JPS6024762Y2 - 護岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構造物 - Google Patents

護岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構造物

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JPS6024762Y2
JPS6024762Y2 JP335782U JP335782U JPS6024762Y2 JP S6024762 Y2 JPS6024762 Y2 JP S6024762Y2 JP 335782 U JP335782 U JP 335782U JP 335782 U JP335782 U JP 335782U JP S6024762 Y2 JPS6024762 Y2 JP S6024762Y2
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JP
Japan
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steel sheet
sheet pile
formwork
corrosion
constructed
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Expired
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JP335782U
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JPS581659U (ja
Inventor
森男 馬場
利幸 高橋
Original Assignee
日本板硝子株式会社
日泉化学工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として岸壁の崩壊防止のために、岸壁に沿
って構築されている又は構築する護岸用の鋼矢板の水面
(海や河川など)側の露出部分が経時的に腐食進行する
ことに伴なう護岸機能の低下抑制を図るべく、前記鋼矢
板の水面側を被覆防食するための防食被覆体構成用の構
造物に関する。
護岸鋼矢板の被覆防食構造として、従来から知られてい
るものには、(イ)防食塗料を塗布した、或いは、防食
テープを貼着した塗覆構造、(ロ)金網や鉄筋を埋設し
たコンクリート被覆構造、(ハ)水中のイオン作用を利
用して鋼矢板(陰極)に防食電流を流す電気防食法を利
用した防食構造が存在するが、これら従来構造のうち、
(イ)の場合は、水面変動、風波などの影響によって塗
覆部が剥離し易く、防食有効期間が短かいため、はぼ永
久的に防食機能を保持するにあたっては、その維持管理
の上で多大な費用を要して不経済であり、(ロ)の場合
は、水中でのコンクリート打設が必要なため、工事が複
雑、大掛りで多大な手間を要するはかりでなく、耐久性
の保持にあたり、コンクリート構造物の水中管理といっ
た高度な技術が要求され、また、(ハ)の場合は、水中
のイオン作用を応用するものであるから、施工が専門的
であり、かつ、施工後の実効の確認が困難である。
など、実施化の上で多くの難点があった。
本考案は、かかる現状に鑑みて開発されたもので、施工
の省力化、経済化を図ることができ、しかも、勝れた防
食効果を長年月に亘って持続することができる護岸鋼矢
板の被覆防食構戒用の構造物を提案せんとする点に目的
を有する。
本考案による護岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構造物は
、岸壁に沿って構築されている又は構築する護岸鋼矢板
に対して水面側に適当間隔を隔てた箇所に、ガラス繊維
混入補強セメント製の型枠を構築して、この型枠と護岸
鋼矢板との間に膨張性モルタルの注入用空間を形威した
被覆防食体構成用の構造物であって、前記護岸鋼矢板と
型枠との間で、且つ、単位工事区間の両端に、前記注入
用空間を上下方向に沿って仕切る仕切り部を形成しであ
ることを特徴とする。
従って、本考案は、材料特性として、大なる機械的強度
を有するとともに、水密性を有するガラス繊維混入補強
セメントをもってプレ/%ブリケーションされた型枠を
仮設でなく、永久型枠として用い、かつ、これを現場で
組立て、鋼矢板との間に膨張性モルタルを注入できるよ
うに構成したものであるから、ガラス繊維混入補強セメ
ントと膨張性モルタルとはなじみが良いために両者は一
体的に結合され、その相乗効果によって両者を単に重ね
合わせただけのものに比べ強度が大であるばかりでなく
、スペーサーを係止するボルトが腐蝕消滅してもガラス
繊維混入補強セメント製の型枠が脱落することがない。
しかも、単位工事区間の両端には、仕切り部が形威しで
あるために、型枠に対して膨張性モルタルを注入するに
あたっては、最小単位の工事区間毎に護岸形成が果たせ
るために、各工事現場の状況に応じて護岸形成ができる
ために、至って便利なものを提供できる。
また、本考案にあっては型枠として繊維補強プラスチッ
クなどに比べて安価なガラス繊維混入セメントを用いる
のでコスト安であるという利点もある。
以下本考案構造の実施例を図面に基づいて詳述すると、
第1図、第2図で示すように、多数の鋼矢板1A・・を
、その端部同士を互いに嵌合させる状態で打込み並設す
ることにより岸壁Aに沿って既に構築されている又は構
築する護岸鋼矢板1に対して水面側に適当間隔を隔てた
箇所に、ガラス繊維混入補強セメント(以下GRCと記
載する。
)をもって平面形状はぼコの字型に成形された多数の型
枠2を、その端部同士を継ボルト4により連結した状態
で、かつ、下端部に一体成形しであるモルタル受は底板
2aが水面(下水位)(L、W、L)下約50cm位に
位置するように構築するとともに、このGRC製型枠2
と前記護岸鋼矢板1との間に膨張性モルタル3を注入し
これを硬化させて、両者、つまり、GRC製型枠2と膨
張性モルタル3とが一体化された水密性防食被覆体を構
成するものである。
尚、前記護岸鋼矢板1と各GRC製型枠2とは、その横
巾方向中央箇所で、上下方向に適宜間隔を隔てた複数箇
所において両者1,2間に亘って介装した可縮性スペー
サー5および樹脂ボルト6により連結保持されている。
そして、上記のような被覆防食工事は、岸壁Aの横巾方
向で成る区間長さ毎に繰り返えされるが、その単位工事
区間の両端仕切り手段としては、第2図で示すように、
GRC製型枠2の一端連結フランジ部2bを上下方向に
沿って長く延出させておいて、この延出フランジ部2b
を仕切りに用いであるが、別に、第6図で示すようにG
RC材料をもって溝型状に成型した仕切り板7をバッキ
ング8および接合膨張性モルタル9を介して護岸鋼矢板
1とGRC製型枠2との間に上下方向に姿勢させて介在
させるも良い。
第4図および第5図は、隣接GRC製型枠2゜2の端部
を継ボルト4により連結する継目部のシール構造例であ
って、第4図は継ボルト4として防蝕性の樹脂ボルトを
使用した場合であり、この場合はガスケット10とGR
C製ワッシャー11を用いるだけで、長期に亘って防蝕
性を持続できるシールが可能であり、第5図のように継
ボルト4として金属製ボルトを用いる場合は、そのボル
ト頭部4aをシール材12により被覆するような防蝕処
理を施すことが望ましい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る護岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構
造物の実施例を示し、第1図は施工完成状態の縦断側面
図、第2図は第1図■−■線での横断面図、第3図は要
部の拡大縦断側面図、第4図は要部の拡大横断面図、第
5図乃至第7図は夫々別の実施例を示し、第5図、第6
図は要部の拡大横断面図、第7図は要部の拡大縦断面図
である。 A・・・・・・岸壁、1・・・・・・鋼矢板、2・・・
・・・型枠、3・・・・・・モルタル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 岸壁Aに沿って構築されている又は構築する護岸鋼
    矢板1に対して水面側に適当間隔を隔てた箇所に、ガラ
    ス繊維混入補強セメント製の型枠2を構築して、この型
    枠2と護岸鋼矢板1との間に膨張性モルタル3の注入用
    空間を形成した被覆防食構威用の構造物であって、前記
    護岸鋼矢板1と型枠2との間で、且つ、単位工事区間の
    両端に、前記注入用空間を上下方向に沿って仕切る仕切
    り部2bを形成しであることを特徴とする護岸鋼矢板の
    被覆防食体構成用の構造物。 ■ 前記補強セメント製型枠2は、その下端部が水面よ
    りも下方で、水底よりも上方に位置するように構築され
    るものである実用新案登録請求の範囲第■項に記載の護
    岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構造物。
JP335782U 1982-01-14 1982-01-14 護岸鋼矢板の被覆防食体構成用の構造物 Expired JPS6024762Y2 (ja)

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JPS581659U JPS581659U (ja) 1983-01-07
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JPS581659U (ja) 1983-01-07

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