JP2002305289A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP2002305289A
JP2002305289A JP2001107011A JP2001107011A JP2002305289A JP 2002305289 A JP2002305289 A JP 2002305289A JP 2001107011 A JP2001107011 A JP 2001107011A JP 2001107011 A JP2001107011 A JP 2001107011A JP 2002305289 A JP2002305289 A JP 2002305289A
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insulating film
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
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JP2001107011A
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Hiromichi Waki
弘道 脇
Keiichi Yoshizumi
圭一 吉住
Mitsuhiro Mori
光廣 森
Kazufumi Suenaga
和史 末永
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • H10B12/312DRAM devices comprising one-transistor - one-capacitor [1T-1C] memory cells having a storage electrode stacked over the transistor with a bit line higher than the capacitor

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FeRAMメモリセルの強誘電体膜からなる
容量絶縁膜の膜質の劣化を防止し、FeRAMメモリセ
ルの特性を向上させる。 【解決手段】FeRAMメモリセルのキャパシタC上
に、キャパシタCを構成する容量絶縁膜11a(PZT
膜)よりPbの組成比が多いPZT膜を、堆積した後、
異方性エッチングを施すことにより、キャパシタCの側
壁にサイドウォール膜SWを形成する。その結果、例え
ば、キャパシタC上に形成されるTEOS膜中の水素や
2O等の影響を低減することができ、容量絶縁膜11
aの特性劣化を低減させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、FeRAM(強誘
電体メモリ、Ferro−electric Random Access Memory)
に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強誘電体メモリ(FeRAM)は、強誘
電体であるPZT(Pb(ZryTiZ)O3)等の分極
状態の2値性を利用した不揮発性メモリである。このF
eRAMのメモリセルは、1個のメモリセル選択用MI
SFETと1個の情報キャパシタとで構成され、キャパ
シタの容量絶縁膜に、PZT膜が用いられている。
【0003】このPZT膜等の強誘電体は、反応性に富
んだ酸素を多く含むため製造工程における各種処理など
によって特性が劣化すやすい。
【0004】例えば、特開平2000-91540号公
報には、キャパシタ下部電極102aを、キャパシタ誘
電体膜104aの両側の側壁スペーサ120aを用いて
加工することによって、乾式エッチング時のキャパシタ
誘電体膜104aの側壁損傷を最小化する技術が記載さ
れている。
【0005】また、特開平11−135736号公報に
は、下部電極8、容量絶縁膜(誘電体膜)9及び上部電
極10から成る容量部を水素バリア膜7、11、12に
より完全に覆うことにより強誘電体および高誘電体材料
の劣化を防止する技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、FeR
AMに関する研究・開発を行っている。このFeRAM
メモリセルについて、リテンション(Retention)試験
時に、メモリセルの特性劣化が見られた。このリテンシ
ョン試験とは、メモリセルの保持時間(情報キャパシタ
に記憶された情報をリードできる時間)を測定する試験
である。この際、加速試験を行うため、高温下にさら
し、温度ストレスが加えられる。
【0007】このような試験時に、メモリセルの特性劣
化が見られるのは、層間絶縁膜中のH2(水素)もしく
はH2O(水)により、強誘電体膜の分極特性が劣化す
るのが原因ではないかと考えられる。即ち、プラズマC
VD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリ
コン膜や窒化シリコン膜等を形成する際には、原料ガス
の反応時に、水素やH2Oが発生する。さらに、この水
素やH2Oが、形成された酸化シリコン膜や窒化シリコ
ン膜等に含まれる。また、SOG膜を加熱処理すること
によって酸化シリコン膜を形成する際には、その加熱処
理によって水素やH 2Oが発生する。その他、水洗浄時
の水等も原因の一つと考えられる。
【0008】また、メモリセルの微細化の要求により、
強誘電体膜(容量素子)の面積が小さくなるに伴い、そ
の特性の確保がますます重要なものとなってくる。
【0009】本発明の目的は、容量素子を構成する強誘
電体膜の膜質の劣化を防止する技術を提供することにあ
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、強誘電体膜の
膜質を向上させることにより、FeRAMメモリセルの
特性を向上させる技術を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】(1)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、第1の導電性膜からなる下部電極、容量絶縁膜
(第1絶縁膜)および第2の導電性膜からなる上部電極
とで構成されるキャパシタの側壁にサイドウォール膜
(第2絶縁膜)を形成するものである。また、このキャ
パシタ上の絶縁膜をキャパシタ表面が露出するまで研磨
し、その上に配線を形成するものである。また、このキ
ャパシタ上の絶縁膜中にビアホール(開口部)を形成
し、ビアホール内を含む絶縁膜上に導電性膜を形成する
ことにより配線を形成するものである。
【0014】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、第1の導電性膜からなる下部電極、容量絶縁膜
(第1絶縁膜)および第2の導電性膜からなる上部電極
とで構成されるキャパシタおよびその上部を覆うシール
ド膜(第2絶縁膜)の側壁にサイドウォール膜(第3絶
縁膜)を形成するものである。また、このキャパシタ上
の絶縁膜およびシールド膜をキャパシタ表面が露出する
まで研磨し、その上に配線を形成するものである。ま
た、このキャパシタ上の絶縁膜およびシールド膜中にビ
アホール(開口部)を形成し、ビアホール内を含む絶縁
膜上に導電性膜を形成することにより配線を形成するも
のである。
【0015】(3)本発明の半導体集積回路装置は、第
1の導電性膜からなる下部電極、容量絶縁膜(第1絶縁
膜)および第2の導電性膜からなる上部電極とで構成さ
れるキャパシタの側壁にサイドウォール膜(第2絶縁
膜)を有するものである。
【0016】(4)本発明の半導体集積回路装置は、第
1の導電性膜からなる下部電極、容量絶縁膜(第1絶縁
膜)および第2の導電性膜からなる上部電極とで構成さ
れるキャパシタおよびその上部を覆うシールド膜(第2
絶縁膜)の側壁にサイドウォール膜(第3絶縁膜)を有
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0018】(実施の形態1)本発明の実施の形態1で
あるFeRAMの製造方法を図1〜図16を用いて工程
順に説明する。
【0019】まず、図1に示すように、例えば、10Ω
cm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからなる
半導体基板1中に、p型ウエル3を形成する。このp型
ウエル3は、半導体基板1に、p型不純物、例えばホウ
素(B)をイオン打ち込みした後、半導体基板1をアニ
ールして不純物を熱拡散させることによって形成する。
【0020】次いで、半導体基板1の主表面に、素子分
離用のフィールド酸化膜2を形成する。このフィールド
酸化膜2は、周知のLOCOS(Local Oxidation of s
ilicon)法によって形成する。このフィールド酸化膜2
で囲まれた領域をアクティブ領域Acとする(図2参
照)。
【0021】次に、フッ酸系の洗浄液を用いて半導体基
板1(p型ウエル3)の表面をウェット洗浄した後、ウ
エット酸化によってp型ウエル3の表面に清浄なゲート
酸化膜5を形成する。
【0022】次に、半導体基板1の上部に多結晶シリコ
ン膜等の導電性膜を堆積し、パターニングすることによ
り、p型ウエル3の主表面にゲート電極Gを形成する。
【0023】次いで、p型ウエル3上のゲート電極Gの
両側に、n型不純物、例えばリン(P)をイオン打ち込
みしてn型半導体領域7a、7b(ソース、ドレイン領
域)を形成する。次いで、半導体基板1の上部に、例え
ば、BPSG(boro-phosphosilicate glass film)膜
等の酸化シリコン膜9を堆積し、アニールした後、その
表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法に
より研磨するとによって平坦化する。
【0024】以上の工程により、FeRAMメモリセル
を構成するnチャネル型MISFETQn(メモリセル
選択用MISFET)が形成される。図2は、図1に示
す半導体基板1の要部平面図であり、図1は、図2のA
−A断面と対応する。
【0025】次に、図3に示すように、酸化シリコン膜
9上のレジスト膜(図示せず)をマスクに、nチャネル
型MISFETQnのソース、ドレイン領域7a上(共
通のソース、ドレイン領域7bを除く)の酸化シリコン
膜を除去することによりコンタクトホールC1を形成す
る。次いで、コンタクトホールC1内を含む酸化シリコ
ン膜9上に、チタン(Ti)膜および窒化チタン(Ti
N)膜の積層膜(図示せず)を堆積し、次いで、タング
ステン(W)等の高融点金属膜を堆積する。続いて、コ
ンタクトホールC1外部のTi膜およびTiN膜の積層
膜および高融点金属膜をCMP法により除去することに
より、プラグP1を形成する。Ti膜は、n型半導体領
域7a(半導体基板1)との電気的接続を確保する役割
を有し、TiN膜は、バリア膜としての役割を有する。
【0026】なお、Ti膜を堆積する前に、Pt膜等を
堆積し、ソース、ドレイン領域7a上にシリサイド層を
形成してもよい。このシリサイド層は、ソース、ドレイ
ン領域7aとプラグP1との接続抵抗を低減するために
形成する。
【0027】次いで、プラグP1上を含む酸化シリコン
膜9の上部に、下部電極となるTi膜および白金(P
t)膜の積層膜10を堆積し、次いで、強誘電体膜であ
るPZT膜11を堆積する。
【0028】ここで、PZT膜の組成について説明す
る。PZTは、Pb(ZryTiz)O 3(y+z=1)
で表される。PZT膜を構成するこれらの原子の組成比
は、PZTの結晶構造から導かれる。PZT中のPb原
子は、立方体の8つの隅に1個づつ配置され、Zrもし
くはTi原子が、立方体のほぼ中心に配置されている。
さらに、酸素原子は、立方体の各面の中心に配置されて
いる。従って、立方体中には、1個(1/8×8個)の
Pbと、1個のZrもしくはTiと、3個(1/2×6
個)の酸素原子が存在する。ただし、このような結晶の
粒界には、酸化鉛が存在する。
【0029】また、PZT中のPb原子は、揮発しやす
い性質を有するため、PZT膜11の成膜時には、Pb
の組成比を1+α1としたアモルファス状の膜を堆積す
る。このアモルファス状の膜は、成膜後に行われるアニ
ールにより結晶化する。
【0030】この後、PZT膜11を結晶化するための
アニールを行う。次いで、PZT膜11上に、上部電極
となるPt膜12を堆積する。
【0031】図4は、図3に示す半導体基板1の要部平
面図であり、図3は、図4のA−A断面と対応する。
【0032】次いで、図5に示すように、Pt膜12上
のレジスト膜(図示せず)をマスクに、積層膜10、を
PZT膜11およびPt膜12をプラズマエッチングす
ることによって、プラグP1上に、Ti膜および白金
(Pt)膜の積層膜10から成る下部電極10a、PZ
T膜11から成る容量絶縁膜11a、およびPt膜12
から成る上部電極12aを形成する。この下部電極10
a、容量絶縁膜11aおよび上部電極12aによりキャ
パシタCを構成する。次いで、レジスト膜をアッシング
により除去する。次に、プラズマエッチングやアッシン
グにより生じたPZT膜11の欠陥を回復させるため、
アニールを行う。図6は、図5に示す半導体基板1の要
部平面図であり、図5は、図6のA−A断面と対応す
る。
【0033】次いで、図7に示すように、上部電極12
aおよび酸化シリコン膜9上に、PZT膜S1をスパッ
タリング法で堆積する。
【0034】ここで、PZT膜S1も、PZT膜11と
同様に、その成膜時においてPbの組成比が1+α
2(α2>α1)である、アモルファス状の膜である。
【0035】次いで、図8に示すように、PZT膜S1
を、異方的にエッチングすることにより、キャパシタC
(上部電極12a、容量絶縁膜11aおよび下部電極1
0a)の側壁にPZT膜よりなるサイドウォール膜SW
を形成する。このサイドウォール膜SWは、追って詳細
に説明するように、容量絶縁膜11aの特性を確保する
ために形成する。
【0036】以上の工程によりFeRAMを構成するキ
ャパシタCが形成される。このキャパシタCは、上部電
極12a、容量絶縁膜11aおよび下部電極10aで構
成され、その側壁にはサイドウォール膜SWが形成され
ている。
【0037】このように、本実施の形態によれば、プラ
グP1上にキャパシタCを形成したので、FeRAMメ
モリセルの小面積化が図れる。また、単一のキャパシタ
Cとこれに直列に接続されたMISFETとで1つのセ
ルを構成すること(1T1Cセル)としたので、さらな
るFeRAMメモリセルの小面積化が図れる。
【0038】また、キャパシタCの側壁のサイドウォー
ル膜SWを、異方性エッチングにより形成することがで
き、特別なマスクを必要とせず、微細化されたメモリセ
ルの製造プロセスに対応することができる。
【0039】次いで、図9(a)に示すように、CVD
法により、テトラエトキシシランを材料とした酸化シリ
コン膜(以下、TEOS膜という)13aを堆積する。
さらに、SOG(Spin On Glass)膜13bを塗布し、
熱処理を施すことにより、その表面を平坦化する。
【0040】続いて、図9(b)に示すように、プラズ
マドライエッチング技術を用いて、SOG膜13bおよ
びTEOS膜13aを、SOG膜13bが完全に除去さ
れるまで全面エッチバックを行い、TEOS膜13a表
面を平坦化する。次いで、TEOS膜13a上に、さら
に、TEOS膜13cを堆積する。
【0041】続いて、図10に示すように、TEOS膜
13cおよびTEOS膜13aを、上部電極12aが露
出するまで、CMP法により研磨する。ここで、上部電
極12aのエッチングレートをTEOS膜13aに対し
て遅くなるよう制御することで、精度よく上部電極12
aの表面を露出させることができる。
【0042】続いて、図11に示すように、上部電極1
2a上を含むTEOS膜13a上に、TiN膜M1a、
Al膜M1bおよびTiN膜M1cを順次、堆積するこ
とにより、第1層配線M1を形成する。この第1層配線
M1は、接地電位が供給される、プレート配線である。
【0043】このように、本実施の形態によれば、CM
P法により上部電極12aを露出させた後、第1層配線
M1を形成したので、第1層配線M1と上部電極12a
との接続を自己整合的に行うことができる。その結果、
プラグ等を介して接続する場合と比較し、マスクを低減
でき、また、合わせ余裕分、微細化することができる。
従って、微細化されたメモリセルの製造プロセスに対応
することができる。
【0044】次いで、図12に示すように、第1層配線
M1を選択的にエッチングすることによって、nチャネ
ル型MISFETQnの共通のソース、ドレイン領域7
b上部に位置する開口部OA2を形成する。この開口部
OA2は、後述する第2層配線M2(ビット線)と、n
チャネル型MISFETQnの共通のソース、ドレイン
領域7bと、を接続するためのプラグP3を通すために
形成される。従って、プラグP3(第2層配線)と第1
層配線M1とのショートを防止するため、開口部OA2
の径は、プラグP3の径より大きく形成する必要があ
る。
【0045】次いで、開口部OA2内を含む第1層配線
M1上に、TEOS膜20aを堆積し、さらに、SOG
膜20bを塗布し、熱処理を施す。次いで、SOG膜2
0bを全面エッチバックして、その表面を平坦化した
後、さらにTEOS膜20cを堆積することにより層間
絶縁膜20(20a、20b、20c)を形成する。こ
のSOG膜20bは、SOG膜13bと同様に、平坦化
のために形成される。図13は、図12に示す半導体基
板1の要部平面図であり、図12は、図13のA−A断
面と対応する。
【0046】次いで、図14に示すように、nチャネル
型MISFETQnの共通のソース、ドレイン領域7b
上の酸化シリコン膜9、TEOS膜13aおよび層間絶
縁膜20を除去することにより、コンタクトホールC3
を形成する。このコンタクトホールC3は、開口部OA
2中を通りソース、ドレイン領域7b上まで延在してい
る。
【0047】次いで、コンタクトホールC3内を含む層
間絶縁膜20上に、Ti膜およびTiN膜の積層膜を堆
積(図示せず)した後、W膜を堆積し、コンタクトホー
ルC3外部のTi膜およびTiN膜の積層膜およびW膜
をCMP法により除去することによりプラグP3を形成
する。
【0048】次いで、プラグP3上を含む層間絶縁膜2
0上に、TiN膜、Al膜およびTiN膜を順次、堆積
し、パターニングすることにより、第2層配線M2(ビ
ット線)を形成する。なお、コンタクトホールC3内お
よび層間絶縁膜20上に導電性膜(例えば、Ti膜およ
びTiN膜の積層膜とAl膜)を堆積した後、この導電
性膜をパターニングすることにより、接続部と配線(M
2)を同時に形成してもよい。
【0049】次いで、第2層配線M2および層間絶縁膜
上に、TEOS膜25を堆積した後、第2層配線M2上
のTEOS膜を選択的に除去することによりパッド部
(図示せず)を開孔する。このパッド部には、外部電圧
が印加される。図15は、図14に示す半導体基板1の
要部平面図であり、図14は、図15のA−A断面と対
応する。なお、FeRAMメモリセルアレイは、図16
に示すように、図15に示すアクティブ領域Acが複
数、千鳥状に配置される。
【0050】このように、本実施の形態においては、キ
ャパシタCの側壁にサイドウォール膜SWを形成したの
で、酸化シリコン膜9やTEOS膜13a等に含まれる
水素やH2Oが容量絶縁膜11a中に、侵入することを
防止することができる。その結果、酸化シリコン膜9や
TEOS膜13a中の水素やH2Oが、容量絶縁膜11
a中の酸素と反応することによる強誘電体膜の分極特性
の劣化を防ぐことができる。
【0051】また、サイドウォール膜をPZT膜により
形成したので、サイドウォール膜SW中の酸素が反応対
象となり、容量絶縁膜11a中の酸素原子との反応を防
止することができる。即ち、サイドウォール膜SW自身
が犠牲となり、容量絶縁膜11aに対する水素等の影響
を低減することができる。
【0052】また、上部電極12aおよび下部電極10
aに用いられるPtは、触媒作用を有し、H2をH+(水
素イオン)化する。このH+が、上部電極12aもしく
は下部電極10a中を拡散し、容量絶縁膜11a中に到
達した場合には、その結晶性を破壊すると考えられる。
しかしながら、本実施の形態によれば、キャパシタCの
側壁にサイドウォール膜SWを形成したので、サイドウ
ォール膜中の酸化鉛がこれら電極10a、12a中に拡
散する。この酸化鉛は、触媒毒となり、前述のPtの触
媒作用を抑えることができる。
【0053】一方、前述した通り、Pbは揮発しやすい
性質を有するため、容量絶縁膜11a中のPbが拡散
し、欠陥が生じる。しかしながら、本実施の形態におい
ては、キャパシタCの側壁にサイドウォール膜SWを構
成するPZTのPbの組成比を大きくした(α2>α1
ので、容量絶縁膜11aのPbの欠損を補償することが
できる。即ち、サイドウォール膜SW中のPbが、容量
絶縁膜11a側部から補給され、欠陥を回復させること
ができる。
【0054】また、接地電位が供給される配線(M1)
をプレート配線(平板状の配線)としたので、容量絶縁
膜11a中に、水素やH2Oが侵入することを防止する
ことができる。特に、TiN膜M1a、M1cは、緻密
であり、水素やH2Oに対するバリア性が高く、これら
の膜をプレート配線に用いればより効果的である。
【0055】結果として、本実施の形態によれば、容量
絶縁膜11aの特性を確保することができ、残留分極量
Qsw(特にQos)を大きくすることができる。ま
た、残留分極量Qswのばらつきを抑えることができ
る。Qosとは、リテンション試験後の残留分極量をい
う。
【0056】(実施の形態2)本発明の実施の形態2で
あるFeRAMの製造方法を図17〜図25を用いて工
程順に説明する。なお、図1〜図4を参照しながら説明
した上部電極となるPt膜12の堆積工程までは、実施
の形態1の場合と同様であるためその説明を省略する。
【0057】次いで、図17に示すように、Pt膜12
上に、PZT膜S21をスパッタリング法で堆積する。
ここで、PZT膜S21も、PZT膜11と同様に、そ
の成膜時においてPbの組成比が1+α2(α2>α1
である、アモルファス状の膜である。
【0058】その後、図18に示すように、PZT膜S
21上のレジスト膜(図示せず)をマスクに、積層膜1
0、をPZT膜11、Pt膜12およびPZT膜S21
をプラズマエッチングすることによって、プラグP1上
に、Ti膜および白金(Pt)膜の積層膜10から成る
下部電極10a、PZT膜11から成る容量絶縁膜11
a、およびPt膜12から成る上部電極12aを形成す
るとともに、上部電極12a上に、PZT膜S21から
成るシールド膜Sを形成する。この下部電極10a、容
量絶縁膜11aおよび上部電極12aによりキャパシタ
Cを構成し、シールド膜Sは、キャパシタCの上部に残
存する。次いで、レジスト膜をアッシングにより除去す
る。次に、プラズマエッチングやアッシングにより生じ
たPZT膜(11a、S)の欠陥を回復させるため、ア
ニールを行う。
【0059】次いで、図19に示すように、シールド膜
Sおよび酸化シリコン膜9上に、PZT膜S22をスパ
ッタリング法で堆積する。ここで、PZT膜S22も、
PZT膜S21、11等と同様に、その成膜時において
Pbの組成比が1+α2(α2>α1)である、アモルフ
ァス状の膜である。
【0060】次いで、図20に示すように、PZT膜S
22を、異方的にエッチングすることにより、キャパシ
タC(上部電極12a、容量絶縁膜11aおよび下部電
極10a)の側壁にPZT膜よりなるサイドウォール膜
SWを形成する。このサイドウォール膜SWおよび前述
のシールド膜Sは、追って詳細に説明するように、容量
絶縁膜11aの特性を確保するために形成する。
【0061】以上の工程によりFeRAMを構成するキ
ャパシタCが形成される。このキャパシタCは、上部電
極12a、容量絶縁膜11aおよび下部電極10aで構
成され、その上部にはシールド膜Sが形成され、その側
壁にはサイドウォール膜SWが形成されている。
【0062】次いで、図21(a)に示すように、プラ
ズマCVD法により、TEOS膜13aを堆積した後、
さらに、SOG膜13bを塗布し、熱処理を施すことに
より、その表面を平坦化する。
【0063】続いて、図21(b)に示すように、プラ
ズマドライエッチング技術を用いて、SOG膜13bお
よびTEOS膜13aを、SOG膜13bが完全に除去
されるまで全面エッチバックを行い、TEOS膜13a
表面を平坦化する。次いで、TEOS膜13a上に、さ
らに、TEOS膜13cを堆積する。
【0064】続いて、図22に示すように、TEOS膜
13a、13bおよびシールド膜Sを、上部電極12a
が露出するまで、CMP法により研磨する。ここで、上
部電極12aのエッチングレートをTEOS膜13aや
シールド膜Sに対して遅くなるよう制御することで、精
度よく上部電極12aの表面を露出させることができ
る。この研磨の際、サイドウォール膜SWの上部も研磨
される。
【0065】このように、本実施の形態によれば、前記
研磨工程まで、キャパシタCの上部および側壁が、シー
ルド膜Sおよびサイドウォール膜SWで覆われているた
め、容量絶縁膜11aの特性劣化を低減させることがで
きる。特に、前記研磨工程までのTEOS膜13a等形
成時(プラズマCVD時)、SOG膜13b等の加熱処
理時もしくは水洗浄時等に発生する水素やH2O等の影
響を低減することができる。水洗浄は、エッチング後の
残渣を除去するために行われ、例えば、キャパシタCの
プラズマエッチング時にも行われる。
【0066】続いて、実施の形態1の場合と同様に、上
部電極12a上を含むTEOS膜13a上に、第1層配
線M1を形成し(図23)、第1層配線M1を選択的に
エッチングすることによって、nチャネル型MISFE
TQnの共通のソース、ドレイン領域7b上部に、位置
する開口部OA2を形成する。次いで、開口部OA2内
を含む第1層配線M1上に、層間絶縁膜20を形成する
(図24)。次いで、nチャネル型MISFETQnの
共通のソース、ドレイン領域7b上に、コンタクトホー
ルC3を形成し、コンタクトホール内にプラグP3を形
成した後、第2層配線M2(ビット線)を形成する(図
25)。この第2層配線M2および層間絶縁膜20上に
は、TEOS膜25が堆積され、パッド部が形成され
る。
【0067】このように、本実施の形態によれば、キャ
パシタCの上部および側壁が、シールド膜Sおよびサイ
ドウォール膜SWで覆われているため、容量絶縁膜11
aの特性劣化を低減させることができる。特に、キャパ
シタCの形成時や加工時の水素やH2O等の影響を低減
することができる。
【0068】また、キャパシタCの側壁にはサイドウォ
ール膜SWが残存しているため、実施の形態1と同様の
効果を有する。また、プラグP1上にキャパシタCが形
成されている点、CMP法により上部電極12aを露出
させ、第1層配線を形成している点、およびキャパシタ
Cの側壁のサイドウォール膜SWを異方性エッチングに
より形成している点も実施の形態1と同様であるため、
微細化されたメモリセルの製造プロセスに対応すること
ができる。
【0069】また、接地電位が供給される配線(M1)
をTiN膜を有するプレート状の配線としたので、容量
絶縁膜11a中に、水素やH2Oが侵入することを防止
することができる。
【0070】(実施の形態3)本発明の実施の形態3で
あるFeRAMの製造方法を図26〜図30を用いて工
程順に説明する。なお、図17〜図20を参照しながら
説明したキャパシタC、その上部のシールド膜Sおよび
その側壁のサイドウォール膜SWの形成工程までは、実
施の形態2の場合と同様であるためその説明を省略す
る。
【0071】次いで、図26(a)に示すように、プラ
ズマCVD法により、TEOS膜13aを堆積した後、
さらに、SOG膜13bを塗布し、熱処理を施す。続い
て、プラズマドライエッチング技術を用いて、SOG膜
13bおよびTEOS膜13aを、SOG膜13bが完
全に除去されるまで全面エッチバックを行い、TEOS
膜13a表面を平坦化する。次いで、TEOS膜13a
上に、さらに、TEOS膜13cを堆積する。続いて、
TEOS膜13c上に、バリア膜BaとなるTiN膜1
5を堆積する。
【0072】次いで、図27に示すように、TiN膜1
5を選択的にエッチングすることにより、上部電極12
a上部およびnチャネル型MISFETQnの共通のソ
ース、ドレイン領域7b上部に、位置する開口部OA1
を形成する。この開口部OA1は、後述する第1層配線
M1と、上部電極12aとのを接続するためのプラグP
2や、第2層配線(ビット線)と、nチャネル型MIS
FETQnの共通のソース、ドレイン領域7bと、を接
続するためのプラグP3を通すために形成される。従っ
て、第1層配線と第2層配線がバリア膜Baを介してシ
ョートすることを防止するため、開口部OA1の径は、
プラグP2、P3の径より大きく形成する必要がある。
【0073】次いで、開口部OA1内を含むバリア膜B
a上に、TEOS膜16aを堆積する。次いで、SOG
膜16bを塗布し、熱処理を施す。次いで、SOG膜1
6bを全面エッチバックして、その表面を平坦化した
後、さらにTEOS膜16cを堆積することにより層間
絶縁膜16(16a、16b、16c)を形成する。こ
のSOG膜16bは、平坦化のために形成される。
【0074】続いて、図28に示すように、上部電極1
2a上の層間絶縁膜16、シールド膜S、TEOS膜1
3cおよびTEOS膜13aを除去することにより、コ
ンタクトホールC2を形成する。このコンタクトホール
C2は、開口部OA1中を通り上部電極12a上まで延
在している。
【0075】次いで、コンタクトホールC2内を含む層
間絶縁膜16上に、TiN膜17を堆積した後、W膜1
8を堆積し、コンタクトホールC2外部のTiN膜17
およびW膜18をCMP法により除去することによりプ
ラグP2を形成する。ここで、プラグP2においては、
後述するプラグP3と異なり、Ti膜とTiN膜との積
層膜を用いないのは、Ti膜中のTiがPt膜中を拡散
し、PZT膜の劣化を引き起こすのを防止するためであ
る。
【0076】続いて、プラグP2上を含む層間絶縁膜1
6上に、TiN膜、Al膜およびTiN膜を順次、堆積
することにより、第1層配線M1を形成する。この第1
層配線M1は、接地電位が供給される、プレート配線で
ある。なお、コンタクトホールC2内および層間絶縁膜
16上に導電性膜(例えば、Ti膜とAl膜)を堆積す
ることにより、接続部と配線(M1)を同時に形成して
もよい。
【0077】このように、本実施の形態によれば、上部
電極12a上と第1層配線M1とをプラグP2を介して
接続したので、CMP法により上部電極12aの表面を
露出させる実施の形態1等と比較し、CMP法による研
磨の面内ばらつきや、研磨精度等を考慮する必要がな
い。面内ばらつきとは、半導体基板1上の凹凸や、基板
自身のそりなどにより、ウエハの部位により研磨量がば
らついてしまうことをいう。従って、ウエハのどの位置
においても上部電極12aが露出するよう研磨するに
は、半導体基板1上の凹凸等を解消する必要があり、ま
た、研磨の微妙なコントロールが必要となる。
【0078】次いで、図29に示すように、第1層配線
M1を選択的にエッチングすることによって、nチャネ
ル型MISFETQnの共通のソース、ドレイン領域7
b上部に、位置する開口部OA2を形成する。この開口
部OA2は、後述する第2層配線(ビット線)と、nチ
ャネル型MISFETQnの共通のソース、ドレイン領
域7bと、を接続するためのプラグP3を通すために形
成される。従って、プラグP3(第2層配線)と第1層
配線M1とのショートを防止するため、開口部OA1と
同様、開口部OA2の径は、プラグP3の径より大きく
形成する必要がある。
【0079】次いで、開口部OA2内を含む第1層配線
M1上に、TEOS膜20aを堆積し、さらに、SOG
膜20bを塗布し、熱処理を施す。次いで、SOG膜2
0bを全面エッチバックして、その表面を平坦化した
後、さらにTEOS膜20cを堆積することにより層間
絶縁膜20(20a、20b、20c)を形成する。こ
のSOG膜20bは、SOG膜13bと同様に、平坦化
のために形成される。
【0080】次いで、nチャネル型MISFETQnの
共通のソース、ドレイン領域7b上の酸化シリコン膜
9、TEOS膜13a、SOG膜13bおよび層間絶縁
膜16、20を除去することにより、コンタクトホール
C3を形成する。このコンタクトホールC3は、開口部
OA2およびOA1中を通りソース、ドレイン領域7b
上まで延在している。
【0081】次いで、コンタクトホールC3内を含む層
間絶縁膜20上に、Ti膜およびTiN膜の積層膜21
を堆積した後、W膜22を堆積し、コンタクトホールC
3外部のTi膜およびTiN膜の積層膜21およびW膜
22をCMP法により除去することによりプラグP3を
形成する。Ti膜は、前述した通りプラグP3とソー
ス、ドレイン領域7bとの導電性を確保するために形成
される。
【0082】次いで、プラグP3上を含む層間絶縁膜2
0上に、TiN膜、Al膜およびTiN膜を順次、堆積
し、パターニングすることにより、第2層配線M2(ビ
ット線)を形成する。なお、コンタクトホールC3内お
よび層間絶縁膜20上に導電性膜(例えば、Ti膜およ
びTiN膜の積層膜とAl膜)を堆積した後、この導電
性膜をパターニングすることにより、接続部と配線(M
2)を同時に形成してもよい。
【0083】次いで、第2層配線M2および層間絶縁膜
上に、TEOS膜25を堆積した後、第2層配線M2上
のTEOS膜を選択的に除去することによりパッド部
(図示せず)を開孔する。図30は、図29に示す半導
体基板1の要部平面図であり、図29は、図30のA−
A断面と対応する。
【0084】このように、本実施の形態によれば、TE
OS膜13cと層間絶縁膜16との間に、バリア膜Ba
を形成したので、容量絶縁膜11a中に、水素やH2
が侵入することを防止することができる。また、前述し
た通り、TiN膜は、緻密であり、水素やH2Oに対す
るバリア性が高く、これらの膜をバリア膜Baに用いれ
ばより効果的である。また、実施の形態1と同様に、接
地電位が供給される配線(M1)をTiN膜を有するプ
レート状の配線としたので、この配線によっても容量絶
縁膜11a中に、水素やH2Oが侵入することを防止す
ることができる。
【0085】また、本実施の形態によれば、キャパシタ
Cの上部および側壁には、シールド膜Sおよびサイドウ
ォール膜SWが残存しているため、キャパシタCの形成
時や加工時の水素やH2O等の影響のみならず、メモリ
セル形成後(リテンション試験時や使用時)の水素やH
2O等の影響のを低減することができる。
【0086】また、プラグP1上にキャパシタCが形成
されている点、CMP法により上部電極12aを露出さ
せ、第1層配線を形成している点、およびキャパシタC
の側壁のサイドウォール膜SWを異方性エッチングによ
り形成している点も実施の形態1と同様であるため、微
細化されたメモリセルの製造プロセスに対応することが
できる。
【0087】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0088】特に、前記実施の形態においては、キャパ
シタCの上部電極としてPt膜およびTi膜の積層膜を
用い、下部電極としてPt膜を用いたが、これに限定さ
れるものではなく、これらの電極には、Pt、Ir、I
rO2、Ru、RuO2等の白金族金属またはその酸化物
もしくは複酸化物を主要な構成要素とする単層膜、ある
いはこれから選択された2種以上の導電膜で構成される
積層膜を用いても良い。
【0089】また、前記実施の形態においては、容量絶
縁膜用の強誘電体膜としてPZT膜を使用したが、これ
に限定されるものではなく、例えば、PLZT(Pb
1-xLax(ZryTiz)O3)などといったPbを含有
し、高〜強誘電体を主要な成分とする誘電体膜であって
もよい。
【0090】また、前記実施の形態においては、FeR
AMを例に説明したが、Pbを含有し、高〜強誘電体を
主要な成分とする誘電体膜を用いる半導体装置、例えば
DRAM(Dynamic Random Access Memory)、システム
LSI(Large Scale Integrated Circuit)等に広く適
用可能である。
【0091】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0092】本発明の一実施例によれば、容量素子を構
成する強誘電体膜の膜質の劣化を低減することができ
る。
【0093】また、強誘電体膜の膜質を向上させること
により、FeRAMメモリセルの特性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図5】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装
置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図9】(a)および(b)は、本発明の実施の形態1
である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部
断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図14】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図16】本発明の実施の形態1である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図17】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図18】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図19】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図20】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図21】(a)および(b)は、本発明の実施の形態
2である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要
部断面図である。
【図22】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図23】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図24】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図25】本発明の実施の形態2である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図26】(a)および(b)は、本発明の実施の形態
3である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要
部断面図である。
【図27】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図28】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図29】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図30】本発明の実施の形態3である半導体集積回路
装置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 p型ウエル 5 ゲート酸化膜 7a、7b n型半導体領域 9 酸化シリコン膜 10 Ti膜およびPt膜の積層膜 10a 下部電極 11 PZT膜 11a 容量絶縁膜 12 Pt膜 12a 上部電極 13a TEOS膜 13b SOG膜 15 TiN膜 16 層間絶縁膜 16a TEOS膜 16b SOG膜 17 TiN膜 18 W膜 20 層間絶縁膜 20a TEOS膜 20b SOG膜 21 Ti膜およびTiN膜の積層膜 22 W膜 25 TEOS膜 Ac アクティブ領域 Ba バリア膜 C キャパシタ C1 コンタクトホール C2 コンタクトホール C3 コンタクトホール G ゲート電極 M1 第1層配線 M1a TiN膜 M1b Al膜 M1c TiN膜 M2 第2層配線 OA1 開口部 OA2 開口部 P1 プラグ P2 プラグ P3 プラグ Qn nチャネル型MISFET S シールド膜 S1 PZT膜 S21 PZT膜 S22 PZT膜 SW サイドウォール膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/108 H01L 21/90 A (72)発明者 森 光廣 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 末永 和史 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 Fターム(参考) 5F033 HH04 HH07 HH08 HH18 HH33 HH35 JJ01 JJ08 JJ18 JJ19 JJ25 JJ33 KK01 KK07 KK18 KK35 LL04 MM05 MM08 MM13 NN06 NN07 NN40 QQ08 QQ09 QQ10 QQ12 QQ16 QQ31 QQ37 QQ48 QQ58 QQ65 QQ70 QQ74 RR01 RR04 RR15 SS04 SS11 SS22 TT02 TT06 VV05 VV10 VV16 XX00 XX01 XX03 XX09 5F083 FR02 GA11 JA15 JA35 JA38 JA39 JA40 JA43 MA06 MA17 MA19 NA08 PR39 PR40

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主表面に形成されたメモリ
    セル選択用MISFETと、前記メモリセル選択用MI
    SFETに直列に接続されたキャパシタとを有する半導
    体集積回路装置の製造方法であって、 (a)前記半導体基板上にゲート絶縁膜およびゲート電
    極を形成し、前記ゲート電極の両側の半導体基板中にソ
    ース、ドレイン領域を形成するこよにより、前記半導体
    基板主表面に前記メモリセル選択用MISFETを形成
    する工程と、 (b)前記メモリセル選択用MISFET上に層間絶縁
    膜を形成する工程と、 (c)前記層間絶縁膜上に第1の導電性膜、強誘電体材
    料からなる第1絶縁膜および第2の導電性膜を順次堆積
    し、パターニングすることにより第1の導電性膜からな
    る下部電極、第1絶縁膜および第2の導電性膜からなる
    上部電極とで構成されるキャパシタを形成する工程と、 (d)前記キャパシタ上を含む層間絶縁膜上に、強誘電
    体材料膜を堆積し、異方的にエッチングすることによ
    り、前記キャパシタの側壁に第2絶縁膜を形成する工程
    と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記(b)工程と(c)工程との間に、 前記ソース、ドレイン領域上の前記層間絶縁膜を除去す
    ることにより開口部を形成した後、前記開口部内に第3
    の導電性膜を埋め込む工程を有し、 前記(c)工程のキャパシタの下部電極は、前記第3の
    導電性膜上に形成されることを特徴とする請求項1記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記(c)工程の第1の導電性膜、第1
    絶縁膜および第2の導電性膜は、同一マスクを用いてパ
    ターニングされることを特徴とする請求項1記載の半導
    体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1絶縁膜および第2絶縁膜は、P
    ZT膜(Pbx(ZryTiz)O3)から成ることを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1絶縁膜は、PZT膜(Pb
    x1(ZryTiz)O3)から成り、前記第2絶縁膜は、
    PZT膜(Pbx2(ZryTiz)O3、X2>X1)か
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体集積回路装置の製造方法は、
    さらに、 (e)前記キャパシタおよび第2絶縁膜上を含む層間絶
    縁膜上に、第3絶縁膜を形成した後、前記上部電極表面
    が露出するまで前記第3絶縁膜を研磨する工程と、 (f)前記上部電極表面上を含む前記第3絶縁膜上に、
    第3の導電性膜を堆積し、パターニングすることにより
    配線を形成する工程と、 を有することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記配線は、平板状に形成されることを
    特徴とする請求項6記載の半導体集積回路装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記配線は、平板状に形成され、TiN
    膜を有することを特徴とする請求項6記載の半導体集積
    回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の主表面に形成されたメモリ
    セル選択用MISFETと、前記メモリセル選択用MI
    SFETに直列に接続されたキャパシタとを有する半導
    体集積回路装置の製造方法であって、 (a)前記半導体基板上にゲート絶縁膜およびゲート電
    極を形成し、前記ゲート電極の両側の半導体基板中にソ
    ース、ドレイン領域を形成するこよにより、前記半導体
    基板主表面に前記メモリセル選択用MISFETを形成
    する工程と、 (b)前記メモリセル選択用MISFET上に層間絶縁
    膜を形成する工程と、 (c)前記層間絶縁膜上に第1の導電性膜、強誘電体材
    料からなる第1絶縁膜、第2の導電性膜および強誘電体
    材料からなる第2絶縁膜を順次堆積し、これらをパター
    ニングすることにより第1の導電性膜からなる下部電
    極、前記第1絶縁膜からなる容量絶縁膜、第2の導電性
    膜からなる上部電極および第2絶縁膜からなるシールド
    膜を形成する工程と、 (d)前記シールド膜上を含む層間絶縁膜上に、強誘電
    体材料膜を堆積し、異方的にエッチングすることによ
    り、前記下部電極、容量絶縁膜、上部電極およびシール
    ド膜の側壁に第3絶縁膜を形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記(b)工程と(c)工程との間
    に、 前記ソース、ドレイン領域上の前記層間絶縁膜を除去す
    ることにより開口部を形成した後、前記開口部内に第3
    の導電性膜を埋め込む工程を有し、 前記(c)工程のキャパシタの下部電極は、前記第3の
    導電性膜上に形成されることを特徴とする請求項9記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記(c)工程の第1の導電性膜、強
    誘電体材料からなる第1絶縁膜、第2の導電性膜および
    強誘電体材料からなる第2絶縁膜は、同一マスクを用い
    て、同時にパターニングされることを特徴とする請求項
    9記載の半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1絶縁膜、第2絶縁膜および第
    3絶縁膜は、PZT膜(Pbx(ZryTiz)O3)から
    成ることを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1絶縁膜は、PZT膜(Pbx1
    (ZryTiz)O3)から成り、前記第2絶縁膜および
    第3絶縁膜は、PZT膜(Pbx2(ZryTiz)O3
    X2>X1)から成ることを特徴とする請求項9記載の
    半導体集積回路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記半導体集積回路装置の製造方法
    は、さらに、 (e)前記シールド膜および第3絶縁膜上を含む層間絶
    縁膜上に、第4絶縁膜を形成した後、前記上部電極表面
    が露出するまで前記第4絶縁膜およびシールド膜を研磨
    する工程と、 (f)前記上部電極表面上を含む前記絶縁膜上に、第3
    の導電性膜を堆積し、パターニングすることにより配線
    を形成する工程と、 を有することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記配線は、平板状に形成されること
    を特徴とする請求項14記載の半導体集積回路装置の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記配線は、平板状に形成され、Ti
    N膜を有することを特徴とする請求項14記載の半導体
    集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記半導体集積回路装置の製造方法
    は、さらに、 (e)前記シールド膜および第3絶縁膜上を含む層間絶
    縁膜上に、第4絶縁膜を形成した後、前記上部電極上
    の、前記シールド膜および前記第4絶縁膜を除去するこ
    とにより開口部を形成する工程と、 (f)前記開口部内を含む前記第4絶縁膜上に、第3の
    導電性膜を堆積し、パターニングすることにより配線を
    形成する工程と、 を有することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体集積回路装置の製造方法
    は、さらに、 (e)前記シールド膜および第3絶縁膜上を含む層間絶
    縁膜上に、第4絶縁膜を形成した後、前記キャパシタ上
    の前記シールド膜および第4絶縁膜を除去することによ
    り第1開口部を形成する工程と、 (f)前記第1開口部内に第3の導電性膜を埋めこむ工
    程と、 (g)前記第3の導電性膜上を含む前記第4絶縁膜上
    に、第4の導電性膜を堆積し、パターニングすることに
    より、前記ソース、ドレイン領域上部に第2開口部を有
    する第1の配線を形成する工程と、 (h)前記第2開口部内を含む前記第1の配線上に、第
    5絶縁膜を堆積する工程と、 (i)前記ソース、ドレイン領域上の前記層間絶縁膜、
    第4および第5絶縁膜を除去することにより前記第2開
    口部内を通り前記ソース、ドレイン領域表面まで延在す
    る第3開口部を形成する工程と、 (j)前記第3開口部内に第5の導電性膜を埋めこむ工
    程と、 (k)前記第5の導電性膜上を含む前記第5絶縁膜上
    に、第6の導電性膜を堆積し、パターニングすることに
    より、第2の配線を形成する工程と、 を有することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記(f)工程は、前記第1開口部底
    部および側壁にTiN膜を形成する工程と、前記TiN
    膜上に高融点金属膜を形成するする工程と、を有し、 前記(j)工程は、前記第3開口部底部および側壁にT
    i膜およびTiN膜の積層膜を形成する工程と、前記積
    層膜上に高融点金属膜を形成する工程と、を有すること
    を特徴とする請求項18記載の半導体集積回路装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記半導体集積回路装置も製造方法
    は、さらに、 (e)前記シールド膜および第3絶縁膜上を含む層間絶
    縁膜上に、第4絶縁膜を形成する工程と、 (f)前記第4絶縁膜上に、高融点金属化合物からなる
    膜であって、前記キャパシタ上部に第1開口部を有する
    高融点金属化合物膜を形成する工程と、 (g)前記開口部内を含む高融点金属化合物膜上に、第
    5絶縁膜を形成し、前記キャパシタ上部のシールド膜お
    よび第4、第5絶縁膜を除去することにより、前記第1
    開口部内を通り前記キャパシタ表面まで延在する第2開
    口部を形成する工程と、 (h)前記第2開口部内を含む前記第2の絶縁膜上に、
    第3の導電性膜を堆積し、パターニングすることにより
    配線を形成する工程と、 を有することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 半導体基板の主表面に形成されたメモ
    リセル選択用MISFETと、前記メモリセル選択用M
    ISFETに直列に接続されたキャパシタとを有する半
    導体集積回路装置であって、 (a)前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜およ
    びゲート電極と、前記ゲート電極の両側の半導体基板中
    に形成されたソース、ドレイン領域とを有する前記メモ
    リセル選択用MISFETと、 (b)前記メモリセル選択用MISFET上に形成され
    た層間絶縁膜と、 (c)前記層間絶縁膜上に形成された第1の導電性膜、
    強誘電体材料からなる第1絶縁膜および第2の導電性膜
    の積層膜からなるキャパシタと、 (d)前記キャパシタの側壁に形成された第2絶縁膜
    と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 前記キャパシタ中の第1の導電性膜と
    前記MISFETのソース、ドレイン領域とは、前記層
    間絶縁膜中に形成された第3導電性膜を介して接続され
    ていることを特徴とする請求項21記載の半導体集積回
    路装置。
  23. 【請求項23】 前記第1絶縁膜および第2絶縁膜は、
    PZT膜(Pbx(ZryTiz)O3)から成ることを特
    徴とする請求項21記載の半導体集積回路装置。
  24. 【請求項24】 前記第1絶縁膜は、PZT膜(Pbx1
    (ZryTiz)O3)から成り、前記第2絶縁膜は、P
    ZT膜(Pbx2(ZryTiz)O3、X2>X1)から
    成ることを特徴とする請求項21記載の半導体集積回路
    装置。
  25. 【請求項25】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 (e)前記層間絶縁膜上に形成された第3絶縁膜であっ
    て、その表面内に前記上部電極表面が露出している第3
    絶縁膜と、 (f)前記上部電極表面上に形成された配線と、 を有することを特徴とする請求項21記載の半導体集積
    回路装置。
  26. 【請求項26】 前記配線は、平板状であることを特徴
    とする請求項25記載の半導体集積回路装置。
  27. 【請求項27】 前記配線は、平板状であり、TiN膜
    を有することを特徴とする請求項25記載の半導体集積
    回路装置。
  28. 【請求項28】 半導体基板の主表面に形成されたメモ
    リセル選択用MISFETと、前記メモリセル選択用M
    ISFETに直列に接続されたキャパシタとを有する半
    導体集積回路装置であって、 (a)前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜およ
    びゲート電極と、前記ゲート電極の両側の半導体基板中
    に形成されたソース、ドレイン領域とを有する前記メモ
    リセル選択用MISFETと、 (b)前記メモリセル選択用MISFET上に形成され
    た層間絶縁膜と、 (c)前記層間絶縁膜上に形成された第1の導電性膜、
    強誘電体材料からなる第1絶縁膜および第2の導電性膜
    の積層膜からなるキャパシタと、 (d)前記キャパシタ上に形成された強誘電体材料から
    なる第2絶縁膜と、 (e)前記キャパシタおよび第2絶縁膜の側壁に形成さ
    れた第3絶縁膜と、 を有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  29. 【請求項29】 前記キャパシタ中の第1の導電性膜と
    前記MISFETのソース、ドレイン領域とは、前記層
    間絶縁膜中に形成された第3導電性膜を介して接続され
    ていることを特徴とする請求項28記載の半導体集積回
    路装置。
  30. 【請求項30】 前記容量絶縁膜、第2絶縁膜および第
    3絶縁膜は、PZT膜(Pbx(ZryTiz)O3)から
    成ることを特徴とする請求項28記載の半導体集積回路
    装置。
  31. 【請求項31】 前記第1絶縁膜は、PZT膜(Pbx1
    (ZryTiz)O3)から成り、前記第2絶縁膜および
    第3絶縁膜は、PZT膜(Pbx2(ZryTiz)O3
    X2>X1)から成ることを特徴とする請求項28記載
    の半導体集積回路装置。
  32. 【請求項32】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 (f)前記層間絶縁膜上に形成された第4絶縁膜と、 (g)前記第4絶縁膜上に形成された配線と、 (h)前記第4絶縁膜および第2絶縁膜中に形成され、
    前記配線と前記キャパシタ表面とを接続する接続部と、 を有することを特徴とする請求項28記載の半導体集積
    回路装置。
  33. 【請求項33】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 (e)前記キャパシタおよびメモリセル選択用MISF
    ET上に形成された第1および第2の配線と、 (f)前記第1の配線と前記キャパシタ表面とを接続す
    る第1の接続部と、 (g)前記第2の配線と前記メモリセル選択用MISF
    ETのソース、ドレイン領域とを接続する第2の接続部
    と、 を有することを特徴とする請求項28記載の半導体集積
    回路装置。
  34. 【請求項34】 前記第1の接続部は、前記キャパシタ
    表面に形成されたTiN膜と、前記TiN膜上に形成さ
    れた高融点金属膜とを有し、 前記第2の接続部は、前記ソース、ドレイン領域上に形
    成されたTi膜およびTiN膜の積層膜と、前記積層膜
    上に形成された高融点金属膜と、を有することを特徴と
    する請求項33記載の半導体集積回路装置。
  35. 【請求項35】 前記半導体集積回路装置は、さらに、 (f)前記層間絶縁膜上に形成された第4絶縁膜と、 (g)前記第4絶縁膜中に形成され、開口部を有する高
    融点金属化合物からなる高融点金属化合物膜と、 (h)前記第4絶縁膜および第2絶縁膜中に形成され、
    前記開口部内を通り前記キャパシタ表面まで延在する接
    続部と、 (i)前記接続部上に形成された配線と、 を有することを特徴とする請求項28記載の半導体集積
    回路装置。
  36. 【請求項36】 半導体基板の主表面に形成されたメモ
    リセル選択用MISFETと、前記メモリセル選択用M
    ISFETに直列に接続されたキャパシタとを有する半
    導体集積回路装置であって、 (a)前記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜およ
    びゲート電極と、前記ゲート電極の両側の半導体基板中
    に形成されたソース、ドレイン領域とを有する前記メモ
    リセル選択用MISFETと、 (b)前記メモリセル選択用MISFET上に形成され
    た第1絶縁膜と、 (c)前記第1絶縁膜上に形成され、前記キャパシタの
    一方の電極として機能する第1導体膜と、 (d)前記第1導体膜上に形成され、前記キャパシタの
    誘電体膜として機能する第1強誘電体材料からなる第2
    絶縁膜と、 (e)前記第2絶縁膜上に形成され、前記キャパシタの
    他方の電極として機能する第2導体膜と、 (f)前記第2導体膜上に形成され、第2強誘電体材料
    からなる第3絶縁膜と、 (g)前記第1導体膜、第2絶縁膜、第2導体膜および
    第3絶縁膜の側壁を覆うように形成され、第3強誘電体
    材料からなる第4絶縁膜と、からなることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
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