JP2003113608A - 遮水壁構造及び該遮水壁を用いた遮水護岸構造 - Google Patents

遮水壁構造及び該遮水壁を用いた遮水護岸構造

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JP2003113608A JP2002211568A JP2002211568A JP2003113608A JP 2003113608 A JP2003113608 A JP 2003113608A JP 2002211568 A JP2002211568 A JP 2002211568A JP 2002211568 A JP2002211568 A JP 2002211568A JP 2003113608 A JP2003113608 A JP 2003113608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大深度に達する施工に対しても信頼性が高く、
しかも施工性が良好であり、特に管理型廃棄物最終処分
場に置ける護岸構造物の遮水に好適な遮水壁を提供す
る。 【解決手段】廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通水
を遮断が必要な土中に設置され、鋼製及び/又はプレキ
ャストコンクリート製等の板状材を連結して構成した上
下方向及び水平方向に延びる一対の土留め壁版23A,
23Bと、その土留め壁版間を互いに間隔を隔てて連結
させる壁版間連結材52と、両土留め壁版間の空隙に充
填したアスファルトマチック等の変形追随性を有する遮
水材30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として管理型廃
棄物最終処分場の周囲の地中や護岸構造物の内側面に設
置し、内外の水の流出入を遮断させるために用いる遮水
壁及び該遮水壁を用いた遮水護岸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に廃棄物最終処分場には、有害物質
が漏れ出る事がない安定型廃棄物を埋立処分する安定型
廃棄物最終処分場、有害物質を含む有害型廃棄物を完全
に遮断した状態で埋立処分する遮断型廃棄物最終処分
場、及び、前記安定型又は有害型以外の廃棄物である管
理型廃棄物を埋立処分する管理型廃棄物最終処分場があ
る。
【0003】従来、上述した管理型廃棄物最終処分場の
建設に際し、護岸構造物で囲むか或いは地中を掘削する
ことにより廃棄物投入空間を形成し、その空間内に廃棄
物を投入して埋立てるようにしている。この廃棄物投入
空間を形成するための護岸構造物は、内外への水の流出
入を極めて小さくする必要がある。
【0004】この種の従来の護岸構造物における遮水構
造には、遮水シートを用いる方法と、鋼矢板や鋼管矢板
と遮水材を用いる方法がある。遮水シートを用いる方法
には、図13に示すように、捨石やケーソンを使用した
護岸構造物1の内側傾斜面に遮水シート2を敷設し、そ
の上面に粘土質材料による被覆層3を設置するものがあ
る。
【0005】鋼矢板や鋼管矢板を使用する方法は、例え
ば図14に示すように、ケーソン等による堤体10と平
行に矢板式土留め壁11を水底地盤に打ち込んで形成
し、タイ材12を張設するとともに堤体10と矢板式土
留め壁11との間に裏込め13や砂14等の中詰めをし
て護岸構造物とし、矢板式土留め壁11に鋼矢板を使用
する場合は、図15に示すように、鋼矢板15,15の
雄雌継手15a,15b間に膨張性止水材16を塗布す
る方法があり、また鋼管矢板を用いる方法では、図16
に示すように、鋼管矢板17,17の継手部分において
雄継手17aが嵌合される雌継手17b内に、充填時に
流動性があり固化後も変形に追従して遮水性を維持する
アスファルトマチック等の遮水材18を充填する方法が
ある。
【0006】更に図には示してないが、鋼矢板又は鋼管
矢板と遮水シートとを併用する方法も提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の遮水
護岸構造にあって、図13に示す如き遮水シートを使用
する方法は、現場での遮水シート間の継手施工の確実性
が低く遮水効果の信頼性が低い。
【0008】また、図15に示す如き鋼矢板を使用する
方法は、矢板が変形し易く、その際に継手止水材が破損
され易く、一旦破損が生じた後の自己修復性は現在確認
されてなく、信頼性が低い。
【0009】更に、図16に示す如き鋼管矢板を使用す
る方法は、アスファルトマチック等の遮水材は高温(約
200℃)に加熱して流動性を高めたものを注入するも
のであるが、注入する隙間が狭小であるため、大水深域
において施工する場合等、充填部分が大深度に達するよ
うな場合には、必要な深さに充填できない等の問題があ
る。
【0010】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
大深度に達する施工に対しても信頼性が高く、しかも施
工性が良好であり、特に管理型廃棄物最終処分場に置け
る護岸構造物の遮水に好適な遮水壁構造及び該遮水壁を
用いた遮水護岸構造の提供を目的としてなされたもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成する、請求項1に記載された
発明の特徴は、廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通
水を遮断が必要な土中に設置され、鋼製及び/又はプレ
キャストコンクリート製等の板状材を連結して構成した
上下方向及び水平方向に延びる一対の土留め壁版と、該
土留め壁版間を互いに間隔を隔てて連結させる壁版間連
結材と、前記両土留め壁版間の空隙に充填したアスファ
ルトマチック等の変形追随性を有する遮水材とを備えて
なる遮水壁構造にある。
【0012】このように構成することにより、一対の土
留め壁板間に比較的断面の大きな遮水材充填空間が形成
されることなり、遮水材の大深度への充填が確実になさ
れて信頼性の高い遮水構造となるとともに、変形追随性
を有する遮水材を使用しているために多数の板状材を連
結して構成されている土留め壁版の変形時にも遮水性が
保持されることとなって遮水効果の高い遮水壁が得られ
る。
【0013】また、請求項2に記載された発明の特徴
は、前記請求項1に記載された遮水壁構造において、一
対のフランジと該フランジ間を連結したウエブからなる
断面がH型形状をなし、前記各フランジの両縁に矢板間
連結用の継手を備えた多数のH型形状鋼矢板を、前記継
手を介して水平方向に連続させて設置することにより、
該H型形状鋼矢板のウエブを前記壁版間連結材とすると
ともに両フランジを前記土留め壁版としたことにある。
【0014】このように構成することにより、従来と同
様のH型形状鋼矢板の打ち込み、土砂の排出、流動性遮
水材の流し込みといった簡単な作業によって容易に施工
できる。また、H型形状鋼矢板を一列に並べて順次打設
するのみで比較的断面の大きな遮水材充填空間が形成さ
れることとなり、遮水効果の高い遮水壁が作業性が良く
構築できる。
【0015】更に、請求項3に記載された発明の特徴
は、前記請求項1に記載された遮水壁構造において、前
記土留め壁版の一方を両縁に矢板間連結用の継手を有す
る鋼管矢板、U型鋼矢板、H型鋼矢板及びI型鋼矢板等
の多数の矢板をもって構成させ、該矢板の背面から前記
壁版間連結材を突設させ、該壁版間連結材に支持させて
他方の土留め壁版を設置したことにある。
【0016】このように構成することにより、従来使用
されている鋼矢板等の廉価な矢板が使用できることとな
り、経済性に優れ、しかも大きな遮水材充填空間が容易
にできる。
【0017】更に、請求項4に記載された発明の特徴
は、前記請求項3に記載された遮水壁構造において、前
記矢板の背面から突出させた壁間連結材の突出側端部に
上下に連続した配置に一対の板状材嵌合溝を互いに背中
合わせ配置に設け、互いに隣り合う壁間連結材の板状材
嵌合溝に多数の板材の両端を支持させることによって他
方の土留め壁版を構成したことにある。
【0018】このように構成することにより、矢板の打
ち込みによる一方の土留め壁版の設置と同時に壁間連結
材の設置が完成し、これに支持させて板状材を落とし込
むことによって他方の土留め壁版が形成されることとな
り、作業性が良い。
【0019】更に、請求項5に記載された発明の特徴
は、前記請求項2、3又は4に記載された遮水壁構造に
おいて、矢板間連結用の継手は止水材を使用した不透水
構造としたことにある。このようにすることにより、充
填材による遮水に重ねて、矢板間の遮水がなされるた
め、遮水効果がより高くなる。
【0020】更に、請求項6に記載された発明の特徴
は、前記請求項1〜4又は5に記載された遮水壁構造に
おいて、地盤の不透水性層に達する深さに前記土留め壁
版を設置することにある。このようにすることにより、
構築した遮水壁の下を通って地下水が流れることがなく
なり、地盤改良等のような上下方向の遮水のための工事
を行うことなく遮水できる。
【0021】更に請求項7に記載された発明の特徴は、
廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通水を遮断が必要
な土中に設置され、上下方向及び水平方向に延びる一対
の土留め壁版と、該土留め壁版間を互いに間隔を隔てて
連結させる壁版間連結材と、前記両土留め壁版間の空隙
に充填したアスファルトマチック等の変形追随性を有す
る遮水材とを備え、前記一対の土留め壁版の一方又は双
方に、シート状材を一部又は全部に使用することにあ
る。このように構成することにより、土留め壁版の構造
が簡素化され、コストを低くすることができる。
【0022】更に、請求項8に記載された発明の特徴
は、廃棄物埋立処分用等の埋立空間を形成する築堤の内
側面に前記請求項1〜6又は7に記載の遮水壁構造を設
置し、前記築堤の内側を遮水させることにある。このよ
うにすることにより、海洋、陸上を問わず、遮水効果の
高い遮水護岸構造が得られ、安定性の高い管理型廃棄物
最終処分場が構築できる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
ついて説明する。
【0024】先ず、海洋に造成する管理型廃棄物最終埋
立処分場の遮水護岸に本発明に係る遮水護岸構造を実施
した例について説明する。
【0025】この遮水護岸は、図1に示すように、海洋
等の水底面に支持させて所望空間の周囲を囲む配置に構
築し、これによって仕切られた内側を廃棄物投入空間と
し、該空間に管理型廃棄物Aを投入して埋立処理するに
するものである。
【0026】この遮水護岸は、外側(海洋側)に鋼管矢
板20を使用した矢板式土留め壁21があり、内側(埋
立空間側)に、H型形状鋼矢板22を使用した遮水壁2
3を有し、外側の矢板式土留め壁21と内側の遮水壁2
3との間には中詰砂24が充填され、両壁21,23の
上端間にはタイ材25が張設されている。
【0027】外側の矢板式土留め壁21を構成している
各鋼管矢板20は、前述した従来技術の図16に示す鋼
管矢板と同じ継手構造を有しており、互いに横方向に連
続させて、それぞれ水底地盤26地下の不透水層27ま
で打ち込まれ、横方向(水平方向)に連続した壁を形成
している。
【0028】内側の遮水壁23は、図2に示すように、
板状のウエブ221の両縁に板状のフランジ222,2
22を一体化させた形状の断面がH型をしたH型形状鋼
矢板22を使用し、これを横方向に連続させて水底地盤
26の不透水層27まで打ち込んでいる。
【0029】各H型形状鋼矢板22は、各フランジ22
2の縁部に、断面C型の雌継手部281と、これに嵌り
あって抜け止めされるように、先端に膨出部を有する雄
継手部282とを一体に有する継手28が一体に備得ら
れ、互いに隣り合うH型形状鋼矢板22,22間におい
て、継手28同士が互いに噛み合わされて横方向に連続
されている。
【0030】また、この継手28内には、図示してない
が、膨張性止水材を付着させておき、これが打ち込み後
に吸水して膨脹することにより止水されている。
【0031】このようにしてH型形状鋼矢板22,22
……を水平方向に連続させて打設することにより、両フ
ランジ222,222によって、互いに平行配置の一対
の土留め壁板23A,23Bを構成しているとともに、
ウエブ221が両土留め壁板間を連結する壁版間連結材
となっている。
【0032】また、遮水壁23内には、隣り合うH型形
状鋼矢板22,22間において各ウエブ221と各フラ
ンジ222によって囲まれる略方形状をした内部空間2
9内、即ち、両フランジによる土留め壁板間に形成され
る空間内に、変形追随性を有する遮水材30が充填され
ている。この遮水材30は図1に示すように、H型形状
鋼矢板22の下端から水底地盤内における所定高さ位置
から上端梢下の管理水位WLより高い所定高さまでの間
に充填されている。
【0033】H型形状鋼矢板22の下端部内には、現水
底面より深く不透水層27まで遮水材30を注入する。
【0034】遮水材30としては、アスファルトマチッ
ク等のアスファルト系遮水材や、海成粘土、ベントナイ
ト或いはこれらを混合したものが使用できる。この他、
充填時に流動性を有し、温度低下や時間経過によって流
動性が失われる程度に柔らかい状態に固まる変形追随性
を有する不透水性の材料が使用できる。
【0035】尚、各H型形状鋼矢板22の打ち込みに際
しては、両フランジ222,222の各継手28を互い
に噛み合わせることによって、互いに隣り合うH型形状
鋼矢板22,22間において両フランジ及び両ウエブに
囲まれた部分に、水ジェットを噴射させて該部分に詰ま
る水底土砂を掘削し、エアリフトやサンドポンプによっ
て掘削土砂を排出させる。このようにして形成される方
形状の内部空間29内に遮水材30を流し込んで充填す
る。
【0036】尚、図において33は中詰砂24内に形成
したモニタリング井戸である。
【0037】上述した実施例は、遮水護岸を構成する遮
水壁23としてH型形状鋼矢板を使用して一対の土留め
壁版を構成させ、その間を充填材が充填される内部空間
とした場合について説明したが、この他、U型鋼矢板、
直線鋼矢板又は鋼管矢板等他の鋼矢板及びこれらと他の
土留め壁版とを組み合わせて充填材充填用の内部空間を
形成した構造であっても良い。
【0038】図3は、U型鋼矢板を使用した遮水壁構造
の実施例を示している。
【0039】この例では遮水壁23を構成する一方の土
留め壁版23Aを、立て向きのU型鋼矢板50,50…
…を互い違いの向きにして横方向(水平方向)に連続さ
せて形成している。このU型鋼矢板50は、両縁に雄雌
継手50a,50bを有し、これを互いに嵌合させるこ
とによってジグザグ状の土留め壁版23Aを形成してい
る。
【0040】また、図15に示した従来例に使用されて
いるものと同様に雄雌継手内の空隙に膨張性止水材を付
着させておき、これが打ち込み後に吸水して膨脹するこ
とにより止水されるようにすることがより好ましい。
【0041】遮水壁23を構成する他方の土留め壁版2
3Bは、平板状をしたプレキャストコンクリート板又は
鋼板からなる土留め板51,51……によって構成され
ている。
【0042】一方の土留め壁版23Aの裏面に、前記鋼
矢板50一体に設けたI型鋼からなる壁版間連結材52
が一定間隔毎に突設されており、その先端の両縁に互い
に背中合わせ配置の一対の板状材嵌合溝53a,53b
が立て向きに設けられている。この板状材嵌合溝53
a,53bに土留め板51の両端を嵌合させて上下に多
数に設置することにより他方の土留め壁版23Bが形成
されている。
【0043】このようにして構成される両土留め壁版2
3A,23B間に形成された空隙に前述と同じ変形追随
性を有する遮水材30を充填している。
【0044】図4は、鋼管矢板を使用した遮水壁構造の
実施例を示している。
【0045】この例では遮水壁23を構成する一方の土
留め壁版23Aを、立て向きの鋼管矢板60,60……
を水平方向に連続させて形成している。この鋼管矢板6
0は、周囲の互いに対称な位置に雄雌継手60a,60
bが形成され、これを互いに嵌合させることによって互
いに連結している。雌継手60b内の空隙には前述した
図16に示す従来例と同様に遮水材を充填してある程度
の不透水性を持たせることがより好ましい。
【0046】遮水壁23を構成する他方の土留め壁版2
3Bは、図3に示した例と同様に平板状をしたプレキャ
ストコンクリート板又は鋼板からなる土留め板51,5
1……によって構成され、各土留め板51は、一方の土
留め壁版23Aの表面に、水平方向の一定間隔毎に突設
した壁版間連結材52の先端部両縁に形成した立て向き
の板状材嵌合溝53a,53bに両端を嵌合させて支持
されており、これによって両土留め壁板23A,23B
間を一定間隔に保持させている。
【0047】このようにして構成される両土留め壁版2
3A,23B間に形成された空隙に前述と同じ変形追随
性を有する遮水材30を充填している。
【0048】図5は、直線形鋼矢板(I型鋼矢板)を使
用した遮水壁構造の実施例を示している。
【0049】この例では遮水壁23を構成する一方の土
留め壁版23Aを、立て向きの直線方鋼矢板70,70
……を水平方向に連続させて形成している。この直線形
鋼矢板70は両縁に、前述した図2に示すH型形状鋼矢
板と同様の雄雌継手70a,70bが形成され、これを
互いに嵌合させることによって互いに連結している。雄
雌継手70a,70b内には、図示してないが、膨張性
止水材を付着させておき、これが打ち込み後に吸水して
膨脹することにより止水されるようにすることがより好
ましい。
【0050】遮水壁23を構成する他方の土留め壁版2
3Bは、図3に示した例と同様に平板状をしたプレキャ
ストコンクリート板又は鋼板からなる土留め板51,5
1……によって構成され、各土留め板51は、一方の土
留め壁版23Aの表面に、水平方向の一定間隔毎に突設
した壁版間連結材52の先端部両縁に形成した立て向き
の板状材嵌合溝53a,53bに両端を嵌合させて支持
されており、これによって両土留め壁板23A,23B
間を一定間隔に保持させている。
【0051】このようにして構成される両土留め壁版2
3A,23B間に形成された空隙に前述と同じ変形追随
性を有する遮水材30を充填している。
【0052】上述した各実施例は、土留め壁版に鋼製の
矢板と平板状をした土留め板とを使用した場合を示して
いるが、この他、柔軟性を有するシート材を使用して両
土留め壁版23A,23Bの一方又は双方を構成させて
もよく、例えば、図6に示すように、H型鋼をもって壁
版間連結材52の各フランジ部52a,52a間に遮水
性を有するシート状材80を、押さえ板81及びボルト
82等の固定手段を使用して水密性を維持させて張設
し、このシート状材によって形成された内部空間内に前
述と同様の変形追随性を有する遮水材30を充填する。
【0053】また、図7に示すように、例えば図3に示
す例に使用しているU型鋼矢板を使用して一方の土留め
壁版23Aを構成させ、その表面に突設させた壁版間連
結材52、52の先端間に、図6に示す例と同様にして
シート状材80を張設し、シート状材80と土留め壁版
23Aとの間の内部空間に遮水材30を充填してもよ
い。
【0054】更に、図3〜図5に示す例の各土留め板5
1の代わりにシート状材を使用した板状材を使用しても
よく、この場合には図8、図9に示すように鋼製の枠体
85に遮水性を有するシート状材86を押さえ板81及
びボルト82等の固定手段を用いて張設して、シート張
り板状材87を形成し、これを前述した土留め板51の
代わりに使用し、その両端を嵌合溝53a,53bに嵌
合させることにより、土留め壁版23Bを構成させても
よい。
【0055】また、図10に示すように、H型鋼等の各
壁版間連結材52の両端部間に、嵌合溝53a,53b
を形成しておき、前記シート張り板状材83を嵌合させ
て両土留め壁版23A,23Bを構成させてもよい。
【0056】尚、各実施例において同一部分には同一符
号を付して重複説明を省略する。
【0057】このようにシート状材を使用する構造は、
護岸構造物を底部から積み上げて形成する場合により有
効であり、矢板や鋼板及びコンクリートプレキャスト版
を使用する場合に比べて低コストとなり、経済性が高
い。
【0058】上述した各実施例は、護岸構造物を内外土
留め壁間に中詰砂を充填して構成させた場合を示してい
るが、この他、外側をケーソン提によって構成させても
よく。この場合には、図11に示すように(前述した図
1に示す例と同一部分には同一符号を付して重複説明を
省略する)水底の捨石マウンド40上にケーソンを設置
してケーソン堤41を造成し、このケーソン提41から
内側に間隔を隔てて前述と同様の遮水壁23を設置し、
両者の上端部間にタイ材25を張設する。
【0059】ケーソン提41と遮水壁23間には、ケー
ソン側に裏込め42を施し、遮水壁23側には必要に応
じて底部に盛砂43を設置しその上に裏込め砂44を充
填している。また、遮水壁23の根元部内側の廃棄物投
入空間内に盛砂45を設置しその上に管理型廃棄物Aを
投入するようにしている。
【0060】また、海洋に面して構築する管理型廃棄物
最終処分場に限らず、陸上に同処分場を構築する際して
も本発明に係る遮水壁構造を用いることができるもので
あり、この場合には、図1、図11に示すように廃棄物
投入空間の内面を形成する築堤等の土留め壁として前述
した各例の遮水壁23を設置するようにしてもよく、ま
た図12に示すように窪地等を処分場とするような場合
に、その周囲の地盤を掘削して溝を形成し、該溝内に前
述した各例の遮水壁23を連続地中壁として構築しても
よい。
【0061】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る遮水壁構造
は、廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通水を遮断が
必要な土中に設置され、鋼製及び/又はプレキャストコ
ンクリート製等の板状材を連結して構成した上下方向及
び水平方向に延びる一対の土留め壁版と、該土留め壁版
間を互いに間隔を隔てて連結させる壁版間連結材と、前
記両土留め壁版間の空隙に充填したアスファルトマチッ
ク等の変形追随性を有する遮水材とを備えることによ
り、比較的断面の大きな遮水材充填空間が上下方向に向
けて形成されることなり、遮水材の大深度への充填が確
実になされて信頼性の高い遮水構造となるとともに、変
形追随性を有する遮水材を使用しているために矢板の変
形時にも遮水性が保持されることとなって遮水効果の高
い遮水壁が得られる。
【0062】また、本発明に係る遮水護岸構造は、廃棄
物埋立処分用等の埋立空間を形成する築堤の内側面に前
述の遮水壁設置し、前記築堤の内側を遮水させるように
することにより、より遮水効果が高く、地震や地盤の変
動によっても遮水効果が損なわれ難い遮水護岸構造が得
られ、効果的な遮水構造の管理型廃棄物最終処分場が構
築できるとともにモニタリング井戸の設置等、モニタリ
ングが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮水護岸構造を管理型廃棄物最終処分
場の護岸構造物に実施した例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る遮水壁構造の一例を示す断面図で
ある。
【図3】同上の他の例を示す断面図である。
【図4】同上の更に他の例を示す断面図である。
【図5】同上の更に他の例を示す断面図である。
【図6】同上の更に他の例を示す断面図である。
【図7】同上の更に他の例を示す断面図である。
【図8】同上の更に他の例に使用するシート張り板状材
を示す平面図である。
【図9】同縦断面図である。
【図10】本発明に係る遮水壁構造の更に他の例を示す
断面図である。
【図11】本発明の遮水護岸構造を管理型廃棄物最終処
分場の護岸構造物に実施した他の例を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の遮水壁構造を陸上に造成する管理型
廃棄物最終処分場の遮水壁に実施した例を示す断面図で
ある。
【図13】従来の遮水護岸構造の一例の断面図である。
【図14】従来の遮水護岸構造の他の例の断面図であ
る。
【図15】図13に示す遮水護岸構造に使用する鋼矢板
の継手部分を示す断面図である。
【図16】図14に示す遮水護岸構造に使用する鋼管矢
板の継手部分を示す断面図である。
【符号の説明】
A 管理型廃棄物 WL 管理水位 20 鋼管矢板 21 外側矢板式土留め壁 22 H型形状鋼矢板 221 ウエブ 222 フランジ 23 遮水壁 23A,23B 土留め壁版 24 中詰砂 25 タイ材 26 水底地盤 27 不透水層 28 継手 281 雌継手部 282 雄継手部 29 内部空間 30 遮水材 33モニタリング井戸 40 捨石マウンド 41 ケーソン堤 42 裏込め 43 盛砂 44 裏込め砂 45 盛砂 50 U型鋼矢板 50a,50b 雄雌継手 51 土留め板 52 壁版間連結材 53a,53b 嵌合溝 60 鋼管矢板 60a,60b 雄雌継手 70 直線方鋼矢板 70a,70b 雄雌継手 80,86 シート状材 81 押さえ板 82 ボルト 85 枠体 87 シート張り板状材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 一彦 栃木県那須郡西那須野町四区町1524−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 吉田 誠 栃木県那須郡西那須野町四区町1524−1 五洋建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 福田 賢二郎 栃木県那須郡西那須野町四区町1524−1 五洋建設株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2D018 BA15 2D049 EA01 EA03 FB03 FB05 FB11 FB12 FB13 FB14 FC02 FC03 FD04 4D004 AA46 BB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通水
    を遮断が必要な土中に設置され、鋼製及び/又はプレキ
    ャストコンクリート製等の板状材を連結して構成した上
    下方向及び水平方向に延びる一対の土留め壁版と、該土
    留め壁版間を互いに間隔を隔てて連結させる壁版間連結
    材と、前記両土留め壁版間の空隙に充填したアスファル
    トマチック等の変形追随性を有する遮水材とを備えてな
    る遮水壁構造。
  2. 【請求項2】一対のフランジと該フランジ間を連結した
    ウエブからなる断面がH型形状をなし、前記各フランジ
    の両縁に矢板間連結用の継手を備えた多数のH型形状鋼
    矢板を、前記継手を介して水平方向に連続させて設置す
    ることにより、該H型形状鋼矢板のウエブを前記壁版間
    連結材とするとともに両フランジを前記土留め壁版とし
    てなる請求項1に記載の遮水壁構造。
  3. 【請求項3】前記土留め壁版の一方を両縁に矢板間連結
    用の継手を有する鋼管矢板、U型鋼矢板、H型鋼矢板及
    びI型鋼矢板等の多数の矢板をもって構成させ、該矢板
    の背面から前記壁版間連結材を突設させ、該壁版間連結
    材に支持させて他方の土留め壁版を設置してなる請求項
    1に記載の遮水壁構造。
  4. 【請求項4】前記矢板の背面から突出させた壁間連結材
    の突出側端部に上下に連続した配置に一対の板状材嵌合
    溝を互いに背中合わせ配置に設け、互いに隣り合う壁間
    連結材の板状材嵌合溝に多数の板材の両端を支持させる
    ことによって他方の土留め壁版を構成してなる請求項3
    に記載の遮水壁構造。
  5. 【請求項5】矢板間連結用の継手は止水材を使用した不
    透水構造である請求項2、3又は4記載の遮水壁構造。
  6. 【請求項6】地盤の不透水性層に達する深さに前記土留
    め壁版を設置してなる請求項1〜4又は5に記載の遮水
    壁構造。
  7. 【請求項7】廃棄物最終処分場周囲等の水平方向の通水
    を遮断が必要な土中に設置され、上下方向及び水平方向
    に延びる一対の土留め壁版と、該土留め壁版間を互いに
    間隔を隔てて連結させる壁版間連結材と、前記両土留め
    壁版間の空隙に充填したアスファルトマチック等の変形
    追随性を有する遮水材とを備え、前記一対の土留め壁版
    の一方又は双方に、シート状材を一部又は全部に使用し
    てなる遮水壁構造。
  8. 【請求項8】廃棄物埋立処分用等の埋立空間を形成する
    築堤の内側面に請求項1〜6又は7に記載の遮水壁構造
    を設置し、前記築堤の内側を遮水させるようにしてなる
    遮水護岸構造。
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