JP2002291841A - スリット入り弾性封止体 - Google Patents

スリット入り弾性封止体

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JP2002291841A
JP2002291841A JP2001093291A JP2001093291A JP2002291841A JP 2002291841 A JP2002291841 A JP 2002291841A JP 2001093291 A JP2001093291 A JP 2001093291A JP 2001093291 A JP2001093291 A JP 2001093291A JP 2002291841 A JP2002291841 A JP 2002291841A
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slit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端が鋭利ではない部材を刺通させることが
でき、しかも当該部材の刺通前においては十分な密封性
を保持することのできるスリット入り弾性封止体を提供
する。 【解決手段】 本発明のスリット入り弾性封止体10
は、筒状部材の挿通方向xに沿って伸びるスリット14
を有する弾性体11と、筒状部材の穿刺位置16を含む
面12および/または貫通位置17を含む面13を被覆
する、環状オレフィン系重合体からなる層を含む樹脂フ
ィルム15と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点滴液、注射液等
を収容する薬液容器の口部や、輸液回路の混注口を封止
するのに用いられるスリット入り弾性封止体に関する。
【0002】
【従来の技術】点滴液、注射液等を収容する薬液容器の
口部や、点滴液等の注入に使用する輸液回路(輸液ライ
ン)の混注口は、一般にゴム栓等のシール材によって封
止されており、この口部や混注口から薬液・薬剤を注
入、混合する際には、金属製中空針(注射針)等の先端
が鋭利な部材が用いられてきた。一方、近年、感染症対
策等の観点から、誤って手指を刺してしまうおそれのあ
る先端の鋭利な中空針の使用自体を極力低減させること
が試みられている。
【0003】特開平7−236697号公報は、先端が
鋭利ではない筒状部材(中空の鈍針)を用いて薬液・薬
剤の注入、混合を実現するための手段として、混注口を
封止するゴム栓にあらかじめ切り込みを設けた輸液回路
を提案している。この輸液回路に設けられたゴム栓のよ
うにあらかじめ切り込みが設けられていると、先端が鋭
利ではない筒状部材であっても容易に挿通させることが
できる。しかしながら、上記公報のようにゴム栓にあら
かじめ切り込みを設けた場合には、口部や混注口の密封
性が損なわれるという新たな問題が生じる。特に、薬液
容器に充填される薬液・薬剤によっては、充填後に高圧
蒸気滅菌や熱水滅菌等の滅菌処理を施す必要があるにも
かかわらず、口部を封止するゴム栓等のシール材に切り
込みが設けられていると、滅菌処理時に蒸気や熱水が侵
入するのを防止できない。従って、ゴム栓にあらかじめ
切り込みを設ける方法は、薬液容器に充填する薬液・薬
剤の種類によっては採用できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記課題を解決したシ
ール材として、特開平5−124664号公報には、切
り込み部を備えたシール本体の天面に、アルミ箔のよう
な引裂強度の低いやや弾性のある材料で作られるカバー
膜を設けた例が開示されている(同公報の〔0022〕
欄および図4参照)。このシール材によれば、例えば注
射器のシリンジ(注射筒)における先端部のように、先
端が鋭利ではない筒状部材による刺通性を保持しつつ、
シール材全体として十分な密閉性を保持することができ
る。
【0005】しかしながら、カバー膜の材料として用い
られるアルミ箔等の金属薄膜は、その特性上、注射器の
シリンジ等で穿刺することによって鰭状の金属屑(いわ
ゆる、バリ)を生じるおそれがあり、こうして生じたバ
リが薬液を介して体内に混入する危険性もある。また、
金属を含むことで、焼却処理時の問題も懸念される。一
方、アルミ箔等の金属薄膜に代えて、樹脂フィルムから
なる薄膜をカバー膜として使用した場合には、一般にバ
リのような破片を生じるおそれはない。
【0006】しかしながら、通常、樹脂フィルムは伸び
が大きな素材である。このため、例えば図6に示すよう
に、注射器のシリンジ30における先端部31のような
先端が鋭利ではない筒状部材でシール材80を穿刺した
場合に、スリット14を備えた弾性体11を貫通させる
ことができるものの、カバー膜85については、樹脂フ
ィルム自身が伸張することから、開裂させることができ
ないという問題が生じる。一方、樹脂フィルムを厚くし
て伸びを少なくしようとすると、前記筒状部材で開裂を
生じさせることができなくなってしまう。
【0007】そこで、本発明の目的は、注射器のシリン
ジにおける先端部や中空の鈍針等のように、先端が鋭利
ではない部材であっても刺通させることができ、しかも
当該部材の刺通前においては十分な密封性を保持するこ
とのできるスリット入り弾性封止体を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための本発明に係るスリット入り弾性封止
体は、筒状部材の挿通方向に沿って伸びるスリットを有
する弾性体と、前記弾性体の、筒状部材の穿刺位置を含
む面および/または筒状部材の貫通位置を含む面を被覆
する、環状オレフィン系重合体からなる層を含む樹脂フ
ィルムと、を備えるものである。
【0009】本発明に係るスリット入り弾性封止体によ
れば、当該弾性封止体を構成する弾性体にあらかじめス
リットが設けられていることにより、筒状部材の先端が
鋭利ではなくても、これを弾性体に貫通させることがで
きる。従って、例えば注射器のシリンジにおける先端部
に注射針を接続しなくても、その先端部(先端が鋭利で
はない筒状の部分)を、弾性部材の前記穿刺位置にて直
接に押し込むことにより、弾性体を貫通させることがで
きる。
【0010】しかも、前記弾性体を被覆する樹脂フィル
ムは、環状オレフィン系重合体からなる層を含んでお
り、引裂強度の低いものであることから、シリンジの先
端部のように先端が鋭利ではない筒状部材であっても、
これを押し込む際の押圧力によって容易に開裂を生じさ
せることができる。それゆえ、本発明に係るスリット入
り弾性封止体は、先端が鋭利な中空針ではなく、先端が
鋭利ではない中空部材によって使用することができる。
また、本発明のスリット入り弾性封止体を薬液容器の口
部等に配置することにより、例えば注射器のシリンダに
先端の鋭利な中空針を接続しなくても、当該注射器から
直接に内溶液の注入、混合を行ったり、あるいは前記注
射器にて薬液容器等の内溶液を採取したりすることがで
きる。
【0011】また、本発明に係るスリット入り弾性封止
体によれば、弾性体の、筒状部材の穿刺位置または筒状
部材の貫通位置を含む面(薬液容器の口部や輸液回路の
混注口等に配置されたときに、天面または底面となる
面)に、ポリオレフィン系重合体からなる層を含む樹脂
フィルムが被覆されていることから、弾性体内を貫通す
るスリットが設けられていたとしても、当該スリット入
り弾性封止体を備えた薬液容器や輸液回路の口部または
混注口における密封性を損なうことがない。
【0012】それゆえ、本発明のスリット入り弾性封止
体を輸液容器の口部や輸液回路の混注口等に適用するこ
とによって、先端が鋭利ではない筒状部材であっても容
易に挿通させ得る刺通性を保持しつつ、しかも、樹脂フ
ィルムの開裂前(弾性封止体の使用前)における密封性
を十分に確保して、そのままの状態で滅菌処理等に供し
得る口部閉塞システムを提供することができる。しか
も、前記樹脂フィルムに含まれるポリオレフィン系重合
体は、ガスバリア性や水蒸気バリア性に優れるという物
性を備えており、耐熱性にも優れていることから、薬液
容器や輸液回路の密封性を維持する上で好適である。ま
た、耐薬品性に優れ、溶出物等の問題もないことから、
直接に薬液・薬剤と接触する面に樹脂フィルムが形成さ
れていたとしても、薬液容器等の使用上、障害となるこ
とがない。さらに付け加えるならば、ポリオレフィン系
重合体は焼却しても有毒ガスが発生しない素材であるこ
とから、弾性封止体を使用した後の廃棄処分に煩わされ
ることがない。
【0013】これらの理由により明らかなように、本発
明に係るスリット入り弾性封止体は、薬液容器の口部や
輸液回路の混注口等を封止する部材として、とりわけ薬
液容器や輸液回路等を使用する際の安全性を高めるもの
として、医療現場等において好適に用いられるものであ
る。本発明のスリット入り弾性封止体における樹脂フィ
ルムは、環状オレフィン系重合体からなる層と、ポリオ
レフィン系重合体からなる層との積層体であるのが好ま
しい。
【0014】上記樹脂フィルムにおける環状オレフィン
系重合体は、そのガラス転移温度が80℃以上であるの
が好ましい。かかる環状オレフィン系重合体を用いるこ
とによって、樹脂フィルムの引裂強さ、強度、伸縮性等
の物性を適切な範囲に調整することができる。また、上
記環状オレフィン系重合体は、その引張破断伸びが5%
以下であるのが好ましい。かかる重合体を用いることに
よって、樹脂フィルムの開裂の程度を適切な範囲に調整
することができる。
【0015】なお、本発明において「引張破断伸び」と
は、引張破壊強さに対応する伸び量(%)を示すもので
あって、ASTM D638の規定に準じて測定したも
のである。上記樹脂フィルムは、その全体の厚さが20
〜500μmであって、前記環状オレフィン系重合体か
らなる層の厚さが樹脂フィルム全体の10〜90%であ
るのが好ましい。樹脂フィルムの厚さや環状オレフィン
系重合体からなる層の厚みの割合を前記範囲に調整する
ことで、樹脂フィルムの開裂の程度を適切な範囲に調整
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るスリット入り
弾性封止体について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。 〔スリット入り弾性封止体の実施形態〕本発明に係るス
リット入り弾性封止体10の一実施形態としては、例え
ば図1に示すように、筒状部材の挿通方向xに沿って伸
びるスリット14を有する弾性体11と、弾性体11
の、筒状部材の貫通位置17を含む面13を被覆する樹
脂フィルム15と、からなるものが挙げられる。
【0017】図1では、スリット入り弾性封止体10
を、薬液容器等の口部20に配置した状態で示してい
る。弾性体11の面12は、筒状部材16の穿刺位置を
含む面であって、薬液容器の口部20等に配置された場
合に天面となる。一方、弾性体11の面13は、筒状部
材が弾性体11を貫通する部位(貫通位置)17を含む
面であって、薬液容器の口部20等に配置された場合に
底面となる。図1に示す実施形態において、スリット1
4は、弾性体11の穿刺位置16を含む面12から貫通
位置17を含む面13に亘って貫通している。しかし、
その一方(貫通位置17を含む面13)が樹脂フィルム
15によって被覆されていることから、スリット入り弾
性封止体10全体としては、口部20を密閉した状態に
ある。
【0018】図1に示すスリット入り弾性封止体10に
よれば、例えば注射器のシリンジにおける先端部のよう
に先端が鋭利ではない筒状の部材を弾性体11の穿刺位
置16から貫通位置17に向けて(挿通方向xに沿っ
て)押し込んだ場合であっても、樹脂フィルム15を開
裂させて、弾性封止体10全体を貫通させることができ
る(図6に示すように、カバー膜85が伸張するだけ
で、開裂しないという現象を生じることがない)。
【0019】なお、図1に示す実施形態において、先端
が鋭利ではない筒状部材によって弾性体11中を貫通さ
せる際の刺通性は、弾性体11を貫通するスリット14
によって確保されている。また、樹脂フィルム部分の刺
通性は、当該樹脂フィルムが環状オレフィン系重合体か
らなる層を含むものであることによって確保されてい
る。図1に示すスリット入り弾性封止体10によれば、
弾性体11の貫通位置17を含む面13側に、環状オレ
フィン系重合体からなる層を含む樹脂フィルム15が被
覆されていることにより、例えば薬液容器等に充填され
る薬液等と、弾性封止体10を構成する弾性体11とが
直接に接触するのを防止することができる。なお、環状
オレフィン系重合体は、前述のように、耐薬品性に優
れ、溶出物等の問題もない素材であることから、直接に
薬液・薬剤と接触する用途にも好適に用いることができ
る。
【0020】本発明に係るスリット入り弾性封止体の他
の実施形態としては、例えば図2〜図4に示すものが挙
げられる。図2に示すスリット入り弾性封止体10a
は、スリット14aが弾性体11aを貫通しておらず、
穿刺位置16近傍で薄肉部18を形成しているほかは、
図1に示すスリット入り弾性封止体10と同様である。
薄肉部18の強度(特に、引裂強度)が、先端が鋭利で
はない筒状部材によって容易に開裂させえるものである
ならば、図2に示す実施形態のように、スリット14a
が弾性体11aを貫通していなくてもよい。なお、図2
では、図1同様、スリット入り弾性封止体10aを薬液
容器等の口部20に配置した状態で示している。以下、
図3および図4に示す実施形態においても同様である。
【0021】図2に示すスリット入り弾性封止体10a
のように、スリット14aが面12側に露出していない
場合には、弾性体11aの穿刺位置16を明確にするこ
とを目的として、弾性体11aの当該面12に窪み19
や突起等の目印を設けるのが好ましい。図3に示すスリ
ット入り弾性封止体10bは、スリット14bを有する
弾性体11bと、弾性体11bの、筒状部材の穿刺位置
16を含む面12を被覆する樹脂フィルム15と、から
なるものである。
【0022】図3に示す実施形態において、スリット1
4bは、弾性体11bの穿刺位置16を含む面12から
貫通位置17を含む面13に亘って貫通している。しか
し、その一方(穿刺位置を含む面12)が樹脂フィルム
15によって被覆されていることから、スリット入り弾
性封止体10b全体としては、口部20を密閉した状態
にある。図3に示すスリット入り弾性封止体10bによ
れば、弾性体11bの穿刺位置16を含む面12側に、
環状オレフィン系重合体からなる層を含む樹脂フィルム
15が被覆されていることにより、例えば薬液容器の保
管中などにおいて弾性体11bの面12上に付着した埃
が穿刺位置16からスリット14bの内部に侵入するお
それを除去することができる。
【0023】図4に示すスリット入り弾性封止体10c
は、スリット14cを有する弾性体11cと、弾性体1
1cの、筒状部材の穿刺位置16を含む面12を被覆す
る樹脂フィルム15aと、筒状部材の貫通位置17を含
む面13を被覆する樹脂フィルム15bと、からなるも
のである。図4に示す実施形態において、スリット14
cは、弾性体11bの穿刺位置16を含む面12から貫
通位置17を含む面13に亘って貫通している。しか
し、その両方の面12,13が樹脂フィルム15a,1
5bによって被覆されていることから、スリット入り弾
性封止体10c全体としては、口部20を密閉した状態
にある。
【0024】図4に示すスリット入り弾性封止体10c
によれば、弾性体11cの穿刺位置16を含む面12側
と、貫通位置17を含む面13側との双方に、環状オレ
フィン系重合体からなる層を含む樹脂フィルム15a,
15bが被覆されていることから、例えば薬液容器等に
充填される薬液等と弾性体11cとの直接の接触を防止
し、かつ、穿刺位置16における汚染を防止することが
できる。 〔樹脂フィルム〕本発明のスリット入り弾性封止体にお
いて、弾性体の表面を被覆するのに用いられる樹脂フィ
ルムには、引裂強度が小さく、注射器のシリンジにおけ
る先端部(注射針を接続する部分)のように先端が鋭利
ではない筒状部材によっても、容易に開裂を生じさせる
ことができるものであることが求められる。
【0025】前述の、先端が鋭利ではない筒状部材によ
っても容易に開裂を生じさせ得る特性については、例え
ば、環状オレフィン系重合体からなる層を含む樹脂フィ
ルムを用いることによって達成することができる。ま
た、かかる樹脂フィルムは、これを開裂させる前の段階
での機械的強度等を十分なものとし、樹脂フィルムにひ
び割れなどが生じたりするのを防止するためにも、環状
オレフィン系重合体からなる層と、ポリエチレン(P
E)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系重
合体からなる層と、の積層体であるのが好ましい。
【0026】(環状オレフィン系重合体)本発明に用い
られる環状オレフィン系重合体としては、例えばエチレ
ンと、ジシクロペンタジエン類やノルボルネン系化合物
との共重合体、およびその水素添加物が挙げられる。中
でも、エチレンとノルボルネン系化合物との共重合体の
水素添加物を用いるのが好適である。当該水素添加物と
しては、例えば、一般式(1) :
【0027】
【化1】
【0028】〔式(1) 中、R1 およびR2 は同一または
異なって、水素、炭化水素残基、またはハロゲン、エス
テル、ニトリル、ピリジル等の極性基を示す。また、R
1 およびR2 は互いに結合して環を形成してもよい。m
は1以上の整数、nは0または1以上の整数である。〕
および/または一般式(2) :
【0029】
【化2】
【0030】〔式(2) 中、R3 およびR4 は同一または
異なって、水素、炭化水素残基、またはハロゲン、エス
テル、ニトリル、ピリジル等の極性基を示す。また、R
3 およびR4 は互いに結合して環を形成してもよい。x
およびzは1以上の整数、pは0または1以上の整数で
ある。〕で表される構成単位を有するポリマーを挙げる
ことができる。一般式(1) で表される構成単位を有する
ポリマーは、1種または2種以上の単量体を公知の開環
重合方法によって重合させ、こうして得られる開環重合
体を常法に従って水素添加したものである。
【0031】当該ポリマーの具体例としては、日本ゼオ
ン(株)製の水添重合体〔商品名「ゼオノア」、比重
1.01、MFR70g/10分(190℃)、ガラス
転移温度(Tg)100℃〕、日本合成ゴム(株)製の
商品名「ARTON(R) 」等が挙げられる。一般式(2)
で表される構造単位を有するポリマーは、単量体として
の、1種または2種以上のノルボルネン系モノマーと、
エチレンとを公知の方法によって付加共重合させたも
の、および/またはこれを常法に従って水素添加したも
のである。
【0032】当該ポリマーの具体例としては、三井化学
(株)製の〔商品名「アペル6509」、比重1.0
2、MFR40g/10分(190℃)、ガラス転移温
度(Tg)80℃〕、TICONA社製の商品名「TO
PAS(R) 」等が挙げられる。上記一般式(1) および
(2) で表される構成単位を有するポリマーを含む、前記
共重合体の水素添加物は、いずれも飽和ポリマーである
ので、先端が鋭利ではない筒状部材に対する刺通性に優
れるだけではなく、ガス遮蔽性、水分遮蔽性、耐熱性、
安定性の点でも優れている。
【0033】上記環状オレフィン系重合体は、そのガラ
ス転移温度(Tg )が80℃以上であるのが好ましく、
105〜150℃であるのがより好ましい。ガラス転移
温度Tg が80℃を下回ると、樹脂フィルムの伸び特性
が増大して、先端が鋭利ではない筒状部材によって容易
に開裂させることができなくなるおそれがある。一方、
ガラス転移温度Tg が150℃を超えると、環状オレフ
ィン系重合体の脆弱性が増大して、弾性体を被覆する用
途に適さなくなるおそれがある。
【0034】また、環状オレフィン系重合体の分子量の
範囲は、シクロヘキサンを溶媒とするゲル浸透クロマト
グラフィ(GPC)分析により測定した数平均分子量<
Mn>において1万〜10万であるのが好ましく、2万
〜5万であるのがより好ましい。当該共重合体の分子鎖
中に残留する不飽和結合を水素添加により飽和させる場
合において、その水添率は、90%以上、好ましくは9
5%以上、特に好ましくは99%以上となるように設定
される。
【0035】環状オレフィン系重合体の引張破断伸び
(%)は、ASTM D638の規定に準じて測定した
値で5%以下であるのが好ましく、1〜4%であるのが
より好ましい。引張破断伸びが5%を超えると、樹脂フ
ィルムの伸び特性が増大して、先端が鋭利ではない筒状
部材によって容易に開裂させることができなくなるおそ
れがある。 (他の重合体)本発明のスリット入り弾性封止体におい
て、弾性体の表面を被覆するのに用いられる樹脂フィル
ムには、前述のように、環状オレフィン系重合体からな
る層を単独で用いるだけではなく、例えば環状オレフィ
ン系重合体からなる層とポリオレフィン系重合体からな
る層との積層体等を用いることができる。
【0036】前記ポリオレフィン系重合体としては、例
えばポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等
が挙げられる。環状オレフィン系重合体からなる層との
積層体を構成する樹脂としては、ポリオレフィン系重合
体のほかに、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リエステル、ポリアミド等が挙げられる。 (樹脂フィルムの物性)本発明のスリット入り弾性封止
体において、弾性体の表面を被覆する樹脂フィルムの厚
みは、その引裂強さと機械的強度とを両立させるという
観点から、20〜500μmの範囲に設定するのが適当
であって、20〜100μmの範囲とするのがより好ま
しい。また、この場合において、環状オレフィン系重合
体からなる層の厚みの割合は、樹脂フィルム全体の10
〜90%とするのが好ましく、10〜50%とするのが
より好ましい。
【0037】樹脂フィルムの厚さが上記範囲を上回った
り、樹脂フィルム全体に占める環状オレフィン系重合体
の厚みの割合が上記範囲を下回ったりすると、樹脂フィ
ルム全体で環状オレフィン系重合体以外の樹脂の影響を
無視し得なくなり、樹脂フィルムの伸びが大きくなるお
それがある。一方、樹脂フィルムの厚さが上記範囲を下
回ったり、樹脂フィルム全体に占める環状オレフィン系
重合体の厚みの割合が上記範囲を超えたりすると、樹脂
フィルムが弱くなってしまうおそれがある。
【0038】〔弾性体〕本発明に係るスリット入り弾性
封止体における弾性体には、従来の薬液容器等における
栓として用いられている種々の材料を用いることができ
る。例えば、天然ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、
イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム等のゴム
や、熱可塑性エラストマー等の弾性部材が挙げられる。
本発明のスリット入り弾性封止体を輸液容器等のキャッ
プに適用する場合において、当該キャップの外枠体と弾
性体とを一体成形するには、外枠体を形成するプラスチ
ックとともに熱成形が可能な熱可塑性エラストマーを弾
性体として使用するのが好ましい。この場合、キャップ
の製造工程を簡易なものとすることができる。
【0039】本発明に使用可能な熱可塑性エラストマー
としては、例えばスチレン−エチレン/ブチレンースチ
レンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−ブタジ
エン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン
−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、
スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共
重合体(SEPS)、マレイン酸変性等の変性SEB
S、スチレン−エチレン/ブチレンブロック共重合体
(SEB)、スチレン−エチレン/プロピレンブロック
共重合体(SEP)等のスチレン系エラストマー;エチ
レン−プロピレンブロック共重合体等のオレフィン系エ
ラストマー;ポリウレタン系エラストマー等が挙げられ
る。
【0040】本発明に使用可能な弾性体の特性について
は特に限定されるものではなく、一般に、医療用注入針
を貫通させるのが困難なほどに強靭または高硬度のもの
ではなく、かつ、通常の保管時に容易に変形したり、破
損したりすることのない程度の強度を有するものであれ
ばよい。本発明に使用可能な弾性体の硬度は、JIS
A硬度〔JIS K 6301に記載の方法にて測定し
たスプリング硬さHs(JIS A)〕が20〜70で
あるのが好ましく、30〜50であるのがより好まし
い。また、弾性体の圧縮永久歪みは、医療用注入針を繰
り返し抜き差ししても破損することがないように、JI
S K 6301に記載の方法にて測定した値〔圧縮永
久ひずみ率CS(%),熱処理温度・時間:70℃,2
2時間〕が30以下であるのが好ましい。
【0041】〔スリット〕本発明に係るスリット入り弾
性封止体において、弾性体の内部に形成されるスリット
は、先端が鋭利ではない筒状の部材を容易に挿通させる
ことのできるものであればよい。従って、その幅、長さ
(弾性体の全長に占める割合)、形状等については特に
限定されるものではないが、通常、スリット部分の横断
面の形状(弾性体の表面に現れる形状)が直線(−)状
であって、その幅が0.5〜10mm、好ましくは1〜
7mm、より好ましくは2〜4mm程度となるように設
定するのが適当である。
【0042】なお、スリットの幅等は、使用する筒状部
材の形状に応じて適宜設計変更することができる。ま
た、その形状も上記のものに限定されるものではない。
また、これに限定されるものではないが、筒状部材等を
挿通していない状態では、弾性体の反発力によりスリッ
ト部分が塞がれているように設計するのが好ましい。
【0043】
〔スリット入り弾性封止体の製造〕
実施例1 厚さ5mm、直径20mmの円柱状のゴム栓(弾性体1
1,天然ゴム製,JIS A硬度35)の中央に、幅が
3mmで、ゴム栓の天面から底面にまで連通したスリッ
ト14を設けた(図1参照)。
【0044】次いで、エチレン・テトラシクロドデセン
共重合体〔三井化学(株)製の商品名「アペルAPL6
013」,ガラス転移温度125℃,引張破断伸び3
%〕のフィルムの両面に、直鎖状低密度ポリエチレン
〔LLDPE,密度0.920〕のフィルムを積層して
なる3層フィルム(樹脂フィルム15)を使用し、この
3層フィルムを前記スリット入りゴム栓の、筒状部材の
貫通位置17を含む面13に被覆することにより、スリ
ット入り弾性封止体10を得た。
【0045】前記3層フィルムの厚みは全体で30μm
であって、当該3層フィルムを構成する各フィルムの厚
みの割合は、一方の表面から順に30%,40%,30
%であった。 比較例1 実施例1で用いたのと同様のスリット入りゴム栓の一方
の表面に、LLDPE(前出)からなる厚さ30μmの
樹脂フィルムを被覆して、スリット入り弾性封止体を得
た。
【0046】〔被覆フィルムの開裂試験〕 試験例1 上記実施例1および比較例1で得られたスリット入り弾
性封止体10について、以下の試験を行った。筒状部材
の穿刺位置16(樹脂フィルム15が設けられていない
側の面12におけるスリット14の露出位置)から、弾
性体11に対して、注射器のシリンジにおける先端部
(金属製中空針等を接続するための円柱状の部分)を差
し込み、樹脂フィルム15の開裂の有無を確認した。
【0047】上記試験に使用したシリンジ30の先端部
31は、その外径Dが4.2mm、中空部32の内径d
が1.85mm、長さTが9mmであった(図5(b) 参
照)。また、上記試験は、実施例1および比較例1の双
方とも、10個のサンプルについて行った。その結果、
実施例1で得られたスリット入り弾性体では、全てのサ
ンプルについて樹脂フィルムの開裂が生じたのに対し、
比較例1で得られたスリット入り弾性体では、図6に示
すように樹脂フィルム15が伸びたために、シリンジの
先端部31を奥まで差し込んでも開裂を生じさせること
ができなかった。
【0048】試験例2 上記実施例1および比較例1に使用した樹脂フィルムに
ついて、前出のシリンジ30の先端部31(D=4.2
mm,d=1.85mm,T=9mm,円柱状)で突き
破るのに必要な力を、オートグラフ〔島津(株)製の
「AGS−100D」〕により、200mm/分の速度
で測定した。測定に際して、実施例1および比較例1に
使用した樹脂フィルム15は、直径6.5mmの孔を有
する2枚の板90に挟み込んで使用した。また、シリン
ジの先端部31は、前記孔の中央部分にて樹脂フィルム
15に当接され、かつ、樹脂フィルム15に対して先端
部31が垂直に当たるように調節した。
【0049】上記測定は、実施例1および比較例1で使
用した樹脂フィルムの双方とも、10枚のサンプルにつ
いて行った。その結果、実施例1で使用した樹脂フィル
ムは、いずれも先端が鋭利ではないシリンジの先端部で
突き破ることができた。樹脂フィルムの開裂に要した力
は、平均0.7kgfであった。これに対し、比較例1
で使用した樹脂フィルムは、シリンジの先端部による押
圧ではフィルムが伸びるだけで、いずれのサンプルにつ
いても開裂するには至らなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスリット入り弾性封止体の一実施
形態を示す図であって、(a) はその断面図、(b) はその
平面図である。
【図2】本発明に係るスリット入り弾性封止体の他の実
施形態を示す断面図である。
【図3】本発明に係るスリット入り弾性封止体のさらに
他の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係るスリット入り弾性封止体のさらに
他の実施形態を示す断面図である。
【図5】(a) は樹脂フィルムの引裂強度測定試験の方法
を示す説明図であって、(b) および(c) は注射器のシリ
ンジにおける先端部の形状を説明するための部分拡大図
である。
【図6】従来の、樹脂フィルムを備えたスリット入り弾
性体の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
10 スリット入り弾性封止体, 11 弾性体, 1
4 スリット, 15樹脂フィルム, 16 穿刺位
置, 17 貫通位置, x 挿通方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C066 AA09 BB01 CC01 DD01 DD08 FF04 FF05 GG05 GG20 LL06 LL08 NN01 NN09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部材の挿通方向に沿って伸びるスリッ
    トを有する弾性体と、 前記弾性体の、筒状部材の穿刺位置を含む面および/ま
    たは筒状部材の貫通位置を含む面を被覆する、環状オレ
    フィン系重合体からなる層を含む樹脂フィルムと、を備
    えるスリット入り弾性封止体。
  2. 【請求項2】前記樹脂フィルムが、環状オレフィン系重
    合体からなる層と、ポリオレフィン系重合体からなる層
    との積層体である請求項1記載のスリット入り弾性封止
    体。
  3. 【請求項3】前記環状オレフィン系重合体のガラス転移
    温度が80℃以上である請求項1または2記載のスリッ
    ト入り弾性封止体。
  4. 【請求項4】前記環状オレフィン系重合体の引張破断伸
    びが5%以下である請求項1〜3のいずれかに記載のス
    リット入り弾性封止体。
  5. 【請求項5】前記樹脂フィルムの全体の厚さが20〜5
    00μmであって、前記環状オレフィン系重合体からな
    る層の厚さが樹脂フィルム全体の10〜90%である請
    求項1〜4のいずれかに記載のスリット入り弾性封止
    体。
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