JP7138945B2 - 型枠付き壁体構成部材および型枠付き壁体 - Google Patents
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Description
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施形態に係る型枠付き壁体構成部材および型枠付き壁体について説明する。本発明の好ましい実施形態に係る型枠付き壁体構成部材は、壁体構成部材としてハット形鋼矢板を利用する第1の実施形態と、壁体構成部材として鋼管矢板を利用する第2の実施形態に大別される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る型枠付き壁体構成部材が水域構造物の境界に設置されて型枠付き壁体を形成している状態を示した概略斜視図、図2(a)は、図1に示される型枠付き壁体の一部を示した平面図である。
浸透抑止材33の配置は、所定個所への溶接(連続溶接、断続溶接)によって行われる。浸透抑止材33を配置する主たる目的は、止水壁32と同様に、型枠14の内部への海水の浸透を防止することであるが、後述するように、正面板14aを載置する係止部材としての機能を果たす場合もある。
図25(a)は、2基の第2の実施形態に係る型枠付き壁体構成部材を嵌合することによって形成される型枠付き壁体60の一部を示した平面図、図26は、第2の実施形態に係る型枠付き壁体構成部材を示した平面図である。本発明の第2の実施形態に係る型枠付き壁体構成部材は、鋼管矢板62と、鋼管矢板62の少なくとも一部に取り付けられる型枠64とを備えている。
以上のように構成された型枠付き壁体10、40、52、60、84の構築方法について説明する。まず、工場等で型枠を製作し、型枠に所要の型枠側補強材を設置する。これとともに、鉄鋼メーカー等で壁体構成部材(鋼矢板、鋼管矢板、BOX矢板など)を製作し、工場やヤードで、壁体構成部材に所要の壁体構成部材側補強材を設置する。次いで、工場やヤードで、壁体構成部材の所要個所に型枠、止水壁、シート状体を取り付ける(以上が型枠付き壁体構成部材の製作工程となる)。このようにして製作された型枠付き壁体構成部材を現場に搬入し、型枠付き壁体構成部材の上部が前面側と背面側とを隔てる境界に位置するように、型枠付き壁体構成部材の下部を基礎地盤に打設して、型枠付き壁体を構築する(下部支持工程)。前記下部支持工程において、型枠付き壁体構成部材の下部を基礎地盤に打設する代わりに、基礎地盤にコンクリートフーチングを設置し、コンクリートフーチング内に型枠付き壁体構成部材の下部を埋設する場合もある。前記下部支持工程の後、前記空間内に充填材を充填する(充填工程)。なお、充填材を充填しない場合もある。
12 ハット形鋼矢板(壁体構成部材)
12a フランジ
12b アーム部
12c 継手部
12c1 上方開口爪
12c2 下方開口爪
12d ウェブ
14 型枠
14a、14′a 正面板
14b 側面板
14c 側面板
14d 底面板
14e 上面板
16 型枠側補強材(方杖タイプ)
18 型枠側補強材(プレートタイプ)
20、22、24、26、28、30 壁体構成部材側補強材
32 止水壁
33 浸透抑止材
33a シーリング材
34 シート状体
34a 押さえ部材
40 第1の実施形態に係る山側タイプの型枠付き壁体構成部材を嵌合することによって形成される型枠付き壁体
42、44、46、48、50 壁体構成部材側補強材
52 第1の実施形態に係る両側タイプの型枠付き壁体構成部材を嵌合することによって形成される型枠付き壁体
60 第2の実施形態に係る片側タイプの型枠付き壁体構成部材を嵌合することによって形成される型枠付き壁体
62 鋼管矢板(壁体構成部材)
62a 鋼管本体
62b 継手部
62b1 スリット
62c T形継手部
62d 矩形継手部
62d1 スリット
64 型枠
64a 正面板
64b 側面板
64c 側面板
66 型枠側補強材
68、70、72、74、76、78 壁体構成部材側補強材
80 止水壁
81 浸透抑止材
82 シート状体
84 第2の実施形態に係る両側タイプの型枠付き壁体構成部材を嵌合すること
によって形成される型枠付き壁体
86 型枠付き壁体構成部材
88 直線形鋼矢板(壁体構成部材)
90 型枠
92 型枠付き壁体
94 U形鋼矢板(壁体構成部材)
96a、96b 型枠
98 型枠付き壁体構成部材
100 ハット形鋼矢板(壁体構成部材)
102a、102b 型枠
104 H形鋼
Claims (11)
- 壁体構造物の前面側と背面側とを隔てる境界に設置される型枠付き壁体を構成する型枠付き壁体構成部材であって、
壁体構成部材と、
前記壁体構成部材の少なくとも一方の側の長手方向の少なくとも一部に取り付けられた型枠と、
前記壁体構成部材の前記型枠に面する側に配置された複数の壁体構成部材側補強材とを備え、前記壁体構成部材側補強材が、前記壁体構成部材の幅方向又は長手方向に延びた棒状部材であり、各端部を前記壁体構成部材の別個の個所にそれぞれ固定し、或いは、端部以外の部分を前記壁体構成部材の所定個所に固定することによって、前記壁体構成部材に取り付けられており、
前記壁体構成部材と前記型枠とによって形成される空間と、
前記空間内における前記壁体構成部材と前記型枠との取り付け個所の近傍において、前記壁体構成部材に長手方向に延びるように配置された止水壁と、
をさらに備えていることを特徴とする型枠付き壁体構成部材。 - 前記型枠が、前記壁体構成部材と所定距離隔てた正面板と、前記正面板の両端又はその近傍に配置された一対の側面板とを有しており、前記正面板と前記側面板の各々をそれぞれ固定することによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記型枠が、前記壁体構成部材と所定距離隔てた正面板と、前記正面板の両端又はその近傍に配置された一対の側面板とを有しており、1枚の鋼板を曲げ加工することによって形成されていることを特徴とする請求項1に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記型枠の一部で、前記正面板における前記壁体構成部材に面する側の面の少なくとも一部に取り付けられたシート状体をさらに備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記壁体構成部材と前記側面板との接合個所及び/又は前記正面板と前記側面板との接合個所に、長手方向に延びるように配置された浸透抑止材をさらに備えていることを特徴とする請求項2から請求項4までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記壁体構成部材と前記型枠との当接部の所定部位、前記側面板と前記正面板との当接部の所定部位、前記止水壁と前記壁体構成部材との当接部の所定部位、及び前記止水壁と前記正面板との当接部の所定部位のうち少なくとも一部位又は全ての部位に、シーリング材が設置されていることを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記壁体構成部材が、ハット形鋼矢板、鋼管矢板、直線形鋼矢板、U形鋼矢板、Z形鋼矢板、又はBOX矢板の単体部材、前記各単体部材を複数個数嵌合させパネル化した部材、または前記単体部材に鋼板、H形鋼、T形鋼、又は角形鋼を補強部材として付加した合成断面部材であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記型枠が、鋼製部材、又は、セメント系硬化体からなる版と鋼製部材とで形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 前記型枠の下端には、前記空間の底面全体を閉鎖する底面板がさらに配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材。
- 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材を複数基嵌合することによって構成され、前記型枠付き壁体構成部材の前記空間内に充填材が充填されていることを特徴とする型枠付き壁体。
- 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載された型枠付き壁体構成部材を複数基嵌合することによって構成され、前記型枠の下部が基礎地盤に埋設されており、前記空間内に充填材が充填されていることを特徴とする型枠付き壁体。
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