JP2013147209A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】書換用プログラムの情報量が多い場合でもコストアップを招くことなく他の電子装置を含めたプログラムのトータル書換時間の短縮を図り得る電子装置を提供する。
【解決手段】配信用マイコン20は、外部バス11を介して書換用外部装置1から受信した書換用プログラムのうち、直接配信用情報が付加された分割データを書換対象マイコンに内部バス14を介して送信し、経由配信用情報が付加された分割データを経由用マイコンに内部バス14を介して送信する。そして、経由用マイコンは、受信した分割データを、RAMに一時記憶した後に、直接配信用情報が付加された分割データの少なくとも一部のフラッシュROMへの書換え完了した書換対象マイコンに内部バス14を介して送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数のマイクロコンピュータが内部バスを介して相互通信可能に接続されて構成される電子装置に関するものである。
従来、複数のマイクロコンピュータが内部バスを介して相互通信可能に接続されて構成される電子装置として、下記特許文献1に開示される車両用通信装置が知られている。この車両用通信装置のマザーボードには、機能の異なる複数のECUがモジュール化されて共通の内部バスによってそれぞれ接続されている。また、マザーボードには、整備用端末等の外部機器との相互通信を可能とするデータリンクコネクタが、外部バスによって接続されている。
そして、マザーボードに搭載される通信制御用マイクロコンピュータは、整備用端末から受信したデータを、内部バスを介して他のECUのマイクロコンピュータへ送信可能であって、内部バスを介して他のECUのマイクロコンピュータから受信したデータを、整備用端末へ送信可能に構成されている。
特開2011−201527号公報
ところで、マザーボードに接続される各マイクロコンピュータは、フラッシュROM等の記憶手段に所定のプログラムが記憶されており、このプログラムを実行することでそれぞれ所定の機能を実現するように構成されている。このようにフラッシュROM等に記憶されるプログラムを書換える場合には、上記データリンクコネクタに書換用外部装置を接続し、この書換用外部装置からデータリンクコネクタおよび外部バスを介して送信される書換用プログラムを、マザーボードおよび内部バスを介して書換対象のマイクロコンピュータのRAM等へ送信される。そして、このように送信された書換用プログラムは、フラッシュROM書換えモードに設定された書換対象マイクロコンピュータに規定の手順により、フラッシュROM等に記憶されるプログラムが書換えられることとなる。
しかしながら、規定の手順において、フラッシュROM書換完了し外部バスを開放するまでの時間は、外部バス、内部バスの通信速度、書換対象マイコロコンピュータの書換え速度等により決定され、その間外部バスは占有された状態となる。このため、書換対象マイクロコンピュータの性能が低く書換対象マイクロコンピュータの書換え速度がネックとなっている場合、一時的に書換え対象のマイクロコンピュータのRAM等に一時的に記憶することで、外部バス開放までの時間を短縮することが可能ではあるが、一般的にRAM等の記憶容量は、フラッシュROMの記憶容量よりも小さく、全ての書換えプログラムをRAMに一時保存することができず、当該書換用プログラムを分割した一部のデータがフラッシュROMに記憶される記憶処理中でも残りのデータにより外部バスが占有された状態となる。この場合、書換用外部装置からの書換用プログラムの一部がRAM等に一時記憶された後にフラッシュROM等に記憶される処理を順次繰り返すことで、プログラムの書換えが完了する。そうすると、書換対象マイクロコンピュータに対するプログラムの書換えが完了するまで、書換用プログラムにより外部バスが占有されることとなり、この外部バスを共用する他の電子装置のマイクロコンピュータにおけるプログラムの書換えが実施できない状態となる。すなわち、外部バスを共用する複数の電子装置におけるトータルのプログラム書換時間が長くなってしまう。特に自動車業界では、車両上には、多くの電子装置、マイクロコンピュータが搭載されている為、それらトータルのプログラムの書換時間を短くすることが、強く求められている。
そこで、マザーボードに搭載されるマイクロコンピュータにおけるRAM等の記憶容量を、想定される書換用プログラムの情報量を超えるように増量し、このRAM等に書換用プログラムを分割することなく一度に記憶できるようにして外部バスの早期開放を図ることで、上述した書換時間を短縮することができる。しかしながら、記憶容量の増量は、マザーボードのコストアップになるという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、書換用プログラムの情報量が多い場合でもコストアップを招くことなく各プログラムの書換時間の短縮を図り得る電子装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の電子装置は、所定の機能を実現するためのプログラムが記憶される第1の記憶手段(32,42)を有するマイクロコンピュータ(30,40)を複数備え、機能の異なる複数の前記マイクロコンピュータが内部バス(14)を介して互いに通信可能に接続されて構成される電子装置(10)であって、前記電子装置は、前記第1の記憶手段に記憶される前記プログラムを書換えるための書換用プログラムをマイクロコンピュータごとに送信するための書換用外部装置(1)と接続される事により通信可能となる外部バスと接続され、前記外部バスは他の電子装置と共用されており、前記書換用外部装置から前記外部バスを介して受信した前記書換用プログラムを、前記複数のマイクロコンピュータのうち書換対象となる書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して配信するための配信用マイクロコンピュータ(20)と、を備え、前記複数のマイクロコンピュータは、前記内部バスを介して受信した前記書換用プログラムの少なくとも一部を記憶可能な第2の記憶手段(33,43)をそれぞれ有し、前記第2の記憶手段に一時記憶されていた前記書換用プログラムを利用して前記第1の記憶手段に記憶される前記プログラムを書換え、前記配信用マイクロコンピュータは、受信した前記書換用プログラムのうち、一部を前記書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信し、また、残部を前記複数のマイクロコンピュータのうち前記書換対象マイクロコンピュータを除く少なくともいずれか1つの経由用マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信し、前記経由用マイクロコンピュータは、受信した前記残部を、前記一部の書換用プログラムの少なくとも一部の前記第1の記憶手段への書換えが完了した前記書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信することを特徴とする。
なお、特許請求の範囲および上記手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、配信用マイクロコンピュータは、外部バスを介して書換用外部装置から受信した書換用プログラムのうち、一部を書換対象マイクロコンピュータに内部バスを介して送信し、また、残部を経由用マイクロコンピュータに内部バスを介して送信する。そして、経由用マイクロコンピュータは、受信した残部を、一部の書換用プログラムの少なくとも一部の第1の記憶手段への書換えが完了した書換対象マイクロコンピュータに内部バスを介して送信する。
これにより、書換対象マイクロコンピュータにおける第2の記憶手段の記憶容量が書換用プログラムの情報量未満であっても、書換用プログラムが分割されて経由用マイクロコンピュータの第2の記憶手段にも記憶されるので、電子装置における書換用プログラムを一時的に記憶可能な記憶容量を増量することができる。このため、書換対象マイクロコンピュータに対するプログラムの書換えが完了していなくても、外部バスが開放されるため、他の電子装置におけるプログラムの書換えを早期に開始することができる。
したがって、書換用プログラムの情報量が多い場合でも、経由用マイクロコンピュータにおける第2の記憶手段を利用することで、記憶容量を増大させるようなコストアップを招くことなく各プログラムの書換時間の短縮を図ることができる。
なお、記憶容量は、マイクロコンピュータ仕様上のRAM値の上限ではなく、経由するのに使用可能な容量を示すものであっても良い。
また、書換用プログラムの一部の情報量は、書換対象マイクロコンピュータにおける第2の記憶手段の記憶容量以下に設定するのが望ましい。これにより、一部の情報量が当該第2の記憶手段の記憶容量を超える場合と比較して、配信用マイクロコンピュータから書換対象マイクロコンピュータに送信される情報による内部バスの占有時間が短くなる。このため、書換用プログラムの残部を早期に内部バスを介して経由用マイクロコンピュータに送信することができることから、書換用外部装置から配信用マイクロコンピュータに送信される情報による外部バスの占有時間が短くなる。その結果、外部バスが早期に開放されるため、他の電子装置におけるプログラムの書換えをより早期に開始することができる。
請求項2の発明では、配信用マイクロコンピュータは、書換用外部装置から書換用プログラムを受信すると、複数のマイクロコンピュータのそれぞれに対する要求に応じて受信した各記憶容量情報に基づいて、当該複数のマイクロコンピュータから経由用マイクロコンピュータを選択する。
なお、経由用マイクロコンピュータの一つとして、自身の配信用マイクロコンピュータを含めて選択しても良い。
これにより、配信用マイクロコンピュータでは、複数のマイクロコンピュータにおける第2の記憶手段の記憶容量がそれぞれ把握されるので、例えば、複数のマイクロコンピュータのいずれかが仕様変更等により記憶容量やフラッシュROMの容量が変更される場合であっても、適切な経由用マイクロコンピュータを複数のマイクロコンピュータから容易に選択することができる。
なお、電子装置の構成として、複数のマイクロコンピュータが複数のプリント基板に渡って搭載されている構成の場合、共通のプリント基板に搭載されている場合に比べて、局所的に仕様変更が可能なため、記憶容量やフラッシュROMの容量が変更する可能性や回数も多くなる為、より効果的である。
また、仕様変更等されるごとに複数のマイクロコンピュータの仕様に応じてその都度、書き換え用プログラムに複数のマイクロコンピュータの仕様情報を付与し、ソフトウエア品番等を付すことでソフトウエア品番等に基づいて複数のマイクロコンピュータにおける第2の記憶手段の記憶容量を把握することもできるが、本発明では、ソフトウエア品番等を利用する必要もない。このため、書換え対象以外のマイクロピュータの仕様変更等に起因するソフトウエア品番等の増加を防止することができる。
請求項3の発明では、配信用マイクロコンピュータは、受信した各記憶容量情報に基づいて、複数のマイクロコンピュータのうち第2の記憶手段の記憶容量が残部の情報量よりも大きいマイクロコンピュータを経由用マイクロコンピュータとして選択する。このため、書換用プログラムの残部は1つのマイクロコンピュータにて一時記憶された後に書換対象マイクロコンピュータに送信されるため、当該残部が複数のマイクロコンピュータにて一時記憶される場合と比較して、書換用プログラムの分割数が少なくなり配信用マイクロコンピュータの処理負荷の軽減や処理時間の短縮等を図ることができる。
請求項4の発明では、配信用マイクロコンピュータは、残部の情報量よりも大きい第2の記憶手段を有するマイクロコンピュータが無い場合、第2の記憶手段の記憶容量の大きいマイクロコンピュータから順に経由用マイクロコンピュータとして選択する。これにより、選択される経由用マイクロコンピュータの数は、極力少なくなる。つまり、書換用プログラムの分割数が少なくなり配信用マイクロコンピュータの処理負荷の軽減や処理時間の短縮等を図ることができる。
請求項5の発明では、配信用マイクロコンピュータは、書換用プログラムの情報量が複数のマイクロコンピュータのそれぞれの第2の記憶手段の記憶容量の総和を超える場合には、当該総和に関する情報を書換用外部装置に送信する。
当該総和に関する情報を受信した書換用外部装置は、この情報を送信した電子装置が一度に受信可能な情報量を把握できる。このため、書換用外部装置は、上記総和を超えない情報量で分割された書換用プログラムを送信し終えてから他の電子装置に対応する書換用プログラムを送信した後に、第2の記憶手段が一時記憶可能状態となった上記電子装置に残りの書換用プログラムを送信することができる。これにより、上記書換対象マイクロコンピュータを有する電子装置に起因する外部バスの占有時間が短くなり、外部バスを共用する複数の電子装置におけるトータルのプログラム書換時間を短くすることができる。
請求項6の発明では、配信用マイクロコンピュータは、受信した各記憶容量情報を書換用外部装置に送信し、この送信に応じて当該書換用外部装置にて設定された経由用マイクロコンピュータを選択するための選択情報を受信すると、この選択情報に基づいて複数のマイクロコンピュータから経由用マイクロコンピュータを選択する。
このようにしても、適切な経由用マイクロコンピュータを複数のマイクロコンピュータから選択することができる。特に、書換用外部装置にて経由用マイクロコンピュータが選択されるので、配信用マイクロコンピュータにおける経由用マイクロコンピュータを選択するための処理負荷を軽減することができる。
請求項7の発明では、配信用マイクロコンピュータは、複数のマイクロコンピュータのいずれかに書換用プログラムが配信中の場合には、他のマイクロコンピュータがプログラムの書換不可状態であることを示す書換不可情報を書換用外部装置に送信する。
書換用プログラムが分割されて経由用マイクロコンピュータの第2の記憶手段にも記憶されている状態では、分割された書換用プログラムにより内部バスが占有された状態となる。この状態では、書換対象マイクロコンピュータと異なるマイクロコンピュータがプログラムの書換不可状態となる。そこで、上記書換不可情報を書換用外部装置に送信し、この書換不可情報を受信した書換用外部装置により書換用プログラムを送信するタイミングが調整されることで、書換不可状態の電子装置への書換用プログラムの送信に起因して外部バスの占有時間が長くなることもなく、複数の電子装置におけるトータルのプログラム書換時間を短くすることができる。
請求項8の発明では、配信用マイクロコンピュータは、経由用マイクロコンピュータの性能に応じて内部バスを介する残部の通信速度を変化させるため、例えば、性能の低いマイクロコンピュータにあわせて内部バスを介する情報の通信速度が低い速度で定速化される場合と比較して、経由用マイクロコンピュータへの上記残部の送信時間が短縮されて、外部バスの占有時間を短縮することができる。
第1実施形態に係る電子装置の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。 書換用プログラム配信処理を実施することによる効果を説明する説明図である。 第2実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る電子装置について、図面を参照して説明する。
図1に示す電子装置10は、車両に搭載されたエンジン等の車載機器を所定のプログラムを実施することで制御するための装置であり、他の電子装置とともに共用される外部バス11を介してデータリンクコネクタ12に接続されて構成されている。データリンクコネクタ12は、上記プログラムを書換える書換えツールとして機能する書換用外部装置1が接続されることで、当該書換用外部装置1からの各マイクロコンピュータに応じた所定の書換用プログラムを、各電子装置にて外部バス11を介して受信可能に構成されている。
なお、本実施形態では、外部バス11として、例えば、イーサネット(登録商標)が採用されている。また、図1では、外部バス11に接続される他の電子装置として、2つの電子装置2および電子装置3が例示されているが、これに限らず、1つまたは3つ以上の電子装置が外部バス11に対してデータリンクコネクタ12を利用可能に接続されてもよい。
次に、電子装置10の構成について説明する。
電子装置10は、筐体13を備えており、その筐体13内には、所定の機能を実現するための複数のマイクロコンピュータと、これら各マイクロコンピュータに関するデータの配信等を制御する配信用マイクロコンピュータ(以下、配信用マイコン20という)とが、LDVS等の規格に基づく内部バス14を介して互いに通信可能に接続されて配置されている。本実施形態では、上記複数のマイクロコンピュータとして、ブレーキに関する機能を実現するためのマイクロコンピュータ(以下、ブレーキ用マイコン30という)と、エンジンに関する機能を実現するためのマイクロコンピュータ(以下、エンジン用マイコン40という)とが、内部バス14に接続されている。
配信用マイコン20は、マイコンの全体的な制御を司るCPU21と、記憶手段として例えばフラッシュROM22およびRAM23とを備えている。CPU21は、フラッシュROM22に記憶される所定のプログラムを実行して後述する書換用プログラム配信処理を実施する。この書換用プログラム配信処理の実施により、外部バス11を介して受信した書換用プログラムに対して後述する配信先情報が付加されて、所定のマイクロコンピュータに内部バス14を介して送信される。
より具体的には、書換用プログラムは、受信バッファ24にて分割された分割データで順次受信されて、RAM23の受信用領域23aにて順次一時記憶される。そして、CPU21により、受信用領域23aに一時記憶された分割データに対して配信先情報が付加されて、送信用領域23bに順次一時記憶される。送信用領域23bに一時記憶された分割データは、送信バッファ25により配信先情報に対応するマイクロコンピュータに内部バス14を介して順次送信される。
ブレーキ用マイコン30は、マイコンの全体的な制御を司るCPU31と、記憶手段として例えばフラッシュROM32およびRAM33とを備えている。CPU31は、フラッシュROM32に記憶されるブレーキ制御用のプログラムを実行することで、ブレーキに関する処理を実現する。RAM33は、その記憶領域が、受信バッファ34を介して順次受信したデータが一時記憶される受信用領域33aと送信バッファ35を介して順次送信するためのデータが一時記憶される送信用領域33bとを有するように構成されている。
そして、CPU31は、RAM33の受信用領域33aに自らが配信先情報の分割データが一時記憶されると、この分割データを後述するようにフラッシュROM32に記憶する。このフラッシュROM32に対して全ての分割データ、すなわち、書換用プログラムが記憶されることで、フラッシュROM32に記憶されるブレーキ制御用のプログラムの書換えが完了する。なお、上記分割データが受信用領域33aに一時記憶されると、CPU31による指示を待つことなく、当該分割データが順次フラッシュROM32に記憶されるように構成されてもよい。
エンジン用マイコン40は、マイコンの全体的な制御を司るCPU41と、記憶手段として例えばフラッシュROM42およびRAM43とを備えている。CPU41は、フラッシュROM42に記憶されるエンジン制御用のプログラムを実行することで、エンジンに関する処理を実現する。RAM43は、その記憶領域が、受信バッファ44を介して順次受信したデータが一時記憶される受信用領域43aと送信バッファ45を介して順次送信するためのデータが一時記憶される送信用領域43bとを有するように構成されている。
そして、CPU41は、RAM43の受信用領域43aに自らが配信先情報の分割データが一時記憶されると、この分割データをフラッシュROM42に記憶する。このフラッシュROM42に対して全ての分割データ、すなわち、書換用プログラムが記憶されることで、フラッシュROM42に記憶されるエンジン制御用のプログラムの書換えが完了する。なお、上記分割データが受信用領域43aに一時記憶されると、CPU41による指示を待つことなく、当該分割データが順次フラッシュROM42に記憶されるように構成されてもよい。
なお、本実施形態では、ブレーキ用マイコン30のフラッシュROM32の記憶容量は64kであり、RAM33の記憶容量は4kである。また、エンジン用マイコン40のフラッシュROM42の記憶容量は1Mであり、RAM43の記憶容量は128kであり、ブレーキ用マイコン30のフラッシュROM32およびRAM33よりも性能が高くその記憶容量が大きくなっている。なお、フラッシュROM32およびフラッシュROM42は、特許請求の範囲に記載の「第1の記憶手段」の一例に相当し、RAM33およびRAM43は、特許請求の範囲に記載の「第2の記憶手段」の一例に相当し得る。
ここで、配信用マイコン20やブレーキ用マイコン30およびエンジン用マイコン40は、それぞれ所定の回路基板20a,30a,40aに搭載されることでモジュール化されている。ここで、モジュール化とは、例えば、機能毎に回路基板が用意されており、回路基板を所定のコネクタ等を介して内部バス14に接続することで、所定の機能を実現可能に構成されることをいう。また、このようにモジュール化された回路基板に搭載されるマイクロコンピュータ等が内部バス14に接続されることで、当該内部バス14を介して他の回路基板に搭載されるマイクロコンピュータ等と通信可能に構成されることとなる。
次に、配信用マイコン20のCPU21にて実施される書換用プログラム配信処理について、以下に説明する。
フラッシュROM32,42等に記憶されるプログラムを書換える場合には、データリンクコネクタ12に書換用外部装置1を接続し、この書換用外部装置1からデータリンクコネクタ12および外部バス11を介して送信される書換用プログラムを、配信用マイコン20および内部バス14を介して書換対象のマイクロコンピュータ(以下、書換対象マイコンという)のRAMに一時的に記憶する。そして、このように一時的に記憶された書換用プログラムを利用して、フラッシュROMに記憶されるプログラムが書換えられることとなる。
ところで、書換対象マイコンの性能が低く、かつ外部バス11の通信速度が高速な場合(=(書換用プログラムの容量と外部バスの通信速度から計算される送信完了までの時間)<(マイコン内でのフラッシュROM書換え時間))、書換対象マイコン内でのフラッシュROM書換え速度がネックとなり、外部バス11のイーサネットの様な高速な通信の速度が十分に活かしきれず、より長い時間、外部バス11を占有することになる。これに対し、別途、配信用マイコン20等に、一次保存用の記憶手段を追加すれば良いが、コストアップ要因となってしまう。また、書換対象マイコンにおいて、フラッシュROM容量よりも大きいRAMを有していれば、一次的にRAMに保存しておくことは可能ではあるが、一般的なマイコンの仕様として、フラッシュROM容量>RAM容量となっている為、フラッシュROMの全容量を書き換える際は、一次保存は不可能である。
具体的には例えば、書換対象マイコンがブレーキ用マイコン30であり、RAM33の記憶容量(4k)が書換用プログラムの情報量(例えば32k)未満である場合、当該書換用プログラムの一部の分割データがフラッシュROM32に記憶される記憶処理中でも残りの分割データにより外部バス11が占有された状態となる。この場合、書換用外部装置1からの書換用プログラムを分割した分割データがRAM33に一時記憶された後にフラッシュROM32に記憶される処理を順次繰り返すことで、ブレーキ制御用のプログラムの書換えが完了する。そうすると、RAM33に最後に送信される分割データが記憶されるまで、書換用プログラムにより外部バス11が占有されることとなり、この外部バス11を共用する他の電子装置2,3のマイクロコンピュータにおけるプログラムの書換えが実施できない状態となる。すなわち、外部バス11を共用する複数の電子装置10,2,3におけるトータルのプログラム書換時間が長くなってしまう。
そこで、本実施形態では、外部バス11に受信すべき書換用プログラムが存在する場合に書換用プログラム配信処理を実施して、書換用プログラムを書換対象マイコンのRAMだけでなく経由用のマイクロコンピュータ(以下、経由用マイコンという)のRAMも利用して一時記憶する。これにより、外部バス11の占有時間の短縮を図り、外部バス11を共用する複数の電子装置10,2,3におけるトータルのプログラム書換時間を短くする。
以下、配信用マイコン20のCPU21にて実施される書換用プログラム配信処理について、図2に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。図2は、第1実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。
外部バス11に受信すべき書換用プログラムが存在することで、書換用プログラムが受信バッファ24にて分割されて分割データとしてRAM23の受信用領域23aにて順次一時記憶される状態になると、CPU21にて書換用プログラム配信処理が開始される。まず、図2のステップS101に示す判定処理がなされ、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量以下であるか否かについて判定される。
ここで、書換対象マイコンがエンジン用マイコン40であって書換用プログラムがエンジン制御用のプログラムを書換えるためのプログラムであり、その情報量が、例えば64kであることから、エンジン用マイコン40のRAM43に一時記憶可能な情報量(128k)以下となる場合には、(S101でYes)、ステップS103に示す第1配信用情報付加処理がなされる。この処理では、受信用領域23aに一時記憶される全ての分割データに対して、エンジン用マイコン40のRAM43を配信先とする配信用情報が付加されて、送信用領域23bに順次一時記憶される。
このように送信用領域23bに一時記憶された分割データは、送信バッファ25により配信先情報に対応するエンジン用マイコン40に内部バス14を介して順次送信される。これにより、エンジン用マイコン40では、上記分割データが受信バッファ44によりRAM43の受信用領域43aに一時記憶され、この分割データがフラッシュROM42に記憶される。そして、フラッシュROM42に対して全ての分割データが記憶されることで、フラッシュROM42に記憶されるエンジン制御用のプログラムの書換えが完了する。
一方、書換対象マイコンがブレーキ用マイコン30であって書換用プログラムがブレーキ制御用のプログラムを書換えるためのプログラムであり、その情報量が、例えば32kであることから、ブレーキ用マイコン30のRAM33に一時記憶可能な情報量(4k)を越える場合には、(S101でNo)、ステップS105に示す第2配信用情報付加処理がなされる。この処理では、受信用領域23aに一時記憶される分割データのうち、先に記憶されてRAM33に一時記憶可能な情報量に相当する分に対して、ブレーキ用マイコン30を配信先とする配信用情報(以下、直接配信用情報という)が付加されて送信用領域23bに順次一時記憶される。そして、上記分割データのうち、RAM33に一時記憶可能な情報量を超える分に対して、エンジン用マイコン40を経由用マイコンとして経由して最終的にブレーキ用マイコン30を配信先とする配信用情報(以下、経由配信用情報という)が付加されて送信用領域23bに順次一時記憶される。なお、直接配信用情報が付加された分割データは、特許請求の範囲に記載の「書換用プログラムの一部」の一例に相当し、経由配信用情報が付加された分割データは、特許請求の範囲に記載の「書換用プログラムの残部」の一例に相当し得る。
このように送信用領域23bに一時記憶された分割データは、送信バッファ25により、まず、直接配信用情報が付加された分割データがブレーキ用マイコン30に内部バス14を介して順次送信され、その後、経由配信用情報が付加された分割データがエンジン用マイコン40に内部バス14を介して順次送信される。
そして、ブレーキ用マイコン30では、配信用マイコン20から直接送信された分割データが受信バッファ34によりRAM33に一時記憶されると、この分割データがフラッシュROM32に記憶される。
また、エンジン用マイコン40では、配信用マイコン20から送信された分割データが受信バッファ44によりRAM43の受信用領域43aに一時記憶されると、この分割データは、経由配信用情報が付加されていることから、ブレーキ用マイコン30を最終の配信先とするように送信用領域43bに一時記憶される。
そして、RAM33に一時記憶された分割データの、フラッシュROM32への書換え完了状態となると、ブレーキ用マイコン30は配信用マイコン20に通知し、配信用マイコン20は、経由用マイコンであるエンジン用マイコン40に内部バス14の使用許可を出す。エンジン用マイコン40は、送信バッファ45により送信用領域43bに一時記憶される分割データをブレーキ用マイコン30に内部バス14を介して順次送信する。そして、ブレーキ用マイコン30では、エンジン用マイコン40から送信された分割データが受信バッファ34によりRAM33に一時記憶されると、この分割データがフラッシュROM32に記憶される。そして、送信用領域43bに一時記憶される分割データが全て送信されてRAM33に一時記憶されたことでフラッシュROM32に記憶されると、フラッシュROM32に記憶されるブレーキ制御用のプログラムの書換えが完了する。
なお、書換え完了状態であることの通知は、経由用マイコンが一つの場合は、配信用マイコン20の負荷を軽減する為、直接エンジン用マイコン40に送信しても良いが、経由用マイコンが複数存在する場合は、経由用マイコンへの通信許可を配信用マイコン20が選択して出す事により、ブレーキ用マイコン30は、次にどの経由データを受信するかを意識する必要がなくなる為、望ましい。
ここで、上述したように書換用プログラムを書換対象マイコンのRAMだけでなく経由用マイコンのRAMも利用して一時記憶することによる効果を、図1および図3を用いて詳細に説明する。図3は、書換用プログラム配信処理を実施することによる効果を説明する説明図である。
書換用外部装置1から配信用マイコン20に書換用プログラムが送信されている間(図1,図3のT1参照)、外部バス11が占有されて通信不能状態となる。そして、書換用外部装置1から配信用マイコン20への書換用プログラムの送信が開始されることで、配信用マイコン20から書換対象マイコンに直接配信用情報が付加された分割データが送信されている間(図1,図3のT2参照)、内部バス14が占有されて通信不能状態となる。この分割データの送信が完了し内部バス14が開放されると、配信用マイコン20から経由用マイコンに経由配信用情報が付加された分割データが送信されている間(図1,図3のT3参照)、再び内部バス14が占有されて通信不能状態となる。
また、配信用マイコン20による書換対象マイコンへの分割データの送信が完了すると、上記経由配信用情報が付加された分割データの送信と並行して、書換対象マイコンにてRAMに一時記憶された分割データがフラッシュROMに記憶される(図1,図3のT4参照)。また、書換対象マイコンにおけるフラッシュROMへの分割データの記憶処理が比較的時間がかかることからこの記憶処理中に、配信用マイコン20から経由用マイコンのRAMの受信用領域への分割データの送信が完了すると、経由用マイコンにてRAMの受信用領域に一時記憶された分割データが、書換対象マイコンを最終の配信先とするように送信用領域に記憶される(図1,図3のT5参照)。
そして、書換対象マイコンのRAMが一時記憶可能な状態である場合に、経由用マイコンから書換対象マイコンに当該分割データが送信され、この送信間(図1,図3のT6参照)、内部バス14が占有されて通信不能状態となる。この書換対象マイコンのRAMへの分割データの送信が完了すると、このRAMに一時記憶された分割データがフラッシュROMに記憶される(図1,図3のT7参照)。なお、書換対象マイコンのRAMの記憶容量が小さい場合には、経由用マイコンから書換対象マイコンへの分割データの送信(図1,図3のT6参照)と、書換対象マイコンにおけるRAMからフラッシュROMへの分割データの書き込み(図1,図3のT7参照)とが繰り返され、分割データが全てフラッシュROMに記憶されると、フラッシュROMに記憶されるプログラムの書換えが完了する。
この場合、図3からわかるように、書換用外部装置1から配信用マイコン20への書換用プログラムの送信が完了することで、フラッシュROMに記憶されるプログラムの書換えが完了する前に、外部バス11が開放される。このため、プログラムの書換えが完了した後に外部バス11が開放される従来の処理と比較して、外部バス11の開放後に書換用外部装置1から他の電子装置への書換用プログラムの送信を早期に開始することができる(図1,図3のT8参照)。
以上説明したように、本実施形態に係る電子装置10では、配信用マイコン20は、データリンクコネクタ12および外部バス11を介して書換用外部装置1から受信した書換用プログラムのうち、直接配信用情報が付加された分割データ(書換用プログラムの一部)を書換対象マイコンに内部バス14を介して送信し、また、経由配信用情報が付加された分割データ(書換用プログラムの残部)を経由用マイコンに内部バス14を介して送信する。そして、経由用マイコンは、受信した分割データを、分割データの少なくとも一部のフラッシュROMへの書換えが完了した書換対象マイコンに内部バス14を介して送信する。
これにより、書換対象マイコンにおけるRAMの記憶容量が書換用プログラムの情報量未満であっても、書換用プログラムが分割されて経由用マイコンのRAMにも記憶されるので、電子装置10における書換用プログラムを一時的に記憶可能な記憶容量を増量することができる。このため、書換対象マイコンに対するプログラムの書換えが完了していなくても、外部バス11が開放されるため、他の電子装置2,3におけるプログラムの書換えを早期に開始することができる。
したがって、書換用プログラムの情報量が多い場合でも、経由用マイコンにおけるRAM等を利用することで、記憶容量を増大させるようなコストアップを招くことなく各プログラムの書換時間の短縮を図ることができる。
なお、記憶容量は、マイクロコンピュータ仕様上のRAM値の上限ではなく、経由するのに使用可能な容量を示すものであっても良い。
特に、直接配信用情報が付加された分割データの情報量は、書換対象マイコンにおけるRAMに一時記憶可能な情報量に相当し、当該RAMの記憶容量以下に設定されるため、その情報量が当該RAMの記憶容量を超える場合と比較して、配信用マイコン20から書換対象マイコンに送信される情報による内部バス14の占有時間が短くなる。このため、経由配信用情報が付加された分割データを早期に内部バス14を介して経由用マイコンに送信することができることから、書換用外部装置1から配信用マイコン20に送信される情報による外部バス11の占有時間が短くなる。その結果、外部バス11が早期に開放されるため、他の電子装置2,3におけるプログラムの書換えをより早期に開始することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る電子装置について図を参照して説明する。図4は、第2実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。
本第2実施形態に係る電子装置10は、各マイクロコンピュータの仕様を把握した上で経由用マイコンを選択するため、書換用プログラム配信処理を図2に示すフローチャートに代えて図4に示すフローチャートに基づいて実施する点が、上記第1実施形態に係る電子装置と異なる。したがって、第1実施形態の電子装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態では、上述した配信用マイコン20、ブレーキ用マイコン30およびエンジン用マイコン40に加えて、他のマイクロコンピュータが内部バス14を介して互いに通信可能に接続されて構成されている。各マイクロコンピュータは、回路基板に搭載されてモジュール化されているため仕様変更等が容易であり、例えば、RAMの記憶容量が変更された回路基板が単に差し替えられる場合には、配信用マイコン20では、その仕様変更内容を把握することができない。このため、配信用マイコン20は、上記第1実施形態にて述べた書換用プログラム配信処理を実施することでは、複数のマイクロコンピュータから適切な経由用マイコンを選択できない場合がある。
そこで、本実施形態における書換用プログラム配信処理では、各マイクロコンピュータに対して記憶容量に関する情報を要求し、この要求に応じて受信した情報に基づいて、経由用マイコンを選択する。
以下、本実施形態において、配信用マイコン20のCPU21にて実施される書換用プログラム配信処理について、図4に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
外部バス11に受信すべき書換用プログラムが存在することで、書換用プログラムが受信バッファ24にて分割されて分割データとしてRAM23の受信用領域23aにて順次一時記憶される状態になると、CPU21にて書換用プログラム配信処理が開始される。まず、図4のステップS201に示す記憶容量情報要求処理がなされ、内部バス14を介して接続される各マイクロコンピュータ(30,40等)に対して、そのRAMの記憶容量や性能等に関する情報(以下、記憶容量情報という)を要求するための要求情報が送信される。このように送信される要求情報を受信した各マイクロコンピュータは、そのRAMの記憶容量情報や自身のフラッシュROM書換え速度等をそれぞれ配信用マイコン20に返信する。
このように内部バス14を介して送信された各記憶容量情報がステップS203に示す受信処理により受信されると、ステップS205に示す判定処理がなされ、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量以下であるか否かについて判定される。そして、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量以下であれば(S205でYes)、経由マイコンを選択する必要もないので、ステップS207に示す第1配信用情報付加処理がなされる。この処理では、上記ステップS103に示す第1配信用情報付加処理と同様の処理がなされて、書換対象マイコンのプログラムの書換えが実施される。
一方、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量を超える場合には(S205でNo)、ステップS209に示す経由用マイコン選択処理がなされる。この処理では、上記受信処理にて受信した各記憶容量情報に基づいて、上記経由配信用情報が付加される分割データの情報量よりも大きい記憶容量のRAMを有するマイクロコンピュータが経由用マイコンとして選択される。なお、上記経由用マイコン選択処理では、1つのマイクロコンピュータが経由用マイコンとして選択されることに限らず、2以上のマイクロコンピュータが経由用マイコンとして選択されてもよい。
続いて、ステップS211に示す第2配信用情報付加処理がなされ、上記ステップS105に示す第2配信用情報付加処理と同様の処理がなされて、直接配信用情報が付加された分割データが書換対象マイコンに送信され、その後、経由配信用情報が付加された分割データが上記経由用マイコン選択処理にて選択された経由用マイコンに送信されることで、書換対象マイコンのプログラムの書換えが実施される。
以上説明したように、本実施形態に係る電子装置10では、配信用マイコン20は、書換用外部装置1から書換用プログラムを受信すると、複数のマイクロコンピュータのそれぞれに対する要求に応じて受信した各記憶容量情報に基づいて、当該複数のマイクロコンピュータから経由用マイコンを選択する。
なお、経由用マイクロコンピュータの一つとして、自身の配信用マイコン20を含めて選択しても良い。
これにより、配信用マイコン20では、複数のマイクロコンピュータにおけるRAMの記憶容量がそれぞれ把握されるので、例えば、複数のマイクロコンピュータのいずれかが仕様変更等により記憶容量やフラッシュROMの容量が変更される場合であっても、適切な経由用マイコンを複数のマイクロコンピュータから容易に選択することができる。
なお、電子装置10の構成として、複数のマイクロコンピュータが複数のプリント基板に渡って搭載されている構成の場合、共通のプリント基板に搭載されている場合に比べて、局所的に仕様変更が可能なため、記憶容量やフラッシュROMの容量が変更する可能性や回数も多くなる為、より効果的である。
また、仕様変更等されるごとに複数のマイクロコンピュータの仕様に応じてその都度、書き換え用プログラムに複数のマイクロコンピュータの仕様情報を付与し、ソフトウエア品番等を付すことでソフトウエア品番等に基づいて複数のマイクロコンピュータにおけるRAMの記憶容量を把握することもできるが、本発明では、ソフトウエア品番等を利用する必要もない。このため、書換え対象以外のマイクロピュータの仕様変更等に起因するソフトウエア品番等の増加を防止することができる。
また、配信用マイコン20は、受信した各記憶容量情報に基づいて、複数のマイクロコンピュータのうちRAMの記憶容量が経由配信用情報が付加される分割データ(書換用プログラムの残部)の情報量よりも大きいマイクロコンピュータを経由用マイコンとして選択する。このため、経由配信用情報が付加される分割データは1つのマイクロコンピュータにて一時記憶された後に書換対象マイコンに送信されるため、当該分割データが複数のマイクロコンピュータにて一時記憶される場合と比較して、書換用プログラムの分割数が少なくなり配信用マイコン20の処理負荷の軽減や処理時間の短縮等を図ることができる。
なお、上記第2実施形態の第1変形例として、上記ステップS209に示す経由用マイコン選択処理にて、経由配信用情報が付加される分割データ(書換用プログラムの残部)の情報量よりも大きいRAMを有するマイクロコンピュータが無い場合、RAMの記憶容量の大きいマイクロコンピュータから順に経由用マイコンとして選択してもよい。これにより、選択される経由用マイコンの数は、極力少なくなる。つまり、書換用プログラムの分割数が少なくなり配信用マイコン20の処理負荷の軽減や処理時間の短縮等を図ることができる。
また、上記第2実施形態の第2変形例として、配信用マイコン20は、受信した各記憶容量情報を書換用外部装置に送信し、この送信に応じて当該書換用外部装置1にて設定された経由用マイコンを選択するための選択情報を受信すると、この選択情報に基づいて複数のマイクロコンピュータから経由用マイコンを選択してもよい。この場合、書換用外部装置1は、配信用マイコン20から送信される各記憶容量情報に基づいて、経由用マイコンを選択し、上記選択情報を配信用マイコン20に送信する。
このようにしても、上記書換用プログラム配信処理にて、適切な経由用マイコンを複数のマイクロコンピュータから選択することができる。特に、書換用外部装置1にて経由用マイコンが選択されるので、配信用マイコン20における経由用マイコンを選択するための処理負荷を軽減することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る電子装置について図を参照して説明する。図5は、第3実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態に係る電子装置10は、書換用プログラムの情報量が各マイクロコンピュータのそれぞれのRAMの記憶容量の総和を超える場合でも外部バス11の早期開放を図るため、書換用プログラム配信処理を図4に示すフローチャートに代えて図5に示すフローチャートに基づいて実施する点が、上記第2実施形態に係る電子装置と異なる。したがって、第2実施形態の電子装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
書換用プログラムの情報量が各マイクロコンピュータのそれぞれのRAMの一時記憶可能な記憶容量の総和(以下、総記憶容量という)を超える場合、書換用プログラムが書換対象マイコンを有する電子装置10単体で完全に受信しきれずに外部バス11を占有してしまい、外部バス11の開放が遅くなってしまう。
そこで、本実施形態では、書換用外部装置1からの書換用プログラムを、送信する情報量が総記憶容量以下となるように分割することで調整して、書換対象マイコンを有する電子装置10に送信する。
以下、本実施形態において、配信用マイコン20のCPU21にて実施される書換用プログラム配信処理について、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
上記第2実施形態と同様に、図5のステップS205に示す判定処理にて、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量以下であるか否かについて判定され、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量を超える場合には(S205でNo)、ステップ208に示す判定処理がなされる。この判定処理では、書換用プログラムの情報量が総記憶容量以下であるか否かについて判定され、書換用プログラムの情報量が、上記S203にて受信した各記憶容量情報から求められる総記憶容量以下である場合には(S208でYes)、上述したステップS209以降の処理がなされる。なお、上記総記憶容量には、配信用マイコン20のRAMの記憶容量が含まれてもよい。
一方、書換用プログラムの情報量が総記憶容量を超える場合には(S208でNo)、ステップS213に示す総記憶容量情報送信処理がなされる。この処理では、総記憶容量に関する情報が書換用外部装置1に送信され、当該書換用プログラム配信処理が終了する。なお、総記憶容量情報は、特許請求の範囲に記載の「総和に関する情報」の一例に相当し得る。
上記総記憶容量情報を受信した書換用外部装置1は、この総記憶容量情報を送信した電子装置10が外部バス11を占有することなく受信可能な情報量を把握できる。そこで、書換用外部装置1は、総記憶容量情報を超えない情報量で分割された書換用プログラムを送信し終えてから他の電子装置2,3に対応する書換用プログラムを送信した後に、書換対象マイコンのRAMが一時記憶可能状態となった電子装置10に、残りの書換用プログラムを送信する。この残りの書換用プログラムが外部バス11を介して送信されることで、上記書換用プログラム配信処理が開始されて、当該電子装置10に全ての書換用プログラムの送信がなされると、プログラムの書換えが完了する。
このように、書換用プログラム配信処理にて上記総記憶容量情報を書換用外部装置1に送信することで、上記書換対象マイコンを有する電子装置10に起因する外部バス11の占有時間が短くなり、外部バス11を共用する複数の電子装置におけるトータルのプログラム書換時間を短くすることができる。
なお、本実施形態における特徴的処理は、他の実施形態にて適用することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る電子装置について図を参照して説明する。図6は、第4実施形態における書換用プログラム配信処理の流れを示すフローチャートである。
本実施形態に係る電子装置10は、各マイクロコンピュータの書き換えが連続することでトータルの書換時間が長くなることを防止するため、書換用プログラム配信処理を図2に示すフローチャートに代えて図6に示すフローチャートに基づいて実施する点が、上記第1実施形態に係る電子装置と異なる。したがって、第1実施形態の電子装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
書換用プログラムが分割されて経由用マイコンのRAMにも記憶されている状態では、経由用マイコンのプログラムを同時に書換えることが不可能である。また、分割された書換用プログラムにより内部バス14が基本的に占有された状態となる。この状態では、書換対象マイコンと異なるマイクロコンピュータがプログラムの書換不可状態となる。書換対象マイコンにおいて、フラッシュROM書換え中の間に内部バス14を開放することも不可能ではないが、分割された書換用プログラムの送信に待ち時間が発生する可能性があり、この状態で、当該電子装置の他のマイクロコンピュータが次の書換対象マイコンとなるとき、対応する書換用プログラムが当該電子装置10単体で完全に受信しきれずに外部バス11を占有してしまい、外部バス11の開放が遅くなってしまう。
そこで、本実施形態では、複数のマイクロコンピュータのいずれかに書換用プログラムが配信中の場合には、他のマイクロコンピュータがプログラムの書換不可状態であることを示す書換不可情報を書換用外部装置1に送信し、この書換不可情報を受信した書換用外部装置1により書換用プログラムを送信するタイミングを調整する。
以下、本実施形態において、配信用マイコン20のCPU21にて実施される書換用プログラム配信処理について、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
上記第1実施形態と同様に、図6のステップS101に示す判定処理にて、書換用プログラムの情報量が書換対象マイコンのRAMに一時記憶可能な情報量を超えと判定されると(S101でNo)、ステップS104に示す書換不可情報送信処理がなされる。この処理では、上述した書換不可情報が書換用外部装置1に送信される。
続いて、上記ステップS105に示す第2配信用情報付加処理がなされて、直接配信用情報が付加された分割データが送信用領域23bに一時記憶され、その後、経由配信用情報が付加された分割データが送信用領域23bに一時記憶される。そして、ステップS107にてプログラムの書換えが完了したか否かについて判定され、書換えが完了するまで、Noとの判定が繰り返される。
そして、上記第1実施形態と同様に、直接配信用情報が付加された分割データがRAMを介してフラッシュROMされた後に、経由配信用情報が付加された分割データがRAMを介してフラッシュROMされることでプログラムの書換えが完了すると(S107でYes)、ステップS109に示す書換可能情報送信処理がなされる。この処理では、他のマイクロコンピュータがプログラムの書換可能状態であることを示す書換可能情報が書換用外部装置1に送信され、当該書換用プログラム配信処理が終了する。
書換用外部装置1は、上記書換対象マイコンと異なるマイクロコンピュータに対して対応する書換用プログラムを送信する場合には、上記書換可能情報を受信した後に外部バス11が開放されると、当該書換用プログラムを外部バス11を介して対象の電子装置10に送信する。
このように、本実施形態では、書換不可情報を受信した書換用外部装置1により書換用プログラムを送信するタイミングが調整されることで、書換不可状態の電子装置10への書換用プログラムの送信に起因して外部バス11の占有時間が長くなることもなく、複数の電子装置におけるトータルのプログラム書換時間を短くすることができる。
なお、本実施形態における特徴的処理は、他の実施形態にて適用することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよい。
(1)上記各実施形態において、各マイクロコンピュータは、分割データを、RAMに一時記憶するように構成されることに限らず、一時記憶可能な他の記憶手段に一時記憶するように構成されてもよい。この場合、当該他の記憶手段は、特許請求の範囲に記載の「第2の記憶手段」の一例に相当し得る。
(2)上記各実施形態において、各マイクロコンピュータでは、所定の機能を実現するためのプログラムが、フラッシュROMに記憶されるように構成されること限らず、書換え可能な他の記憶手段に記憶されるように構成されてもよい。この場合、当該他の記憶手段は、特許請求の範囲に記載の「第1の記憶手段」の一例に相当し得る。
(3)上記各実施形態において、経由用マイコンの性能に応じて、配信用マイコン20から当該経由用マイコンへの内部バス14を介する分割データの通信速度を変化させてもよい。これにより、例えば、性能の低いマイクロコンピュータにあわせて内部バス14を介する情報の通信速度が低い速度で定速化される場合と比較して、経由用マイコンへの分割データの送信時間が短縮されて、外部バス11の占有時間を短縮することができる。
(4)上記各実施形態において、電子装置10内にて内部バス14を介して接続される複数のマイクロコンピュータとして、ブレーキ用マイコン30やエンジン用マイコン40を採用することに限らず、例えば、アクティブサスペンションや、トランスミッション、エアコンディショナー、パワーウィンドウ、電動ドアミラー、パワーシート、エアバック、カーナビゲーション装置やオーディオ装置等の車載機器を制御するためのマイクロコンピュータ等を採用してもよい。
1…書換用外部装置 2,3…電子装置
10…電子装置
11…外部バス
12…データリンクコネクタ
14…内部バス
20…配信用マイコン(配信用マイクロコンピュータ)
30…ブレーキ用マイコン(マイクロコンピュータ)
32…フラッシュROM(第1の記憶手段) 33…RAM(第2の記憶手段)
40…エンジン用マイコン(マイクロコンピュータ)
42…フラッシュROM(第1の記憶手段) 43…RAM(第2の記憶手段)

Claims (8)

  1. 所定の機能を実現するためのプログラムが記憶される第1の記憶手段(32,42)を有するマイクロコンピュータ(30,40)を複数備え、機能の異なる複数の前記マイクロコンピュータが内部バス(14)を介して互いに通信可能に接続されて構成される電子装置(10)であって、
    前記電子装置は、前記第1の記憶手段に記憶される前記プログラムを書換えるための書換用プログラムをマイクロコンピュータごとに送信するための書換用外部装置(1)と接続される事により通信可能となる外部バスと接続され、前記外部バスは他の電子装置と共用されており、
    前記書換用外部装置から前記外部バスを介して受信した前記書換用プログラムを、前記複数のマイクロコンピュータのうち書換対象となる書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して配信するための配信用マイクロコンピュータ(20)と、を備え、
    前記複数のマイクロコンピュータは、前記内部バスを介して受信した前記書換用プログラムの少なくとも一部を記憶可能な第2の記憶手段(33,43)をそれぞれ有し、前記第2の記憶手段に一時記憶されていた前記書換用プログラムを利用して前記第1の記憶手段に記憶される前記プログラムを書換え、
    前記配信用マイクロコンピュータは、受信した前記書換用プログラムのうち、一部を前記書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信し、また、残部を前記複数のマイクロコンピュータのうち前記書換対象マイクロコンピュータを除く少なくともいずれか1つの経由用マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信し、
    前記経由用マイクロコンピュータは、受信した前記残部を、前記一部の書換用プログラムの少なくとも一部の前記第1の記憶手段への書換えが完了した前記書換対象マイクロコンピュータに前記内部バスを介して送信することを特徴とする電子装置。
  2. 前記複数のマイクロコンピュータは、前記配信用マイクロコンピュータからの要求に応じて前記第2の記憶手段の記憶容量に関する記憶容量情報をそれぞれ返信し、
    前記配信用マイクロコンピュータは、前記書換用外部装置から前記書換用プログラムを受信すると、前記複数のマイクロコンピュータのそれぞれに対する前記要求に応じて受信した前記各記憶容量情報に基づいて、当該複数のマイクロコンピュータから前記経由用マイクロコンピュータを選択することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記配信用マイクロコンピュータは、受信した前記各記憶容量情報に基づいて、前記複数のマイクロコンピュータのうち前記第2の記憶手段の記憶容量が前記残部の情報量よりも大きいマイクロコンピュータを前記経由用マイクロコンピュータとして選択することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記配信用マイクロコンピュータは、前記残部の情報量よりも大きい前記第2の記憶手段を有するマイクロコンピュータが無い場合、前記第2の記憶手段の記憶容量の大きいマイクロコンピュータから順に前記経由用マイクロコンピュータとして選択することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  5. 前記配信用マイクロコンピュータは、前記書換用プログラムの情報量が前記複数のマイクロコンピュータのそれぞれの前記第2の記憶手段の記憶容量の総和を超える場合には、当該総和に関する情報を前記書換用外部装置に送信することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子装置。
  6. 前記配信用マイクロコンピュータは、受信した前記各記憶容量情報を前記書換用外部装置に送信し、この送信に応じて当該書換用外部装置にて設定された前記経由用マイクロコンピュータを選択するための選択情報を受信すると、この選択情報に基づいて前記複数のマイクロコンピュータから前記経由用マイクロコンピュータを選択することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  7. 前記配信用マイクロコンピュータは、前記複数のマイクロコンピュータのいずれかに前記書換用プログラムが配信中の場合には、他のマイクロコンピュータが前記プログラムの書換不可状態であることを示す書換不可情報を前記書換用外部装置に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子装置。
  8. 前記配信用マイクロコンピュータは、前記経由用マイクロコンピュータの性能に応じて前記内部バスを介する前記残部の通信速度を変化させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子装置。
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