報などの必要な情報とともにその旨を示す情報を印刷媒体上に画像形成することが好適である。
ユーザは、前記画像形成することが保証または可能とされた量と前記実際に画像形成された量との差やその累積値を示す情報が印刷された印刷媒体を送付することによって不足分を容易に前記カートリッジの供給元に連絡することができる。前記カートリッジの供給元は、送信された情報を受け取ることによって前記画像形成することが保証または可能とされた量と前記実際に画像形成された量との差又はその累積値に応じて新たに画像形成することを許可する量を設定したカートリッジをユーザに迅速かつ容易に供給することができる。またこの印刷媒体にバーコードなどの物流管理を容易化する情報を付加すれば、前記カートリッジの供給元が、前記印刷物を受け取った際の対応が容易となる他、ユーザが誤って印刷物を複数送付しても、重複を容易に判別することができる。
いずれの場合においても差(不足分)をマシン側のメモリに記録する際に、その処理が完了したことを示す記録をカートリッジ側のメモリに残すので、差(不足分)が生じながらトナー残量(消耗部材の使用保証量)が不足したカートリッジを、最初にトナー残量(消耗部材の使用保証量)が不足となったマシン以外に再セットしても、差(不足分)の情報が複数で取り込まれることはない。
本発明によれば、画像形成することが許される量が定められている消耗部材を用いて画像形成を行う際に、保証または可能とされた量まで達する前に消耗部材が使用不可能となったときに画像形成することが許される量まで画像形成を保証することを容易にすることができる。従来は余裕をみた消耗部材の設定などをしてきたが、今後は市場での使われ方と保証しているプリント枚数の2つを適切に判断して、カートリッジを製品化すればよいことから製品の信頼性向上につなげることができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置100は、図1に示すように、用紙ストッカ10、用紙搬送路12、帯電部14、露光部16、現像部18、感光体20、転写部22及び定着部24、排紙ストッカ26、ネットワークインターフェース27及び制御部28を含んで構成される。なお、本実施の形態では、電子写真画像形成方法のプリンタを例に説明を行うが本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。
用紙ストッカ10に準備された用紙(印刷媒体)は、用紙搬送路12に沿って排紙ストッカ26へ向けて搬送される。制御部28は、外部装置又はスキャナ等の原稿読取手段から受け取った原稿画像データに基づいて帯電部14を制御することによって感光体20の表面を帯電させて潜像を形成する。感光体20の表面に形成された潜像は、現像部18においてトナーが付着させられて現像される。転写部22では、感光体20の表面のトナーが用紙搬送路12によって搬送されてきた用紙に転写される。定着部24では、用紙に転写されたトナーが加熱によって定着させる。これらの工程により、原稿画像データが用紙上に画像形成され、用紙が排紙ストッカ26に排出される。
また、制御部28は、制御内容に応じて、ネットワークインターフェース27を用いてネットワークを介して接続された外部装置(図示しない)に対して電子情報を送信する。例えば、プロセスカートリッジ102の供給元(メーカー等)のコンピュータが外部装置としてネットワークに接続されている場合、プロセスカートリッジ102に関する情報を供給元のコンピュータに送信することができる。
帯電部14、現像部18及び感光体20はプロセスカートリッジ102に収められている。プロセスプロセスカートリッジ102は、画像形成装置100から取り外し可能な構造を有し、画像形成装置100の定期的なメンテナンスを容易にする。
プロセスカートリッジ102には、書き換え可能な記憶媒体としてメモリ30が取り付けられている。本事例のメモリ30はRFID技術を活用した非接触通信用のICで、IC内部はメモリ回路の他、RFID独特の通信を行うためのロジック回路や共振回路などで構成され、コイル状(使用している周波数帯によってはコイル状をしていない)のアンテナ基板に実装され、一般的にはICタグと呼ばれることが多い。メモリ30には、タグ自体に特有な識別子、トナー残量、プロセスカートリッジ102の新品・中古の違いを示す情報、プロセスカートリッジ102の累積使用時間、プロセスカートリッジ102の累積使用枚数、プロセスカートリッジ102の使用期間等の情報が格納及び保持されている。
また、ICタグ30には、ユーザと供給元との間の契約に応じてユーザがプロセスカートリッジ102を用いて画像形成することが保証または可能とされた枚数がプリント保証枚数として登録されている。メーカーは、この登録枚数に応じてプロセスカートリッジ102の価格を設定することができる。また、ICタグ30には、プロセスカートリッジ102が使用可能であるか否かを示す適否フラグも登録される。
一方、画像形成装置100には、プロセスカートリッジ102が装着されたときにICタグ30が配置される箇所の近傍にリーダライタ32が設けられている。リーダライタ32は、ICタグ30と電磁気的に相互作用することによって情報をやり取りする。プロセスカートリッジ102が装着されている場合、制御部28は、リーダライタ32を介してそのプロセスカートリッジ102のICタグ30から情報を読み出して制御情報として用いると共に、ICタグ30のメモリへ情報を書き込む処理を行うことができる。
次に、画像形成装置100の制御方法について説明する。本実施の形態における画像形成装置100の制御方法は、図2に示すフローチャートの各ステップを実行することによって行われる。具体的には、コンピュータを内蔵する制御部28が内部メモリに格納及び保持されている制御プログラムを実行することによって画像形成装置100の各部を制御して処理を実現する。
画像形成装置100の電源が投入(または、待機モードが解除)されると、制御部28は制御プログラムを実行してステップS10からの処理を実行する。
ステップS10では、画像形成装置100に装着されているプロセスカートリッジ102に取り付けられているICタグ30から情報が読み出される。制御部28は、リーダライタ32へ情報の読み出しを行わせる読出制御信号を出力し、リーダライタ32を用いてICタグ30のメモリに登録されている情報を読み出す。読み出された情報は、制御部28の内蔵メモリに記憶させる。
本実施の形態では、少なくともプロセスカートリッジ102を用いて画像形成することが保証または可能とされた枚数を示すプリント保証枚数、プロセスカートリッジ102が使用可能であるか否かを示す適否フラグ、及び、プロセスカートリッジ102に残っているトナー残量が読み出される。読み出されたプリント保証枚数は、制御部28の内蔵メモリに記憶させる。
ステップS12では、適否フラグに応じて画像形成装置100が使用可能であるか否かが判定される。制御部28は、ステップS10においてICタグ30から読み出した適否フラグを参照して、画像形成装置100が使用可能であればステップS14へ処理を移し、使用不可能であれば処理を終了させる。
ステップS14では、トナーが画像形成に必要な量だけ残っているか否か、及び、プリント保証枚数が残っているか否かが判定される。制御部28は、ステップS10においてICタグ30から読み出したトナー残量の情報を参照して、画像形成が可能か否かを判定する。さらに、ステップS10においてICタグ30から読み出したプリント保証枚数を参照して、ユーザに割り当てられた枚数が残っているか否かを判定する。トナー残量が所定の閾値以上及びプリント保証枚数が残っていれば画像形成が可能であるものとしてステップS16へ処理を移行させ、いずれかの条件が満たされない場合にはステップS22へ処理を移行させる。
ステップS16では、画像形成が行われる。制御部28は、画像形成装置100を外部装置又はスキャナ手段等からの原稿画像データの入力を待機する状態とする。この状態において、原稿画像データが入力された場合、帯電部14、現像部18、転写部22、定着部24を用いて用紙上に原稿画像データに基づいた画像を形成する。
このとき、制御部28は、ステップS10でICタグ30から読み出された情報を用いて画像形成の制御を行うことができる。例えば、トナー残量に基づいて感光体20に潜像を形成する際の帯電部14の電圧を制御する。同様に、タグ自体に特有な識別子、カートリッジ102の新品・中古の違いを示す情報、カートリッジ102の累積使用時間、カートリッジ102の累積使用枚数、カートリッジ102の使用期間等の情報に基づいて様々な判定及び制御を行うことができる。
ステップS18では、画像形成の後処理が行われる。制御部28は、ステップS16において画像形成された枚数に応じて制御部28に設けられた内蔵メモリ及びICタグ30のメモリに登録されているプリント保証枚数を更新する。すなわち、ステップS10において読み出されたプリント保証枚数からステップS16において画像形成された枚数を引いた値を新たなプリント保証枚数として制御部28に設けられた内蔵メモリ及びICタグ30に登録する。このとき、初期のプリント保証枚数をプリント保証枚数初期値として内蔵メモリ及びICタグ30のメモリに保持させておくことも好適である。また、制御部28は、ステップS16において使用されたトナー量に応じて、内蔵メモリ及びICタグ30のメモリに登録されているトナー残量を更新する。すなわち、ステップS10において読み出されたトナー残量からステップS16において使用されたトナー量を引いた値を新たなトナー残量として登録する。ここでは、制御部28の内蔵メモリとICタグ30のメモリの両方においてプリント保証枚数とトナー残量を更新する態様としたが、少なくとも制御部28の内蔵メモリとICタグ30のメモリの一方にこれらの情報を記憶させておくことによって以下の処理を実現することができる。
ステップS20では、画像形成処理を終了するか否かが判定される。制御部28は、タッチパネル(図示しない)を用いたユーザからの終了指示又は画像形成装置100の各部の異常があるか否か等に基づいて画像形成処理を終了するか否かを判定する。画像形成処理を終了しない場合にはステップS10に処理を戻す。
ステップS14において、トナー残量が所定の閾値より少なければステップS22に処理が移される。ステップS22では、プロセスカートリッジ102が使用できるか否かを示す適否フラグが更新される。制御部28は、プロセスカートリッジ102のICタグ30の適否フラグをプロセスカートリッジ102が使用できなくなったことを示す値に更新する。
ステップS24では、プリント保証枚数が残っているか否かが判定される。制御部28は、内蔵メモリ又はICタグ30のメモリに登録されているプリント保証枚数が1以上である場合、ユーザに予め割り当てられた枚数が画像形成される前にトナーがなくなったものとしてステップS26へ処理を移行させる。それ以外の場合にはステップS28へ処理を移行させる。
ステップS26では、画像形成できる枚数を保証するための処理が行われる。制御部28の内蔵メモリにプリント保証枚数の残量を登録することによって、例えば、過去に使用されたプロセスカートリッジ102のプリント保証枚数の残量の合計が所定の閾値を超えた場合にはプロセスカートリッジ102のメーカーに対して不足分を保証するサービスを提供させるための処理を実行することができる。
具体的には、プリント保証枚数の残量の合計がプロセスカートリッジ102の1つ分(3000枚、6000枚、10000枚、30000枚等)を超えた場合には、ネットワークインターフェース27を用いてネットワーク(図示しない)を介してメーカー側のコンピュータに不足分の合計枚数に応じたプロセスカートリッジ102を提供すべきであることを示す情報を送信する。これによって、メーカーではプリントの不足分に応じた新たなプロセスカートリッジ102をユーザに提供することが容易になる。
このとき、同種の画像形成装置を複数所有するユーザに対して、それぞれの画像形成装置から回収されたプロセスカートリッジ102のICタグ30から不足分の枚数を読み出し、プリント保証枚数の残量の合計が所定の閾値を超えた場合には不足分を保証するための新たなプロセスカートリッジ102をユーザに提供させてもよい。
また、プリント保証枚数の残量の合計がプロセスカートリッジ102の1つ分(3000枚、6000枚、10000枚、30000枚等)を超えた場合、不足分の合計枚数を示す暗号化された情報を生成し、その情報を含むプロセスカートリッジ102を提供すべきであることを示す情報を印刷媒体(用紙)上に画像形成してもよい。このとき、プロセスカートリッジ102の供給元の宛名、住所等を制御部28の内蔵メモリ又はICタグ30に登録しておくことも好適である。これによって、不足分を保証するためのプロセスカートリッジ102を提供すべきであることを示す情報と共にプロセスカートリッジ102の供給元の宛名、住所等を葉書等に直接印刷することも好適である。これによって、ユーザはプリントの不足分をメーカーに容易に知らせることができる。
また、ICタグ30のメモリにプリント保証枚数の残量を登録することによって、メーカーのサービスパーソンがプロセスカートリッジ102の交換等を行う際に不足分の枚数を容易に把握することができる。これによって、サービスパーソンは新たなプロセスカートリッジ102に過去の不足分の枚数を加算したプリント保証枚数を登録する等の処置を行うことができる。
また、プロセスカートリッジ102を回収した際に不足分の枚数を把握し、過去に使用されたプロセスカートリッジ102のプリント保証枚数の残量の合計が所定の閾値を超えた場合には不足分を保証するサービスを提供することもできる。例えば、同種の画像形成装置を複数所有するユーザに対して、それぞれの画像形成装置から回収されたプロセスカートリッジ102のICタグ30から不足分の枚数を読み出し、プリント保証枚数の残量の合計が所定の閾値を超えた場合には不足分を保証するための新たなプロセスカートリッジ102をユーザに提供することができる。なお、ステップS26においてはこれらの処理を適宜組み合わせ行ってもよい。
ステップS28では、後処理が実行される。制御部28は、プロセスカートリッジ102の交換が必要な旨を示す情報を液晶パネル等のユーザインターフェース(図示しない)に表示させ、画像形成装置100を待機状態とする。
以上のように、本実施の形態によれば、登録枚数に達しなかった不足分についてユーザに対して不足分を保証するサービスを提供することが容易になる。また、プロセスカートリッジの回収を促進でき、プロセスカートリッジのリサイクルが容易になる。また、トナー量が不足した際には、画像形成できる枚数を気にすることなくプロセスカートリッジを交換することができる。したがって、常に高い画質を維持することができる。
なお、本実施の形態では、トナー残量を例に説明を行ったが本発明の適用範囲はこれに限定されるものではなく、画像形成装置で使用される様々な消耗品を含むカートリッジに対して適用することができる。例えば、感光体ドラムに対して使用期間の保証を行う場合、感光体ドラムを含むカートリッジにICタグを設け、そのICタグに感光ドラムの保証期間を登録しておき、実際に使われた期間が保証期間よりも短い場合にはその不足分を補うように処理を行ってもよい。
10 用紙ストッカ、12 用紙搬送路、14 帯電部、16 露光部、18 現像部、20 感光体、22 転写部、24 定着部、26 排紙ストッカ、27 ネットワークインターフェース、28 制御部、30 ICタグ、32 リーダライタ、100 画像形成装置、102 プロセスカートリッジ。
Claims (9)
- 印刷媒体上に画像を形成する際に用いられる消耗部材を含むカートリッジが着脱可能な画像形成装置の制御プログラムであって、
コンピュータに、
前記カートリッジに設けられたメモリに登録されている前記消耗部材を用いて画像形成することが保証または可能とされた量を読み出す第1のステップと、
前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったか否かを判定する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったと判定された場合に、前記保証または可能とされた量と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じた所定の処理を行う第3のステップと、
を実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項3に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記消耗部材は色材であり、前記カートリッジに設けられたメモリには前記色材を用いて画像形成することが保証または可能とされたプリント保証枚数が登録されており、
前記第3のステップでは、前記プリント保証枚数と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された枚数との差に応じて前記所定の処理を行うことを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項2に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記第3のステップでは、前記所定の処理として、ネットワークを介して前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との差を示す情報を送信することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項2に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記第3のステップでは、前記所定の処理として、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との差の累積値が所定の閾値を超えた場合にその旨を示す情報をネットワークを介して送信することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項2に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記第3のステップでは、前記所定の処理として、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との差を示す情報を印刷媒体上に画像形成することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項2に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記第3のステップでは、前記所定の処理として、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との差の累積値が所定の閾値を超えた場合にその旨を示す情報を印刷媒体上に画像形成することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 請求項2に記載の画像形成装置の制御プログラムであって、
前記第3のステップでは、前記所定の処理として、前記プリント保証枚数と前記実際に画像形成された枚数との差を示す情報を前記カートリッジに設けられたメモリに保存することを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - 印刷媒体上に画像を形成する際に用いられる消耗部材を含むカートリッジが着脱可能な画像形成装置の制御方法であって、
前記カートリッジに設けられたメモリに登録されている前記消耗部材を用いて画像形成することが保証または可能とされた量を読み出す第1のステップと、
前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったか否かを判定する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなったと判定された場合に、前記保証または可能とされた量と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じた所定の処理を行う第3のステップと、
を備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 印刷媒体上に画像を形成する際に用いられる消耗部材を含むカートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
前記カートリッジに設けられたメモリに登録されている前記消耗部材を用いて画像形成することが保証または可能とされた量を読み出す情報読出手段を備え、
前記カートリッジに含まれる消耗部材が使用できなくなった場合に、前記保証または可能とされた量と前記カートリッジを用いて実際に画像形成された量との差に応じた所定の処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
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