JP3509066B2 - 管体の沈埋工法 - Google Patents
管体の沈埋工法Info
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Description
削溝の安定化を図りながらその溝内の安定液中に下水道
管などの管体を沈設した後、安定液の固化を図り、管体
を埋設する管体の沈埋工法に関する。
来、大別すると、開削方式、管の推進方式、シールド方
式などがあるが、これらは、施工する道路幅が狭かった
り、軟弱地盤の場合には、近隣家屋への影響防止のため
に止水、土留めなどの補助工法を採る必要があり、これ
らの補助工法の負担が大きく、経済的でない。
代表される、泥水固化方式による沈埋方式の敷設工法が
急速に普及している。すなわち、沈埋路線を、ベイトナ
イト泥水などの安定液を供給しながらパワーショベルな
どで地上から掘削し、その後、管体をクレーンなどの吊
り下げて沈設し、次いで、前記安定液にセメントミルク
等の固化材を添加し、エア攪拌等により混合して安定液
の固化を図り、管体を埋設するものである。
ために、管体相互の接続に関して主に次の3通りの方法
がある。 (A)管体と人孔部とを安定液中に沈埋させ固化した地
盤中で順次連結する方法。 (B)地上において、複数本の管体、あるいは管体と人
孔部とを連結した上で、沈埋・固化する方法。 (C)既に敷設した管体に対して後続管体を1本づつ順
次接続させる方法。
として、本出願人による特開平11−22860号公報
や、特開平11−141739号公報に示される技術が
ある。これらの技術の特徴は、図13に示すように、先
行管体10を沈埋した溝2内の安定液B1を固化させる
にあたり、先行管体10の先端開口を塞ぐように先端面
に沿って溝2内に仕切壁Yを設け、先行管体側の第1固
化対象領域31を区画し、後続掘削溝2Aの安定液B2
に対して第1固化対象領域31の固化材混入安定液B1
が流出しない状態としてから、第1固化対象領域31内
の安定液B1の固化を図る一方で、同時に次の後続掘削
溝2Aの安定液掘削を行い、施工能率の向上を図るとこ
ろにある。
法では、第1の固化対象領域の安定液の固化がある程度
まで進行するのを待って、仕切板を撤去し後続管体の接
続を行うほかないが、その固化待ち時間は通常の場合1
〜2日であり、後続管体の沈設完了までの作業時間より
も著しく長いため、後続管体の沈設後直ちに先行管体と
接続することは不可能であり、この点で工程が断続的に
ならざるを得ないという問題点を有していた。
の完全な連続化を図り、施工能率を高めることにある。
明のうち請求項1記載の発明は、安定液で満たされた掘
削溝内に管体を沈設し、次いで安定液の固化を図る方法
により、複数の管体を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、前記(ロ)工程におい
て、前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管体
の長手方向中間位置に型枠を配し、この型枠内の安定液
中に瞬結性固化材を打設し、型枠内の安定液を急結させ
ることによって前記仕切壁を形成する、ことを特徴とす
る管体の沈埋工法である。
た掘削溝内に管体を沈設し、次いで安定液の固化を図る
方法により、複数の管体を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左
側、右側および上側を仕切る本体部と、この本体部に取
付けられ、管体挿通孔および下端から貫通孔までの切り
込み部を有する弾性シール材とからなる仕切板を用意
し、 この仕切板を、前記(ロ)工程において仕切壁とし
て建込むとともに、管体を切り込み部を介して挿通孔内
に挿入し、切り込み部を閉じて、前記本体部により管体
を跨いでその左側、右側および上側を仕切るとともに、
前記弾性シール材により本体部と前記管体外面との隙間
および前記管体外面と前記掘削溝底との隙間をシールす
る、ことを特徴とする管体の沈埋工法 である。
た掘削溝内に管体を沈設し、次いで安定液の固化を図る
方法により、複数の管体を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左
側、右側および上側を仕切る本体部と、この本体部に 取
付けられた、内部への流体の給排により膨縮自在の袋体
からなるシール体とを有する仕切板を用意し、 この仕切
板を、前記(ロ)工程において仕切壁として建込み、前
記本体部により管体を跨いでその左側、右側および上側
を仕切るとともに、前記シール体内へ流体を供給し膨ら
ませて、この膨らんだシール体により本体部と前記管体
外面との隙間および前記管体外面と前記掘削溝底との隙
間をシールする、ことを特徴とする 管体の沈埋工法であ
る。
た掘削溝内に管体を沈設し、次いで安定液の固化を図る
方法により、複数の管体を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左
側、右側および上側を仕切る部分と、膨出状態において
管体下面側に回りこみ端面相互が密接されるように形成
された一対の端部とを有する、内部への流体の給排によ
り膨縮自在の袋体を用意し、 この袋体を、前記(ロ)工
程において仕切壁として建込むとともに、その内部に流
体を供給し膨らませて、管体を跨いでその左側、右側お
よび上側を仕切るとともに、前記一対の端部を管体下面
側に回り込ませて前記管体外面と前記掘削溝底との隙間
を仕切る、 ことを特徴とする 管体の沈埋工法である。
て、接続装置により接続を行う場合の例を引いて詳説す
る。 <全体について> 管体の埋設に先立って、まず、図1および図3に示すよ
うに、ガイドウォール1,1を構築し、これらの間をパ
ワーショベルなどにより、ベントナイト泥水等の地盤安
定液Bを供給しながら、掘削溝2を掘削する。この掘削
溝2の端部に予めまたはその後に人孔3を埋設する。
先行する管体(先行管体という)10の沈設準備を行
う。すなわち、先行する先行管体10の下部に、その補
強および浮力に対向する重力を増すための下部H形鋼1
1を、上部に上部溝形鋼12を配置し、先行管体10と
ワイヤー13などにより一体化させる。また、上部溝形
鋼12上面には、カップラー14,14…を長手方向に
間隔を置いて固着しておく。
仮蓋15を設け、かつ注水エア抜き16を設ける。本発
明の場合、他端(後続の管体側)開口には、止水蓋を設
けなくて良い。
14,14…にゲビン棒20,20…を螺合しておく。
に示す門型足場クレーン22を用いて、チェーンブロッ
ク23により先行管体10全体を巻き付けたワイヤー2
4により吊持しながら、安定液B中に沈設する。この場
合、長手方向複数個所で吊持することはもちろんであ
る。
および通りが所定位置になったことをゲビン棒20,2
0…の位置により確認する。この場合、図2に示されて
いるように、フロート25を用いて沈設深さを確認でき
る。沈設位置を確認したならば図3に示すように、ゲビ
ン棒20,20…の上端部を、掘削溝2の口元において
溝幅方向に架設された架設部材26と接続し、沈設管1
0の位置を固定する。
入しエア攪拌し、安定液Bの固化を図ることになるが、
この安定液Bの固化作業以降(固化過程含む)におい
て、先行管体10に対して、図2において右方に後続管
体埋設用溝の掘削、当該溝内への後続管体の沈設ならび
に後続管体と先行管体との接続を連続的に順次行う。こ
のため本発明においては、図7に示すように、先行管体
10の長手方向中間位置(管体先端から基端までの間、
通常の場合には後述するように管体先端側位置)に仕切
壁30を設け、先行管体10基端側の第1固化対象領域
31を区画し、かつ先行管体10の先端部を仕切壁30
の後続管体配設側に位置させた状態とする。そこで、か
かる仕切壁30の形態について次に述べる。
に該当> 第1の形態は、図4にも示すように、先行管体10の長
手方向中間位置たとえば先端部位置に型枠40を配し、
この型枠40内に注入管45等を介して瞬結性固化材を
打設し固化させ、この固化体を本発明の仕切壁30とす
るものである。
り形成したものを溝内に建て込んでも良いが、より簡易
なものとして布又は紙製の型枠を用いることを推奨す
る。具体的には図5に示すように、下端縁からアーチ状
切欠部41aが形成された、溝幅と実質的に同幅の矩形
面状体41を布または紙により製作し一対用意し、これ
らの対応する側端41b,41b間を同じく布製の繋ぎ
材42,42により繋いで横断面矩形の筒状体となし、
その筒状体内の四隅に棒材43,43…をそれぞれ通し
て取付けて型枠40とする。これを棒材43,43…を
介して先行管体10の長手方向中間位置に吊り降ろし、
矩形面状体部41,41が管長手方向と直交する姿勢で
かつ面状体部41,41のアーチ状切欠部41a,41
a内に管体10が収容されるように建て込む。板材で型
枠を形成する場合にも同様の形状のものを用いることが
できる。
ように型枠40内すなわち一対の面状体41,41間の
安定液B3中に注入管45を挿入し、この注入管45を
介して例えば底部側から順に瞬結性固化材を注入し、当
該型枠40内の安定液B3を急結させる。この場合にお
いて、型枠40と先行管体10外面との隙間から若干固
化材が漏れ、その近傍における先行管体10の先端部が
固化されてしまい、後の接続工程が困難となることが想
定されるので、型枠40は先行管体10の先端からある
程度基端側に離間した位置に設けるようにするのが好ま
しい。
化体により仕切壁30が形成され、先行管体10基端側
の第1固化対象領域31が第2固化対象領域32に対し
て区画されることになる。型枠40は図示のように撤去
回収しても良いし、放置しておき埋め殺しとすることも
できる。
すように、第1固化対象領域31の固化作業を開始し、
安定液B1中に注入管46を介して固化材を注入し、エ
ア吹込み管47を介してのエア吹き込み等により攪拌す
る一方で、先行管体10と接続する後続の管体の沈埋・
接続のための作業を順次進める。すなわち先ず、安定液
B2を満たしながら仕切壁30の先行管体10の先端突
出がわに後続掘削溝2Aを掘削機60により掘削し、後
続掘削溝2Aの掘削完了後、図8に示すようにその後続
掘削溝2A内に後続管体100(予め地上部に準備して
おく)を沈設し、続いて後続管体100と先行管体10
との連結を図る。さらに当該連結後、前述第1固化対象
領域31と同様に第2固化対象領域32(後続掘削溝2
A内)の安定液B2の固化を図る。一方、第1の固化対
象領域31では固化が進行する。図8中のG1は固化進
行中の固化体を示している。この後、仕切り壁30は前
後の固化体とに挟まれてそれらと一体をなすようにな
る。
には、上述の第2管体(後続管体)100を先行管体と
して同様に仕切壁を設け順次埋設を行う。
0の先端を仕切壁30の後続掘削溝2A側に位置(突
出)させているので、第1固化対象領域31の固化の進
行に関わらず、後続掘削溝2Aの掘削、後続管体100
の沈設、後続管体100と先行管体10との連結、後続
掘削溝2A内の固化までを順次連続して行うことができ
る利点がある。したがって、従来例のように第1固化領
域31が半固化するのを待たずに、少なくとも後続管体
100と先行管体10との接続工程までを完了させるこ
とができるようになり、作業能率の向上を図ることがで
きるようになる。特に本例のように仕切壁30を埋め殺
す場合には、前述のように、第1固化領域31が半固化
するのを待たずに後続掘削溝2A内の固化作業までも行
うことができ、更に作業能率が向上する。
連続的に各工程を順次行うことができ、施工能率が著し
く向上させることができる。
明に該当> 他方、図9および図10には第2の仕切壁例としての仕
切板300を示した。この仕切板300は、先行管体1
0を跨いでその左側、右側および上側を仕切る平板状本
体部301と、この本体部301に取付けられ、本体部
301と管体10外面との隙間および管体10外面と掘
削溝底との隙間をシールするシール体として、不透液性
の袋体302とを備えるものである。
本体部301の下端部には管体10が挿入されるアーチ
状切欠部303が形成され、そのアーチ状切欠面303
aに沿って中空棒状の袋体302が固定されたものであ
る。この袋体302の両端部302a,302aは袋体
膨出状態において管体10下面側に回りこみ、その端面
相互が密接に接するように形成されるとともに、収縮状
態では例えば図9(A)に示すように、アーチ状切欠面
303aに近接するように折り畳まれ両面テープや面フ
ァスナー等により仮止めされる。かくして、袋体302
を折り畳み収縮状態としておけば、アーチ状切欠部30
3内への管体10の収容が容易になるとともに、袋体膨
出時には袋体両端部302a,302aの仮止めが外
れ、管体10下面側に回りこみ相互に密接する状態とな
る。
は上面からアーチ状切欠面303aを通り、袋体302
内に連通する流体供給路304が形成されている。もち
ろん、適宜の供給ホースを地上部から本体部301の外
部を通して袋体内へ連通接続するようにしても良い。ま
た、図中の305,305は、仕切板300を吊り降ろ
すための吊り金具を示している。
いが、かかる仕切板300を袋体302収縮状態で溝2
内の所定位置に建込む。この際、アーチ状切欠部303
内に管体10を挿入するように建て込む。その後、袋体
302内に流体を供給して膨らませる。かくして、本体
部301により管体10を跨いでその左側、右側および
上側が仕切られるとともに、袋体302により本体部3
01のアーチ状切欠面303aと管体10外面との隙間
および管体10外面と掘削溝2の底との隙間がシールさ
れ、本発明の仕切壁が形成される。
液性かつ可撓性の材料により形成することができる。
明に該当> 上記仕切板300においてはシール体として袋体302
を用いたが、この袋体に代えて図11に示すように、中
央に管体挿通孔311Aを有し且つ下端から貫通孔まで
の切り込み部311Bを有する弾性シール材311(ゴ
ム製等)を取付けることもできる。管体10挿入時にお
いては切り込み部311Bが開き管体10が挿通孔31
1A内に容易に入るが、一旦管体10が挿通孔311A
内に入ると切り込み部311Bが閉じ、本体部301と
管体10外面との隙間および管体10外面と掘削溝2の
底との隙間がシールされる。挿通孔311Aは、管体1
0の断面形状に合わせた形とする。
明に該当> また、図12に示すように、上記第2の形態における仕
切板全体、すなわち本体部および袋体を、袋体320の
みで形成することもできる。同図(A)は袋体320内
に流体を供給していない状態、(B)は袋体320内に
流体を供給し膨らませた状態を示しており、図中321
は、袋体上面に設けた流体給排口を示している。
完全な連続化が図られ、施工能率が向上するなどの利点
がもたらされる。
面図である。
状態を示す正面図である。
溝の掘削工程を示す正面図である。
である。
行管体、30…仕切壁。
Claims (4)
- 【請求項1】安定液で満たされた掘削溝内に管体を沈設
し、次いで安定液の固化を図る方法により、複数の管体
を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、前記(ロ)工程において、前記安定液で満たされた掘削
溝内における先行管体の長手方向中間位置に型枠を配
し、この型枠内の安定液中に瞬結性固化材を打設し、型
枠内の安定液を急結させることによって前記仕切壁を形
成する、ことを特徴とする管体の沈埋工法。 - 【請求項2】安定液で満たされた掘削溝内に管体を沈設
し、次いで安定液の固化を図る方法により、複数の管体
を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左側、右側および上側を仕切る本
体部と、この本体部に取付けられ、管体挿通孔および下
端から貫通孔までの切り込み部を有する弾性シール材と
からなる仕切板を用意し、 この仕切板を、前記(ロ)工程において仕切壁として建
込むとともに、管体を切り込み部を介して挿通孔内に挿
入し、切り込み部を閉じて、前記本体部により管体を跨
いでその左側、右側および上側を仕切るとともに、前記
弾性シール材により本体部と前記管体外面との隙間およ
び前記管体外面と前記掘削溝底との隙間をシールする、
ことを特徴とする管体の沈埋工法。 - 【請求項3】安定液で満たされた掘削溝内に管体を沈設
し、次いで安定液の固化を図る方法により、複数の管体
を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左側、右側および上側を仕切る本
体部と、この本体部に取付けられた、内部への流体の給
排により膨縮自在の袋体からなるシール体とを有する仕
切板を用意し、 この仕切板を、前記(ロ)工程において仕切壁として建
込み、前記本体部により管体を跨いでその左側、右側お
よび上側を仕切るとともに、前記シール体内へ流体を供
給し膨らませて、この膨らんだシール体により本体部と
前記管体外面との隙間および前記管体外面と前記掘削溝
底との隙間をシールする、 ことを特徴とする 管体の沈埋工法。 - 【請求項4】安定液で満たされた掘削溝内に管体を沈設
し、次いで安定液の固化を図る方法により、複数の管体
を埋設するにあたり、 (イ)安定液で満たされた掘削溝内に先行管体を沈設す
るとともに、 (ロ)前記安定液で満たされた掘削溝内における先行管
体の長手方向中間位置に仕切壁を設け、先行管体の基端
側の第1固化対象領域を区画し、かつ前記先行管体の先
端部を仕切壁の後続管体配設側に位置させ、 (ハ)その後、前記第1固化対象領域の安定液の固化を
図り、 (ニ)この固化の一方で、前記後続管体配設側に安定液
で満たされた後続掘削溝を掘削する工程、後続掘削溝内
の安定液中への後続管体沈設工程、後続管体と前記先行
管体との連結工程、および後続掘削溝内の安定液の固化
工程を順次行う方法であって、 前記管体を跨いでその左側、右側および上側を仕切る部
分と、膨出状態において管体下面側に回りこみ端面相互
が密接されるように形成された一対の端部とを有する、
内部への流体の給排により膨縮自在の袋体を用意し、 この袋体を、前記(ロ)工程において仕切壁として建込
むとともに、その内部に流体を供給し膨らませて、管体
を跨いでその左側、右側および上側を仕切るとともに、
前記一対の端部を管体下面側に回り込ませて前記管体外
面と前記掘削溝底との隙間を仕切る、 ことを特徴とする 管体の沈埋工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34889299A JP3509066B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 管体の沈埋工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34889299A JP3509066B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 管体の沈埋工法 |
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JP2001164637A JP2001164637A (ja) | 2001-06-19 |
JP3509066B2 true JP3509066B2 (ja) | 2004-03-22 |
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