JP2002234688A - 車載式クレーン - Google Patents

車載式クレーン

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JP2002234688A
JP2002234688A JP2001030548A JP2001030548A JP2002234688A JP 2002234688 A JP2002234688 A JP 2002234688A JP 2001030548 A JP2001030548 A JP 2001030548A JP 2001030548 A JP2001030548 A JP 2001030548A JP 2002234688 A JP2002234688 A JP 2002234688A
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Hiroshi Kitajima
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Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車輌後部に大型の荷箱11を搭載し
たバン型車輌1にも積降し作業が制限されることなく搭
載可能な車載式クレーンをを提供する。 【解決手段】 旋回ポスト12をクレーン基台3上に取付
けた旋回機構4の上部に立設したポスト内筒12aと、当
該ポスト内筒12aに外嵌され内蔵した昇降駆動手段12cに
より下降位置dと上昇位置u間で昇降駆動可能なポスト
外筒12bとで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌の運転室後方
に位置する車輌フレーム上に搭載され、荷箱等への荷物
の積降し作業に用いられる車載式クレーンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の車載式クレーンとして、図3に
示す如き車載式クレーンがある。当該車載式クレーン
は、車輌1の運転室2後方に位置する車輌フレーム1a上
に搭載されており、クレーン基台3と、当該クレーン基
台3上に旋回機構4を介して旋回自在に搭載された旋回
ポスト5、当該旋回ポスト5の上部に基端部6bを起伏自
在に枢支し先端部6aからウインチ装置7で巻上げ巻下げ
駆動されるワイヤロープ8により荷役用フックブロック
9を吊下げたクレーンブーム6、当該クレーンブーム6
の基端部近傍6bと旋回ポスト5下部間に介装されクレー
ンブーム6を起伏駆動する略鉛直状態に配置した起伏シ
リンダ10とで構成されている。
【0003】このように構成された当該車載式クレーン
は、荷物の積降し作業等を行う際に、まず荷物をクレー
ンブーム先端部6aに吊下げた荷役用フックブロック9に
吊持し、次に旋回機構4を駆動して旋回ポスト5を旋回
駆動すると共に起伏シリンダ10を駆動してクレーンブー
ム6を起仰駆動させて当該ブーム先端部6aを任意な位置
に移動させ、更にウインチ装置7を駆動して荷役用フッ
クブロック9を任意な位置に昇降させて積降し作業を行
うようになっている(図3実線図示状態)。
【0004】一方、車輌1を走行移動させる際には、ク
レーンブーム6を車輌前方に旋回して略水平状態となる
まで倒伏させ、荷役用フックブロック9をブーム先端部
6aに巻切り状態となるまで巻上げて走行移動するように
なっている(図3一点鎖線図示状態)。
【0005】なお、当該車載式クレーンの格納状態にお
ける最大高さhは、車輌走行時にクレーンブーム6やウ
インチ装置7等が橋梁等の障害物に接触して損傷しない
よう法令で定められた法定車高値以下になるよう設定し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種の車載式
クレーンを車輌後部に大型の荷箱11を搭載したいわゆる
バン型車輌に搭載する要望が生じてきた。しかしなが
ら、従来のバン型車輌は、荷箱11の高さが略法定車高値
となるよう架装されているため、車載式クレーンを架装
した場合次の如き問題点があった。すなわち、積降し作
業時にクレーンブーム6を車輌後方に旋回して倒伏させ
ようとしても、荷箱11がクレーンブーム6下面に干渉
(図3二点鎖線図示)して水平倒伏状態近傍での積込み
作業が制限され、架装目的が達成し得ないという問題で
ある。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、
大型の荷箱を装備したバン型車輌に搭載しても通常の積
込み作業が行える車載式クレーンを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、次の如き構成を有している。
すなわち、本発明の車載式クレーンは、車輌の運転室後
方に位置する車輌フレーム上に搭載され、クレーン基台
と、当該クレーン基台上に旋回機構を介して旋回自在に
搭載された旋回ポスト、当該旋回ポストの上部に起伏自
在に枢支され先端部から荷役用フックブロックを吊下げ
たクレーンブーム、当該クレーンブームの基端部近傍と
旋回ポスト下部間に介装されクレーンブームを起伏駆動
する略鉛直配置の起伏シリンダとで構成した車載式クレ
ーンを対象としている。
【0009】そして、本発明の車載式クレーンは、旋回
ポストをクレーン基台上に取付けた旋回機構の上部に立
設した角筒形状のポスト内筒と、当該ポスト内筒に外嵌
され内蔵した昇降駆動手段により下降位置と上昇位置間
とで昇降駆動可能なポスト外筒とで構成すると共に、起
伏シリンダの下端を当該ポスト外筒の下端に取付けて構
成している。
【0010】このように構成した本発明の車載式クレー
ンは、クレーンブームを起伏自在に枢支する旋回ポスト
を、クレーン基台上に取付けた旋回機構の上部に立設し
たポスト内筒と、当該ポスト内筒に外嵌され内蔵した昇
降駆動手段により下降位置と上昇位置間とで昇降駆動可
能なポスト外筒とで構成しているので、積込み作業時に
昇降駆動手段を駆動してポスト外筒を上昇位置に上昇さ
せれば、クレーンブームの枢支位置を当該ブームを略水
平状態に倒伏させても荷箱等に干渉しない高所位置に移
動させることができ、このため車輌後部に大型の荷箱を
装備したバン型車輌に架装しても荷箱に干渉することな
くクレーンブームを略水平状態となるまで倒伏させて荷
物の積降し作業を行うことができるのである(図1図示
状態)。
【0011】また、車輌を走行移動させる際には、昇降
駆動手段を駆動してポスト外筒を下降位置に下降させれ
ば、クレーン格納時におけるクレーブームを法定車高値
内に格納することができ、車輌走行時にクレーブームが
橋梁等の障害物に接触して損傷するのを未然に防止する
ことができるのである(図2図示状態)。
【0012】また、起伏シリンダは、その下端をポスト
外筒の下端に取付けているので、旋回ポストの昇降駆動
に影響されることなく略鉛直状態に取付けることが可能
となり、このため旋回ポストの旋回駆動時における起伏
シリンダの回転軌跡が小さくなり(略旋回ポストの回転
軌跡と同等)、その分荷箱等の架装領域を広げることが
できるのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2に基づき本発明
の具体的な構成について説明する。なお、本発明の車載
式クレーンは、前述した従来の車載式クレーンに比して
旋回ポストの構成を変更したものであり、以下の説明で
はその変更点を中心に説明するものとする。
【0014】図1において、12はクレーン基台3上に旋
回機構4を介して旋回自在に搭載された旋回ポストであ
る。当該旋回ポスト12は、クレーン基台3上に取付けた
旋回機構4の上部に立設した平面視四角形筒型形状のポ
スト内筒12aと、当該ポスト内筒12aに外嵌され上昇位置
uと下降位置dとの間で昇降駆動可能なポスト外筒12
b、前記ポスト内筒12aの下部適所とポスト外筒12bの上
部適所間に介装されポスト内筒12aに対しポスト外筒12b
を昇降駆動する昇降駆動手段12cとで構成されている。
当該昇降駆動手段12cは、油圧シリンダで構成されてお
り、図示しない伸長側油室に圧油を供給すればポスト外
筒12bが上昇駆動し、伸長側油室から圧油を排出すれば
ポスト外筒12bが下降駆動するよう構成されている。な
お、当該昇降駆動手段12cは、油圧シリンダの他、公知
のネジ昇降機構等で構成してもよい。
【0015】このように構成した旋回ポスト12によれ
ば、昇降駆動手段12cを駆動してポスト外筒12bを上昇位
置u(図1図示状態)に上昇させれば、クレーンブーム
6の起伏支点13が高所に変移し、これによりクレーンブ
ーム6を車輌後方に旋回させて倒伏駆動しても、当該ク
レーンブーム6が荷箱11に干渉することなく略水平状態
まで倒伏させることができるのである(図1二点鎖線図
示状態)。このため、車載式クレーンを大型の荷箱11を
装備したバン型車輌に搭載して、荷物積降し作業の省力
化を図ることができるのである。
【0016】また、積降し作業が終了して車輌1を走行
移動させる際には、昇降駆動手段12cを駆動してポスト
外筒12bを下降位置d(図2実線図示状態)まで下降さ
せれば、クレーンブーム6を法定車高値内の低所位置に
格納することが可能となるのである。このため、車輌走
行時にクレーンブーム6が橋梁等の障害物に接触して損
傷する等の事故を未然に防止することができるのであ
る。なお、この際クレーンブーム6は、車輌前方(図2
図示状態)、あるいは車輌1の車幅方向(図示せず)に
格納する必要がある。
【0017】なお、前記起伏シリンダ10は、その下端10
bをポスト外筒12bの下端に設けた支持ブラケット14に取
付けられている。このため、旋回ポスト12の昇降駆動に
影響されることなく起伏シリンダ10を略鉛直状態に取付
ることが可能となり、旋回駆動時の当該起伏シリンダ10
の回転軌跡を旋回ポスト12の回転軌跡と略同等に小さく
することができ、その分荷箱11の架装領域を広げること
が可能となるのである。
【0018】また、以上の説明では、車輌後部に大型の
荷箱を搭載したバン型車輌に車載式クレーンを架装する
場合について説明したが、荷台上にかさ高の荷物を積降
し作業する機会の多い車輌に車載式クレーンを架装する
場合も、同様な効果が得られるものである。
【0019】
【発明の効果】本発明の車載式クレーンは、クレーンブ
ームを起伏自在に枢支する旋回ポストを昇降駆動手段に
より昇降駆動可能に構成したので、旋回ポストを上昇位
置まで上昇させれば、車輌後部に搭載した大型の荷箱等
に干渉することなくクレーンブームを略水平状態となる
まで倒伏させることができ、このため大型の荷箱等を搭
載したバン型車輌にも車載式クレーンを搭載して荷物積
降し作業の省力化を図ることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車載式クレーンの説明図(旋回ポスト
上昇状態)である。
【図2】同、車載式クレーンの説明図(旋回ポスト下降
状態)である。
【図3】従来の車載式クレーンの説明図である。
【符号の説明】
1;車輌、 1a;車輌フレーム、 2;運転室、 3;クレー
ン基台、4;旋回機構、 5;旋回ポスト、 6;伸縮ブー
ム、 7;ウインチ装置、8;ワイヤロープ、 9;荷役用
フックブロック、 10;起伏シリンダ、11;荷箱、 12;旋
回ポスト、 12a;ポスト内筒、 12b;ポスト外筒、12c;昇
降駆動手段、 u;上昇位置、 d;下降位置、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌の運転室後方に位置する車輌フレー
    ム上に搭載され、クレーン基台と、当該クレーン基台上
    に旋回機構を介して旋回自在に搭載された旋回ポスト、
    当該旋回ポストの上部に起伏自在に枢支され先端部から
    荷役用フックブロックを吊下げたクレーンブーム、当該
    クレーンブームの基端部近傍と旋回ポスト下部間に介装
    されクレーンブームを起伏駆動する略鉛直配置の起伏シ
    リンダとで構成した車載式クレーンにおいて、 前記旋回ポストをクレーン基台上に取付けた旋回機構の
    上部に立設した角筒形状のポスト内筒と、当該ポスト内
    筒に外嵌され内蔵した昇降駆動手段により下降位置と上
    昇位置間とで昇降駆動可能なポスト外筒とで構成すると
    共に、前記起伏シリンダの下端を当該ポスト外筒の下端
    に取付けたことを特徴とする車載式クレーン。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166589U (ja) * 1986-08-25 1988-10-31
JPH04292397A (ja) * 1991-03-18 1992-10-16 Suzuki Motor Corp 簡易クレーン

Patent Citations (2)

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