JP5023891B2 - 地中壁の打ち継ぎ部の施工方法、地中壁の打ち継ぎ構造、地中壁 - Google Patents
地中壁の打ち継ぎ部の施工方法、地中壁の打ち継ぎ構造、地中壁 Download PDFInfo
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しかしながら、カッティングジョイント方式の打ち継ぎ方法を用いた場合であっても、打ち継ぎ面に凹凸を形成する際にスライムや土砂が付着し、打ち継ぎ面より漏水が生じてしまうことがある。このように漏水が生じた場合には、この部分に止水処理を行わなければならず、コストの増加や施工の遅延の原因となる。
また、本発明の地中壁は、上記の施工方法により先行エレメントに後行エレメントが打ち継がれてなることを特徴とする。
また、本発明の地中壁の打ち継ぎ構造は、先行エレメントに連続して後行エレメントを構築することにより構成されるコンクリート造地中壁の打ち継ぎ構造であって、前記先行エレメントを構築し、前記先行エレメントの前記後行エレメント側の端面とともに、鉛直方向に延びる鉛直空間を形成するように、可撓性を有するシート状部材を配置し、前記後行エレメントを構成するコンクリートを打設し、前記鉛直空間内に流動性を有する止水剤を注入してなることを特徴とする
図1は、本実施形態の打ち継ぎ部の施工方法により構築された地中壁1を示す図であり、
(A)は、地中壁1の内部の構造を示すべく、一部を除去して示す正面図であり、(B)は、(A)におけるI―I´断面図である。同図に示すように、地中壁1は、先行エレメント10に連続して後行エレメント20が構築されることにより構成されている。先行エレメント10及び後行エレメント20は、夫々、地盤を掘削することにより形成された掘削孔内に打設されたコンクリート11、21と、コンクリート内11、21に埋設されたH型鋼12、22と、を備える。先行エレメント10の後行エレメント側20の端面(以下、打ち継ぎ面という)には、凹凸が形成されており、先行エレメント10と後行エレメント20とは、カッティングジョイント方式で打ち継がれている。
次に、図4に示すように、掘削孔13内に先行エレメント10を構成するコンクリート11を打設する。
以上の工程により、先行エレメント10に連続して後行エレメント20が打ち継がれ、地中壁1を構築することができる。
また、第1及び第2の止水シート110A,110Bの間に間隔保持材140を設けることにより、コンクリート21の圧力により第1及び第2の止水シート110A,110Bが鉛直空間150の内側へ変形するのを抑えて、確実に止水剤40を充填するための鉛直空間150が確保できる。
2 打ち継ぎ部
3 地盤
10 先行エレメント
11、21 コンクリート
12,22 H型鋼
13、23 掘削孔
20 後行エレメント
110、110A、110B 防水シート
120 鋼板
121 ボルト
122 フラットバー
123 ナット
130 鋼管
140 間隔保持材
141 ボルト
142 ナット
143 板材
150 鉛直空間
200 揚重装置
210 掘削装置
Claims (9)
- 先行エレメントに連続して後行エレメントを構築することにより構成されるコンクリート造地中壁の打ち継ぎ部の施工方法であって、
前記先行エレメントを構築する第1ステップと、
前記先行エレメントの前記後行エレメント側の端面とともに鉛直方向に延びる鉛直空間を形成するように、可撓性を有するシート状部材を配置する第2ステップと、
前記後行エレメントを構成するコンクリートを打設する第3ステップと、
前記鉛直空間内に流動性を有する止水剤を注入する第4ステップと、を備えることを特徴とする地中壁の打ち継ぎ部の施工方法。 - 前記地中壁には、鉛直方向に延びる鉄骨部材が埋設されており、
前記シート状部材は前記鉄骨部材に鉛直方向に延びるように接続されており、
前記第2ステップでは、前記鉄骨部材を建て込むことにより前記シート状部材を配置することを特徴とする請求項1記載の地中壁の打ち継ぎ部の施工方法。 - 請求項1又は2記載の地中壁の打ち継ぎ部の施工方法であって、
前記第2ステップでは、前記シート状部材を配置するとともに、前記鉛直空間内に表面に複数の開口が形成された筒状部材を配置し、
前記第4ステップでは、前記筒状部材内に止水剤を注入することを特徴とする打ち継ぎ部の施工方法。 - 前記シート状部材には、前記コンクリートの圧力により前記鉛直空間が閉塞されないように、間隔保持材が取りつけられていることを特徴とする請求項1から3のうち何れかに記載の打ち継ぎ部の施工方法。
- 前記シート状部材は止水性を有するものであることを特徴とする請求項1から4のうち何れかに記載の地中壁の打ち継ぎ部の施工方法。
- 前記第3ステップでは、
前記シート状部材に下端が埋設されるまでコンクリートを打設し、この打設したコンクリートが硬化した後、残りのコンクリートを打設することを特徴とする請求項1から5のうち何れかに記載の地中壁の打ち継ぎ部の施工方法。 - 前記先行エレメントの前記後行エレメント側の端面には凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1から6のうち何れかに記載の地中壁の打ち継ぎ部の施工方法。
- 請求項1から7のうち何れかに記載の施工方法により先行エレメントに後行エレメントが打ち継がれてなることを特徴とする地中壁。
- 先行エレメントに連続して後行エレメントを構築することにより構成されるコンクリート造地中壁の打ち継ぎ構造であって、
前記先行エレメントを構築し、前記先行エレメントの前記後行エレメント側の端面とともに、鉛直方向に延びる鉛直空間を形成するように、可撓性を有するシート状部材を配置し、前記後行エレメントを構成するコンクリートを打設し、前記鉛直空間内に流動性を有する止水剤を注入してなることを特徴とする地中壁の打ち継ぎ構造。
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