JP4225530B2 - メタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の製造方法 - Google Patents

メタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イソブチレン、tert−ブチルアルコール(以下、TBAとも言う。)またはメチル−tert−ブチルエーテル(以下、MTBEとも言う。)のいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化してメタクロレインおよびメタクリル酸を合成する際に用いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む成形触媒の製造方法に関する。さらには、この方法により製造される触媒、ならびに、メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プロピレン、イソブチレン、TBAまたはMTBEを気相接触酸化して不飽和アルデヒドおよび不飽和カルボン酸を合成する際に用いられる触媒の製造方法に関しては数多くの提案がなされている。例えば、特許文献1には、イソブチレンまたはTBAを気相接触酸化してメタクロレインを製造する際に使用するモリブデン、ビスマス、タングステンおよび鉄等を含む触媒であって、ビスマス成分とタングステン成分がビスマス化合物とタングステン化合物との混合物を焼成処理して得られた酸化物の形で導入された触媒、その製造方法、メタクロレインの製造方法が記載されている。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載された触媒は、目的生成物の収率の点で工業触媒としては必ずしも十分とは言えず、さらなる改良が望まれている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭60−28824号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、イソブチレン、TBAまたはMTBEを気相接触酸化して、高活性、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造することができるメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の製造方法を提供することにある。また本発明の目的は、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造することができる触媒、ならびに、高活性、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造する方法を提供することにある。
【0006】
本発明は、イソブチレン、tert−ブチルアルコールまたはメチル−tert−ブチルエーテルのいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化してメタクロレインおよびメタクリル酸を合成する際に用いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む成形触媒の製造方法において、該気相接触酸化の反応活性が異なる少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む2種類以上の触媒粉を混合し、成形することを特徴とするメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の製造方法である。本発明において、混合する触媒粉が2種類で、一方の触媒粉と他方の触媒粉の気相接触酸化の反応速度の比が1:0.5〜1:0.95であることが好ましい。
【0007】
また本発明は、前記の方法で製造されたメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒である。
【0008】
さらに本発明は、前記のメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の存在下で、イソブチレン、tert−ブチルアルコールまたはメチル−tert−ブチルエーテルのいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化するメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明により得られる触媒は、触媒成分として少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含み、反応原料のイソブチレン、TBAまたはMTBEを分子状酸素により気相接触酸化してメタクロレインおよびメタクリル酸を合成する(以下、この合成反応を単に気相接触酸化とも言う。)ために用いられるものである。反応原料は1種を用いても、これら2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0010】
ここで、触媒組成や反応条件によってはメタクロレインまたはメタクリル酸のいずれかのみが生成する場合もあるが、本発明はこのような場合も含む。
【0011】
以下、本発明のメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒、その製造方法について詳細に説明する。
【0012】
本発明の触媒は、触媒成分として少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む成形触媒である。触媒成分としては、この他に、例えば、ケイ素、コバルト、ニッケル、クロム、鉛、マンガン、カルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タンタル、亜鉛、リン、ホウ素、硫黄、セレン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモン、チタン、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、タリウム等を含んでいてもよい。本発明の触媒は、モリブデン、ビスマス、鉄、その他の成分の複合酸化物と推定される。
【0013】
このような少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む成形触媒は、(1)気相接触酸化の反応活性の異なる2種以上の触媒粉を製造する工程、(2)触媒粉を成形する工程を経て製造される。
【0014】
本発明において、(1)の工程は特に限定されず、従来公知の種々の方法が適用できるが、通常、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む水性スラリーを乾燥し、必要に応じてさらに粉砕して粉状にする。
【0015】
少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む水性スラリーを製造する方法は特に限定されず、成分の著しい偏在を伴わない限り、従来からよく知られている沈殿法、酸化物混合法等の種々の方法を用いることができる。このような方法としては、例えば、特開平8−309191号公報や特開平8−309192号公報に記載されているモリブデンを含む溶液または分散液とビスマスを含む溶液または分散液とを混合して得られたスラリー状物を加熱する方法等が挙げられる。
【0016】
水性スラリーに溶解する触媒成分の原料としては、各元素の酸化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、水酸化物、アンモニウム塩、ハロゲン化物等が挙げられる。例えば、モリブデン原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化モリブデン等が挙げられる。触媒成分の原料は、各元素に対して1種を用いても、2種以上を用いてもよい。
【0017】
水性スラリーを乾燥して粉状にする方法は特に限定されず、例えば、スプレー乾燥機を用いて乾燥する方法、スラリードライヤーを用いて乾燥する方法、ドラムドライヤーを用いて乾燥する方法、蒸発乾固して塊状の乾燥物を粉砕する方法等が適用できる。中でも、乾燥と同時に粉体が得られる点、得られる乾燥粉体の形状が本発明に適した整った球形である点から、スプレー乾燥機で乾燥する方法が好ましい。乾燥条件は乾燥方法により異なるが、スプレー乾燥機を用いる場合、入口温度は通常100〜500℃、好ましくは110〜300℃であり、出口温度は通常100〜300℃、好ましくは105〜200℃である。
【0018】
このようにして得られた乾燥粉体は触媒原料等に由来する硝酸等の塩を含んでいる場合がある。この場合、乾燥粉体の成形後に焼成すると塩が分解して成形品の強度が低下することがある。このため、乾燥だけではなく、乾燥粉体を焼成して焼成粉体としておくことが好ましい。焼成条件は特に限定されず、公知の焼成条件を適用することができる。通常、焼成は200〜600℃の温度範囲で行われ、焼成時間は目的とする触媒の組成、粒径、反応活性等によって適宜選択される。本願明細書では、このようにして得られた乾燥粉体または焼成粉体を触媒粉と呼ぶ。
【0019】
成形に用いる触媒粉の平均粒子直径は、10μm以上が好ましく、20μm以上がより好ましく、45μm以上が特に好ましい。触媒成分を含む粒子の平均粒子直径が大きくなると、成形後の粒子間に大きな空隙、すなわち大きな細孔が形成されて選択率が向上する傾向がある。また、触媒成分を含む粒子の平均粒子直径は、150μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、65μm以下が特に好ましい。触媒粉の平均粒子直径が小さくなると、単位体積当たりの粒子同士の接触点が増加するので、得られる触媒成形品の機械的強度が向上する傾向がある。
【0020】
触媒粉の反応活性を調節する方法は特に限定されないが、好ましい方法として、例えば、(A)焼成温度を変える方法、(B)アルカリ金属の種類および/または量を変える方法、(C)触媒成分の混合スラリーの調製工程において、触媒成分を含む溶液または分散液の混合時間、加熱または熟成時の攪拌条件等を変える方法等が挙げられる。
【0021】
次に(2)の触媒粉を成形する工程では、(1)の工程で製造した反応活性の異なる2種以上の触媒粉を混合し、成形する。混合方法は、乾式、湿式のどちらでもよい。この時、より均一な混合状態にするためには整った球形の触媒粉を用いることが好ましい。
【0022】
本発明において、気相接触酸化の反応活性とは、反応原料の反応速度をもって評価する。ここで、反応速度とは、特定の反応温度で原料ガスの接触時間を調節して反応原料の転化率(反応率)を特定値にした時の単位触媒重量あたり単位時間あたりの反応原料の流量で、その単位はNL/kg・hである。なお、反応原料がTBAまたはMTBEの場合、これらの反応原料は触媒層の入口部でほぼ全量が脱水または脱メタノールしてイソブチレンに転化することから、これらの原料はイソブチレンと等価として転化率(反応率)を求める。
【0023】
製造工程の簡便さを考えると、混合する反応活性の異なる触媒粉の種類は2種類が好ましい。この場合、一方の触媒粉(高活性な触媒粉)と他方の触媒粉(低活性な触媒粉)の気相接触酸化の反応速度の比は1:0.5〜1:0.95が好ましく、1:0.6〜1:0.93がより好ましく、1:0.7〜1:0.90が特に好ましい。また、高活性な触媒粉と低活性な触媒粉の重量比は、気相接触酸化の選択率の点で1:0.5〜1:1.5が好ましく、1:0.8〜1:1.2がより好ましい。
【0024】
また、(2)の工程において、触媒粉の成形方法は特に限定されず、例えば、打錠成形、担持成形、押出成形等の成形方法を用いることができる。成形の際、触媒粉には各種の添加剤を加えてもよい。このような添加剤としては、例えば、グラファイトやケイソウ土等の無機化合物、ガラス繊維、セラミックファイバーや炭素繊維等の無機ファイバー、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の有機バインダー等が挙げられる。
【0025】
成形品の形状は特に限定されないが、例えば、リング状、円柱状、星型状等を挙げることができる。
【0026】
成形品は通常焼成されるが、成形に用いた触媒粉が(1)の工程で既に焼成されており、成形品に除去することが必要な有機バインダー等が含まれていない場合は、焼成を省略することも可能である。焼成条件は特に限定されないが、通常は200〜600℃の温度範囲で焼成される。焼成時間は目的とする触媒の組成、粒径、反応活性等によって適宜選択される。
【0027】
本発明の方法で製造される少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む触媒粉および成形触媒は、下記一般式(I)で表される組成を有することが好ましい。
MoBiFeSi (I)
式(I)において、Mo、Bi、Fe、SiおよびOはそれぞれモリブデン、ビスマス、鉄、ケイ素および酸素を示し、Mはコバルトおよびニッケルからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Xはクロム、鉛、マンガン、カルシウム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タンタルおよび亜鉛からなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Yはリン、ホウ素、硫黄、セレン、テルル、セリウム、タングステン、アンチモンおよびチタンからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Zはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を示す。a、b、c、d、e、f、g、hおよびiは各元素の原子比率を表し、a=12のときb=0.01〜3、c=0.01〜5、d=1〜12、e=0〜8、f=0〜5、g=0.001〜2、h=0〜20であり、iは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素原子比率である。
【0028】
次に、本発明のメタクロレインおよびメタクリル酸の合成方法について説明する。本発明のメタクロレインおよびメタクリル酸の合成方法では、本発明の方法で製造した成形触媒の存在下、反応原料であるイソブチレン、TBAまたはMTBEのいずれか1種以上と分子状酸素とを含む原料ガスを気相接触酸化する。
【0029】
反応は固定床反応器を用いて行う。固定床反応器の種類は特に限定されないが、通常、反応熱の除去が容易な多管式反応器が用いられる。この際、反応管内において、触媒はシリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリコンカーバイト、チタニア、マグネシア、セラミックボールやステンレス鋼等の不活性担体で希釈されていてもよい。
【0030】
原料ガス中の反応原料であるイソブチレン、TBAまたはMTBEの濃度は、広い範囲で変えることができるが、1〜20容量%が好ましい。分子状酸素源としては空気を用いることが経済的であるが、必要ならば純酸素で富化した空気等を用いてもよい。原料ガス中の反応原料と酸素のモル比(容量比)は1:0.5〜1:3の範囲が好ましい。原料ガスは反応原料と分子状酸素以外に水を含んでいることが好ましく、また窒素、二酸化炭素等の不活性ガスで希釈して用いることが好ましい。原料ガス中の水の濃度は、1〜45容量%が好ましい。
【0031】
反応圧力は、通常、常圧〜数100kPaである。反応温度は通常200〜450℃、好ましくは250〜400℃である。原料ガスの接触時間は通常0.5〜30秒、好ましくは1.5〜15秒である。
【0032】
本発明により触媒の選択性が向上する理由は明らかではないが、活性の異なる2種類以上の触媒粉を混合し、成形することによって、性質の異なる活性点が近接することが関係しているのではないかと考えている。
【0033】
【実施例】
以下、実施例および比較例により本発明を具体的に説明する。
実施例および比較例中の「部」は質量部である。原料ガスおよび反応ガスはガスクロマトグラフィーで分析した。実施例および比較例中の原料イソブチレン、TBAまたはMTBEの反応率(以下、反応率という)、生成するメタクロレインおよびメタクリル酸の選択率、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は次式により算出した。
反応率(%)=A/B×100
メタクロレインの選択率(%)=C/A×100
メタクリル酸の選択率(%)=D/A×100
合計収率(%)=(C+D)/B×100
ここで、Aは反応した原料イソブチレン、TBAまたはMTBEのモル数、Bは供給した原料イソブチレン、TBAまたはMTBEのモル数、Cは生成したメタクロレインのモル数、Dは生成したメタクリル酸のモル数である。
【0034】
[触媒粉の製造]
(触媒粉1)
純水1000部に、パラモリブデン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸アンモニウム18.5部、三酸化アンチモン24.1部、硝酸カリウム14.3部、および20質量%シリカゾル496.3部を加え加熱攪拌した(A液)。別に、純水850部に60質量%硝酸250部を加え均一にした後、硝酸ビスマス57.2部を加え溶解した。これに硝酸第二鉄228.8部、硝酸クロム4.7部、硝酸コバルト480.7部、硝酸亜鉛77.2部を順次加え溶解した(B液)。A液にB液を加えて水性スラリーとした後、この水性スラリーをスプレー乾燥機で乾燥球状粒子とした。そして、この乾燥球状粒子を300℃で1時間、510℃で3時間焼成を行い、触媒粉▲1▼を製造した。なお、触媒粉1の平均粒径は54μmであった。
【0035】
(触媒粉2)
乾燥球状粒子を300℃で1時間、520℃で3時間焼成を行った以外は、触媒粉1と同様にして触媒粉2を製造した。
【0036】
(触媒粉3)
乾燥球状粒子を300℃で1時間、535℃で3時間焼成を行った以外は、触媒粉1と同様にして触媒粉3を製造した。
【0037】
(触媒粉4)
乾燥球状粒子を300℃で1時間、514℃で3時間焼成を行った以外は、触媒粉1と同様にして触媒粉4を製造した。
【0038】
(触媒粉5)
純水1000部に、パラモリブデン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸アンモニウム18.5部、硝酸セシウム18.4部、および20質量%シリカゾル354.5部を加え加熱攪拌した(A液)。別に、純水850部に60質量%硝酸250部を加え均一にした後、硝酸ビスマス57.2部を加え溶解した。これに硝酸第二鉄238.4部、硝酸クロム4.7部、硝酸ニッケル411.8部、および硝酸マグネシウム60.5部を順次加え溶解した(B液)。A液にB液を加えて水性スラリーとした後、三酸化アンチモン37.8部を加え、加熱攪拌した。この水性スラリーをスプレー乾燥機で乾燥球状粒子とした。そして、この乾燥球状粒子を300℃で1時間、500℃で3時間焼成を行い、触媒粉5を製造した。なお、触媒粉5の平均粒径は54μmであった。
【0039】
(触媒粉6)
加える硝酸セシウムの量を23.0部に変えた点以外は、触媒粉5と同様にして触媒粉6を製造した。
【0040】
(触媒粉7)
加える硝酸セシウムの量を19.8部に変えた点以外は、触媒粉5と同様にして触媒粉7を製造した。
【0041】
(触媒粉8)
純水1000部に、パラモリブデン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸アンモニウム12.3部および硝酸カリウム1.4部を加え加熱攪拌した(A液)。別に、純水600部に60質量%硝酸41.9部を加え均一にした後、硝酸ビスマス103.0部を加え溶解した。これに硝酸第二鉄95.3部、硝酸硝酸コバルト315.9部および硝酸亜鉛7.0部を順次加え、更に純水400部を加え溶解した(B液)。A液にB液を加えて水性スラリーとした後、三酸化アンチモン24.1部を加え加熱攪拌し、この水性スラリーをスプレー乾燥機で乾燥球状粒子とした。そして、この乾燥球状粒子を300℃で1時間、505℃で6時間焼成を行い、触媒粉8を製造した。なお、触媒粉8の平均粒径は53μmであった。
【0042】
(触媒粉9)
乾燥球状粒子を300℃で1時間、515℃で6時間焼成を行った以外は、触媒粉8と同様にして触媒粉9を製造した。
【0043】
(触媒粉10)
乾燥球状粒子を300℃で1時間、511℃で6時間焼成を行った以外は、触媒粉8と同様にして触媒粉10を製造した。
【0044】
[比較例1]
500部の触媒粉1に対してメチルセルロース15部を加え、乾式混合した。ここに純水180部を混合し、混練り機で混合(混練り)した後、ピストン式押出し成形機で外径5mm、内径2mm、長さ5mmのリング状に成形した。
【0045】
次いで、得られた成形品を110℃熱風乾燥機で乾燥し、400℃で3時間再度焼成して成形触媒を得た。得られた成形触媒の酸素以外の元素の組成は、
Mo12Bi0.5Fe2.4CoZn1.1Cr0.05Sb0.7Si0.30.5
であった。
【0046】
この触媒成形品をステンレス製反応管に充填し、イソブチレン5%、酸素12%、水蒸気10%および窒素73%(容量%)の原料ガスを用い、常圧下、反応温度340℃でイソブチレンの反応率95%になるように原料ガスの接触時間を調節して反応させた。その結果、接触時間3.6秒、メタクロレインの選択率88.6%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.0%であった。また、この時の触媒活性は2234(NL/kg・h)であった。
【0047】
[比較例2]
触媒粉として触媒粉2を用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間4.3秒、メタクロレインの選択率88.5%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は87.9%であった。また、この時の触媒活性は1861(NL/kg・h)であった。
【0048】
[比較例3]
触媒粉として触媒粉3を用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間12.5秒、メタクロレインの選択率88.4%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は87.8%であった。また、この時の触媒活性は535(NL/kg・h)であった。
【0049】
[実施例1]
触媒粉として触媒粉1および2をそれぞれ250部混合したものを用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間3.8秒、メタクロレインの選択率89.5%、メタクリル酸の選択率4.1%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.9%であった。また、この時の触媒活性は2130(NL/kg・h)であった。
【0050】
[実施例2]
触媒粉として312部の触媒粉1および188部の触媒粉2を混合したものを用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間3.7秒、メタクロレインの選択率89.3%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.6%であった。また、この時の触媒活性は2200(NL/kg・h)であった。
【0051】
[比較例4]
触媒粉として触媒粉4を用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間3.8秒、メタクロレインの選択率88.4%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は87.8%であった。また、この時の触媒活性は2120(NL/kg・h)で実施例1、2と同程度であったが合計収率は低かった。
【0052】
[実施例3]
触媒粉として触媒粉1および3をそれぞれ250部混合したものを用いた以外は比較例1と同様にして成形触媒を製造し、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間5.5秒、メタクロレインの選択率88.9%、メタクリル酸の選択率4.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.3%であった。また、この時の触媒活性は1460(NL/kg・h)であった。
【0053】
[比較例5]
500部の触媒粉5に対してグラファイト5部を加え、打錠成形機で外径5mm、内径2mm、長さ5mmのリング状に成形した。得られた成形触媒の酸素以外の元素の組成は、
Mo12Bi0.5Fe2.5NiMgCr0.05Sb1.1Si0.3Cs0.4
であった。
【0054】
この成形触媒を用いて比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間4.7秒、メタクロレインの選択率87.5%、メタクリル酸の選択率5.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は87.9%であった。また、この時の触媒活性は1706(NL/kg・h)であった。
【0055】
[比較例6]
触媒粉として触媒粉6を用いた以外は比較例5と同様にして成形触媒を製造した。得られた成形触媒の酸素以外の元素の組成は、
Mo12Bi0.5Fe2.5NiMgCr0.05Sb1.1Si0.3Cs0.5
であった。
【0056】
この成形触媒を用いて、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間5.7秒、メタクロレインの選択率87.6%、メタクリル酸の選択率5.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.0%であった。また、この時の触媒活性は1420(NL/kg・h)であった。
【0057】
[実施例4]
触媒粉として触媒粉5および6をそれぞれ250部混合したものを用いた以外は比較例5と同様に成形触媒を製造した。得られた成形触媒の酸素以外の元素の組成は、
Mo12Bi0.5Fe2.5NiMgCr0.05Sb1.1Si0.3Cs0.45
であった。
【0058】
この成形触媒を用いて、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間4.9秒、メタクロレインの選択率88.3%、メタクリル酸の選択率5.1%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は88.7%であった。また、この時の触媒活性は1629(NL/kg・h)であった。
【0059】
[比較例7]
触媒粉として触媒粉7を用いた以外は比較例5と同様にして成形触媒を製造した。得られた成形触媒の酸素以外の元素の組成は、
Mo12Bi0.5Fe2.5NiMgCr0.05Sb1.1Si0.3Cs0.43
であった。
【0060】
この成形触媒を用いて、比較例1と同様にして反応を行った。その結果、接触時間4.9秒、メタクロレインの選択率87.5%、メタクリル酸の選択率5.0%であり、メタクロレインおよびメタクリル酸の合計収率は87.9%であった。また、この時の触媒活性は1630(NL/kg・h)で実施例4と同程度であったが合計収率は低かった。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、気相接触酸化の反応活性が異なる少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む2種類以上の触媒粉を混合し、成形することによって、イソブチレン、TBAまたはMTBEを気相接触酸化して、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造することができるメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒を製造することができる。
【0067】
本発明において、混合する触媒粉が2種類で、一方の触媒粉と他方の触媒粉の重量当りの気相接触酸化の反応速度の比を1:0.5〜1:0.95とすることで、より高収率な触媒を製造することができる。
【0068】
また本発明のメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒を用いると、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造することができる。
【0069】
さらに本発明のメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法によれば、高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸を製造することができる。

Claims (3)

  1. イソブチレン、tert−ブチルアルコールまたはメチル−tert−ブチルエーテルのいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化してメタクロレインおよびメタクリル酸を合成する際に用いられる、少なくともモリブデン、ビスマスおよび鉄を含む成形触媒の製造方法において、(A)焼成温度を変える方法、(B)アルカリ金属の種類および/または量を変える方法、(C)触媒成分の混合スラリーの調製工程において、触媒成分を含む溶液または分散液の混合時間、加熱または熟成時の攪拌条件を変える方法のいずれかにより、以下の条件で測定される反応速度の比が1:0.5〜1:0.95である2種類の触媒粉を調製し、該触媒粉を重量比1:0.5〜1:1.5で混合し、成形することを特徴とするメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の製造方法。
    (触媒粉の反応速度の測定方法)500部の触媒粉に対してメチルセルロース15部を加え、乾式混合し、ここに純水180部を混合し、混練り機で混合(混練り)した後、ピストン式押出し成形機で外径5mm、内径2mm、長さ5mmのリング状に成形し、次いで、得られた成形品を110℃熱風乾燥機で乾燥し、400℃で3時間再度焼成して得た触媒成形品をステンレス製反応管に充填し、イソブチレン5%、酸素12%、水蒸気10%および窒素73%の原料ガスを用い、常圧下、反応温度340℃でイソブチレンの反応率95%になるように気相接触酸化させた時の単位触媒重量あたり単位時間あたりの反応原料の流量[NL/kg・h]として測定する。
  2. 請求項1に記載の方法で製造されたメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒。
  3. 請求項2に記載のメタクロレインおよびメタクリル酸合成用触媒の存在下で、イソブチレン、tert−ブチルアルコールまたはメチル−tert−ブチルエーテルのいずれか1種以上を分子状酸素により気相接触酸化するメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法。
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