JP2002282695A - 不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、および、その触媒を用いた不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法 - Google Patents

不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒、その製造方法、および、その触媒を用いた不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒活性と、不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸選択性とに優れた不飽和アルデヒドおよび不
飽和カルボン酸合成用触媒、その触媒の製造方法、およ
び、この触媒を用いた、高活性、高選択性の不飽和アル
デヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法を提供する。 【解決手段】 本発明の不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸合成用触媒は、プロピレン、イソブチレン、
tert-ブチルアルコールまたはメチル-tert-ブチルエー
テルのいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸
化して不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成
する際に用いられる、少なくともモリブデン、ビスマス
および鉄を含む押出成形触媒であって、モリブデン、ビ
スマスおよび鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカンお
よび液体を加えて混練りしたものを押出成形したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロピレン、イソ
ブチレン、tert-ブチルアルコール(以下、TBAとい
う)、メチル-tert-ブチルエーテル(以下、MTBEと
いう)を分子状酸素を用いて気相接触酸化し、不飽和ア
ルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いら
れる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む
不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒、
不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒の
製造方法、および、不飽和アルデヒドおよび不飽和カル
ボン酸の合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プロピレン、イソブチレン、TB
AまたはMTBEを気相接触酸化して不飽和アルデヒド
および不飽和カルボン酸を製造する際に用いられる触媒
やその製造方法については数多くの提案がなされてい
る。
【0003】このような触媒の多くは、少なくともモリ
ブデン、ビスマスおよび鉄を含む組成を有しており、工
業的にはこのような組成の成形触媒が使用される。これ
らはその成形方法により押出成形触媒や担持成形触媒等
に分類される。通常、押出成形触媒は触媒成分を含む粒
子を混練りし、押出成形する工程を経て製造され、担持
成形触媒は触媒成分を含む粉体を担体に担持させる工程
を経て製造される。
【0004】押出成形触媒に関しては、例えば、製造の
際にグラファイトを添加して物理的強度や選択率を向上
させる方法(特開昭60−150834号公報)、成形体
の形状および物性を特定したもの(特公昭62−367
40号公報)等が提案されている。また、特開平7−1
6464号公報には、触媒を押出成形する際にある種の
セルロース誘導体を添加する方法が開示されている。
【0005】しかしながら、これら公知の方法で得られ
る触媒は、触媒活性、目的生成物の選択性などの点で工
業触媒としては必ずしも十分ではなく、一般に工業的見
地からさらなる改良が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、触媒活性
と、不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸選択性と
に優れた不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成
用触媒、その触媒の製造方法、および、この触媒を用い
た、高活性、高選択性の不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸の合成方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明により解決できる。 (1)プロピレン、イソブチレン、tert-ブチルアルコ
ールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいずれか1種
以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽和アルデ
ヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いられ
る、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む押
出成形触媒であって、モリブデン、ビスマスおよび鉄を
含む粒子に、β−1,3−グルカンおよび液体を加えて
混練りしたものを押出成形した不飽和アルデヒドおよび
不飽和カルボン酸合成用触媒。 (2)プロピレン、イソブチレン、tert-ブチルアルコ
ールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいずれか1種
以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽和アルデ
ヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いられ
る、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む押
出成形触媒であって、モリブデン、ビスマスおよび鉄を
含む粒子に、β−1,3−グルカン、セルロース誘導体
および液体を加えて混練りしたものを押出成形した不飽
和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒。 (3)プロピレン、イソブチレン、tert-ブチルアルコ
ールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいずれか1種
以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽和アルデ
ヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いられ
る、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む押
出成形触媒の製造方法であって、モリブデン、ビスマス
および鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカンおよび液
体を加えて混練りしたものを押出成形することを特徴と
する不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触
媒の製造方法。 (4)プロピレン、イソブチレン、tert-ブチルアルコ
ールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいずれか1種
以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽和アルデ
ヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いられ
る、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む押
出成形触媒の製造方法であって、モリブデン、ビスマス
および鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカン、セルロ
ース誘導体および液体を加えて混練りしたものを押出成
形することを特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸合成用触媒の製造方法。 (5)前記(1)または(2)の触媒の存在下で、プロ
ピレン、イソブチレン、tert-ブチルアルコールまたは
メチル-tert-ブチルエーテルのいずれか1種以上を分子
状酸素により気相接触酸化する不飽和アルデヒドおよび
不飽和カルボン酸の合成方法。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の触媒は、プロピレン、イ
ソブチレン、TBAまたはMTBEを反応原料とし、こ
の反応原料を分子状酸素により気相接触酸化して不飽和
アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成するために用
いられるものである。反応原料は1種を用いても、これ
ら2種以上を組み合わせて用いてもよい。本発明の不飽
和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触媒は、触
媒活性、不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸選択
性に優れており、この触媒を用いることで収率よく不飽
和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を製造することが
できる。
【0009】ここで、不飽和アルデヒドおよび不飽和カ
ルボン酸とは、具体的には、反応原料がプロピレンの場
合にはアクロレインおよびアクリル酸を指し、それ以外
の反応原料の場合にはメタクロレインおよびメタクリル
酸を指す。なお、触媒組成や反応条件によっては不飽和
アルデヒドまたは不飽和カルボン酸のいずれかのみが生
成する場合もあるが、本発明はこのような場合も含んで
いる。
【0010】本発明の触媒は、触媒成分として少なくと
もモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む押出成形触媒で
ある。触媒成分としては、他に、ケイ素、コバルト、ニ
ッケル、クロム、鉛、マンガン、カルシウム、マグネシ
ウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タンタル、亜鉛、
リン、ホウ素、硫黄、セレン、テルル、セリウム、タン
グステン、アンチモン、チタン、リチウム、ナトリウ
ム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム等を含
んでいてもよい。
【0011】このような少なくともモリブデン、ビスマ
スおよび鉄を含む押出成形触媒は、一般に(1)触媒成
分を含む粒子を製造する工程、(2)得られた触媒成分
を含む粒子等を混練りする工程、(3)得られた混練り
品を押出成形する工程、(4)乾燥および/または熱処
理する工程を経て製造される。
【0012】本発明において、(1)の工程は特に限定
されず、従来公知の種々の方法が適用できるが、通常、
少なくともモリブデン、ビスマス、鉄を含む水性スラリ
ーを乾燥し、必要に応じてさらに粉砕して粒子状にす
る。
【0013】少なくともモリブデン、ビスマス、鉄を含
む水性スラリーを製造する方法は特に限定されず、成分
の著しい偏在を伴わない限り、従来からよく知られてい
る沈殿法、酸化物混合法等の種々の方法を用いることが
できる。
【0014】水性スラリーに溶解する触媒成分の原料と
しては、各元素の酸化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、水
酸化物、アンモニウム塩、ハロゲン化物等を使用するこ
とができる。例えば、モリブデン原料としてはパラモリ
ブデン酸アンモニウム、三酸化モリブデン等が挙げられ
る。触媒成分の原料は各元素に対して1種を用いても2
種以上を用いてもよい。
【0015】水性スラリーを乾燥して粒子状にする方法
は特に限定されず、例えば、スプレー乾燥機を用いて乾
燥する方法、スラリードライヤーを用いて乾燥する方
法、ドラムドライヤーを用いて乾燥する方法、蒸発乾固
して塊状の乾燥物を粉砕する方法等が適用できる。中で
も、乾燥と同時に粒子が得られること、得られる粒子の
形状が整った球形であることから、スプレー乾燥機を用
いて乾燥球状粒子を得ることが好ましい。乾燥条件は乾
燥方法により異なるが、スプレー乾燥機を用いる場合、
入口温度は通常100〜500℃、出口温度は通常10
0℃以上、好ましくは105〜200℃である。
【0016】このようにして得られた乾燥粒子は触媒原
料等に由来する硝酸等の塩を含んでいることがあり、こ
れらの塩を粒子の成形後に焼成により分解すると成形品
の強度が低下する恐れがある。このため、粒子は乾燥す
るだけではなく、この時点で焼成して焼成粒子としてお
くことが好ましい。焼成条件は特に限定されず、公知の
焼成条件を適用することができる。通常、焼成は、酸
素、空気、窒素、窒素酸化物等の存在下、200〜60
0℃の温度範囲で行われ、焼成時間は目的とする触媒に
よって適宜選択される。
【0017】触媒成分を含む粒子の平均粒子直径は、大
きくなると成形後の粒子間に大きな空隙、すなわち大き
な細孔が形成されて選択率が向上する傾向があり、小さ
くなると単位体積当たりの粒子同士の接触点が増加する
ので得られる触媒成形体の機械的強度が向上する傾向が
ある。これらを考慮すると、平均粒子直径は10μm以
上、特に20μm以上が好ましく、150μm以下、特
に100μm以下が好ましい。
【0018】次に(2)の工程では、(1)の工程で得
られた粒子、液体およびβ−1,3−グルカンを混合し
たものを混練りする。
【0019】混練りに使用する装置は特に限定されず、
例えば、双腕型の攪拌羽根を使用するバッチ式の混練り
機、軸回転往復式やセルフクリーニング型等の連続式の
混練り機等が使用できるが、混練り品の状態を確認しな
がら混練りを行うことができる点ではバッチ式が好まし
い。また、混練りの終点は、通常目視または手触りによ
って判断する。
【0020】(2)の工程で用いる液体としては、水や
アルコールが好ましく、このようなアルコールとして
は、例えばエタノール、メチルアルコール、プロピルア
ルコール、ブチルアルコール等の低級アルコールが挙げ
られる。中でも、経済性と取り扱い性の点から、水が特
に好ましい。これらの液体は1種を用いても、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0021】液体の使用量は、粒子の種類や大きさ、液
体の種類等により適宜選択されるが、通常は(1)の工
程で得られた乾燥粒子または焼成粒子100質量部に対
して10〜70質量部であり、好ましくは20質量部以
上または60質量部以下である。
【0022】(2)の工程で用いるβ−1,3−グルカ
ンの起源は特に限定されないが、微生物起源、植物起源
および動物起源のものが好ましい。これらβ−1,3−
グルカンは保水性を有しており、成形体により多くの水
分を含めることができるので、最終的な触媒中に好まし
い細孔が発現し、より選択性の高い触媒を製造すること
ができる。また、これらβ−1,3−グルカンの添加に
より成形性を向上させることができる。
【0023】上記したβ−1,3−グルカンとしては、
例えば、カードラン、ラミナラン、パラミロン、カロー
ス、パキマン、スクレログルカン等を挙げることができ
る。
【0024】特に、本発明においては、微生物起源のβ
−1,3−グルカンが好ましく、したがってカードラン
やパラミロン等が好ましく用いられ、特にカードランが
好ましく用いられる。
【0025】β−1,3−グルカンは1種を用いても2
種以上を用いてもよい。
【0026】(2)の工程においてこれらのβ−1,3
−グルカンを用いた場合、最終的な触媒中に好ましい細
孔が発現し、触媒活性、不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸の選択性に優れた触媒が得られる。
【0027】β−1,3−グルカンは、未精製のまま用
いてもよく、精製して用いてもよいが、不純物としての
金属や強熱残分は、触媒性能を低下させることがあるた
め、より少ない方が好ましい。
【0028】β−1,3−グルカンの使用量は、粒子の
種類や大きさ、液体の種類等により適宜選択されるが、
通常は(1)の工程で得られた粒子100質量部に対し
て0.05〜15質量部であり、好ましくは0.1質量
部以上または10質量部以下である。β−1,3−グル
カンの添加量が多くなるほど成形性が向上する傾向があ
り、少なくなるほど成形後の熱処理等の後処理が簡単に
なる傾向がある。
【0029】(2)の工程においては、上述したような
β−1,3−グルカンとともに、成形助剤を用いること
ができる。本発明においては、前記β−1,3−グルカ
ンとともに、成形助剤としてセルロース誘導体を用いた
場合、さらに活性、選択性に優れた触媒が得られる。
【0030】このようなセルロース誘導体としては、例
えば、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキ
シルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース
ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシ
ブチルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース等を挙げること
ができる。中でも、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ヒドロキシエチルメチルセルロースが好ましい。セルロ
ース誘導体は1種を用いても2種以上を用いてもよい。
【0031】これらは、2%水溶液、20℃における粘
度が1000〜10000Pam・sの範囲のものが、
成形性がよいため、好ましい。
【0032】セルロース誘導体の使用量は、粒子の種類
や大きさ、液体の種類等により適宜選択されるが、通常
は(1)の工程で得られた粒子100質量部に対して
0.05〜15質量部であり、好ましくは0.1質量部
以上または10質量部以下である。セルロース誘導体の
添加量が多くなるほど成形性が向上する傾向があり、少
なくなるほど成形後の熱処理等の後処理が簡単になる傾
向がある。
【0033】β−1,3−グルカンとセルロース誘導体
との合計使用量は、通常、(1)の工程で得られた粒子
100質量部に対して0.1質量部以上が好ましく、ま
た、20質量部以下が好ましい。
【0034】次に(3)の工程では、(2)の工程で得
られた混練り品を押出成形する。
【0035】触媒成分を含む粒子にβ−1,3−グルカ
ン、セルロース誘導体および液体を添加して混練後、押
出成形する際には、オーガー式押出成形機、ピストン式
押出成形機などを用いることができる。
【0036】押出成形による成形体の形状としては特に
限定はなく、リング状、円柱状、星型状などの任意の形
状に成形することができる。
【0037】次に(4)の工程では、(3)の工程で得
られた触媒成形体を乾燥、焼成して触媒(製品)を得る。
【0038】乾燥方法は特に限定されず、一般的に知ら
れている熱風乾燥、湿度乾燥、遠赤外線乾燥またはマイ
クロ波乾燥などの方法を任意に用いることができる。乾
燥条件は、目的とする含水率とすることができれば適宜
選択することができる。
【0039】乾燥成形品は通常焼成するが、(1)の工
程で粒子を焼成している場合等は省略することも可能で
ある。焼成条件については特に限定はなく、公知の焼成
条件を適用することができる。通常は200〜600℃
の温度範囲で行われる。
【0040】また、乾燥工程を省略し、焼成のみを行な
ってもよい。
【0041】本発明の方法で製造される少なくともモリ
ブデン、ビスマスおよび鉄を含む触媒は、下記一般式
(I)で表される組成を有することが好ましい。
【0042】 MoaBibFecdefgSihi (I) 式中、Mo、Bi、Fe、SiおよびOはそれぞれモリ
ブデン、ビスマス、鉄、ケイ素および酸素を示し、Mは
コバルトおよびニッケルからなる群より選ばれた少なく
とも1種の元素を示し、Xはクロム、鉛、マンガン、カ
ルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、ス
ズ、タンタルおよび亜鉛からなる群より選ばれた少なく
とも1種の元素を示し、Yはリン、ホウ素、硫黄、セレ
ン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモンおよ
びチタンからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素
を示し、Zはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジ
ウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた
少なくとも1種の元素を示す。
【0043】a、b、c、d、e、f、g、hおよびi
は各元素の原子比率を表し、a=12のときb=0.01
〜3、c=0.01〜5、d=1〜12、e=0〜8、f=
0〜5、g=0.001〜2、h=0〜20であり、iは
前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素原子比率
である。
【0044】また、本発明においては、従来公知のグラ
ファイトやケイソウ土などの無機化合物、ガラス繊維、
セラミックファイバーや炭素繊維などの無機ファイバー
などを添加することができる。添加は(2)の工程、混
練りする際に行なえばよい。
【0045】本発明の不飽和アルデヒドおよび不飽和カ
ルボン酸の合成方法では、本発明の方法で製造した触媒
の存在下、反応原料であるプロピレン、イソブチレン、
TBAまたはMTBEと分子状酸素とを含む原料ガスを
気相接触酸化する。反応は、通常、固定床で行なう。ま
た、触媒層は1層でも2層以上でもよい。
【0046】この際、反応管内において、触媒はシリ
カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリコンカーバイ
ト、チタニア、マグネシア、セラミックボールやステン
レス鋼等の不活性担体で希釈されていてもよい。また、
(2)の工程、混練りする際にこれらの不活性担体を添
加してもよい。
【0047】原料ガス中の反応原料であるプロピレン、
イソブチレン、TBAまたはMTBEの濃度は、広い範
囲で変えることができるが、1〜20容量%が好まし
い。
【0048】分子状酸素源としては空気を用いることが
経済的であるが、必要ならば純酸素で富化した空気等も
用いうる。原料ガス中の反応原料と酸素のモル比(容量
比)は1:0.5〜1:3の範囲が好ましい。
【0049】原料ガスは反応原料と分子状酸素以外に水
を含んでいることが好ましく、また窒素、二酸化炭素等
の不活性ガスで希釈して用いることが好ましい。原料ガ
ス中の水の濃度は、1〜45容量%が好ましい。
【0050】反応圧力は常圧から数100kPaまでが
好ましい。反応温度は通常200〜450℃の範囲で選
ぶことができるが、特に250〜400℃の範囲が好ま
しい。接触時間は1.5〜15秒が好ましい。
【0051】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を具
体的に説明する。
【0052】実施例および比較例中の「部」は質量部で
あり、混練りにはバッチ式の双腕型の攪拌羽根を備えた
混練り機を使用した。また、原料ガスおよび反応ガスの
分析はガスクロマトグラフィーにより行った。触媒組成
は触媒原料の仕込み量から求めた。
【0053】実施例および比較例中の原料オレフィン、
TBAまたはMTBEの反応率(以下、反応率という)、
生成する不飽和アルデヒドまたは不飽和カルボン酸の選
択率は次式により算出した。
【0054】反応率(%)=A/B×100 不飽和アルデヒドの選択率(%)=C/A×100 不飽和カルボン酸の選択率(%)=D/A×100 ここで、Aは反応した原料オレフィン、TBAまたはM
TBEのモル数、Bは供給した原料オレフィン、TBA
またはMTBEのモル数、Cは生成した不飽和アルデヒ
ドのモル数、Dは生成した不飽和カルボン酸のモル数で
ある。
【0055】<実施例1>純水1000部に、パラモリ
ブデン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸ア
ンモニウム6.2部、硝酸カリウム1.4部、三酸化ア
ンチモン27.5部および三酸化ビスマス55.0部を
加え、加熱攪拌した(A液)。別に純水1000部に、
硝酸第二鉄114.4部、硝酸コバルト295.3部お
よび硝酸亜鉛35.1部を順次加え、溶解した(B
液)。A液にB液を加えて水性スラリーとした後、この
水性スラリーをスプレー乾燥機を用いて平均粒径60μ
mの乾燥球状粒子とした。そして、この乾燥球状粒子を
300℃で1時間焼成を行い、触媒焼成物とした。
【0056】このようにして得られた触媒焼成物500
部に対してカードラン25部を加え、乾式混合した。こ
こに純水160部を混合し、混練り機で粘土状物質にな
るまで混合(混練り)した後、オーガー式押出し成形機
を用いて押し出し成形し、外径5mm、内径2mm、長
さ5mmの触媒成形体を得た。
【0057】次いで、得られた触媒成形体を110℃熱
風乾燥機を用いて乾燥を行い、触媒成形体の乾燥品を得
た。そして、この触媒成形体を510℃で3時間再度焼
成を行い、触媒成形体の最終焼成品を得た。
【0058】得られた触媒成形体の酸素以外の元素の組
成(以下同じ)は、 Mo120.1Bi1.0Fe1.2Sb0.8Co4.3Zn0.5
0.06 であった。
【0059】この触媒成形体をステンレス製反応管に充
填し、プロピレン5%、酸素12%、水蒸気10%およ
び窒素73%(容量%)の原料ガスを用い、常圧下、接
触時間3.6秒、反応温度310℃で反応させた。その
反応結果は、プロピレンの反応率99.0%、アクロレ
インの選択率91.1%、アクリル酸の選択率6.5%
であった。目的物以外の副生率は2.4%であった。
【0060】<実施例2>実施例1において、カードラ
ン25部の代わりに、カードラン5部とメチルセルロー
ス25部とを加えた以外は、実施例1と同様に触媒成形
体を製造し、反応を行った。その反応結果は、プロピレ
ンの反応率99.0%、アクロレインの選択率91.1
%、アクリル酸の選択率6.6%であった。目的物以外
の副生率は2.3%であった。
【0061】<比較例1>実施例1において、カードラ
ンを加えずに、得られた触媒焼成物500部に対して純
水160部だけを添加した以外は、実施例1と同様に触
媒成形体を製造し、反応を行った。得られた成形体は非
常に保形性の低いものであった。その反応結果は、プロ
ピレンの反応率98.6%、アクロレインの選択率8
7.0%、アクリル酸の選択率6.1%であった。目的
物以外の副生率は6.9%であった。
【0062】<比較例2>実施例1において、カードラ
ン25部の代わりに、メチルセルロース25部を加えた
以外は、実施例1と同様に触媒成形体を製造し、反応を
行った。その反応結果は、プロピレンの反応率98.9
%、アクロレインの選択率90.4%、アクリル酸の選
択率6.2%であった。目的物以外の副生率は3.4%
であった。
【0063】<実施例3>純水1000部に、パラモリ
ブデン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸ア
ンモニウム6.2部、硝酸セシウム23.0部、三酸化
アンチモン24.0部および三酸化ビスマス33.0部
を加え、加熱攪拌した(A液)。別に純水1000部
に、硝酸第二鉄190.7部、硝酸ニッケル75.5
部、硝酸コバルト453.3部、硝酸鉛31.3部およ
び85%リン酸2.8部を順次加え、溶解した(B
液)。A液にB液を加えて水性スラリーとした後、この
水性スラリーをスプレー乾燥機を用いて平均粒径60μ
mの乾燥球状粒子とした。そして、この乾燥球状粒子を
300℃で1時間、510℃で3時間焼成を行い、触媒
焼成物とした。
【0064】このようにして得られた触媒焼成物500
部に対してカードラン20部を加え、乾式混合した。こ
こに純水160部を混合し、混練り機で粘土状物質にな
るまで混合(混練り)した後、ピストン式押出し成形機
を用いて押し出し成形し、外径5mm、内径2mm、長
さ5mmの触媒成形体を得た。
【0065】次いで、得られた触媒成形体を110℃熱
風乾燥機を用いて乾燥を行い、触媒成形体の乾燥品を得
た。そして、この触媒成形体を400℃で3時間再度焼
成を行い、触媒成形体の最終焼成品を得た。
【0066】得られた触媒成形体の酸素以外の元素の組
成は、 Mo120.1Bi0.6Fe2Sb0.7Ni1.1Co6.6Pb
0.40.1Cs0.5 であった。
【0067】この触媒成形体をステンレス製反応管に充
填し、イソブチレン5%、酸素12%、水蒸気10%お
よび窒素73%(容量%)の原料ガスを用い、常圧下、
接触時間3.6秒、反応温度340℃で反応させた。そ
の反応結果は、イソブチレンの反応率97.9%、メタ
クロレインの選択率89.9%、メタクリル酸の選択率
3.9%であった。目的物以外の副生率は6.2%であ
った。
【0068】<実施例4>実施例3おいて、カードラン
20部の代わりに、カードラン5部とメチルセルロース
20部とを加えた以外は、実施例3と同様に触媒成形体
を製造し、反応を行った。その反応結果は、イソブチレ
ンの反応率98.0%、メタクロレインの選択率89.
9%、メタクリル酸の選択率4.0%であった。目的物
以外の副生率は6.1%であった。
【0069】<実施例5>実施例3おいて、カードラン
20部の代わりに、カードラン5部とヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース20部とを加えた以外は、実施例3
と同様に触媒成形体を製造し、反応を行った。その反応
結果は、イソブチレンの反応率98.2%、メタクロレ
インの選択率89.9%、メタクリル酸の選択率4.0
%であった。目的物以外の副生率は6.1%であった。
【0070】<比較例3>実施例3おいて、カードラン
20部の代わりに、メチルセルロース20部を加えた以
外は、実施例3と同様に触媒成形体を製造し、反応を行
った。その反応結果は、イソブチレンの反応率97.5
%、メタクロレインの選択率89.5%、メタクリル酸
の選択率3.5%であった。目的物以外の副生率は7.
0%であった。
【0071】
【発明の効果】本発明の不飽和アルデヒドおよび不飽和
カルボン酸合成用触媒は、触媒活性、不飽和アルデヒド
および不飽和カルボン酸選択性に優れており、この触媒
を用いることで、収率よく不飽和アルデヒドおよび不飽
和カルボン酸を製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 徹 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央技術研究所内 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 BA29C BB01C BB06A BB06B BC02A BC03A BC03B BC04A BC05A BC06A BC06B BC09A BC10A BC13A BC19A BC21A BC21B BC22A BC25A BC25B BC26A BC26B BC32A BC35A BC35B BC43A BC50A BC55A BC56A BC58A BC59A BC59B BC60A BC60B BC62A BC66A BC66B BC67A BC67B BC68A BC68B BD01C BD02C BD03A BD05A BD07A BD07B BD08A BD09A BD10A CB07 CB10 CB11 CB17 CB19 CB72 CB74 EA02Y EB18Y FA01 FB06 FB67 FC05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレン、イソブチレン、tert-ブチ
    ルアルコールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいず
    れか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽
    和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用
    いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を
    含む押出成形触媒であって、モリブデン、ビスマスおよ
    び鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカンおよび液体を
    加えて混練りしたものを押出成形した不飽和アルデヒド
    および不飽和カルボン酸合成用触媒。
  2. 【請求項2】 プロピレン、イソブチレン、tert-ブチ
    ルアルコールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいず
    れか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽
    和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用
    いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を
    含む押出成形触媒であって、モリブデン、ビスマスおよ
    び鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカン、セルロース
    誘導体および液体を加えて混練りしたものを押出成形し
    た不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触
    媒。
  3. 【請求項3】 前記液体が水である請求項1または2記
    載の不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成用触
    媒。
  4. 【請求項4】 前記β−1,3−グルカンがカードラン
    である請求項1〜3記載の不飽和アルデヒドおよび不飽
    和カルボン酸合成用触媒。
  5. 【請求項5】 前記セルロース誘導体がメチルセルロー
    ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
    メチルセルロースまたはヒドロキシエチルメチルセルロ
    ースのいずれか1種以上である請求項2〜4のいずれか
    に記載の不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合成
    用触媒。
  6. 【請求項6】 プロピレン、イソブチレン、tert-ブチ
    ルアルコールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいず
    れか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽
    和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用
    いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を
    含む押出成形触媒の製造方法であって、モリブデン、ビ
    スマスおよび鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカンお
    よび液体を加えて混練りしたものを押出成形することを
    特徴とする不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸合
    成用触媒の製造方法。
  7. 【請求項7】 プロピレン、イソブチレン、tert-ブチ
    ルアルコールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいず
    れか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化して不飽
    和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用
    いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を
    含む押出成形触媒の製造方法であって、モリブデン、ビ
    スマスおよび鉄を含む粒子に、β−1,3−グルカン、
    セルロース誘導体および液体を加えて混練りしたものを
    押出成形することを特徴とする不飽和アルデヒドおよび
    不飽和カルボン酸合成用触媒の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の触媒の
    存在下で、プロピレン、イソブチレン、tert-ブチルア
    ルコールまたはメチル-tert-ブチルエーテルのいずれか
    1種以上を分子状酸素により気相接触酸化する不飽和ア
    ルデヒドおよび不飽和カルボン酸の合成方法。
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