JP5942845B2 - 矢板壁、矢板壁の構築方法及び型枠付矢板 - Google Patents
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Description
[2]ペトロラタムライニング(FRPカバー等を保護カバーとして使用)
[3]有機質ライニング(ポリエチレン、ポリウレタンなど)
(1)溝付鋼矢板21に鋼製の型枠3が設けられるので、溝付鋼矢板21における集中腐食部位を型枠3によって防護することができ、溝付鋼矢板21の集中腐食を回避することが可能となる。
(2)鋼製の型枠3が使用されるので、流木や氷盤が衝突しても機械的損傷を受けづらい。
(3)工場等であらかじめ溝付鋼矢板21に型枠3を取り付けることができるので、安価な型枠付矢板7とすることが可能となる。
(4)型枠3で集中腐食部位の腐食が進行した場合には、当該部位を覆うように鋼板を溶接するだけで、容易に型枠3としての機能を回復させることが可能となる。
(5)空間部34に硬化性充填材11が充填されている形態では、鋼矢板壁の点検作業時において、型枠3における集中腐食の進行を見逃して型枠3に貫通孔が生じても、セメント硬化体等の硬化性充填材11が溝付鋼矢板21を保護することが可能となる。
11 :硬化性充填材
12 :防食層
2 :矢板
2a :下部
2b :上部
21 :溝付鋼矢板
22 :フランジ
22a :スリット
22b :係止用鋼板
22c :孔部
22d :棒状部材
23 :ウェブ
24 :アーム部
25 :継手部
25a :嵌合溝
25b :係止爪
3 :型枠
31 :正面板
32 :取付板
32a :溝部
32b :突起部
32c :スタッドボルト
33 :平板部
33a :右側端面
33b :左側端面
34 :空間部
35 :上部閉塞板
35a :上面
35b :下面
35c :充填孔
35d :空気孔
35e :蓋
35f :短管
35g :袋ナット
35h :充填管
36 :下部閉塞板
36a :傾斜板
37 :接続金具
4 :鋼管矢板
41 :本体部
42 :パイプ継手部
42a :パイプスリット
43 :T形継手部
44 :矩形継手部
44a :矩形継手スリット
45 :L形継手部
7 :型枠付矢板
71 :ジベル
72 :メッシュ材
73 :鉄筋
74 :間隔保持材
75 :棒状補強部材
80 :地盤
81 :境界
82 :水中
83 :裏埋土
84 :上部コンクリート
85 :控え工
86 :タイロッド
87 :海洋生物
G :空隙
L :所定範囲
X :軸方向
Y :幅方向
Z :奥行方向
Claims (10)
- 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁であって、
鋼矢板の矢板と、前記矢板に取り付けられる型枠とを備え、
前記矢板は、軸方向の下部が地盤に打設されるとともに、軸方向の上部が前記境界に設けられ、
前記型枠は、前記矢板と所定の間隔を空けて前記矢板の継手部に対して前記矢板のフランジと反対側に設けられる正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成された取付板とを有し、前記取付板における前記平板部の端面が前記矢板の継手部に対して前記矢板のウェブと反対側から前記矢板に取り付けられることで、前記矢板における軸方向の所定範囲に固定されること
を特徴とする矢板壁。 - 前記平板部は、前記正面板の幅方向の両端から外側に向けて拡がるようにして、前記矢板に向けて延びるように連続して設けられること
を特徴とする請求項1に記載の矢板壁。 - 前記矢板の軸方向の所定範囲で、前記矢板と、前記正面板と、前記取付板とによって形成され、硬化性充填材が充填される空間部と、前記空間部の上端部を閉塞する上部閉塞板及び前記空間部の下端部を閉塞する下部閉塞板の何れか一方又は両方とを備えること
を特徴とする請求項1又は2に記載の矢板壁。 - 前記型枠は、前記正面板及び前記取付板の何れか一方又は両方の所定範囲に、所定厚さの鋼板が取り付けられること
を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の矢板壁。 - 前記型枠は、前記正面板及び前記取付板の何れか一方又は両方の板厚の一部が、他の部位に比較して部分的に厚くなっていること
を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の矢板壁。 - 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁の構築方法であって、
鋼矢板の矢板における軸方向の下部を地盤に打設するとともに、軸方向の上部を前記境界に設ける第1工程と、
前記矢板と、前記矢板と所定の間隔を空けて前記矢板の継手部に対して前記矢板のフランジと反対側に設けられる型枠の正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成されて前記平板部の端面が前記矢板の継手部に対して前記矢板のウェブと反対側から前記矢板に取り付けられる型枠の取付板とによって形成される空間部に、硬化性充填材を充填する第2工程とを備えること
を特徴とする矢板壁の構築方法。 - 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁の構築方法であって、
鋼矢板の矢板と、前記矢板と所定の間隔を空けて前記矢板の継手部に対して前記矢板のフランジと反対側に設けられる型枠の正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成されて前記平板部の端面が前記矢板の継手部に対して前記矢板のウェブと反対側から前記矢板に取り付けられる型枠の取付板とによって形成される空間部に、硬化性充填材を充填する第1工程と、
前記矢板における軸方向の下部を地盤に打設するとともに、軸方向の上部を前記境界に設ける第2工程とを備えること
を特徴とする矢板壁の構築方法。 - 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁であって、
鋼管矢板の矢板と、前記矢板に取り付けられる型枠とを備え、
前記矢板は、軸方向の下部が地盤に打設されるとともに、軸方向の上部が前記境界に設けられ、
前記型枠は、前記矢板と所定の間隔を空けて設けられる正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成された取付板とを有し、前記取付板における前記平板部の端面が前記矢板に取り付けられることで、前記矢板における軸方向の所定範囲に固定されること
を特徴とする矢板壁。 - 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁を構築するための型枠付矢板であって、
鋼矢板又は鋼管矢板の矢板と、前記矢板に取り付けられる型枠とを備え、
前記矢板は、軸方向の下部が地盤に打設されるとともに、軸方向の上部が前記境界に設けられ、
前記型枠は、前記矢板と所定の間隔を空けて設けられる正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成された取付板とを有し、前記取付板における前記平板部の端面が前記矢板に取り付けられることで、前記矢板における軸方向の所定範囲に固定されて、
前記矢板又は前記型枠の何れか一方に基端部が固定されるとともに、前記矢板又は前記型枠の何れか他方に形成されたスリットに先端部が挿通され、中間部に凹部又は孔部が設けられた係止用鋼板をさらに備えること
を特徴とする型枠付矢板。 - 前面側と背面側とを隔てる境界に設けられる矢板壁を構築するための型枠付矢板であって、
鋼矢板又は鋼管矢板の矢板と、前記矢板に取り付けられる型枠とを備え、
前記矢板は、軸方向の下部が地盤に打設されるとともに、軸方向の上部が前記境界に設けられ、
前記型枠は、前記矢板と所定の間隔を空けて設けられる正面板と、前記正面板の幅方向の両端から前記矢板に向けて延びるように連続して設けられる平板部が形成された取付板とを有し、前記取付板における前記平板部の端面が前記矢板に取り付けられることで、前記矢板における軸方向の所定範囲に固定されて、
前記矢板と前記型枠とを連結するとともに、上部コンクリートに埋設される箇所に凹部又は孔部が設けられた間隔保持材をさらに備えること
を特徴とする型枠付矢板。
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