JP2001051896A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP2001051896A
JP2001051896A JP11221398A JP22139899A JP2001051896A JP 2001051896 A JP2001051896 A JP 2001051896A JP 11221398 A JP11221398 A JP 11221398A JP 22139899 A JP22139899 A JP 22139899A JP 2001051896 A JP2001051896 A JP 2001051896A
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memory
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Shinya Iguchi
慎也 井口
Takayuki Tamura
隆之 田村
Kunihiro Katayama
国弘 片山
Kazuo Nakamura
一男 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリモジュールに対するデータの入出力を
高速化し、バッファとフラッシュメモリとの間のデータ
の転送を高速化する。 【解決手段】 複数のフラッシュメモリ2に対してバッ
ファ3をバス9で接続してメモリモジュール4を構成す
る。このメモリモジュール4を複数個内部バス8でコン
トローラモジュール1に接続して補助記憶装置5を構成
する。ホストシステム6は、バス7を介して補助記憶装
置5にデータのアクセスの要求を出す。コントローラモ
ジュール1は、同時に複数のメモリモジュール4に対し
て指示を出し、並列にバッファ3を介してフラッシュメ
モリ2とのデータの送受を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置等の
情報機器に使用する記憶装置に係り、特に、半導体ファ
イル記憶装置等を構成するために好適なフラッシュメモ
リを用いた記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フラッシュメモリは、電気的に
消去、書き込みが可能な不揮発性メモリであり、これを
用いた補助記憶装置が多数開発されてきた。フラッシュ
メモリは、構造上、フラッシュメモリ内のメモリセルの
充放電に時間がかかるため、フラッシュメモリへの書き
込み速度が低速となる。一方、データの読み出しに関し
ては、2値のフラッシュメモリの場合、メモリセルの値
の検出方法がSRAM等の揮発性半導体メモリと同様で
ある。この2値のメモリセルの読み出し方法は、1つの
センスアンプで閾値とメモリセルの値との比較を行うと
いうものであるので、データの読み出し速度は高速であ
る。
【0003】しかし、フラッシュメモリの大容量化を進
めていくためには、フラッシュメモリの多値化が必要で
ある。多値化とは、メモリセルの電荷量の変化を4段階
以上にすることにより、1つのメモリセルに2ビット以
上を表現させることである。多値のフラッシュメモリ
は、メモリセルの値が4値以上になるため、メモリセル
の値を検出するために複数の閾値を設定して比較を行う
必要がある。通常、複数の閾値とメモリセルの値とを同
時に比較することは難しいので、何段階かに分けて順次
比較を行っている。従って、この場合のデータの読み出
し速度はSRAM等と比較して低速となってしまう。
【0004】前述したようなフラッシュメモリの動作速
度が低速であることを補うため、フラッシュメモリを用
いた補助記憶装置は、バッファメモリ(以下、単にバッ
ファという)を搭載するのが一般的である。しかし、バ
ッファには、過去のアクセスにより読み出したデータが
保存されるだけであるので、今までアクセスされなかっ
た領域のデータ転送要求がきた場合、その都度フラッシ
ュメモリより読み出しが行われることになる。
【0005】このようなバッファを備えた従来技術とし
て、例えば、特開平6−124175号公報等に記載さ
れた技術が知られている。この従来技術は、フラッシュ
メモリ自体を2群以上のフラッシュメモリ・アレイ(メ
モリモジュール)に分けて操作するというものである。
しかし、この従来技術のものは、バッファとメモリモジ
ュール全体とがインターフェースを介して1系統で接続
されているため、補助記憶装置のデータ転送速度が、読
み出し、書き込み共にフラッシュメモリ自体の動作速度
程度にまで低下してしまうものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
メモリモジュールにフラッシュメモリとその制御回路の
みしか搭載されていないため、メモリモジュールの動作
速度が、インタリーブを行ったとしても、搭載されてい
るフラッシュメモリのアクセス速度の数倍程度にしか高
速化されないという問題点を有している。
【0007】また、前述した従来技術は、バッファとフ
ラッシュメモリとの間の接続系統が一系統しかないた
め、バッファへフラッシュメモリからデータを読み込む
際に、バッファへのデータ転送の高速化を行うことがで
きず、バッファ内にホストシステムが要求するデータが
存在しない場合、ホストシステムへのデータ転送がフラ
ッシュメモリのアクセス速度にまで低下してしまうとい
う問題点を有している。
【0008】また、前述した従来技術は、ホストシステ
ムが以前にアクセスしてきたデータしかバッファに存在
しないため、新たにホストシステムがアクセスしてくる
データを、常にメモリモジュールからその都度読み出さ
なければならないという問題点を有している。
【0009】さらに、前述の従来技術は、メモリモジュ
ールとメモリモジュールを制御する回路(コントロール
モジュール)が1系統でしか接続されていないため、複
数のメモリモジュールに並列にアクセスするができず、
高速化を図ることが困難であるという問題点を有してい
る。
【0010】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、メモリモジュール内にバッファを設け、フ
ラッシュメモリへの書込みおよび読み出しデータを一時
的にバッファに保存しておくことにより、メモリモジュ
ールに対するデータの入出力を高速化することのできる
記憶装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、バッファとフラッシ
ュメモリとの間を複数系統で接続することにより、フラ
ッシュメモリからのデータの入出力を並列化して、バッ
ファとフラッシュメモリとの間のデータの転送を高速化
することのできる記憶装置を提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、ホストシステ
ムがアクセスしてきたデータの位置を記録しておき、ホ
ストシステムがアクセスしていない間にバッファに後続
するデータを先読みさせておくことにより、以後、ホス
トシステムがデータを読み出そうとした場合に、要求す
るデータがバッファ内に存在する確率を上昇させ、結果
として、データの読み出し転送速度を向上させることの
できる記憶装置を提供することにある。
【0013】さらに、本発明の他の目的は、コントロー
ラモジュールとメモリモジュールとの間を複数系統で接
続するにより、複数のメモリモジュールに並列に異なっ
た指示を与えることができるようにし、これにより、ア
クセス速度の向上及びメモリモジュールの制御を効率的
に行うことを可能にした記憶装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、フラッシュメモリを使用して構成される記憶装置に
おいて、複数のフラッシュメモリ及びデータを一時的に
保持するための揮発性メモリを用いたバッファ1個から
構成されるメモリモジュールと、該メモリモジュールの
複数個及びそれらを制御するためのコントロールモジュ
ール1個とから構成したことにより、また、前記メモリ
モジュールに、フラッシュメモリから予め次に読み込ま
れると予測されるデータを読み出し、バッファへ転送す
る先読みを行う手段を設けたことにより達成される。
【0015】また、前記目的は、前記複数のフラッシュ
メモリとバッファとを、複数系統のデータバス及び信号
バスにより接続し、前記複数のフラッシュメモリが、並
列に動作してバッファとの間でデータの授受を行うこと
により、また、前記コントローラモジュールと複数のメ
モリモジュールとを、複数系統のデータバス及び信号バ
スにより接続し、前記複数のメモリモジュールが、並列
に動作してコントローラモジュールとの間でデータの授
受を行うことにより達成される。
【0016】また、前記目的は、コントローラモジュー
ルからメモリモジュールにデータの読み出し要求があっ
た場合、前記メモリモジュールが、要求されているデー
タがメモリモジュールのバッファに存在するかどうかを
判定し、存在すればバッファ内のデータを転送し、そう
でなければフラッシュメモリからデータを読み出して転
送することにより、また、前記メモリモジュールが、フ
ラッシュメモリからデータを読み出してコントローラモ
ジュールに転送した後、後続するデータの先読みするこ
とにより達成される。
【0017】さらに、前記目的は、コントローラモジュ
ールからメモリモジュールにデータの書き込み要求があ
った場合、前記メモリモジュールが、メモリモジュール
内のバッファに書き込みデータを保存するための領域を
確保し、バッファ内に書き込みデータを一時的に保存
し、その後、バッファ内に書き込んだデータをフラッシ
ュメモリへ書き込むことにより、また、コントローラモ
ジュールが、メモリモジュールの各種ステータスを読み
出して保持し、メモリモジュールの状態を管理する機能
を有することにより達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による記憶装置の一
実施形態を図面により詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態による記憶装置
を用いた情報機器システムの構成を示すブロック図、図
2は図1に示すコントローラモジュールの構成を示すブ
ロック図、図3は図1に示すメモリモジュールの構成を
示すブロック図、図4は図2に示すコントローラモジュ
ール、メモリモジュール間のデータ転送を説明するバス
タイミングチャート、図5は図3に示すバッファ、フラ
ッシュメモリ間のデータ転送を説明するバスタイミング
チャート、図6は図3に示すメモリモジュールの待機時
の動作を説明するフローチャートである。図1〜図3に
おいて、1はコントローラモジュール、2はフラッシュ
メモリ、3はバッファ、4はメモリモジュール、5は補
助記憶装置、6はホストシステム、7はホスト−補助記
憶装置間バス、8はコントローラモジュール−メモリモ
ジュール間バス、9はバッファ−フラッシュメモリ間バ
ス、201はホストインタフェース、202はコントロ
ールシーケンサ、203はメモリモジュールステータス
レジスタ、204、306はアドレスデコーダ、20
5、307はシリアルクロックジェネレータ、206、
302、305はマルチプレクサ、207、222、3
29、333はデータバス、301はバッファコントロ
ールシーケンサ、303はアドレスバッファレジスタ、
304はアドレス比較回路、308はECC回路、30
9はSDRAM、310は先読みカウンタ、328はコ
マンドバス、330はアドレスバスである。
【0020】本発明の実施形態による記憶装置(以下に
説明する実施形態では補助記憶装置と記す)用いて構成
される情報機器システムは、図1に示すように、複数の
メモリモジュール4と、それを制御するコントローラモ
ジュール1とをコントローラモジュール−メモリモジュ
ール間バス(以下、単にバスという)8により接続した
構造を有する補助記憶装置5と、コントローラモジュー
ル1を介してホスト−補助記憶装置間バス(以下、単に
バスという)7により接続されるホストシステム6とに
より構成される。補助記憶装置5とホストシステム6と
は、このバス7を通してデータの送受を行う。
【0021】補助記憶装置5において、コントローラモ
ジュール1とメモリモジュール4とは、バス8を介して
データの送受を行う。そして、メモリモジュール4は、
複数のフラッシュメモリ2とバッファ3とをバッファ−
フラッシュメモリ間バス(以下、単にバスという)9に
より接続して構成されている。フラッシュメモリ2とバ
ッファ3とは、バス9を介してデータの送受を行う。
【0022】補助記憶装置5はホストシステム6とバス
7で接続されており、このバス7を通してホストシステ
ム6とデータの送受を行う。
【0023】コントローラモジュール1は、その詳細な
構成を図2に示すように、ホストインタフェース201
と、コントロールシーケンサ202と、メモリモジュー
ルステータスレジスタ203と、アドレスデコーダ20
4と、シリアルクロックジェネレータ205と、マルチ
プレクサ206と、ホストインタフェース201からの
データを他の前述した機器に転送するデータバス207
等を主要な構成機器として含んで構成されている。
【0024】すでに説明したように、ホストシステム6
と補助記憶装置5とは、バス7により接続されており、
このバス7は、補助記憶装置5の内部でコントローラモ
ジュール1のホストインターフェース201と接続され
ている。ホストインターフェース201は、ホストシス
テム6とコントローラモジュール1内の他の機器との間
に入り、データの入出力を制御すると共に、ホストシス
テム6からのデータと制御信号等の信号とを分離し、制
御信号をコントロールシーケンサ202に伝える。コン
トロールシーケンサ202は、コントローラモジュール
1内の他の機器及びメモリモジュール4を制御する。
【0025】メモリモジュールステータスレジスタ20
3は、コントローラモジュール1に接続されているメモ
リモジュール4のステータス情報を保持し、必要に応じ
てコントロールシーケンサ202にメモリモジュール4
のステータス情報を転送する。アドレスデコーダ204
は、データバス207を介してホストインターフェース
201及びコントロールシーケンサ202からアドレス
データを受け取り、そのアドレスデータをメモリモジュ
ール4を選択するためのMSEL信号221にデコード
し、コントロールシーケンサ202からの指示によりメ
モリモジュール4の選択を行う。
【0026】シリアルクロックジェネレータ205は、
メモリモジュール4とコントローラモジュール1とがデ
ータの送受を行うときに使用するデータ転送用のクロッ
ク信号を生成する。マルチプレクサ206は、複数のメ
モリモジュール4のそれぞれに接続されている複数のデ
ータバス222をコントローラモジュール1内のデータ
バス207に接続するために使用される。各メモリモジ
ュール4には、数十セクタ単位でインタリーブを行うこ
とが可能なようにアドレスが割り当てられている。
【0027】メモリモジュール4は、その詳細な構成を
図3に示すように、バッファコントロールシーケンサ3
01と、マルチプレクサ302、305と、アドレスバ
ッファレジスタ303と、アドレス比較回路304と、
アドレスデコーダ306と、シリアルクロックジェネレ
ータ307と、ECC回路308と、SDRAM309
と、先読みカウンタ310と、これらの構成機器間での
データの転送、アドレスデータの転送、コマンドの転送
等のためのデータバス329、アドレスバス330、コ
マンドバス328とを主要な構成機器として含んで構成
されるバッファ3、及び、データバス333わ介してバ
ッファ3に接続される複数のフラッシュメモリ2を備え
て構成されている。
【0028】前述のように構成されるメモリモジュール
4において、コントローラモジュール1からの制御信号
は、バッファコントロールシーケンサ301で処理され
る。また、データバス222は、マルチプレクサ302
に接続されており、バッファコントロールシーケンサ3
01によって制御され、転送されてきたデータ系列から
コマンドとデータを分離し、コマンドをバッファコント
ロールシーケンサ301に転送する。
【0029】SDRAM309は、複数のフラッシュメ
モリ2及びコントローラモジュール1を経由してホスト
システム6から読み込んだデータを一時的に保存するた
めに使用される。アドレスバッファレジスタ303は、
過去にアクセスされたアドレス情報を複数個記録すると
共に、SDRAM309に記録されているデータのアド
レスと実際のアドレスとの変換テーブルの役割も果た
す。そして、このアドレスバッファレジスタ303は、
バッファコントロールシーケンサ301によって制御さ
れ、必要に応じてアドレス情報を他の機器に転送する。
【0030】アドレス比較回路304は、アドレスバッ
ファレジスタ303の内容とコントローラモジュール1
から転送されてきたアドレス情報とを比較判定して、バ
ッファコントロールシーケンサ301にその結果を知ら
せる。マルチプレクサ305は、バッファ3内のデータ
バス329とフラッシュメモリ2を接続しているデータ
バス333との接続を切り替えるために使用される。
【0031】アドレスデコーダ306は、アドレス情報
からそのアドレスに対応するフラッシュメモリ2を選択
するための信号を生成する。シリアルクロックジェネレ
ータ307は、フラッシュメモリ2へのアクセスのため
のシリアルクロックを生成する。ECC回路308は、
フラッシュメモリ2から読み込んだデータのエラー訂正
を行う。先読みカウンタ310は、フラッシュメモリ2
からデータの先読みを行う際に、現在読み込んでいるア
ドレスとデータ数とをカウントするために使用される。
【0032】次に、前述したように構成される補助記憶
装置5のホストシステム6からのコマンドに対する動作
を説明する。
【0033】ホストシステム6は、バス7を介して補助
記憶装置5に対してコマンドを発行する。このとき、コ
ントローラモジュール1内のホストインターフェース2
01は、ホストシステム6からのコマンドを制御信号2
08としてコントロールシーケンサ202に伝える。コ
ントロールシーケンサ202は、コマンドに応じた処理
を行い、応答が要求されている場合、データバス207
に応答データを出力する。そして、コントロールシーケ
ンサ202は、ホストインタフェース201を制御しデ
ータバス207とバス7とを接続してホストシステム6
に応答を返す。
【0034】次に、コントローラモジュール1からメモ
リモジュール4へのコマンドの発行について説明する。
【0035】コントロールシーケンサ202は、メモリ
モジュール4へのコマンドの発行に際して、コマンドを
発行するメモリモジュール4のステータスをチェックす
るため、アドレス信号216とROE信号218とをメ
モリモジュールステータスレジスタ203に出力する。
メモリモジュールステータスレジスタ203は、指定さ
れたメモリモジュール4のステータス情報をデータバス
207に出力する。コントロールシーケンサ202は、
このステータス情報をチェックし、コマンドの発行が可
能であれば、データバス207にコマンドを発行するメ
モリモジュール4のアドレスデータを出力する。
【0036】アドレスデコーダ204は、コントロール
シーケンサ202がSET信号215を出力すると、こ
のアドレスデータを取り込み、メモリモジュール4を選
択するMSEL信号221を出力する。次に、コントロ
ールシーケンサ202は、メモリモジュール4に発行す
るコマンドをデータバス207に乗せ、その後、セレク
ト信号209を発行してマルチプレクサ206を制御
し、データバス222を切り替え、メモリモジュール4
に対してコマンドを発行する。
【0037】このコマンド発行時のコントローラモジュ
ール1とメモリモジュール4との間のバスタイミングを
図4(a)に示しており、以下、これについて説明す
る。
【0038】MSEL信号221を立ち上げると、メモ
リモジュール4が選択された状態になる。メモリモジュ
ール4は、バッファコントロールシーケンサ301がM
SEL信号221の立ち上がりにより、内部処理を中断
し待機状態とされる。次に、MWE信号211が立ち上
がると、バッファコントロールシーケンサ301は、セ
レクト信号311をマルチプレクサ302に発行し、デ
ータバス222とコマンドバス328とを接続させ、M
R/B信号212を立ち下げる。MR/B信号212の
立ち下がりを確認したコントロールシーケンサ202
は、データバス222にコマンドを出力し、シリアルク
ロックジェネレータ205を制御して、MSC信号22
0を出力する。
【0039】バッファコントロールシーケンサ301
は、MSC信号220の立ち下がりで、コマンドバス3
28上のコマンドを取り込み、セレクト信号311をマ
ルチプレクサ302に発行して、データバス222とデ
ータバス329とを接続させる。
【0040】コントローラモジュール1は、同様の手順
により、データ数とコマンドに付随するデータをデータ
バス222に出力し、MSC信号220を出力する。こ
れらのデータは、データバス329に出力される。バッ
ファコントロールシーケンサ301は、これらのデータ
を取り込むと共に、関連するメモリモジュール4を制御
し、これらのデータを取り込ませコマンド実行の準備を
行う。コマンドとそれに付随するデータの転送が終了す
ると、バッファコントロールシーケンサ301は、残り
の処理を行い処理が完了すると、MR/B信号212を
立ち上げる。
【0041】これにより、コントロールシーケンサ20
2は、MWE信号211を立ち下げ、アドレスデコーダ
204は、MSEL信号221を立ち下げる。この結果
を受けて、バッファコントロールシーケンサ301は、
マルチプレクサ302を制御し、データバス222とデ
ータバス329との接続を切り離す。以上により、コマ
ンドの転送が終了する。
【0042】次に、ホストシステム6からの読み出し要
求に対する補助記憶装置5の動作を説明する。
【0043】ホストシステム6がバス7を介して補助記
憶装置5にデータの読み出し要求を出す。このとき、コ
ントローラモジュール1内のホストインターフェース2
01は、ホストシステム6からの読み出し要求を制御信
号208としてコントロールシーケンサ202に伝え
る。コントロールシーケンサ202は、読み出し要求を
確認すると、ホストインターフェース201を制御し
て、ホストシステム6からバス7を介して転送されてき
た情報をデータバス207に乗せる。これらの情報は、
一旦、コントロールシーケンサ202に取り込まれる。
コントロールシーケンサ202は、ホストシステム6か
ら受け取った情報に基づいて、データを読み出すメモリ
モジュール4のアドレスを計算し、アドレス信号216
とROE信号218とをメモリモジュールステータスレ
ジスタ203に出力する。
【0044】メモリモジュールステータスレジスタ20
3は、指定されたメモリモジュール4のステータス情報
をデータバス207に出力する。コントロールシーケン
サ202は、このステータス情報をチェックし、データ
を読み出すべきメモリモジュール4を選択し、次に、デ
ータバス207にアドレスデータを出力する。アドレス
デコーダ204は、コントロールシーケンサ202がS
ET信号215を出力することにより、このアドレスデ
ータを取り込み、メモリモジュール4を選択するMSE
L信号221を出力しメモリモジュール4を選択する。
【0045】コントロールシーケンサ202は、メモリ
モジュール4に対して、前述したコマンド発行手順によ
り読み込み要求コマンドを発行する。このとき、メモリ
モジュール4に転送されてきたアドレス情報は、アドレ
スバッファレジスタ303内の情報とアドレス比較回路
304により比較され、一致するアドレスがあるか否か
がチェックされる。このチェックで一致が得られれば、
アドレス比較回路304は、H/M信号315を立ち上
げて、ヒットしたことをバッファコントロールシーケン
サ301に伝える。このとき、ホストシステム6が要求
するデータは、SDRAM309に保存されているの
で、バッファコントロールシーケンサ301は、MR/
B信号212を立ち上げる。前述のチェックで一致が得
られず、ヒットしなかった場合、アドレスバッファレジ
スタ303にこのアドレスを保存し、フラッシュメモリ
2よりデータを読み出さなければならない。
【0046】そのため、バッファコントロールシーケン
サ301は、後述するフラッシュメモリ2からのデータ
読み出し手順に基づいて、フラッシュメモリ2をデータ
バス329に接続し、MR/B信号212を立ち上げ
る。コントロールシーケンサ202は、MR/B信号2
12を確認すると、ホストインターフェース201に制
御信号208を発行してホストインタフェース201を
制御し、バス7とバス207とを接続してデータ転送を
可能とする。これにより、メモリモジュール4から出力
されるデータが直接ホストシステム6に転送可能とな
る。
【0047】前述したメモリモジュール4からのデータ
読み出し時のバスタイミングを図4(b)に示してお
り、以下、これについて説明する。
【0048】図4(b)に示すように、コントロールシ
ーケンサ202がMSEL信号221を立ち上げると、
メモリモジュール4内のバッファコントロールシーケン
サ301がセレクト信号311をマルチプレクサ302
に発行し、データバス222とデータバス329とを接
続させる。次に、コントロールシーケンサ202がMO
E信号210を立ち上げると、バッファコントロールシ
ーケンサ301は、前述したヒットか否かの判定に基づ
いて、ヒットした場合、SDRAM309を制御し、要
求されているデータの先頭データをデータバス222に
乗せる。また、ヒットしていなかった場合、バッファコ
ントロールシーケンサ301は、フラッシュメモリ2か
らデータを読み出して、データバス222に出力すると
同時に、SDRAM309に対してそのデータの書き込
みを行う。その後、バッファコントロールシーケンサ3
01は、MR/B信号212を立ち下げる。
【0049】MR/B信号212の立ち下がりを確認し
たコントロールシーケンサ202は、シリアルクロック
ジェネレータ205を制御し、MSC信号220を出力
する。コントローラモジュール1は、MSC信号220
の立ち下がりで、メモリモジュール4から転送されてき
たデータを取り込み、ホストシステム6へ転送する。ま
た、バッファコントロールシーケンサ301は、MSC
信号220の立ち下がりで、SDRAM309あるいは
フラッシュメモリ2からデータを読み出して、そのデー
タをデータバス222へ出力する。全てのデータが転送
されると、バッファコントロールシーケンサ301は、
MR/B信号212を立ち上げる。コントロールシーケ
ンサ202は、MR/B信号212の立ち上がりを確認
すると、MOE信号210を立ち下げる。バッファコン
トロールシーケンサ301は、MOE信号210の立ち
下がりを確認すると、マルチプレクサ302を制御し、
データバス222とデータバス329との接続を切り離
す。最後に、コントロールシーケンサ202は、MSE
L信号221を立ち下げ、メモリモジュール4の選択を
解除してデータの読み出し処理を終了する。
【0050】ホストシステム6が要求するデータ量が多
い場合、メモリモジュール4へのアドレスの割り当て数
が数十セクタ単位のインタリーブになっているので、複
数のメモリモジュール4からデータを読み出すことにな
る。この場合、図示本発明の実施形態は、各メモリモジ
ュール4毎にバス及び制御線が完全に独立しているの
で、それぞれのメモリモジュール4を並列に制御するこ
とができる。また、データ転送に関しては、マルチプレ
クサ206を制御して、データバス222とデータバス
207とを交互に接続することによりインターリーブを
行う。このようにして読み出されたデータがホストシス
テム6に転送される。
【0051】次に、ホストシステム6からのデータの書
込み要求に対する補助記憶装置5の動作を説明する。
【0052】ホストシステム6は、バス7を介して補助
記憶装置5にデータの書き込み要求を出す。このとき、
コントローラモジュール1内のホストインターフェース
201は、ホストシステム6からの書き込み要求を制御
信号208としてコントロールシーケンサ202に伝え
る。コントロールシーケンサ202は、データの書き込
み要求を確認すると、ホストインターフェース201を
制御して、ホストシステム6からバス7を介して転送さ
れてきた情報をデータバス207に乗せる。これらの情
報は、一旦、コントロールシーケンサ202に取り込ま
れる。
【0053】コントロールシーケンサ202は、ホスト
システムから受け取った情報に基づいて、データを書き
込むメモリモジュール4のアドレスを計算し、アドレス
信号216とROE信号218とをメモリモジュールス
テータスレジスタ203に出力する。メモリモジュール
ステータスレジスタ203は、指定されたメモリモジュ
ール4のステータス情報をデータバス207に出力す
る。コントロールシーケンサ202は、このステータス
情報をチェックし、データを書き込むべきメモリモジュ
ール4を選択する。
【0054】次に、コントロールシーケンサ202は、
データバス207にアドレスデータを出力する。アドレ
スデコーダ204は、コントロールシーケンサ202が
SET信号215を出力することにより、このアドレス
データを取り込み、メモリモジュール4を選択するMS
EL信号221を出力してメモリモジュール4を選択す
る。コントロールシーケンサ202は、メモリモジュー
ル4に前述ですでに説明したコマンド発行手順により、
書き込み要求コマンドをメモリモジュール4へ発行す
る。
【0055】メモリモジュール4は、バッファコントロ
ールシーケンサ301が、転送されてきた書き込み先ア
ドレス情報をアドレスバッファレジスタ303に保存す
る。そして、バッファコントロールシーケンサ301
は、書き込むデータ数に関する情報に基づいて、SDR
AM309内の一番古いデータを破棄し、書き込まれる
データを保存する領域を確保して、MR/B信号212
を立ち上げる。コントロールシーケンサ202は、この
MR/B信号212を確認すると、ホストインターフェ
ース201に制御信号208を発行してホストインタフ
ェース201を制御し、バス7とバス207とを接続し
てデータ転送を可能にする。これにより、ホストシステ
ム6から転送されてくるデータをメモリモジュール4へ
転送することが可能となる。
【0056】前述したメモリモジュール4へのデータの
書込み時のバスタイミングを図4(c)に示しており、
以下、これについて説明する。
【0057】図4(c)に示すように、コントロールシ
ーケンサ202がMSEL信号221を立ち上げると、
メモリモジュール4内のバッファコントロールシーケン
サ301は、セレクト信号311をマルチプレクサ30
2に発行し、データバス222とデータバス329とを
接続させる。次に、コントロールシーケンサ202がM
WE信号211を立ち上げると、バッファコントロール
シーケンサ301は、SDRAM309に書き込むデー
タの先頭アドレスを出力し、MR/B信号212を立ち
下げる。
【0058】コントロールシーケンサ202は、ホスト
インターフェース201を制御し、ホストシステム6か
らの書き込みデータをデータバス222に出力させる。
次に、コントロールシーケンサ202は、シリアルクロ
ックジェネレータ307を制御し、MSC信号220を
出力させる。MSC信号220の立ち上がりで、バッフ
ァコントロールシーケンサ301は、データをデータバ
ス329に取り込み、SDRAM309へ書き込む。バ
ッファコントロールシーケンサ301は、シリアルクロ
ックジェネレータ307を制御し、MSC信号220を
立ち下げる。これにより、コントロールシーケンサ20
2は、ホストインタフェース201を制御し、ホストシ
ステム6から次のデータを受け取る。
【0059】同様な手順により、メモリモジュール4へ
書き込むデータの全てが転送される。メモリモジュール
4がすべてのデータを受け取ると、バッファコントロー
ルシーケンサ301は、MR/B信号212を立ち上げ
る。コントロールシーケンサ202はこれを確認する
と、MWE信号211を立ち上げる。バッファコントロ
ールシーケンサ301は、MWE信号211の立ち上が
りを確認すると、マルチプレクサ302を制御しデータ
バス222とデータバス329との接続を切り離す。最
後に、コントロールシーケンサ202は、MSEL信号
221を立ち下げ、メモリモジュール4の選択を解除し
てデータの書き込み処理を終了する。
【0060】書き込むデータ数が多い場合、書き込みが
複数のメモリモジュール4に対して行われることにな
る。図示本発明の実施形態は、メモリモジュール4に対
する制御線が互いに独立しているので、書き込みの対象
になるメモリモジュール4を並列に制御することができ
る。この場合のデータの書込みに関しては、読み出しの
場合と同様に、データバス207に対してデータバス2
22を交互に接続して、インタリーブを行い複数のメモ
リモジュール4に対して書き込みが行われる。
【0061】次に、ホストシステム6からのアドレスが
ない場合の補助記憶装置5の動作を説明する。補助記憶
装置5にホストシステム6からアクセスがない場合、補
助記憶装置5のコントロールシーケンサ202は、メモ
リモジュール4からステータス情報を読み出し、メモリ
モジュールステータスレジスタ203を更新する。
【0062】この動作のため、コントロールシーケンサ
202は、ステータス情報を取り出したいメモリモジュ
ール4のアドレス情報をデータバス207に乗せ、SE
T信号215を発行してアドレスデコーダ204にアド
レス情報を取り込ませる。次に、コントロールシーケン
サ202は、マルチプレクサ206にセレクト信号20
9を発行して、ステータス情報を取り出すメモリモジュ
ール4のデータバス222とデータバス207とを接続
させる。ステータス情報取り出し時のメモリモジュール
のバスタイミングは、前述で説明した図4(b)のメモ
リモジュール4からのデータの読み出しの場合と同様で
ある。このとき転送されてくるステータス情報は、コン
トロールシーケンサ202が、アドレス信号216とR
WE信号219とを出力すると、メモリモジュールステ
ータスレジスタ203に取り込まれる。以上の手順は、
コントローラモジュール1に接続されているすべてのメ
モリモジュール4のステータスデータを読み込むまで行
われる。
【0063】次に、バッファ3がフラッシュメモリ2へ
コマンドを発行する場合の動作を説明する。
【0064】バッファコントロールシーケンサ301
は、セレクト信号316をマルチプレクサ305に発行
して、コマンドを発行するフラッシュメモリ2と接続さ
れているデータバス333とデータバス329とを接続
させる。
【0065】このバッファ3がフラッシュメモリ2へコ
マンドを発行するときのバスタイミングを図5(a)に
示しており、以下、これについて説明する。
【0066】バッファコントロールシーケンサ301
は、データバス329に、コマンドを発行したいフラッ
シュメモリ2のアドレスデータを出力し、セレクト信号
317をアドレスデコーダ306に発行する。アドレス
デコーダ306は、このアドレスデータとセレクト信号
317とによる計算を行い、コマンドを発行したいフラ
ッシュメモリ2のFSEL信号331を立ち上げる。バ
ッファコントロールシーケンサ301がFWE信号31
9を立ち上げると、指定されたフラッシュメモリ2は、
コマンドを受け付けるモードになり、FR/B信号31
8を立ち下げる。バッファコントロールシーケンサ30
1は、コマンドをデータバス329に出力し、シリアル
クロックジェネレータ307を制御してFSC信号33
2を出力させる。
【0067】フラッシュメモリ2は、FSC信号332
の立ち下がりで、コマンドを取り込む。同様な手順で、
コマンドに付随して送付されるデータ数、データが転送
される。全てのデータ転送が終了すると、フラッシュメ
モリ2は、FR/B信号318を立ち上げる。バッファ
コントロールシーケンサ301は、これを確認すると、
FWE信号319を立ち下げ、セレクト信号317をア
ドレスデコーダ306に出力してFSEL信号331を
立ち下げ、フラッシュメモリ2の選択を解除して、フラ
ッシュメモリ2へのコマンドの発行の処理を終了する。
【0068】次に、バッファ3がフラッシュメモリ2か
らデータを読み出す場合の動作について説明する。
【0069】バッファコントロールシーケンサ301
は、セレクト信号316をマルチプレクサ305に発行
して、データを読み出すフラッシュメモリ2に接続され
ているデータバス333とデータバス329とを接続さ
せる。フラッシュメモリ2からのデータの読み出しコマ
ンドを、前述したコマンド発行手順に従ってフラッシュ
メモリ2へ発行する。
【0070】コマンド転送後のバッファ3へフラッシュ
メモリ2からデータを転送するときのバスタイミングを
図5(b)に示しており、以下、これについて説明す
る。
【0071】アドレスデコーダ306は、コマンドを発
行したいフラッシュメモリ2のFSEL信号331を立
ち上げる。バッファコントロールシーケンサ301は、
FOE信号320を立ち上げる。これにより、フラッシ
ュメモリ2は、データを出力するモードとなり、FR/
B信号318を立ち下げて、最初のデータを出力する。
バッファコントロールシーケンサ301は、シリアルク
ロックジェネレータ307を制御してFSC信号332
を出力させる。FSC信号332の立ち下がりで、デー
タは、データバス329に取り込まれる。バッファコン
トロールシーケンサ301は、SDRAM309に対し
て、アドレス330とSWE信号325とを出力して、
データバス329上のデータを取り込ませる。
【0072】フラッシュメモリ2は、FSC信号332
が完全に立ち下がると、次のデータを出力するので、前
述したと同様な手順でデータがSDRAM309に転送
される。全てのデータが転送されると、フラッシュメモ
リ2が、FR/B318信号が立ち上げるので、バッフ
ァコントロールシーケンサ301は、FOE信号320
を立ち下げ、シリアルクロックジェネレータ307に指
示を出して、FSC信号332を立ち下げフラッシュメ
モリ2の選択を解除する。
【0073】次に、バッファ3がフラッシュメモリ2へ
データを書き込む場合の動作について説明する。
【0074】バッファコントロールシーケンサ301
は、セレクト信号316をマルチプレクサ305に発行
して、データを書き込むフラッシュメモリ2に接続され
ているデータバス333とデータバス329とを接続さ
せる。フラッシュメモリ2へのデータの書き込みコマン
ドを、前述で説明したコマンド発行手順によりフラッシ
ュメモリ2へ発行する。
【0075】コマンド転送後、バッファ3がフラッシュ
メモリ2へデータを書き込むときのバスタイミングを図
5(c)に示しており、以下、これについて説明する。
【0076】バッファコントロールシーケンサ301
は、アドレスバッファレジスタ303を操作し、データ
バス329にデータを書き込みたいフラッシュメモリ2
のアドレスデータを出力し、セレクト信号317をアド
レスデコーダ306に発行する。アドレスデコーダ30
6は、このアドレスデータとセレクト信号317とによ
る計算を行い、データを書き込みたいフラッシュメモリ
2に対するFSEL信号331を立ち上げる。バッファ
コントロールシーケンサ301がFWE信号319を立
ち上げると、フラッシュメモリ2は、データを受け付け
るモードとなり、FR/B信号318を立ち下げる。バ
ッファコントロールシーケンサ301は、SDRAM3
09に、アドレス330とSOE信号324とを発行す
る。
【0077】SDRAM309は、データをデータバス
329に出力し、SR/B信号323をバッファコント
ローるシーケンサ301へ出力する。バッファコントロ
ールシーケンサ301は、シリアルクロックジェネレー
タ307を制御しFSC信号332を出力させる。フラ
ッシュメモリ2は、FSC信号332の立ち下がりで、
データを取り込む。同様な手順により、SDRAM30
9からフラッシュメモリ2へデータの転送が行われる。
全てのデータ転送が終了すると、フラッシュメモリ2
は、FR/B信号318を立ち上げる。バッファコント
ロールシーケンサ301は、これを確認すると、FWE
信号319を立ち下げ、セレクト信号317をアドレス
デコーダ306に出力してFSEL信号331を立ち下
げ、フラッシュメモリ2の選択を解除する。
【0078】次に、バッファ3がフラッシュメモリ2か
らステータスデータを読み出す場合の動作について説明
する。
【0079】バッファコントロールシーケンサ301
は、セレクト信号316をマルチプレクサ305に発行
して、データを読み出すフラッシュメモリ2に接続され
ているデータバス333とデータバス329とを接続さ
せる。ステータスデータを読み出しは、データの読み出
しの場合と同様に、図5(b)により説明した手順によ
り、バッファ3へフラッシュメモリ2からステータスデ
ータを読み出すことにより行われる。
【0080】メモリモジュール4がコントローラモジュ
ール1からアクセスされていないとき、バッファコント
ロールシーケンサ301は、図6に示すフローに従って
フラッシュメモリ2へのアクセスを行って内部処理を行
う。以下、図6を参照してその処理動作を説明する。
【0081】(1)バッファコントロールシーケンサ3
01は、アドレスバッファレジスタ303を検索し、S
DRAM309内にまだフラッシュメモリ2へ書き込ま
れていないデータが存在するか否かをチェックし、フラ
ッシュメモリ2へ書き込まれていないデータが存在した
場合、SDRAM302からフラッシュメモリ2へ前述
した書き込み手順に基づいてデータを書き込んで処理を
終了する(ステップ601、608)。
【0082】(2)ステップ601のチェックで、フラ
ッシュメモリ2へ書き込まれていないデータが存在しな
かった場合、バッファコントロールシーケンサ301
は、アドレスバッファレジスタ303を参照し、SDR
AM309に先読みを行うための空き領域があるかどう
かをチェックし、空き領域がなかった場合、何もせずに
処理を終了する(ステップ602)。
【0083】(3)ステップ602のチェックで、SD
RAM309に空き領域があった場合、最後にコントロ
ーラモジュール1よりアクセスされたアドレスの次のア
ドレスを先読みカウンタ310にセットする(ステップ
603)。
【0084】(4)そして、先読みカウンタ310にセ
ットしたアドレスのデータを、前述の読み出し手順を使
用してフラッシュメモリ2から読み出し、そのデータを
SDRAM309に転送する(ステップ604、60
5)。
【0085】(5)ステップ605でのデータの転送
後、先読みカウンタ310をインクリメントし、アドレ
スバッファレジスタ303を更新する。そして、SDR
AM309に空き領域あるか否かをチェックし、空き領
域があれば、ステップ604からの処理ょ繰り返し実行
し、空き領域がなくなれば、先読みの処理を停止する
(ステップ606、607)。
【0086】前述したデータの先読みの処理において、
データバス329のデータ幅がデータバス333のデー
タ幅の数倍のデータ幅を有する場合、複数のフラッシュ
メモリ2から同じにデータを先読みすることができる。
【0087】前述した本発明の実施形態は、メモリモジ
ュールへの書込みデータを、メモリモジュール内のバッ
ファへ一時的に保持するため、同一領域への書込みなど
が連続して発生した場合、最後にバッファに書き込まれ
たデータのみをフラッシュメモリへ転送すればよい。こ
のため、フラッシュメモリへの書き込み回数を減少させ
ることができ、フラッシュメモリの寿命を延ばすことが
できる。
【0088】本発明の実施形態は、補助記憶装置を独立
した複数のメモリモジュールにより構成し、これらを、
コントローラモジュールと複数の系統により接続してい
るので、個々のメモリモジュールを独立して並列に動作
させることができる。そして、それぞれが個別にバッフ
ァを備えており、それぞれのバッファに先読み機能が搭
載されているので、メモリモジュールのデータの読み出
し及び書き込みを共に高速に行うことができる。
【0089】さらに、前述した本発明の実施形態は、コ
ントローラモジュールとメモリモジュールとの信号を規
格化することにより、フラッシュメモリやバッファ容量
の異なったメモリモジュールを同時に使用するようにす
ることができ、個々のホストシステムに応じた最適な補
助記憶装置を構成することが可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
モリモジュールに対するデータの入出力を高速化するこ
とができ、バッファとフラッシュメモリとの間のデータ
の転送を高速化することができる。
【0091】また、本発明によれば、バッファに後続す
るデータを先読みさせておくことができるため、ホスト
システムがデータを読み出そうとした場合に、要求する
データがバッファ内に存在する確率を上昇させ、結果と
して、データの読み出し転送速度を向上させることがで
きる。記憶装置を提供することにある。
【0092】さらに、本発明によれば、複数のメモリモ
ジュールに並列に異なった指示を与えることができ、こ
れにより、アクセス速度の向上及びメモリモジュールの
制御を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による記憶装置を用いた情
報機器システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すコントローラモジュールの構成を示
すブロック図である。
【図3】図1に示すメモリモジュールの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図2に示すコントローラモジュール、メモリモ
ジュール間のデータ転送を説明するバスタイミングチャ
ートである。
【図5】図3に示すバッファ、フラッシュメモリ間のデ
ータ転送を説明するバスタイミングチャートである。
【図6】図3に示すメモリモジュールの待機時の動作を
説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントローラモジュール 2 フラッシュメモリ 3 バッファ 4 メモリモジュール 5 補助記憶装置 6 ホストシステム 7 ホスト−補助記憶装置間バス 8 コントローラモジュール−メモリモジュール間バス 9 バッファ−フラッシュメモリ間バス 201 ホストインタフェース 202 コントロールシーケンサ 203 メモリモジュールステータスレジスタ 204、306 アドレスデコーダ 205、307 シリアルクロックジェネレータ 206、302、305 マルチプレクサ 207、222、329、333 データバス 301 バッファコントロールシーケンサ 303 アドレスバッファレジスタ 304 アドレス比較回路 308 ECC回路 309 SDRAM 310 先読みカウンタ 328 コマンドバス 330 アドレスバス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/08 G06F 12/08 U Q (72)発明者 片山 国弘 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 中村 一男 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ Fターム(参考) 5B005 JJ11 KK12 LL11 MM21 NN22 NN71 5B060 CA07 CA12 CB01 5B065 BA05 CA07 CA12 CC08 CE12 CH01 CH05 CH13 ZA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリを使用して構成する記
    憶装置において、複数のフラッシュメモリ及びデータを
    一時的に保持するための揮発性メモリを用いたバッファ
    1個から構成されるメモリモジュールと、該メモリモジ
    ュールの複数個及びそれらを制御するためのコントロー
    ルモジュール1個とから構成したことを特徴とする記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリモジュールは、フラッシュメ
    モリから予め次に読み込まれると予測されるデータを読
    み出し、バッファへ転送する先読みを行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のフラッシュメモリとバッファ
    とは、複数系統のデータバス及び信号バスにより接続さ
    れており、前記複数のフラッシュメモリは、並列に動作
    してバッファとの間でデータの授受を行うことを特徴と
    する請求項1記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記コントローラモジュールと複数のメ
    モリモジュールとは、複数系統のデータバス及び信号バ
    スにより接続されており、前記複数のメモリモジュール
    は、並列に動作してコントローラモジュールとの間でデ
    ータの授受を行うことを特徴とする請求項1記載の記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 コントローラモジュールからメモリモジ
    ュールにデータの読み出し要求があった場合、前記メモ
    リモジュールは、要求されているデータがメモリモジュ
    ールのバッファに存在するかどうかを判定し、存在すれ
    ばバッファ内のデータを転送し、そうでなければフラッ
    シュメモリからデータを読み出して転送することを特徴
    とする請求項1記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリモジュールは、フラッシュメ
    モリからデータを読み出してコントローラモジュールに
    転送した後、後続するデータの先読みすることを特徴と
    する請求項5記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 コントローラモジュールからメモリモジ
    ュールにデータの書き込み要求があった場合、前記メモ
    リモジュールは、メモリモジュール内のバッファに書き
    込みデータを保存するための領域を確保し、バッファ内
    に書き込みデータを一時的に保存し、その後、バッファ
    内に書き込んだデータをフラッシュメモリへ書き込むこ
    とを特徴とする請求項1記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 コントローラモジュールは、メモリモジ
    ュールの各種ステータスを読み出して保持し、メモリモ
    ジュールの状態を管理する機能を有することを特徴とす
    る請求項1記載の記憶装置。
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