JP2002288034A - 半導体記憶装置とその読出し・書き込み方法 - Google Patents
半導体記憶装置とその読出し・書き込み方法Info
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Abstract
相当に低減し、製造コストが安価で、高速転送が可能で
あるとともに、書き込み・読出しの高速処理が可能な半
導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 フラッシュメモリ(2)の1ブロックの
容量サイズは外部ホストの処理単位である1セクタサイ
ズの複数倍であり、外部ホストとフラッシュメモリ
(2)間のデータ転送を媒介する第1及び第2のバッフ
ァRAMは、各々がフラッシュメモリ(2)の1セクタ
サイズに相当する容量を有し、外部ホストとバッファR
AM間のデータ転送、フラッシュメモリとバッファRA
M間のデータ転送は、それぞれ第1及び第2のバッファ
RAMのうち別々のバッファRAMを交互に選択して、
バッファRAMと外部ホスト間でのデータ授受と、バッ
ファRAMとフラッシュメモリ間でのデータ授受を同時
並列的に行う。
Description
し、特に、ブロック単位でリード・ライト・イレースさ
れるフラッシュメモリを用いた半導体ディスク装置など
の大容量半導体記憶装置に関し、不揮発性半導体メモリ
として大容量メモリを用いて高性能でかつ製造コストの
低減を実現した半導体記憶装置に関する。
えば、三菱電機(株)製の M5M29F25611VP や日立製作
所(株)製の HN29W25611 などが使用され、これらは2
kバイトのブロック単位でリード、ライト処理を行うフ
ラッシュメモリである。このフラッシュメモリを搭載し
た半導体記憶装置の場合、ホスト端末とのデータ転送と
フラッシュメモリとのデータ転送を並列処理させるため
に、フラッシュメモリは、図7に示すように、各2kバ
イトのブロックを複数枚有し、2個のバッファRAM
(R1,R2)は各々1ブロックの容量サイズを有する
ものであった。
装置では、各バッファRAMの容量は1ブロックの容量
サイズに相当、即ち、1セクタサイズの複数倍(例えば
4セクタサイズ相当)であった。
転送、フラッシュメモリとバッファRAM間のデータ転
送は、2つのバッファRAM(R1,R2)のうちそれ
ぞれ別々のバッファRAMを選択して行い、一方のバッ
ファRAM(例えばR1)がホスト端末機とデータ送受
信を行っている際には、もう一方のバッファRAM(例
えばR2)はフラッシュメモリとの間でデータ送受信を
行うように構成されていた。
およびバッファRAMとフラッシュメモリ間でのデータ
転送は、1ブロック相当の複数セクタ分のデータを一括
してデータ転送を行うように構成され、フラッシュメモ
リに対するコマンドはブロック(4セクタ)単位で実施
されている。
端末への従来のデータ読出し動作を示す模式図であり、
図7(b)はホスト端末からフラッシュメモリへのデー
タ書き込み動作を示す模式図であり、フラッシュメモリ
は1ブロックサイズが2kバイト(4セクタサイズ)で
構成された場合を示している。
データ読出し動作において、破線矢印で示すデータ転送
は、フラッシュメモリから1ブロックのデータが予めバ
ッファRAM(R1)に格納され、次に実線矢印で示し
た2つのデータ転送を同時に行うことを示している。即
ち、バッファRAM(R1)に先に格納されたデータを
バッファRAM(R1)から読み出してホストに転送す
ると同時的に、フラッシュメモリから次のブロックのデ
ータを読み出してもう一方のバッファRAM(R2)に
転送し格納する。
フラッシュメモリへのデータ書き込み動作において、破
線矢印で示すデータ転送は、ホストから1ブロックに対
するデータが予めバッファRAM(R1)に格納され、
次に実線矢印で示した2つのデータ転送を同時に行うこ
とを示している。即ち、バッファRAM(R1)に先に
格納されたデータを読み出してフラッシュメモリに転送
するのと同時的に、ホスト端末から次のブロックに対す
るデータをバッファRAM(R2)に転送し格納する。
は、磁気ディスク装置において、各々複数セクタ分の容
量を持った2個のバッファメモリを有し、1セクタ分の
データを読み出して格納し、そのデータを転送している
間に、他方のバッファメモリに別の1セクタ分のデータ
を読み出して格納する技術が開示されている。ここで、
各々複数セクタ分の容量を持った2個のバッファメモリ
を備えることは、転送データの履歴を残すことにより、
故障解析を容易にするためである。
Mが複数セクタ分の容量を持った構成であるので、バッ
ファメモリの容量が大きくなり、将来、フラッシュメモ
リの大容量化がさらに進み、ブロックサイズが例えば4
kバイト、8kバイト等と大きくなった場合、従来の技
術構成ではバッファRAMも同様に大きく構成しなけれ
ばならない。このため、コントローラ等を含む装置全体
のコストも高くなることは避けられなかった。
のバッファサイズ毎にリードコマンドやライトコマンド
を実行すると、コマンド実行のオーバーヘッドが余分に
加わるため効率が悪くなり、ホスト端末側から見た書き
込み・読出し速度が遅くなるという課題があった。
解決するためになされたもので、各バッファRAMのサ
イズを1セクタサイズ相当に低減し、製造コストが安価
で、高速転送が可能であるとともに、書き込み・読出し
の高速処理が可能な半導体記憶装置及びその読出し・書
き込み方法を提供することを目的とする。
するとともに、誤り訂正によりデータの信頼性向上が図
れる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
に、本発明による半導体記憶装置は、システムバスを介
して外部ホスト端末とデータ転送可能に接続され、複数
個のブロック構成を有する不揮発性半導体メモリであっ
て、各ブロック単位で読出し・書き込みのコマンドが実
行処理され、1ブロックの容量サイズは外部ホスト端末
がデータ読出し・書き込み単位とする1セクタサイズの
複数倍である不揮発性半導体メモリと、上記外部ホスト
端末と上記不揮発性半導体メモリ間のデータ転送を媒介
する2個のバッファメモリであって、各々が上記不揮発
性半導体メモリの1セクタサイズに相当する容量を有す
る第1及び第2のバッファメモリと、上記外部ホスト端
末と上記バッファメモリ間のデータ転送および上記不揮
発性半導体メモリと上記バッファメモリ間のデータ転送
は、それぞれ上記第1及び第2のバッファメモリのうち
別々のバッファメモリを選択し、一方のバッファメモリ
が外部ホスト端末との間で1セクタ分のデータの授受を
行っている際には、もう一方のバッファメモリは不揮発
性半導体メモリとの間で別の1セクタ分のデータの授受
を行うように制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
ータ読出し・書き込みの要求に応答して、前記不揮発性
半導体メモリのブロックに対する読出し・書き込みのコ
マンドを印加し、順次セクタデータ毎に前記バッファメ
モリを介して外部ホスト端末と前記不揮発性半導体メモ
リ間のデータの授受を行う。
タの転送後は次のセクタデータの転送が継続できるよう
に前記不揮発性半導体メモリへの制御レベルを保持し、
データ転送の同時並列処理を行う。
小さくできるので、低コストでの製造が可能となり、転
送の並列処理ができるので、ホスト端末からみて高速な
転送が実現できる。また、フラッシュメモリに対してブ
ロック単位で処理を行うので、高速な書き込み・読出し
が可能となり、処理時間の短縮を図ることができる。
は、上記不揮発性半導体メモリに格納されたデータの誤
りを訂正制御する誤り訂正手段を更に有し、誤り訂正の
ための冗長データは各セクタデータ毎にセクタデータの
直後に格納することもできる。上記誤り訂正手段は、前
記不揮発性半導体メモリからバッファメモリへのデータ
読出しの際には、これと同時並行して上記誤り訂正手段
にセクタデータと冗長データが転送され、訂正可能な誤
りが検出された場合には前記バッファメモリ上のデータ
を訂正し、該バッファメモリから上記不揮発性半導体メ
モリへの書き込みの際には、これと同時並行して上記誤
り訂正手段にセクタデータを転送して冗長データを生成
し、生成された冗長データを上記不揮発性半導体メモリ
に転送することもできる。
が付加されたことにより、前述の効果に加えて、データ
の信頼性を向上させることができる。
のデータ読出し方法は、読出し制御の初期化によって開
始ブロックアドレスと開始セクタ番号と転送セクタ数を
取得する工程と、最初のセクタデータの読出してバッフ
ァメモリに格納し、ホスト端末への読出し転送を行う工
程と、転送セクタ数を1減算カウントした後、バッファ
RAMからホスト端末へのデータ転送中か転送完了して
いるかを判定する工程と、ホスト端末へのデータ転送完
了時に、ホスト端末へのデータ転送要求を発行し、バッ
ファメモリからホスト端末へのデータ転送を開始する工
程と、処理されるべき転送セクタ数が0か否か判定する
工程、とを有し、転送セクタ数が0の場合は、ブロック
処理を完了し、転送セクタ数が0より大の場合は、バッ
ファメモリの切り替えを行い、対象セクタ番号を1だけ
インクレメントして次のセクタからの読出しを行い、一
方のバッファメモリが外部ホスト端末との間で1セクタ
分のデータの授受を行っている際には、もう一方のバッ
ファメモリは不揮発性半導体メモリとの間で別の1セク
タ分のデータの授受を行うことを特徴とする。
へのデータ書き込み方法は、書き込み制御の初期化によ
って開始ブロックアドレスと開始セクタ番号と転送セク
タ数を取得する工程と、ホストからのデータ転送要求を
発行し、バッファメモリへのデータ転送を開始する工程
と、フラッシュメモリのプログラム完了時に、ライトコ
マンド・ブロックアドレス印加処理を行う工程と、ホス
ト端末からのデータ転送完了を待って、転送セクタ数を
1減算カウントした後、処理されるべき転送セクタ数が
0か否か判定する工程と、を有し、転送セクタ数が0の
場合は、ライトセクタ書き込み転送処理した後、ブロッ
ク処理を完了し、転送セクタ数が0より大の場合は、バ
ッファメモリの切り替えを行い、ホスト端末からのデー
タ転送要求を発行し、バッファメモリへのデータ転送を
開始し、ライトセクタ書き込み転送を行い、対象セクタ
番号を1だけインクレメントして次のセクタへの書き込
みを行い、一方のバッファメモリが外部ホスト端末との
間で1セクタ分のデータの授受を行っている際には、も
う一方のバッファメモリは不揮発性半導体メモリとの間
で別の1セクタ分のデータの授受を行うことを特徴とす
る。
・書き込み方法によれば、バッファメモリの容量を小さ
くできるので、低コストでの製造が可能となり、転送の
並列処理ができるので、ホスト端末からみて高速な転送
が実現できる。また、フラッシュメモリに対してブロッ
ク単位で処理を行うので、高速な書き込み・読出しが可
能となり、処理時間の短縮を図ることができる。
例について説明する。なお、各図において共通する要素
には同一の符号を付し、重複する説明については省略し
ている。
リを用いて構成された半導体記憶装置の1実施例のブロ
ック構成を示す。同図において、半導体記憶装置は、制
御信号生成手段としての機能を有する制御信号生成シー
ケンサ(SEQ)1と、複数のブロック階層構造を有す
るフラッシュメモリ2と、2つのバッファRAM(R
1,R2)と、双方向バッファ3と、4つのセレクタ
(S1,S2,S3,S4)とを備える。バッファRA
M(R1,R2)は、それぞれホスト端末機からのデー
タの読出し・書き込みができるように、データバスによ
ってセレクタ(S1,S2,S3)を介してホストイン
ターフェース部4と接続されている。同様に、バッファ
RAM(R1,R2)は、フラッシュメモリ2に対する
データの読出し・書き込みができるように、データバス
によってセレクタ(S2,S3,S4)および双方向バ
ッファ3を介してフラッシュメモリ2と接続され、各セ
レクタによって接続されるデータバスが選択される。
Q)1は、各種のデータ転送を実施するために適切なタ
イミングで各ブロックに対して制御信号を与え、各セレ
クタの切替制御、バッファRAM(R1,R2)への制
御信号、ブロックアドレス、フラッシュメモリ2への制
御信号は全て制御信号生成シーケンサ(SEQ)1によ
って生成される(図3を用いて後述する)。
ュメモリのリード、ライト、イレース処理はブロック単
位で行われ、この1ブロックの容量サイズはホスト端末
機が処理単位とする1セクタサイズの整数倍であり、本
実施例では1ブロックサイズが4セクタサイズである構
成例を示している。
モリ間のデータ転送を媒介するために設けられた2つの
バッファRAM(R1,R2)としては、各々の記憶容
量がホスト端末機の処理単位である1セクタサイズと同
じ容量サイズのものが使用される。そのため、ホスト端
末機とバッファRAM間のデータ転送、フラッシュメモ
リとバッファRAM間のデータ転送は、2つのバッファ
RAM(R1,R2)のうちそれぞれ別々のバッファR
AMを選択して行い、一方のバッファRAM(例えばR
1)がホスト端末機とデータの送受信を行っている際に
は、もう一方のバッファRAM(例えばR2)はフラッ
シュメモリとのデータ送受信を行うように構成されてい
る。
求に応答して、制御信号生成シーケンサ(SEQ)1
は、フラッシュメモリのアドレス指定されたブロックに
対するリードコマンド・ライトコマンドを印加し、順次
セクタ単位毎にバッファRAMを介してホスト端末機と
フラッシュメモリ間のデータの授受を行い、これをブロ
ック単位毎に繰り返してリードコマンド・ライトコマン
ドを実行する。ここで、1つのセクタデータの転送後は
次のセクタデータの転送が継続できるようにフラッシュ
メモリへの制御信号はそのレベルが保持される。
端末へのデータ読出し動作を示す模式図であり、図2
(b)はホスト端末からフラッシュメモリへのデータ書
き込み動作を示す模式図であり、フラッシュメモリは1
ブロックサイズが2kバイト(4セクタサイズ)で構成
された場合を示している。
データ読出し動作において、破線矢印で示すデータ転送
Dtr1は、フラッシュメモリから例えばセクタ1のデータ
が前段階の処理ステップで予めバッファRAM(R1)
に格納されていることを示している。次に実線矢印で示
した2つのデータ転送Dtr2とDtr3 を同時に行う。即
ち、バッファRAM(R1)に先に格納されたセクタ1
のデータをバッファRAM(R1)から読み出してホス
トに転送する(Dtr3)と同時的に、フラッシュメモリから
次のセクタ2のデータを読み出してもう一方のバッファ
RAM(R2)に転送(Dtr2)し格納する。バッファRA
M(R2)に格納されたセクタ2のデータを読み出して
ホストに転送するときは、それと同時に、フラッシュメ
モリから次のセクタ3のデータを読み出してもう一方の
バッファRAM(R1)に転送し格納する。
ッシュメモリへのデータ書き込み動作において、破線矢
印で示すデータ転送Dtw1は、ホスト端末から例えばセク
タ1に対するデータが予めバッファRAM(R1)に格
納されていることを示している。次に実線矢印で示した
2つのデータ転送Dtw2とDtw3 を同時に行う。即ち、バ
ッファRAM(R1)に先に格納されたセクタ1に対す
るデータを読み出してフラッシュメモリに転送する(Dtw
3)と同時的に、ホスト端末から次のセクタ2に対するデ
ータをバッファRAM(R2)に転送(Dtw2)し格納す
る。
タ読出し動作におけて制御信号生成シーケンサ(SE
Q)1からの制御信号のタイミング波形図を示し、図3
(b)はフラッシュメモリへのデータ書き込み動作にお
ける制御信号のタイミング波形図を示す。
ック(4セクタ)単位で実施されるため、各コマンドの
実施は、コマンド・ブロックアドレス印加ステップ(rea
d open, write open)と、セクタ転送(読出し・書き込
み)ステップ(read sector, write sector)と、ブロッ
ク処理完了ステップ(read close, write close)とに分
けて制御する。各ステップ完了後はそのままの制御信号
レベルを保持するので、次のステップまで時間間隔があ
ってもそのままフラッシュメモリに対するコマンドを継
続することができる。
る制御タイミングにおいて、/CEはチップイネーブル
入力を示し、/CEの立ち上がりでスタンバイ状態に戻
る。コマンド・アドレス印加によってチップイネーブル
状態が開始され、ブロック処理完了ステップ(read clos
e)までレベル保持される。同図において、上付線を付し
た信号/CE,/WE,/OEはLOWアクティブ信号
であることを示し、tAはアクセス時間を示している。
/OEはのアウトプットイネーブル信号を示し、/OE
=Lレベルの間フラッシュメモリからデータが出力さ
れ、コマンド入力前は/OE=Hレベル(出力ディスエ
ーブル)状態から開始されている。
ーブル状態となると、バッファRAMへのライトイネー
ブル信号/WEは初期化され、フラッシュメモリから1
セクタ分のデータを予め一方のバッファRAM(R1)
に格納し(WE0)、次に所定時間後に、このバッファ
RAM(R1)に格納されたセクタのデータを読み出し
てホストに転送する(OE0)。これと同時的に、フラ
ッシュメモリから次のセクタのデータを読み出してもう
一方のバッファRAM(R2)に転送し格納する(WE
1)。1セクタ分のデータ転送が終了すると処理は次の
セクテに移行し、読出し転送セクタを順次セクタ0から
セクタ4までセクタ単位毎に指定(SC)することによ
り、2つのバッファRAMを介してホスト端末機とフラ
ッシュメモリ間のデータの授受を行い、これをブロック
単位毎に繰り返してリードコマンドを実行する。ここ
で、、SCは各セクタ毎の転送データ量を計数し転送セ
クタを取得するシリアルクロック入力信号を示し、リー
ドデータはSCの立ち上がりでラッチされる。
ける制御タイミングについても、図3(a)に示す制御
タイミングとほぼ同様であり、常時/OE=Hレベルの
間出力ディスエーブル状態となる。write close時の
“確認”は、フラッシュメモリへの書込みを行うに当た
って確認コマンドを入れることを示している。その他の
動作については図3(a)と同様であるので、ここでは
その説明は省略する。
動作についての内部動作のフローチャートを示す。先
ず、ステップ#401では、読出し制御の初期化によっ
て開始ブロックアドレス(BA)と開始セクタ番号
(i)と転送セクタ数(SC)が取得される。ステップ
#402でリードコマンド・ブロックアドレス印加(rea
d open)処理がおこなわれた後、ステップ#403でリ
ードセクタ転送(読出し)(read sector)に移行し、最
初のセクタデータの読出し、バッファRAMへの格納お
よびホスト端末への転送が行われる。ステップ#404
で転送セクタ数(SC)が1減算カウントされた後、ス
テップ#405でバッファRAMからホスト端末へのデ
ータ転送中か転送完了しているかが判定される。ホスト
端末へのデータ転送中の場合は、転送完了を待って(ス
テップ#406)、転送完了の場合は、ステップ#40
7でホスト端末へのデータ転送要求を発行し、バッファ
RAMからホストへのデータ転送が開始される(ステッ
プ#408)。
(SC)が0(未転送セクタなし)か否か(未転送セク
タ有り)か判定され、未転送セクタなしの場合(SC=
0)は、ブロック処理完了ステップ(read close) #4
10に移行する。未転送セクタ有りの場合(SC>0)
は、ステップ#411でバッファRAMの切り替えが行
われ、対象セクタ番号を1だけインクレメントして次の
セクタからの読出しに移行する(ステップ#412)。
が上限値か否か判定され、上限値以下の場合はステップ
#403の処理工程にもどり、上限値より大の場合は、
ブロック処理完了ステップ(read close)#414での処
理の後、ステップ#415でブロックアドレス(BA)
を次のブロックに移行して対象セクタ番号(i)をi=
0に設定し、再びステップ#402からの処理工程を繰
り返す。
上限値を4(セクタ)としているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、1ブロックのセクタサイズは任
意である。
み動作についての内部動作のフローチャートを示す。図
4の読出し動作の場合と同様に、先ず、ステップ#50
1では、書き込み制御の初期化によって開始ブロックア
ドレス(BA)と開始セクタ番号(i)と転送セクタ数
(SC)が取得される。次に、ステップ#502でホス
トからのデータ転送要求を発行し、バッファRAMへの
データ転送が開始される(ステップ#503)。ステッ
プ#504でフラッシュメモリのプログラム完了待ちを
行った後、ステップ#505でライトコマンド・ブロッ
クアドレス印加(write open)処理が行われる。
(ステップ#506)、ステップ#507で転送セクタ
数(SC)が1減算カウントされた後、ステップ#50
8で、転送セクタ数(SC)が0(未転送セクタなし)
か否(未転送セクタ有り)か判定される。未転送セクタ
なしの場合(SC=0)は、ステップ#509のライト
セクタ転送(書き込み)(write sector)に移行し、ブロ
ック処理完了ステップ(write close) #510を経て、
ステップ#511でフラッシュメモリのプログラム完了
待ちを行った後終了する。
ステップ#512でバッファRAMの切り替えが行わ
れ、ステップ#513でホストからのデータ転送要求を
発行し、バッファRAMへのデータ転送が開始される
(ステップ#514)。次に、ステップ#515でライ
トセクタ転送(書き込み)(write sector)処理を行い、
対象セクタ番号を1だけインクレメントして次のセクタ
への書き込みに移行する(ステップ#516)。
が上限値か否か判定され、上限値以下の場合はステップ
#506の処理工程にもどり、上限値より大の場合は、
ブロック処理完了ステップ(write close)#518での
処理の後、ステップ#519でブロックアドレス(B
A)を次のブロックに移行して対象セクタ番号(i)を
i=0に設定し、再びステップ#504からの処理工程
を繰り返す。
を従来技術の複数セクタ分相当と比べて顕著に小さくで
きるので、低コストでの製造が可能となり、転送の並列
処理ができるので、ホストからみて高速な転送が実現で
きる。また、フラッシュメモリに対してブロック単位で
処理を行うので、高速な書き込み・読出しが可能とな
る。
て説明する。図1に示す実施例1の構成と異なるところ
は、本実施例2では誤り訂正制御手段(ECC)5を追
加したことである。図6に示すように、セレクタS4と
双方向バッファ3との間に誤り訂正制御手段(ECC)
5を介在接続させることにより、フラッシュメモリ2か
らバッファRAM(R1,R2)へのデータ読出しの際
に、これと並行して誤り訂正制御手段(ECC)5にセ
クタデータと誤り訂正用の冗長データが転送され、訂正
可能な誤りが検出された場合にバッファRAM上のデー
タを訂正しておくようにする。
データ書き込みの際には、これと並行して誤り訂正制御
手段(ECC)5にセクタデータを転送して冗長データ
を生成し、生成された冗長データをフラッシュメモリ2
に転送する。誤り訂正のための冗長データは各セクタデ
ータ毎にセクタデータの直後に格納するように構成され
る。なお、上記以外の要素については実施例1と共通す
るので、その説明についてはここでは省略する。
のほかに、誤り訂正により処理データの信頼性向上が図
れるといった効果が得られる。
ァRAMの容量を小さくできるので、低コストでの製造
が可能となり、転送の並列処理ができるので、ホストか
らみて高速な転送が実現できる。また、フラッシュメモ
リに対してブロック単位で処理を行うので、高速な書き
込み・読出しが可能となる。さらに、上記効果を損なう
ことなく、誤り訂正によりデータの信頼性向上が図れ
る。
ロック図
体記憶装置の読出し・書き込み動作におけるデータ転送
の模式図
体記憶装置の読出し・書き込み動作におけるフラッシュ
メモリ制御信号のタイミングチャート
フローチャート
のフローチャート
ロック図
装置の読出し・書き込み動作におけるデータ転送の模式
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 システムバスを介して外部ホスト端末と
データ転送可能に接続された半導体記憶装置であって、 複数個のブロック構成を有する不揮発性半導体メモリで
あって、各ブロック単位で読出し・書き込みのコマンド
が実行処理され、1ブロックの容量サイズは外部ホスト
端末がデータ読出し・書き込み単位とする1セクタサイ
ズの複数倍である不揮発性半導体メモリと、 上記外部ホスト端末と上記不揮発性半導体メモリ間のデ
ータ転送を媒介する2個のバッファメモリであって、各
々が上記不揮発性半導体メモリの1セクタサイズに相当
する容量を有する第1及び第2のバッファメモリと、 上記外部ホスト端末と上記バッファメモリ間のデータ転
送および上記不揮発性半導体メモリと上記バッファメモ
リ間のデータ転送は、それぞれ上記第1及び第2のバッ
ファメモリのうち別々のバッファメモリを選択し、一方
のバッファメモリが外部ホスト端末との間で1セクタ分
のデータの授受を行っている際には、もう一方のバッフ
ァメモリは不揮発性半導体メモリとの間で別の1セクタ
分のデータの授受を行うように制御する制御手段とを有
することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 上記制御手段は、外部ホスト端末からの
データ読出し・書き込みの要求に応答して、前記不揮発
性半導体メモリのブロックに対する読出し・書き込みの
コマンドを印加し、順次セクタデータ毎に前記バッファ
メモリを介して外部ホスト端末と前記不揮発性半導体メ
モリ間のデータの授受を行う請求項1に記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項3】 上記制御手段は、1つのセクタデータの
転送後は次のセクタデータの転送が継続できるように前
記不揮発性半導体メモリへの制御レベルを保持し、デー
タ転送の同時並列処理を行う請求項2に記載の半導体記
憶装置。 - 【請求項4】 上記不揮発性半導体メモリに格納された
データの誤りを訂正制御する誤り訂正手段を更に有し、
誤り訂正のための冗長データは各セクタデータ毎にセク
タデータの直後に格納する請求項1乃至3のいずれかに
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項5】 上記誤り訂正手段は、前記不揮発性半導
体メモリからバッファメモリへのデータ読出しの際に
は、これと同時並行して上記誤り訂正手段にセクタデー
タと冗長データが転送され、訂正可能な誤りが検出され
た場合には前記バッファメモリ上のデータを訂正し、該
バッファメモリから上記不揮発性半導体メモリへの書き
込みの際には、これと同時並行して上記誤り訂正手段に
セクタデータを転送して冗長データを生成し、生成され
た冗長データを上記不揮発性半導体メモリに転送する請
求項4に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 システムバス上に接続された2個のバッ
ファメモリを介して外部ホスト端末とデータ転送可能に
接続された不揮発性半導体メモリのデータ読出し方法で
あって、 読出し制御の初期化によって開始ブロックアドレスと開
始セクタ番号と転送セクタ数を取得する工程と、 最初のセクタデータの読出してバッファメモリに格納
し、ホスト端末への読出し転送を行う工程と、 転送セクタ数を1減算カウントした後、バッファメモリ
からホスト端末へのデータ転送中か転送完了しているか
を判定する工程と、 ホスト端末へのデータ転送完了時に、ホスト端末へのデ
ータ転送要求を発行し、バッファメモリからホスト端末
へのデータ転送を開始する工程と、 処理されるべき転送セクタ数が0か否か判定する工程、
とを有し、 転送セクタ数が0の場合は、ブロック処理を完了し、転
送セクタ数が0より大の場合は、バッファメモリの切り
替えを行い、対象セクタ番号を1だけインクレメントし
て次のセクタからの読出しを行い、一方のバッファメモ
リが外部ホスト端末との間で1セクタ分のデータの授受
を行っている際には、もう一方のバッファメモリは不揮
発性半導体メモリとの間で別の1セクタ分のデータの授
受を行うことを特徴とする不揮発性半導体メモリのデー
タ読出し方法。 - 【請求項7】 システムバス上に接続された2個のバッ
ファメモリを介して外部ホスト端末とデータ転送可能に
接続された不揮発性半導体メモリへのデータ書き込み方
法であって、 書き込み制御の初期化によって開始ブロックアドレスと
開始セクタ番号と転送セクタ数を取得する工程と、 ホストからのデータ転送要求を発行し、バッファメモリ
へのデータ転送を開始する工程と、 フラッシュメモリのプログラム完了時に、ライトコマン
ド・ブロックアドレス印加処理を行う工程と、 ホスト端末からのデータ転送完了を待って、転送セクタ
数を1減算カウントした後、処理されるべき転送セクタ
数が0か否か判定する工程と、を有し、 転送セクタ数が0の場合は、ライトセクタ書き込み転送
処理した後、ブロック処理を完了し、 転送セクタ数が0より大の場合は、バッファメモリの切
り替えを行い、ホスト端末からのデータ転送要求を発行
し、バッファメモリへのデータ転送を開始し、ライトセ
クタ書き込み転送を行い、対象セクタ番号を1だけイン
クレメントして次のセクタへの書き込みを行い、一方の
バッファメモリが外部ホスト端末との間で1セクタ分の
データの授受を行っている際には、もう一方のバッファ
メモリは不揮発性半導体メモリとの間で別の1セクタ分
のデータの授受を行うことを特徴とする不揮発性半導体
メモリへのデータ書き込み方法。
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