JP2002302081A - 自動二輪車のリヤフェンダ構造 - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダ構造

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 車体後部をリヤカウル131で囲い、こ
のリヤカウル131の下方に配置するリヤリヤフェンダ
140をスイングアーム33に取付けた自動二輪車10
において、リヤカウル131の下縁132を後上方へほ
ぼ直線的に傾斜させ、リヤフェンダ140の上面をリヤ
カウル131の下縁132に平行になるように後上方へ
ほぼ直線的に傾斜させた。 【効果】 リヤカウルの下縁とリヤフェンダ後上方との
間の走行風の流れの改善をすることができる。この結
果、リヤフェンダにダウンフォースを発生させ、後輪を
下方に抑え付けるリヤスポイラの効果を付加することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のリヤ
フェンダ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車のリヤフェンダ構造として、
例えば実開昭63−94885号公報「オートバイの後
輪泥除け」が知られている。上記技術は、同公報の第2
図によれば、後輪4を後ホーク2に懸架し、この後ホー
ク2に前部泥除9を取付け、この前部泥除9の後方に後
部泥除10を回転自在に取付け、これらの後部泥除10
及び前部泥除9で後輪45を覆うようにしたものであっ
て、前部泥除9を回転自在に取付けることで前部泥除9
を前部泥除9に重ねることができるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のオート
バイの後輪泥除けでは、泥除けとしてのひとつの機能を
発揮する部材である。自動二輪車は部品点数に限りがあ
り、その中で後部の泥除け(リヤフェンダ)に別の機能
を持たせることは好ましいいことである。
【0004】そこで、本発明の目的は、リヤフェンダに
泥除け以外の機能をも付加することで、自動二輪車のデ
ザインを向上させることのできるリヤフェンダ構造を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の自動二輪車のリヤフェンダ構造は、車体後
部をリヤカウルで囲い、このリヤカウルの下方に配置す
るリヤリヤフェンダをスイングアームに取付けた自動二
輪車において、リヤカウルの下縁を後上方へほぼ直線的
に傾斜させ、リヤフェンダの上面をリヤカウルの下縁に
平行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させたこと
を特徴とする。
【0006】リヤカウルの下縁を後上方へほぼ直線的に
傾斜させ、リヤフェンダの上面をリヤカウルの下縁に平
行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させようにし
た。
【0007】リヤフェンダの上面をリヤカウルの下縁に
平行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させること
で、リヤカウルの下縁とリヤフェンダ後上方との間の走
行風の流れの改善をすることができる。この結果、リヤ
フェンダにダウンフォースを発生させ、後輪を下方に抑
え付けるリヤスポイラの効果を付加することができる。
また、自動二輪車のデザインにリヤスポイラの効果を付
加することで、自動二輪車のデザインの向上を図ること
ができる。
【0008】請求項2は、リヤフェンダに、後輪軸より
も後方に突出させた突出部を備えたことを特徴とする。
リヤフェンダに後輪軸よりも後方に突出させた突出部を
備えることで、外観意匠の向上を図ることができる。
【0009】請求項3は、スイングアームに、車体略中
心に且つ車体フレームとの間にリヤクッションユニット
を備え、リヤクッションユニットの上端をスイングアー
ムの上部に結合させ、リヤクッションユニットの上端を
車体フレーム下部に結合させたことを特徴とする。リヤ
クッションユニットの上端をスイングアームの上部に結
合させ、リヤクッションユニットの上端を車体フレーム
下部に結合させることで、例えば、後輪とリヤカウルの
上下間を開けることができる。この結果、リヤフェンダ
周りに走行風を呼込むことができ、リヤフェンダにリヤ
スポイラの効果を発揮させることができる。
【0010】請求項4は、リヤフェンダの側方に、車体
側方に開放する開放空間を設けたことを特徴とする請求
項1記載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。リヤフェン
ダの側方を開放させることで、リヤフェンダの側方にも
走行風を呼込むことができ、リヤフェンダにリヤスポイ
ラの効果を発揮させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0012】図1は本発明に係るリヤフェンダ構造を採
用した自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10の外
観を示す。自動二輪車10は、車体フレーム20の前部
にフロントフォーク31を介して取付けた前輪32と、
車体フレーム20の後部にスイングアーム33を介して
取付けた後輪34と、車体フレーム20の長手中央下部
に取付けたエンジン40と、車体フレーム20の長手中
央上部に取付けたエアクリーナ53、燃料タンク55並
びにシート56とを備える。
【0013】本発明は、前・後輪32,34間に直列4
気筒のエンジン40を配置するとともに、エンジン40
の下方にサイレンサ70を配置したことを特徴とする。
サイレンサ70は、車体フレーム20又はエンジン40
に取付けることになる。
【0014】また、自動二輪車10のカウリング100
は、車体前部の上部を覆うフロントカウル101と、車
体前部の中部を覆う左右のミドルカウル111(この図
では右のみ示す。以下同じ。)と、車体下部並びにサイ
レンサ70の側面を覆う左右のロアカウル121と、車
体後部を囲うリヤカウル131とからなる。
【0015】フロントカウル101と左右のミドルカウ
ル111と左右のロアカウル121とは、ビス止めによ
って分割可能に結合し合う。詳しく述べると、カウリン
グ100は、フロントカウル101の下部に対し左右の
ミドルカウル(前側カウル)111の上部前部を分割可
能にし、また、サイレンサ70の前方位置で、ミドルカ
ウル111の下部後端部に対しロアカウル(後側カウ
ル)121の前端部を分割可能にしたものである。
【0016】フロントカウル101は、上部にウインド
スクリーン102を備えるとともに、前部に左右一対の
エア吸入口103を備える。また、ミドルカウル(前側
カウル)111の下部後端に車体中心に向って窪む窪み
112を形成し、ロアカウル(後側カウル)121の前
端に前面開口部122を形成し、この前面開口部122
と窪み112とを合せることで、サイレンサ70を冷却
するための大きな導風口123を形成することができ
る。
【0017】さらにこの図は、リヤカウル131の下方
に配置するリヤフェンダ140をスイングアーム33に
取付けたことを示す。本発明は、リヤカウル131の下
縁132を後上方へほぼ直線的に傾斜させ、リヤフェン
ダ140の上面141をリヤカウル131の下縁132
に平行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させたこ
とを特徴とする。
【0018】図中、47はエンジンのクランク軸、48
はカバー部材(クランク軸カバー)、91はハンドル、
92はミラー、93はヘッドランプ、94はウインカ、
95はフロントフェンダ、96はリヤクッションユニッ
ト、97はクッション用リンクである。上記サイレンサ
70の後部は、クッション用リンク97の近傍まで延び
る。
【0019】図2は本発明に係る自動二輪車のリヤフェ
ンダ構造に搭載した吸・排気系構造の要部斜視図であ
る。自動二輪車10の吸気系51は、上記図1に示すフ
ロントカウル101に設けた左右一対のエア吸入口10
3と、これらのエア吸入口103から後方へ延ばした左
右一対のエアダクト(吸気ダクト)52,52と、これ
らのエアダクト52,52の先に接続したエアクリーナ
53とからなる。エアクリーナ53を、車体フレーム2
0の左右一対のメインパイプ21,21間に配置するよ
うにした。22はヘッドパイプである。
【0020】エンジン40は、上部前部に4つの排気口
41〜44を左右1列に配列した4気筒エンジンであ
り、下部後部にオイルパン45を備える。自動二輪車1
0の排気系58は、エンジン40の排気口41〜44か
ら延ばしたエキゾーストパイプ60並びにこのエキゾー
ストパイプ60に接続したサイレンサ70を介して排気
ガスを排出する装置である。
【0021】サイレンサ70としては、ガス入口73の
近傍にガス出口74を設けた形式のものを採用する。ガ
ス入口73を後輪34側に臨ませた状態でサイレンサ7
0をエンジン40の下方に配置するとともに、エキゾー
ストパイプ60を後輪34の近傍まで延ばした状態でサ
イレンサ70のガス入口73に接続するようにした。
【0022】ここで、4つの排気口については、車体左
側(この図の右側)から右側へこの順に第1排気口4
1、第2排気口42、第3排気口43、第4排気口44
と言う。エキゾーストパイプ60は、4つのパイプ(第
1パイプ61、第2パイプ62、第3パイプ63及び第
4パイプ64)と、3つの集合筒(第1集合筒65、第
2集合筒66及び第3集合筒67)とからなる。
【0023】第1排気口41に一端を接続した第1パイ
プ61は、右下方へ延びた後に、更にオイルパン45の
右側を通りつつ後方へ延びる。同様に、第2排気口42
に一端を接続した第2パイプ62も、右下方へ延びた後
に、更にオイルパン45の右側を通りつつ後方へ延び
る。そして、第1パイプ61の他端と第2パイプ62の
他端とを、第1集合筒65に接続することで1つに集合
する。第1集合筒65は、オイルパン45の右側を通り
つつ後方へ延びた後に、更に左へ延びる。
【0024】一方、第3排気口43に一端を接続した第
3パイプ63は、左下方へ延びた後に、更にオイルパン
45の左側を通りつつ後方へ延びる。同様に、第4排気
口44に一端を接続した第4パイプ64も、左下方へ延
びた後に、更にオイルパン45の左側を通りつつ後方へ
延びる。そして、第3パイプ63の他端と第4パイプ6
4の他端とを、第2集合筒66に接続することで1つに
集合する。第2集合筒66は、オイルパン45の左側を
通りつつ後方へ延びる。
【0025】さらに、第1集合筒65の他端と第2集合
筒66の他端とを、第3集合筒67に接続することで1
つに集合する。このようにして、4つのパイプ61〜6
4を1つの第3集合筒67にまとめることができる。そ
して、第3集合筒67を後方へ延してガス入口73に接
続する。
【0026】図3は本発明に係る自動二輪車のリヤフェ
ンダ構造に採用したサイレンサの平面断面図である。サ
イレンサ70は、前後に細長く閉塞された筒状の筒部7
1と、筒部71の後端部72に設けたガス入口73並び
にガス出口74と、筒部71内を長手方向に3つの膨張
室75〜77に仕切る第1仕切板78並びに第2仕切板
79とからなる。
【0027】このようにして筒部71内に、後端部72
から前方(この図の右側)へ第1膨張室75、第2膨張
室76、第3膨張室77をこの順に設けることができ
る。ガス入口73に第1膨張室75を連通させ、第1膨
張室75に第3膨張室77を第1連通管81で連通さ
せ、第3膨張室77に第2膨張室76を第2連通管82
で連通させ、第2膨張室76にガス出口74を第3連通
管83で連通させ、ガス出口74にテールパイプ84を
接続する。排気ガスが第1・第2・第3膨張室75〜7
7に入った際の膨張作用により、排気音を減衰させるこ
とができる。
【0028】図4は本発明に係る自動二輪車のリヤフェ
ンダ構造を示すカウリングの前からの斜視図であって、
前述したように、111は前側カウルとしてのミドルカ
ウル、112はミドルカウル111の窪み、121は後
側カウルとしてのロアカウル、122は前面開口、12
3は窪み111と全面開口部122で形成した導風口、
124・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)は車体フレ
ーム20(図1参照)にロアカウル121を止める止め
ねじである。
【0029】図5は本発明に係る自動二輪車のリヤフェ
ンダ構造を示すカウリングの横からも斜視図である。す
なわち、自動二輪車のカウリング構造は、前後輪32,
34(図1参照)間にエンジン40を配置し、このエン
ジン40の下方にサイレンサ70を配置し、このサイレ
ンサ70の左右側面をもカウリング100で囲った自動
二輪車10において、カウリング100は、サイレンサ
70の先方位置で分割可能にし、ミドルカウル111
(前側カウル)の後端に車体中心に向って窪む窪み11
2を形成し、ロアカウル121(後側カウル)の前端に
前面開口部122を形成し、この前面開口部122と窪
み112とを合せることで、サイレンサ70冷却のため
の大きな導風口123を形成したものであると言える。
【0030】例えば、走行風を利用して自動二輪車10
(図1参照)のサイレンサ70等を冷却するようにする
ことは、自然の走行風を利用するだけでよいので、環境
保護の観点から好ましいことではある。そこで、サイレ
ンサ70の先方位置でミドルカウル111とロアカウル
121にカウリング100を分割分割可能に形成し、ミ
ドルカウル111の後端に車体中心に向って窪む窪み1
12を形成し、ロアカウル121の前端に前面開口部1
22を形成する。そして、ミドルカウル111の後端の
窪み112とロアカウル121の前面開口部122とを
合せることで導風口123を形成する。
【0031】すなわち、前面開口部122と窪み112
とを合せるようにすることで、例えば、ロアカウル12
1でミドルカウル111を覆うこともでき、内部を見え
にくくすることもできる。この結果、サイレンサ70冷
却のために大きな導風口123を形成することができ、
サイレンサを十分に冷却することができる。また、エン
ジン40のクランク軸47の側部をクランク軸カバー4
8(カバー部材)で覆い、このカバー部材48の廻りに
フランジ部48aを形成し、これらのクランク軸カバー
48及びフランジ部49を一括してカウリング100
(図1参照)から露出させるようにすることで、カウリ
ング100の面積を小さく形成する。この結果、カウリ
ング100を小さく見せることで軽快感のあるデザイン
を演出することができる。
【0032】図6は本発明に係る自動二輪車のリヤフェ
ンダ構造を採用したリヤフェンダの側面図であり、例え
ば、リヤフェンダ140に泥除け以外の機能をも付加す
ることで自動二輪車10のデザインを向上させることの
できるとすれば、自動二輪車のデザインを新規なものに
することができ好ましいことである。そこで、リヤフェ
ンダ140は、リヤカウル131の下縁132を後上方
へほぼ直線的に傾斜させ、リヤフェンダ140の上面を
リヤカウル131の下縁132に平行になるように後上
方へほぼ直線的に傾斜させたことを示す。図中、35は
後輪軸、36はピボット軸、142はリヤフェンダ14
0に形成した突出部を示す。
【0033】すなわち、本発明に係る自動二輪車のリヤ
フェンダ構造は、車体後部をリヤカウル131で囲い、
このリヤカウル131の下方に配置するリヤリヤフェン
ダ140をスイングアーム33に取付けた自動二輪車1
0において、リヤカウル131の下縁132を後上方へ
ほぼ直線的に傾斜させ、リヤフェンダ140の上面をリ
ヤカウル131の下縁132に平行になるように後上方
へほぼ直線的に傾斜させたものであると言える。
【0034】この結果、自動二輪車のリヤフェンダ構造
は、リヤフェンダ140の上面をリヤカウル131の下
縁132に平行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜
させたので、リヤカウル131の下縁132とリヤフェ
ンダ140後上方との間の走行風の流れの改善をするこ
とができる。この結果、リヤフェンダ140にダウンフ
ォースを発生させ、後輪34を下方に抑え付けるリヤス
ポイラの効果を付加することができる。また、自動二輪
車10のデザインにリヤスポイラの効果を付加すること
で、自動二輪車10のデザインの向上を図ることができ
る。
【0035】また、リヤフェンダ140に後輪軸35よ
りも後方に突出させた突出部142を備えることで、外
観意匠の向上を図ることができる。
【0036】そして、スイングアーム33に、車体略中
心に且つ車体フレーム20(図1参照)との間にリヤク
ッションユニット96を備え、リヤクッションユニット
96の上端をスイングアーム33の上部に結合させ、リ
ヤクッションユニット96の上端を車体フレーム20下
部に結合させることで、例えば、後輪34とリヤカウル
131の上下間を開けることができる。この結果、リヤ
フェンダ140周りに走行風を呼込むことができ、リヤ
フェンダ140にリヤスポイラの効果を発揮させること
ができる。
【0037】さらに、図1に示すようにエンジン40下
方にサイレンサ70を配置したので、リヤフェンダ14
0横にサイレンサ70が位置することはない。これによ
り、リヤフェンダ140の側方を開放させることができ
る。すなわち、リヤフェンダ140の側方に車体側方に
開放する開放空間を設けたので、リヤフェンダ140の
側方にも走行風を呼込むことができ、リヤフェンダ14
0にリヤスポイラの効果を発揮させることができる。
【0038】尚、実施の形態では図6に示すように、リ
ヤカウル131の下縁132を後上方へほぼ直線的に傾
斜させ、リヤフェンダ140の上面をリヤカウル131
の下縁132に平行になるように後上方へほぼ直線的に
傾斜させたが、これに限るものではなく、上記範囲内で
リヤフェンダにリヤスポイラ的なデザインを付加するこ
とを妨げない。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、リヤカウルの下縁を後上方へほぼ
直線的に傾斜させ、リヤフェンダの上面をリヤカウルの
下縁に平行になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させ
たので、リヤカウルの下縁とリヤフェンダ後上方との間
の走行風の流れの改善をすることができる。この結果、
リヤフェンダにダウンフォースを発生させ、後輪を下方
に抑え付けるリヤスポイラの効果を付加することができ
る。また、自動二輪車のデザインにリヤスポイラの効果
を付加することで、自動二輪車のデザインの向上を図る
ことができる。
【0040】請求項2では、リヤフェンダに後輪軸より
も後方に突出させた突出部を備えたので、外観意匠の向
上を図ることができる。
【0041】請求項3では、リヤクッションユニットの
上端をスイングアームの上部に結合させ、リヤクッショ
ンユニットの上端を車体フレーム下部に結合させたの
で、例えば、後輪とリヤカウルの上下間を開けることが
できる。この結果、リヤフェンダ周りに走行風を呼込む
ことができ、リヤフェンダにリヤスポイラの効果を発揮
させることができる。
【0042】請求項4では、リヤフェンダの側方に車体
側方に開放する開放空間を設けたので、リヤフェンダの
側方にも走行風を呼込むことができ、リヤフェンダにリ
ヤスポイラの効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリヤフェンダ構造を採用した自動
二輪車の側面図
【図2】本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダ構造に
搭載した吸・排気系構造の要部斜視図
【図3】本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダ構造に
採用したサイレンサの平面断面図
【図4】本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダ構造を
示すカウリングの前からの斜視図
【図5】本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダ構造を
示すカウリングの横からも斜視図
【図6】本発明に係る自動二輪車のリヤフェンダ構造を
採用したリヤフェンダの側面図
【符号の説明】
10…自動二輪車、20…車体フレーム、32…前輪、
33…スイングアーム、34…後輪、35…後輪軸、1
31…リヤカウル、132…下縁、140…リヤフェン
ダ、142…突出部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部をリヤカウルで囲い、このリヤ
    カウルの下方に配置するリヤリヤフェンダをスイングア
    ームに取付けた自動二輪車において、 前記リヤカウルの下縁を後上方へほぼ直線的に傾斜さ
    せ、前記リヤフェンダの上面をリヤカウルの下縁に平行
    になるように後上方へほぼ直線的に傾斜させたことを特
    徴とする自動二輪車のリヤフェンダ構造。
  2. 【請求項2】 前記リヤフェンダは、後輪軸よりも後方
    に突出させた突出部を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。
  3. 【請求項3】 前記スイングアームは、車体略中心に且
    つ車体フレームとの間にリヤクッションユニットを備
    え、リヤクッションユニットの上端を前記スイングアー
    ムの上部に結合させ、リヤクッションユニットの上端を
    車体フレーム下部に結合させたことを特徴とする請求項
    1記載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。
  4. 【請求項4】 前記リヤフェンダの側方に、車体側方に
    開放する開放空間を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。
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