JP2002285549A - 締切工法 - Google Patents

締切工法

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JP2002285549A JP2001088508A JP2001088508A JP2002285549A JP 2002285549 A JP2002285549 A JP 2002285549A JP 2001088508 A JP2001088508 A JP 2001088508A JP 2001088508 A JP2001088508 A JP 2001088508A JP 2002285549 A JP2002285549 A JP 2002285549A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重矢板壁と既設堤体との間に十分なシール
性を確保できるようにし、もって止水壁の耐久信頼性を
向上させる。 【解決手段】 連続矢板壁6を構成する戸当り側のボッ
クス形鋼矢板10Aの内側およびその外壁に予めグラウ
ト通路21および貫通孔23を設けると共に、その外壁
面に予めフラットバー29を用いて土木シート26を取
付けておき、ダム堤体2に形成した縦溝8内に一部を挿
入させてボックス形鋼矢板10Aを打設した後、供給管
31を通して前記縦方向通路21内にグラウトを注入
し、このグラウトを前記貫通孔23を通して土木シート
26の裏側へ流出させ、グラウト圧力により土木シート
26を膨張させて前記縦溝8内の側壁に密着させ、これ
を戸当り部のシールとして用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水域を締切りして
工事用エア空間をつくる締切工法に係り、特に既設堤体
の前方水域を締切る締切工法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、既設のダムに取水口を新たに設
けて発電設備を増設する場合、既設のダム堤体の前方水
域を止水壁により仮締切りして工事用エア空間をつくり
出す必要があり、従来、このような目的で行われる締切
工法(仮締切工法)として、特開平9−88044号公
報に記載されたものがある。図5および図6は、上記公
報に記載の仮締切工法を示したもので、符号1にて示す
止水壁は、ダム堤体2に対してアーチ形(半円形)に構
築されて、開通すべき取水口3の前方水域Wを締切って
いる。この止水壁1は、水底地盤上に据付けた架台4に
設けた導枠5に沿って鋼矢板を連続に打設することによ
り構築された二重矢板壁6とこの二重矢板壁6内に打設
されたコンクリート層7とからなっており、その二重矢
板壁6の両端部は、ダム堤体2に形成した縦溝8内の側
壁にシール材9を介して接合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した仮
締切工法においては、二重矢板壁6の端部とダム堤体2
との間(戸当り部)をシールするシール材9として、ゴ
ム特に水膨張ゴムを用いるようにしていた。しかし、こ
のような水膨張ゴムの使用によれば、ダム堤体2に切削
により形成されてかなりの凹凸を有する縦溝8内の壁面
との間に完全な密着状態を得ることは困難で、いま一つ
信頼性に欠けるという問題があった。また、上記仮締切
工法では、二重矢板壁6の先端と縦溝8の底面との間に
モルタル(水中不分離性モルタル)を打設して、このモ
ルタル層Mによってもシール性を高めるようにしている
が、水深が深くその打設深さが50mを超えるような施
工では、シール材9に著しく大きな圧力がかかり、この
圧力にシール材9が十分に抗しきれない虞もあった。
【0004】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その課題とするところは、二重矢板壁と既設堤
体との間に十分なシール性を確保できるようにし、もっ
て止水壁の耐久信頼性の向上に大きく寄与する締切工法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、少なくとも一端部をシール材を介して既設堤体に接
合させて二重矢板壁を構築した後、該二重矢板壁内にコ
ンクリートを打設して止水壁を完成させ、該止水壁によ
り既設堤体の前方水域を締切る締切工法において、前記
二重矢板壁の端部の外壁面に、その縦方向に延ばして土
木シートを添設しておき、二重矢板壁を構築した後、該
二重矢板壁の内部および外壁に予め設けた縦方向通路お
よび複数の貫通孔を通して前記土木シートの裏側にグラ
ウトを注入し、該グラウトの圧力により前記土木シート
を膨張させてこれを前記シール材として用いることを特
徴とする。このように行う締切工法において、土木シー
トをグラウトの圧力により膨張させて既設堤体に密着さ
せるので、既設堤体の壁面に凹凸があっても該凹凸面に
十分に倣い、しかも、グラウトの固化によりその形状を
維持するので、二重矢板壁と既設堤体との戸当り部のシ
ールは確実となる。
【0006】本発明において、上記土木シートはその両
側部と下端部とを、二重矢板壁の外壁面にフラットバー
を用いて密着固定するのが望ましく、これにより二重矢
板壁を構築する際、前記フラットバーがプロテクタとな
って土木シートが既設堤体の壁面に接触せず、その破損
が未然に防止される。また、上記二重矢板壁の縦方向通
路にグラウトを注入するに際しては、グラウト打込面の
上昇に応じて注入管を引上げるようにするのが望まし
く、これにより大水深となってグラウトの注入深さが深
くなる場合でも、円滑にグラウトを注入できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1乃至図4は、本発明に係
る締切工法を示したものである。なお、本実施の形態
は、上記したダム堤体2の前方水域Wを仮締切りするも
ので、その基本の工法は、前記特開平9−88044号
公報に記載された内容、すなわち前記図5および図6に
基づいて説明した内容と変わりがないので、ここでは、
図5および図6に示したものと同一部分には同一符号を
付し、重複する説明は省略することとする。
【0008】本実施の形態において、上記二重矢板壁6
は、図4によく示されるように、ボックス形鋼矢板1
0,10…を剛結嵌合構造の継手11を介して連結して
なっている。各ボックス形鋼矢板10は、矩形断面の枠
体12の内部を複数の仕切板13により打設方向に複数
の室A,Aに分割した構造となっており、各室A内に前
記コンクリート層7が打設されている。ここで、前記仕
切板13のうちの一つは、相互間を切り離して重ねた二
枚の板体13a,13bからなっており、ボックス形鋼
矢板10内のコンクリート層7は、この二枚重ねの板体
13aと13bとの間で縁切りされている。また、二枚
重ねの板体13a,13bを除く他の仕切板13には室
Aの相互間を連通する複数の連通孔(図示略)が設けら
れており、したがって、ボックス形鋼矢板10内のコン
クリート層7は、この二枚重ねの板体13a、13bの
両側では一体構造となっている。なお、継手11は、縦
方向のスリット15を有する筒状のめす継手部材16
と、このめす継手部材16に挿入可能な筒状のおす継手
部材17とからなっており、両者の間はモルタルなどの
固結材により剛結されている。
【0009】上記二重矢板壁6を構成するボックス形鋼
矢板10のうち、ダム堤体2との戸当り部に配置される
端部側のボックス形鋼矢板10Aは、図1乃至図3に示
すように、その枠体12の一端側の側板が取り除かれて
おり、この部分において、該枠体12の一部が一対の突
出片(外壁)20を形成すると共に仕切板13の一つが
外部に露出している。しかして、前記ボックス形鋼矢板
10Aの内側には、前記各突出片20と仕切板13との
隅角に位置してグラウト注入用の縦方向通路21が設け
られている。この縦方向通路21は、前記仕切板13と
各突出片20とに両側部が溶接固定されたアングル材2
2の内部に設定されている。また、前記各突出片20に
は、ボックス形鋼矢板10Aの縦方向に配列して複数の
貫通孔23が穿設されており、各貫通孔23は前記縦方
向通路21内に開口している。ボックス形鋼矢板10A
の内側にはまた、前記各縦方向通路21と平行に延ばし
て補助供給管24が設置されている。この補助供給管2
4は、前記アングル材22にブラケット25を用いて位
置固定され、その下端部が縦方向通路21の底部に連通
させられている。
【0010】一方、ボックス形鋼矢板10Aの各突出片
20の外壁面には、ボックス形鋼矢板10Aの縦方向に
延ばして帯状の土木シート26が添設されている。この
土木シート26は、高伸縮性を有しかつ高強度を有する
織布からなるもので、上記縦方向に配列された貫通孔2
3を外側から覆うように配置され、その両側部と下端部
とが、皿ボルト27およびナット28を用いてボックス
形鋼矢板10Aに締付け固定したフラットバー29によ
り押えられている。なお、この土木シート26の種類は
任意であるが、例えば、クラレ社製のクラフテル(商
標)の♯7530を用いることができる。また、この土
木シート26の長さが不足する場合は継ぎ足して用いる
が、その継ぎ足しに際しては、1.5m程度ラップさせた
状態で簡単に縫合すればよい。
【0011】ダム堤体2の前方水域Wを仮締切りするに
は、先ず水底に据付けた前記架台4の導枠5(図5)に
沿ってボックス形鋼矢板10を相互に継手11で連結し
ながらアーチ形に打設し、両端側のボックス形鋼矢板1
0Aの打設を残して、その打設を一旦終了し、次に、ダ
ム堤体2に縦溝8を形成する。縦溝8を形成するには、
上記打設を終えた終端のボックス形鋼矢板10を利用し
て、このボックス形鋼矢板10をガイドとして掘削機を
下降させ、ダム堤体2の前面を所定深さおよび幅にわた
って切削する。そして、この縦溝8の切削後、前記終端
のボックス形鋼矢板10に継手11を介して連結しなが
ら端部側(戸当り側)のボックス形鋼矢板10Aを打設
する。この時、該ボックス形鋼矢板10Aの片側が前記
縦溝8内に挿入されるが、この挿入に際しては、前記フ
ラットバー29がプロテクタとなるので、ボックス形鋼
矢板10Aが揺動しても土木シート26は縦溝8内の側
壁に接触することはなく、したがって土木シート26の
損傷は未然に防止される。
【0012】そして、戸当り側のボックス形鋼矢板10
Aの打設終了後、先ず、ダム堤体2上に設置したグラウ
トポンプ30に補助供給管24を配管接続し、補助供給
管24を通して各縦方向通路21の底部側にセメントミ
ルクからなるグラウトを圧送する。すると、このグラウ
トは、各縦方向通路21内の底部側を満たすと共に、そ
の一部が各突出片20に設けた貫通孔23を通して土木
シート26の裏側に流出し、これに応じて、土木シート
26が下部側から上部側へ順次膨張して、図1に一点鎖
線で示すように縦溝8内の側壁に密着する。
【0013】その後、縦方向通路21内のグラウト打込
面が所定の高さとなったら、補助供給管24をグラウト
ポンプ30から切離し、このグラウトポンプ30に本供
給管31を付け替える。この場合、本供給管31として
は、適度の可撓性を有するものを選択し、これを、ダム
堤体2上に配置したクレーン(クローラクレーン)の吊
りフック32に吊りながら、その先端部を前記縦方向通
路21に挿入する。そして、この本供給管31の先端部
を、既に縦方向通路21内に注入されているグラウト層
内に所定深さだけ浸漬させ、グラウトポンプ30から該
本供給管31を通してグラウトを圧送すると共に、縦方
向通路21内のグラウトの打込面の上昇に応じて、本供
給管31を次第に引上げる。すると、縦方向通路21内
のグラウトは、その一部が各突出片20に穿設した貫通
孔23を通して土木シート26の裏側に流出し、これに
応じて、土木シート26が下部側から上部側へ順次膨張
して、上記同様に縦溝8内の側壁に密着し、遂には、ボ
ックス形鋼矢板10Aとダム堤体2の縦溝8の内壁との
間が、縦方向の全域にわたってグラウトを含む土木シー
ト26によってシールされる。しかして、土木シート2
6内および縦方向通路21内のグラウトは、適宜期間養
生させることで固化してグラウト固化層33(図2)と
なり、これにより土木シート26はそのまま膨張状態を
維持して、ボックス形鋼矢板10Aとダム堤体2との間
のシール性が恒久的に維持される。なお、本供給管31
は、前記したクレーン操作によらずに手操作で引上げて
もよいことはもちろんである。
【0014】本実施の形態においては、始めに補助供給
管24を通して底部側へのグラウト注入を行うので、大
水深で縦方向通路21が長大になる場合でも、本供給管
31として、それほど長いものを用意する必要がなく、
その分、本供給管31の取扱いは容易となる。また、本
供給管31として、適度に可撓性を有するものを用いて
いるので、グラウトポンプ30からの取り回しが簡単と
なり、作業性も向上する。しかも、縦方向通路21内の
グラウト打込面の上昇に応じてこの本供給管31を引上
げるようにしているので、グラウトポンプ30から圧送
するグラウト圧力をそれほど高める必要がなく、その
分、グラウトポンプ30として小型のものを使用でき、
さらには土木シート26の破損も防止される。
【0015】次に、ボックス形鋼矢板10Aの仕切板1
3と縦溝8の底面との間に水中不分離性モルタルを打設
して、このモルタル層Mにより戸当り部を固定する。こ
の時、ボックス形鋼矢板10Aとダム堤体2の縦溝内壁
との間は、グラウト固化層33を含む土木シート26に
より確実にシールされているので、前記モルタルが縦溝
8内から洩れ出ることはない。このようにして二重矢板
壁6は完成し、その後は、この二重矢板壁6内に、例え
ばトレミー管を用いてコンクリートを注入してコンクリ
ート層7の打設を終え、これにより止水壁1(図5)の
構築は完了する。
【0016】このように構築された止水壁1は、止水
上、最も重要となる二重矢板壁6とダム堤体2との戸当
り部が、グラウト固化層33を含む土木シート26によ
り確実にシールされているので、その後に止水壁1内を
排水しても内部に水が洩れ出ることはなく、工事空間が
安定的に維持される。一方、取水口3の開通工事終了
後、止水壁1を解体する際は、そのコンクリート層7が
ボックス形鋼矢板10内の一対の板体13aと13bと
の間で縁切りされているので、この二枚の板体13aと
13bとの間でボックス形鋼矢板10の枠体12を縦方
向に切断すれば、相隣接して打設された一方のボックス
形鋼矢板10内の一方の板体13aと他方のボックス形
鋼矢板10内の他方の板体13bとの間で複数分割され
た状態となり、この分割単位で簡単に解体することがで
きる。
【0017】なお、上記実施の形態においては、始めに
補助供給管24を用いて縦方向通路21の底部側へのグ
ラウト注入を行うようにしたが、この補助供給管24に
よるグラウト注入は、必ずしも必要とせず、適宜省略す
ることができる。また、上記実施の形態においては、ダ
ム堤体2の前方水域を仮締切りするようにしたが、本発
明は、ダム堤体以外の種々の既設堤体にも適用可能であ
ることはもちろん、仮締切りのみならず本締切りにも適
用できる。また、上記実施の形態においては、二重矢板
壁6とダム堤体2との戸当り部を、二重矢板壁6(ボッ
クス形鋼矢板10A)の外壁面と既設堤体(ダム堤体
2)に設けた縦溝8内の左右側壁との間に設定したが、
本発明は、この戸当り部の形態を特定するものではな
く、例えば、ダム堤体2に設けた縦溝8の底面に二重矢
板壁6の端面を突き当てる構造とすることもできる。ま
た、二重矢板壁6を構成する鋼矢板の種類も任意であ
り、上記ボックス形鋼矢板10に代えて、H形の鋼矢板
を用いることができる。さらに、上記実施の形態におい
ては、二重矢板壁6をアーチ形に構築してその両端部を
既設堤体(ダム堤体2)に接合(戸当り)させるように
したが、本発明は、二重矢板壁6の一端部のみを既設堤
体に戸当りさせて、その他端部は既設堤体以外の部分
(例えば、陸地)に接合させる場合も含むものである。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る締切工法によれば、二重矢板壁の端部をモルタルに
より膨張させた土木シートを介して既設堤体に接合させ
るようにしたので、戸当り部におけるシール性の確保は
十分となり、完成した止水壁の耐久信頼性は著しく向上
するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締切工法における戸当り部の構造
を拡大して示す横断面図である。
【図2】本締切工法における戸当り部の構造を示す平面
図である。
【図3】本締切工法における戸当り部の構造を示す縦断
面図である。
【図4】止水壁の構造を示す平面図である。
【図5】本締切工法による止水壁の全体的な設置態様を
示す平面図である。
【図6】従来の締切工法で構築した止水壁の戸当り部の
構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 止水壁 2 ダム堤体(既設堤体) 5 導枠 6 二重矢板壁 7 コンクリート層 8 ダム堤体に形成した縦溝 10、10A ボックス形鋼矢板 20 ボックス形鋼矢板の突出片(外壁) 21 縦方向通路 23 貫通孔 24 補助供給管 26 土木シート 29 フラットバー 30 グラウト供給ポンプ 31 本供給管(供給管)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甚内 郁郎 新潟県新潟市万代1丁目3番4号 鹿島建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D049 EA01 FB03 FB13 FC02 FD04 GB03 GC01 GE03 GE07 GE20 GG05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端部をシール材を介して既
    設堤体に接合させて二重矢板壁を構築した後、該二重矢
    板壁内にコンクリートを打設して止水壁を完成させ、該
    止水壁により既設堤体の前方水域を締切る締切工法にお
    いて、前記二重矢板壁の端部の外壁面に、その縦方向に
    延ばして土木シートを添設しておき、二重矢板壁を構築
    した後、該二重矢板壁の内部および外壁に予め設けた縦
    方向通路および複数の貫通孔を通して前記土木シートの
    裏側にグラウトを注入し、該グラウトの圧力により前記
    土木シートを膨張させてこれを前記シール材として用い
    ることを特徴とする締切工法。
  2. 【請求項2】 土木シートの両側部と下端部とを、二重
    矢板壁の外壁面にフラットバーを用いて密着固定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の締切り工法。
  3. 【請求項3】 二重矢板壁の縦方向通路にグラウトを注
    入する際、グラウト打込面の上昇に応じて注入管を引上
    げることを特徴とする請求項1または2に記載の締切工
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001055732A (ja) * 1999-08-19 2001-02-27 Toyo Constr Co Ltd 連続矢板壁の継手

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