JP2002284483A - 車載式クレーン - Google Patents

車載式クレーン

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JP2002284483A
JP2002284483A JP2001094428A JP2001094428A JP2002284483A JP 2002284483 A JP2002284483 A JP 2002284483A JP 2001094428 A JP2001094428 A JP 2001094428A JP 2001094428 A JP2001094428 A JP 2001094428A JP 2002284483 A JP2002284483 A JP 2002284483A
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JP
Japan
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crane
vehicle
boom
winch device
base end
Prior art date
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JP2001094428A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamoto
川本  博
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、昇降駆動可能な旋回ポスト5を備
えた車載式クレーンにおいて、車輌走行状態におけるク
レーンブーム6の格納高さを低くして、建物の梁や棚等
に接触することなく自由に車輌を走行移動させることが
できるようにする。 【解決手段】 ウインチ装置13を、クレーンブーム6の
基端部6bにブーム上面6cから上方に突出しないよう取付
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、かさ高の荷物を運
搬する貨物車輌や、後部に大型の荷箱を搭載したバン型
車輌等の運転室後方位置に搭載され、荷物の積降し作業
に用いられる車載式クレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車輌に搭載される車載式クレー
ンとして、図4及び図5に示す如き旋回ポスト昇降式の
車載式クレーンがある。当該車載式クレーンは、車輌1
の運転室2後方に位置する車輌フレーム1a上に搭載した
クレーン基台3と、当該クレーン基台3上に旋回装置4
を介して旋回自在に立設した上昇位置Uと下降位置D間
で昇降駆動可能な旋回ポスト5、当該旋回ポスト5の上
部に基端部6bを起伏自在に枢支され先端部6aからウイン
チ装置7で巻上げ巻下げ駆動されるワイヤロープ8によ
り荷役用フックブロック9を吊下げたクレーンブーム6
とで構成されている。
【0003】前記旋回ポスト5は、旋回装置4の上部に
旋回自在に立設した矩形筒形状の内筒5aと、当該内筒5a
に外嵌されて内蔵した昇降駆動手段5cにより上昇位置U
と下降位置Dの2位置間で昇降駆動可能な外筒5bとで構
成されている。このように構成された昇降駆動可能な旋
回ポスト5を備えた車載式クレーンは、昇降駆動手段5c
を上昇駆動して外筒5bを上昇位置Uにすれば、クレーン
ブーム6の起伏支点12が高位置となって、かさ高の荷物
や大型の荷箱に干渉することなくクレーンブーム6を略
水平近くまで倒伏させて積降し作業を行うことができる
ようになっている(図4図示状態)。また、昇降駆動手
段5cを下降駆動して外筒5bを下降位置Dにすれば、クレ
ーンブーム6の起伏支点12が低位置となり、この状態で
クレーンブーム6を車輌前方に旋回して略水平状態に倒
伏すれば(図5図示状態)、クレーンブーム6が法定車
輌高さh0以下に格納され、このためトンネルや橋梁等
に干渉することなく車輌1を走行移動することができる
ようになっている。なお、10はクレーンブーム6と旋回
ポスト5の外筒5b間に介装されて当該クレーンブーム6
を起伏駆動する起伏シリンダであり、11は車輌1の後部
に搭載した大型の荷箱である。
【0004】一方、前記ウインチ装置7は、旋回ポスト
5が昇降可能に構成されているため当該旋回ポスト5内
に取付けることができず、クレーンブーム6のブーム上
面6c(基端部)に上方に大きく突出した状態で取付けら
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、ウインチ装
置7の高さ分だけクレーンブーム6の格納高さhが高く
なり、当該車輌1を建物内等で走行移動する際に、建物
の梁や棚等に接触して自由に走行移動することができな
いという問題があった。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、
ウインチ装置の取付位置を変更することで、車載式クレ
ーンの格納高さを低くして、建物の梁や棚等に接触する
ことなく建物内を自由に走行移動可能な車載式クレーン
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、次の如き構成を有している。
すなわち、本発明の車載式クレーンは、車輌の運転室後
方に位置する車輌フレーム上に搭載したクレーン基台
と、当該クレーン基台上に旋回自在に立設され上昇位置
と下降位置間で昇降駆動可能な旋回ポスト、当該旋回ポ
スト上部に起伏自在に枢支され先端部からウインチ装置
で巻上げ巻下げ駆動されるワイヤロープにより荷役用フ
ックブロックを吊下げたクレーンブームとで構成され、
前記旋回ポストを下降位置にすると共にクレーンブーム
を車輌前方に旋回させ略水平状態に倒伏させた状態で走
行移動するよう構成した車載式クレーンを対象としてい
る。
【0008】そして、請求項1記載の車載式クレーン
は、前記ウインチ装置をクレーンブームの基端部にブー
ム上面から上方に突出しないよう取付けて構成してい
る。
【0009】このように構成した車載式クレーンは、ウ
インチ装置をクレーンブームの基端部にブーム上面から
上方に突出しないよう取付けたので、クレーンブームの
ブーム上面には大きな装着物がなく、車載式クレーンの
格納高さを低くすることができるのである。このため、
建物の梁や棚等に接触することなく自由に車輌を走行移
動することができるのである。
【0010】また、請求項2記載の車載式クレーンは、
前記ウインチ装置をクレーンブームの基端部側面に取付
けて構成している。このため、ウインチ装置はブーム上
面から上方に突出することがなく、車載式クレーンの格
納高さが低くなり、建物の梁や棚等に接触することなく
自由に車輌を走行移動することが可能になるのである。
【0011】また、請求項3記載の車載式クレーンは、
前記ウインチ装置をクレーンブームの基端部下面に取付
けて構成している。このため、ウインチ装置はブーム上
面から上方に突出することがなく、車載式クレーンの格
納高さが低くなり、建物の梁や棚等に接触することなく
自由に車輌を走行移動することが可能になるのである。
【0012】また、請求項4記載の車載式クレーンは、
前記ウインチ装置をクレーンブームの基端部に内蔵して
取付けている。このため、ウインチ装置はブーム上面か
ら上方に突出することがなく、車載式クレーンの格納高
さが低くなり、建物の梁や棚等に接触することなく自由
に車輌を走行移動することが可能になるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3に基づき本発明
の具体的な構成について説明する。なお、本発明の車載
式クレーンは、前述した従来の車載式クレーンに比して
ウインチ装置の取付け位置を変更したものであり、以下
の説明ではその変更点を中心に説明するものとする。
【0014】図1において、13はウインチ装置であり、
クレーンブーム6の基端部6bにおけるブーム筒側面14
に、側方に突出して設けたウインチ取付枠15を介してブ
ーム上面6cから上方に突出しないよう取付けられてい
る。当該ウインチ装置13は、従来公知のフックブロック
吊下げ用ワイヤロープ8を巻取る巻胴を備えたウインチ
ドラム13aと、当該ウインチドラム13aに内蔵したウイン
チ減速機13b、当該ウインチ減速機13bを介して前記ウイ
ンチドラム13aを巻上げ巻下げ駆動する油圧モータ13cと
で構成されている。なお、当該ウインチ装置13は、旋回
駆動時に最外側部が荷箱11等に接触して損傷するのを未
然に防止するためブーム側面からの突出量を少なくする
必要があり、このためウインチドラム13aの巻胴幅Lは
可能な限り小さく設定することが望ましい。また、ウイ
ンチ減速機13bも、同様な理由によりウインチドラム内
蔵式の減速機で構成するのが望ましいが、コスト面等で
内蔵式減速機を採用することができない場合には、従来
から一般的に用いられている減速機で構成してもよい。
【0015】16,17は、クレーンブーム6の基端側ブー
ム19における先端部下面に、水平面内で回転可能に取付
けられた2枚の案内滑車である。当該案内滑車16,17
は、前記ウインチドラム13aからクレーンブーム6の長
手方向軸線に沿ってブーム先端方向に引出されたワイヤ
ロープ8を、当該2枚の案内滑車16,17で案内してブー
ム先端部6aに設けたフックブロック吊下げ用のブーム先
端滑車18に導くよう構成されている。
【0016】なお、この実施形態の場合には、2枚の案
内滑車16,17を基端側ブーム19の先端部下面に取付け
て、ウインチドラム13aから引出したワイヤロープ8を
クレーンブーム6の下面を経過してブーム先端部6aに案
内するよう構成しているが、2枚の案内滑車16,17を基
端側ブーム19の先端部上面に取付けて、ウインチドラム
13aから引出したワイヤロープ8をクレーンブーム6の
上面を経過してブーム先端部6aに案内すよう構成しても
よい。この場合には、2枚の案内滑車16,17がブーム上
面6cに取付けられることになるが、当該案内滑車16,17
は薄く、車載式クレーンの格納高さhに与える影響は小
さいものである。
【0017】このように構成した車載式クレーンによれ
ば、ウインチ装置13をクレーンブーム6の基端部側面14
にブーム上面6cから上方に突出しないよう取付けて構成
したので、図1実線図示の如く車載式クレーンを走行移
動状態、すなわち旋回ポスト5を下降位置Dにすると共
にクレーンブーム6を車輌前方に旋回させ略水平状態に
倒伏させた状態では、クレーンブーム6のブーム上面6c
には大きな装着物がなく、車載式クレーンの格納高さh
を低くすることができるのである。このため、建物の梁
や棚等に接触することなく自由に車輌1を走行移動する
ことができるようになるのである。
【0018】また、旋回ポスト5を上昇位置Uにすれば
(図1一点鎖線図示状態)、従来の車載式クレーンと同
様にウインチ装置13を駆動してフックブロック9を巻上
げ巻下げ駆動して荷物の積降し作業が行えるのである。
そして、その際にクレーンブーム6は、かさ高の荷物や
大型の荷箱11に干渉することなく略水平近くまで倒伏さ
せて積降し作業を行うことができるのである。
【0019】なお、ウインチ装置13は、図3a図示の如
くクレーンブーム6の基端部下面に取付けて構成しても
よい。この場合にも、前記のものと同様に、ウインチ装
置13はブーム上面6cから上方に突出することがなく、車
載式クレーンの格納高さが低くなり、建物の梁や棚等に
接触することなく自由に車輌を走行移動することが可能
になるのである。
【0020】また、ウインチ装置13は、図3b図示の如
くクレーンブーム6の基端部6bに内蔵して取付けてもよ
い。その際には、ウインチ装置13からのワイヤロープ8
をクレーンブーム基端部6bに設けた開口20から引出して
ブーム上部を経過してブーム先端部6aに案内しするよう
構成すればよい。この場合にも、前記のものと同様に、
ウインチ装置13はブーム上面6cから上方に突出すること
がなく、車載式クレーンの格納高さが低くなり、建物の
梁や棚等に接触することなく自由に車輌を走行移動する
ことが可能になるのである。
【0021】
【発明の効果】本発明の車載式クレーンは、ウインチ装
置をクレーンブームの基端部にブーム上面から上方に突
出しないよう取付けて構成したので、走行移動状態にお
けるクレーンブームのブーム上面には大きな装着物がな
く、建物の梁や棚等に接触することなく自由に車輌を走
行移動することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載式クレーンの側面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、他の実施形態の説明図であり、aはウイン
チ装置をクレーンブームの基端部下面に取付けた実施形
態、bは同様にウインチ装置をクレーンブームの基端部
に内蔵して取付けた実施形態である。
【図4】従来の車載式クレーンの旋回ポストを上昇させ
た状態の説明図である。
【図5】同、旋回ポストを下降させた状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
1;車輌、 1a;車輌フレーム、 2;運転室、 3;クレー
ン基台、4;旋回機構、 5;旋回ポスト、 5a;内筒、 5
b;外筒、 5c;昇降駆動手段、6;伸縮ブーム、 7;ウイ
ンチ装置、 8;ワイヤロープ、9;荷役用フックブロッ
ク、 10;起伏シリンダ、 11;荷箱、 12;起伏支点、13;
ウインチ装置、 13a;ウインチドラム、 13b;ウインチ減
速機、13c;油圧モータ、 15;ウインチ取付枠、 16,17;
案内滑車、18;ブーム先端滑車、 U;上昇位置、 D;下
降位置、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の運転室後方に位置する車輌フレー
    ム上に搭載したクレーン基台と、当該クレーン基台上に
    旋回自在に立設され上昇位置と下降位置間で昇降駆動可
    能な旋回ポスト、当該旋回ポスト上部に起伏自在に枢支
    され先端部からウインチ装置で巻上げ巻下げ駆動される
    ワイヤロープにより荷役用フックブロックを吊下げたク
    レーンブームとで構成され、前記旋回ポストを下降位置
    にすると共にクレーンブームを車輌前方に旋回させ略水
    平状態に倒伏させた状態で走行移動するよう構成した車
    載式クレーンにおいて、 前記ウインチ装置を、クレーンブームの基端部にブーム
    上面から上方に突出しないよう取付けて構成したことを
    特徴とする車載式クレーン。
  2. 【請求項2】 前記ウインチ装置を、クレーンブームの
    基端部側面に取付けて構成したことを特徴とする請求項
    1記載の車載式クレーン。
  3. 【請求項3】 前記ウインチ装置を、クレーンブームの
    基端部下面に取付けて構成したことを特徴とする請求項
    1記載の車載式クレーン。
  4. 【請求項4】 前記ウインチ装置を、クレーンブームの
    基端部に内蔵して取付けたことを特徴とする請求項1記
    載の車載式クレーン。
JP2001094428A 2001-03-29 2001-03-29 車載式クレーン Pending JP2002284483A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137565A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Tadano Ltd 伸縮ブームのブーム長さ検出器
JP2010526001A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 パルフィンガー アーゲー ウィンチ調整機構

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